救急・中毒・輸液

救急・中毒・輸液
88問 • 1年前
  • 藤巻佳祐
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    問題一覧

  • 1

    体血管抵抗が低下するショックを3つ答えよ。

    敗血症性ショック、アナフィラキシーショック、 神経原性ショック

  • 2

    広範囲熱傷受傷早期のショックにおいて想定される現象をそれぞれ答えよ。 ①心拍出量(上昇/低下) ②中心静脈圧(上昇/低下) ③体血管抵抗(上昇/低下)

    ①心拍出量低下 ②中心静脈圧低下 ③体血管抵抗上昇

  • 3

    Q1.閉塞性ショックをきたすものはどれか3つ選べ。 a消化管出血 b心タンポナーデ c肺塞栓症 dアナフィラキシー e緊張性気胸 Q2.これら閉塞性ショックの心拍出量、体血管抵抗、中心静脈圧、肺動脈楔入圧はそれぞれどうなるか。

    Q1. bce Q2. 心拍出量:低下 体血管抵抗:上昇 中心静脈圧:上昇 肺動脈楔入圧:低下

  • 4

    心タンポナーデの、 ①心拍出量 ②体血管抵抗 ③中心静脈圧 ④肺動脈楔入圧 をそれぞれ答えよ。

    ①低下 ②上昇 ③上昇 ④低下

  • 5

    救急外来で血管確保のために準備しておくべき留置針の太さ(G)で適切なのは①であり、ワクチンや皮下注射には②が使われる。また、数字が大きいほど針は③い。 a14G b18G c24G d30G e34G

    ①b ②c ③細

  • 6

    Shock Index(出血量)の式は①であり、妊婦のSI=1.5の場合、出血量は約②mLと予想される。

    ①脈拍数/収縮期血圧 ②2500

  • 7

    神経原性ショックでは、①優位となるため、他のショックと違って脈拍数は②する。

    ①副交感神経 ②低下

  • 8

    敗血症性ショックでは何を投与するか

    ノルアドレナリン

  • 9

    血小板の基準値はいくらか

    13万~35万

  • 10

    急速大量輸液を開始した。敗血症性ショックと判断するための指標はどれか。2つ選べ。 a尿量 b心拍数 c血清乳酸値 d呼吸数 e平均血圧

    ce

  • 11

    敗血症性ショックの治療目標について。 ・最初の3時間以内に生食か乳酸リンゲル液を投与 ・①>②mmHg 保つのに③必要 ・時間尿量>④

    ①平均血圧 ②65 ③昇圧薬(ノルアドレナリン) ④0.5mL/kg・h

  • 12

    輸液製剤のうち細胞外液型であるものを全て選べ。

    ab

  • 13

    輸液製剤である乳酸リンゲル液の組成は Na①、K②、Cl③、乳酸④、グルコース⑤である。

    ①130 ②4 ③109 ④28 ⑤0

  • 14

    カリウムを投与する際には( )mEq/L以下に希釈することが必要である。

    40

  • 15

    5%ブドウ糖液の輸液が適応となる病態はどれか。 a 尿崩症 b 低張性脱水 c 等張性脱水 d 急性副腎不全 e ADH分泌不適合症候群〈SIADH〉

  • 16

    80歳の女性。頭痛、吐き気および下肢のけいれんを主訴に来院した。日中は自宅に一人でおり、夕方帰宅した家族に連れられて受診した。同日の最高気温は39℃で、冷房は使用していなかったという。60歳から高血圧症のため、降圧薬を内服している。75歳時に急性心筋梗塞のため冠動脈ステントを留置されている。意識は清明。身長154cm、体重48kg。体温37.0℃。脈拍92/分、整。血圧108/58mmHg。尿所見:比重1.020、蛋白(±)、潜血(―)、尿中Na 15mEq/L。血液所見:赤血球:490万、Hb 14.0g/dL、Ht 43%、白血球6,300、血小板18万。血液生化学所見:総蛋白6.8g/dL、アルブミン4.2g/dL、AST 35U/L、ALT 40U/L、CK 4,320U/L(基準30〜140)、尿素窒素38mg/dL、クレアチニン2.5mg/dL、尿酸7.5mg/dL、Na 140mEq/L、K 5.0mEq/L、Cl 104mEq/L。 最初に行う輸液の組成として最も適切なのはどれか。 a 5%ブドウ糖 b Na 35mEq/L、K 20mEq/L、Cl 35mEq/L c Na 84mEq/L、K 20mEq/L、Cl 66mEq/L d Na 90mEq/L, K 0mEq/L、Cl 70mEq/L e Na 154mEq/L、濃グリセリン、フルクトース配合液

  • 17

    44歳女性。腹部膨満を主訴に来院した。肝硬変と診断されている。来院時の腹部CTでは著名な腹水貯留を認める。血液所見:Na 131mEq/L、K 3.6mEq/L、Cl 97mEq/L。 初期輸液のNa濃度として適切なのはどれか。 a 35 b 77 c 90 d 130 e 154

  • 18

    乳児の心肺蘇生法について答えよ。 ・胸骨圧迫の深さは胸の厚さの①である。 ・胸骨圧迫は②回/分の速さで行う。 ・アドレナリンは③mg/kgを静脈内投与する。 ・2人で行う胸骨圧迫と人工呼吸の比は④:2である。 ・脈拍の触知は⑤動脈で行う。 ・静脈路の確保が困難な場合には⑥路を選択する。

    ①1/3 ②100〜120 ③0.01 ④15 ⑤上腕 ⑥骨髄

  • 19

    救命救急センターでpulseless electrical activity〈PEA〉と判断し,心肺蘇生を継続した.研修医が胸骨圧迫を継続する傍ら,指導医が薬物投与のため静脈路の確保を行うこととした. 静脈路確保で第一選択となる部位はどこか. a大腿静脈 b内頸静脈 c鎖骨下静脈 d大伏在静脈 e肘正中皮静脈

  • 20

    52歳の男性.突然の心停止のため救急車で搬入された.マラソン競技大会で走行中に突然倒れ,直後から呼びかけに反応なく,呼吸もなかった.現場で大会救護員が胸骨圧迫を開始し,AEDによる音声指示でショックを1回施行した.救急隊到着時の意識レベルはJCSⅢ-300.頸動脈の拍動は触知可能であった.救命救急センター搬入時の意識レベルはGCS 6.心拍数96/分(洞調律).血圧108/72mmHg.呼吸数24/分.SpO2 100%(リザーバー付マスク10L/分 酸素投与下). 脳保護のために行うべき治療はどれか. a人工過換気 b体温管理療法 c静脈麻酔薬投与 d高浸透圧利尿薬投与 e副腎皮質ステロイド投与

  • 21

    4ヵ月の乳児.RSウイルス感染症による呼吸障害のため入院している.呼吸・心拍モニターのアラームが鳴ったため研修医,指導医および看護師で患児を診察に行ったところ全身にチアノーゼを認めた.気道確保をして呼吸を確認したが,自発呼吸を認めない.心電図モニターでは心静止である.末梢静脈路は確保されており,心肺蘇生の備品は病室に準備されている. 直ちに行うべきなのはどれか. a酸素投与 b気管挿管 c電気ショック dアドレナリン投与 e胸骨圧迫と人工呼吸

  • 22

    AEDの放電後は①となるため、その後すぐに②(意識の確認/頸動脈触知/胸骨圧迫/人工呼吸)を行う。これを③分ごとに繰り返す。ペースメーカーがある場合は電極は④cm以上離す。

    ①(一旦)心静止 ②胸骨圧迫 ③2 ④3

  • 23

    AEDの貼る位置として正しいのはどれか2つ選べ。 a右前胸部 b右側胸部 c右側腹部 d左前胸部 e左側胸部 f左側腹部

    ae

  • 24

    倒れてる人を発見した場合の対処法について。 まず第一に①を確認 →肩を叩いて意識の確認を行う →反応なければ② →③の確認を④以内に行う(脈の触知は必須で⑤) →呼吸なければ⑥を⑦の割合で行う(胸骨下半分) →AEDを装着し、⑧であれば除細動の適応であり、 ⑨であれば除細動の適応なし 〈除細動適応あり〉 ショック1回の後、直ちに⑩ 〈除細動適応なし〉 直ちに⑪

    ①周囲の安全 ②大声で人を呼ぶ ③(人呼んでる間に)呼吸 ④10秒 ⑤ない(熟練者なら行う) ⑥胸骨圧迫 ⑦30:2 ⑧VF、脈ナシVT ⑨心静止、無脈静電気活動〈PEA〉 ⑩胸骨圧迫再開 ⑪胸骨圧迫再開

  • 25

    アドレナリンが静注できない場合に投与する方法を2つ答えよ。

    気管内投与、骨髄投与

  • 26

    82歳の女性.発熱と意識障害のため救急車で搬入された.3日前から発熱し,食事もむせるようになった.本日朝から呼びかけへの反応が乏しくなった.72歳時からAlzheimer型認知症に対してドネペジルを内服中である.ADLは車いす移動.2年前からサービス付き高齢者向け住宅に入居している.体温38.2℃.心拍数40/分,整.血圧140/90mmHg.呼吸数24/分.SpO2 92%(リザーバー付マスク10L/分酸素投与下).瞳孔は高度に縮瞳し,対光反射は消失している.鼻汁,流涎および発汗がみられる.運動麻痺を認めない.腱反射の異常を認めない.両側肺底部にcoarse cracklesを聴取する.腹部は平坦,軟で,肝・脾を触知しない.下腿に浮腫を認めない.下肢に筋力低下を認める. Q1.この病態の診断に有用な血液検査項目はどれか. aCa bTSH c血糖 d血清補体値 eコリンエステラーゼ Q2.対応で正しいのはどれか2つ選べ. aアドレナリン投与 bダントロレン投与 cドネペジルの中止 d硫酸アトロピン投与 eアセトアミノフェン投与

    Q1.e Q2.cd

  • 27

    19歳の男性.交通外傷のため搬入された.バイクを運転中に対向車と接触し転倒,崖下に転落した.意識はほぼ清明だが会話は困難.脈拍124/分.血圧92/70mmHg.呼吸数28/分.SpO2 100%(リザーバー付マスク10L/分 酸素投与下).顔面に挫創があり,口腔から出血と凝血塊の喀出を認める.胸部は右前胸部に圧痛があり,右呼吸音が減弱している.右下肢は外旋位で,右下腿の変形と開放創を認める.腹部超音波検査で腹腔内に液体貯留を認める.マスクによる酸素投与を継続している. Q1.次に行うべき処置としてまず行うものは何か. Q2.今後行う処置として適切でないものはどれか. a気管挿管 b口腔内の吸引 c緊急気管切開 d輪状甲状靱帯穿刺 e経鼻エアウェイ挿入

    Q1.b Q2.e

  • 28

    42歳の男性.工場の爆発事故で受傷し,強い息苦しさのため救急車で搬入された.崩落した機器に右下肢が挟まれた.受傷から1時間で救出され,病院に到着した.意識レベルはJCSⅡ-10.体温37.2℃.心拍数136/分,整.血圧80/60mmHg.呼吸数32/分.SpO2 94%(リザーバー付マスク10L/分 酸素投与下).頭髪と鼻毛は焼失している.眼瞼結膜は蒼白であり,口腔内と咽頭の粘膜は煤が付着し,浮腫状である.嗄声がみられる.頸静脈の怒張はない.右上腕部と右大腿部の変形がみられる.右大腿部開放創からの活動性出血が著しかったため,病院前救護においてタニケットを使用した止血が行われ,すでに止血している.呼吸音に左右差を認めないがwheezesを聴取する.動脈血ガス分析(リザーバー付マスク10L/分 酸素投与下):pH 7.30,PaCO2 30Torr,PaO2 84Torr,HCO3 18mEq/L.血中一酸化ヘモグロビン濃度15%(基準1以下).胸部X線写真で両側にびまん性浸潤影がみられる.骨盤X線写真に異常を認めない.大腿部および上腕部X線写真で右大腿骨骨折と右上腕骨骨折を認める. 気道確保で用いる器具は次のうちどれか.

