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診断学総論②
  • 美帆

  • 問題数 100 • 6/17/2024

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    問題一覧

  • 1

    犬において、乳腺腫瘍は雌犬の全腫瘍の何%を占めるか?良悪の比率は?

    52% 50:50

  • 2

    犬の乳腺腫瘍の発生年齢の幅、中央値は?

    2〜16歳、10〜11歳

  • 3

    犬の乳腺腫瘍の好発犬種(5つ)

    プードル イングリッシュ・スパニエル イングリッシュ・セター ポインター ダックスフンド

  • 4

    犬の乳腺腫瘍について、大型犬と小型犬での良悪の差異

    大型犬の方が悪性腫瘍の発生率が高く、58%

  • 5

    犬の乳腺腫瘍はホルモン依存性であるが、避妊雌に比べ未避妊雌の発生率は何倍か?

    7倍

  • 6

    犬の乳腺腫瘍とプロジェスチンはどのように関連しているか?

    プロジェスチンが成長ホルモン(GH)を増加させる →インスリン様成長因子(IGF−Ⅰ、IGF-Ⅱ)の血中濃度増加  →乳腺細胞を増殖させる

  • 7

    避妊時期による犬の乳腺腫瘍の発生確率

    ・初回発情前 0.5% ・初回発情後 8% ・2回目発情後 26%

  • 8

    犬の乳腺腫瘍の発生要因として重要な役割を担うと考えられている酵素は何か?

    シクロオキシゲナーゼ(COX-2)

  • 9

    犬の炎症性乳癌特徴的な臨床兆候は?(7つ)

    ・複数乳腺に発生 ・ほとんどが皮膚のリンパ管浸潤を認める ・硬結 ・熱感 ・浮腫 ・紅斑 ・疼痛

  • 10

    犬の乳腺腫瘍における領域リンパ節は?(2つ)

    腋窩リンパ節、鼠径リンパ節

  • 11

    犬の乳腺腫瘍において、一般的な遠隔転移部位は?(5つ)

    ・肺 ・内外腸骨リンパ節 ・胸骨リンパ節 ・肝臓 ・骨(まれ)

  • 12

    犬の乳腺腫瘍の予後因子は?(4つ)

    ・腫瘍の大きさ ・リンパ節浸潤 ・遠隔転移 ・組織学的グレード

  • 13

    犬の乳腺腫瘍の組織学的グレードを説明

    0 上皮内がん Ⅰ 周辺間質への浸潤のみの病変 Ⅱ 血管・リンパ管内浸潤、領域リンパ節転移が認められる病変 Ⅲ 遠隔転移が病理学的に確認された病変

  • 14

    猫の乳腺腫瘍の発生率は、第何位か?

    3位

  • 15

    猫の乳腺腫瘍は雌猫の全腫瘍の何%を占めるか?

    17%

  • 16

    猫の乳腺腫瘍における悪性の割合は?

    85%

  • 17

    猫の乳腺腫瘍の発生年齢の幅、中央値は?

    9ヶ月〜23歳、10〜12歳

  • 18

    猫の乳腺腫瘍の好発品種は?(2つ)

    シャムネコ、ドメスティック・ショートヘア

  • 19

    猫の乳腺腫瘍はホルモン依存性であるが、避妊雌に比べ未避妊雌の発生率は何倍か?

    7倍

  • 20

    避妊手術時期ごとの猫の乳腺腫瘍の発生リスク低下割合は?(未避妊雌と比較)

    6ヶ月齢以下 91%減 1歳以下 86%減

  • 21

    猫の乳腺腫瘍の主な遠隔転移部位は?(2つ)(他に5つ)

    肺、胸腔内リンパ節

  • 22

    猫の乳腺腫瘍の予後因子(3つ)

    腫瘍の大きさ、手術範囲、組織学的グレード

  • 23

    猫の乳腺腫瘍における腫瘍の大きさ(Tカテゴリー)ごとの生存期間中央値は?

    <2cm 3年以上 2-3cm 15〜24ヶ月 >3cm 4〜12ヶ月

  • 24

    猫の乳腺腫瘍における手術範囲ごとの生存期間は?

    両側乳腺全摘出 917日 片側乳腺全摘出 348日 保存的切除(局所) →2/3の症例で再発 300〜360日

  • 25

    若い猫に発生する特殊な乳腺腫瘍は?その発症年齢は?

