救命士8
問題一覧
1
107 外傷の現場活動について適切なのはどれか。2つ選べ。
1. 状況評価は傷病者接触後から開始する。
2.全身観察は2分以内の完了を原則とする。
3.重症外傷傷病者の搬送時は体温低下を避ける。
4.ロードアンドゴー傷病者では第1報でSpo2値を報告する。
5. 出血性ショックは初期評価の段階で急速大量輸液を実施する。
2
2
108 骨盤骨折について正しいのはどれか。2つ選べ。
1. 尿路損傷を合併する。
2.出血の多くは動脈性である。
3.下肢の神経障害は生じない。
4. 死亡原因の多くは出血である。
5. 多くは腹腔内への出血である。
1
3
109 乗用車事故における運転手の受傷機転と典型的な損傷の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
1.後面衝突ー腰椎骨折
2.側面衝突ー腎茎部血管損傷
3.ハンドル外傷ーS状結腸損傷
4.エアバッグ外傷ー腸間膜損傷
5. ダッシュボード外傷ー股関節脱臼
5
4
110 爆傷の第一段階で起こる損傷はどれか。2つ選べ。
1.熱傷
2.肺破裂
3.脳挫傷
4.鼓膜破裂
5.四肢切断
2
5
111脊髄外傷について正しいのはどれか。2つ選べ。
1. 第6頸髄完全損傷では腹式呼吸を呈する。
2.神経原性ショックでは四肢末梢が冷たい。
3.前脊髄型損傷では上肢が強く障害される。
4.中心性脊髄損傷では下肢が強く障害される。
5. 胸髄の横断性損傷では直腸勝胱障害が起こる。
1
6
112 腹部の鈍的外傷後に突然換気不全を生じる損傷部位はどれか。1つ選べ。
1.腎臓
2. 腸管
3. 肝臓
4.脾臓
5. 横隔膜
5
7
113 渡勢が折が生じることが多い部位はどれか。1つ選べ。
1.
上腕骨
2.橈骨
3.寬骨
4.大腿骨
5.脛骨
5
8
114 低カルシウム血症を来す化学損傷の原因物質はどれか。1つ選べ。
1. ガソリン
2.フェノール
3.界面活性剤
4.フッ化水素酸
5. 水酸化ナトリウム
2
9
115 原子力発電所事故の傷病者において、急性放射線障害とは考えにくい症候はどれか。1つ選べ。
1.嘔吐
2.頭痛
3.発熱
4.下痢
5. 片麻痺
5
10
116 偶発性低体温症について正しいのはどれか。1つ選べ。
1. エタノール中毒は誘因となる。
2.高齢者に比べ若年者に起こりやすい。
3.冷脈は軽度低体温(35~32°C)で出現する。
4.J波は高度低体温(28°C未満)であることを意味する。
5. シバリングは中等度低体温(32~28°C)で著明である。
1
11
117 水について正しいのはどれか。1つ選べ。
1. 年間死亡者数は高齢者より小児に多い。
2. 冷水による溺水では未梢血管が拡張する。
3.潜水反射は成人より小児で起こりやすい。
4.死亡者の過半数は水難事故によるものである。
5.溺死は不慮の事故による全死亡者の過半数を占める。
3
12
118 中毒物質と症候の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
1.覚醒剤ー縮瞳
2. モルヒネー過換気
3. 有機リンー筋線維朿攣縮
4. アスピリンー呼吸抑制
5. アセトアミノフェンー不随意運動
3
13
119 我が国の人口動態統計(平成27年)で中毒死の原因となる物質で最も多いのはどれか。1つ選べ。
1.農薬
2.向精神薬
3.一酸化炭素
4.アルコール
5. 抗てんかん薬
3
14
120_左眼球にプラスチック片が刺さっている。左眼の処置とともに右眼もガーゼで覆った。右眼に対する処置の主たる目的は何か。1つ選べ。
1.不安の軽減
2.羞明の軽減
3.左眼の安静
4.右眼の安静
5. 右眼の乾燥予防
3
15
B-1 身体の平衡と姿勢の制御とに関連している中枢神経組織の部位を示しているのはどれ。
1. A
2. B
3. C
4. D
5. E
2
16
B2 体液の内訳(成人男性の体重に対する割合)で血漿を示す分画はどれか。1つ選べ。
1.A
2. B
3. C
4. D
5. E
2
17
B-3 晩期死体現象はどれか。1つ選べ。
1.死斑
2.自家融解
3.死後硬直
4. 角膜混濁
5. 体温下降
2
18
B4都道府県によって策定される医療計画の「5疾病」に含まれるのはどれか。1つ選べ
1.肺炎
2.外傷
3.糖尿病
4.腎不全
5. 高血圧症
5
19
B-5 ヒヤリハット報告について適切なのはどれか。1つ選べ。
1. 罰則を適用する。
2.当事者を公表する。
3.事故防止に役立てる。
4. 個人のエラーに焦点を当てる。
5. フィードバックの対象は当事者である。
3
20
B-6 救急救命士が心肺機能停止前に行うことができる救急救命処置はどれか。1つ選べ。
1.除細動
2.アドレナリンの静脈内投与
3.気管内チューブによる気道確保
4.食道閉鎖式エアウェイによる気道確保
5. 乳酸リングル液を用いた静脈路確保および輸液
5
21
B7災害時医療対応の活動原則(CSCATTT)で指揮命合系統の確立の次に優先されるのはどれか。
1.安全
2.治療
3.搬送
4. 情報伝達
5. トリアージ
1
22
B-8 全く不規則な脈拍が持続的に観察されるのはどれか。1つ選べ。
1. 洞性頻脈
2.心房細動
3.心房粗動
4.上室性頻脈
5.I度房室ブロック
2
23
B-9 妊娠末期でショック状態の妊婦の搬送体位で望ましいのはどれか。1つ選べ。
1.半坐位
2.仰臥位
3. 起坐位
4.右側臥位
5. 左側臥位
5
24
B-10 頭頸部外傷傷病者で緊急度と最も関連する観察所見はどれか。1つ選べ。
1. 髄液漏
2.
顏面腫脹
3.
開口障害
4.吸気性喘鳴
5.眼球運動障害
4
25
B-11救急数命士によるブドウ糖容液の投与について正しいのはどれか。1つ選べ。
1. 医師の包括的指示で行う。
2. 学童以上が適応年齢である。
3. 血糖値60mg/de 未満が適応である。
4. 意識レベルの改善には30分以上を要する。
5.
20mlあたり1~2分かけてゆっくり投与する。
5
26
B-12 包括的指示下除細動プロトコールによる電気ショックと2分間の心肺蘇生後の心電図確認で、幅の狭いORS
波形を認めた。次に行う対応として適切なのはどれか。1つ選べ。
1.胸骨圧迫
2.静脈路の確保
3.電気ショック
4.頸動脈拍動確認
5.器具を用いた気道確保
4
27
B-13 成人で頻脈とされる脈拍数(/分)の下限はどれか。1つ選べ。
1. 80
2. 100
3. 120
4.140
5. 160
2
28
B-14 救急救命士が血糖測定を行う目安とされている意識レベルはどれか。1つ選べ。
1. JCS 1
2. JCS 2
3. JCS 3
4. JCS 3-R
5. JCS10
5
29
B-15 救急救命士による「自己注射が可能なアドレナリン製剤キット」の使用について適切な対応はどれか。1つ選べ。
1. 安全キャップをつけて破棄する。
2. 指を当てて針先の位置を確認する。
3.投与前に皮膚の消毒が必要である。
4.投与部位として上腕外側を選択する。
5. 傷病者本人のものであることを確認する。
5
30
B-16 救急隊員2名以上でなければできない徒手般送はどれか。1つ選べ。
1.緊急搬送
2. 組手搬送
3.支持搬送
4.背負い搬送
5. 抱き上げ搬送
2
31
B-17 体温が最も低く測定される部位はどこか。1つ選べ。
1.鼓膜
2. 舌下
3.腋窩
4.膀胱
5.直腸
3
32
B-18 救急救命士が使用できるブドウ糖溶液20mlに含まれるブドウ糖は何gか。1つ選べ。
1.1g
2.2g
3.4g
4.10g
5.20g
4
33
B-19 心不全に随伴する症候で緊急度が高いことを示唆するのはどれか。1つ選べ。
1.頭痛
2.浮腫
3.夜間頻尿
4.食欲不振
5. 起坐呼吸
5
34
B-20 心外閉塞・拘束性ショックを来すのはどれか。1つ選べ。
1.脱水
2. 敗血症
3. 急性心筋梗塞
4. 肺血栓塞栓症
5. アナフィラキシー
4
35
B-21頭蓋内圧を上昇させる因子はどれか。1つ選べ。
1.下痢
2.低換気
3.低体温
4.低血圧
5. 頭部挙上
2
36
B-22 気管支職良修病者で職務できる特徴的な呼吸音はどれか。1つ選べ。
1. ブツブツ
2. バリバリ
3. ゴロゴロ
4. ヒューヒュー
5.ギュッギュッ
4
37
B-23頸髄損傷の可能性を示唆する徴候はどれか。1つ選べ。
1. 片麻痺
2. 瞳孔不同
3.構音障害
4.口角下垂
5. 両上肢麻痺
5
38
B-24 肉眼的血尿を来す 感はどれか。1つ選べ。
1.熱中症
2.尿管結石
3.広範囲熱傷
4.てんかん大発作
5. クラッシュ症候群
2
39
B-25 妊婦の腹部打撲で発症するのはどれか。1つ選べ。
1.子癇
2.弛緩出血
3.頸管裂傷
4.子宮内反
5. 常位胎盤早期剥離
5
40
B-26多尿、口温および大きく深い呼吸が特徴的な病態はどれか。1つ選べ。
1.熱中症
2.急性膵炎
3.急性腎不全
4.高浸透圧高血糖症候群
5.糖尿病ケトアシドーシス
5
41
B-27 外傷傷病者の全身観察所見と考慮すべき病態の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
1.皮下気腫ー心タンポナーデ
2. 陥没呼吸ー血胸
3.気管偏位ー肋骨骨折
4.口腔内出血ー気道閉塞
5. 頸静脈怒張ーフレイルチェスト
4
42
B-28 心タンポナーデが循環動態の異常を引き起こすメカニズムはどれか。1つ選べ。
1.心筋虚血
2.心拡張制限
3.後負荷增大
4.弁機能障害
5.前負荷減少
2
43
B-29汎発性腹膜炎を引き起こす腹部外傷はどれか。1つ選べ。
1.腎損傷
2.脾損傷
3.腸管損傷
4.大動脈損傷
5. 腸間膜損傷
3
44
B-30中毒物質で無臭なのはどれか。1つ選べ。
1.シンナー
2.塩素ガス
3.亜硫酸ガス
4.一酸化炭素
5. シアン(青酸)ガス
4
45
C-190歳の男性、介護施設入所中。食物を詰まらせて呼吸停止に陥った。介護職員が口腔内の食物除去を試みたができないため、救急要請と家族への連絡とを他の職員に依頼した。
救急隊到着時観察所見:心肺停止状態で、介護職員により一次救命処置が行われている。口腔内の食物を除去し、心肺蘇生を続けたが、心電図では無脈性電気活動が続いている。職員から本人の生前意思がDNARであると伝えられたが、それを示す書類はない。
次に適切な対応はどれか。1つ選べ。
1.
