救命士6
問題一覧
1
106
マムシ咬傷で生じる病態はどれか。2つ選べ。
1.凝固障害
2.呼吸筋麻痺
3.細胞呼吸障害
4.血管透過性亢進
5.アナフィラキシー
1
2
107 閉所での火災による熱傷傷病者で、最も早く出現するのはどれか。1つ選べ。
1. 腎不全
2.上気道閉寒
3.一酸化炭素中毒
4.敗血症性ショック
5. 循環血液量減少性ショック
3
3
108 ロードアンドゴーの適応で初期評価の段階で判断するのはどれか。1つ選べ。
1.気管偏位
2.骨盤動摇
3.呼吸音左右差
4.胸部皮下気腫
5. 意識障害(JCS 20以上)
5
4
109 不安定型骨盤骨折となりやすいのはどれか。1つ選べ。
1. 腸骨骨折
2. 臼蓋底骨折
3. 恥・坐骨骨折
4.恥骨結合離解
5. 仙腸関節離解
4
5
110 クラッシュ症候群傷病者で最も早期からみられる局所所見はどれか。1つ選べ。
1.浮腫
2.知覚障害
3.水疱形成
4.皮膚壊死
5.末梢動脈触知不能
2
6
111高所からの墜落により足から着地した際に、脊椎損傷を最も生じやすい部位はどこか。図から1つ選べ。
1.A
2.B
3. C
4. D
5. E
4
7
112 穿通性外傷における心臓外傷危険区域はどれか。1つ選べ。
1. A
2. B
3. C
4. D
5. E
1
8
113傷病者の写真を別に示す。受傷部位から損傷を疑うを脳神経はどれか。
1.動眼神経
2.顏面神絰
3.蝸牛神経
4.迷走神経
5. 舌下神経
2
9
114 小児の頭部外傷で、血腫が骨縫合を越えて大きくならないのはどれか。1つ選べ。
1.皮下血腫
2.硬膜外血腫
3.骨膜下血腫
4.硬膜下血腫
5.帽状腱膜下血腫
3
10
115 日本中毒情報センターへの問い合わせが最も多い中毒物質はどれか。1つ選べ。
1.農薬
2.自然毒
3.医薬品
4.工業用品
5.家庭用品
5
11
176 放射線事故現場の判断・処置について適切なのはどれか。1つ選べ。
1. 被ばく直後の血圧低下は放射線障害による。
2.傷病者の脱衣は体温上昇の防止を目的とする。
3.エックス線の外部被ばくでは除染が必要である。
4. 救急車内のビニールシート養生は二次汚染防止を目的とする。
傷病者が吸入した粒子状放射性物質は呼気中に多く排泄される。
4
12
117 気道異物で直ちに腹部突き上げ法が必要な症候はどれか。1つ選べ。
1.咳嗽
2.喘鳴
3.顏面紅潮
4.発声不能
5. シーソー呼吸
4
13
118 潜水中の急激な圧変化による症候で重篤化を示唆するのはどれか。2つ選べ。
1.歯痛
2.胸痛
3.紅斑
4.関節痛
5. 皮下気腫
2
14
119 溺水について誤っているのはどれか。1つ選べ。
1. 欧米に比して高齢者の死亡が多い。
2.薬物の乱用は死亡リスクを増やす。
3.女性に比べて男性の死亡率が高い。
4. 高齢者の死亡率は交通事故より少ない。
5. 幼小児での不慮の外因死の第2位である。
4
15
120 溺れている傷病者の救助法で市民に教えるべきなのはどれか。2つ選べ。
1. 救助者の安全
2. 水中での頸椎固定
3. 水中からの引き上げ
4.水中での胸骨圧迫の開始
5. 水中での人工呼吸の開始
1
16
B-1 声の音源を作る部位はどれか。1つ選べ。
1.鼻腔
2. ロ 腔
3.咽頭
4.喉頭
5.気管
4
17
B-2図の矢印で示した部位はどれか。1つ選べ。
1. 右心房
2.肺動脈
3.左心房
4.左心室
5. 大動脈
3
18
B-3 標準予防策では感染のリスクがある病原体はどれか。1つ選べ。
1. HIV
2. HCV
3.溶連菌
4.破傷風菌
5. 麻疹ウイルス
5
19
B-4
袋が国の人日動施続計(平成28年)において2番目に多い死因はどれか。1つ選べ。
1.肺炎
2.心疾患
3.不慮の事故
4.脳血管疾患
5. 悪性新生物
2
20
B-5 災害発生時の緊急医療対応に必要な項目はCSCATTTと呼ばれる。Aは何を意味しているか。1つ選べ。
1.評価
2.指揮
3.救急搬送
4.応急処置
5.トリアージ
1
21
8-6 枚急車内が保持者の血液でお体された場合、使用に適する消毒薬はどれか。1つ選べ。
1. エタノール
2. ポピドンヨード
3.インプロパノール
4.クロルヘキシジン
5. 次亜塩素酸ナトリウム
5
22
B-7 都道府県によって策定される医療計画において、初期救急医療機関に含まれるのはどれか。1つ選べ、
1. 在宅当番医
2. 共同利用型病院
3. 病院群輪番制病院
4.救命救急センター
5.24時間体制の有床診療所
1
23
B-8 医師の具体的指示が必要な救急救命処置はどれか。1つ選べ。
1.静脈路確保
2.血糖値の測定
3.エピペン®の使用
4.自動式心マッサージ器の使用
5. 経ロエアウエイによる気道確保
1
24
B-9 成人傷病者の観察で重症以上と判断すべき生理学的所見はどれか。1つ選べ。
1. JCS 10
2. 呼吸数24/分
3.脈拍40/分
4.収縮期血圧150
5. Sp02値94%
3
25
B-10 アナフィラキシーを疑う皮膚の徴候はどれか。1つ選べ。
1.水疱
2.黄疸
3.膨疹
4.紫斑
5. びらん
3
26
B-11食道内でカフを彫らませて使用するのはどれか。1つ選べ。
1. 気管内チューブ
2. 経ロエアウエイ
3.経鼻ェアウエイ
4.ラリンゲアルマスク
5. ラリングアルチューブ®
5
27
B-12」 救急救命士が現場到着時、小児の溺水傷病者で体動があり、用手気道確保後も自発呼吸が微弱な場合に
ず行うのはどれか。1つ選べ。
1. 回復体位
2.人工呼吸
3.背部叩打
4.胸骨圧迫
5.除細動器装着
2
28
B-13 気管挿管中の傷病者における気管内吸引について正しいのはどれか。1つ選べ。
1. 吸引時間は1回30秒とする。
2. 吸引前に十分な酸素化を行う。
3. 吸引前に気管チューブ内を消毒する。
4.吸引チューブに陰圧をかけながら挿入する。
5.吸引チューブ先端を気管分岐部に到達させる。
2
29
B-14 写真の向かって右から左へ輸液を流すために適切な三方活栓のコックの向きはどれか。1つ後べ。
1. A
2. B
3. C
4.D
5. E
2
30
B-15 パルスオキシメータで表示されるのはどれか。1つ選べ。
1.酸素分圧
2.収縮期血圧
3.二酸化炭素分圧
4.ヘモグロビン濃度
5. ヘモグロビンの酸素結合率
5
31
B-16 心肺機能停止前の救急救命処置で輸液の対象外である病態はどれか。1つ選べ。
1. 閉塞性・拘束性ショック
2.血液分布異常性ショック
3.クラッシュ症候群
4. 出血性ショック
5. 心原性ショック
5
32
B-17 図(別冊No.3)に示す検査で明らかになる病態はどれか。1つ選べ。
1.片麻痺
2.企図振戦
3.不随意運動
4.協調運動障害
5. 深部知覚障害
1
33
B-18 アドレナリンの作用で正しいのはどれか。1つ選べ。
1.縮瞳
2.血糖値の低下
3. 気管支の收縮
4.心拍数低下
5. 冠血流の増加
5
34
B-19
脳ヘルニアのうち釣回ヘルニアに特徴的な徴候はどれか。1つ選べ。
1.縮瞳
2.不穏
3.低血圧
4.低体温
5. 片麻痺
5
35
B-20一次性脳病変を来すのはどれか。1つ選べ。
1.窒息
2.熱中症
3.低血糖
4.髓膜炎
5.肝不全
4
36
B-21 高二酸化炭素血症を特徴とする呼吸不全を来す疾患はどれか。1つ選べ。
1.肺炎
2.血胸
3.肺気腫
4.自然気胸
5.過換気症候群
3
37
B-22 意識障害のある傷病者で、著しい脱水を認めるのはどれか。1つ選べ。
1.低血糖
2.急性腎不全
3.急性大動脈解離
4.うっ血性心不全
5.高浸透圧高血糖症候群
5
38
B-23 腰痛を訴える傷病者で、最も緊急度の高い症候はどれか。1つ選べ。
1.血尿
2.粘血便
3.運動時痛
4.腸雑音亢進
5.拍動性腹部腫瘤
5
39
B-24 腎後性の急性腎不全を来す病態はどれか。1つ選べ。
1.尿路の閉塞
2.血圧の低下
3.糸球体の炎症
4.尿細管の壊死
5.心拍出量の減少
1
40
B-25 急性膵炎の原因として多いのはどれか。1つ選べ。
1.喫煙
2.糖尿病
3.ストレス
4.アルコール
5. 高コレステロール血症
4
41
B-26小児の急性喉頭蓋炎の特徴はどれか。1つ選べ。
1.平熱
2.笛声
3.流 涎
4.家族性
5.呼気性呼吸困難
3
42
B-27 四肢外傷傷病者の観察で、脱臼にはみられず、骨折に特徴的な所見はどれか。1つ選べ。
1.疼痛
2. 腫脹
3.変形
4.血腫
5. 軋轢音
5
43
B-28 末梢血管の拡張による低血圧を来すのはどれか。1つ選べ。
1.頸髄損傷
2.心筋挫傷
3.緊張性気胸
4.腹腔内出血
5. 心タンポナーデ
1
44
8-29 心タンポナーデで特徴的な徴候はどれか。1つ選べ。
1.奇脈
2.奇異呼吸
3. 打診上鼓音
4.血圧左右差
5. 心電図高電位
1
45
B-30 III度熱中症と判断する症状はどれか。1つ選べ。
1.めまい
2.虚脱感
3.意識障害
4.こむら返り
5. 大量の発汗
3
46
C-1
、5袋の男性。スポーツ施設で連動中に倒れたため救急要請された。施設職員により15Dによる除細動を実施
されていた。
値94%。
救急隊到着時観察所見:意識JCS20。呼吸数16/分。脈拍144/分、不整。血/圧98/64。体温35.8°C。Sp02値94%。搬送中の傷病者への対応で適切なのはどれか。1つ選べ。
1.補助換気を行う。
2.気管挿管を行う。
3.静脈路確保を行う。
4.血糖値を測定する。
5.心電図をモニターする。
5
47
C-2 10歳の女児。卵アレルギーがある。昼休み時間に息苦しいと訴え、喘鳴と顔面紅潮とを認めたため養護教諭が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 10。呼吸数24/分、やや努力様。脈拍118/分、整。血圧80/60。 Sp02値92%。女児はエピペン®を所持している。養護教諭はエピペン®注射の要否がわからないという。
この傷病者へのエピペン®注射について適切なのはどれか。1つ選べ。
1.注射をせずに救急搬送する。
2.救急救命士が直ちに注射する。
3.校長の許可を得てから注射する。
4.女児の保護者に承諾を得てから注射する。
5.かかりつけ医師の助言を得てから注射する。
2
48