  • 29

    68歳の女性.意識障害と右上下肢の麻痺のため救急車で搬入された.3年前から高血圧症と心房細動に対して降圧薬と抗凝固薬との内服治療を受けていた.意識レベルはGCS 9(E3V2M4).体温35.8℃.心拍数68/分,不整.血圧192/88mmHg.呼吸数10/分.SpO2 97%(鼻カニューラ4L/分 酸素投与下).頸静脈の怒張を認めない.心音は心尖部を最強点とするⅡ/Ⅵの収縮期雑音を聴取する.呼吸音に異常を認めない.右上下肢に弛緩性麻痺を認める.頭部CTで左被殻に広範な高吸収域を認める.CT撮影を終え処置室に戻ってきたところ,呼吸状態が悪化した.舌根沈下が強く,用手気道確保を行ったがSpO2の改善がみられなかった. この患者にまず行う気道管理として適切なのはどれか. a経口気管挿管 b経鼻気管挿管 c輪状甲状靱帯切開 d経鼻エアウェイ挿入 eラリンジアルマスク挿入

  • 30

    72歳の女性.家屋の火災によって熱傷を負い救急車で搬入された.呼吸困難を訴えたため,酸素投与下に搬送された.意識は清明.体温36.8℃.心拍数120/分,整.血圧150/84mmHg.呼吸数26/分.SpO2 96%(マスク6L/分 酸素投与下).熱傷部位は顔面および両前腕に限られ,前頸部やその他の部位は受傷していない.顔の表面と口腔内には煤が付着しており,鼻毛は焦げている.発語はできるが,嗄声であり,呼吸困難を引き続き訴えている. 行うべき気道確保はどれか. a気管挿管 b気管切開 c輪状甲状靱帯切開 d経鼻エアウェイ挿入 eラリンジアルマスク挿入

  • 31

    気管挿管の仕方について。 気道内に痰や出血があればまず①をし、バックバルブマスクでSpO2を②にしておく。挿管チューブには③を入れておく。次に、右利きの場合なら④手で喉頭鏡を持ち、喉頭展開する。カフが⑤を通過したら③を抜く。カフを⑥で膨らませて固定する。挿管後は左右の⑦を聴診し、レントゲンで⑧の上に挿入できてるか確認する。気管に正しく挿管されていればETCO2(呼気二酸化炭素濃度)は⑨し、呼気時にチューブが⑩。このとき誤って食道に挿管されていればETCO2は⑪となる。

    ①吸引 ②100% ③スタイレット ④左 ⑤声門 ⑥空気 ⑦肺 ⑧気管分岐部 ⑨上昇 ⑩くもる ⑪0

  • 32

    22歳の男性.墜落外傷のため救急車で搬入された.高所での作業中,誤って下肢から地面に墜落した.強い腰痛と左下肢の痛みを訴える.意識レベルJCSⅠ-3.身長170cm,体重60kg.体温35.6℃.心拍数128/分,整.血圧88/60mmHg.呼吸数24/分.SpO2 97%(リザーバー付マスク10L/分酸素投与下).毛細血管再充満時間は3秒と延長している.瞳孔径は右4mm,左4mm,対光反射は正常.顔面に挫創がみられる.口腔からの出血はない.頸静脈の怒張はない.胸部は左前胸部に圧痛がみられる.両側呼吸音は正常で左右差を認めない.皮下気腫はない.左下肢は外旋位で痛みのため動かそうとしないが,知覚異常は認めない.左下腿の創部から持続出血がみられ,土が多量に付着している.左足趾の動きに異常を認めない.離握手や開眼,閉眼の指示に応じる.皮膚には冷汗と湿潤がみられる.血液所見:赤血球360万,Hb 10.8g/dL,白血球12,600,血小板30万,PT-INR 1.4(基準0.9〜1.1),APTT 41.0秒(基準対照32.2秒),血漿フィブリノゲン168mg/dL(基準200〜400),CK 130U/L(基準30〜140).画像所見:迅速簡易超音波検査〈FAST〉で心囊腔,胸腔および腹腔内の液体貯留はみられない.胸部X線写真で左4-7肋骨骨折と左肺野の透過性低下がみられる.骨盤X線写真で左第5腰椎横突起骨折,左腸骨骨折,左恥坐骨骨折および左仙腸関節の離開がみられる.下腿X線写真で左脛骨骨幹部骨折がみられる. 対応として適切なのはどれか3つ選べ. a試験開腹術 b輸血の準備 c下腿の筋膜切開 d骨盤骨折に対する創外固定 e破傷風トキソイドの筋肉内投与

    bde

  • 33

    70歳の男性.咳嗽と嘔吐を主訴に来院した.5日前から発熱と咳嗽を認めていたが,昨日から食事が摂れなくなり胃液を嘔吐している.今朝から反応が乏しくなった.2年前から脳梗塞による左片麻痺がある.意識レベルはJCSⅡ-10.体温38.2℃.脈拍108/分,整.血圧72/42mmHg.呼吸数20/分.SpO2 94%(room air).四肢は温かい.心音に異常を認めない.右胸部にcoarse cracklesを聴取する.上腹部はやや膨隆している.微生物検査用に血液と喀痰を採取し,末梢静脈から輸液を開始した. 次に行う対応として適切なのはどれか. a輸血 b気管挿管 c経鼻胃管挿入 dヘパリン投与 eプロプラノロール投与 fラリンジアルマスク

  • 34

    30歳の男性.交通事故のため搬入された.乗用車を運転中,急停止した大型トラックに追突し,腹部をハンドルで強打した.意識は清明.身長173cm,体重68kg.体温37.8℃.呼吸数30/分.脈拍116/分,整.血圧106/64mmHg.顔面は蒼白.上腹部に圧痛を認める.右前腕に腫脹を認める.血液所見:赤血球350万,Hb 11.6g/dL,Ht 39%,白血球10,200,血小板15万.動脈血ガス分析(自発呼吸,room air):pH 7.42,PaO2 68Torr,PaCO2 32Torr. 直ちに行うのはどれか2つ選べ. a輸液 b酸素投与 c昇圧薬投与 d右前腕外固定 e導尿カテーテル留置

    ab

  • 35

    気管挿管の適応3つ答えよ。

    ①酸素を十分に投与してもSpO2上がらない ②上気道閉塞(stridorや吸気性喘鳴など) ③換気不全(呼吸数5回/min以下)

  • 36

    赤血球243万,Hb 5.4g/dL,Ht 22%,白血球8,400,血小板12万.血液生化学所見:AST 56IU/L,ALT 42IU/L,尿素窒素24mg/dL,クレアチニン1.4mg/dL.患者の体重は60kg,輸血に使用した血液のHbは1単位28g,循環血液量は体重の7%とし,さらなる失血と輸液の影響は考慮しないものとする. この患者に赤血球濃厚液4単位を輸血した場合のHb(g/dL)として最も考えられるのはどれか. a7 b8 c9 d10 e11

  • 37

    65歳の男性.スクーターで走行中に対向車と正面衝突して受傷したため救急車で搬入された.腹部から腰部の痛みを訴えている.意識はほぼ清明.体温35.8℃.心拍数140/分,整.血圧80/50mmHg.呼吸数24/分.SpO2 100%(リザーバー付マスク10L/分 酸素投与下).頸静脈の怒張を認めない.迅速簡易超音波検査〈FAST〉で異常所見を認めなかった. ショックの原因として最も考えられるのはどれか. a大量血胸 b緊張性気胸 c心タンポナーデ d大量腹腔内出血 e大量後腹膜出血

  • 38

    GCSにおいて、除皮質硬直はM①、痛み刺激からの逃避運動はM②である。

    ①3 ②4

  • 39

    外傷患者で診断を確定するために、単純CTに造影CTを追加することが最も有用なのはどれか。 a気胸 b脳挫傷 c脾損傷 d肋骨骨折 eびまん性軸索損傷

  • 40

    「若い男性が乗用車を運転中に大型貨物自動車と衝突した」と消防に通報があり,消防指令は直ちに救命救急センターにドクターカーの出動を要請した.ドクターカーが現場に到着したときには閉じこめられていた運転者を救急隊が車外に救出したところであった.意識レベルはJCSⅡ-30.体温36.0℃.心拍数88/分,整.血圧144/80mmHg.呼吸数24/分.SpO2 92%(room air).頭部に挫創を認める.右下腿骨の骨折を認める. 現場でまず行うべき処置はどれか. a気管切開 b酸素投与 c挫創部の縫合 d腹部超音波検査 e中心静脈路確保

  • 41

    52歳の男性.自宅の庭木の手入れ中に誤ってはしごから墜落した.尿道からの出血が止まらないため救急車を要請した.意識は清明.体温36.0℃.脈拍110/分,整.血圧90/58mmHg.呼吸数20/分,整.SpO2 100%(リザーバー付マスク10L/分 酸素投与下).頭頸部と胸腹部とに変形,外傷,皮下血腫および圧痛を認めない.四肢に擦過創を認める.殿部の腫脹と疼痛とを認める.外尿道口から持続的な出血を認める.ポータブルX線写真で骨盤骨折を認める.呼吸と循環の補助を開始するとともに,尿量測定のため尿道カテーテル留置を検討することとなった. Q1.挿入する前に行うべきなのはどれか. a剃毛 b直腸指診 c尿定性検査 d血液凝固検査 e骨盤部用手圧迫 Q2.診察の結果,尿道損傷があることがわかった.次に行うべき処置は何か.

