問題一覧
1
第2節 道徳科の指導
(1) 道徳科の特質を理解する
道徳科は,児童一人一人が,ねらいに含まれる一定の道徳的価値についての理解を基に,自己を見つめ,物事を①的・多角的に考え,自己の生き方についての考えを深める学習を通して,②的資質としての道徳性を③に養っていく時間である。このことを共通に理解して授業を工夫することが大切である。
(2) 教師と児童,児童相互の信頼関係を基盤におく
道徳科の指導は,児童が④に関わる感じ方や考え方を交流し合うことで⑤を見つめ,⑤の生き方についての考えを深める学習を行う。このような 学習を効果的に行えるようにするためには,学級内での信頼関係の構築が基盤と なる。教師と児童の信頼関係や児童相互の人間関係を育て,一人一人が自分の感じ方や考え方を伸び伸びと表現することができる雰囲気を日常の⑥の中で つくるようにすることが大切である。
多面、内面、主体的、道徳的価値、自己、学級経営
2
(3) 児童の自覚を促す指導方法を工夫する
道徳科の指導の目指すものは,個々の①的行為や日常生活の問題処理に終わるものではなく,児童自らが時と場に応じて望ましい行動がとれるような②的資質を高めることにある。つまり,道徳科は,①的価値についての単なる知的理解に終始したり,行為の仕方そのものを指導したりする時間ではなく,ねらい とする①的価値について児童自身がどのように捉え,どのような③があるのか,また①的価値を実現することにどのような意味を見いだすことができるのかなど,①的価値を自分との関わりにおいて捉える時間である。したがって, 児童が①的価値を自覚できるよう指導方法の工夫に努めなければならない。
(4) 児童の発達や個に応じた指導を工夫する
児童には,年齢相応の④があるとともに,個人差も大きいことに留意し,一人一人の感じ方や考え方を大切にした授業の展開を工夫することにより, 児童が現在の自分の在り方やこれからの生き方を⑤に考えられるようにす る。
道徳、内面、葛藤、発達の段階、積極的
3
(5) 問題解決的な学習,体験的な活動など多様な指導方法の工夫をする
学校生活を送る上では,例えば,①する道徳的価値について,どちらか一方 の選択を求められる場面も数多く存在する。その場合の多くは,答えは一つではなく正解は存在しない。こうした問題について,②的・③的に考察し,主体的に判断し,よりよく生きていくための資質・能力を養うためには,児童が道徳的価値を自分との関わりで考えることができるような④的な学習を取り入れることが有効である。また,学校の教育活動全体で行う道徳教育の要として, それぞれの教育活動で行われた指導を補ったり,深めたり,まとめたりするなど の役割を果たす道徳科の特質を踏まえ,ねらいに含まれる道徳的価値の側面から 他の教育活動との関連を把握し,それを生かした授業を工夫することが大切であ る。 さらに,道徳性が効果的に養えるように,児童の日常的な⑤はもちろんのこと,集団宿泊活動やボランティア活動,自然体験活動など,多様な⑤活動を生 かした授業を工夫し,道徳的価値のもつ意味や大切さについて深く考えられるようにする。
(6) 道徳教育推進教師を中心とした指導体制を充実する
道徳科の指導を⑥的に推進し,また,それぞれの授業を魅力的なものとして効果を上げるためには,⑦の方針の下に学校の全教師が協力しながら取組を進めていくことが大切である。⑦の方針を明確にし,⑧教師を中心とした指導体制の充実を図るとともに,道徳科の授業への⑦や教頭などの参加, 他の教師との協力的指導,保護者や地域の人々の参加や協力などが得られるように工夫することが大切である
相対、多面、多角、問題解決、体験、計画、校長、道徳教育推進
4
3学習指導の多様な展開
(1) 多様な教材を生かした指導道徳科では,道徳的な行為を題材とした教材を用いることが広く見られる。教材については,例えば,伝記,実話,意見文,物語,詩,劇などがあり,多様な形式のものを用いることができる。それらを学習指導で効果的に生かすには,①の立場に立って自分との関わりで②的価値について理解したり,そのことを基にして自己を見つめたりすることが求められる。また,教材に対する感動を大事にする展開にしたり,②的価値を実現する上での迷いや葛藤を大切にした展開,知見や気付きを得ることを重視した展開,③的な見方を含めた展開にしたりするなどの学習指導過程や指導方法の工夫が求められる。その際,教材から読み取れる価値観を一方的に教え込んだり,登場人物の心情理解に偏ったりした授業展開とならないようにするとともに,児童が②的価値を自分との関わりで考えることができるように④的な学習を積極的に導入することが求めら れる。