C-3 80歳の男性。気管切開による気道確保下で在宅酸素療法を行っていたが、急に苦しがったため家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:不穏状態で呼吸は促迫している。橈骨動脈は触知できない。気管切開口から気管切開カニューレが挿入され、酸素マスクによる酸素吸入療法が行われている。気管切開部からゴロゴロと音が聞こえている。
優先すべき対応はどれか。1つ選べ。
1.家族に既往歴を聞く。
2.投与酸素量を増やす。
3.胸骨圧迫を実施する。
4.気管カニューレを抜去する。
5.気管カニューレ内を吸引する。
5
49
C4 80歳の男性。食事中に肉片をに詰まらせたため、救急要請された。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 300
呼吸なし。総頸動脈触知せず。
心肺蘇生を開始するも、バッグ・ハ
ルブ・マスク換気にて加圧時にバッグに抵抗があり、胸郭挙上がみられない。
この後すぐに実施すべきなのはどれか。1つ選べ。
1.気管挿管
2.口腔内吸引
3.喉頭鏡を用いた観察
4.経ロエアウエイ挿入
5.ラリンゲアルマスク挿入
3
50
C-5 75歳の男性。突然意識状態が悪化したため救急要請された。
救急隊到着時観察所見:意識JCS200。呼吸数12/分。脈拍50/分、整。血圧200/100. Spo2値96%、両眼の図を別に示す。この傷病者の病変部位はどこか。1つ選べ。
1.脊髄
2.小脳
3.脳幹
4.大脳
5.視神経
3
51
C6 72歳の男性。退院翌日から在宅リハビリを開始したところ、突然、呼吸困難が出現したため救急要請された。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 2.呼吸数30/分。脈拍120/分、整。血圧90/64。SpO2値88%。両側呼吸音正常。右下肢の腫脹が認められる。
最も考えられる疾病はどれか。1つ選べ。
1.気胸
2.気管支喘息
3.急性喉頭蓋炎
4.急性心筋梗塞
5.肺血栓塞栓症
5
52
C7 32歳の男性。1型糖尿病にてインスリン治療を行っている。2日前から発熱、咽頭痛があった。朝、妻が起こしに行ったところ応答がないため救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 200。呼吸数32/分(深い)。脈拍110/分、整。血圧80/40 。体温37.3°C。Spo2値97%。呼気は甘酸っぱい臭いがする。
最も考えられる病態はどれか。1つ選べ。
1.低血糖
2.髓膜炎
3.急性腎不全
4.高浸透圧高血糖症候群
5.糖尿病ケトアシドーシス
5
53
C-8 62歳の男性。高血圧症にて内服加療中であった。突然、これまでに経験したことがないような胸背部痛が出現し、家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 1。呼吸数24/分。脈拍110/分、整。血圧150/100(左上肢)、70/40(右上肢)。体温36.2°C。 Sp02值99%。
呼吸音清、左右差なし。冷汗あり。痛みは発症時の位置から下方に移動し
ているとのことである。
この傷病者の合併症として注意が必要なのはどれか。1つ選べ。
1.気胸
2.脳出血
3.肺血栓塞栓症
4.食道静脈瘤破裂
5.心タンポナーデ
5
54
C-9 32歳の男性。オートバイ運転中、タクシーと接触し転倒した。
救急隊到着時観察所見:オートバイと傷病者の距離が30m程度ある。意識清明。呼吸数30/分。脈拍120/分、整。顔面蒼白。四肢冷感・冷汗を認め、橈骨動脈は触知できない。腹壁緊張と骨盤動揺とを認める。
搬送先として望ましい医療機関はどれか。1つ選べ。
1.搬送時間5分の診療所
2.搬送時間10分の外科単科病院
3.搬送時間20分の二次救急病院
4.搬送時間30分の救命救急センター
5.搬送時間60分の高度救命救急センター
4
55
C-10 68歳の男性。自殺目的に農薬を約50ml服用した。倒れているところを家族が発見し、救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 2.
不穏状態。呼吸数30/分。脈拍50/分、整。血圧100/70mmlg。流涙と流
涎とを著明に認める。四肢の筋肉の小刻みな震えを認める。
この他に、この傷病者に認められる可能性が高い徴候はどれか。1つ選べ。
1.顏面紅潮
2.縮瞳
3.頸静脈怒張
4.腸蠕動音減弱
5.下腿浮腫
2
56
70歳の男性。高熱と全身倦怠とを訴えるため家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 2。 呼吸数30/分。脈拍108/分、整。血圧120/84。体温39.5°C。SpO2値94%。10年前から糖尿病のためインスリン治療中である。高熱は2日前から出現し、頭痛、筋肉痛・関節痛
および頻繁の咳と鼻汁とを伴う。一昨日に小学生の孫が同様の症状で近医を受診している。
この傷病者の搬送に関する対応として適切なのはどれか。2つ選べ。
1. 隊員は飛沫感染対策で対応する。
2. 隊員の手指はグルタラールで消毒する。
3.傷病者にサージカルマスクを着用させる。
4.搬送中は窓を開けて車内の換気を十分に行う。
5.搬送終了後の救急車内はポビドンヨードで清拭する。
1
57
D3 部下のAさんは優秀な救急救命士であった。6か月前に一家心中の悲惨な現場に出動してから、集中力が減退しているように見える。本人もなかなか眠れなくていろいろと考え込んでしまい、体も怠いと言っている。
Aさんに対する適切な対応はどれか。1つ選べ。
1. 休職を勧める。
2.頑張れと励ます。
3.相談窓口を紹介する。
4.ディフュージングを行う。
5. スポーツに励むように勧める。
3
58
D-4 20歳の男性。横断歩道上で乗用車にはねられ救急要請された。
救急隊到着時觀察所見:意識JCS1。呼吸数30/分。脈拍110/分、整。橈骨動脈脈拍微弱。Sp02值95%。右側腹部に打撲痕を認め、しきりに腹痛を訴えている。
この傷病者に認められる観察所見はどれか。2つ選べ。
1.顔面蒼白
2.皮膚乾燥
3.四肢冷感
4. 腸管蠕動音充進
5.毛細血管再充満時間1秒
1
59
D-5 64歳の男性。パーキンソン病の既往がある。自宅内で歩行中に前のめりに転倒して下顎を床にぶつけた。
その直後から体が動かなくなったとのことで家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数20/分。脈拍60/分、整。血圧120/80。体温36.0°C。Spo2値
98%。両上肢は屈曲はできるが伸展はできない。両下肢はまったく動かない。
この病態でみられる所見はどれか。2つ選べ。
1.知覚脱失
2.腹式呼吸
3. 血圧の左右差
4.深部腱反射亢進
5.瞳孔径の左右差
1
60
D-6 20歳の男性。ローラー式のプレス機に右手が巻き込まれ、同僚が救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数26/分。脈 112/分 。血圧 148/86。Spo2値98%。機械を逆回転し右手を取り出すのに10分かかった。既往歴に小児端息がある。病院到着時の右手の写真を別に示す。重症以上と判断する項目はどれか。2つ選べ。
1.生理学的評価
2.解剖学的評価
3.救出までの時間
4.受傷機転
5. 喘息の既往
2
61
D-7 76歳の男性。食事中に窒息した。家族が背中を叩いたが意識がなくなり、救急要請した。救急隊到着時観察所見:心肺停止状態で、心電図は無脈性電気活動であった。喉頭展開し異物除去後、気管挿管を実施し、カプノメータを装着した。胸骨圧迫とバッグ換気とを行いながら救急車内に収容したところで、カプノグラムの波形に変化がみられた。その時の波形を別に示す。考えられる変化の原因はどれか。1つ選べ。
1. カフリーク
2. 自己心拍再開
3. チューブ閉塞
4. チューブ先端位置異常
5.バッグとチューブの接続はずれ
2
62
D-8 55歳の男性。自転車走行中側溝に転落して、自力で動けなくなった。目撃者が救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識JCS 1。呼吸数28/分。脈拍121/分、整。血圧120/80。体温36.6,spo2値96%。顔面に挫創があり、下顎は変形している。口腔内に出血があり、換気不良でゴロゴロと音がれる。四肢の筋力低下を認め、特に上肢で強い。この傷病者に対する気道確保として適切なのはどれか。1つ選べ。
1.下顎挙上法
2.修正下顎挙上法
3. 下顎引き上げ法
4.頭部後屈あご先挙上法
5.トリプルエアウエイマニューバ
3
63
D-9 20歳の男性。オートバイ運転中にカーブを曲がりきれずにガードレールに激突したため救急要請された。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 100。呼吸数6/分。脈拍130/分、整。血圧120/80。体温36.6°C。Spo2値80%(リザーバーマスク10L/分)。胸部運動は右側で吸気時に陥没し呼気時に突出する。直ちにすべきことは何か。1つ選べ。
1.保温
2.胸郭の固定
3.頸椎カラー装着
4. 心電図モニター装着
5.バッグ・バルブ・マスクによる補助呼吸
4
64
D-10 23歳の冬性。自宅で30分前に向神薬を服用した。意識がもうろうとしてきたため家族が数急要談した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS30,呼吸数24/分。脈拍120/分、整。血圧130/92。Sp02值92%。居室内に空の薬剤包装が多数認められた。搬送中の体位として適切なのはどれか。1つ選べ。
1. 仰臥位
2.起坐位
3. 左側臥位
4.ショック体位
5. ファウラー位
3
65
D-11 58歳の男性。突然動悸が出現し救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 3。呼吸数26/分。脈拍160/分、整。血圧圧78/50。車内収容後、突然、意識と脈拍とが消失し、呼吸が不規則となった。この時の心電図モニター波形(別冊No.7)を別に示す。
まず行うのはどれか。2つ選べ。
1. 下顎挙上
2. 胸骨圧迫
3.