    Q1.b Q2.膀胱瘻造設

  • 42

    72歳の男性.オートバイで走行中に乗用車と衝突したため搬入された.既往歴と家族歴とに特記すべきことはない.意識レベルはJCSⅡ-20.呼吸数16/分.脈拍64/分,整.血圧136/80mmHg.全身の擦過傷と左前額部の皮下血腫とを認める.両鼻孔から淡血性の液体の流出があった.入院時の頭部単純CT(A,B,C)を次に示す. この患者でみられないのはどれか. a髄液漏 b気脳症 c水頭症 d硬膜外血腫 eくも膜下出血

  • 43

    28歳の男性.建築作業中に誤って約3mの高さから墜落し,頭部を強打した.意識障害がみられ,救急搬送された.来院時の頭部単純CTで異常を認めない.心音と呼吸音とに異常を認めない.翌日に撮影された頭部MRIのFLAIR像で脳梁を中心とした白質に小さな高信号領域の散在を認めた.受傷後4日目に開眼し,受傷後5日目には意識レベルはJCSⅠ-1となった.リハビリテーションを進め自宅退院を目指すことになった. 退院後も長期に認められる可能性があるのはどれか. a失調 b片麻痺 c嚥下障害 d排便障害 e行動障害

  • 44

    23歳の男性.バイクを運転中に転倒して頭部を受傷したため救急車で搬入された.意識は清明.体温36.6℃.脈拍100/分,整.血圧130/80mmHg.呼吸数24/分.SpO2 99%(room air).胸部と腹部とに異常を認めない.右側頭部を強打しており右外耳からの出血がある.血液検査と尿検査とに異常を認めない.頭部CTで内耳道に達する側頭骨骨折と気脳症とを認める. 出現が予想される症状はどれか.2つ選べ. a嗄声 b複視 c難聴 d髄液漏 e顔面の知覚低下

    cd

  • 45

    気脳症があれば①を疑う。①があれば、②検査で③反応陽性となることを確認する。

    ①髄液漏 ②テステープ ③糖

  • 46

    42歳の男性.交通外傷のため救急車で搬入された.横断歩道を歩行中,自家用車にはねられた.呼吸困難と胸痛を認める.意識は清明.心拍数122/分,整.血圧90/40mmHg.呼吸数25/分.呼吸音は右胸部で減弱しており,吸気時に右前胸部が陥凹する所見がみられた.来院時,SpO2 92%(マスク5L/分酸素投与下)であった. 前胸部陥凹の原因はどれか. a血胸 b横隔膜損傷 c横隔神経麻痺 d多発肋骨骨折 e心タンポナーデ

  • 47

    67歳の男性.交通外傷で搬入された.車の運転中,電柱に衝突した.意識は清明.胸痛と呼吸困難とを訴えている.脈拍96/分,整.血圧146/76mmHg.呼吸数20/分,SpO2 93%(リザーバー付マスク10L/分酸素投与下).頸静脈の怒張を認めない.胸郭の奇異性運動を認める.胸骨部に圧痛と皮下出血とを認める.血液所見:赤血球384万,Hb 11.2g/dL,Ht 39%,白血球9,800,血小板23万.CK 57IU/L(基準30~140).CRP 0.3mg/dL.動脈血ガス分析(自発呼吸,リザーバー付マスク10L/分酸素投与下):pH 7.21,PaCO2 60Torr,PaO2 80Torr,HCO3- 23mEq/L.胸部X線写真と胸部単純CTとで気胸を認めない.胸部単純CT(A)と胸郭3D-CT(B)とを次に示す. まず行うべき処置はどれか. a輸血 b陽圧換気 cドパミンの投与 d心囊ドレナージ e胸腔ドレナージ

  • 48

    18歳の男子.サッカーの部活中に陰部を蹴られ,右精巣に腫脹と疼痛とが生じたため救急受診した.顔面はやや蒼白で,腰を曲げて下腹部を押さえている.右陰囊部は手拳大に腫脹し,皮膚は青黒く緊満し,触診で強度の疼痛を訴える.血液所見:赤血球410万,Hb 13.5g/dL,白血球8,100,血小板19万.尿所見と血清生化学所見とに異常はない.左右の陰囊部超音波写真を次に示す. 適切な治療はどれか. a陰囊温罨法 b陰囊穿刺 c陰囊切開ドレナージ d右精巣固定 e右精巣摘除

  • 49

    50歳の男性.自宅で地震に遭い,倒れてきたタンスに右下肢を挟まれて動けなくなった.翌日に救出されて救急外来に搬送された.骨折はなく全身状態は良好であったが,褐色尿を認めた. 尿所見として考えられるのはどれか. a糖陽性 bビリルビン陽性 c潜血反応陽性 d沈渣に赤血球30~49/1視野 e沈渣に白血球10~30/1視野

  • 50

    80歳の男性.咳嗽を主訴に受診した.昨日の朝食後に咳嗽が出現し,同時に右臼歯の歯冠がないことに気付いたため来院した.意識は清明.身長162cm,体重55kg.体温36.8℃.脈拍72/分,整.血圧120/70mmHg.呼吸数18/分.心音と呼吸音とに異常を認めない.胸部X線写真(A,B)を次に示す. まず行うべきなのはどれか. a抗菌薬投与 b胸腔鏡下手術 c気管支内視鏡 d自己咳嗽誘発 e上部消化管内視鏡

  • 51

    10ヵ月の乳児.1時間前に紙巻タバコ1本を食べたことを主訴に来院した.意識は傾眠傾向で,顔色は不良である. 対応として適切なのはどれか. a輸液 b胃洗浄 c経過観察 d緩下薬投与 e人工乳投与

  • 52

    4歳の女児.30分前にボタン電池を飲み込んだため父親に連れられて来院した.機嫌はよい.胸腹部X線写真で胃内にあることが確認された. 対応として適切なのはどれか.2つ選べ. a胃洗浄 b開腹手術 c経過観察 d磁石による摘出 e内視鏡による摘出

    de

  • 53

    1歳10ヵ月の男児.咳と喘鳴とを主訴に母親に連れられて来院した.昨日歩きながらピーナッツの入った菓子を食べていた時に,急にむせ込んで咳をし始めた.本日も咳が持続し喘鳴が出現したため受診した.体温36.7℃.脈拍108/分,整.呼吸数30/分.SpO2 98%(room air).吸気時と呼気時の胸部X線写真を次に示す. この患児にまず行う処置として正しいのはどれか. a酸素投与 b開胸手術 c抗菌薬静脈内投与 dHeimlich法の施行 e気管支内視鏡による摘出

  • 54

    46歳の男性.工場で作業中に引火事故で熱傷を受けて,救急車で搬入された.熱傷の受傷部位を次に示す. 受傷面積の体表面積に占める割合はどれか. a8% b12% c18% d24% e30%

  • 55

    34歳の男性.自宅で就寝中に火災が発生して熱傷を負い,救急車で搬送された.熱傷深度と熱傷範囲を表した図を次に示す. 9の法則で評価したこの患者のBurn Indexはどれか. a54 b45 c36 d27 e18

  • 56

    圧力波による一次爆傷を受けにくいのはどれか。 a眼球 b鼓膜 c肺 d胸椎 e消化管

  • 57

    淡水での溺水でみられないのはどれか。 a肺水腫 b循環血液量増加 c高カリウム血症 d低ナトリウム血症 e代謝性アルカローシス

  • 58

    高速道路のパーキングエリアの出口で,多数の観光客を乗せたバスが大型トラックと衝突した.第1陣の救急隊が到着し,複数の死亡者を含む被災者が40数名いることと爆発の危険性がないこととが確認された.医療拠点を決めているところへ,たまたまパーキングエリアに居合わせた医師が駆けつけた. この医師が救急隊と協力して行う対応で適切なのはどれか. a救命可能な人の外出血を止血する. b皮下骨折〈閉鎖骨折〉に副木固定を行う. c心停止している人に二次救命処置を行う. d精神不安の著しい人の不安の内容を傾聴する. e呼吸が微弱な人に黒色トリアージタッグ〈識別札〉をつける.

  • 59

    救急医療について正しいのはどれか。 a救急救命士は知事が認定する資格である。 b救命救急センターは総務省消防庁が指定する。 c救急指定病院数は最近10年間で増加している。 d休日夜間急患センターの多くは地域医師会が協力する。 eドクターヘリを運用している都道府県数は直近5年で減少傾向である。

  • 60

    心臓機能停止の傷病者に対する救急救命士の特定行為はどれか3つ選べ。 a気管挿管 bアトロピン投与 c中心静脈路確保 dアドレナリン投与 e乳酸リンゲル液輸液

    ade

  • 61

    21歳の男性.大量の発汗があり,突然無口になってうずくまったため,友人に伴われて来院した.生来健康である.ラグビー部の副主将として,早朝から部員の先頭に立って合宿練習を指揮していた.天気は快晴であり,午後2時の来院時,気温33℃,湿度65%,無風.意識は清明.嘔気と嘔吐とはない.身長170cm,体重70kg.体温37.4℃.呼吸数24/分.脈拍92/分,整.血圧128/72mmHg.下腿,大腿および腹部に軽度の筋攣縮が認められる. 対応として最も適切なのはどれか. a頭部冷却 b酸素吸入 c冷水投与 d電解質液投与 e抗けいれん薬投与

  • 62

    救急救命士は( )が与える資格である。

    厚生労働大臣

  • 63

    80歳の女性.頭痛,吐き気および下肢のけいれんを主訴に来院した.日中は自宅に一人でおり,夕方帰宅した家族に連れられて受診した.同日の最高気温は39℃で,冷房は使用していなかったという.60歳から高血圧症のため,降圧薬を内服している.75歳時に急性心筋梗塞のため冠動脈ステントを留置されている.意識は清明.身長154cm,体重48kg.体温37.0℃.脈拍92/分,整.血圧108/58mmHg.尿所見:比重1.020,蛋白(±),潜血(-),尿中Na 15mEq/L.血液所見:赤血球:490万,Hb 14.0g/dL,Ht 43%,白血球6,300,血小板18万.血液生化学所見:総蛋白6.8g/dL,アルブミン4.2g/dL,AST 35U/L,ALT 40U/L,CK 4,320U/L(基準30〜140),尿素窒素38mg/dL,クレアチニン2.5mg/dL,尿酸7.5mg/dL,Na 140mEq/L,K 5.0mEq/L,Cl 104mEq/L. 最初に行う輸液の組成として最も適切なものはどれか. a5%ブドウ糖 bNa+ 35mEq/L,K+ 20mEq/L,Cl- 35mEq/L cNa+ 84mEq/L,K+ 20mEq/L,Cl- 66mEq/L dNa+ 90mEq/L,K+ 0mEq/L,Cl- 70mEq/L eNa+ 154mEq/L,濃グリセリン,フルクトース配合液

  • 64

    救急救命士が行えない処置はどれか3つ選べ。 a胃内容物の吸引 b中心静脈穿刺 c気管挿管 d除細動 eブドウ糖溶液投与 f維持液輸液

    abf

  • 65

    偶発性低体温症の心電図所見でないのはどれか。 aPQ間隔の短縮 b心房細動 c陰性T波 d洞性徐脈 eJ波

  • 66

    救急救命士の特定行為を4つ答えよ。

    気管挿管(心停止時のみ)、静脈路確保および乳酸リンゲル液輸液、ブドウ糖投与、エピネフリン(アドレナリン)静脈内投与

  • 67

    70歳の男性.意識障害のため搬入された.冬の寒い日に長時間の停電があり,自宅で発見された時には意識はなく暖房は消えて室内は冷えきっていたという.救急搬送時から救急車内の暖房や保温シートなど表面加温が開始された.搬入時,意識レベルはJCSⅢ-300.腋窩温32.0℃.脈拍60/分,整.血圧92/52mmHg.呼吸数10/分.SpO2 88%(リザーバー付マスク10L/分酸素投与下).全身の皮膚は冷たく,発汗はない. まず行うべきなのはどれか. a頭部CT b気管挿管 c温浴加温 d胸骨圧迫 e尿道カテーテル留置

  • 68

    63歳の女性.7月末の正午過ぎ,救急外来に日本語の話せない外国人女性が救急車で搬入された.救急車で同行した配偶者(外国人)が病院の臨床修練外国医師に話した内容と患者の所見をまとめた診療記録を示す. The patient felt faint while walking on the beach.She then sat under a shade where she vomited.She complained of headache and dizziness before fainting.Her face turned red and her breathing became rapid. Physical examination ・Body temperature:39.2℃. ・Conscious level:Glasgow Coma Scale E3 V4 M5. ・Skin:generally hot, flushed and dry. ・Heart rate:140/min, regular. ・Blood pressure:86/60mmHg. ・Respiratory rate:24/min, shallow. ・No hemiplegia. ・Muscle spasms in limbs. まず行うべきなのはどれか. aChest CT bBody cooling cOral water intake dTracheal intubation eAntibiotics infusion

  • 69

    高圧酸素療法の適応はどれか2つ選べ。 a気胸 b高山病 cガス壊疽 d重金属中毒 e有機リン中毒 f減圧症〈潜函病〉

    cf

  • 70

    環境による障害について正しいのはどれか. a深部体温44℃の熱中症は予後が悪い. b減圧症は旅客機に搭乗することで改善する. c凍傷では壊死部分のマッサージが有効である. d高地脳浮腫では酸素吸入で登山続行が可能となる. e全身被ばく後に下血を伴う急性放射線障害は予後が良い.

