問題一覧
1
ウエスタンブロット法について、正しいのはどれか。
抗体を用いて、タンパク質を検出する。
2
cDNAのクローニングにおいて、発現させたタンパク質の検出に用いられる方法はどれか。
ウエスタンブロット法
3
ハイブリッド形式の原理を利用してmRNAの検出を行うのはどれか。
ノーザンブロット法
4
抗体を用いて目的タンパク質を検出する方法はどれか。
ウエスタンブロット法
5
プローブを用いて、特定のRNAを検出する方法はどれか。
ノーザンブロット法
6
ジデオキシ法において、DNAポリメラーゼによるDNAの伸長反応を停止させる目的で用いられるのはどれか。
2’,3’-ジデオキシリボヌクレオチド(ddNTP)
7
サザンブロット法の検出対象物質はどれか。
DNA
8
DNAの伸長反応を停止させることで塩基配列を決定する方法はどれか。
ジデオキシ法
9
DNAプローブを用いて、目的とするRNAを検出する方法はどれか。
ノーザンブロット法
10
プローブを用いて、特定のDNAを検出する方法はどれか。
サザンブロット法
11
ハイブリッド形式により、プローブど相補的な塩基配列をもつRNAを検出する方法はどれか。
ノーザンブロット法
12
2’,3’-ジデオキシリボヌクレオチド三リン酸を用いて目的のDNAの塩基配列を決定する方法はどれか。
サンガー法
13
塩基配列決定法について、正しい記述はどれか。
ジデオキシ法は、DNA合成の伸長反応の停止を利用する。
14
プローブを用いて、特定のRNAを検出する方法はどれか。
ノーザンブロット法
15
遺伝子 X の転写は薬物ア及びイにより促進される。両薬物による遺伝子 X の転写促進に関わるプロモーター領域中の DNA 部位を同定するために、レポーター遺伝子を用いたプロモーター解析実験を行った。以下に実験方法の概要を記す。哺乳動物由来細胞における転写調節とプロモーター解析実験の方法及び考察に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1 つ選べ。
転写開始点から 120 bp 上流〜80 bp上流のDNA 配列は、薬物イによるレポーター遺伝子産物の発現増加に関与していると考察される。
16
ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法により、図の破線で囲んだ塩基配列を増幅したい。適切なプライマーの組合せはどれか。1 つ選べ。なお、プライマーの塩基数は簡素化してはじめの6塩基のみを記している。また、本法において用いる DNA ポリメラーゼは 5′→3′の方向に DNA 鎖を伸長する。
5′-AAGGAT-3′ 5′-CCCGTT-3′
17
Polymerase chain reaction(PCR)法に関する記述のうち、正しいのはどれか。1 つ選べ。
逆転写反応を伴ったPCR法を行うことで、RNA の情報を間接的に増幅させることが可能である。
18
遺伝子工学の手法と特徴との組み合わせのうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
5
19
遺伝子工学に用いられる手法及び細胞とその特徴との組合せのうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
2
20
マウスのある細胞において、タンパク質(ア)及び(イ)の産生は転写因子Xにより調節されている。両タンパク質の産生に対するその転写因子の機能を明らかにするため、以下のsiRNA(低分子干渉RNA)導入実験を行った。実験方法、原理と考察に関する記述のうち、適切なのはどれか。2 つ選べ。
転写因子Xは、タンパク質(ア)をコードする遺伝子の転写を抑制的に調節していると考察される。, 転写因子XのsiRNAによるノックダウン効果は、細胞Bをさらに培養することにより減弱すると予想される。
21
ヒト細胞における既知遺伝子の発現を PCR(polymerase chain reaction)法により検出する ために以下の実験を行った。実験方法と考察に関する記述のうち、正しいのはどれか。2 つ選べ。 【実験】ヒト細胞から抽出した RNA を用いて、逆転写反応により相補的 DNA(cDNA)を合成した。この cDNA を鋳型として、既知遺伝子の部分的塩基配列を増幅する特異的なセンスプライマー及びアンチセンスプライマーを用いて、定法に従い 24、26、29 及び 33 サイクルでの PCR 法を行った。得られた増幅 DNA 断片を DNA 検出試薬を含むアガロースゲル電気泳動法にて分離し、図のような結果(レーン 1〜4)を得た。なお、レーン番号の順序は、サイクル数の順序とは一致しない。また、各サイクルでの DNA 増幅率はほぼ 100 %であり、上記サイクル数の間では、DNA は指数関数的に増幅された。