電気ショック
4. アドレナリン投与
別冊
No.7 心電図モニター波形
5. 経ロエアウエイ挿入
2
66
D12 72歳の男性。2年前に小腸広範切除術を受け、現在は在宅で中心静脈栄養を施行している。朝になって家族が中心静脈カテーテルの自己抜去と意識混濁とに気づいて救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 20。呼吸数30/分。脈拍100/分、整。血圧120/80mnlg。右頭部の穿刺部周辺に出血はほとんどなかったが、輸液で布団が濡れていた。
救急救命士が行う対応で適切なのはどれか。2つ選べ。
1. 飲水を勧める。
2.血糖値を測定する。
3.カテーテルの穿刺部は清潔なガーゼで圧迫する。
4.乳酸リンゲル液の投与について医師の指示を要請する。
5. 抜去されたカテーテルは救急車内の感染性廃棄物容器に廃棄する。
2
67
D-13 25歳の男性。バレーボールでサーブを打った時に右胸に軽い痛みがあり、その後次第に呼吸が苦しくなっ
たので、監督が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数28/分。脈拍112/分、整。血圧130/60。Spo2値95%。熱感はない。本人は胸痛はないが声が胸にこもると言う。
この傷病者の診療において基本となる検査はどれか。1つ選べ。
1.気管支鏡検査
2.胸部CT検査
3. 肺血管造影検査
4.胸部MRI検査
5.胸部単純X線検査
5
68
D-14 28歳の女性。自転車走行中に自動車にはねられたため、目撃者が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS1。呼吸数24/分。脈拍130/分、整。血圧78/40。
右大腿部の開放骨折と動脈性出血とを認める。
推定出血量は循環血液量の何%か。1つ選べ。
1.5%未満
2.5~10%
3.10~20%
4.20~30%
5.30%以上
5
69
D15 55歳の男性。会社健診で生活習慣病を指摘されていたが未治療であった。出勤中に突然、胸痛が出現し救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS1。 呼吸数16/分。脈拍88/分、整。血圧124/70。Spo2値92%。頸静脈
の怒張を認める。呼吸音に左右差を認めない。心電図モニター波形を別に示す。
頸静脈怒張の主病態として最も考えられるのはどれか。1つ選べ。
1.右心不全
2.心拍出量増加
3. 胸腔内圧上昇
4.心タンポナーデ
5. 末梢血管抵抗低下
1
70
D-16 76歳の男性。血液透析で通院している。自宅で呼吸困難を訴えたため家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見JCS3。呼吸数36/分。脈拍128/分c”血圧220/130,左右差なし。Spo2値86%。両下腿の浮腫を認める。この病態に特徴的な所見はどれか。2つ選べ。
1.起坐呼吸
2. 断続性ラ音
3. 吸気性喘鳴
4.胸膜摩擦音
5. 呼吸音の左右差
1
71
D-1761歳の男性。自宅で就寝中に悪心、頭痛およびめまいを訴えたため家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。 呼吸教24/分。脈拍76/分、整。血圧180/86。体温37.0℃、spo2値98%。救急車で搬送中に突然の意識障害を来した。
容態変化後の観察所見:意識JCS 300。呼吸停止。脈拍60/分、整。血圧220/110。Spo2値94%。救急隊は用手気道確保し、人工呼吸を行いながら、救命救急センターへ搬送した。搬送記録の病名は小脳出血であった。
容態変化時に起きたことはどれか。1つ選べ。
1.鉤回ヘルニア
2.大孔ヘルニア
3.帯状回ヘルニア
4.中心性ヘルニア
5. ケルノハン徴候
2
72
D18.42歳の男性。オートバイ運転中に自動車と接触し転倒した。通行人が呼びかけたが反応しないため、救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 100。呼吸数36/分。脈拍56/分、整。血圧192/102。体温36.5°C。Spo2値98%。鼻出血、右側頭部に皮下血腫を認める。左の瞳孔径が右より大きい。
この傷病者に対する適切な処置はどれか。1つ選べ。
1. 頭側を高くする。
2.補助換気を行う。
3. 頭部を横に向ける。
4.鼻腔より血液を吸引する。
5.頻繁に疼痛刺激を与える。
1
73
D-19、35歳の男性。数日前から頭痛と発熱とがあり、市販の解熱鎮痛薬を服用していたが、解熱しては発熱することを繰り返していた。朝からぐったりしていたが、夕方、全身痙攣しているのを発見され、家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 10。 呼吸数24/分。脈拍120/分、整。血圧148/88 。体温39.8°C。 SpO2値98%。痙攣はすでに停止しており、麻庫を認めない。
最も考えられるのはどれか。1つ選べ。
1.脳炎
2.熱性痙攣
3.悪性症候群
4.くも膜下出血
5. ウイルス性髄膜炎
1
74
D20 80歳の男性。自宅でテレビを見ていて約1分間意識を失ったため、家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 1. 呼吸数20/分。脈拍48/分、不整。血圧160/86。Spo2値94%。脳梗塞の既往歴がある。本人は特に体調は悪くないと言っている。意識消失の原因として考えられるのはどれか。2つ選べ。
1. 低血糖
2.解離性混迷
3.くも膜下出血
4.てんかん発作
5. アダムス・ストークス症候群
4
75
D-21 65歳の男性。朝食時、箸がうまく使えず、言葉を話しづらいのに気づいた。自分独りで立ち上がることもできなくなった。30分で自覚症状は消失したが、家族が心配して救急要請した。
, 心房細動で内科クリニック通院中である。救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数20/分。脈拍124/分、不整。血圧112/74。体温36.0°C。神経所見に異常を認めない。この病態について正しいのはどれか。1つ選べ。
1. 入院治療の必要はない。
2.予防効果のある薬はない。
3.血栓溶解療法の適応である。
4. 脳血管の奇形が原因である。
5.再発により脳梗塞に進展する。
5
76
D-22 80歳の男性。COPD(慢性閉塞性肺疾患)のため在宅酸素2L/分で生活していたが、1週前から体動時に息苦し
さを訴えることが多く、昨日から寝込んでいた。朝から痰がからみ息苦しさが増悪したため家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 1。呼吸数32/分。脈拍120/分、整。血圧178/90。体温37.2°C。Spos
値82%。右肺に断続性ラ音を聴取する。
Spo2値を見ながら酸素投与量を増やそうと思うが、注意すべき観察所見はどれか。2つ選べ。
1.血圧
2. 呼吸数
3.脈拍数
4. 意識レベル
5. 麻庫の出現
2
77
D-23 60歳の男性。突然の胸痛を自覚し消失しないため、家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 1. 呼吸数26/分。脈拍92/分、整。血 /圧80/60。Spo2値92%。糖尿病と高血圧との通院歴がある。心電図モニター波形を別に示す。この傷病者に対する現場での対応で適切でないのはどれか。1つ選べ。
1.酸素投与
2. 静脈路確保
3. 除細動器準備
4. 仰臥位で搬送
5. 心電図情報の事前通知
2
78
D-24 55歳の男性。会議中、胸痛が出現した。これまで胸痛は労作時に起こっていたが、安静時に出現したの初めてのため、救急要請した。胸痛は30分続いたが、救急隊到着直前に消失し、本人は「治った」と言っていた。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数20/分。脈拍72/分、整。血圧132/62。体温36.2°C。Spo2値98%。 全身が冷汗で濡れている。最も考えられる疾患はどれか。1つ選べ。
1. 心膜炎
2. 心筋炎
3. 大動脈解離
4. 安定狭心症
5. 急性冠症候群
5
79
D-25 70歳の男性。食事中に突然の頭痛とめまいとが出現した。コップをつかもうとすると手の震えが強くなりつかめない状態になり、家族が救急要請した。救急隊到着時、玄関先まで自ら歩いてきた。救急隊到着時観察所見:意識ICS 2。 呼吸数20/分。脈拍96/分、不整。血圧184/98。体温36.5°C。spo2値98%.