(2) 体験の生かし方を工夫した指導児童は,学校の教育活動や⑤において様々な体験をしている。その中で,様々な②的価値に触れ,自分との関わりで感じたり考えたりしている。道徳科においては,児童が⑥の体験やそのときの感じ方や考え方を生かして②的価値の理解を深めたり,自己を見つめたりする指導の工夫をすることが大切で ある。
登場人物、道徳、批判、問題解決、日常生活、日常
5
(3) 各教科等と関連をもたせた指導
例えば,国語科における物語文の学習,社会科における郷土や地域の学習,体 育科におけるチームワークを重視した学習,特別活動における集団形成の学習など,各教科等と道徳科の指導のねらいが同じ方向であるとき,①の時期を考慮したり,相互に関連を図ったりして指導を進めると,指導の効果を一層高めることができる。その際,各教科等と道徳科それぞれの特質が生かされた関連となるように配慮することが大切である。
学習
6
(4)道徳科に生かす指導方法の工夫
道徳科に生かす指導方法には多様なものがある。ねらいを達成するには、児童 の①や知的な②などに訴え,児童が③をもち,主体的に考え,話し合 うことができるように,ねらい,児童の実態,教材や学習指導過程などに応じ て,最も適切な指導方法を選択し,工夫して生かしていくことが必要である。そのためには,教師自らが多様な指導方法を理解したり,コンピュータを含む 多様な機器の活用方法などを身に付けたりしておくとともに,児童の④ などを捉え,指導方法を吟味した上で生かすことが重要である。 指導方法の工夫の例としては,次のようなものが挙げられる。
ア 教材を提示する工夫
教材を提示する方法としては,読み物教材の場合,教師による読み聞かせ が一般に行われている。その際,例えば,⑤の形で提示したり,影絵, 人形やペープサートなどを生かして劇のように提示したり,音声や音楽の効果を生かしたりする工夫などが考えられる。また,ビデオなどの映像も,提 示する内容を事前に吟味した上で生かすことによって効果が高められる。なお,多くの情報を提示することが必ずしも効果的だとは言えず,精選した情報の提示が想像を膨らませ,⑥を深める上で効果的な場合もあることに留意する。
感性、興味、問題意識、発達の段階、紙芝居、思考
7
イ 発問の工夫
教師による発問は,児童が自分との関わりで①的価値を理解したり,自己を見つめたり,物事を多面的・多角的に考えたりするための思考や話合い を深める上で重要である。発問によって児童の問題意識や②などが生み出され,多様な感じ方や考え方が引き出される。そのためにも,考える③や④感のある発問,自由な思考を促す発問,物事を多面的・多角的に考えたりする発問などを心掛けることが大切である。発問を構成する場合には, 授業のねらいに深く関わる中心的な発問をまず考え,次にそれを生かすためにその前後の発問を考え,全体を一体的に捉えるようにするという手順が有効な場合が多い。
ウ 話合いの工夫
話合いは,⑤の考えを深める中心的な学習活動であり,道徳科にお いても重要な役割を果たす。考えを出し合う,まとめる,比較するなどの⑥に応じて効果的に話合いが行われるよう工夫する。座席の配置を工夫したり,討議形式で進めたり,ペアでの対話やグループによる話合いを取り入れ たりするなどの工夫も望まれる。
道徳、疑問、必然性、切実、児童相互、目的
8
エ 書く活動の工夫
書く活動は,児童が自ら考えを深めたり,整理したりする機会として,重要な役割をもつ。この活動は必要な時間を確保することで,児童が自分自身とじっくりと向き合うことができる。また,学習の①を図り,児童の感じ方や考え方を捉え,個別指導を行う重要な機会にもなる。さらに,一冊の ノートなどを活用することによって,児童の学習を②的に深めていくことができ,児童の成長の記録として活用したり,評価に生かしたりすることも できる。
オ 動作化,役割演技など表現活動の工夫
児童が表現する活動の方法としては,発表したり書いたりすることのほかに,児童に③の役割を与えて即興的に演技する役割演技の工夫,動きや言葉を模倣して理解を深める動作化の工夫,音楽,所作,その場に応じた身の こなし,表情などで自分の考えを表現する工夫などがよく試みられる。また,実際の場面の④や道徳的行為などをしてみることも方法として考えられる。