レーン 1〜4 の DNA 断片のうち、レーン 1 は 26 サイクルの DNA 断片と考えられる。 , 図中のレーン 2 とレーン 3 では、両者のDNA 量は理論上約 16 倍異なると考察される。
22
ある DNA の塩基配列をジデオキシ法により解析し、図のような実験結果を得た。また、表(制限酵素一覧)を参照して、その配列中の制限酵素部位の同定を行った。 【ジデオキシ法の原理】 DNA ポリメラーゼによる相補鎖 DNA 合成の際に、その基質である 4 種類のデオキシリボヌクレオチド三リン酸(dNTP:N は A、G、C 又は T)に加え、4 種類のジデオキシリボヌクレオチド三リン酸(ddNTP:N は A、G、C 又は T)のうち、それぞれ 1 種類だけを用いて特異的に DNA 合成を停止させる。その結果、A、G、C 又は T で特異的に終わる様々な長さのDNA 断片が合成され、これら断片をポリアクリルアミドゲル電気泳動により分離することで、DNA の塩基配列を解読できる。 【実験方法】 鋳型 DNA 鎖にプライマーDNA 断片を結合させ、dATP、dGTP 及び dTTP と放射性同位体元素で標識した dCTP を加えた。この反応溶液に ddATP、ddGTP、ddCTP 又は ddTTP を別々に加えて、標識相補鎖 DNA を合成した。次にこれら 4 種類の反応溶液をポリアクリルアミドゲル電気泳動に供じた。泳動後、乾燥したゲルを X 線フィルムに密着させ、-80℃で一晩放置した。 【実験結果】 DNA 断片は放射標識されていることから、X 線フィルム上ではしご階段状の泳動像(オートラジオグラフィー)として検出された(図)。 X 線フィルム上で解読した DNA 配列及び実験方法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2 つ選べ。
DNA 伸長反応を停止させる ddNTP には、3′の位置にヒドロキシ(OH)基が存在しない。 , EcoRⅠにより認識・切断される配列が存在する。
23
下図は、二本鎖DNA に含まれる破線で囲んだ塩基配列Xの増幅を目的としたpolymerase chain reaction(PCR)法の概略図である。下図及び PCR 法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2 つ選べ。
目的 DNA を増幅させるため、一般に塩基数が 20 程度の短いプライマーが用いられる。, 第3サイクルにおいて、理論上、塩基配列 X と同じ長さの二本鎖 DNA が出現する。
24
関節リウマチでは、インターロイキン(IL)-1 などの作用により滑膜細胞から滑膜を破壊するゼラチナーゼ B の産生が促され、関節破壊が生じることが知られている。関節リウマチ関連分子であるゼラチナーゼ B の遺伝子発現解析のため、RT-PCR(Reverse Transcription Polymerase Chain Reaction)法を行った。実験操作及び実験結果に関する記述のうち、正しいのはどれか。2 つ選べ。なお、本実験では、ハウスキーピング遺伝子(細胞の機能維持に必要であり、常時一定レベルで発現が保たれている遺伝子)としてグリセルアルデヒド 3-リン酸脱水素酵素(GAPDH)遺伝子を用いた。 【実験操作】 ① ヒト滑膜細胞を IL-1β を含む培養液、IL-1β 及びデキサメタゾンを含む培養液にそれぞれ加え、37℃の炭酸ガスインキュベーター内で 24 時間処理した。また、ヒト滑膜細胞を IL-1β やデキサメタゾンを含まない培養液に加えたものを未処理細胞として同様に処理した。 ② 操作①で得られた細胞から RNA をそれぞれ抽出し、以下のようにラベルをつけた。 試料 1:未処理細胞由来総 RNA 画分 試料 2:IL-1β 処理細胞由来総 RNA 画分 試料 3:IL-1β 及びデキサメタゾン処理細胞由来総 RNA 画分 ③ 操作②で得られた試料 1〜3 を 65℃で 10 分間熱変性した後、直ちに冷却し、得られた試料は逆転写酵素を含む混合液としてそれぞれ調製し、1 時間インキュベーションを行った。 ④ 操作③で得られた試料を 95℃で 5 分間加熱し、混合液中に含まれる酵素を失活させた後、サーマルサイクラーを用いて 30 サイクルでPCR を行った。 ⑤ 操作④で得られた PCR 産物と、それぞれの細胞からあらかじめ抽出した GAPDH 遺伝子の PCR 産物を混合し、アガロースゲル電気泳動法によって分離し、解析したところ、次のような結果となった。なお、レーン番号の順序は、試料 1〜3 の順序とは無関係である。また、各サイクルでの DNA 増幅率は、ほぼ 100%であり、DNA は指数関数的に増幅された。
