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治療学総論③

その他の治療法

治療学総論③
35問 • 1年前その他の治療法
  • 美帆
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    問題一覧

  • 1

    凍結外科とはどのような方法か?

    笑気や液体窒素を使って、腫瘍組織を低音にすること腫瘍組織を低温にすることにより、腫瘍の細胞死を誘導する治療法。

  • 2

    凍結外科における細胞死の機序として直接的作用(4つ)/間接的作用(1つ)とはどのようなものか?

    直接的;細胞膜の破壊、電解質の変化、細胞タンパクの変性、温熱ショック 間接的;小血管•毛細血管の障害による凍結組織の虚脱

  • 3

    凍結外科の長所は?(4つ)

    ・迅速 ・安価 ・簡便 ・全身麻酔の回避

  • 4

    凍結外科の短所は?(4つ)

    ・マージン部位が確認出来ない ・装置の価格 ・液体窒素の蒸発 ・四肢や尾の全周1/3以上の凍結では肉芽や上皮が形成されない

  • 5

    凍結外科の適応は?

    良性または浸潤性が局所である、2.5cm未満の小型腫瘍

  • 6

    凍結外科の適応例は?(4つ)

    ・眼瞼のマイボーム腺腫、乳頭腫 ・肛門全周の90度未満に限局した肛門周囲腺種、良性孤立性腫瘍 ・片側皮質骨にわずかに浸潤している低グレードの口腔内腫瘍 ・皮膚の小さな良性腫瘍

  • 7

    凍結外科の不適応例は?(4つ)

    ・肛門周囲の深部へ浸潤した腫瘍、悪性腫瘍 ・腫瘍の浸潤した顎骨の全層凍結(骨折のリスク) ・咽頭や扁桃の凍結(呼吸困難になる) ・皮膚肥満細胞腫(脱顆粒を引き起こす)

  • 8

    凍結外科が禁忌となる例とその理由は?(5つ)

    ・長骨の骨肉腫(骨折を招く) ・鼻腔内腫瘍(口腔鼻腔瘻) ・肛門全周の腫瘍(管腔の線維性狭窄) ・大きな肥満細胞腫(脱顆粒) ・大きな浸潤性腫瘍

  • 9

    温熱療法とは、どのような性質を利用した治療法か?

    組織の温度を上げることで腫瘍を治療する方法。 41℃以上の高体温は時間依存性/温度依存性に直接細胞毒性がある。

  • 10

    温熱療法が腫瘍に対して効果を示しやすい理由は?

    ・腫瘍血管の拡張能が低く、熱が腫瘍にとどまりやすいから。 ・低酸素アシドーシスの細胞には選択的細胞毒性があり、腫瘍の微小血管が熱により破壊を受けることで、さらにアシドーシス•虚血壊死へと進みやすくなるから。

  • 11

    放射線療法に温熱療法を併用すると抗がん効果が高まるのはなぜか?(2つ)

    ・放射線に抵抗する低酸素の腫瘍細胞は熱に弱いから ・放射線はM期、温熱はS期と異なる細胞周期に作用するため

  • 12

    温熱療法によって効果が高まる抗がん剤は?

    シクロホスファミド

  • 13

    いくつかの化学療法剤が、温熱療法によりその効果を増大させるのは、どのような機序によるか?(2つ)

    高体温による  ・細胞膜の透過性増大  ・DNA修復阻害

  • 14

    放射線治療や化学療法の反応を改善できる温度とは? この温度で期待できる効果は?(5つ)

    39〜42℃の低温度帯でも良い。 ・放射線障害からの回復促進 ・再酸素化 ・血流改善 ・熱ショック反応の誘導 ・免疫的刺激

  • 15

    温熱療法を難しくする要因は?(3つ)

    ・熱伝導と血流による熱の輸送により組織の温度が一定せず、一貫して腫瘍に温熱をためられないこと ・腫瘍温度モニタの限界 ・43℃以下の温度で細胞が熱ショック蛋白を合成し、熱に対する抵抗性を増すこと

  • 16

    表面の加温法に用いられる手法は?(5つ)

    ・赤外線 ・可視光線 ・温風 ・温湯 ・ロウ浴

  • 17

    全体加温法に用いられる手法は?(4つ)

    ・超音波 ・マイクロ波 ・高周波電流 ・レーザー

  • 18

    全身播種のがんに用いられる加温装置は?

    血液灌流用対外装置

  • 19

    光力学療法(PDT)では、どのようにして細胞死を誘導するか?

    光感受性物質を投与すると、腫瘍に集まる  →光感受性物質と適切な波長の光が反応   →励起された光感受性物質が【活性酸素】を発生し、細胞死を誘導    (血管のうっ血と破壊、膜障害、アポトーシス、免疫効果細胞の働きを促進する)

  • 20

    光感受性物質が腫瘍組織に選択的に取り込まれるのはなぜか?機序の例2つ

    ・腫瘍内のpHが低く、腫瘍内の脂肪の親和性が高まり、脂肪と光感受性物質が結合するから。 ・腫瘍内の新生されたコラーゲンがポルフィリン系光感受性物質と親和性があるから。

  • 21

    光力学療法で用いる光源は?