職員に対応を任せて引き上げる。
2.心肺蘇生をせずに病院へ搬送する。
3.心肺蘇生を中止して警察に連絡する。
4.家族が来るまで心肺蘇生を継続する。
5.心肺蘇生を継続して病院に搬送する。
5
46
C-2 60歳の男性。突然倒れたため家族が教急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 300。呼吸なし。 頸動脈触知せず。心電図は心静止である。直ちに心肺蘇生を実施するもバッグバルブマスクによる換気が不良であるため、気管挿管下に非同期で人工呼吸を開始し胸骨圧迫を継続する。2分後、脈拍は触知しないがカプノメータの値が10mmHgから20mmHgに上昇した。
考えられる理由はどれか。1つ選べ。
1.食道挿管
2.心室細動の出現
3.良好な胸骨圧迫
4.気管内チューブの逸脱
5.気管内チューブの屈曲
3
47
C-3 70歳の男性。家族と早朝の散歩中に除々に反応が鈍くなったため、家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 100。 呼吸数24/分、浅表性。脈拍50/分、不整。血圧160/90mmlg. Spo2値95%
冷汗あり。瞳孔不同はない。糖尿病で治療中である。
まず行うべきなのはどれか。1つ選べ。
1.静脈路の確保
2.血糖値の測定
3.甘いジュースの経口投与
4.ラリンゲルチューブの挿入
5.半自動式除細動器による心電図解析
2
48
C-4 60歳の男性。運動中に全身痙攣を起こして倒れたため、救急要請され、バイスタンダーによる電気ショックが1回行われた。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 300。呼吸なし。総頸動脈触知せず。心電図モニター波形を別に示す。
心肺蘇生を直ちに開始する。
次に行うべき適切な対応はどれか。1つ選べ。
1気管揷管
2口腔内観察
3.瞳孔径確認
4静脈路確保
5電気ショック
5
49
C-5 55歳の男性。事務作業中に突然意識状態が悪化したため同僚が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 300。呼吸数6/分。脈拍48/分。頸動脈拍動を強く触知する。
最初に行うべき対応はどれか。1つ選べ。
1.気管挿管
2.人工呼吸
3血糖測定
4.口腔内吸引
5静脈路確保
2
50
C-6 75歳の男性。読書中に突然の上腹部痛が出現したため救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 0。呼吸数24/分。脈拍60/分、整。
血圧:90/50 (左右差なし)。Spo2値
96%0、腹部は平坦、軟で、上腹部痛を認めるも、圧痛と反跳痛とは認めなかった。心電図モニター波形を別に示す。
最も疑うべき疾患はどれか。1つ選べ。
1.胃潰傷
2.急性膵炎
3.肺血栓塞栓症
4.急性心筋梗塞
5.急性大動脈解離
4
51
C-7 18歳の女子。家族と蕎麦屋で外食中に、突然、全身が痒くなり、救急要請された。
救急隊到着時観察所見:意識清明、興奮状態であるがかすれて小さな声しか出ない。呼吸数30/分。脈拍120/分、整。顔面は紅潮し、両眼瞼と唇が腫脹している。
この傷病者の所見で緊急度の高いことを最も示唆するのはどれか。1つ選べ。
1.脈拍
2.眼臉腫脹
3.全身掻痒
4.顏面紅潮
5.発声状態
5
52
C-8 2歳の女児。自宅でプール遊びをしていたが、声がしなくなったため母親が見に行くと、プールで溺れているのを発見して救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 300。呼吸数6/分。上腕動脈の脈拍40/分、口唇部にチアノーゼを認める。直ちにバッグ・バルブ・マスクで人工呼吸を開始したが、脈拍に変化はなかった。
上腕動脈の脈拍40/分。口唇部にチアノーゼを認める。次に行うべき処置はどれか。1つ選べ。
1.胸骨圧迫
2.背部叩打法
3.電極パッド貼付
4腹部突き上げ法
5.エアウエイ挿入
1
53
C-9 50歳の男性。乗用車運転中、電柱に激突し、通行人が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 30。呼吸数28/分。脈拍120分。橈骨動脈拍動は微弱。四肢は冷たく発汗著明。頸動脈は吸気時にも大く観認できる。胸部聴診上、呼吸音に左右差を認めず、触診上、皮下気腫を認めない。この傷病者の病態を来す原因はどれか。1つ選べ。
1.骨盤骨折
2.大量血胸
3.緊張性気胸
4.腹腔内出血
5.心タンポナーデ
5
54
C-10 60歳の男性。納屋の中で倒れているのを家族が発見し、救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 10、不穏状態。呼吸数32/分。脈拍52/分、整。血圧120/70。大量の涙とよだれとが溢れ出ており、口腔内からはニンニク臭がする。この傷病者に随伴する可能性の高い眼球・瞳孔所見はどれか。図(別冊No.5)から1つ選べ。
1. A
2. B
3. C
4. D
5. E
3
55
D-1 38歳の男性。1型糖尿病で治療中の傷病者が寝室で意識がなくなっているところを母親が発見し救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 300。
呼吸数10/分、不規則。脈拍46/分、整。血圧70mmlg(触診)。測定し
た血糖値は15mg/dlである。母親が「もう疲れました。助けないでください。」と書かれた傷病者の署名、押印のある書面を提示し、積極的な処置を拒否した。
救急救命士の対応で適切なのはどれか。2つ選べ。
1. 母親の意思に従う。
2.救急救命処置をせずに搬送する。
3.自己注射用のグルカゴンを投与する。
4医師にブドウ糖溶液投与の指示を要請する。
5. 母親に救急救命処置実施が救急隊の責務であると説明する。
4
56
D-2 救急救命士業務に従事して半年のAさん。高速道路での多重事故現場に出動したとき、偶然、親友の事故現場に遭遇した。出血性ショックで輸液等を行い三次救急医療機関に搬送したが救命できなかった。葬儀に参列した後、親友を助けられなかったことへの後悔を強く感じ、眠れなくなった。この状態が2週間続いている。
この病態について適切なのはどれか。2つ選べ。
1. 内因性精神障害の1つである。
2.心的外傷後ストレス障害である。
3. 誰にでも起こり得る反応である。
4. 悪化防止にデフュージングが必要である。
5. 高い職業意識の現われとして見過ごされ易い。
3
57
D-3 高速道路上で大型観光バスが乗用車に接触後横転したとのことで救急要請があった。消防機関として救急隊が最も早く現場に到着した。現場の安全は警察によって確保されていた。乗客十数名がバスから車外に出て車内には倒れた人が複数人いると言う。乗用車内では運転手がハンドルに覆いかぶさって動かない。
この救急隊がまず行うのはどれか。2つ選べ。
1.バス内の状況確認
2乗用車運転手の救出
3.消防本部への現場即報
4.警察現場責任者との接触
5.バスの乗客のトリアージ
3
58
D-4 60歳の男性。職場で急に倒れこんだため、同僚が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS3。 呼吸数30/分。脈拍80/分、整。血圧120/80。右口角が下がり、同部からの流涎を認める。左上下肢に力が入らない。この傷病者の病変部位として最も疑われるのはどれか。1つ選べ。
1.大脳半球
2. 基底核
3.小脳
4.脳幹
5. 上位頸髄
4
59
D-5 26歳の男性。乗用車運転中対向車線にはみ出し、対向トラックと正面衝突したため救急要請された。
救急隊到着時観察所見:意識JCS1。 呼吸数30/分。脈拍128/分。血圧80/64。体温36.8°C。Sp02値85%
(リザーバーマスク100/分)。前胸部に打撲疫と皮下気腫とを認め、生位で外頭静脈は怒張している。
ドクターヘリ搬送前に医師により両側胸腔ドレナージが施行され、Spo。値95%になったが、外頭静脈は怒張したままである。
この傷病者の病態で観察されるのはどれか。2つ選べ。
1.奇脈
2.心音減弱
3.気管偏位
4.心尖拍動
5. 胸膜摩擦音
1
60
D-6 50歳の男性。自宅で午前中にしゃべりづらいとの症状を訴えていたが、午後になり傾眠がちになってきため家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS-20.呼吸数24/分。脈拍110/分。血圧180/98。ソファーに仰向けに横たわり、家族が付き添っている。この傷病者で重症以上と判断する項目はどれか。1つ選べ。
1.到着時の脈拍
2.到着時の血圧
3. 進行性の意識障害
4.到着時の意識レベル
5.しゃべりづらいとの訴え
3
61
D-7 20歳の女性。親友と言い争いになり激しく興奮し、ほどなく息が吸えないと苦しみだしたため救急要請された。
救急隊到着時観察所見:意識JCS2. 呼吸数36/分.脈拍120/分、整。血圧112/70. 呼吸困 難を盛んに訴え、さらに手がしびれてきたというパルスオキシメータを装着した。生来健康で喫煙歴はない。
このときのSpo2値で最も可能性が高いのはどれか。1つ選べ。
1. 96~100%
2.91~95%
3.86~90%
4.81~85%
5.76~80%
1
62
D-8 10カ月の乳児。ピーナツを口に入れたあと元気がなくなったため、家族が救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識は痛み刺激で開眼しぐったりしている。呼吸数20/分。脈拍150/分、整。橈骨動脈は充実して触れる。Spo2値80%。観察中に咳と呼吸をしなくなった。この乳児への対応で適切なのはどれか。2つ選べ。
1.指拭法
2. 背部叩打法
3.胸部突き上げ法
4.腹部突き上げ法
5. 経ロエアウエイ挿入
2
63
D-930歳の女性。赤ちゃんが生まれそうとのことで本人が救急要請した。搬送途中の救急車内で、救急救命士の介助のもとに児を出産した。臍帯は臍帯クリップで挟み切断した。児は乾いたタオルで皮膚を拭き保温を開始した。
救急隊観察所見:児の鼻腔内を吸引すると顔をしかめ、弱々しく泣く。脈拍88/分。四肢にチアノーゼを認め、だらりとして動かさない。この新生児で次に行うべき対応はどれか。2つ選べ。