  • 71

    高山病の治療は下山することと①が基本となるが、治療および予防として②を投与することもある。

    ①酸素投与 ②アセタゾラミド

  • 72

    減圧症の治療は何か。

    高圧酸素療法

  • 73

    58歳の女性.嘔吐,腹痛および下痢を主訴に来院した.今朝,自分で弁当を作って夫とピクニックへ行き,昼食の弁当とともに,道沿いで採った山菜,キノコ及び釣った魚をキャンプ場で焼いて食べた.その後,湧き水を沸かしてお茶を飲んだ.約1時間後,目の前が暗くなり,冷や汗をかいて涙が止まらなくなった.約4時間後から吐き気と腹痛とを自覚するとともに下痢が始まり,水を飲んでは嘔吐することを繰り返した.7時間後,手掌に軽度のしびれを自覚し,頭がぼーっとするようになったため受診した.同行した62歳の夫も下痢をしたという.同じ弁当を昼に勤務先で食べた娘には特に症状がなかった.体温37.2℃.脈拍52/分,整.血圧114/58mmHg.発汗を認める.瞳孔径は両側2mmである.心音と呼吸音とに異常を認めない.腹部は平坦,軟で,腹部全体に軽度の圧痛を認める.肝・脾を触知しない.腸雑音の亢進を認める.便は下痢便で,潜血を認めない. 原因として最も考えられるのはどれか. aキノコ毒 b腸炎ビブリオ cノロウイルス d黄色ブドウ球菌 eカンピロバクター

  • 74

    58歳の男性と55歳の女性の夫婦.本日午後11時に,下痢,嘔吐および腹痛を主訴に夫婦とも救急車で搬入された.夫は長期出張から午後8時に帰ったばかりであり,午後9時に夫婦揃って夕食をとった.妻によると献立は鍋物で,具材は冷凍にしておいた牡蠣,スーパーで本日午後に買った豆腐と野菜(春菊,ねぎ,もやし)であった.その他に米飯と市販の漬物と昨日妻が採った山菜の天ぷらで夫婦で同じ物を食べたという.午後10時ころより夫婦とも腹痛が出現し,症状が増悪したため救急車を要請した. 原因と考えられるのはどれか. aアニサキス b植物性自然毒 cノロウイルス dカンピロバクター e腸管出血性大腸菌

  • 75

    ‪当直中に病院職員から電話があった.「帰宅したら,自宅の浴室に目張りがされており,浴室から卵が腐ったような臭いが漏れ出している.浴室では弟が倒れているようである.119番には通報している」という. 適切な指示はどれか. aすぐ現場を離れる. b浴室の換気扇を回す. c弟の心肺蘇生を始める. d弟を浴室から連れ出す. e臭いの発生源を確認する.

  • 76

    36歳の男性.意識障害のため救急車で搬入された.夏季に作業のため穀物貯蔵タンク内に入ったところ,間もなく意識を消失して倒れた.作業前に普段と変わったところはなく,所持品に不審なものもなかった.救急隊接触時,全身にチアノーゼを認め,SpO2 88%であった.来院時の意識レベルはJCSⅢ-300.体温37.2℃.心拍数108/分,整.血圧132/90mmHg.呼吸数16/分.SpO2 100%(リザーバー付マスク10L/分 酸素投与下).心音と呼吸音とに異常を認めない.皮膚は湿潤しており,血管拡張は認めない.血液所見:赤血球530万,Hb 16.0g/dL,白血球6,000.血液生化学所見:総蛋白6.8g/dL,AST 30U/L,ALT 32U/L,CK 22U/L(基準30〜140),尿素窒素16mg/dL,クレアチニン1.1mg/dL,Na 142mEq/L,K 3.8mEq/L,Cl 102mEq/L.心電図と胸部X線写真とに異常を認めない. 最も考えられる病態はどれか. a一酸化炭素中毒 b酸素欠乏症 cシアン化水素中毒 d熱中症 e硫化水素中毒

  • 77

    20歳の男性.意識障害のため搬入された.約1時間前に自殺目的で有機リン系殺虫剤を約500mL飲んだことが判明している.救急隊からの連絡によると,救急車内での意識レベルはJCSⅢ-300.体温36.0℃.脈拍80/分,整.血圧110/72mmHg.呼吸数10/分.SpO2 100%(リザーバー付マスク10L/分 酸素投与下).救急外来への搬入時に嘔吐し,尿失禁と便失禁とがあり,有機溶媒臭が漂っている. まず行うべき対応はどれか. a除染 b血圧測定 c拮抗薬投与 d制吐薬投与 e緊急血液透析

  • 78

    50歳の男性.意識障害のため救急車で搬入された.農業用の共同管理小屋の近くで倒れているのを近所の人が発見し,救急車を要請した.最近,うつ傾向のため自宅近くの医療機関を受診していたという.農作業に従事しており,意識レベルはJCSⅡ-20.体温36.0℃.心拍数44/分,整.血圧98/56mmHg.呼吸数20/分.SpO2 96%(room air).縮瞳を認める.皮膚は湿潤していて発赤を認めない.骨格筋の線維束攣縮を認める.血液所見:赤血球480万,白血球6,200,血小板30万.アルブミン4.6g/dL,総ビリルビン0.8mg/dL,コリンエステラーゼ0U/L(基準400〜800),CK 20U/L(基準30〜140),クレアチニン1.0mg/dL. 治療薬として適切なのはどれか.2つ選べ. aナロキソン bフルマゼニル c亜硝酸アミル d硫酸アトロピン eヨウ化プラリドキシム〈PAM〉

    de

  • 79

    有機リン中毒でみられるのはどれか3つ選べ。 a血尿 b口渇 c縮瞳 d発汗 eけいれん

    cde

  • 80

    25歳の男性.気分不良を主訴に来院した.レストランで昼食をとっていたところ「液体のようなものがまかれた」という声がして,レストラン内で数人が倒れた.気分が悪くなったためレストランから飛び出し,徒歩で近くの病院を受診した.会話は可能であり,目の前が暗く感じ,鼻水が止まらないと訴えている.病院の受付から報告を受け,患者を他の患者と接触のない救急室の一室に隔離するよう指示した. 最初に行うべきなのはどれか. a警察に問い合わせる. b動脈血ガスを測定する. cバイタルサインをチェックする. d症状と発症時の状況とを詳しく聞く. e患者に服を脱いでもらい密封できる袋に詰めてもらう.

  • 81

    粘膜刺激症状を呈する有毒ガスはどれか。 aサリン bブタン c亜硫酸ガス d一酸化炭素 eシアン化水素

  • 82

    中年の女性.ホテルの部屋で倒れているのを従業員が発見し,呼びかけに反応が乏しいため救急車を要請した.救急隊到着時にはけいれんしていたが,搬送開始直後に治まった.意識レベルはJCSⅡ-20.体温38.6℃.心拍数106/分,整.血圧94/50mmHg.呼吸数24/分.SpO2 100%(マスク5L/分 酸素投与下).皮膚はやや乾燥.瞳孔径は両側6.5mmで,対光反射は両側やや緩慢.眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない.口腔内は乾燥している.頸静脈の怒張を認めない.心音と呼吸音とに異常を認めない.腸雑音は減弱している.四肢に麻痺はなく,腱反射は正常.血液所見:赤血球450万,Hb 13.9g/dL,Ht 42%,白血球11,200,血小板16万,PT-INR 1.2(基準0.9〜1.1).血液生化学所見:総蛋白7.0g/dL,アルブミン3.9g/dL,CK 1,500U/L(基準30〜140),尿素窒素18mg/dL,クレアチニン0.8mg/dL,血糖98mg/dL.動脈血ガス分析(マスク5L/分 酸素投与下):pH 7.35,PaCO2 28Torr,PaO2 100Torr,HCO3- 15mEq/L.心電図は洞調律で不整はないが,QRS幅が広がりQT間隔の延長を認める.ST-T変化を認めない.胸部X線写真で心胸郭比と肺野とに異常を認めない.頭部CTに異常を認めない. Q1.ホテルの部屋のごみ箱に錠剤の空包が多数捨ててあったとの情報が得られた.最も可能性が高い薬物はどれか. a麻薬 bコリン作動薬 c三環系抗うつ薬 d交感神経作動薬 eベンゾジアゼピン系睡眠薬 Q2.中毒物質の迅速簡易定性に用いられる検体はどれか. a尿 b便 c胃液 d血液 e脳脊髄液

    Q1.c Q2.a

  • 83

    中毒と症状の組合せで誤っているのはどれか。 a急性アルコール中毒 - 意識障害 b局所麻酔薬中毒 - 全身けいれん c急性睡眠薬中毒 - 頻呼吸 d硫化水素中毒 - 結膜充血 e有機リン中毒 - 発汗

  • 84

    初期治療として酸素吸入が禁忌であるのはどれか。 aヒ素中毒 b一酸化炭素中毒 cパラコート中毒 dシンナー中毒 eフグ中毒

    c

  • 85

    中毒症状で誤っているのはどれか。 a一酸化炭素中毒では皮膚が鮮紅色になる。 b青酸化合物中毒では呼気にアーモンド臭がある。 cパラコート中毒では口腔粘膜が黄色になる。 d有機リン剤中毒では縮瞳がみられる。 eたばこ誤飲では嘔吐がみられる。

  • 86

    56歳の男性.意識障害(昏迷)のため救急車で搬入された.自殺を目的として,1時間前に除草剤のパラコートを飲んだ. 対応として適切なのはどれか. a浣腸 b胃洗浄 c酸素吸入 dアトロピン投与 e硫酸マグネシウム投与

  • 87

    2歳の男児.自宅でぐったりしているところを見つけた母親に伴われて来院した.発見時,患児のそばにジュースの空き缶が転がっており,畳に液体がこぼれていた.同日に自宅を訪問していた父親の同僚が,その缶を灰皿代わりにたばこを吸っていたという. 注意すべき中毒症状はどれか.2つ選べ. a嘔吐 b喘鳴 c発熱 d蕁麻疹 eけいれん

    ae

  • 88

    52歳の男性.意識障害のため同僚とともに来院した.倉庫内でガソリンエンジンを動力源とするコンクリートカッターを使用して鉄筋コンクリートの床面の切断作業を行っていたが,うずくまるようにして倒れているのを発見された.コンクリートカッターは作動したまま,放置されていた.意識はもうろうとしていたが,外傷はなかったため,社用車で来院した.同所で作業し,ともに来院した同僚3名は頭痛や悪心の症状を訴えている.意識レベルはJCSⅡ-10.体温36.8℃.脈拍88/分,整.血圧146/80mmHg.呼吸数24/分.SpO2 97%(room air).顔色は紅潮している.心音と呼吸音とに異常を認めない.腹部は平坦,軟で,肝・脾を触知しない.四肢の筋緊張は低下している. まず行うべき処置はどれか. a胃管挿入 b酸素投与 cブドウ糖静注 dアドレナリン筋注 e吸入β刺激薬投与