RT-PCR 法で用いられる基質は、デオキシリボヌクレオシド三リン酸(dNTP)である。 , デキサメタゾンは、ゼラチナーゼ B 遺伝子の発現を抑制させると考えられる。
25
あるタンパク質 X を発現する遺伝子 X のプロモーター領域には、3 つの転写調節領域(A、B、C)があることが知られている。これらの転写調節領域の機能を調べるために、以下のレポーターアッセイを行った。実験方法と考察に関する記述のうち、正しいのはどれか。2 つ選べ。 【実験】 3つの転写調節領域(A、B、C)を含む遺伝子 X の配列において、遺伝子 X の翻訳領域をルシフェラーゼ遺伝子配列に置き換えた組換え DNA を作製した。この組換え DNA を PCR(polymerase chain reaction)法により増幅した後、3 つの転写調節領域(A、B、C)を様々な組合せで含む組換え DNA①〜⑤を作製した。これらの組換え DNA をマウスの各種組織の細胞(ア、イ、ウ)に導入して、それぞれの細胞におけるルシフェラーゼの活性を測定した。なお、3 つの転写調節領域(A、B、C)の遺伝子 X 及びルシフェラーゼ遺伝子に対する転写調節の機能は同じであり、3 つの転写調節領域(A、B、C)の調節機能の発現レベルは、それぞれの細胞ごとに異なるものとする。
各細胞のルシフェラーゼの活性を測定することで、遺伝子 X の発現を制御する転写調節領域(A、B、C)の働きを調べることができる。 , 転写調節領域 A 及び C を含み B を含まない DNA 断片を細胞ア、イ、ウに導入した場合、いずれの細胞においてもルシフェラーゼ活性が観察されると考えられる。
26
組換え体医薬品に該当するのはどれか。
インフリキシマブ
27
下記の循環器用医薬品のうち、組換え体医薬品に該当するのはどれか。
アルテプラーゼ
28
組換え体医薬品に関する記述として、適切でないのはどれか。
貯蔵温度が 1~10℃以下で不安定になるおそれがある。
29
組換え体医薬品の特徴として正しいのはどれか。
作用の持続性を調整することができる。
30
組換え体医薬品に関する記述のうち、正しいのはどれか。2 つ選べ。
遺伝子組換え技術を応用して、製造される。 , 有害事象として、免疫原性の発現、感染性物質の混入などによるものがある。
31
組換え体医薬品でないのはどれか。1 つ選べ。
ソラフェニブ
32
遺伝子産物がチロシンキナーゼ型受容体の一つであるヒト上皮増殖因子受容体 2 型であり、乳がんや胃がんで変異が認められる、がん遺伝子はどれか。1 つ選べ。
HER2
33
前問の解答となる遺伝子産物であるタンパク質(HER2)に特異的に結合し、腫瘍細胞増殖を抑制する分子標的薬はどれか。2 つ選べ。
ラパチニブトシル酸塩水和物 , トラスツズマブ
34
前問で選択した薬物(ラパチニブトシル酸塩水和物、トラスツズマブ)の標的分子として正しいのはどれか。1 つ選べ。
腫瘍壊死因子α(TNF-α)
35
検査の対象となった HER2 タンパク質及び BRCA 遺伝子に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1 つ選べ。
BRCA 遺伝子は、GTP 結合タンパク質をコードしている。
36
トラスツズマブ エムタンシン製剤に関する記述のうち、正しいのはどれか。2 つ選べ。
有効成分は、点滴静注後、ヒト上皮増殖因子受容体 2 型(HER2)を標的として抗がん薬 DM1を能動的にターゲティングする。 , 有効成分が細胞内に取り込まれた後、リソソーム内で抗がん薬 DM1 を遊離する。
37
本剤は、T 細胞膜上などに発現する programmed cell death-1(PD-1)と結合する分子標的薬である。 T 細胞と PD-1 及び関連するタンパク質に関する記述のうち、正しいのはどれか。2 つ選べ。