1. 酸素吸入
2. 胸骨圧迫
3. AEDパッド装着
4.パルスオキシメータ装着
5.バッグ・バルブ・マスク人工呼吸
4
64
D-10 60歳の男性。1時間前から胸が苦しくなり同僚が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 300。呼吸は無く、頸動脈で脈拍を触知しない。心電図は無脈性電気活動である。直ちに心肺蘇生を開始し、医師の指示で気管挿管した。自動式人工呼吸器に接続しカプノメータを装着した。心肺蘇生継続中の胸骨圧迫交代前後のカプノグラムを別に示す。体動は認めていない。
赤矢印時点での適切な対応はどれか。1つ選べ。
1.自発呼吸確認
2.1回換気量増加
3.心電図波形確認
4アドレナリン投与
5.胸骨圧迫と人工呼吸の継続
5
65
D-11 18歳の男子。食事中に呼吸困難を訴えたため、家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 2。呼吸数40/分。脈拍130/分、整。血圧80/60。Sp02值90%。体幹が発赤しており喘鳴を聴取する。弟に処方されたェピペン®を家族が差し出している。この傷病者への対応として適切なのはどれか。1つ選べ。
1.背部叩打法を行う。
2.発赤部を冷却する。
3. 頭部高位をとらせる。
4.弟のエピペン®を投与する。
5.直近救急医療機関への早期搬送を優先する。
5
66
D-12 60歳代の男性。会食中に突然倒れたと同僚から救急要請があった。通報者とのやり取りから、傷病者は意識がなく呼びかけても反応はないが、呼吸をしていることが分かった。この時点で通報者に行う口頭指導として適切なのはどれか。1つ選べ。
1. 胸の真中を圧迫してください。
2.頭を後ろに反らしてください。
3.体を横にして様子をみてください。
4. 普段どおりの呼吸か確認してください。
5. 口の中に異物がないか確認してください。
4
67
D-13 42歳の男性。オートバイ運転中にダンプカーと衝突し転倒した。目撃した通行人が119番通報した。
救急隊到着時観察所見:傷病者はオートバイよりも約20m先に倒れている。意識JCS 1。呼吸数32/分。脈拍
110/分、整。血圧110/80mnllg。皮膚着白。四肢冷感と冷汗とを認める。右大腿に変形を認め、周囲に血だまりがある。口渇を訴えている。推定体重60kg。
仮に、この傷病者の出血量を乳酸リングル液だけで補うとすれば、必要な輸液量はどれか。1つ選べ。
1.0.5L以下
2. 1.0~2.0L
3. 3.0~5.0L
4. 6. 0~8. 0L
5. 10. 0L以上
3
68
D14 72歳の男性。数日前から疲労感が強く、本日、動けなくなったため家族が救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識JCS2. 呼吸数32/分。脈拍124/分、不整。血圧90/78。SpO2値90%。冷汗
を認め喘鳴を聴取する。胃潰傷、高血圧および膵炎の既往がある。坐位が楽だという。酸素投与でSpo2値は上昇するが、他のバイタルサインには変化がない。医療機関収容までには30分以上が予測される。輸液の特定行為の許可をえるためにオンラインで医師の助言を仰いだところ、情報の追加を求められた。指示された観察結果を伝えたところ、静脈路をとらずに直ちに搬送するよう指示された。
医師が求めた追加情報はどれか。1つ選べ。
1.体温
2.舌乾燥の有無
3.眼臉結膜の色調
4.タール便の有無
5.頸静脈怒張の有無
5
69
D-15 71歳の男性。酩酊し歩行中に転倒し前頭部を打撲した。直後から体が動かなくなり、家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数32/分。脈拍40/分、整。血圧84/36。Spo2値92%。痰を喀出できず苦しそうにしている。両上肢と両下肢とに麻痺がある。両肩から両上腕の感覚はあるが両前腕以下の感覚はない。
この傷病者の呼吸運動を維持している呼吸筋はどれか。図から2つ選べ。
1. A
2. B
3. C
4. D
5. E
1
70
D-16 60歳の男性。高血圧症の治療中であった。就寝中に突然呼吸困難を来したため、家族が救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数28/分。脈拍104/分、整。血圧:210/124。ベッド上に座っており全身の発汗が著明である。呼気時喘鳴を聴取する。
この傷病者の病態で考えられるのはどれか。1つ選べ。
1. 前負荷の低下
2. 右房圧の低下
3.後負荷の増大
4. 1回拍出量の増大
5.副交感神経の緊張
3
71
D-17 35歳の女性。子宮体癌の治療で通院中であった。ベッドから起き上がってトイレに行ったところ、突然、意識消失して転倒した。家族が物音に気づいて駆けつけると、呼吸困難感を訴えたため、救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数36/分。脈拍104/分、整。血圧86/58。Spo2値80%。冷汗があり、頸静脈怒張を伴っている。喘鳴は聴取されない。
この傷病者の病態で考えられるのはどれか。1つ選べ。
1. 出血性ショック
2. 心原性ショック
3.敗血症性ショック
4. 心外閉塞・拘束性ショック
5. アナフィラキシーショック
4
72
D-18 夏のある日、中年の男性がコンビニエンスストアにふらふらと入ってきたのち倒れたため、店員が救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識JCS 30。呼吸数24/分。脈拍132/分、整。血圧90/72。体温40.5°C。Spo2値98%。瞳孔左右6mm、対光反射を認める。全身に発汗を認める。この傷病者で考えるべき病態はどれか。2つ選べ。
1.熱中症
2. 肝性昏睡
3.覚醒剤中毒
4.アナフィラキシー
5.急性アルコール中毒
1
73
D-19 50歳の男性。会社の健康診断で高血圧を指摘されていたが治療を受けずにいた。勤務中に突然、頭痛を訴え倒れたため同僚が救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識JCS 200。 呼吸数20/分。脈拍90/分、不整。血圧200/120。SpO2値84%,観察中に嘔吐する。
傷病者の観察処置で適切なのはどれか。2つ選べ。
1.酸素投与
2.ファウラー位
3. 継続した心電図観察
4.頻回の意識レベル確認
5.経鼻エアウエイによる気道確保
1
74
D-20 65歳の男性。突然の強い前胸部痛を訴えたため家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:玄関で仰臥し、意識清明。呼吸数20/分。脈拍54/分、不整。血圧100/72、体温36.5°C。Sp02値98%。車内収容後の心電図モニター波形を別に示す。搬送中の体位として適切なのはどれか。1つ選べ。
1. 起坐位
2. 仰臥位
3. 左側臥位
4.ショック体位
5.ファウラー位
2
75
D-21 56歳の男性。30分前から胸痛を訴えているため同僚が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数21/分。脈拍72/分、整。血圧120/60。Spo2値98%。血圧の左右差はない。冷汗がみられた。この時のII誘導の心電図モニター波形を別に示す。
この傷病者の搬送中に注意すべき徴候はどれか。1つ選べ。
1.意識消失
2.瞳孔不同
3.四肢麻痺
4.奇異呼吸
5. 皮下気腫
1
76
D-22 60歳の男性。外出先で歩行中に動悸を訴え、一過性に意識消失した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 1。 呼吸数20/分。脈拍80/分、不整。血圧90/60。Sp02値95%。この傷病者の病態を生じうる心電図異常はどれか。2つ選べ。
1.洞不全症候群
2. 右脚ブロック
3. 心房期外収縮
4.1度房室ブロック
5. トルサードドポアンツ
1
77
D-23 22歳の女性。朝から下腹部痛を感じていたが、そのまま会社に出動した。昼食後に突然気分不快を訴え倒れたため、同僚が救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識JCS 1。 呼吸数32/分。脈拍120/分、整。血圧70/40。体温35.5°C。冷汗を認める。この傷病者で考えられる疾患はどれか。1つ選べ。
1.膀胱炎
2.急性虫垂炎
3.大腸憩室炎
4.骨盤内感染症
5.異所性妊娠破裂
5
78
D-2460歳の女性。突然意識消失したため家族が救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識JCS 1.呼吸数24/分。血圧100/60。Sp02値96%。冷汗がみられ全身の倦怠感を訴えていた。この時の心電図モニター波形を別に示す。この傷病者の意識消失の原因はどれか。1つ選べ。
1. 前負荷の低下
2. 後負荷の低下
3.心拡張の障害
4. 脈拍数の減少
5. 心筋収縮力の低下
4
79
D-25 24歳の男性。神経内科に通院している。発作が発現したため家族が救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識JCS 3. 呼吸数21/分。脈拍96/分、整。血圧112/74。体温36.4°C。 Sp02値98%。舌打ちをしながら歩き回り、ドアの開閉を繰り返している。
最も考えられる疾患はどれか。1つ選べ。
1.てんかん
2.パニック障害
3.ニューロパチー
4.パーキンソン病
5. 筋萎縮性側索硬化症
1
80
D-26 84歳の男性。心房細動で内服治療中である。突然の腹痛を訴えたため家族が救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数36/分。脈拍92/分、不整。血圧 136/92。体温36.3°C。 sPO295%。この傷病者の病態について正しいのはどれか。1つ選べ。
1. 吐血を認める。
2. 腹痛は持続的である。
3. 腹部に波動を認める。
4.腹部板状硬を認める。
5. 側臥位で痛みが軽減する。