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    問題一覧

  • 1

    体血管抵抗が低下するショックを3つ答えよ。

    敗血症性ショック、アナフィラキシーショック、 神経原性ショック

  • 2

    広範囲熱傷受傷早期のショックにおいて想定される現象をそれぞれ答えよ。 ①心拍出量(上昇/低下) ②中心静脈圧(上昇/低下) ③体血管抵抗(上昇/低下)

    ①心拍出量低下 ②中心静脈圧低下 ③体血管抵抗上昇

  • 3

    Q1.閉塞性ショックをきたすものはどれか3つ選べ。 a消化管出血 b心タンポナーデ c肺塞栓症 dアナフィラキシー e緊張性気胸 Q2.これら閉塞性ショックの心拍出量、体血管抵抗、中心静脈圧、肺動脈楔入圧はそれぞれどうなるか。

    Q1. bce Q2. 心拍出量:低下 体血管抵抗:上昇 中心静脈圧:上昇 肺動脈楔入圧:低下

  • 4

    心タンポナーデの、 ①心拍出量 ②体血管抵抗 ③中心静脈圧 ④肺動脈楔入圧 をそれぞれ答えよ。

    ①低下 ②上昇 ③上昇 ④低下

  • 5

    救急外来で血管確保のために準備しておくべき留置針の太さ(G)で適切なのは①であり、ワクチンや皮下注射には②が使われる。また、数字が大きいほど針は③い。 a14G b18G c24G d30G e34G

    ①b ②c ③細

  • 6

    Shock Index(出血量)の式は①であり、妊婦のSI=1.5の場合、出血量は約②mLと予想される。

    ①脈拍数/収縮期血圧 ②2500

  • 7

    神経原性ショックでは、①優位となるため、他のショックと違って脈拍数は②する。

    ①副交感神経 ②低下

  • 8

    敗血症性ショックでは何を投与するか

    ノルアドレナリン

  • 9

    血小板の基準値はいくらか

    13万~35万

  • 10

    急速大量輸液を開始した。敗血症性ショックと判断するための指標はどれか。2つ選べ。 a尿量 b心拍数 c血清乳酸値 d呼吸数 e平均血圧

    ce

  • 11

    敗血症性ショックの治療目標について。 ・最初の3時間以内に生食か乳酸リンゲル液を投与 ・①>②mmHg 保つのに③必要 ・時間尿量>④

    ①平均血圧 ②65 ③昇圧薬(ノルアドレナリン) ④0.5mL/kg・h

  • 12

    輸液製剤のうち細胞外液型であるものを全て選べ。

    ab

  • 13

    輸液製剤である乳酸リンゲル液の組成は Na①、K②、Cl③、乳酸④、グルコース⑤である。

    ①130 ②4 ③109 ④28 ⑤0

  • 14

    カリウムを投与する際には( )mEq/L以下に希釈することが必要である。

    40

  • 15

    5%ブドウ糖液の輸液が適応となる病態はどれか。 a 尿崩症 b 低張性脱水 c 等張性脱水 d 急性副腎不全 e ADH分泌不適合症候群〈SIADH〉

  • 16

    80歳の女性。頭痛、吐き気および下肢のけいれんを主訴に来院した。日中は自宅に一人でおり、夕方帰宅した家族に連れられて受診した。同日の最高気温は39℃で、冷房は使用していなかったという。60歳から高血圧症のため、降圧薬を内服している。75歳時に急性心筋梗塞のため冠動脈ステントを留置されている。意識は清明。身長154cm、体重48kg。体温37.0℃。脈拍92/分、整。血圧108/58mmHg。尿所見:比重1.020、蛋白(±)、潜血(―)、尿中Na 15mEq/L。血液所見:赤血球:490万、Hb 14.0g/dL、Ht 43%、白血球6,300、血小板18万。血液生化学所見:総蛋白6.8g/dL、アルブミン4.2g/dL、AST 35U/L、ALT 40U/L、CK 4,320U/L(基準30〜140)、尿素窒素38mg/dL、クレアチニン2.5mg/dL、尿酸7.5mg/dL、Na 140mEq/L、K 5.0mEq/L、Cl 104mEq/L。 最初に行う輸液の組成として最も適切なのはどれか。 a 5%ブドウ糖 b Na 35mEq/L、K 20mEq/L、Cl 35mEq/L c Na 84mEq/L、K 20mEq/L、Cl 66mEq/L d Na 90mEq/L, K 0mEq/L、Cl 70mEq/L e Na 154mEq/L、濃グリセリン、フルクトース配合液

  • 17

    44歳女性。腹部膨満を主訴に来院した。肝硬変と診断されている。来院時の腹部CTでは著名な腹水貯留を認める。血液所見:Na 131mEq/L、K 3.6mEq/L、Cl 97mEq/L。 初期輸液のNa濃度として適切なのはどれか。 a 35 b 77 c 90 d 130 e 154

  • 18

    乳児の心肺蘇生法について答えよ。 ・胸骨圧迫の深さは胸の厚さの①である。 ・胸骨圧迫は②回/分の速さで行う。 ・アドレナリンは③mg/kgを静脈内投与する。 ・2人で行う胸骨圧迫と人工呼吸の比は④:2である。 ・脈拍の触知は⑤動脈で行う。 ・静脈路の確保が困難な場合には⑥路を選択する。

    ①1/3 ②100〜120 ③0.01 ④15 ⑤上腕 ⑥骨髄

  • 19

    救命救急センターでpulseless electrical activity〈PEA〉と判断し,心肺蘇生を継続した.研修医が胸骨圧迫を継続する傍ら,指導医が薬物投与のため静脈路の確保を行うこととした. 静脈路確保で第一選択となる部位はどこか. a大腿静脈 b内頸静脈 c鎖骨下静脈 d大伏在静脈 e肘正中皮静脈

  • 20

    52歳の男性.突然の心停止のため救急車で搬入された.マラソン競技大会で走行中に突然倒れ,直後から呼びかけに反応なく,呼吸もなかった.現場で大会救護員が胸骨圧迫を開始し,AEDによる音声指示でショックを1回施行した.救急隊到着時の意識レベルはJCSⅢ-300.頸動脈の拍動は触知可能であった.救命救急センター搬入時の意識レベルはGCS 6.心拍数96/分(洞調律).血圧108/72mmHg.呼吸数24/分.SpO2 100%(リザーバー付マスク10L/分 酸素投与下). 脳保護のために行うべき治療はどれか. a人工過換気 b体温管理療法 c静脈麻酔薬投与 d高浸透圧利尿薬投与 e副腎皮質ステロイド投与

  • 21

    4ヵ月の乳児.RSウイルス感染症による呼吸障害のため入院している.呼吸・心拍モニターのアラームが鳴ったため研修医,指導医および看護師で患児を診察に行ったところ全身にチアノーゼを認めた.気道確保をして呼吸を確認したが,自発呼吸を認めない.心電図モニターでは心静止である.末梢静脈路は確保されており,心肺蘇生の備品は病室に準備されている. 直ちに行うべきなのはどれか. a酸素投与 b気管挿管 c電気ショック dアドレナリン投与 e胸骨圧迫と人工呼吸

  • 22

    AEDの放電後は①となるため、その後すぐに②(意識の確認/頸動脈触知/胸骨圧迫/人工呼吸)を行う。これを③分ごとに繰り返す。ペースメーカーがある場合は電極は④cm以上離す。

    ①(一旦)心静止 ②胸骨圧迫 ③2 ④3

  • 23

    AEDの貼る位置として正しいのはどれか2つ選べ。 a右前胸部 b右側胸部 c右側腹部 d左前胸部 e左側胸部 f左側腹部

    ae

  • 24

    倒れてる人を発見した場合の対処法について。 まず第一に①を確認 →肩を叩いて意識の確認を行う →反応なければ② →③の確認を④以内に行う(脈の触知は必須で⑤) →呼吸なければ⑥を⑦の割合で行う(胸骨下半分) →AEDを装着し、⑧であれば除細動の適応であり、 ⑨であれば除細動の適応なし 〈除細動適応あり〉 ショック1回の後、直ちに⑩ 〈除細動適応なし〉 直ちに⑪

    ①周囲の安全 ②大声で人を呼ぶ ③(人呼んでる間に)呼吸 ④10秒 ⑤ない(熟練者なら行う) ⑥胸骨圧迫 ⑦30:2 ⑧VF、脈ナシVT ⑨心静止、無脈静電気活動〈PEA〉 ⑩胸骨圧迫再開 ⑪胸骨圧迫再開

  • 25

    アドレナリンが静注できない場合に投与する方法を2つ答えよ。

    気管内投与、骨髄投与

  • 26

    82歳の女性.発熱と意識障害のため救急車で搬入された.3日前から発熱し,食事もむせるようになった.本日朝から呼びかけへの反応が乏しくなった.72歳時からAlzheimer型認知症に対してドネペジルを内服中である.ADLは車いす移動.2年前からサービス付き高齢者向け住宅に入居している.体温38.2℃.心拍数40/分,整.血圧140/90mmHg.呼吸数24/分.SpO2 92%(リザーバー付マスク10L/分酸素投与下).瞳孔は高度に縮瞳し,対光反射は消失している.鼻汁,流涎および発汗がみられる.運動麻痺を認めない.腱反射の異常を認めない.両側肺底部にcoarse cracklesを聴取する.腹部は平坦,軟で,肝・脾を触知しない.下腿に浮腫を認めない.下肢に筋力低下を認める. Q1.この病態の診断に有用な血液検査項目はどれか. aCa bTSH c血糖 d血清補体値 eコリンエステラーゼ Q2.対応で正しいのはどれか2つ選べ. aアドレナリン投与 bダントロレン投与 cドネペジルの中止 d硫酸アトロピン投与 eアセトアミノフェン投与

    Q1.e Q2.cd

  • 27

    19歳の男性.交通外傷のため搬入された.バイクを運転中に対向車と接触し転倒,崖下に転落した.意識はほぼ清明だが会話は困難.脈拍124/分.血圧92/70mmHg.呼吸数28/分.SpO2 100%(リザーバー付マスク10L/分 酸素投与下).顔面に挫創があり,口腔から出血と凝血塊の喀出を認める.胸部は右前胸部に圧痛があり,右呼吸音が減弱している.右下肢は外旋位で,右下腿の変形と開放創を認める.腹部超音波検査で腹腔内に液体貯留を認める.マスクによる酸素投与を継続している. Q1.次に行うべき処置としてまず行うものは何か. Q2.今後行う処置として適切でないものはどれか. a気管挿管 b口腔内の吸引 c緊急気管切開 d輪状甲状靱帯穿刺 e経鼻エアウェイ挿入

    Q1.b Q2.e

  • 28

    42歳の男性.工場の爆発事故で受傷し,強い息苦しさのため救急車で搬入された.崩落した機器に右下肢が挟まれた.受傷から1時間で救出され,病院に到着した.意識レベルはJCSⅡ-10.体温37.2℃.心拍数136/分,整.血圧80/60mmHg.呼吸数32/分.SpO2 94%(リザーバー付マスク10L/分 酸素投与下).頭髪と鼻毛は焼失している.眼瞼結膜は蒼白であり,口腔内と咽頭の粘膜は煤が付着し,浮腫状である.嗄声がみられる.頸静脈の怒張はない.右上腕部と右大腿部の変形がみられる.右大腿部開放創からの活動性出血が著しかったため,病院前救護においてタニケットを使用した止血が行われ,すでに止血している.呼吸音に左右差を認めないがwheezesを聴取する.動脈血ガス分析(リザーバー付マスク10L/分 酸素投与下):pH 7.30,PaCO2 30Torr,PaO2 84Torr,HCO3 18mEq/L.血中一酸化ヘモグロビン濃度15%(基準1以下).胸部X線写真で両側にびまん性浸潤影がみられる.骨盤X線写真に異常を認めない.大腿部および上腕部X線写真で右大腿骨骨折と右上腕骨骨折を認める. 気道確保で用いる器具は次のうちどれか.