    線維腺腫様過形成 6ヶ月齢以上の発情後か2歳までの妊娠期間中

  • 26

    肥満細胞腫が発生しうる部位は?

    全身のあらゆる部位

  • 27

    Patnaik分類 Ⅱ〜Ⅲの肥満細胞腫において、c-kit変異はどのくらいの割合で発現しているか?

    25〜30%

  • 28

    肥満細胞腫の遠隔転移部位は?(3つ)

    リンパ節、肝臓、脾臓

  • 29

    肥満細胞腫の細胞内顆粒の含有物(4つ)

    ・ヒスタミン ・ヘパリン ・タンパク分解酵素 ・プロスタグランジン

  • 30

    肥満細胞腫の腫瘍随伴症候群として知られるもの(3つ)

    ・高ヒスタミン血症 ・ダリエ徴候 ・癒合遅延

  • 31

    高ヒスタミン血症とは、具体的にどのような症状を発症し得るか?

    ・胃潰瘍(胃酸分泌促進、胃壁の局所的な血行障害) ・低血圧性ショック

  • 32

    ダリエ徴候とは、どのような症状が認められるか?

    紅斑、浮腫、皮下出血、掻痒

  • 33

    肥満細胞腫における癒合遅延に関わる物質は?

    タンパク分解酵素、ヒスタミン

  • 34

    犬において肥満細胞腫の好発部位は?

    皮膚および皮下組織

  • 35

    Patnaik分類で組織学的グレードを評価する項目(4つ)

    ・周囲組織への浸潤 ・有糸分裂指数 ・細胞異型性 ・顆粒の状態

  • 36

    肥満細胞腫の予後について昔と変化した考え方

    予後は、発生部位よりも組織学的なグレードに依存する

  • 37

    近年報告されている、予後の良い多発性の肥満細胞腫が発生する犬種は?(2つ)

    パグ、Gレトリバー

  • 38

    WHOによる犬の肥満細胞腫のステージ分類 0〜Ⅳ,サブステージabの定義

    0 組織学的に不完全切除である単一の皮膚腫瘍 Ⅰ 皮膚に限局した単一の腫瘍で、領域リンパ節浸潤がないもの Ⅱ 皮膚に限局した単一の腫瘍で、領域リンパ節浸潤があるもの Ⅲ 領域リンパ節浸潤の有無に関わらず、多発性の皮膚腫瘍もしくは周囲浸潤のある腫瘍 Ⅳ 遠隔転移、骨髄転移があるもの a 臨床症状なし b 臨床症状あり

  • 39

    猫の肥満細胞腫が発生し得る部位は?(4つ)

    皮膚、腸管、脾臓、肝臓

  • 40

    猫の皮膚肥満細胞腫の好発品種は?

    シャムネコ

  • 41

    猫の腸管の肥満細胞腫は、腸管腫瘍で第何位か?腸のどの部位で多いか?

    3位、小腸

  • 42

    猫の腸管の肥満細胞腫における消化器症状(嘔吐、食欲不振、下痢など)は、何に起因していることが多いか?

    物理的な通過障害

  • 43

    猫の脾臓腫瘍において肥満細胞腫は第何位か?

    1位

  • 44

    犬のリンパ腫の解剖学的分類(5つ) 、①は最も発生が多いもの

    ①多中心型リンパ腫 ②縦隔型リンパ腫 ③消化器型リンパ腫 ④皮膚型リンパ腫 ⑤節外型リンパ腫

  • 45

    WHOによる犬のリンパ腫のステージ分類 Ⅰ〜Ⅴ,サブステージabの定義

    Ⅰ 単一のリンパ節または臓器ににおけるリンパ系組織に限局(骨髄を除く) Ⅱ 領域内の複数のリンパ節に浸潤(扁桃を含む・含まない) Ⅲ 全身性リンパ節新順 Ⅳ 肝臓折or脾臓への浸潤(ステージⅢを含む・含まない) Ⅴ 血液、骨髄、またはその他の部位への浸潤(ステージⅠ〜Ⅳを含む・含まない) a 全身症状を伴わない b 全身症状を伴う

  • 46

    多中心型リンパ腫の解剖学的位置

    体表リンパ節が全身性に腫脹する

  • 47

    多中心型リンパ腫において腫脹したリンパ節の痛みはあるか?