2
81
D-27、45歳の女性。歯科治療のために局所麻酔を受けた。まもなく、全身に掻痒感を伴う膨隆疹が出現し、除々に呼吸困難を訴えたため、歯科医が救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識清明。 呼吸数32/分、~浅表性。脈拍124/分。血圧70(触診)。体温36.4°C。
SpO2値89%。この傷病者の病態について正しいのはどれか。1つ選べ。
1. IgG抗体が関与する。
2. 型アレルギーである。
3.心臓の前負荷は増加する。
4.末梢血管抵抗は上昇する。
5. 気管支平滑筋は収縮する。
5
82
D-28 62歳の女性。昨日、右示指に熱感と疼痛とを自覚していた。 今朝から疼痛が増強し、腫脹は右肩および前胸部まで波及してきた。顔色不良となり、意識もはっきりしなくなったため家族が救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識JCS3。 呼吸数32/分、浅表性。脈拍128/分、整。血圧90/45。体温39.0°C
Spo2値85%。右上肢全体から前胸部にかけて発赤と腫脹とを認める。
この傷病者に生じている病態はどれか。1つ選べ。
1. 心拍出量の低下
2.血管透過性の亢進
3.末梢血管抵抗の上昇
4.代謝性アルカローシス
5.循環血液量の相対的過剰
2
83
D-29 1歳2か月の男児。上肢をガクガクと屈曲させていることに母親が気づき救急要請した。救急隊到着時観察所見:症状は消失し、眠っている様子である。意識JCS 20。呼吸数28/分。脈拍102/分
、整。血圧98/58。体温39.8°C。Sp02値97%。観察中に母親の呼びかけに答え、母親に抱きつき泣き始めた。
この病態について誤っているのはどれか。1つ選べ。
1.予後良好である。
2.家族性発症がある。
3. 発熱が誘因となる。
4. 症状持続時間は5分以内である。
症状消失後の睡眠では瞳孔散大を認める。
5
84
D-30 36歳の女性。妊娠40週。自宅で陣痛が急激に強くなったため救急要請した。搬送中に痛みのため大声を
げるようになった。確認したところ、写真のような状態であった。次に行うべき処置はどれか。1つ選べ。
1.会陰保護
2. 肛門保護
3. 肩甲の娩出
4.躯幹の娩出
5. 胎盤の娩出
1
85
D-31 65歳の男性。大酒家。3日前から断酒している。夕方になり言動異常が出現したため家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS3。呼吸数24/分。脈拍120/分、整。血圧144/80。体温37.2°C。Sp02値96%。床に虫がたくさんいると言って怯えている。この傷病者の病態で特徴的な症状はどれか。1つ選べ。
1.作話
2.健忘
3. 振戦
4.幻聴
5. 片麻痺
3
86
D-32 35歲の男性。脚立で作業中、頭部より墜落し、救急要請された。傷病者は顔面から血を流し、地面に側臥位で横たわっていた。病院到着時の顔面の写真を別に示す。傷病者接触時にまず行うべき対応はどれか。1つ選べ。
1. 頭部保持
2.口腔内の観察
3.高濃度酸素投与
4. 意識レベルの評価
5.仰臥位への体位変換
1
87
D-33 70歳の男性。自転車走行中に転倒し、自転車のブレーキレバーが顔面に刺さったとのことで、通行人が救急要請した。救急隊は救助隊と同時に到着した。意識清明で、橈骨動脈を触知した。搬送のため救助隊がプレーキレバーを切断した。同じブレーキレバーの自転車と切断後の顔面の写真 を別に示す。切断中に救急隊として注意すべきなのはどれか。1つ選べ。
1.片麻痺
2. 視力障害
3.気道閉塞
4.聴力障害
5.髄液鼻漏
3
88
D-34 60歳の男性。ふらついてガラス戸に突っ込み右胸部を受傷したため、救急要請された。救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数28/分。脈拍94/分、整。血圧142/84。体温35.6°C。Sp02値
90%。右側胸部の長さ5cmの創より血液を含む泡が呼吸に合わせて吹き出すのが認められる。頸静脈の怒張は認められない。この傷病者の病態で観察される所見はどれか。1つ選べ。
1. 心音の減弱
2. 右胸郭の膨隆
3.右呼吸音の減弱
4.右胸郭の奇異運動
5. 気管の左への偏位
3
89
D38 50歳の男性。オートバイ運転中、交差点で右折してきた乗用車と衝突して受傷し救急要請された。
放創からの出血とを認め、疼痛を訴えている。
適切な対応はどれか。1つ選べ。
1. 屈曲変形は整復する。
2. 創周囲の異物は可及的に除去する。
3.露出した骨折端は創内に還納する。
4.骨折部は隣接関節を含めて固定する。
5.出血部位にガーゼを挿入して止血する。
4
90
D-37 43歳の男性。作業中に木材の下敷きになっているところを同僚に発見され救急要請された。救急隊到着時観察所見:JCS3、呼吸24回、脈拍120回、整。血圧100/60。SpO2値95%両大腿部が木材に圧迫されているが、外出血や変形は認めない。救助隊を要請し、約1時間後に不材を持ち上げ救出したところ、急に意識を失った。現場の状況の写真を別に示す。意識を失った原因として最も考えられるのはどれか。1つ選べ。
1.低血糖
2.不整脈
3.脊髄損傷
4. 外傷性窒息
5.低酸素血症
2
91
D-38 85歳の男性。自転車でガードレールに衝突して左下肢を受傷したため救急要請された。救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数20/分。脈拍60/分、整。血圧94/60。体温36.1°C。Spo2値
97%。左大腿の変形がみられる。皮膚に湿潤と冷感とを認める。この傷病者のバイタルサインに影響を与えている常用薬として想定されるのはどれか。1つ選べ。
1.利尿薬
2.β遮断薬
3.血糖降下薬
4.気管支拡張薬
5. 脂質異常症治療薬
2
92
D-39 58歲の男性。猛暑の中、歩いて営業先の会社に着いた。この間、麦茶を約3L飲んだ。到着時に、立ちくみ、気分不良および筋肉痛を訴えたため会社から救急要請があった。救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数16/分。脈拍92/分、整。血圧110/80。体温37.8°C。男性はソファーに横になり、大量の汗をかいている。この傷病者の病態で可能性の高いのはどれか。1つ選べ。
1.貧血
2. 低血糖
3.低酸素血症
4.低ナトリウム血症
5.代謝性アルカローシス
4
93
D-40 28歳の男性。潜水士。水深40mでの作業中のトラブルで急浮上したところを海上で発見され、救急要請された。救急隊到着時観察所見:意識JCS 30。呼吸数30/分。脈拍110/分、整。血圧130/80。体温35.5℃(腋窩)。Spo2値88%。この傷病者を約5km離れた、直近の三次救急医療機関に搬送するこの傷病者への対応について適切なのはどれか。2つ選べ。
1. 潜水服を脱衣する。
2. 空路搬送を優先する。
3.気胸の有無を確認する。
4.頭部を高くして搬送する。
5.高濃度酸素投与は控える。
1
94
1下垂体後葉から分泌されるホルモンはどれか。1つ選べ。
1.成長ホルモン
2.抗利尿ホルモン
3.性腺刺激ホルモン
4.甲状腺刺激ホルモン
5.副腎皮質刺激ホルモン
2
95
2 毛細血管壁の中と外の間でに膠質浸透圧を形成するのはどれか。1つ選べ。
1.赤血球
2.ブドウ糖
3.カリウム
4.ナトリウム
5.アルブミン
5
96
3 心室の収縮期後半に対応する心電図波形はどれか。1つ選べ。
1.P波
2.Q 波
3.R 波
4.S 波
5.T波
5
97
4筋組織が平滑筋であるのはどれか。1つ選べ。
1心筋
2横隔膜
3腹直筋
4腸腰筋
5膀胱
5
98
5体腔に含まれないのはどれか。1つ選べ。
1.頭蓋腔
2.ロ腔
3.脊柱管
4.胸腔
5. 腹腔
2
99
6成人の肝臓で合成されるのはどれか。2つ選べ。
1.アルブミン
2.ヘモグロビン
3.フィブリノゲン
4.免疫グロブリン
5. エリスロポエチン
1
100
栄養素について正しいのはどれか。1つ選べ。
1. 炭素はミネラルの1つである。
2.必須アミノ酸は食物からは摂取できない。
3.糖質は炭素、水素および窒素で構成される。
4.過剰に摂取された脂質はグリコーゲンとして貯蔵される。
5.脂質の1g 当たりのエネルギー産生量は蛋白質よりも多い。
5
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問題一覧
1
107 外傷の現場活動について適切なのはどれか。2つ選べ。
1. 状況評価は傷病者接触後から開始する。
2.全身観察は2分以内の完了を原則とする。
3.重症外傷傷病者の搬送時は体温低下を避ける。
4.ロードアンドゴー傷病者では第1報でSpo2値を報告する。
5. 出血性ショックは初期評価の段階で急速大量輸液を実施する。
2
2
108 骨盤骨折について正しいのはどれか。2つ選べ。
1. 尿路損傷を合併する。
2.出血の多くは動脈性である。
3.下肢の神経障害は生じない。
4. 死亡原因の多くは出血である。
5. 多くは腹腔内への出血である。
1
3
109 乗用車事故における運転手の受傷機転と典型的な損傷の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
1.後面衝突ー腰椎骨折
2.側面衝突ー腎茎部血管損傷
3.ハンドル外傷ーS状結腸損傷
4.エアバッグ外傷ー腸間膜損傷
5. ダッシュボード外傷ー股関節脱臼
5
4
110 爆傷の第一段階で起こる損傷はどれか。2つ選べ。
1.熱傷
2.肺破裂
3.脳挫傷
4.鼓膜破裂
5.四肢切断
2
5
111脊髄外傷について正しいのはどれか。2つ選べ。
1. 第6頸髄完全損傷では腹式呼吸を呈する。
2.神経原性ショックでは四肢末梢が冷たい。
3.前脊髄型損傷では上肢が強く障害される。
4.中心性脊髄損傷では下肢が強く障害される。
5. 胸髄の横断性損傷では直腸勝胱障害が起こる。
1
6
112 腹部の鈍的外傷後に突然換気不全を生じる損傷部位はどれか。1つ選べ。
1.腎臓
2. 腸管
3. 肝臓
4.脾臓
5. 横隔膜
5
7
113 渡勢が折が生じることが多い部位はどれか。1つ選べ。
1.