ナイーブ T 細胞は、共刺激シグナルなしに抗原提示を受けると、免疫不応答状態になることがある。 , PD-1 のリガンドである PD-L1 は、樹状細胞などに発現し、T 細胞膜上の PD-1 と結合することで T 細胞の活性を抑制する。
38
腫瘍壊死因子-α(TNF-α)と結合し、その作用を抑制するのはどれか。1 つ選べ。
エタネルセプト
39
TNF-αに特異的に結合することで、TNF-αとその受容体の結合を阻害するのはどれか。1つ選べ。
インフリキシマブ
40
抗原提示細胞表面の CD80/CD86 に結合し、T 細胞への CD28 を介した共刺激シグナルを阻害するの はどれか。1 つ選べ。
アバタセプト
41
トシリズマブの抗リウマチ作用における標的分子はどれか。1 つ選べ。
インターロイキン(IL)-6 受容体
42
関節リウマチ治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2 つ選べ。
トファシチニブは、ヤヌスキナーゼ(JAK)を阻害し、炎症性サイトカインによるシグナル伝達を抑制する。 , メトトレキサートは、チミジル酸及びプリンヌクレオチドの生合成を抑制し、DNA 合成を阻害する。
43
RANKL(NF-κB 活性化受容体リガンド)に特異的に結合し、破骨細胞による骨吸収を抑制するのはどれか。1 つ選べ。
デノスマブ
44
デノスマブの骨吸収抑制作用の機序はどれか。1 つ選べ。
NF-κB 活性化受容体リガンド(RANKL)に結合
45
骨粗しょう症治療薬のラロキシフェンの標的分子はどれか。1 つ選べ。
エストロゲン受容体
46
Bcr-Abl チロシンキナーゼを阻害し、抗悪性腫瘍作用を示す薬物はどれか。1 つ選べ。
イマチニブ
47
ゲフィチニブの抗腫瘍作用の機序はどれか。1 つ選べ。
上皮細胞成長因子受容体(EGFR)チロシンキナーゼ阻害
48
上皮細胞増殖因子受容体(EGFR)に特異的に結合することで、EGF と EGFR との結合を阻害する抗悪性腫瘍薬はどれか。1 つ選べ。
セツキシマブ
49
ラムシルマブの抗悪性腫瘍作用に関わる標的分子はどれか。1 つ選べ。
VEGFR-2(血管内皮増殖因子受容体 2 型)
50
関節リウマチに用いられる抗ヒト TNF-αモノクローナル抗体製剤はどれか。
インフリキシマブ
51
血管内皮増殖因子受容体 2(VEGFR-2)に結合することで、血管新生を抑制するのはどれか。
ラムシルマブ
52
上皮成長因子受容体(EGFR)チロシンキナーゼを選択的に阻害し、抗悪性腫瘍作用を示すのはどれか。
ゲフィチニブ
53
血管内皮増殖因子(VEGF)に結合し、血管新生を抑制する薬物はどれか。
ベバシズマブ
54
ヒト型抗血管内皮増殖因子受容体(VEGFR)-2 モノクローナル抗体製剤はどれか。
ラムシルマブ
55
HER2 を過剰発現している乳がんの患者に用いられる分子標的薬はどれか。
トラスツズマブ
56
薬物代謝酵素の遺伝子多型に関する記述のうち、正しいのはどれか。2 つ選べ。
CYP2C9 の PM では、フェニトインによる中枢毒性発現のリスクが増大する。 , N-アセチル転移酵素 2(NAT2)の slow acetylator(SA)では、イソニアジドによる副作用のリスクが増大する。
57
68 歳男性。切除不能な再発非小細胞肺がんと診断され、治療薬を選択するため、遺伝子検査(下図)を行った。次のうち A に該当する治療薬はどれか。1 つ選べ。
クリゾチニブ
58
遺伝子多型によりコデインの薬効が最も影響を受ける薬物代謝酵素はどれか。1 つ選べ。
CYP2D6
59
術後の再発を認めた肺腺がんの患者に対し遺伝子検査を行った結果、異常を認めたため、クリゾチニブによる治療を検討している。クリゾチニブを投与する前に確認すべき遺伝子検査として正しいのはど れか。2 つ選べ。
ALK , ROS1
60
20 名の被験者において、CYP2D6 の遺伝子型を解析したところ、以下の結果が得られた。 この被験者集団における CYP2D6 遺伝子の*10 アレルの頻度として、正しいのはどれか。1 つ選べ。 なお、アレルの頻度とは、ある集団で、該当する遺伝子配座においてそのアレルが占める割合のことを いう。
40%
61
上皮成長因子受容体チロシンキナーゼ(EGFR チロシンキナーゼ)を標的とした再発非小細胞肺がんの分子標的治療に使用する薬物はどれか。
ゲフィチニブ
62