    無痛性である

  • 48

    多中心型リンパ腫において初期に腫脹が多いリンパ節は?(2つ)

    下顎リンパ節、浅頸リンパ節

  • 49

    多中心型リンパ腫の臨床症状の強度は?

    無症状〜軽度が多い

  • 50

    多中心型リンパ腫の腫瘍随伴症候群として知られているもの(4つ)

    免疫介在性溶血性貧血、高Ca血症、低血糖、DIC

  • 51

    多中心型リンパ腫でしばしば浸潤が見られる節外組織は?(2つ)

    眼、肺

  • 52

    犬の多中心型リンパ腫では、T/Bどちらが典型的か?

    B細胞性

  • 53

    縦隔型リンパ腫ではどこが腫脹するか?

    胸骨リンパ節・胸腺

  • 54

    縦隔型リンパ腫では、どのような臨床症状を示すか?(理由)

    呼吸器症状 (腫瘤の占拠や胸水貯留による)

  • 55

    縦隔型リンパ腫(縦隔に発生する腫瘍全般)に特徴的な臨床症状をなんというか? (どのような症状を指すか?)

    前大静脈症候群 (前大静脈の圧迫・浸潤による頭頸部や前肢の浮腫)

  • 56

    リンパ腫で知られる腫瘍随伴症候群の中で、縦隔型リンパ腫に最も多いとされているものは何か?

    高Ca血症

  • 57

    犬の縦隔型リンパ腫では、T/Bどちらが典型的か?

    T細胞性

  • 58

    消化器型リンパ腫はどこに発生するか?単発性・多発性?

    消化管、腸間膜リンパ節 多発性であることが多い。

  • 59

    消化器型リンパ腫の浸潤臓器は?(2つ)

    肝臓、脾臓

  • 60

    消化器型リンパ腫では、どのような臨床症状を示すか?

    非特異的な消化器症状

  • 61

    消化器型リンパ腫の病変の局在は?

    粘膜下組織や粘膜固有層全体に多巣性〜びまん性に存在する

  • 62

    組織学的に消化器型リンパ腫との鑑別が困難な疾病は何か?

    リンパ球形質細胞性腸炎(LPE)

  • 63

    犬の消化器型リンパ腫は、T/Bどちらが典型的か?

    B細胞型とされてきたが、最近はT細胞型を示唆する報告もある。

  • 64

    皮膚型リンパ腫の2大別とは?

    上皮向性(菌状息肉症)、非上皮向性

  • 65

    上皮向性型がたどる3つのステージ、それぞれの症状は?

    ①紅斑期  掻痒、湿疹、紅斑、色素沈着、脱色素、鱗屑、脱毛などのさまざまな皮膚病変  ②局面期  紅斑性・肥厚性・隆起性の局面 ③腫瘍期  結節性病変の増加

  • 66

    皮膚型リンパ腫が進行する部位は?(4つ)

    体表リンパ節、肝臓、脾臓、骨髄

  • 67

    犬の皮膚型リンパ腫分類は?【上皮/非上皮、T/B】

    上皮向性型、T細胞性

  • 68

    セリザリー症候群とは?

    T細胞型皮膚型リンパ腫で、広範な皮膚浸潤とともに、 末梢血にも同様の異常リンパ球が認められるタイプのこと

  • 69

    B細胞性皮膚型リンパ腫の局在的特徴は?

    表皮ではなく、真皮中間層〜深部にかけて発生する

  • 70

    節外型リンパ腫とは?

    リンパ系組織以外のあらゆる部位に原発性に発生したリンパ腫

  • 71

    低グレードリンパ腫は、主にどの型のリンパ腫で認められるか?

    多中心型リンパ腫

  • 72

    リンパ腫の免疫表現型分類とは? どのような検査で分類するか?(3つ)

    T細胞型/B細胞型 免疫組織化学検査、リンパ球クローナリティー解析、フローサイトメトリー法

  • 73

    高Ca血症を伴なう傾向にあるのはT or B?

    T細胞性

  • 74

    高グレードリンパ腫について、治療反応が悪く寛解期間も短いのはT or B?