上腕骨
2.橈骨
3.寬骨
4.大腿骨
5.脛骨
5
8
114 低カルシウム血症を来す化学損傷の原因物質はどれか。1つ選べ。
1. ガソリン
2.フェノール
3.界面活性剤
4.フッ化水素酸
5. 水酸化ナトリウム
2
9
115 原子力発電所事故の傷病者において、急性放射線障害とは考えにくい症候はどれか。1つ選べ。
1.嘔吐
2.頭痛
3.発熱
4.下痢
5. 片麻痺
5
10
116 偶発性低体温症について正しいのはどれか。1つ選べ。
1. エタノール中毒は誘因となる。
2.高齢者に比べ若年者に起こりやすい。
3.冷脈は軽度低体温(35~32°C)で出現する。
4.J波は高度低体温(28°C未満)であることを意味する。
5. シバリングは中等度低体温(32~28°C)で著明である。
1
11
117 水について正しいのはどれか。1つ選べ。
1. 年間死亡者数は高齢者より小児に多い。
2. 冷水による溺水では未梢血管が拡張する。
3.潜水反射は成人より小児で起こりやすい。
4.死亡者の過半数は水難事故によるものである。
5.溺死は不慮の事故による全死亡者の過半数を占める。
3
12
118 中毒物質と症候の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
1.覚醒剤ー縮瞳
2. モルヒネー過換気
3. 有機リンー筋線維朿攣縮
4. アスピリンー呼吸抑制
5. アセトアミノフェンー不随意運動
3
13
119 我が国の人口動態統計(平成27年)で中毒死の原因となる物質で最も多いのはどれか。1つ選べ。
1.農薬
2.向精神薬
3.一酸化炭素
4.アルコール
5. 抗てんかん薬
3
14
120_左眼球にプラスチック片が刺さっている。左眼の処置とともに右眼もガーゼで覆った。右眼に対する処置の主たる目的は何か。1つ選べ。
1.不安の軽減
2.羞明の軽減
3.左眼の安静
4.右眼の安静
5. 右眼の乾燥予防
3
15
B-1 身体の平衡と姿勢の制御とに関連している中枢神経組織の部位を示しているのはどれ。
1. A
2. B
3. C
4. D
5. E
2
16
B2 体液の内訳(成人男性の体重に対する割合)で血漿を示す分画はどれか。1つ選べ。
1.A
2. B
3. C
4. D
5. E
2
17
B-3 晩期死体現象はどれか。1つ選べ。
1.死斑
2.自家融解
3.死後硬直
4. 角膜混濁
5. 体温下降
2
18
B4都道府県によって策定される医療計画の「5疾病」に含まれるのはどれか。1つ選べ
1.肺炎
2.外傷
3.糖尿病
4.腎不全
5. 高血圧症
5
19
B-5 ヒヤリハット報告について適切なのはどれか。1つ選べ。
1. 罰則を適用する。
2.当事者を公表する。
3.事故防止に役立てる。
4. 個人のエラーに焦点を当てる。
5. フィードバックの対象は当事者である。
3
20
B-6 救急救命士が心肺機能停止前に行うことができる救急救命処置はどれか。1つ選べ。
1.除細動
2.アドレナリンの静脈内投与
3.気管内チューブによる気道確保
4.食道閉鎖式エアウェイによる気道確保
5. 乳酸リングル液を用いた静脈路確保および輸液
5
21
B7災害時医療対応の活動原則(CSCATTT)で指揮命合系統の確立の次に優先されるのはどれか。
1.安全
2.治療
3.搬送
4. 情報伝達
5. トリアージ
1
22
B-8 全く不規則な脈拍が持続的に観察されるのはどれか。1つ選べ。
1. 洞性頻脈
2.心房細動
3.心房粗動
4.上室性頻脈
5.I度房室ブロック
2
23
B-9 妊娠末期でショック状態の妊婦の搬送体位で望ましいのはどれか。1つ選べ。
1.半坐位
2.仰臥位
3. 起坐位
4.右側臥位
5. 左側臥位
5
24
B-10 頭頸部外傷傷病者で緊急度と最も関連する観察所見はどれか。1つ選べ。
1. 髄液漏
2.
顏面腫脹
3.
開口障害
4.吸気性喘鳴
5.眼球運動障害
4
25
B-11救急数命士によるブドウ糖容液の投与について正しいのはどれか。1つ選べ。
1. 医師の包括的指示で行う。
2. 学童以上が適応年齢である。
3. 血糖値60mg/de 未満が適応である。
4. 意識レベルの改善には30分以上を要する。
5.
20mlあたり1~2分かけてゆっくり投与する。
5
26
B-12 包括的指示下除細動プロトコールによる電気ショックと2分間の心肺蘇生後の心電図確認で、幅の狭いORS
波形を認めた。次に行う対応として適切なのはどれか。1つ選べ。
1.胸骨圧迫
2.静脈路の確保
3.電気ショック
4.頸動脈拍動確認
5.器具を用いた気道確保
4
27
B-13 成人で頻脈とされる脈拍数(/分)の下限はどれか。1つ選べ。
1. 80
2. 100
3. 120
4.140
5. 160
2
28
B-14 救急救命士が血糖測定を行う目安とされている意識レベルはどれか。1つ選べ。
1. JCS 1
2. JCS 2
3. JCS 3
4. JCS 3-R
5. JCS10
5
29
B-15 救急救命士による「自己注射が可能なアドレナリン製剤キット」の使用について適切な対応はどれか。1つ選べ。
1. 安全キャップをつけて破棄する。
2. 指を当てて針先の位置を確認する。
3.投与前に皮膚の消毒が必要である。
4.投与部位として上腕外側を選択する。
5. 傷病者本人のものであることを確認する。
5
30
B-16 救急隊員2名以上でなければできない徒手般送はどれか。1つ選べ。
1.緊急搬送
2. 組手搬送
3.支持搬送
4.背負い搬送
5. 抱き上げ搬送
2
31
B-17 体温が最も低く測定される部位はどこか。1つ選べ。
1.鼓膜
2. 舌下
3.腋窩
4.膀胱
5.直腸
3
32
B-18 救急救命士が使用できるブドウ糖溶液20mlに含まれるブドウ糖は何gか。1つ選べ。
1.1g
2.2g
3.4g
4.10g
5.20g
4
33
B-19 心不全に随伴する症候で緊急度が高いことを示唆するのはどれか。1つ選べ。
1.頭痛
2.浮腫
3.夜間頻尿
4.食欲不振
5. 起坐呼吸
5
34
B-20 心外閉塞・拘束性ショックを来すのはどれか。1つ選べ。
1.脱水
2. 敗血症
3. 急性心筋梗塞
4. 肺血栓塞栓症
5. アナフィラキシー
4
35
B-21頭蓋内圧を上昇させる因子はどれか。1つ選べ。
1.下痢
2.低換気
3.低体温
4.低血圧
5. 頭部挙上
2
36
B-22 気管支職良修病者で職務できる特徴的な呼吸音はどれか。1つ選べ。
1. ブツブツ
2. バリバリ
3. ゴロゴロ
4. ヒューヒュー
5.ギュッギュッ
4
37
B-23頸髄損傷の可能性を示唆する徴候はどれか。1つ選べ。
1. 片麻痺
2. 瞳孔不同
3.構音障害
4.口角下垂
5. 両上肢麻痺
5
38
B-24 肉眼的血尿を来す 感はどれか。1つ選べ。
1.熱中症
2.尿管結石
3.広範囲熱傷
4.てんかん大発作
5. クラッシュ症候群
2
39
B-25 妊婦の腹部打撲で発症するのはどれか。1つ選べ。
1.子癇
2.弛緩出血
3.頸管裂傷
4.子宮内反
5. 常位胎盤早期剥離
5
40
B-26多尿、口温および大きく深い呼吸が特徴的な病態はどれか。1つ選べ。
1.熱中症
2.急性膵炎
3.急性腎不全
4.高浸透圧高血糖症候群
5.糖尿病ケトアシドーシス
5
41
B-27 外傷傷病者の全身観察所見と考慮すべき病態の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
1.皮下気腫ー心タンポナーデ
2. 陥没呼吸ー血胸
3.気管偏位ー肋骨骨折
4.口腔内出血ー気道閉塞
5. 頸静脈怒張ーフレイルチェスト
4
42
B-28 心タンポナーデが循環動態の異常を引き起こすメカニズムはどれか。1つ選べ。
1.心筋虚血
2.心拡張制限
3.後負荷增大
4.弁機能障害
5.前負荷減少
2
43
B-29汎発性腹膜炎を引き起こす腹部外傷はどれか。1つ選べ。
1.腎損傷
2.脾損傷
3.腸管損傷
4.大動脈損傷
5. 腸間膜損傷
3
44
B-30中毒物質で無臭なのはどれか。1つ選べ。
1.シンナー
2.塩素ガス
3.亜硫酸ガス
4.一酸化炭素
5. シアン(青酸)ガス
4
45
C-190歳の男性、介護施設入所中。食物を詰まらせて呼吸停止に陥った。介護職員が口腔内の食物除去を試みたができないため、救急要請と家族への連絡とを他の職員に依頼した。
救急隊到着時観察所見:心肺停止状態で、介護職員により一次救命処置が行われている。口腔内の食物を除去し、心肺蘇生を続けたが、心電図では無脈性電気活動が続いている。職員から本人の生前意思がDNARであると伝えられたが、それを示す書類はない。
次に適切な対応はどれか。1つ選べ。
1.
