問題一覧
1
採尿法に関する記述で、誤っているものはどれか
膀胱穿刺により採取した尿には、扁平上皮が多数観察される
2
尿検体の取り扱いに関する以下の記述で、正しいものはどれか
尿検査で使用する容器としては、遠心分離が可能な10mlのキャップ付きの滅菌スピッツ管を使用する
3
尿が肉眼的に赤色を示す場合、尿中に多量に存在すると予想される物質はどれか
赤血球
4
正常な犬で腎臓が十分に濃縮している場合、尿比重はどの値を示すか
1.030以上
5
尿沈査標本を鏡検したところ、中央がくぼんだ円板上で、内部構造が確認できない悪淡黄色を呈する小型の細胞が観察された、最も特徴が近い細胞はどれか
赤血球
6
尿石症に関する記述で誤りは
犬のシュウ酸カルシウム結石は食餌療法で溶解する
7
多飲多尿を呈す雌犬の検査において注目すべき検査項目の優先順位が最も低いものはどれか
ヘモグロビン濃度
8
シュウ酸カルシウム結晶の顕微鏡学的特徴として適切なものはどれか
無色・正八面体
9
尿試験紙で評価できないのは
尿円柱
10
遠心しても赤色をした尿の色が変わらない場合、多量に存在するのは
ヘモグロビン
11
尿検査で使用するスピッツ管は
10ml
12
採尿直後の尿を鏡検する理由は
尿結晶出現の有無確認
13
尿の一般性状検査でアンモニア臭が強い場合、含まれる可能性が高いものは
細菌
14
尿の遠心分離の条件は
1500rpm/5min
15
尿の遠心分離の際に一番気を付けるべきことは
高速回転による固形成分の崩壊予防
16
尿試験紙による判定方法は
半定量判定
17
尿比重を測定するための検体は
遠心分離後の上清
18
尿沈渣の直接法で評価するものは
固形成分出現の有無と出現数の評価
19
円柱が作られる場所は
尿細管
20
尿円柱の出現数の評価を実施する倍率は
×100
21
尿沈査の鏡検に適した検体量は
20μL
22
尿沈渣を吸引するための器具の名称は
マイクロピペット
23
尿沈渣の染色液の名称は
ラボステイン液
24
糞便検査実施に使用するこの器具の名称は
採便棒
25
糞便の形状や硬度を決定するものは
水分含量
26
上部消化管からの出血がある際の便の色は
黒色
27
下部消化管からの出血がある際の便の色は
赤色
28
胆汁閉塞がある際の便の色は
白色
29
正常便の色に関わるものは
胆汁
30
浮遊法の静置時間は
15分
31
鏡検時にみられたこの病原体の名称は
ジアルジアの栄養体
32
鏡検時にみられたこの病原体の名称は
イソスポラのオーシスト
33
ジアルジアの栄養体、イソスポラのオーシスト、病原体の駆虫に有効な薬剤は
メトロニダゾール(フラジール)
34
血液抗凝固剤について正しいものは
クエン酸Na処理の血漿で凝固系検査を実施する
35
血液生化学検査のCRPのスライドの保存方法は
-20℃~-18℃
36
肝機能が低下している犬の血液検査所見として誤りは
ALP低下
37
避妊手術当日の犬の採血時に使用しない部位は
左側橈側皮静脈
38
猫において右側大腿静脈から採血する際の保定位は
右側横臥位
39
右方移動・左方移動の評価を実施する血球は
好中球
40
血清分離の遠心分離機の設定は
3000rpm/10min
41
ドライケム検査で1枚のスライドで測定可能な電解質の組み合わせは
Na・K・Cl
42
電解質測定に使用する液体は
参照液
43
CRP測定に使用する液体は
希釈液
44
DNAとRNAに共通する塩基の正しい組み合わせは
アデニン・グアニン・シトシン
45
特定の遺伝子のDNAを増幅させる技術を何というか
ポリメラーゼ連鎖反応法
46
感染症の診断のために行う遺伝子検査で採取した検体の保管方法は
冷凍保存
47
遺伝子疾患の診断のために行う遺伝子検査の検体として適するのは
白血球
48
常染色体性潜性遺伝形式の疾患の遺伝子検査の結果が「Carrier」と表記された場合の診断は
発症の可能性なし・子へ伝える可能性あり
49
1種類の遺伝子に変異が生じることで起こる疾患を何というか
单一遺伝子疾患
50
腫瘍性疾患の遺伝子検査についての記述で誤りは