    T細胞性

  • 75

    リンパ腫の組織学的分類で用いられる分類(2つ)

    ・WF分類 (米国立がん研究所(NCI)によるWorking Formulation) ・WHO分類

  • 76

    リンパ腫の細胞診で用いられる分類法は?

    新キール(Kiel)分類

  • 77

    新キール分類での評価基準は?

    ・細胞形態(低グレード/高グレード) ・免疫表現型(T細胞型/B細胞型)

  • 78

    胚中心芽細胞性(centroblastic)リンパ腫は、新キール分類でどう分類されるか? 犬のどのリンパ腫で典型的か?

    B細胞性高グレードリンパ腫 犬の多中心性リンパ腫

  • 79

    T領域性(T-zone)リンパ腫は、新キール分類ではどのように分類されるか? 犬のどのリンパ腫で時折みられるか?

    T細胞性低グレードリンパ腫 犬の多中心性リンパ腫で時折みられる予後の良いリンパ腫

  • 80

    体表リンパ節の細胞診で、可能であれば避けたい部位はどこか?

    下顎リンパ節

  • 81

    細胞診で、リンパ腫の典型例でみられる所見は?

    複数あるいは大型の明瞭な核小体を持つリンパ芽球様細胞が3割以上を占める

  • 82

    細胞診の新キール分類で診断できる範囲は?(鑑別が難しいもの)

    高グレードリンパ腫や低グレードリンパ腫の典型例の診断 T/Bの予測

  • 83

    組織生検の利点は?

    組織構築として、リンパ節構造の破壊や被膜外への浸潤などの評価ができること

  • 84

    PCR法を用いたリンパ球クローナリティー解析において、増殖させる部位はどこ?(T/B)

    T T細胞レセプター B 免疫グロブリンをコードする遺伝子の塩基配列の一部

  • 85

    クローナリティー解析で評価できることは?

    クローン性、T/Bの分類 →リンパ腫の診断はできるが、グレードはわからない

  • 86

    猫のリンパ腫に大きく関わる因子は?

    FeLV (猫白血病ウイルス)感染の有無

  • 87

    猫のリンパ腫の発生率を増加させる因子は?

    FIV (猫免疫不全ウイルス)感染

  • 88

    猫に最も多いリンパ腫は? どんな猫に多いか?

    消化器型リンパ腫、FeLV陰性の老齢猫

  • 89

    猫消化器型リンパ腫はどこに発生が多く(発生率順に4つ)、どこに転移(2つ)するか?

    小腸、胃、回盲結腸部、結腸の順に発生率が多い 腸間膜リンパ節、肝臓へ浸潤する

  • 90

    猫の消化器型リンパ腫はT/Bどちらが多いとされているか?

    B細胞性

  • 91

    猫の消化器型リンパ腫は、腸管のどこにどのような形態で存在するか?

    孤立性orびまん性に腸管の筋層〜粘膜下層に存在、最終的に腸管が環状に肥厚する。

  • 92

    猫の縦隔型リンパ腫は、どのような猫で多いか? 犬との違いは? T/B?

    FeLV陽性の若齢猫、高Ca血症はまれである、T細胞性が多い

  • 93

    猫における多中心型リンパ腫の発生率は?鑑別で重要なものは?

    まれ、若齢で発熱を伴うような非腫瘍性のリンパ節種大

  • 94

    猫の腎リンパ腫はどのような猫に多いか?

    中高齢の猫(FeLV陽性率はまちまち)

  • 95

    猫の腎リンパ腫は、どこに浸潤することが特徴的か?

    中枢神経系

  • 96

    猫の鼻腔内リンパ腫はどのような猫に多いか?

    FeLV陰性の老齢猫、

  • 97

    猫の非ウイルス鼻腔内疾患におけるリンパ腫の割合は?

    ほとんどが腫瘍で、その半数がリンパ腫

  • 98

    猫の中枢神経系のリンパ腫は、どのような猫に多いか?(最近の報告では…?)

    FeLV陽性の猫 最近の報告では、脳と脊髄のリンパ腫はFeLV陰性の老齢猫に多い

  • 99

    猫の中枢神経系腫瘍の1位と2位の腫瘍種は?

    ①髄膜腫 ②リンパ腫

  • 100

    猫のリンパ腫において利用されるステージ分類は?

    Mooney分類