職員に対応を任せて引き上げる。
2.心肺蘇生をせずに病院へ搬送する。
3.心肺蘇生を中止して警察に連絡する。
4.家族が来るまで心肺蘇生を継続する。
5.心肺蘇生を継続して病院に搬送する。
5
46
C-2 60歳の男性。突然倒れたため家族が教急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 300。呼吸なし。 頸動脈触知せず。心電図は心静止である。直ちに心肺蘇生を実施するもバッグバルブマスクによる換気が不良であるため、気管挿管下に非同期で人工呼吸を開始し胸骨圧迫を継続する。2分後、脈拍は触知しないがカプノメータの値が10mmHgから20mmHgに上昇した。
考えられる理由はどれか。1つ選べ。
1.食道挿管
2.心室細動の出現
3.良好な胸骨圧迫
4.気管内チューブの逸脱
5.気管内チューブの屈曲
3
47
C-3 70歳の男性。家族と早朝の散歩中に除々に反応が鈍くなったため、家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 100。 呼吸数24/分、浅表性。脈拍50/分、不整。血圧160/90mmlg. Spo2値95%
冷汗あり。瞳孔不同はない。糖尿病で治療中である。
まず行うべきなのはどれか。1つ選べ。
1.静脈路の確保
2.血糖値の測定
3.甘いジュースの経口投与
4.ラリンゲルチューブの挿入
5.半自動式除細動器による心電図解析
2
48
C-4 60歳の男性。運動中に全身痙攣を起こして倒れたため、救急要請され、バイスタンダーによる電気ショックが1回行われた。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 300。呼吸なし。総頸動脈触知せず。心電図モニター波形を別に示す。
心肺蘇生を直ちに開始する。
次に行うべき適切な対応はどれか。1つ選べ。
1気管揷管
2口腔内観察
3.瞳孔径確認
4静脈路確保
5電気ショック
5
49
C-5 55歳の男性。事務作業中に突然意識状態が悪化したため同僚が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 300。呼吸数6/分。脈拍48/分。頸動脈拍動を強く触知する。
最初に行うべき対応はどれか。1つ選べ。
1.気管挿管
2.人工呼吸
3血糖測定
4.口腔内吸引
5静脈路確保
2
50
C-6 75歳の男性。読書中に突然の上腹部痛が出現したため救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 0。呼吸数24/分。脈拍60/分、整。
血圧:90/50 (左右差なし)。Spo2値
96%0、腹部は平坦、軟で、上腹部痛を認めるも、圧痛と反跳痛とは認めなかった。心電図モニター波形を別に示す。
最も疑うべき疾患はどれか。1つ選べ。
1.胃潰傷
2.急性膵炎
3.肺血栓塞栓症
4.急性心筋梗塞
5.急性大動脈解離
4
51
C-7 18歳の女子。家族と蕎麦屋で外食中に、突然、全身が痒くなり、救急要請された。
救急隊到着時観察所見:意識清明、興奮状態であるがかすれて小さな声しか出ない。呼吸数30/分。脈拍120/分、整。顔面は紅潮し、両眼瞼と唇が腫脹している。
この傷病者の所見で緊急度の高いことを最も示唆するのはどれか。1つ選べ。
1.脈拍
2.眼臉腫脹
3.全身掻痒
4.顏面紅潮
5.発声状態
5
52
C-8 2歳の女児。自宅でプール遊びをしていたが、声がしなくなったため母親が見に行くと、プールで溺れているのを発見して救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 300。呼吸数6/分。上腕動脈の脈拍40/分、口唇部にチアノーゼを認める。直ちにバッグ・バルブ・マスクで人工呼吸を開始したが、脈拍に変化はなかった。
上腕動脈の脈拍40/分。口唇部にチアノーゼを認める。次に行うべき処置はどれか。1つ選べ。
1.胸骨圧迫
2.背部叩打法
3.電極パッド貼付
4腹部突き上げ法
5.エアウエイ挿入
1
53
C-9 50歳の男性。乗用車運転中、電柱に激突し、通行人が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 30。呼吸数28/分。脈拍120分。橈骨動脈拍動は微弱。四肢は冷たく発汗著明。頸動脈は吸気時にも大く観認できる。胸部聴診上、呼吸音に左右差を認めず、触診上、皮下気腫を認めない。この傷病者の病態を来す原因はどれか。1つ選べ。
1.骨盤骨折
2.大量血胸
3.緊張性気胸
4.腹腔内出血
5.心タンポナーデ
5
54
C-10 60歳の男性。納屋の中で倒れているのを家族が発見し、救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 10、不穏状態。呼吸数32/分。脈拍52/分、整。血圧120/70。大量の涙とよだれとが溢れ出ており、口腔内からはニンニク臭がする。この傷病者に随伴する可能性の高い眼球・瞳孔所見はどれか。図(別冊No.5)から1つ選べ。
1. A
2. B
3. C
4. D
5. E
3
55
D-1 38歳の男性。1型糖尿病で治療中の傷病者が寝室で意識がなくなっているところを母親が発見し救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 300。
呼吸数10/分、不規則。脈拍46/分、整。血圧70mmlg(触診)。測定し
た血糖値は15mg/dlである。母親が「もう疲れました。助けないでください。」と書かれた傷病者の署名、押印のある書面を提示し、積極的な処置を拒否した。
救急救命士の対応で適切なのはどれか。2つ選べ。
1. 母親の意思に従う。
2.救急救命処置をせずに搬送する。
3.自己注射用のグルカゴンを投与する。
4医師にブドウ糖溶液投与の指示を要請する。
5. 母親に救急救命処置実施が救急隊の責務であると説明する。
4
56
D-2 救急救命士業務に従事して半年のAさん。高速道路での多重事故現場に出動したとき、偶然、親友の事故現場に遭遇した。出血性ショックで輸液等を行い三次救急医療機関に搬送したが救命できなかった。葬儀に参列した後、親友を助けられなかったことへの後悔を強く感じ、眠れなくなった。この状態が2週間続いている。
この病態について適切なのはどれか。2つ選べ。
1. 内因性精神障害の1つである。
2.心的外傷後ストレス障害である。
3. 誰にでも起こり得る反応である。
4. 悪化防止にデフュージングが必要である。
5. 高い職業意識の現われとして見過ごされ易い。
3
57
D-3 高速道路上で大型観光バスが乗用車に接触後横転したとのことで救急要請があった。消防機関として救急隊が最も早く現場に到着した。現場の安全は警察によって確保されていた。乗客十数名がバスから車外に出て車内には倒れた人が複数人いると言う。乗用車内では運転手がハンドルに覆いかぶさって動かない。
この救急隊がまず行うのはどれか。2つ選べ。
1.バス内の状況確認
2乗用車運転手の救出
3.消防本部への現場即報
4.警察現場責任者との接触
5.バスの乗客のトリアージ
3
58
D-4 60歳の男性。職場で急に倒れこんだため、同僚が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS3。 呼吸数30/分。脈拍80/分、整。血圧120/80。右口角が下がり、同部からの流涎を認める。左上下肢に力が入らない。この傷病者の病変部位として最も疑われるのはどれか。1つ選べ。
1.大脳半球
2. 基底核
3.小脳
4.脳幹
5. 上位頸髄
4
59
D-5 26歳の男性。乗用車運転中対向車線にはみ出し、対向トラックと正面衝突したため救急要請された。
救急隊到着時観察所見:意識JCS1。 呼吸数30/分。脈拍128/分。血圧80/64。体温36.8°C。Sp02値85%
(リザーバーマスク100/分)。前胸部に打撲疫と皮下気腫とを認め、生位で外頭静脈は怒張している。
ドクターヘリ搬送前に医師により両側胸腔ドレナージが施行され、Spo。値95%になったが、外頭静脈は怒張したままである。
この傷病者の病態で観察されるのはどれか。2つ選べ。
1.奇脈
2.心音減弱
3.気管偏位
4.心尖拍動
5. 胸膜摩擦音
1
60
D-6 50歳の男性。自宅で午前中にしゃべりづらいとの症状を訴えていたが、午後になり傾眠がちになってきため家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS-20.呼吸数24/分。脈拍110/分。血圧180/98。ソファーに仰向けに横たわり、家族が付き添っている。この傷病者で重症以上と判断する項目はどれか。1つ選べ。
1.到着時の脈拍
2.到着時の血圧
3. 進行性の意識障害
4.到着時の意識レベル
5.しゃべりづらいとの訴え
3
61
D-7 20歳の女性。親友と言い争いになり激しく興奮し、ほどなく息が吸えないと苦しみだしたため救急要請された。
救急隊到着時観察所見:意識JCS2. 呼吸数36/分.脈拍120/分、整。血圧112/70. 呼吸困 難を盛んに訴え、さらに手がしびれてきたというパルスオキシメータを装着した。生来健康で喫煙歴はない。
このときのSpo2値で最も可能性が高いのはどれか。1つ選べ。
1. 96~100%
2.91~95%
3.86~90%
4.81~85%
5.76~80%
1
62
D-8 10カ月の乳児。ピーナツを口に入れたあと元気がなくなったため、家族が救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識は痛み刺激で開眼しぐったりしている。呼吸数20/分。脈拍150/分、整。橈骨動脈は充実して触れる。Spo2値80%。観察中に咳と呼吸をしなくなった。この乳児への対応で適切なのはどれか。2つ選べ。