この傷病者にみられた特徴的な歩行はどれか。1つ選べ。
1.痙性步行
2. 下垂歩行
3. 失調性歩行
4.はさみ足歩行
5. 小きざみ歩行
3
80
D-26 58歳の男性。朝食直後に庭で意識を失っているところを家族が発見して救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 20。 呼吸数24/分。脈拍28/分、整。血圧86/44.Spo2値96%。手指は冷たい。週3回透析を行っており、本日透析予定である。心電図モニター波形を別に示す。
可能性が高い病態はどれか。2つ選べ。
1. 偶発性低体温
2.洞不全症候群
3. 高カリウム血症
4. うっ血性心不全
5. 完全房室ブロック
2
81
D-27 10歳の男児。血友病で治療中である。嘔吐後に軽い頭痛を訴えたため、家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 3. 呼吸数28/分。脈拍96/分、整。血圧108/72。体温36.7°C。Spo2値98%。右肘と右膝とに皮下出血を認める。この傷病者で最も注意すべき出血部位はどれか。1つ選べ。
1.頭蓋内
2. 胸腔内
3. 消化管内
4.腹腔内
5.関節内
1
82
D-28 1歳の男児。昼寝の最中にうつ伏せで様子がおかしいと気づいた母親が救急要請した。
救急隊到着時観察所見 :呼吸数36/分。服拍140/分、整。体温85.87。Sp02值90%。全身痙攣を認め、口から泡を吹いている。適切でない対応はどれか。1つ選べ。
1.保温
2. 酸素投与
3. 下顎挙上
4. 口腔内吸引
5.経ロエアウエイ挿入
5
83
D-29、87歳の男性。認知症でデイサービスを利用している。睡眠薬を服用後、夜中に寝ている家族を起こし他界
した妻が来ていると騒ぎ出した。
救急隊到着時観察所見:意識ICS 3。 呼吸数20/分。脈拍102/分、不整。血圧156/82。体温37.0°C。Spo2値94%。怯えていて家族の側から離れない。観察される病態はどれか。1つ選べ。
1.昏 迷
2.解離
3. 依存
4.せん妄
5.パニック
4
84
D30 27歳の女性。妊娠35週。自宅で意識消失、痙攣発作が出現し、夫が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 10. 呼吸数30/分。脈拍90/分、整。血圧200/120。体温37.0°C。SpO2值98%。考慮すべき疾患はどれか。2つ選べ。
1.子癇
2.脳出血
3.髄膜炎
4.羊水塞栓
5. 肺血栓塞栓症
1
85
D31 24歳の女性。明け方何ら誘因なく呼吸苦を訴え本人が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。
呼吸数34/分。脈拍84/分、整。血圧134/80。体温36.2°C。Spo2値99%。手足のしびれ以外の身体的な訴えはない。正しいのはどれか。1つ選べ。
1. 恐怖感を伴う。
2.アシドーシスを伴う。
3.症状は約半日持続する。
4.統合失調症に特有である。
5.確定診断には頭部CT検査が有用である。
1
86
D32 28歳の男性。朝から車の整備をしていた夫が昼になっても戻らないため妻が様子を見に行ったところ、自家用車の下に倒れているところを発見し、救急要請した。
救急隊現場到着時、胸部が前輪車軸部分と路面とに挟まれており、前額部の挫滅創から持続性の出血を認めた。救助中の写真を別に示す。
救出後の救急隊観察所見:意識IcS 300。呼吸数6/分。脈拍42/分、整。血圧192/110。Sp02値93%。
この傷病者の病態として考えられるのはどれか。2つ選べ。
1. 脳へルニア
2. 緊張性気胸
3. 外傷性窒息
4.上位系頸髄損傷
5.心タンポナーデ
1
87
D-33、12歳の男児、早期、授業の開始前に階段から転落した。左頭頂部にこぶができたが、そのまま授業を受け
午前11時頃に椅子からずり落ちたため教師が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 10。 呼吸数24/分。脈拍100/分、整。血圧150/90。右片麻痺を認める。最も考えられる病変はどれか。1つ選べ。
1.脳震盪
2.脳内血腫
3.急性硬膜下血腫
4.急性硬膜外血腫
5.びまん性軸索損傷
4
88
D34 39歳の男性。自殺企図で、刃渡り18cmの包丁を根元まで前胸部に刺したまま、倒れているところを家族が発見し救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識JCS 30。呼吸数24/分。脈拍90/分、整。血圧100/60。体温36.5°C。左側の呼吸音が減弱している。刺創の部位の写真を別に示す。急変の危険性が高いため、ドクターへリを要請した。搬送前に医師が行うと考えられる処置はどれか。2つ選べ。
1.開 胸
2.気管揮管
3.包丁抜去
4. 胸腔ドレナージ
5. ショックパンツ装着
2
89
D35 22歳の男性。知人と口論になり左側腹部を強打されうずくまり立ち上がれなくなったため、別の知人が救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識JCS 1. 呼吸数21/分。脈拍120/分、整。血圧84/66。Spo2値99%。腹痛のため腹を抱え膝を曲げ床に倒れている。左肩の痛みを訴えている。最も可能性の高いのはどれか。1つ選べ。
1.脾破裂
2. 小腸破裂
3.横隔膜損傷
4. 腹直筋断裂
5.腎被膜下血腫
1
90
D-36 71歳の男性。工場で作業中、3m墜落し左腰部を突起物に強打したため、救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数18/分。脈拍72/分、整。血圧144/70。左殿部の頭側やや外側寄りに挫創が2か所あり、油滴を伴う出血が持続し、同部位に圧痛と骨盤動揺とを認める。他の部位に自発痛はない。適切な対応はどれか。2つ選べ。
1.直接圧迫止血を行う。
2.骨盤動揺を再度確認する。
3. ロードアンドゴーの適応とする。
4. 直近の整形外科医療機関を選定する。
5. ログロールでバックボード固定を行う。
1
91
D-3777歳の女性。自転車走行中、10tトラックに轢過され受傷し救急要請された。救急隊到着時観察所見:意識JCS 1. 呼吸数24/分。脈拍120/分、整。血 圧80/46。
創部に骨折端と遊離骨片とがみえる。搬送病院まで30分かかる見込みである。病院到着時の右下肢の写真を別に示す。車内収容前の適切な対応はどれか。2つ選べ。
1. 創を洗浄する。
2. 骨片を除去する。
3. 骨折の副子固定を行う。
4.輸液の指示を要請する。
5.滅菌ガーゼで圧迫止血する。
4
92
D-38 32歳の男性。オートバイ整備中にガソリンに引火し受傷し、家族が救急要請した。受傷範囲を図に示す。
熱傷面積を9の法則で計算すると、熱傷予後指数はどの程度か。1つ選べ。
1. 27
2. 45
3. 59
4. 77
5. 86
3
93
D-39 3階建てビル内の宴会場で40歳代の女性1名が倒れたと店員から救急要請があった。救急隊到着時、2階宴会場で通報対象となった1名が頭痛と気分不良とを訴え倒れていた。炭火焼料理の煙と匂いとが残っており、10畳の宴会場の窓は閉まっていた。他にも3名が同様の症状を訴えている。現場の対応、判断で適切なのはどれか。2つ選べ。
1. 酸素欠乏を疑う。
2集団食中毒を疑う。
3応援隊を要請する。
4宴会場の窓を開ける。
5. SpO2値の低い順に搬送する。
3
94
D-40 54歳の男性。冬に公園のベンチで横たわっているところをパトロール中の警察官に発見され、呼びかけに応じないため救急要請された。救急隊到着時観察所見:意識JCS 200。脈拍86/分、整。血圧120/72。Spo2値92%。救急車に搬入時の心電図モニター波形を別に示す。この傷病者にみられる病態はどれか。1つ選べ。
1.呼吸数は増加している。
2. 心拍出量は増加している。
3.末梢血管は収縮している。
4.1回換気量は増大している。
5.深部体温は33°C以上である。
3
95
1
頸部の構造について正しいのはどれか。2つ選べ。
1.頸部は体幹の一部である。
2.輪状軟骨は甲状軟骨の頭側に位置する。
3.総頸動脈の拍動は後頸三角部で触知する。
4. 鎖骨窩は上気道閉塞で陥没する部位である。
5. 後頭部とは外後頭隆起より第7頸椎棘突起の高さまでをいう。
4
96
2 心音について正しいのはどれか。1つ選べ。
1.I音は半月弁の閉鎖が主成分である。
2.I音とそれに引き続く II音の間が拡張期である。
3.II 音は駆出期の終わりに聴こえる。
4.II音はI音と比較すると低音である。
5. II音はI音と比較すると持続時間が長い。
3
97
3 甲状腺ホルモンについて正しいのはどれか。1つ選べ。
1. 体温を下げる。
2.血糖値を下げる。
3.基礎代謝を下げる。
4.精神機能を刺激する。
5. 血中カルシウム濃度を維持する。
4
98
4 細胞内液に比べ、細胞外液に高濃度で含まれるイオンはどれか。2つ選べ。
1. リン酸イオン
2. カリウムイオン
3. クロールイオン
4. ナトリウムイオン
5. マグネシウムイオン
3
99
5.線維素溶解系(線溶系)の因子はどれか。1つ選べ。
1.組織因子
2.第VIII因子
3. トロンビン
4. プラスミノゲン
5. フィブリノゲン
4
100
膵臓の機能について正しいのはどれか。1つ選べ。
1. 臓液は酸性である。
2. 膵液にはペプシンが含まれる。
3.アミラーゼは脂肪を分解する。
4.ランゲルハンス島は外分泌腺である。
5. 膵液の分泌は胃液によって促進される。
5
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問題一覧
1
106
マムシ咬傷で生じる病態はどれか。2つ選べ。
1.凝固障害
2.呼吸筋麻痺
3.細胞呼吸障害
4.血管透過性亢進
5.アナフィラキシー
1
2
107 閉所での火災による熱傷傷病者で、最も早く出現するのはどれか。1つ選べ。
1. 腎不全
2.上気道閉寒