個別化、継続、特定、追体験
9
カ 板書を生かす工夫
道徳科では黒板を生かして話合いを行うことが多く,板書は児童にとって思考を深める重要な手掛かりとなり,教師の伝えたい内容を示したり,学習の①や②を示したりするなど,多様な機能をもっている。
板書の機能を生かすために重要なことは,思考の流れや順序を示すような 順接的な板書だけでなく,教師が明確な意図をもって③的,②的に示したり,中心部分を浮き立たせたりするなどの工夫をすることが大切である。
キ 説話の工夫
説話とは,教師の体験や願い,様々な事象についての所感などを語ったり,日常の生活問題,新聞,雑誌,テレビなどで取り上げられた問題などを盛り込んで話したりすることであり,児童がねらいの根底にある④的価値をより身近に考えられるようにするものである。教師が意図をもってまとまった話をすることは,児童が⑤を一層深めたり,考えを整理したりするのに効果的である。
教師が自らを語ることによって児童との信頼関係が増すとともに,教師の人間性が表れる説話は,児童の心情に訴え,深い感銘を与えることができる。
なお,児童への叱責,訓戒や行為,考え方の押し付けにならないよう注意する必要がある
順序、構造、対比、道徳、思考
教員採用試験 兵庫
教員採用試験 兵庫
ユーザ名非公開 · 30問 · 1年前教員採用試験 兵庫
教員採用試験 兵庫
30問 • 1年前ユーザ名非公開
指導要領 (教科目標)
指導要領 (教科目標)
ユーザ名非公開 · 14問 · 8ヶ月前指導要領 (教科目標)
指導要領 (教科目標)
14問 • 8ヶ月前ユーザ名非公開
算数 指導要領
算数 指導要領
ユーザ名非公開 · 10問 · 8ヶ月前算数 指導要領
算数 指導要領
10問 • 8ヶ月前ユーザ名非公開
体育 指導要領
体育 指導要領
ユーザ名非公開 · 8問 · 8ヶ月前体育 指導要領
体育 指導要領
8問 • 8ヶ月前ユーザ名非公開
国語 指導要領
国語 指導要領
ユーザ名非公開 · 9問 · 8ヶ月前国語 指導要領
国語 指導要領
9問 • 8ヶ月前ユーザ名非公開
特別活動
特別活動
ユーザ名非公開 · 6問 · 7ヶ月前特別活動
特別活動
6問 • 7ヶ月前ユーザ名非公開
情報 教員採用試験
情報 教員採用試験
ユーザ名非公開 · 11問 · 7ヶ月前情報 教員採用試験
情報 教員採用試験
11問 • 7ヶ月前ユーザ名非公開
兵庫 社会
兵庫 社会
ユーザ名非公開 · 37問 · 7ヶ月前兵庫 社会
兵庫 社会
37問 • 7ヶ月前ユーザ名非公開
兵庫 歴史(戦国〜
兵庫 歴史(戦国〜
ユーザ名非公開 · 15問 · 7ヶ月前兵庫 歴史(戦国〜
兵庫 歴史(戦国〜
15問 • 7ヶ月前ユーザ名非公開
理科 兵庫
理科 兵庫
ユーザ名非公開 · 28問 · 6ヶ月前理科 兵庫
理科 兵庫
28問 • 6ヶ月前ユーザ名非公開
兵庫 日本国憲法
兵庫 日本国憲法
ユーザ名非公開 · 5問 · 6ヶ月前兵庫 日本国憲法
兵庫 日本国憲法
5問 • 6ヶ月前ユーザ名非公開
問題一覧
1
第2節 道徳科の指導
(1) 道徳科の特質を理解する
道徳科は,児童一人一人が,ねらいに含まれる一定の道徳的価値についての理解を基に,自己を見つめ,物事を①的・多角的に考え,自己の生き方についての考えを深める学習を通して,②的資質としての道徳性を③に養っていく時間である。このことを共通に理解して授業を工夫することが大切である。
(2) 教師と児童,児童相互の信頼関係を基盤におく
道徳科の指導は,児童が④に関わる感じ方や考え方を交流し合うことで⑤を見つめ,⑤の生き方についての考えを深める学習を行う。このような 学習を効果的に行えるようにするためには,学級内での信頼関係の構築が基盤と なる。教師と児童の信頼関係や児童相互の人間関係を育て,一人一人が自分の感じ方や考え方を伸び伸びと表現することができる雰囲気を日常の⑥の中で つくるようにすることが大切である。
多面、内面、主体的、道徳的価値、自己、学級経営
2
(3) 児童の自覚を促す指導方法を工夫する