1.指拭法
2. 背部叩打法
3.胸部突き上げ法
4.腹部突き上げ法
5. 経ロエアウエイ挿入
2
63
D-930歳の女性。赤ちゃんが生まれそうとのことで本人が救急要請した。搬送途中の救急車内で、救急救命士の介助のもとに児を出産した。臍帯は臍帯クリップで挟み切断した。児は乾いたタオルで皮膚を拭き保温を開始した。
救急隊観察所見:児の鼻腔内を吸引すると顔をしかめ、弱々しく泣く。脈拍88/分。四肢にチアノーゼを認め、だらりとして動かさない。この新生児で次に行うべき対応はどれか。2つ選べ。
1. 酸素吸入
2. 胸骨圧迫
3. AEDパッド装着
4.パルスオキシメータ装着
5.バッグ・バルブ・マスク人工呼吸
4
64
D-10 60歳の男性。1時間前から胸が苦しくなり同僚が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 300。呼吸は無く、頸動脈で脈拍を触知しない。心電図は無脈性電気活動である。直ちに心肺蘇生を開始し、医師の指示で気管挿管した。自動式人工呼吸器に接続しカプノメータを装着した。心肺蘇生継続中の胸骨圧迫交代前後のカプノグラムを別に示す。体動は認めていない。
赤矢印時点での適切な対応はどれか。1つ選べ。
1.自発呼吸確認
2.1回換気量増加
3.心電図波形確認
4アドレナリン投与
5.胸骨圧迫と人工呼吸の継続
5
65
D-11 18歳の男子。食事中に呼吸困難を訴えたため、家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 2。呼吸数40/分。脈拍130/分、整。血圧80/60。Sp02值90%。体幹が発赤しており喘鳴を聴取する。弟に処方されたェピペン®を家族が差し出している。この傷病者への対応として適切なのはどれか。1つ選べ。
1.背部叩打法を行う。
2.発赤部を冷却する。
3. 頭部高位をとらせる。
4.弟のエピペン®を投与する。
5.直近救急医療機関への早期搬送を優先する。
5
66
D-12 60歳代の男性。会食中に突然倒れたと同僚から救急要請があった。通報者とのやり取りから、傷病者は意識がなく呼びかけても反応はないが、呼吸をしていることが分かった。この時点で通報者に行う口頭指導として適切なのはどれか。1つ選べ。
1. 胸の真中を圧迫してください。
2.頭を後ろに反らしてください。
3.体を横にして様子をみてください。
4. 普段どおりの呼吸か確認してください。
5. 口の中に異物がないか確認してください。
4
67
D-13 42歳の男性。オートバイ運転中にダンプカーと衝突し転倒した。目撃した通行人が119番通報した。
救急隊到着時観察所見:傷病者はオートバイよりも約20m先に倒れている。意識JCS 1。呼吸数32/分。脈拍
110/分、整。血圧110/80mnllg。皮膚着白。四肢冷感と冷汗とを認める。右大腿に変形を認め、周囲に血だまりがある。口渇を訴えている。推定体重60kg。
仮に、この傷病者の出血量を乳酸リングル液だけで補うとすれば、必要な輸液量はどれか。1つ選べ。
1.0.5L以下
2. 1.0~2.0L
3. 3.0~5.0L
4. 6. 0~8. 0L
5. 10. 0L以上
3
68
D14 72歳の男性。数日前から疲労感が強く、本日、動けなくなったため家族が救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識JCS2. 呼吸数32/分。脈拍124/分、不整。血圧90/78。SpO2値90%。冷汗
を認め喘鳴を聴取する。胃潰傷、高血圧および膵炎の既往がある。坐位が楽だという。酸素投与でSpo2値は上昇するが、他のバイタルサインには変化がない。医療機関収容までには30分以上が予測される。輸液の特定行為の許可をえるためにオンラインで医師の助言を仰いだところ、情報の追加を求められた。指示された観察結果を伝えたところ、静脈路をとらずに直ちに搬送するよう指示された。
医師が求めた追加情報はどれか。1つ選べ。
1.体温
2.舌乾燥の有無
3.眼臉結膜の色調
4.タール便の有無
5.頸静脈怒張の有無
5
69
D-15 71歳の男性。酩酊し歩行中に転倒し前頭部を打撲した。直後から体が動かなくなり、家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数32/分。脈拍40/分、整。血圧84/36。Spo2値92%。痰を喀出できず苦しそうにしている。両上肢と両下肢とに麻痺がある。両肩から両上腕の感覚はあるが両前腕以下の感覚はない。
この傷病者の呼吸運動を維持している呼吸筋はどれか。図から2つ選べ。
1. A
2. B
3. C
4. D
5. E
1
70
D-16 60歳の男性。高血圧症の治療中であった。就寝中に突然呼吸困難を来したため、家族が救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数28/分。脈拍104/分、整。血圧:210/124。ベッド上に座っており全身の発汗が著明である。呼気時喘鳴を聴取する。
この傷病者の病態で考えられるのはどれか。1つ選べ。
1. 前負荷の低下
2. 右房圧の低下
3.後負荷の増大
4. 1回拍出量の増大
5.副交感神経の緊張
3
71
D-17 35歳の女性。子宮体癌の治療で通院中であった。ベッドから起き上がってトイレに行ったところ、突然、意識消失して転倒した。家族が物音に気づいて駆けつけると、呼吸困難感を訴えたため、救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数36/分。脈拍104/分、整。血圧86/58。Spo2値80%。冷汗があり、頸静脈怒張を伴っている。喘鳴は聴取されない。
この傷病者の病態で考えられるのはどれか。1つ選べ。
1. 出血性ショック
2. 心原性ショック
3.敗血症性ショック
4. 心外閉塞・拘束性ショック
5. アナフィラキシーショック
4
72
D-18 夏のある日、中年の男性がコンビニエンスストアにふらふらと入ってきたのち倒れたため、店員が救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識JCS 30。呼吸数24/分。脈拍132/分、整。血圧90/72。体温40.5°C。Spo2値98%。瞳孔左右6mm、対光反射を認める。全身に発汗を認める。この傷病者で考えるべき病態はどれか。2つ選べ。
1.熱中症
2. 肝性昏睡
3.覚醒剤中毒
4.アナフィラキシー
5.急性アルコール中毒
1
73
D-19 50歳の男性。会社の健康診断で高血圧を指摘されていたが治療を受けずにいた。勤務中に突然、頭痛を訴え倒れたため同僚が救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識JCS 200。 呼吸数20/分。脈拍90/分、不整。血圧200/120。SpO2値84%,観察中に嘔吐する。
傷病者の観察処置で適切なのはどれか。2つ選べ。
1.酸素投与
2.ファウラー位
3. 継続した心電図観察
4.頻回の意識レベル確認
5.経鼻エアウエイによる気道確保
1
74
D-20 65歳の男性。突然の強い前胸部痛を訴えたため家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:玄関で仰臥し、意識清明。呼吸数20/分。脈拍54/分、不整。血圧100/72、体温36.5°C。Sp02値98%。車内収容後の心電図モニター波形を別に示す。搬送中の体位として適切なのはどれか。1つ選べ。
1. 起坐位
2. 仰臥位
3. 左側臥位
4.ショック体位
5.ファウラー位
2
75
D-21 56歳の男性。30分前から胸痛を訴えているため同僚が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数21/分。脈拍72/分、整。血圧120/60。Spo2値98%。血圧の左右差はない。冷汗がみられた。この時のII誘導の心電図モニター波形を別に示す。
この傷病者の搬送中に注意すべき徴候はどれか。1つ選べ。
1.意識消失
2.瞳孔不同
3.四肢麻痺
4.奇異呼吸
5. 皮下気腫
1
76
D-22 60歳の男性。外出先で歩行中に動悸を訴え、一過性に意識消失した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS 1。 呼吸数20/分。脈拍80/分、不整。血圧90/60。Sp02値95%。この傷病者の病態を生じうる心電図異常はどれか。2つ選べ。
1.洞不全症候群
2. 右脚ブロック
3. 心房期外収縮
4.1度房室ブロック
5. トルサードドポアンツ
1
77
D-23 22歳の女性。朝から下腹部痛を感じていたが、そのまま会社に出動した。昼食後に突然気分不快を訴え倒れたため、同僚が救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識JCS 1。 呼吸数32/分。脈拍120/分、整。血圧70/40。体温35.5°C。冷汗を認める。この傷病者で考えられる疾患はどれか。1つ選べ。
1.膀胱炎
2.急性虫垂炎
3.大腸憩室炎
4.骨盤内感染症
5.異所性妊娠破裂
5
78
D-2460歳の女性。突然意識消失したため家族が救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識JCS 1.呼吸数24/分。血圧100/60。Sp02値96%。冷汗がみられ全身の倦怠感を訴えていた。この時の心電図モニター波形を別に示す。この傷病者の意識消失の原因はどれか。1つ選べ。