  • 29

    68歳の女性.意識障害と右上下肢の麻痺のため救急車で搬入された.3年前から高血圧症と心房細動に対して降圧薬と抗凝固薬との内服治療を受けていた.意識レベルはGCS 9(E3V2M4).体温35.8℃.心拍数68/分,不整.血圧192/88mmHg.呼吸数10/分.SpO2 97%(鼻カニューラ4L/分 酸素投与下).頸静脈の怒張を認めない.心音は心尖部を最強点とするⅡ/Ⅵの収縮期雑音を聴取する.呼吸音に異常を認めない.右上下肢に弛緩性麻痺を認める.頭部CTで左被殻に広範な高吸収域を認める.CT撮影を終え処置室に戻ってきたところ,呼吸状態が悪化した.舌根沈下が強く,用手気道確保を行ったがSpO2の改善がみられなかった. この患者にまず行う気道管理として適切なのはどれか. a経口気管挿管 b経鼻気管挿管 c輪状甲状靱帯切開 d経鼻エアウェイ挿入 eラリンジアルマスク挿入

  • 30

    72歳の女性.家屋の火災によって熱傷を負い救急車で搬入された.呼吸困難を訴えたため,酸素投与下に搬送された.意識は清明.体温36.8℃.心拍数120/分,整.血圧150/84mmHg.呼吸数26/分.SpO2 96%(マスク6L/分 酸素投与下).熱傷部位は顔面および両前腕に限られ,前頸部やその他の部位は受傷していない.顔の表面と口腔内には煤が付着しており,鼻毛は焦げている.発語はできるが,嗄声であり,呼吸困難を引き続き訴えている. 行うべき気道確保はどれか. a気管挿管 b気管切開 c輪状甲状靱帯切開 d経鼻エアウェイ挿入 eラリンジアルマスク挿入

  • 31

    気管挿管の仕方について。 気道内に痰や出血があればまず①をし、バックバルブマスクでSpO2を②にしておく。挿管チューブには③を入れておく。次に、右利きの場合なら④手で喉頭鏡を持ち、喉頭展開する。カフが⑤を通過したら③を抜く。カフを⑥で膨らませて固定する。挿管後は左右の⑦を聴診し、レントゲンで⑧の上に挿入できてるか確認する。気管に正しく挿管されていればETCO2(呼気二酸化炭素濃度)は⑨し、呼気時にチューブが⑩。このとき誤って食道に挿管されていればETCO2は⑪となる。

    ①吸引 ②100% ③スタイレット ④左 ⑤声門 ⑥空気 ⑦肺 ⑧気管分岐部 ⑨上昇 ⑩くもる ⑪0

  • 32

    22歳の男性.墜落外傷のため救急車で搬入された.高所での作業中,誤って下肢から地面に墜落した.強い腰痛と左下肢の痛みを訴える.意識レベルJCSⅠ-3.身長170cm,体重60kg.体温35.6℃.心拍数128/分,整.血圧88/60mmHg.呼吸数24/分.SpO2 97%(リザーバー付マスク10L/分酸素投与下).毛細血管再充満時間は3秒と延長している.瞳孔径は右4mm,左4mm,対光反射は正常.顔面に挫創がみられる.口腔からの出血はない.頸静脈の怒張はない.胸部は左前胸部に圧痛がみられる.両側呼吸音は正常で左右差を認めない.皮下気腫はない.左下肢は外旋位で痛みのため動かそうとしないが,知覚異常は認めない.左下腿の創部から持続出血がみられ,土が多量に付着している.左足趾の動きに異常を認めない.離握手や開眼,閉眼の指示に応じる.皮膚には冷汗と湿潤がみられる.血液所見:赤血球360万,Hb 10.8g/dL,白血球12,600,血小板30万,PT-INR 1.4(基準0.9〜1.1),APTT 41.0秒(基準対照32.2秒),血漿フィブリノゲン168mg/dL(基準200〜400),CK 130U/L(基準30〜140).画像所見:迅速簡易超音波検査〈FAST〉で心囊腔,胸腔および腹腔内の液体貯留はみられない.胸部X線写真で左4-7肋骨骨折と左肺野の透過性低下がみられる.骨盤X線写真で左第5腰椎横突起骨折,左腸骨骨折,左恥坐骨骨折および左仙腸関節の離開がみられる.下腿X線写真で左脛骨骨幹部骨折がみられる. 対応として適切なのはどれか3つ選べ. a試験開腹術 b輸血の準備 c下腿の筋膜切開 d骨盤骨折に対する創外固定 e破傷風トキソイドの筋肉内投与

    bde

  • 33

    70歳の男性.咳嗽と嘔吐を主訴に来院した.5日前から発熱と咳嗽を認めていたが,昨日から食事が摂れなくなり胃液を嘔吐している.今朝から反応が乏しくなった.2年前から脳梗塞による左片麻痺がある.意識レベルはJCSⅡ-10.体温38.2℃.脈拍108/分,整.血圧72/42mmHg.呼吸数20/分.SpO2 94%(room air).四肢は温かい.心音に異常を認めない.右胸部にcoarse cracklesを聴取する.上腹部はやや膨隆している.微生物検査用に血液と喀痰を採取し,末梢静脈から輸液を開始した. 次に行う対応として適切なのはどれか. a輸血 b気管挿管 c経鼻胃管挿入 dヘパリン投与 eプロプラノロール投与 fラリンジアルマスク

  • 34

    30歳の男性.交通事故のため搬入された.乗用車を運転中,急停止した大型トラックに追突し,腹部をハンドルで強打した.意識は清明.身長173cm,体重68kg.体温37.8℃.呼吸数30/分.脈拍116/分,整.血圧106/64mmHg.顔面は蒼白.上腹部に圧痛を認める.右前腕に腫脹を認める.血液所見:赤血球350万,Hb 11.6g/dL,Ht 39%,白血球10,200,血小板15万.動脈血ガス分析(自発呼吸,room air):pH 7.42,PaO2 68Torr,PaCO2 32Torr. 直ちに行うのはどれか2つ選べ. a輸液 b酸素投与 c昇圧薬投与 d右前腕外固定 e導尿カテーテル留置

    ab

  • 35

    気管挿管の適応3つ答えよ。

    ①酸素を十分に投与してもSpO2上がらない ②上気道閉塞(stridorや吸気性喘鳴など) ③換気不全(呼吸数5回/min以下)

  • 36

    赤血球243万,Hb 5.4g/dL,Ht 22%,白血球8,400,血小板12万.血液生化学所見:AST 56IU/L,ALT 42IU/L,尿素窒素24mg/dL,クレアチニン1.4mg/dL.患者の体重は60kg,輸血に使用した血液のHbは1単位28g,循環血液量は体重の7%とし,さらなる失血と輸液の影響は考慮しないものとする. この患者に赤血球濃厚液4単位を輸血した場合のHb(g/dL)として最も考えられるのはどれか. a7 b8 c9 d10 e11

  • 37

    65歳の男性.スクーターで走行中に対向車と正面衝突して受傷したため救急車で搬入された.腹部から腰部の痛みを訴えている.意識はほぼ清明.体温35.8℃.心拍数140/分,整.血圧80/50mmHg.呼吸数24/分.SpO2 100%(リザーバー付マスク10L/分 酸素投与下).頸静脈の怒張を認めない.迅速簡易超音波検査〈FAST〉で異常所見を認めなかった. ショックの原因として最も考えられるのはどれか. a大量血胸 b緊張性気胸 c心タンポナーデ d大量腹腔内出血 e大量後腹膜出血

  • 38

    GCSにおいて、除皮質硬直はM①、痛み刺激からの逃避運動はM②である。

    ①3 ②4

  • 39

    外傷患者で診断を確定するために、単純CTに造影CTを追加することが最も有用なのはどれか。 a気胸 b脳挫傷 c脾損傷 d肋骨骨折 eびまん性軸索損傷

  • 40

    「若い男性が乗用車を運転中に大型貨物自動車と衝突した」と消防に通報があり,消防指令は直ちに救命救急センターにドクターカーの出動を要請した.ドクターカーが現場に到着したときには閉じこめられていた運転者を救急隊が車外に救出したところであった.意識レベルはJCSⅡ-30.体温36.0℃.心拍数88/分,整.血圧144/80mmHg.呼吸数24/分.SpO2 92%(room air).頭部に挫創を認める.右下腿骨の骨折を認める. 現場でまず行うべき処置はどれか. a気管切開 b酸素投与 c挫創部の縫合 d腹部超音波検査 e中心静脈路確保

  • 41

    52歳の男性.自宅の庭木の手入れ中に誤ってはしごから墜落した.尿道からの出血が止まらないため救急車を要請した.意識は清明.体温36.0℃.脈拍110/分,整.血圧90/58mmHg.呼吸数20/分,整.SpO2 100%(リザーバー付マスク10L/分 酸素投与下).頭頸部と胸腹部とに変形,外傷,皮下血腫および圧痛を認めない.四肢に擦過創を認める.殿部の腫脹と疼痛とを認める.外尿道口から持続的な出血を認める.ポータブルX線写真で骨盤骨折を認める.呼吸と循環の補助を開始するとともに,尿量測定のため尿道カテーテル留置を検討することとなった. Q1.挿入する前に行うべきなのはどれか. a剃毛 b直腸指診 c尿定性検査 d血液凝固検査 e骨盤部用手圧迫 Q2.診察の結果,尿道損傷があることがわかった.次に行うべき処置は何か.