    ・可変色素レーザー ・単一波長のダイオードレーザー ・発光ダイオード(LED)アレイ

  • 22

    光力学療法で用いる光線の波長は?

    630nm以上

  • 23

    光力学療法において、表層照射とはどのような方法か?

    光ファイバーのマクロレンズから発する光線を腫瘍表面から照射する方法。

  • 24

    光力学療法において、間隙照射と呼ばれるのはどのような方法か?

    先端が拡散筒になった光ファイバーを腫瘍に直接挿入する方法。

  • 25

    獣医学領域で光力学療法の適応となる主な腫瘍は?

    扁平上皮癌 @犬猫の皮膚、犬の口腔

  • 26

    猫の日光誘発性扁平上皮癌の報告で、使用されている光感受性物質は?

    4スルホン酸フタロシアン化アルミニウム

  • 27

    上記の報告でのレーザー照射の成績は?

    CR (完全寛解) 70% 腫瘍進行組織間が18ヶ月

  • 28

    光力学療法での治療が期待される解剖学的位置は?(3つ)

    ・尿路 ・呼吸器 ・口腔

  • 29

    犬の膀胱移行上皮癌における光力学療法の報告で使用された光感受性物質は?

    5アミノレブリン酸(ALA)

  • 30

    上記の報告位おいて、1回照射での進行阻止期間はどのくらいであったか?

    4〜34週(中央値6週間)

  • 31

    光力学療法の有害反応は?(5つ)

    ・皮膚の光過敏症 ・局所の腫脹 ・食欲不振 ・肝毒性 ・嘔吐

  • 32

    放射線感受性物質としても働く光感受性物質は?

    ポルフィリン系光感受性物質

  • 33

    分子標的治療とは、どのような治療法か?

    病態に関与する細胞機能をゲノムや分子レベルで解明し、 その遺伝子産物に特異的に作用する薬剤を作製して治療に用いる方法。

  • 34

    現在、獣医学領域で使用されている分子標的治療薬として、腫瘍以外に対するものの例は?

    オクラシチニブ(アポキル) 犬のアトピー性皮膚炎

  • 35

    現在、獣医学領域で使用されている抗腫瘍分子標的治療薬は?

    ・イマチニブ(グリベック) ・トセラニブ(パラディア) ・マシチニブ(Masivet、Kinavet)

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  • 1

    凍結外科とはどのような方法か?

    笑気や液体窒素を使って、腫瘍組織を低音にすること腫瘍組織を低温にすることにより、腫瘍の細胞死を誘導する治療法。

  • 2

    凍結外科における細胞死の機序として直接的作用(4つ)/間接的作用(1つ)とはどのようなものか?

    直接的;細胞膜の破壊、電解質の変化、細胞タンパクの変性、温熱ショック 間接的;小血管•毛細血管の障害による凍結組織の虚脱

  • 3

    凍結外科の長所は?(4つ)

    ・迅速 ・安価 ・簡便 ・全身麻酔の回避

  • 4

    凍結外科の短所は?(4つ)

    ・マージン部位が確認出来ない ・装置の価格 ・液体窒素の蒸発 ・四肢や尾の全周1/3以上の凍結では肉芽や上皮が形成されない

  • 5

    凍結外科の適応は?

    良性または浸潤性が局所である、2.5cm未満の小型腫瘍

  • 6

    凍結外科の適応例は?(4つ)

    ・眼瞼のマイボーム腺腫、乳頭腫 ・肛門全周の90度未満に限局した肛門周囲腺種、良性孤立性腫瘍 ・片側皮質骨にわずかに浸潤している低グレードの口腔内腫瘍 ・皮膚の小さな良性腫瘍

  • 7

    凍結外科の不適応例は?(4つ)

    ・肛門周囲の深部へ浸潤した腫瘍、悪性腫瘍 ・腫瘍の浸潤した顎骨の全層凍結(骨折のリスク) ・咽頭や扁桃の凍結(呼吸困難になる) ・皮膚肥満細胞腫(脱顆粒を引き起こす)

  • 8

    凍結外科が禁忌となる例とその理由は?(5つ)

    ・長骨の骨肉腫(骨折を招く) ・鼻腔内腫瘍(口腔鼻腔瘻) ・肛門全周の腫瘍(管腔の線維性狭窄) ・大きな肥満細胞腫(脱顆粒) ・大きな浸潤性腫瘍

  • 9

    温熱療法とは、どのような性質を利用した治療法か?

    組織の温度を上げることで腫瘍を治療する方法。 41℃以上の高体温は時間依存性/温度依存性に直接細胞毒性がある。

  • 10

    温熱療法が腫瘍に対して効果を示しやすい理由は?