ホルマリンで固定する
51
腫瘍性疾患の遺伝子検査にあてはまるものは
肥満細胞腫において、c-kid遺伝子に変異があるか?の診断
52
遺伝子検査における検体の取り扱いとして誤りは
DNAよりRNAのほうが安定しているので、検体としてはRNAが使用されることが多い
53
バフィーコートを構成するものは
白血球と血小板
54
HCT値が絶対的に減少する疾患や状態は
赤血球減少症
55
赤血球に関する適切な記述は
内部にHGBがある
56
アレルギーの抑制、寄生虫感染の防御機能を持つ白血球は
好酸球
57
Bリンパ球が分化した細胞は
形質細胞
58
猫のストレスパターンは
単球の増加
59
抗トロンビン作用を示す抗凝固剤は
ヘパリン
60
犬の採血・投薬に用いる前肢の静脈は
橈側皮静脈
61
RBCの生成に大きく関わるホルモンの名称は
エリスロポエチン
62
エリスロポエチンの分泌部位は
腎臓
63
RBCが脱核する直前の血球の名称は
赤芽球
64
犬の末梢血中において、1μL中で最も多い血球の名称は
赤血球
65
血小板の寿命は
約7日間
66
BUN・CRE・Pが高値を示す際に疑われるものは
腎機能低下
67
RBC・WBC・PLTを合わせて何というか
血球
68
健康な犬の血液塗抹標本において、細胞内に赤色の顆粒が認められるものは
Eos
69
血糖値を上げるホルモンでないものは
インスリン
70
採血時に必要でないものは
生理食塩水
71
血液凝固に関連するものは
ビタミンK
72
血液凝固阻害薬は
ヘパリン
73
播種性血管内凝固(DIC)でみられる検査結果として正しいものは
血小板減少
74
抗凝固剤であるクエン酸ナトリウムを用いた血液の用途として適切なのは
プロトロンビン時間の測定
75
EDTAに関する記述として誤りはどれか
凝固因子の測定時に用いる抗凝固剤である
76
血液凝固に関わる最も重要な元素はどれか
Ca
77
一次止血に該当するのは
血小板の粘着
78
二次止血に関与しないのは
プラスミノーゲン
79
三次止血に該当するのは
プラスミノーゲンの活性化
80
比較的血小板が大きく数が少ない個体が多い犬種は
キャバリアキングチャールズスパニエル
81
ノンコアワクチンで予防可能な疾患は
犬コロナウイルス感染症
82
パルボウイルスの犬が入院していた犬舎の消毒薬として適切なのは
次亜塩素酸ナトリウム
83
混合ワクチン接種後の全身反応として誤りは
接種部位の疼痛
84
猫において最も早く混合ワクチン接種が可能な生後の週齢は
生後8週齢
85
犬猫の移行抗体に最も多く含まれる抗体は?
IgG
86
不活化ワクチンで予防可能な疾患は
猫エイズウイルス感染症
87
子犬・子猫の初年度ワクチン接種で考慮すべき、ワクチンに最も干渉する可能性が高いものは
移行抗体の存在
88
犬パルボウイルス感染症の一般的な所見は
WBCの減少
89
ワクチン接種について正しい記述は
製造番号やロット番号を必ず控える
90
日本にあるワクチンとして誤りは
猫コロナウイルスの不活化ワクチン
91
外科的に摘出した腫瘤の細胞診検査を実施する際、標本の作製に最も適した採材法をすべて選べ a.スクラッチ(掻把)法 b.セロハンテープ法 c.穿刺吸引法 d.Tru-cut法 e.スタンプ(押捺)法
a:スクラッチ(掻把)法, e:スタンプ(押捺)法
92
病理組織サンプルの取り扱いについて正しい記述は
10%ホルマリン液は、ホルマリン原液を水か中性緩衝液で10倍に希釈して作成する
93
この検査器具の名称は
Tru-cut生検針
94
Tru-cut生検針の実施目的は
微小な組織片採取・組織検査
95
バイオプシーの説明として正しいものは
病気の診断のために、病気が疑われる部位を一部だけ採取する
96
この検査器具の名称は
生検トレパン
97
生検トレパンの実施目的は
表在性腫瘤や消化器全層採取・組織検査
98
皮膚生検を実施する目的にあてはまらないものは
アトピー性皮膚炎のアレルゲン確定
99
FNAで使用する器具として誤りは
ホルマリン溶液
100
雌犬の膣粘膜の細胞診の名称は
膣スメア検査