問題一覧
1
カルバメート系農薬によりカルバモイル化された酵素は、一般に有機リン系殺虫剤によりリン酸化された酵素よりも活性の回復が遅い。
誤
2
カルバメート系農薬による急性毒性の治療には、アトロピンの投与が有効である。
正
3
パラコートは、現在我が国において中毒事故が多い有機リン系の除草剤である。
誤
4
パラコートは、ラジカルを産生して、その毒性を発現すると考えられている。
正
5
除草剤パラコートは、肺障害を引き起こす。
正
6
PCBとは、塩素化されたビフェニルの総称である。
正
7
PCBは、その構造中の塩素の位置や数の違いによって毒性が異なる。
正
8
コプラナーPCBは、他のPCBに比べて毒性が弱い。
誤
9
ダイオキシン類とは、PCDD(ポリ塩化ジベンゾ-p-ジオキシン)、PCDF(ポリ塩化ジベンゾフラン)、コプラナーPCB及びDDTをさす。
誤
10
ポリ塩化ジベンゾ-p-ジオキシンは、除草剤2,4,5-トリクロロフェノキシ酢酸(2,4,5-T)中の不純物として見出された。
正
11
ダイオキシン類は、ゴミ焼却施設の燃焼過程で生成しやすい。
正
12
ポリ塩化ジベンゾ-p-ジオキシン(PCDD)は、優れた物性を示し、多くの家庭用品や工業製品の製造に用いられたが、毒性が強いため現在その使用は禁じられている。
誤
13
ポリ塩化ジベンゾ-p-ジオキシンには、数多くの異性体が存在し、分子中の塩素原子の数及びその結合位置によって、毒性が異なる。
正
14
PCDD(polychlorinated dibenzo-p-dioxin)のうち、8塩化物の毒性が最も強い。
誤
15
ダイオキシン類は、最も毒性の強い2,3,7,8-TCDD(四塩化ジベンゾ-p-ジオキシン)の量に換算して表す。
正
16
無機水銀とメチル水銀は環境中の微生物によって相互変換される。
正
17
無機水銀は、メチル水銀に比べて血液-脳関門を通過しやすい。
誤
18
メチル水銀は、安定な化合物で微生物による分解を受けない。
誤
19
水俣病は、無機水銀中毒による神経症状を主な症状としている。
誤
20
メチル水銀は、中枢神経障害を引き起こす。
正
21
メチル水銀は、血液脳関門を通過しない。
誤
22
一般にマグロなどの大型の魚は小型の魚に比べて魚肉中の水銀濃度が高い。
正
23
メチル水銀の毒性は、セレンによって増強される。
誤
24
メタロチオネインの生成は、水銀、カドミウム、亜鉛などによって誘導される。
正
25
メタロチオネインの分子量は10万である。
誤
26
メタロチオネインの構成アミノ酸には、フェニルアラニンが多く、含硫アミノ酸をほとんど含んでいない。
誤
27
無機ヒ素の毒性は、3価より5価の方が強い。
誤
28
一般にヒ素の方が、亜ヒ酸より毒性が強い。
誤
29
米については、カドミウムの安全基準値が設けられている。
正
30
カドミウムの急性中毒症状として最も一般的なものは中枢神経症状である。
誤
31
カドミウムは、体内でメチル化されることによって解毒排泄される。
誤
32
慢性カドミウム中毒として、腎障害が起こる。
正
33
食品から摂取されたカドミウムが、ひとの体内に蓄積する主な部位は骨と脂肪組織である。
誤
34
無機鉛化合物は、還元されて呼気中に排泄される。
誤
35
鉛化合物は、ヘムの生合成を阻害することにより貧血を引き起こすと考えられている。
正
36
無機鉛は、ポルフィリン代謝を阻害する。
正
37
鉛中毒の症状の1つとして、コプロポルフィリン尿症がある。
正
38
生体内で鉛は、効率良くメチル化される。
誤
39
3価クロムは生体にとって必須金属で、糖代謝に関与している。
正