    Q1.b Q2.膀胱瘻造設

  • 42

    72歳の男性.オートバイで走行中に乗用車と衝突したため搬入された.既往歴と家族歴とに特記すべきことはない.意識レベルはJCSⅡ-20.呼吸数16/分.脈拍64/分,整.血圧136/80mmHg.全身の擦過傷と左前額部の皮下血腫とを認める.両鼻孔から淡血性の液体の流出があった.入院時の頭部単純CT(A,B,C)を次に示す. この患者でみられないのはどれか. a髄液漏 b気脳症 c水頭症 d硬膜外血腫 eくも膜下出血

  • 43

    28歳の男性.建築作業中に誤って約3mの高さから墜落し,頭部を強打した.意識障害がみられ,救急搬送された.来院時の頭部単純CTで異常を認めない.心音と呼吸音とに異常を認めない.翌日に撮影された頭部MRIのFLAIR像で脳梁を中心とした白質に小さな高信号領域の散在を認めた.受傷後4日目に開眼し,受傷後5日目には意識レベルはJCSⅠ-1となった.リハビリテーションを進め自宅退院を目指すことになった. 退院後も長期に認められる可能性があるのはどれか. a失調 b片麻痺 c嚥下障害 d排便障害 e行動障害

  • 44

    23歳の男性.バイクを運転中に転倒して頭部を受傷したため救急車で搬入された.意識は清明.体温36.6℃.脈拍100/分,整.血圧130/80mmHg.呼吸数24/分.SpO2 99%(room air).胸部と腹部とに異常を認めない.右側頭部を強打しており右外耳からの出血がある.血液検査と尿検査とに異常を認めない.頭部CTで内耳道に達する側頭骨骨折と気脳症とを認める. 出現が予想される症状はどれか.2つ選べ. a嗄声 b複視 c難聴 d髄液漏 e顔面の知覚低下

    cd

  • 45

    気脳症があれば①を疑う。①があれば、②検査で③反応陽性となることを確認する。

    ①髄液漏 ②テステープ ③糖

  • 46

    42歳の男性.交通外傷のため救急車で搬入された.横断歩道を歩行中,自家用車にはねられた.呼吸困難と胸痛を認める.意識は清明.心拍数122/分,整.血圧90/40mmHg.呼吸数25/分.呼吸音は右胸部で減弱しており,吸気時に右前胸部が陥凹する所見がみられた.来院時,SpO2 92%(マスク5L/分酸素投与下)であった. 前胸部陥凹の原因はどれか. a血胸 b横隔膜損傷 c横隔神経麻痺 d多発肋骨骨折 e心タンポナーデ

  • 47

    67歳の男性.交通外傷で搬入された.車の運転中,電柱に衝突した.意識は清明.胸痛と呼吸困難とを訴えている.脈拍96/分,整.血圧146/76mmHg.呼吸数20/分,SpO2 93%(リザーバー付マスク10L/分酸素投与下).頸静脈の怒張を認めない.胸郭の奇異性運動を認める.胸骨部に圧痛と皮下出血とを認める.血液所見:赤血球384万,Hb 11.2g/dL,Ht 39%,白血球9,800,血小板23万.CK 57IU/L(基準30~140).CRP 0.3mg/dL.動脈血ガス分析(自発呼吸,リザーバー付マスク10L/分酸素投与下):pH 7.21,PaCO2 60Torr,PaO2 80Torr,HCO3- 23mEq/L.胸部X線写真と胸部単純CTとで気胸を認めない.胸部単純CT(A)と胸郭3D-CT(B)とを次に示す. まず行うべき処置はどれか. a輸血 b陽圧換気 cドパミンの投与 d心囊ドレナージ e胸腔ドレナージ

  • 48

    18歳の男子.サッカーの部活中に陰部を蹴られ,右精巣に腫脹と疼痛とが生じたため救急受診した.顔面はやや蒼白で,腰を曲げて下腹部を押さえている.右陰囊部は手拳大に腫脹し,皮膚は青黒く緊満し,触診で強度の疼痛を訴える.血液所見:赤血球410万,Hb 13.5g/dL,白血球8,100,血小板19万.尿所見と血清生化学所見とに異常はない.左右の陰囊部超音波写真を次に示す. 適切な治療はどれか. a陰囊温罨法 b陰囊穿刺 c陰囊切開ドレナージ d右精巣固定 e右精巣摘除

  • 49

    50歳の男性.自宅で地震に遭い,倒れてきたタンスに右下肢を挟まれて動けなくなった.翌日に救出されて救急外来に搬送された.骨折はなく全身状態は良好であったが,褐色尿を認めた. 尿所見として考えられるのはどれか. a糖陽性 bビリルビン陽性 c潜血反応陽性 d沈渣に赤血球30~49/1視野 e沈渣に白血球10~30/1視野

  • 50

    80歳の男性.咳嗽を主訴に受診した.昨日の朝食後に咳嗽が出現し,同時に右臼歯の歯冠がないことに気付いたため来院した.意識は清明.身長162cm,体重55kg.体温36.8℃.脈拍72/分,整.血圧120/70mmHg.呼吸数18/分.心音と呼吸音とに異常を認めない.胸部X線写真(A,B)を次に示す. まず行うべきなのはどれか. a抗菌薬投与 b胸腔鏡下手術 c気管支内視鏡 d自己咳嗽誘発 e上部消化管内視鏡

  • 51

    10ヵ月の乳児.1時間前に紙巻タバコ1本を食べたことを主訴に来院した.意識は傾眠傾向で,顔色は不良である. 対応として適切なのはどれか. a輸液 b胃洗浄 c経過観察 d緩下薬投与 e人工乳投与

  • 52

    4歳の女児.30分前にボタン電池を飲み込んだため父親に連れられて来院した.機嫌はよい.胸腹部X線写真で胃内にあることが確認された. 対応として適切なのはどれか.2つ選べ. a胃洗浄 b開腹手術 c経過観察 d磁石による摘出 e内視鏡による摘出

    de

  • 53

    1歳10ヵ月の男児.咳と喘鳴とを主訴に母親に連れられて来院した.昨日歩きながらピーナッツの入った菓子を食べていた時に,急にむせ込んで咳をし始めた.本日も咳が持続し喘鳴が出現したため受診した.体温36.7℃.脈拍108/分,整.呼吸数30/分.SpO2 98%(room air).吸気時と呼気時の胸部X線写真を次に示す. この患児にまず行う処置として正しいのはどれか. a酸素投与 b開胸手術 c抗菌薬静脈内投与 dHeimlich法の施行 e気管支内視鏡による摘出

  • 54

    46歳の男性.工場で作業中に引火事故で熱傷を受けて,救急車で搬入された.熱傷の受傷部位を次に示す. 受傷面積の体表面積に占める割合はどれか. a8% b12% c18% d24% e30%

  • 55

    34歳の男性.自宅で就寝中に火災が発生して熱傷を負い,救急車で搬送された.熱傷深度と熱傷範囲を表した図を次に示す. 9の法則で評価したこの患者のBurn Indexはどれか. a54 b45 c36 d27 e18

  • 56

    圧力波による一次爆傷を受けにくいのはどれか。 a眼球 b鼓膜 c肺 d胸椎 e消化管

  • 57

    淡水での溺水でみられないのはどれか。 a肺水腫 b循環血液量増加 c高カリウム血症 d低ナトリウム血症 e代謝性アルカローシス

  • 58

    高速道路のパーキングエリアの出口で,多数の観光客を乗せたバスが大型トラックと衝突した.第1陣の救急隊が到着し,複数の死亡者を含む被災者が40数名いることと爆発の危険性がないこととが確認された.医療拠点を決めているところへ,たまたまパーキングエリアに居合わせた医師が駆けつけた. この医師が救急隊と協力して行う対応で適切なのはどれか. a救命可能な人の外出血を止血する. b皮下骨折〈閉鎖骨折〉に副木固定を行う. c心停止している人に二次救命処置を行う. d精神不安の著しい人の不安の内容を傾聴する. e呼吸が微弱な人に黒色トリアージタッグ〈識別札〉をつける.

  • 59

    救急医療について正しいのはどれか。 a救急救命士は知事が認定する資格である。 b救命救急センターは総務省消防庁が指定する。 c救急指定病院数は最近10年間で増加している。 d休日夜間急患センターの多くは地域医師会が協力する。 eドクターヘリを運用している都道府県数は直近5年で減少傾向である。

  • 60

    心臓機能停止の傷病者に対する救急救命士の特定行為はどれか3つ選べ。 a気管挿管 bアトロピン投与 c中心静脈路確保 dアドレナリン投与 e乳酸リンゲル液輸液

    ade

  • 61

    21歳の男性.大量の発汗があり,突然無口になってうずくまったため,友人に伴われて来院した.生来健康である.ラグビー部の副主将として,早朝から部員の先頭に立って合宿練習を指揮していた.天気は快晴であり,午後2時の来院時,気温33℃,湿度65%,無風.意識は清明.嘔気と嘔吐とはない.身長170cm,体重70kg.体温37.4℃.呼吸数24/分.脈拍92/分,整.血圧128/72mmHg.下腿,大腿および腹部に軽度の筋攣縮が認められる. 対応として最も適切なのはどれか. a頭部冷却 b酸素吸入 c冷水投与 d電解質液投与 e抗けいれん薬投与

  • 62

    救急救命士は( )が与える資格である。

    厚生労働大臣

  • 63

    80歳の女性.頭痛,吐き気および下肢のけいれんを主訴に来院した.日中は自宅に一人でおり,夕方帰宅した家族に連れられて受診した.同日の最高気温は39℃で,冷房は使用していなかったという.60歳から高血圧症のため,降圧薬を内服している.75歳時に急性心筋梗塞のため冠動脈ステントを留置されている.意識は清明.身長154cm,体重48kg.体温37.0℃.脈拍92/分,整.血圧108/58mmHg.尿所見:比重1.020,蛋白(±),潜血(-),尿中Na 15mEq/L.血液所見:赤血球:490万,Hb 14.0g/dL,Ht 43%,白血球6,300,血小板18万.血液生化学所見:総蛋白6.8g/dL,アルブミン4.2g/dL,AST 35U/L,ALT 40U/L,CK 4,320U/L(基準30〜140),尿素窒素38mg/dL,クレアチニン2.5mg/dL,尿酸7.5mg/dL,Na 140mEq/L,K 5.0mEq/L,Cl 104mEq/L. 最初に行う輸液の組成として最も適切なものはどれか. a5%ブドウ糖 bNa+ 35mEq/L,K+ 20mEq/L,Cl- 35mEq/L cNa+ 84mEq/L,K+ 20mEq/L,Cl- 66mEq/L dNa+ 90mEq/L,K+ 0mEq/L,Cl- 70mEq/L eNa+ 154mEq/L,濃グリセリン,フルクトース配合液

  • 64

    救急救命士が行えない処置はどれか3つ選べ。 a胃内容物の吸引 b中心静脈穿刺 c気管挿管 d除細動 eブドウ糖溶液投与 f維持液輸液

    abf

  • 65

    偶発性低体温症の心電図所見でないのはどれか。 aPQ間隔の短縮 b心房細動 c陰性T波 d洞性徐脈 eJ波

  • 66

    救急救命士の特定行為を4つ答えよ。

    気管挿管(心停止時のみ)、静脈路確保および乳酸リンゲル液輸液、ブドウ糖投与、エピネフリン(アドレナリン)静脈内投与

  • 67

    70歳の男性.意識障害のため搬入された.冬の寒い日に長時間の停電があり,自宅で発見された時には意識はなく暖房は消えて室内は冷えきっていたという.救急搬送時から救急車内の暖房や保温シートなど表面加温が開始された.搬入時,意識レベルはJCSⅢ-300.腋窩温32.0℃.脈拍60/分,整.血圧92/52mmHg.呼吸数10/分.SpO2 88%(リザーバー付マスク10L/分酸素投与下).全身の皮膚は冷たく,発汗はない. まず行うべきなのはどれか. a頭部CT b気管挿管 c温浴加温 d胸骨圧迫 e尿道カテーテル留置

  • 68

    63歳の女性.7月末の正午過ぎ,救急外来に日本語の話せない外国人女性が救急車で搬入された.救急車で同行した配偶者(外国人)が病院の臨床修練外国医師に話した内容と患者の所見をまとめた診療記録を示す. The patient felt faint while walking on the beach.She then sat under a shade where she vomited.She complained of headache and dizziness before fainting.Her face turned red and her breathing became rapid. Physical examination ・Body temperature:39.2℃. ・Conscious level:Glasgow Coma Scale E3 V4 M5. ・Skin:generally hot, flushed and dry. ・Heart rate:140/min, regular. ・Blood pressure:86/60mmHg. ・Respiratory rate:24/min, shallow. ・No hemiplegia. ・Muscle spasms in limbs. まず行うべきなのはどれか. aChest CT bBody cooling cOral water intake dTracheal intubation eAntibiotics infusion

  • 69

    高圧酸素療法の適応はどれか2つ選べ。 a気胸 b高山病 cガス壊疽 d重金属中毒 e有機リン中毒 f減圧症〈潜函病〉

    cf

  • 70

    環境による障害について正しいのはどれか. a深部体温44℃の熱中症は予後が悪い. b減圧症は旅客機に搭乗することで改善する. c凍傷では壊死部分のマッサージが有効である. d高地脳浮腫では酸素吸入で登山続行が可能となる. e全身被ばく後に下血を伴う急性放射線障害は予後が良い.