1. 前負荷の低下
2. 後負荷の低下
3.心拡張の障害
4. 脈拍数の減少
5. 心筋収縮力の低下
4
79
D-25 24歳の男性。神経内科に通院している。発作が発現したため家族が救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識JCS 3. 呼吸数21/分。脈拍96/分、整。血圧112/74。体温36.4°C。 Sp02値98%。舌打ちをしながら歩き回り、ドアの開閉を繰り返している。
最も考えられる疾患はどれか。1つ選べ。
1.てんかん
2.パニック障害
3.ニューロパチー
4.パーキンソン病
5. 筋萎縮性側索硬化症
1
80
D-26 84歳の男性。心房細動で内服治療中である。突然の腹痛を訴えたため家族が救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数36/分。脈拍92/分、不整。血圧 136/92。体温36.3°C。 sPO295%。この傷病者の病態について正しいのはどれか。1つ選べ。
1. 吐血を認める。
2. 腹痛は持続的である。
3. 腹部に波動を認める。
4.腹部板状硬を認める。
5. 側臥位で痛みが軽減する。
2
81
D-27、45歳の女性。歯科治療のために局所麻酔を受けた。まもなく、全身に掻痒感を伴う膨隆疹が出現し、除々に呼吸困難を訴えたため、歯科医が救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識清明。 呼吸数32/分、~浅表性。脈拍124/分。血圧70(触診)。体温36.4°C。
SpO2値89%。この傷病者の病態について正しいのはどれか。1つ選べ。
1. IgG抗体が関与する。
2. 型アレルギーである。
3.心臓の前負荷は増加する。
4.末梢血管抵抗は上昇する。
5. 気管支平滑筋は収縮する。
5
82
D-28 62歳の女性。昨日、右示指に熱感と疼痛とを自覚していた。 今朝から疼痛が増強し、腫脹は右肩および前胸部まで波及してきた。顔色不良となり、意識もはっきりしなくなったため家族が救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識JCS3。 呼吸数32/分、浅表性。脈拍128/分、整。血圧90/45。体温39.0°C
Spo2値85%。右上肢全体から前胸部にかけて発赤と腫脹とを認める。
この傷病者に生じている病態はどれか。1つ選べ。
1. 心拍出量の低下
2.血管透過性の亢進
3.末梢血管抵抗の上昇
4.代謝性アルカローシス
5.循環血液量の相対的過剰
2
83
D-29 1歳2か月の男児。上肢をガクガクと屈曲させていることに母親が気づき救急要請した。救急隊到着時観察所見:症状は消失し、眠っている様子である。意識JCS 20。呼吸数28/分。脈拍102/分
、整。血圧98/58。体温39.8°C。Sp02値97%。観察中に母親の呼びかけに答え、母親に抱きつき泣き始めた。
この病態について誤っているのはどれか。1つ選べ。
1.予後良好である。
2.家族性発症がある。
3. 発熱が誘因となる。
4. 症状持続時間は5分以内である。
症状消失後の睡眠では瞳孔散大を認める。
5
84
D-30 36歳の女性。妊娠40週。自宅で陣痛が急激に強くなったため救急要請した。搬送中に痛みのため大声を
げるようになった。確認したところ、写真のような状態であった。次に行うべき処置はどれか。1つ選べ。
1.会陰保護
2. 肛門保護
3. 肩甲の娩出
4.躯幹の娩出
5. 胎盤の娩出
1
85
D-31 65歳の男性。大酒家。3日前から断酒している。夕方になり言動異常が出現したため家族が救急要請した。
救急隊到着時観察所見:意識JCS3。呼吸数24/分。脈拍120/分、整。血圧144/80。体温37.2°C。Sp02値96%。床に虫がたくさんいると言って怯えている。この傷病者の病態で特徴的な症状はどれか。1つ選べ。
1.作話
2.健忘
3. 振戦
4.幻聴
5. 片麻痺
3
86
D-32 35歲の男性。脚立で作業中、頭部より墜落し、救急要請された。傷病者は顔面から血を流し、地面に側臥位で横たわっていた。病院到着時の顔面の写真を別に示す。傷病者接触時にまず行うべき対応はどれか。1つ選べ。
1. 頭部保持
2.口腔内の観察
3.高濃度酸素投与
4. 意識レベルの評価
5.仰臥位への体位変換
1
87
D-33 70歳の男性。自転車走行中に転倒し、自転車のブレーキレバーが顔面に刺さったとのことで、通行人が救急要請した。救急隊は救助隊と同時に到着した。意識清明で、橈骨動脈を触知した。搬送のため救助隊がプレーキレバーを切断した。同じブレーキレバーの自転車と切断後の顔面の写真 を別に示す。切断中に救急隊として注意すべきなのはどれか。1つ選べ。
1.片麻痺
2. 視力障害
3.気道閉塞
4.聴力障害
5.髄液鼻漏
3
88
D-34 60歳の男性。ふらついてガラス戸に突っ込み右胸部を受傷したため、救急要請された。救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数28/分。脈拍94/分、整。血圧142/84。体温35.6°C。Sp02値
90%。右側胸部の長さ5cmの創より血液を含む泡が呼吸に合わせて吹き出すのが認められる。頸静脈の怒張は認められない。この傷病者の病態で観察される所見はどれか。1つ選べ。
1. 心音の減弱
2. 右胸郭の膨隆
3.右呼吸音の減弱
4.右胸郭の奇異運動
5. 気管の左への偏位
3
89
D38 50歳の男性。オートバイ運転中、交差点で右折してきた乗用車と衝突して受傷し救急要請された。
放創からの出血とを認め、疼痛を訴えている。
適切な対応はどれか。1つ選べ。
1. 屈曲変形は整復する。
2. 創周囲の異物は可及的に除去する。
3.露出した骨折端は創内に還納する。
4.骨折部は隣接関節を含めて固定する。
5.出血部位にガーゼを挿入して止血する。
4
90
D-37 43歳の男性。作業中に木材の下敷きになっているところを同僚に発見され救急要請された。救急隊到着時観察所見:JCS3、呼吸24回、脈拍120回、整。血圧100/60。SpO2値95%両大腿部が木材に圧迫されているが、外出血や変形は認めない。救助隊を要請し、約1時間後に不材を持ち上げ救出したところ、急に意識を失った。現場の状況の写真を別に示す。意識を失った原因として最も考えられるのはどれか。1つ選べ。
1.低血糖
2.不整脈
3.脊髄損傷
4. 外傷性窒息
5.低酸素血症
2
91
D-38 85歳の男性。自転車でガードレールに衝突して左下肢を受傷したため救急要請された。救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数20/分。脈拍60/分、整。血圧94/60。体温36.1°C。Spo2値
97%。左大腿の変形がみられる。皮膚に湿潤と冷感とを認める。この傷病者のバイタルサインに影響を与えている常用薬として想定されるのはどれか。1つ選べ。
1.利尿薬
2.β遮断薬
3.血糖降下薬
4.気管支拡張薬
5. 脂質異常症治療薬
2
92
D-39 58歲の男性。猛暑の中、歩いて営業先の会社に着いた。この間、麦茶を約3L飲んだ。到着時に、立ちくみ、気分不良および筋肉痛を訴えたため会社から救急要請があった。救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数16/分。脈拍92/分、整。血圧110/80。体温37.8°C。男性はソファーに横になり、大量の汗をかいている。この傷病者の病態で可能性の高いのはどれか。1つ選べ。
1.貧血
2. 低血糖
3.低酸素血症
4.低ナトリウム血症
5.代謝性アルカローシス
4
93
D-40 28歳の男性。潜水士。水深40mでの作業中のトラブルで急浮上したところを海上で発見され、救急要請された。救急隊到着時観察所見:意識JCS 30。呼吸数30/分。脈拍110/分、整。血圧130/80。体温35.5℃(腋窩)。Spo2値88%。この傷病者を約5km離れた、直近の三次救急医療機関に搬送するこの傷病者への対応について適切なのはどれか。2つ選べ。
1. 潜水服を脱衣する。
2. 空路搬送を優先する。
3.気胸の有無を確認する。
4.頭部を高くして搬送する。
5.高濃度酸素投与は控える。
1
94
1下垂体後葉から分泌されるホルモンはどれか。1つ選べ。
1.成長ホルモン
2.抗利尿ホルモン
3.性腺刺激ホルモン
4.甲状腺刺激ホルモン
5.副腎皮質刺激ホルモン
2
95
2 毛細血管壁の中と外の間でに膠質浸透圧を形成するのはどれか。1つ選べ。
1.赤血球
2.ブドウ糖
3.カリウム
4.ナトリウム
5.アルブミン
5
96
3 心室の収縮期後半に対応する心電図波形はどれか。1つ選べ。
1.P波
2.Q 波
3.R 波
4.S 波
5.T波
5
97
4筋組織が平滑筋であるのはどれか。1つ選べ。
1心筋
2横隔膜
3腹直筋
4腸腰筋
5膀胱
5
98
5体腔に含まれないのはどれか。1つ選べ。
1.頭蓋腔
2.ロ腔
3.脊柱管
4.胸腔
5. 腹腔
2
99
6成人の肝臓で合成されるのはどれか。2つ選べ。
1.アルブミン
2.ヘモグロビン
3.フィブリノゲン
4.免疫グロブリン
5. エリスロポエチン
1
100
栄養素について正しいのはどれか。1つ選べ。
1. 炭素はミネラルの1つである。
2.必須アミノ酸は食物からは摂取できない。
3.糖質は炭素、水素および窒素で構成される。
4.過剰に摂取された脂質はグリコーゲンとして貯蔵される。
5.脂質の1g 当たりのエネルギー産生量は蛋白質よりも多い。
5