    ・腫瘍血管の拡張能が低く、熱が腫瘍にとどまりやすいから。 ・低酸素アシドーシスの細胞には選択的細胞毒性があり、腫瘍の微小血管が熱により破壊を受けることで、さらにアシドーシス•虚血壊死へと進みやすくなるから。

  • 11

    放射線療法に温熱療法を併用すると抗がん効果が高まるのはなぜか?(2つ)

    ・放射線に抵抗する低酸素の腫瘍細胞は熱に弱いから ・放射線はM期、温熱はS期と異なる細胞周期に作用するため

  • 12

    温熱療法によって効果が高まる抗がん剤は?

    シクロホスファミド

  • 13

    いくつかの化学療法剤が、温熱療法によりその効果を増大させるのは、どのような機序によるか?(2つ)

    高体温による  ・細胞膜の透過性増大  ・DNA修復阻害

  • 14

    放射線治療や化学療法の反応を改善できる温度とは? この温度で期待できる効果は?(5つ)

    39〜42℃の低温度帯でも良い。 ・放射線障害からの回復促進 ・再酸素化 ・血流改善 ・熱ショック反応の誘導 ・免疫的刺激

  • 15

    温熱療法を難しくする要因は?(3つ)

    ・熱伝導と血流による熱の輸送により組織の温度が一定せず、一貫して腫瘍に温熱をためられないこと ・腫瘍温度モニタの限界 ・43℃以下の温度で細胞が熱ショック蛋白を合成し、熱に対する抵抗性を増すこと

  • 16

    表面の加温法に用いられる手法は?(5つ)

    ・赤外線 ・可視光線 ・温風 ・温湯 ・ロウ浴

  • 17

    全体加温法に用いられる手法は?(4つ)

    ・超音波 ・マイクロ波 ・高周波電流 ・レーザー

  • 18

    全身播種のがんに用いられる加温装置は?

    血液灌流用対外装置

  • 19

    光力学療法(PDT)では、どのようにして細胞死を誘導するか?

    光感受性物質を投与すると、腫瘍に集まる  →光感受性物質と適切な波長の光が反応   →励起された光感受性物質が【活性酸素】を発生し、細胞死を誘導    (血管のうっ血と破壊、膜障害、アポトーシス、免疫効果細胞の働きを促進する)

  • 20

    光感受性物質が腫瘍組織に選択的に取り込まれるのはなぜか?機序の例2つ

    ・腫瘍内のpHが低く、腫瘍内の脂肪の親和性が高まり、脂肪と光感受性物質が結合するから。 ・腫瘍内の新生されたコラーゲンがポルフィリン系光感受性物質と親和性があるから。

  • 21

    光力学療法で用いる光源は?

    ・可変色素レーザー ・単一波長のダイオードレーザー ・発光ダイオード(LED)アレイ

  • 22

    光力学療法で用いる光線の波長は?

    630nm以上

  • 23

    光力学療法において、表層照射とはどのような方法か?

    光ファイバーのマクロレンズから発する光線を腫瘍表面から照射する方法。

  • 24

    光力学療法において、間隙照射と呼ばれるのはどのような方法か?

    先端が拡散筒になった光ファイバーを腫瘍に直接挿入する方法。

  • 25

    獣医学領域で光力学療法の適応となる主な腫瘍は?

    扁平上皮癌 @犬猫の皮膚、犬の口腔

  • 26

    猫の日光誘発性扁平上皮癌の報告で、使用されている光感受性物質は?

    4スルホン酸フタロシアン化アルミニウム

  • 27

    上記の報告でのレーザー照射の成績は?

    CR (完全寛解) 70% 腫瘍進行組織間が18ヶ月

  • 28

    光力学療法での治療が期待される解剖学的位置は?(3つ)

    ・尿路 ・呼吸器 ・口腔

  • 29

    犬の膀胱移行上皮癌における光力学療法の報告で使用された光感受性物質は?

    5アミノレブリン酸(ALA)

  • 30

    上記の報告位おいて、1回照射での進行阻止期間はどのくらいであったか?

    4〜34週(中央値6週間)

  • 31

    光力学療法の有害反応は?(5つ)

    ・皮膚の光過敏症 ・局所の腫脹 ・食欲不振 ・肝毒性 ・嘔吐

  • 32

    放射線感受性物質としても働く光感受性物質は?

    ポルフィリン系光感受性物質

  • 33

    分子標的治療とは、どのような治療法か?

    病態に関与する細胞機能をゲノムや分子レベルで解明し、 その遺伝子産物に特異的に作用する薬剤を作製して治療に用いる方法。

  • 34

    現在、獣医学領域で使用されている分子標的治療薬として、腫瘍以外に対するものの例は?

    オクラシチニブ(アポキル) 犬のアトピー性皮膚炎

  • 35

    現在、獣医学領域で使用されている抗腫瘍分子標的治療薬は?

    ・イマチニブ(グリベック) ・トセラニブ(パラディア) ・マシチニブ(Masivet、Kinavet)