薬効の発現と遺伝子変異との関係が最もよく研究されているのはどれか。
薬物代謝酵素
63
トラスツズマブの治療効果に最も影響を与える遺伝子はどれか。
HER2 遺伝子
64
「個々の患者の遺伝的体質を治療に反映させた個人別に適した医療」にあてはまる語句として適切なのはどれか。
テーラーメイド医療
65
テーラーメイド医療について、適切な記述はどれか
個別化医療とよばれる。
66
イリノテカン塩酸塩水和物の活性代謝物である SN-38 の排泄に関与する薬物代謝酵素はどれか。
UGT(UDP グルクロノシルトランスフェラーゼ)
67
薬物代謝酵素 UDP グルクロノシルトランスフェラーゼ 1A1(UGT1A1)が代謝に関与する薬物はどれか。
イリノテカン
68
遺伝子多型により、イリノテカン塩酸塩水和物の体内動態に最も大きく影響を及ぼす代謝酵素はどれか。
UGT1A1
69
ゲフィチニブが標的としているのはどれか。
EGFR
70
N-アセチルトランスフェラーゼ 2(NAT2)の遺伝子多型により影響を受ける薬剤はどれか。
イソニアジド
71
N-アセチルトランスフェラーゼ 2(NAT2)の遺伝的多型により最も影響を受ける薬剤はどれか。
イソニアジド
72
トラスツズマブが標的としているのはどれか。
HER2
73
UGT1A1 遺伝子多型により、代謝に影響を受ける薬物はどれか。
イリノテカン塩酸塩水和物
74
薬効の個人差に最も大きく影響すると考えられる要因はどれか。
遺伝子変異
75
コンパニオン診断を実施する目的でないのはどれか。
多剤耐性菌の発現抑制
76
投与する際に、EGFR の変異の有無を確認する必要のある薬物はどれか。
ゲフィチニブ
77
セツキシマブを使用する際、コンパニオン診断にて判断する項目はどれか。
KRAS の変異
78
55 歳男性。急性骨髄性白血病と診断され、血縁者からの末梢血幹細胞移植を行うこととなった。この患者の治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。1 つ選べ。
タクロリムスを移植手術の前から投与する。
79
遺伝子治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2 つ選べ。
がんや先天的遺伝子疾患の治療への応用が試みられている。 , in vivo 遺伝子治療は、遺伝子を直接患者に投与して、標的細胞に導入する方法である。
80
遺伝学的検査・診断に関する記述のうち、正しいのはどれか。2 つ選べ。
すでに発症している患者の診断を目的として行われた遺伝学的検査の結果は、患者の診療に関係する情報と一緒に保管する。 , 遺伝情報は、血縁者間で一部共有されていることを考慮する必要がある。
81
幹細胞に関する記述のうち、正しいのはどれか。2 つ選べ。
胚性幹細胞(ES 細胞)は、自己複製能を持つ。 , 造血幹細胞は、臍帯血にも存在する。
82
人工多能性幹細胞(iPS 細胞)の樹立に用いられるのはどれか。1 つ選べ。
皮膚細胞
83
文部科学省及び厚生労働省が定める遺伝子治療臨床研究に関する指針において、被験者の人権保護のために規定されている事項はどれか。2 つ選べ。
被験者の選定にあたっては、病状、年齢、同意能力等を考慮し、慎重に検討しなければならない。 , 被験者の同意を得るにあたっては、定められているすべての事項について、可能な限り平易な用語を用いて説明しなければならない。
84
次のうち、倫理的問題が少なく、近い将来、再生医療への応用に最も期待されているのはどれか。
iPS 細胞
85
再生医療において、倫理的問題が少ないとされる細胞はどれか。
iPS 細胞
86
世界で初めて遺伝子治療が行われた疾患はどれか。
ADA 欠損症
87
遺伝子治療に関する記述として、適切でないのはどれか。
日本で最初に行われた遺伝子治療は、2000 年のアデノシンデアミナーゼ(ADA)欠損症に対するものである。
88
移植医療に関する記載について、誤っているのはどれか。
脳死臓器移植、生体臓器移植ともに、日本臓器移植ネットワークに登録する必要がある。
89
造血幹細胞移植時における移植片対宿主病(GVHD)について正しいのはどれか。
予防として移植前日から免疫抑制薬注射剤の持続投与を開始する。
90
造血幹細胞移植に関する記述のうち、正しいのはどれか。
自家移植では同種移植と比較して、拒絶反応のリスクが少ない。
91
iPS 細胞の特徴として正しいのはどれか。
生命倫理上の問題はない。