40
3価クロムの急性毒性は、6価クロムより低い。
正
41
生体に入った6価クロムは速やかに3価に還元され、生体内には6価クロムはほとんど検出されない。
正
42
ノニルフェノールポリエポキシレートは、生分解を受けて内分泌錯乱作用を示す物質を生じる場合がある。
正
43
ジエチルスチルベストールは、エストロゲン受容体と結合して標的遺伝子を活性化し、エストロゲン作用を示す。
正
44
シアン化水素は、メトヘモグロビンの産生を介して呼吸を阻害する。
誤
45
シアノ錯体であるヘキサシアノ鉄(Ⅲ)酸カリウム(K2[Fe(CN)]6)は、シアンの金属塩であるシアン化カリウムに比べて毒性が低い。
正
46
シアン化物イオンは、ヘム鉄ではFe3+よりFe2+に親和性が高い。
誤
47
硫化水素は、独特の臭気を有する気体で、窒息性の呼吸障害を引き起こす。
正
48
チオ硫酸ナトリウムは、シアンを毒性の低いチオシアン酸に変換し解毒作用を現す。
正
49
2-PAMは、アセチルコリンエステラーゼと結合した有機リン系殺虫剤の遊離を促進し、解毒作用を発揮する。
正
50
エタノールは、メタノールの代謝を促進することにより毒性を軽減する。
誤
51
ベンゾジアゼピン系薬物による過度の中枢抑制には、フルマゼニルが用いられる。
正
52
フルマゼニルは、中枢性ベンゾジアゼピン受容体に高い親和性を有し、ベンゾジアゼピン系薬物の急性毒性の特異的拮抗薬としては用いられる。
正
53
ペニシラミンは水銀、銅の解毒に用いられる。
正
54
ジメルカプロール(BAL)は、重金属とキレートを形成するため、カドミウムやセレン中毒に用いられる。
誤
55
鉛中毒の治療に用いられるエデト酸カルシウムは肝障害のある患者には禁忌である。
誤
56
デフェロキサミンメシル酸塩は3価の鉄イオンとキレートを形成し、鉄の排泄を促進する。
正
57
パパベリンは、アヘンアルカロイドの一種であり、麻薬に指定されている。
誤
58
メコン酸は、アヘンの特異的成分であり、アヘンの確認法において重要な物質である。
正
59
アヘン摂取を確認するために、尿中のヘロインを検出する。
誤
60
モルヒネは、小腸と肝臓で3位と6位の水酸基が主に硫酸抱合され、そのうち6位の抱合体は鎮痛作用を示す。
誤
61
コカインは、大麻草の葉に含まれる成分である。
誤
62
コカインは体内で安定なので、尿中の未変化体を検出する。
誤
63
ジアセチルモルヒネは、ケシに含まれる主要なアルカロイドである。
誤
64
覚せい剤原料は、いずれも塩基性の化合物である。
誤
65
メタンフェタミンは、マオウに存在するアルカロイドである。
誤
66
メタンフェタミン摂取を確認するために、尿中の未変化体を検出する。
正
67
ミトコンドリアに存在するスーパーオキシドジスムターゼは、銅を含んでいる。
誤
68
セレンは、過酸化水素を分解するカタラーゼに含まれている。
誤
69
スーパーオキシドは活性酸素の1種である。
正
70
スーパーオキシドはオゾンの3量体である。
誤
71
スーパーオキシドは、過酸化脂質の生成を防止する。
誤
72
スーパーオキシドジスムターゼは、スーパーオキシドアニオンを過酸化水素と水に変換する。
誤
73
グルタチオンペルオキシダーゼは、活性中心に亜鉛をもち、過酸化水素を水に変換する。
誤
74
カタラーゼは、活性中心にヘム鉄をもち、過酸化水素を水と酸素に変換する。
正
75
過酸化水素は、鉄(Ⅱ)イオン存在下、脱水素反応によりヒドロキシラジカルに変換される。
誤
76
スーパーオキシドアニオン、過酸化水素及びヒドロキシラジカルのうち、過酸化水素が最も高い細胞障害性を示す。
誤