3.一酸化炭素中毒
4.敗血症性ショック
5. 循環血液量減少性ショック
3
3
108 ロードアンドゴーの適応で初期評価の段階で判断するのはどれか。1つ選べ。
1.気管偏位
2.骨盤動摇
3.呼吸音左右差
4.胸部皮下気腫
5. 意識障害(JCS 20以上)
5
4
109 不安定型骨盤骨折となりやすいのはどれか。1つ選べ。
1. 腸骨骨折
2. 臼蓋底骨折
3. 恥・坐骨骨折
4.恥骨結合離解
5. 仙腸関節離解
4
5
110 クラッシュ症候群傷病者で最も早期からみられる局所所見はどれか。1つ選べ。
1.浮腫
2.知覚障害
3.水疱形成
4.皮膚壊死
5.末梢動脈触知不能
2
6
111高所からの墜落により足から着地した際に、脊椎損傷を最も生じやすい部位はどこか。図から1つ選べ。
1.A
2.B
3. C
4. D
5. E
4
7
112 穿通性外傷における心臓外傷危険区域はどれか。1つ選べ。
1. A
2. B
3. C
4. D
5. E
1
8
113傷病者の写真を別に示す。受傷部位から損傷を疑うを脳神経はどれか。
1.動眼神経
2.顏面神絰
3.蝸牛神経
4.迷走神経
5. 舌下神経
2
9
114 小児の頭部外傷で、血腫が骨縫合を越えて大きくならないのはどれか。1つ選べ。
1.皮下血腫
2.硬膜外血腫
3.骨膜下血腫
4.硬膜下血腫
5.帽状腱膜下血腫
3
10
115 日本中毒情報センターへの問い合わせが最も多い中毒物質はどれか。1つ選べ。
1.農薬
2.自然毒
3.医薬品
4.工業用品
5.家庭用品
5
11
176 放射線事故現場の判断・処置について適切なのはどれか。1つ選べ。
1. 被ばく直後の血圧低下は放射線障害による。
2.傷病者の脱衣は体温上昇の防止を目的とする。
3.エックス線の外部被ばくでは除染が必要である。
4. 救急車内のビニールシート養生は二次汚染防止を目的とする。
傷病者が吸入した粒子状放射性物質は呼気中に多く排泄される。
4
12
117 気道異物で直ちに腹部突き上げ法が必要な症候はどれか。1つ選べ。
1.咳嗽
2.喘鳴
3.顏面紅潮
4.発声不能
5. シーソー呼吸
4
13
118 潜水中の急激な圧変化による症候で重篤化を示唆するのはどれか。2つ選べ。
1.歯痛
2.胸痛
3.紅斑
4.関節痛
5. 皮下気腫
2
14
119 溺水について誤っているのはどれか。1つ選べ。
1. 欧米に比して高齢者の死亡が多い。
2.薬物の乱用は死亡リスクを増やす。
3.女性に比べて男性の死亡率が高い。
4. 高齢者の死亡率は交通事故より少ない。
5. 幼小児での不慮の外因死の第2位である。
4
15
120 溺れている傷病者の救助法で市民に教えるべきなのはどれか。2つ選べ。
1. 救助者の安全
2. 水中での頸椎固定
3. 水中からの引き上げ
4.水中での胸骨圧迫の開始
5. 水中での人工呼吸の開始
1
16
B-1 声の音源を作る部位はどれか。1つ選べ。
1.鼻腔
2. ロ 腔
3.咽頭
4.喉頭
5.気管
4
17
B-2図の矢印で示した部位はどれか。1つ選べ。
1. 右心房
2.肺動脈
3.左心房
4.左心室
5. 大動脈
3
18
B-3 標準予防策では感染のリスクがある病原体はどれか。1つ選べ。
1. HIV
2. HCV
3.溶連菌
4.破傷風菌
5. 麻疹ウイルス
5
19
B-4
袋が国の人日動施続計(平成28年)において2番目に多い死因はどれか。1つ選べ。
1.肺炎
2.心疾患
3.不慮の事故
4.脳血管疾患
5. 悪性新生物
2
20
B-5 災害発生時の緊急医療対応に必要な項目はCSCATTTと呼ばれる。Aは何を意味しているか。1つ選べ。
1.評価
2.指揮
3.救急搬送
4.応急処置
5.トリアージ
1
21
8-6 枚急車内が保持者の血液でお体された場合、使用に適する消毒薬はどれか。1つ選べ。
1. エタノール
2. ポピドンヨード
3.インプロパノール
4.クロルヘキシジン
5. 次亜塩素酸ナトリウム
5
22
B-7 都道府県によって策定される医療計画において、初期救急医療機関に含まれるのはどれか。1つ選べ、
1. 在宅当番医
2. 共同利用型病院
3. 病院群輪番制病院
4.救命救急センター
5.24時間体制の有床診療所
1
23
B-8 医師の具体的指示が必要な救急救命処置はどれか。1つ選べ。
1.静脈路確保
2.血糖値の測定
3.エピペン®の使用
4.自動式心マッサージ器の使用
5. 経ロエアウエイによる気道確保
1
24
B-9 成人傷病者の観察で重症以上と判断すべき生理学的所見はどれか。1つ選べ。
1. JCS 10
2. 呼吸数24/分
3.脈拍40/分
4.収縮期血圧150
5. Sp02値94%
3
25
B-10 アナフィラキシーを疑う皮膚の徴候はどれか。1つ選べ。
1.水疱
2.黄疸
3.膨疹
4.紫斑
5. びらん
3
26
B-11食道内でカフを彫らませて使用するのはどれか。1つ選べ。
1. 気管内チューブ
2. 経ロエアウエイ
3.経鼻ェアウエイ
4.ラリンゲアルマスク
5. ラリングアルチューブ®
5
27
B-12」 救急救命士が現場到着時、小児の溺水傷病者で体動があり、用手気道確保後も自発呼吸が微弱な場合に
ず行うのはどれか。1つ選べ。
1. 回復体位
2.人工呼吸
3.背部叩打
4.胸骨圧迫
5.除細動器装着
2
28
B-13 気管挿管中の傷病者における気管内吸引について正しいのはどれか。1つ選べ。
1. 吸引時間は1回30秒とする。
2. 吸引前に十分な酸素化を行う。
3. 吸引前に気管チューブ内を消毒する。
4.吸引チューブに陰圧をかけながら挿入する。
5.吸引チューブ先端を気管分岐部に到達させる。
2
29
B-14 写真の向かって右から左へ輸液を流すために適切な三方活栓のコックの向きはどれか。1つ後べ。
1. A
2. B
3. C
4.D
5. E
2
30
B-15 パルスオキシメータで表示されるのはどれか。1つ選べ。
1.酸素分圧
2.収縮期血圧
3.二酸化炭素分圧
4.ヘモグロビン濃度
5. ヘモグロビンの酸素結合率
5
31
B-16 心肺機能停止前の救急救命処置で輸液の対象外である病態はどれか。1つ選べ。
1. 閉塞性・拘束性ショック
2.血液分布異常性ショック
3.クラッシュ症候群
4. 出血性ショック
5. 心原性ショック
5
32
B-17 図(別冊No.3)に示す検査で明らかになる病態はどれか。1つ選べ。
1.片麻痺
2.企図振戦
3.不随意運動
4.協調運動障害
5. 深部知覚障害
1
33
B-18 アドレナリンの作用で正しいのはどれか。1つ選べ。
1.縮瞳
2.血糖値の低下
3. 気管支の收縮
4.心拍数低下
5. 冠血流の増加
5
34
B-19
脳ヘルニアのうち釣回ヘルニアに特徴的な徴候はどれか。1つ選べ。
1.縮瞳
2.不穏
3.低血圧
4.低体温
5. 片麻痺
5
35
B-20一次性脳病変を来すのはどれか。1つ選べ。
1.窒息
2.熱中症
3.低血糖
4.髓膜炎
5.肝不全
4
36
B-21 高二酸化炭素血症を特徴とする呼吸不全を来す疾患はどれか。1つ選べ。
1.肺炎
2.血胸
3.肺気腫
4.自然気胸
5.過換気症候群
3
37
B-22 意識障害のある傷病者で、著しい脱水を認めるのはどれか。1つ選べ。
1.低血糖
2.急性腎不全
3.急性大動脈解離
4.うっ血性心不全
5.高浸透圧高血糖症候群
5
38
B-23 腰痛を訴える傷病者で、最も緊急度の高い症候はどれか。1つ選べ。
1.血尿
2.粘血便
3.運動時痛
4.腸雑音亢進
5.拍動性腹部腫瘤
5
39
B-24 腎後性の急性腎不全を来す病態はどれか。1つ選べ。
1.尿路の閉塞
2.血圧の低下
3.糸球体の炎症
4.尿細管の壊死
5.心拍出量の減少
1
40
B-25 急性膵炎の原因として多いのはどれか。1つ選べ。
1.喫煙
2.糖尿病
3.ストレス
4.アルコール
5. 高コレステロール血症
4
41
B-26小児の急性喉頭蓋炎の特徴はどれか。1つ選べ。
1.平熱
2.笛声
3.流 涎
4.家族性
5.呼気性呼吸困難
3
42
B-27 四肢外傷傷病者の観察で、脱臼にはみられず、骨折に特徴的な所見はどれか。1つ選べ。
1.疼痛
2. 腫脹
3.変形
4.血腫
5. 軋轢音
5
43
B-28 末梢血管の拡張による低血圧を来すのはどれか。1つ選べ。
1.頸髄損傷
2.心筋挫傷
3.緊張性気胸
4.腹腔内出血
5. 心タンポナーデ
1
44
8-29 心タンポナーデで特徴的な徴候はどれか。1つ選べ。
1.奇脈
2.奇異呼吸
3. 打診上鼓音
4.血圧左右差
5. 心電図高電位
1
45
B-30 III度熱中症と判断する症状はどれか。1つ選べ。
1.めまい
2.虚脱感
3.意識障害
4.こむら返り
5. 大量の発汗
3
46
C-1
、5袋の男性。スポーツ施設で連動中に倒れたため救急要請された。施設職員により15Dによる除細動を実施
されていた。
値94%。
救急隊到着時観察所見:意識JCS20。呼吸数16/分。脈拍144/分、不整。血/圧98/64。体温35.8°C。Sp02値94%。搬送中の傷病者への対応で適切なのはどれか。1つ選べ。
1.補助換気を行う。
2.気管挿管を行う。
3.静脈路確保を行う。
4.血糖値を測定する。
5.心電図をモニターする。
5
47
C-2 10歳の女児。卵アレルギーがある。昼休み時間に息苦しいと訴え、喘鳴と顔面紅潮とを認めたため養護教諭が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 10。呼吸数24/分、やや努力様。脈拍118/分、整。血圧80/60。 Sp02値92%。女児はエピペン®を所持している。養護教諭はエピペン®注射の要否がわからないという。
この傷病者へのエピペン®注射について適切なのはどれか。1つ選べ。
1.注射をせずに救急搬送する。
2.救急救命士が直ちに注射する。
3.校長の許可を得てから注射する。
4.女児の保護者に承諾を得てから注射する。
5.かかりつけ医師の助言を得てから注射する。
2
48