  • 71

    高山病の治療は下山することと①が基本となるが、治療および予防として②を投与することもある。

    ①酸素投与 ②アセタゾラミド

  • 72

    減圧症の治療は何か。

    高圧酸素療法

  • 73

    58歳の女性.嘔吐,腹痛および下痢を主訴に来院した.今朝,自分で弁当を作って夫とピクニックへ行き,昼食の弁当とともに,道沿いで採った山菜,キノコ及び釣った魚をキャンプ場で焼いて食べた.その後,湧き水を沸かしてお茶を飲んだ.約1時間後,目の前が暗くなり,冷や汗をかいて涙が止まらなくなった.約4時間後から吐き気と腹痛とを自覚するとともに下痢が始まり,水を飲んでは嘔吐することを繰り返した.7時間後,手掌に軽度のしびれを自覚し,頭がぼーっとするようになったため受診した.同行した62歳の夫も下痢をしたという.同じ弁当を昼に勤務先で食べた娘には特に症状がなかった.体温37.2℃.脈拍52/分,整.血圧114/58mmHg.発汗を認める.瞳孔径は両側2mmである.心音と呼吸音とに異常を認めない.腹部は平坦,軟で,腹部全体に軽度の圧痛を認める.肝・脾を触知しない.腸雑音の亢進を認める.便は下痢便で,潜血を認めない. 原因として最も考えられるのはどれか. aキノコ毒 b腸炎ビブリオ cノロウイルス d黄色ブドウ球菌 eカンピロバクター

  • 74

    58歳の男性と55歳の女性の夫婦.本日午後11時に,下痢,嘔吐および腹痛を主訴に夫婦とも救急車で搬入された.夫は長期出張から午後8時に帰ったばかりであり,午後9時に夫婦揃って夕食をとった.妻によると献立は鍋物で,具材は冷凍にしておいた牡蠣,スーパーで本日午後に買った豆腐と野菜(春菊,ねぎ,もやし)であった.その他に米飯と市販の漬物と昨日妻が採った山菜の天ぷらで夫婦で同じ物を食べたという.午後10時ころより夫婦とも腹痛が出現し,症状が増悪したため救急車を要請した. 原因と考えられるのはどれか. aアニサキス b植物性自然毒 cノロウイルス dカンピロバクター e腸管出血性大腸菌

  • 75

    ‪当直中に病院職員から電話があった.「帰宅したら,自宅の浴室に目張りがされており,浴室から卵が腐ったような臭いが漏れ出している.浴室では弟が倒れているようである.119番には通報している」という. 適切な指示はどれか. aすぐ現場を離れる. b浴室の換気扇を回す. c弟の心肺蘇生を始める. d弟を浴室から連れ出す. e臭いの発生源を確認する.

  • 76

    36歳の男性.意識障害のため救急車で搬入された.夏季に作業のため穀物貯蔵タンク内に入ったところ,間もなく意識を消失して倒れた.作業前に普段と変わったところはなく,所持品に不審なものもなかった.救急隊接触時,全身にチアノーゼを認め,SpO2 88%であった.来院時の意識レベルはJCSⅢ-300.体温37.2℃.心拍数108/分,整.血圧132/90mmHg.呼吸数16/分.SpO2 100%(リザーバー付マスク10L/分 酸素投与下).心音と呼吸音とに異常を認めない.皮膚は湿潤しており,血管拡張は認めない.血液所見:赤血球530万,Hb 16.0g/dL,白血球6,000.血液生化学所見:総蛋白6.8g/dL,AST 30U/L,ALT 32U/L,CK 22U/L(基準30〜140),尿素窒素16mg/dL,クレアチニン1.1mg/dL,Na 142mEq/L,K 3.8mEq/L,Cl 102mEq/L.心電図と胸部X線写真とに異常を認めない. 最も考えられる病態はどれか. a一酸化炭素中毒 b酸素欠乏症 cシアン化水素中毒 d熱中症 e硫化水素中毒

  • 77

    20歳の男性.意識障害のため搬入された.約1時間前に自殺目的で有機リン系殺虫剤を約500mL飲んだことが判明している.救急隊からの連絡によると,救急車内での意識レベルはJCSⅢ-300.体温36.0℃.脈拍80/分,整.血圧110/72mmHg.呼吸数10/分.SpO2 100%(リザーバー付マスク10L/分 酸素投与下).救急外来への搬入時に嘔吐し,尿失禁と便失禁とがあり,有機溶媒臭が漂っている. まず行うべき対応はどれか. a除染 b血圧測定 c拮抗薬投与 d制吐薬投与 e緊急血液透析

  • 78

    50歳の男性.意識障害のため救急車で搬入された.農業用の共同管理小屋の近くで倒れているのを近所の人が発見し,救急車を要請した.最近,うつ傾向のため自宅近くの医療機関を受診していたという.農作業に従事しており,意識レベルはJCSⅡ-20.体温36.0℃.心拍数44/分,整.血圧98/56mmHg.呼吸数20/分.SpO2 96%(room air).縮瞳を認める.皮膚は湿潤していて発赤を認めない.骨格筋の線維束攣縮を認める.血液所見:赤血球480万,白血球6,200,血小板30万.アルブミン4.6g/dL,総ビリルビン0.8mg/dL,コリンエステラーゼ0U/L(基準400〜800),CK 20U/L(基準30〜140),クレアチニン1.0mg/dL. 治療薬として適切なのはどれか.2つ選べ. aナロキソン bフルマゼニル c亜硝酸アミル d硫酸アトロピン eヨウ化プラリドキシム〈PAM〉

    de

  • 79

    有機リン中毒でみられるのはどれか3つ選べ。 a血尿 b口渇 c縮瞳 d発汗 eけいれん

    cde

  • 80

    25歳の男性.気分不良を主訴に来院した.レストランで昼食をとっていたところ「液体のようなものがまかれた」という声がして,レストラン内で数人が倒れた.気分が悪くなったためレストランから飛び出し,徒歩で近くの病院を受診した.会話は可能であり,目の前が暗く感じ,鼻水が止まらないと訴えている.病院の受付から報告を受け,患者を他の患者と接触のない救急室の一室に隔離するよう指示した. 最初に行うべきなのはどれか. a警察に問い合わせる. b動脈血ガスを測定する. cバイタルサインをチェックする. d症状と発症時の状況とを詳しく聞く. e患者に服を脱いでもらい密封できる袋に詰めてもらう.

  • 81

    粘膜刺激症状を呈する有毒ガスはどれか。 aサリン bブタン c亜硫酸ガス d一酸化炭素 eシアン化水素

  • 82

    中年の女性.ホテルの部屋で倒れているのを従業員が発見し,呼びかけに反応が乏しいため救急車を要請した.救急隊到着時にはけいれんしていたが,搬送開始直後に治まった.意識レベルはJCSⅡ-20.体温38.6℃.心拍数106/分,整.血圧94/50mmHg.呼吸数24/分.SpO2 100%(マスク5L/分 酸素投与下).皮膚はやや乾燥.瞳孔径は両側6.5mmで,対光反射は両側やや緩慢.眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない.口腔内は乾燥している.頸静脈の怒張を認めない.心音と呼吸音とに異常を認めない.腸雑音は減弱している.四肢に麻痺はなく,腱反射は正常.血液所見:赤血球450万,Hb 13.9g/dL,Ht 42%,白血球11,200,血小板16万,PT-INR 1.2(基準0.9〜1.1).血液生化学所見:総蛋白7.0g/dL,アルブミン3.9g/dL,CK 1,500U/L(基準30〜140),尿素窒素18mg/dL,クレアチニン0.8mg/dL,血糖98mg/dL.動脈血ガス分析(マスク5L/分 酸素投与下):pH 7.35,PaCO2 28Torr,PaO2 100Torr,HCO3- 15mEq/L.心電図は洞調律で不整はないが,QRS幅が広がりQT間隔の延長を認める.ST-T変化を認めない.胸部X線写真で心胸郭比と肺野とに異常を認めない.頭部CTに異常を認めない. Q1.ホテルの部屋のごみ箱に錠剤の空包が多数捨ててあったとの情報が得られた.最も可能性が高い薬物はどれか. a麻薬 bコリン作動薬 c三環系抗うつ薬 d交感神経作動薬 eベンゾジアゼピン系睡眠薬 Q2.中毒物質の迅速簡易定性に用いられる検体はどれか. a尿 b便 c胃液 d血液 e脳脊髄液

    Q1.c Q2.a

  • 83

    中毒と症状の組合せで誤っているのはどれか。 a急性アルコール中毒 - 意識障害 b局所麻酔薬中毒 - 全身けいれん c急性睡眠薬中毒 - 頻呼吸 d硫化水素中毒 - 結膜充血 e有機リン中毒 - 発汗

  • 84

    初期治療として酸素吸入が禁忌であるのはどれか。 aヒ素中毒 b一酸化炭素中毒 cパラコート中毒 dシンナー中毒 eフグ中毒

    c

  • 85

    中毒症状で誤っているのはどれか。 a一酸化炭素中毒では皮膚が鮮紅色になる。 b青酸化合物中毒では呼気にアーモンド臭がある。 cパラコート中毒では口腔粘膜が黄色になる。 d有機リン剤中毒では縮瞳がみられる。 eたばこ誤飲では嘔吐がみられる。

  • 86

    56歳の男性.意識障害(昏迷)のため救急車で搬入された.自殺を目的として,1時間前に除草剤のパラコートを飲んだ. 対応として適切なのはどれか. a浣腸 b胃洗浄 c酸素吸入 dアトロピン投与 e硫酸マグネシウム投与

  • 87

    2歳の男児.自宅でぐったりしているところを見つけた母親に伴われて来院した.発見時,患児のそばにジュースの空き缶が転がっており,畳に液体がこぼれていた.同日に自宅を訪問していた父親の同僚が,その缶を灰皿代わりにたばこを吸っていたという. 注意すべき中毒症状はどれか.2つ選べ. a嘔吐 b喘鳴 c発熱 d蕁麻疹 eけいれん

    ae

  • 88

    52歳の男性.意識障害のため同僚とともに来院した.倉庫内でガソリンエンジンを動力源とするコンクリートカッターを使用して鉄筋コンクリートの床面の切断作業を行っていたが,うずくまるようにして倒れているのを発見された.コンクリートカッターは作動したまま,放置されていた.意識はもうろうとしていたが,外傷はなかったため,社用車で来院した.同所で作業し,ともに来院した同僚3名は頭痛や悪心の症状を訴えている.意識レベルはJCSⅡ-10.体温36.8℃.脈拍88/分,整.血圧146/80mmHg.呼吸数24/分.SpO2 97%(room air).顔色は紅潮している.心音と呼吸音とに異常を認めない.腹部は平坦,軟で,肝・脾を触知しない.四肢の筋緊張は低下している. まず行うべき処置はどれか. a胃管挿入 b酸素投与 cブドウ糖静注 dアドレナリン筋注 e吸入β刺激薬投与