道徳科の指導の目指すものは,個々の①的行為や日常生活の問題処理に終わるものではなく,児童自らが時と場に応じて望ましい行動がとれるような②的資質を高めることにある。つまり,道徳科は,①的価値についての単なる知的理解に終始したり,行為の仕方そのものを指導したりする時間ではなく,ねらい とする①的価値について児童自身がどのように捉え,どのような③があるのか,また①的価値を実現することにどのような意味を見いだすことができるのかなど,①的価値を自分との関わりにおいて捉える時間である。したがって, 児童が①的価値を自覚できるよう指導方法の工夫に努めなければならない。
(4) 児童の発達や個に応じた指導を工夫する
児童には,年齢相応の④があるとともに,個人差も大きいことに留意し,一人一人の感じ方や考え方を大切にした授業の展開を工夫することにより, 児童が現在の自分の在り方やこれからの生き方を⑤に考えられるようにす る。
道徳、内面、葛藤、発達の段階、積極的
3
(5) 問題解決的な学習,体験的な活動など多様な指導方法の工夫をする
学校生活を送る上では,例えば,①する道徳的価値について,どちらか一方 の選択を求められる場面も数多く存在する。その場合の多くは,答えは一つではなく正解は存在しない。こうした問題について,②的・③的に考察し,主体的に判断し,よりよく生きていくための資質・能力を養うためには,児童が道徳的価値を自分との関わりで考えることができるような④的な学習を取り入れることが有効である。また,学校の教育活動全体で行う道徳教育の要として, それぞれの教育活動で行われた指導を補ったり,深めたり,まとめたりするなど の役割を果たす道徳科の特質を踏まえ,ねらいに含まれる道徳的価値の側面から 他の教育活動との関連を把握し,それを生かした授業を工夫することが大切であ る。 さらに,道徳性が効果的に養えるように,児童の日常的な⑤はもちろんのこと,集団宿泊活動やボランティア活動,自然体験活動など,多様な⑤活動を生 かした授業を工夫し,道徳的価値のもつ意味や大切さについて深く考えられるようにする。
(6) 道徳教育推進教師を中心とした指導体制を充実する
道徳科の指導を⑥的に推進し,また,それぞれの授業を魅力的なものとして効果を上げるためには,⑦の方針の下に学校の全教師が協力しながら取組を進めていくことが大切である。⑦の方針を明確にし,⑧教師を中心とした指導体制の充実を図るとともに,道徳科の授業への⑦や教頭などの参加, 他の教師との協力的指導,保護者や地域の人々の参加や協力などが得られるように工夫することが大切である
相対、多面、多角、問題解決、体験、計画、校長、道徳教育推進
4
3学習指導の多様な展開
(1) 多様な教材を生かした指導道徳科では,道徳的な行為を題材とした教材を用いることが広く見られる。教材については,例えば,伝記,実話,意見文,物語,詩,劇などがあり,多様な形式のものを用いることができる。それらを学習指導で効果的に生かすには,①の立場に立って自分との関わりで②的価値について理解したり,そのことを基にして自己を見つめたりすることが求められる。また,教材に対する感動を大事にする展開にしたり,②的価値を実現する上での迷いや葛藤を大切にした展開,知見や気付きを得ることを重視した展開,③的な見方を含めた展開にしたりするなどの学習指導過程や指導方法の工夫が求められる。その際,教材から読み取れる価値観を一方的に教え込んだり,登場人物の心情理解に偏ったりした授業展開とならないようにするとともに,児童が②的価値を自分との関わりで考えることができるように④的な学習を積極的に導入することが求めら れる。
(2) 体験の生かし方を工夫した指導児童は,学校の教育活動や⑤において様々な体験をしている。その中で,様々な②的価値に触れ,自分との関わりで感じたり考えたりしている。道徳科においては,児童が⑥の体験やそのときの感じ方や考え方を生かして②的価値の理解を深めたり,自己を見つめたりする指導の工夫をすることが大切で ある。
登場人物、道徳、批判、問題解決、日常生活、日常
5
(3) 各教科等と関連をもたせた指導
例えば,国語科における物語文の学習,社会科における郷土や地域の学習,体 育科におけるチームワークを重視した学習,特別活動における集団形成の学習など,各教科等と道徳科の指導のねらいが同じ方向であるとき,①の時期を考慮したり,相互に関連を図ったりして指導を進めると,指導の効果を一層高めることができる。その際,各教科等と道徳科それぞれの特質が生かされた関連となるように配慮することが大切である。
学習
6
(4)道徳科に生かす指導方法の工夫