C-3 80歳の男性。気管切開による気道確保下で在宅酸素療法を行っていたが、急に苦しがったため家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:不穏状態で呼吸は促迫している。橈骨動脈は触知できない。気管切開口から気管切開カニューレが挿入され、酸素マスクによる酸素吸入療法が行われている。気管切開部からゴロゴロと音が聞こえている。
優先すべき対応はどれか。1つ選べ。
1.家族に既往歴を聞く。
2.投与酸素量を増やす。
3.胸骨圧迫を実施する。
4.気管カニューレを抜去する。
5.気管カニューレ内を吸引する。
5
49
C4 80歳の男性。食事中に肉片をに詰まらせたため、救急要請された。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 300
呼吸なし。総頸動脈触知せず。
心肺蘇生を開始するも、バッグ・ハ
ルブ・マスク換気にて加圧時にバッグに抵抗があり、胸郭挙上がみられない。
この後すぐに実施すべきなのはどれか。1つ選べ。
1.気管挿管
2.口腔内吸引
3.喉頭鏡を用いた観察
4.経ロエアウエイ挿入
5.ラリンゲアルマスク挿入
3
50
C-5 75歳の男性。突然意識状態が悪化したため救急要請された。
救急隊到着時観察所見:意識JCS200。呼吸数12/分。脈拍50/分、整。血圧200/100. Spo2値96%、両眼の図を別に示す。この傷病者の病変部位はどこか。1つ選べ。
1.脊髄
2.小脳
3.脳幹
4.大脳
5.視神経
3
51
C6 72歳の男性。退院翌日から在宅リハビリを開始したところ、突然、呼吸困難が出現したため救急要請された。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 2.呼吸数30/分。脈拍120/分、整。血圧90/64。SpO2値88%。両側呼吸音正常。右下肢の腫脹が認められる。
最も考えられる疾病はどれか。1つ選べ。
1.気胸
2.気管支喘息
3.急性喉頭蓋炎
4.急性心筋梗塞
5.肺血栓塞栓症
5
52
C7 32歳の男性。1型糖尿病にてインスリン治療を行っている。2日前から発熱、咽頭痛があった。朝、妻が起こしに行ったところ応答がないため救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 200。呼吸数32/分(深い)。脈拍110/分、整。血圧80/40 。体温37.3°C。Spo2値97%。呼気は甘酸っぱい臭いがする。
最も考えられる病態はどれか。1つ選べ。
1.低血糖
2.髓膜炎
3.急性腎不全
4.高浸透圧高血糖症候群
5.糖尿病ケトアシドーシス
5
53
C-8 62歳の男性。高血圧症にて内服加療中であった。突然、これまでに経験したことがないような胸背部痛が出現し、家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 1。呼吸数24/分。脈拍110/分、整。血圧150/100(左上肢)、70/40(右上肢)。体温36.2°C。 Sp02值99%。
呼吸音清、左右差なし。冷汗あり。痛みは発症時の位置から下方に移動し
ているとのことである。
この傷病者の合併症として注意が必要なのはどれか。1つ選べ。
1.気胸
2.脳出血
3.肺血栓塞栓症
4.食道静脈瘤破裂
5.心タンポナーデ
5
54
C-9 32歳の男性。オートバイ運転中、タクシーと接触し転倒した。
救急隊到着時観察所見:オートバイと傷病者の距離が30m程度ある。意識清明。呼吸数30/分。脈拍120/分、整。顔面蒼白。四肢冷感・冷汗を認め、橈骨動脈は触知できない。腹壁緊張と骨盤動揺とを認める。
搬送先として望ましい医療機関はどれか。1つ選べ。
1.搬送時間5分の診療所
2.搬送時間10分の外科単科病院
3.搬送時間20分の二次救急病院
4.搬送時間30分の救命救急センター
5.搬送時間60分の高度救命救急センター
4
55
C-10 68歳の男性。自殺目的に農薬を約50ml服用した。倒れているところを家族が発見し、救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 2.
不穏状態。呼吸数30/分。脈拍50/分、整。血圧100/70mmlg。流涙と流
涎とを著明に認める。四肢の筋肉の小刻みな震えを認める。
この他に、この傷病者に認められる可能性が高い徴候はどれか。1つ選べ。
1.顏面紅潮
2.縮瞳
3.頸静脈怒張
4.腸蠕動音減弱
5.下腿浮腫
2
56
70歳の男性。高熱と全身倦怠とを訴えるため家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 2。 呼吸数30/分。脈拍108/分、整。血圧120/84。体温39.5°C。SpO2値94%。10年前から糖尿病のためインスリン治療中である。高熱は2日前から出現し、頭痛、筋肉痛・関節痛
および頻繁の咳と鼻汁とを伴う。一昨日に小学生の孫が同様の症状で近医を受診している。
この傷病者の搬送に関する対応として適切なのはどれか。2つ選べ。
1. 隊員は飛沫感染対策で対応する。
2. 隊員の手指はグルタラールで消毒する。
3.傷病者にサージカルマスクを着用させる。
4.搬送中は窓を開けて車内の換気を十分に行う。
5.搬送終了後の救急車内はポビドンヨードで清拭する。
1
57
D3 部下のAさんは優秀な救急救命士であった。6か月前に一家心中の悲惨な現場に出動してから、集中力が減退しているように見える。本人もなかなか眠れなくていろいろと考え込んでしまい、体も怠いと言っている。
Aさんに対する適切な対応はどれか。1つ選べ。
1. 休職を勧める。
2.頑張れと励ます。
3.相談窓口を紹介する。
4.ディフュージングを行う。
5. スポーツに励むように勧める。
3
58
D-4 20歳の男性。横断歩道上で乗用車にはねられ救急要請された。
救急隊到着時觀察所見:意識JCS1。呼吸数30/分。脈拍110/分、整。橈骨動脈脈拍微弱。Sp02值95%。右側腹部に打撲痕を認め、しきりに腹痛を訴えている。
この傷病者に認められる観察所見はどれか。2つ選べ。
1.顔面蒼白
2.皮膚乾燥
3.四肢冷感
4. 腸管蠕動音充進
5.毛細血管再充満時間1秒
1
59
D-5 64歳の男性。パーキンソン病の既往がある。自宅内で歩行中に前のめりに転倒して下顎を床にぶつけた。
その直後から体が動かなくなったとのことで家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数20/分。脈拍60/分、整。血圧120/80。体温36.0°C。Spo2値
98%。両上肢は屈曲はできるが伸展はできない。両下肢はまったく動かない。
この病態でみられる所見はどれか。2つ選べ。
1.知覚脱失
2.腹式呼吸
3. 血圧の左右差
4.深部腱反射亢進
5.瞳孔径の左右差
1
60
D-6 20歳の男性。ローラー式のプレス機に右手が巻き込まれ、同僚が救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数26/分。脈 112/分 。血圧 148/86。Spo2値98%。機械を逆回転し右手を取り出すのに10分かかった。既往歴に小児端息がある。病院到着時の右手の写真を別に示す。重症以上と判断する項目はどれか。2つ選べ。
1.生理学的評価
2.解剖学的評価
3.救出までの時間
4.受傷機転
5. 喘息の既往
2
61
D-7 76歳の男性。食事中に窒息した。家族が背中を叩いたが意識がなくなり、救急要請した。救急隊到着時観察所見:心肺停止状態で、心電図は無脈性電気活動であった。喉頭展開し異物除去後、気管挿管を実施し、カプノメータを装着した。胸骨圧迫とバッグ換気とを行いながら救急車内に収容したところで、カプノグラムの波形に変化がみられた。その時の波形を別に示す。考えられる変化の原因はどれか。1つ選べ。
1. カフリーク
2. 自己心拍再開
3. チューブ閉塞
4. チューブ先端位置異常
5.バッグとチューブの接続はずれ
2
62
D-8 55歳の男性。自転車走行中側溝に転落して、自力で動けなくなった。目撃者が救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識JCS 1。呼吸数28/分。脈拍121/分、整。血圧120/80。体温36.6,spo2値96%。顔面に挫創があり、下顎は変形している。口腔内に出血があり、換気不良でゴロゴロと音がれる。四肢の筋力低下を認め、特に上肢で強い。この傷病者に対する気道確保として適切なのはどれか。1つ選べ。
1.下顎挙上法
2.修正下顎挙上法
3. 下顎引き上げ法
4.頭部後屈あご先挙上法
5.トリプルエアウエイマニューバ
3
63
D-9 20歳の男性。オートバイ運転中にカーブを曲がりきれずにガードレールに激突したため救急要請された。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 100。呼吸数6/分。脈拍130/分、整。血圧120/80。体温36.6°C。Spo2値80%(リザーバーマスク10L/分)。胸部運動は右側で吸気時に陥没し呼気時に突出する。直ちにすべきことは何か。1つ選べ。
1.保温
2.胸郭の固定
3.頸椎カラー装着
4. 心電図モニター装着
5.バッグ・バルブ・マスクによる補助呼吸
4
64
D-10 23歳の冬性。自宅で30分前に向神薬を服用した。意識がもうろうとしてきたため家族が数急要談した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS30,呼吸数24/分。脈拍120/分、整。血圧130/92。Sp02值92%。居室内に空の薬剤包装が多数認められた。搬送中の体位として適切なのはどれか。1つ選べ。
1. 仰臥位
2.起坐位
3. 左側臥位
4.ショック体位
5. ファウラー位
3
65
D-11 58歳の男性。突然動悸が出現し救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 3。呼吸数26/分。脈拍160/分、整。血圧圧78/50。車内収容後、突然、意識と脈拍とが消失し、呼吸が不規則となった。この時の心電図モニター波形(別冊No.7)を別に示す。
まず行うのはどれか。2つ選べ。
1. 下顎挙上
2. 胸骨圧迫
3.
電気ショック
4. アドレナリン投与
別冊
No.7 心電図モニター波形
5. 経ロエアウエイ挿入
2
66
D12 72歳の男性。2年前に小腸広範切除術を受け、現在は在宅で中心静脈栄養を施行している。朝になって家族が中心静脈カテーテルの自己抜去と意識混濁とに気づいて救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 20。呼吸数30/分。脈拍100/分、整。血圧120/80mnlg。右頭部の穿刺部周辺に出血はほとんどなかったが、輸液で布団が濡れていた。
救急救命士が行う対応で適切なのはどれか。2つ選べ。
1. 飲水を勧める。
2.血糖値を測定する。
3.カテーテルの穿刺部は清潔なガーゼで圧迫する。
4.乳酸リンゲル液の投与について医師の指示を要請する。
5. 抜去されたカテーテルは救急車内の感染性廃棄物容器に廃棄する。
2
67
D-13 25歳の男性。バレーボールでサーブを打った時に右胸に軽い痛みがあり、その後次第に呼吸が苦しくなっ
たので、監督が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数28/分。脈拍112/分、整。血圧130/60。Spo2値95%。熱感はない。本人は胸痛はないが声が胸にこもると言う。
この傷病者の診療において基本となる検査はどれか。1つ選べ。
1.気管支鏡検査
2.胸部CT検査
3. 肺血管造影検査
4.胸部MRI検査
5.胸部単純X線検査
5
68
D-14 28歳の女性。自転車走行中に自動車にはねられたため、目撃者が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS1。呼吸数24/分。脈拍130/分、整。血圧78/40。
右大腿部の開放骨折と動脈性出血とを認める。
推定出血量は循環血液量の何%か。1つ選べ。
1.5%未満
2.5~10%
3.10~20%
4.20~30%
5.30%以上
5
69
D15 55歳の男性。会社健診で生活習慣病を指摘されていたが未治療であった。出勤中に突然、胸痛が出現し救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS1。 呼吸数16/分。脈拍88/分、整。血圧124/70。Spo2値92%。頸静脈
の怒張を認める。呼吸音に左右差を認めない。心電図モニター波形を別に示す。
頸静脈怒張の主病態として最も考えられるのはどれか。1つ選べ。
1.右心不全
2.心拍出量増加
3. 胸腔内圧上昇
4.心タンポナーデ
5. 末梢血管抵抗低下
1
70
D-16 76歳の男性。血液透析で通院している。自宅で呼吸困難を訴えたため家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見JCS3。呼吸数36/分。脈拍128/分c”血圧220/130,左右差なし。Spo2値86%。両下腿の浮腫を認める。この病態に特徴的な所見はどれか。2つ選べ。
1.起坐呼吸
2. 断続性ラ音
3. 吸気性喘鳴
4.胸膜摩擦音
5. 呼吸音の左右差
1
71
D-1761歳の男性。自宅で就寝中に悪心、頭痛およびめまいを訴えたため家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。 呼吸教24/分。脈拍76/分、整。血圧180/86。体温37.0℃、spo2値98%。救急車で搬送中に突然の意識障害を来した。
容態変化後の観察所見:意識JCS 300。呼吸停止。脈拍60/分、整。血圧220/110。Spo2値94%。救急隊は用手気道確保し、人工呼吸を行いながら、救命救急センターへ搬送した。搬送記録の病名は小脳出血であった。
容態変化時に起きたことはどれか。1つ選べ。
1.鉤回ヘルニア
2.大孔ヘルニア
3.帯状回ヘルニア
4.中心性ヘルニア
5. ケルノハン徴候
2
72
D18.42歳の男性。オートバイ運転中に自動車と接触し転倒した。通行人が呼びかけたが反応しないため、救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 100。呼吸数36/分。脈拍56/分、整。血圧192/102。体温36.5°C。Spo2値98%。鼻出血、右側頭部に皮下血腫を認める。左の瞳孔径が右より大きい。
この傷病者に対する適切な処置はどれか。1つ選べ。
1. 頭側を高くする。
2.補助換気を行う。
3. 頭部を横に向ける。
4.鼻腔より血液を吸引する。
5.頻繁に疼痛刺激を与える。
1
73
D-19、35歳の男性。数日前から頭痛と発熱とがあり、市販の解熱鎮痛薬を服用していたが、解熱しては発熱することを繰り返していた。朝からぐったりしていたが、夕方、全身痙攣しているのを発見され、家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 10。 呼吸数24/分。脈拍120/分、整。血圧148/88 。体温39.8°C。 SpO2値98%。痙攣はすでに停止しており、麻庫を認めない。
最も考えられるのはどれか。1つ選べ。
1.脳炎
2.熱性痙攣
3.悪性症候群
4.くも膜下出血
5. ウイルス性髄膜炎
1
74
D20 80歳の男性。自宅でテレビを見ていて約1分間意識を失ったため、家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 1. 呼吸数20/分。脈拍48/分、不整。血圧160/86。Spo2値94%。脳梗塞の既往歴がある。本人は特に体調は悪くないと言っている。意識消失の原因として考えられるのはどれか。2つ選べ。
1. 低血糖
2.解離性混迷
3.くも膜下出血
4.てんかん発作
5. アダムス・ストークス症候群
4
75
D-21 65歳の男性。朝食時、箸がうまく使えず、言葉を話しづらいのに気づいた。自分独りで立ち上がることもできなくなった。30分で自覚症状は消失したが、家族が心配して救急要請した。
, 心房細動で内科クリニック通院中である。救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数20/分。脈拍124/分、不整。血圧112/74。体温36.0°C。神経所見に異常を認めない。この病態について正しいのはどれか。1つ選べ。
1. 入院治療の必要はない。
2.予防効果のある薬はない。
3.血栓溶解療法の適応である。
4. 脳血管の奇形が原因である。
5.再発により脳梗塞に進展する。
5
76
D-22 80歳の男性。COPD(慢性閉塞性肺疾患)のため在宅酸素2L/分で生活していたが、1週前から体動時に息苦し
さを訴えることが多く、昨日から寝込んでいた。朝から痰がからみ息苦しさが増悪したため家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 1。呼吸数32/分。脈拍120/分、整。血圧178/90。体温37.2°C。Spos
値82%。右肺に断続性ラ音を聴取する。
Spo2値を見ながら酸素投与量を増やそうと思うが、注意すべき観察所見はどれか。2つ選べ。
1.血圧
2. 呼吸数
3.脈拍数
4. 意識レベル
5. 麻庫の出現
2
77
D-23 60歳の男性。突然の胸痛を自覚し消失しないため、家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 1. 呼吸数26/分。脈拍92/分、整。血 /圧80/60。Spo2値92%。糖尿病と高血圧との通院歴がある。心電図モニター波形を別に示す。この傷病者に対する現場での対応で適切でないのはどれか。1つ選べ。
1.酸素投与
2. 静脈路確保
3. 除細動器準備
4. 仰臥位で搬送
5. 心電図情報の事前通知
2
78
D-24 55歳の男性。会議中、胸痛が出現した。これまで胸痛は労作時に起こっていたが、安静時に出現したの初めてのため、救急要請した。胸痛は30分続いたが、救急隊到着直前に消失し、本人は「治った」と言っていた。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数20/分。脈拍72/分、整。血圧132/62。体温36.2°C。Spo2値98%。 全身が冷汗で濡れている。最も考えられる疾患はどれか。1つ選べ。
1. 心膜炎
2. 心筋炎
3. 大動脈解離
4. 安定狭心症
5. 急性冠症候群
5
79
D-25 70歳の男性。食事中に突然の頭痛とめまいとが出現した。コップをつかもうとすると手の震えが強くなりつかめない状態になり、家族が救急要請した。救急隊到着時、玄関先まで自ら歩いてきた。救急隊到着時観察所見:意識ICS 2。 呼吸数20/分。脈拍96/分、不整。血圧184/98。体温36.5°C。spo2値98%.