道徳科に生かす指導方法には多様なものがある。ねらいを達成するには、児童 の①や知的な②などに訴え,児童が③をもち,主体的に考え,話し合 うことができるように,ねらい,児童の実態,教材や学習指導過程などに応じ て,最も適切な指導方法を選択し,工夫して生かしていくことが必要である。そのためには,教師自らが多様な指導方法を理解したり,コンピュータを含む 多様な機器の活用方法などを身に付けたりしておくとともに,児童の④ などを捉え,指導方法を吟味した上で生かすことが重要である。 指導方法の工夫の例としては,次のようなものが挙げられる。
ア 教材を提示する工夫
教材を提示する方法としては,読み物教材の場合,教師による読み聞かせ が一般に行われている。その際,例えば,⑤の形で提示したり,影絵, 人形やペープサートなどを生かして劇のように提示したり,音声や音楽の効果を生かしたりする工夫などが考えられる。また,ビデオなどの映像も,提 示する内容を事前に吟味した上で生かすことによって効果が高められる。なお,多くの情報を提示することが必ずしも効果的だとは言えず,精選した情報の提示が想像を膨らませ,⑥を深める上で効果的な場合もあることに留意する。
感性、興味、問題意識、発達の段階、紙芝居、思考
7
イ 発問の工夫
教師による発問は,児童が自分との関わりで①的価値を理解したり,自己を見つめたり,物事を多面的・多角的に考えたりするための思考や話合い を深める上で重要である。発問によって児童の問題意識や②などが生み出され,多様な感じ方や考え方が引き出される。そのためにも,考える③や④感のある発問,自由な思考を促す発問,物事を多面的・多角的に考えたりする発問などを心掛けることが大切である。発問を構成する場合には, 授業のねらいに深く関わる中心的な発問をまず考え,次にそれを生かすためにその前後の発問を考え,全体を一体的に捉えるようにするという手順が有効な場合が多い。
ウ 話合いの工夫
話合いは,⑤の考えを深める中心的な学習活動であり,道徳科にお いても重要な役割を果たす。考えを出し合う,まとめる,比較するなどの⑥に応じて効果的に話合いが行われるよう工夫する。座席の配置を工夫したり,討議形式で進めたり,ペアでの対話やグループによる話合いを取り入れ たりするなどの工夫も望まれる。
道徳、疑問、必然性、切実、児童相互、目的
8
エ 書く活動の工夫
書く活動は,児童が自ら考えを深めたり,整理したりする機会として,重要な役割をもつ。この活動は必要な時間を確保することで,児童が自分自身とじっくりと向き合うことができる。また,学習の①を図り,児童の感じ方や考え方を捉え,個別指導を行う重要な機会にもなる。さらに,一冊の ノートなどを活用することによって,児童の学習を②的に深めていくことができ,児童の成長の記録として活用したり,評価に生かしたりすることも できる。
オ 動作化,役割演技など表現活動の工夫
児童が表現する活動の方法としては,発表したり書いたりすることのほかに,児童に③の役割を与えて即興的に演技する役割演技の工夫,動きや言葉を模倣して理解を深める動作化の工夫,音楽,所作,その場に応じた身の こなし,表情などで自分の考えを表現する工夫などがよく試みられる。また,実際の場面の④や道徳的行為などをしてみることも方法として考えられる。
個別化、継続、特定、追体験
9
カ 板書を生かす工夫
道徳科では黒板を生かして話合いを行うことが多く,板書は児童にとって思考を深める重要な手掛かりとなり,教師の伝えたい内容を示したり,学習の①や②を示したりするなど,多様な機能をもっている。
板書の機能を生かすために重要なことは,思考の流れや順序を示すような 順接的な板書だけでなく,教師が明確な意図をもって③的,②的に示したり,中心部分を浮き立たせたりするなどの工夫をすることが大切である。
キ 説話の工夫
説話とは,教師の体験や願い,様々な事象についての所感などを語ったり,日常の生活問題,新聞,雑誌,テレビなどで取り上げられた問題などを盛り込んで話したりすることであり,児童がねらいの根底にある④的価値をより身近に考えられるようにするものである。教師が意図をもってまとまった話をすることは,児童が⑤を一層深めたり,考えを整理したりするのに効果的である。
教師が自らを語ることによって児童との信頼関係が増すとともに,教師の人間性が表れる説話は,児童の心情に訴え,深い感銘を与えることができる。
なお,児童への叱責,訓戒や行為,考え方の押し付けにならないよう注意する必要がある
順序、構造、対比、道徳、思考