この傷病者にみられた特徴的な歩行はどれか。1つ選べ。
1.痙性步行
2. 下垂歩行
3. 失調性歩行
4.はさみ足歩行
5. 小きざみ歩行
3
80
D-26 58歳の男性。朝食直後に庭で意識を失っているところを家族が発見して救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 20。 呼吸数24/分。脈拍28/分、整。血圧86/44.Spo2値96%。手指は冷たい。週3回透析を行っており、本日透析予定である。心電図モニター波形を別に示す。
可能性が高い病態はどれか。2つ選べ。
1. 偶発性低体温
2.洞不全症候群
3. 高カリウム血症
4. うっ血性心不全
5. 完全房室ブロック
2
81
D-27 10歳の男児。血友病で治療中である。嘔吐後に軽い頭痛を訴えたため、家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 3. 呼吸数28/分。脈拍96/分、整。血圧108/72。体温36.7°C。Spo2値98%。右肘と右膝とに皮下出血を認める。この傷病者で最も注意すべき出血部位はどれか。1つ選べ。
1.頭蓋内
2. 胸腔内
3. 消化管内
4.腹腔内
5.関節内
1
82
D-28 1歳の男児。昼寝の最中にうつ伏せで様子がおかしいと気づいた母親が救急要請した。
救急隊到着時観察所見 :呼吸数36/分。服拍140/分、整。体温85.87。Sp02值90%。全身痙攣を認め、口から泡を吹いている。適切でない対応はどれか。1つ選べ。
1.保温
2. 酸素投与
3. 下顎挙上
4. 口腔内吸引
5.経ロエアウエイ挿入
5
83
D-29、87歳の男性。認知症でデイサービスを利用している。睡眠薬を服用後、夜中に寝ている家族を起こし他界
した妻が来ていると騒ぎ出した。
救急隊到着時観察所見:意識ICS 3。 呼吸数20/分。脈拍102/分、不整。血圧156/82。体温37.0°C。Spo2値94%。怯えていて家族の側から離れない。観察される病態はどれか。1つ選べ。
1.昏 迷
2.解離
3. 依存
4.せん妄
5.パニック
4
84
D30 27歳の女性。妊娠35週。自宅で意識消失、痙攣発作が出現し、夫が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 10. 呼吸数30/分。脈拍90/分、整。血圧200/120。体温37.0°C。SpO2值98%。考慮すべき疾患はどれか。2つ選べ。
1.子癇
2.脳出血
3.髄膜炎
4.羊水塞栓
5. 肺血栓塞栓症
1
85
D31 24歳の女性。明け方何ら誘因なく呼吸苦を訴え本人が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。
呼吸数34/分。脈拍84/分、整。血圧134/80。体温36.2°C。Spo2値99%。手足のしびれ以外の身体的な訴えはない。正しいのはどれか。1つ選べ。
1. 恐怖感を伴う。
2.アシドーシスを伴う。
3.症状は約半日持続する。
4.統合失調症に特有である。
5.確定診断には頭部CT検査が有用である。
1
86
D32 28歳の男性。朝から車の整備をしていた夫が昼になっても戻らないため妻が様子を見に行ったところ、自家用車の下に倒れているところを発見し、救急要請した。
救急隊現場到着時、胸部が前輪車軸部分と路面とに挟まれており、前額部の挫滅創から持続性の出血を認めた。救助中の写真を別に示す。
救出後の救急隊観察所見:意識IcS 300。呼吸数6/分。脈拍42/分、整。血圧192/110。Sp02値93%。
この傷病者の病態として考えられるのはどれか。2つ選べ。
1. 脳へルニア
2. 緊張性気胸
3. 外傷性窒息
4.上位系頸髄損傷
5.心タンポナーデ
1
87
D-33、12歳の男児、早期、授業の開始前に階段から転落した。左頭頂部にこぶができたが、そのまま授業を受け
午前11時頃に椅子からずり落ちたため教師が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 10。 呼吸数24/分。脈拍100/分、整。血圧150/90。右片麻痺を認める。最も考えられる病変はどれか。1つ選べ。
1.脳震盪
2.脳内血腫
3.急性硬膜下血腫
4.急性硬膜外血腫
5.びまん性軸索損傷
4
88
D34 39歳の男性。自殺企図で、刃渡り18cmの包丁を根元まで前胸部に刺したまま、倒れているところを家族が発見し救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識JCS 30。呼吸数24/分。脈拍90/分、整。血圧100/60。体温36.5°C。左側の呼吸音が減弱している。刺創の部位の写真を別に示す。急変の危険性が高いため、ドクターへリを要請した。搬送前に医師が行うと考えられる処置はどれか。2つ選べ。
1.開 胸
2.気管揮管
3.包丁抜去
4. 胸腔ドレナージ
5. ショックパンツ装着
2
89
D35 22歳の男性。知人と口論になり左側腹部を強打されうずくまり立ち上がれなくなったため、別の知人が救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識JCS 1. 呼吸数21/分。脈拍120/分、整。血圧84/66。Spo2値99%。腹痛のため腹を抱え膝を曲げ床に倒れている。左肩の痛みを訴えている。最も可能性の高いのはどれか。1つ選べ。
1.脾破裂
2. 小腸破裂
3.横隔膜損傷
4. 腹直筋断裂
5.腎被膜下血腫
1
90
D-36 71歳の男性。工場で作業中、3m墜落し左腰部を突起物に強打したため、救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数18/分。脈拍72/分、整。血圧144/70。左殿部の頭側やや外側寄りに挫創が2か所あり、油滴を伴う出血が持続し、同部位に圧痛と骨盤動揺とを認める。他の部位に自発痛はない。適切な対応はどれか。2つ選べ。
1.直接圧迫止血を行う。
2.骨盤動揺を再度確認する。
3. ロードアンドゴーの適応とする。
4. 直近の整形外科医療機関を選定する。
5. ログロールでバックボード固定を行う。
1
91
D-3777歳の女性。自転車走行中、10tトラックに轢過され受傷し救急要請された。救急隊到着時観察所見:意識JCS 1. 呼吸数24/分。脈拍120/分、整。血 圧80/46。
創部に骨折端と遊離骨片とがみえる。搬送病院まで30分かかる見込みである。病院到着時の右下肢の写真を別に示す。車内収容前の適切な対応はどれか。2つ選べ。
1. 創を洗浄する。
2. 骨片を除去する。
3. 骨折の副子固定を行う。
4.輸液の指示を要請する。
5.滅菌ガーゼで圧迫止血する。
4
92
D-38 32歳の男性。オートバイ整備中にガソリンに引火し受傷し、家族が救急要請した。受傷範囲を図に示す。
熱傷面積を9の法則で計算すると、熱傷予後指数はどの程度か。1つ選べ。
1. 27
2. 45
3. 59
4. 77
5. 86
3
93
D-39 3階建てビル内の宴会場で40歳代の女性1名が倒れたと店員から救急要請があった。救急隊到着時、2階宴会場で通報対象となった1名が頭痛と気分不良とを訴え倒れていた。炭火焼料理の煙と匂いとが残っており、10畳の宴会場の窓は閉まっていた。他にも3名が同様の症状を訴えている。現場の対応、判断で適切なのはどれか。2つ選べ。
1. 酸素欠乏を疑う。
2集団食中毒を疑う。
3応援隊を要請する。
4宴会場の窓を開ける。
5. SpO2値の低い順に搬送する。
3
94
D-40 54歳の男性。冬に公園のベンチで横たわっているところをパトロール中の警察官に発見され、呼びかけに応じないため救急要請された。救急隊到着時観察所見:意識JCS 200。脈拍86/分、整。血圧120/72。Spo2値92%。救急車に搬入時の心電図モニター波形を別に示す。この傷病者にみられる病態はどれか。1つ選べ。
1.呼吸数は増加している。
2. 心拍出量は増加している。
3.末梢血管は収縮している。
4.1回換気量は増大している。
5.深部体温は33°C以上である。
3
95
1
頸部の構造について正しいのはどれか。2つ選べ。
1.頸部は体幹の一部である。
2.輪状軟骨は甲状軟骨の頭側に位置する。
3.総頸動脈の拍動は後頸三角部で触知する。
4. 鎖骨窩は上気道閉塞で陥没する部位である。
5. 後頭部とは外後頭隆起より第7頸椎棘突起の高さまでをいう。
4
96
2 心音について正しいのはどれか。1つ選べ。
1.I音は半月弁の閉鎖が主成分である。
2.I音とそれに引き続く II音の間が拡張期である。
3.II 音は駆出期の終わりに聴こえる。
4.II音はI音と比較すると低音である。
5. II音はI音と比較すると持続時間が長い。
3
97
3 甲状腺ホルモンについて正しいのはどれか。1つ選べ。
1. 体温を下げる。
2.血糖値を下げる。
3.基礎代謝を下げる。
4.精神機能を刺激する。
5. 血中カルシウム濃度を維持する。
4
98
4 細胞内液に比べ、細胞外液に高濃度で含まれるイオンはどれか。2つ選べ。
1. リン酸イオン
2. カリウムイオン
3. クロールイオン
4. ナトリウムイオン
5. マグネシウムイオン
3
99
5.線維素溶解系(線溶系)の因子はどれか。1つ選べ。
1.組織因子
2.第VIII因子
3. トロンビン
4. プラスミノゲン
5. フィブリノゲン
4
100
膵臓の機能について正しいのはどれか。1つ選べ。
1. 臓液は酸性である。
2. 膵液にはペプシンが含まれる。
3.アミラーゼは脂肪を分解する。
4.ランゲルハンス島は外分泌腺である。
5. 膵液の分泌は胃液によって促進される。
5