5.検査データのチェック法

5.検査データのチェック法
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    問題一覧

  • 1

    日臨技施設認証制度の旧と新の年はそれぞれ何年ですか?

    旧:2010年、新:2022年

  • 2

    「精度保証+組織マネジメント」が新制度で何に統合・変更されましたか?

    品質保証

  • 3

    次のうち「精度保証(QA)」に含まれる項目をすべて選んでください。(複数回答)

    検査項目の選択と依頼, 検体採取·前処理· 搬送, 検査·検体受付, 検体処理, 検査·分析, 検査値のチェック, 結果報告, 検査結果の解釈, アドバイスサービス

  • 4

    次のうち「総合精度管理」に含まれる項目をすべて選んでください。(複数回答)

    検体採取·前処理· 搬送, 検査·検体受付, 検体処理, 検査·分析, 検査値のチェック, 結果報告

  • 5

    次のうち「精度管理」に含まれる項目をすべて選んでください。(複数回答)

    検体処理, 検査·分析, 検査値のチェック

  • 6

    個別データ管理(リアルタイム精度管理)の主な目的は何ですか?

    主に検査過誤の検出に用いる

  • 7

    「極端値チェック(上下限チェック、限界値チェック)」とは何を目的とした管理法ですか?

    極端な外れ値を検出して個別データを管理する最も簡単な手法

  • 8

    極端値(異常値)が発生する原因として当てはまるものをすべて選んでください。

    分析エラー, 不適切なサンプリング(採血等の問題), 患者病態の変化

  • 9

    極端値チェックに含まれるチェック項目として正しいものを選んでください(複数選択可)。

    分析上の直接測定範囲(ダイナミックレンジ)に対するチェック, 出現頻度の低い異常値のチェック, パニック値(緊急異常値、critical value)のチェック

  • 10

    「パニック値(緊急異常値、critical value)」の説明として最も適切なものはどれですか?

    日常検査でめったに遭遇しない極端な高値・低値で、それが臨床的に重篤な病態に直結する値

  • 11

    個別データの管理として「最も簡単な手法」はどれですか?

    極端値チェック(上下限チェック、限界値チェック)

  • 12

    分析装置と試薬性能に基づいて上下限を設定する際に、本文で挙げられている考慮すべき要素をすべて選びなさい。

    正確さ, 再現精度, プロゾーン現象

  • 13

    施設内の各測定値の出現頻度を調べて上下限値を設定する方法について、本文で示されている設定例として正しいものはどれか。

    出現頻度の0.5%(両側1.0%)など、検査室の運用に合わせて設定する

  • 14

    出現頻度に基づく上下限値設定に関する注意点として、本文で述べられているものはどれか。

    機械的なチェックにならない範囲で設定する

  • 15

    測定範囲内でも病態の異常と関連するレベルを設定するチェックは何と呼ばれ、どのように決定されるか。適切な組み合わせを選びなさい。(複数選択可)

    限界値チェック(異常値), 臨床と協議して決定する, 入院・外来別や診療科別に設定が必要な場合がある

  • 16

    限界値チェック(異常値)を設定する際に考慮すべき事項として、本文に明記されているものをすべて選びなさい。

    臨床的に異常と関連するレベルを設定する, 入院・外来別や診療科別での設定の必要性を考慮する

  • 17

    項目間チェック(相関性のチェック)とは何ですか?

    患者データの項目間の相関性を利用し、相関のある2項目間の比または差を指標として事前に定めた限界値と比較する検査法で、複数項目でも実施可能である。

  • 18

    項目間チェックで用いる指標はどれですか?

    相関のある項目間の比(比率)または差を指標とし、事前に定めた限界値と比較すること。

  • 19

    前回値チェック(前回値チエック)とはどのような方法か?

    同一検査項目の測定値を過去データと比較して異常を検出する方法

  • 20

    前回値チェックにおいて限界値を決めるために行う手法として適切なものはどれか?

    前回値と今回値の分布図を作成し、信頼楕円や回帰直線により差のヒストグラムを作成して限界値を決定する

  • 21

    多変量デルタチェックについて正しいものをすべて選びなさい(複数回答可)。

    多項目データを用いて過去の値と比較する方法である, 検体取り違いの検出に優れている, 患者データの蓄積と大量の計算を迅速に処理するためにコンピュータの利用が必要である

  • 22

    多変量デルタチェックで利用するべき検査項目の特徴として最も適切なのはどれか?

    個体間変動に比べ個体内変動が小さい項目

  • 23

    累積デルタ(CDC)チェックの主な目的は何ですか?

    検体取り違いを検出する

  • 24

    CDCチェックについて正しい記述をすべて選んでください。

    検体取り違いを検出する目的で開発された方法である, チェックする項目がすべて揃わなくても計算ができる, 個体内変動が小さい項目を組み合わせると高い検出率が得られる

  • 25

    CDCで用いられる項目として適切なものをすべて選んでください。

    ChE, コレステロール, ALB, 尿酸, Cre, vグロブリン

  • 26

    出現実績ゾーン分析法は何に基づいて行われる手法ですか?

    過去の大量の検査データ

  • 27

    出現実績ゾーン分析法で行われるチェックに含まれないものはどれですか?

    ランダムサンプリングチェック

  • 28

    出現実績ゾーン分析法で細かく設定できる条件として正しいものを選んでください。

    測定間隔の設定, 入院・外来別の設定

  • 29

    異常データの発生要因として大きく分類される項目を3つ挙げよ。

    分析上の問題, 分析装置の問題, 患者試料に由来

  • 30

    試薬・標準液・管理試料に起因する異常の原因として該当するものをすべて選べ。

    試薬のエアー吸引, 試薬の劣化, クロスコンタミネーション, 標準液の溶解不備(融解不備), 標準液の濃度設定ミス(濃縮・濃度設定), 管理試料の劣化

  • 31

    分析装置の問題に該当するものをすべて選べ。

    サンプル・試薬プローブの汚れや液面検知不良, 分注・境杵機構の汚れ・曲がり・位置不良, 希釈・反応セルの汚れや傷, 恒温槽の汚れや温度異常, 測光機構のノイズやランプ劣化, セル洗浄機構の汚れ・詰まり・ライン気泡

  • 32

    次のうち「患者試料に由来しない」ものはどれか。

    測光機構のランプ劣化

  • 33

    検体取り扱い上の問題に含まれるものをすべて選べ。

    遠心分離不良, 保管不適切(温度・時間管理不良), フィブリン析出

  • 34

    免疫化学検査法で、ヘテロフィル抗体などの干渉抗体の存在を確認するために測定値が低下するかどうかを調べる確認試験はどれか。

    免疫グロブリン吸収試験

  • 35

    希釈しても測定値が直線性を示さない場合、何が疑われるか。

    干渉物質の存在

  • 36

    以下のうち、測定値の低下が「自己抗体(自己免疫的干渉)」の存在を示唆する処理はどれか。(複数選択)

    添加回収試験(低回収率), PEG処理での測定値低下

  • 37

    対象物質の分子量分布を確認するために用いられる方法はどれか。

    HPLCなどのゲル遠過法

  • 38

    短時間〜長期間にわたる値の変化を追って、非特異反応かどうかを判断する確認法はどれか。

    タイムコースの確認

  • 39

    「添加回収試験」で低回収率が得られた場合、どのような干渉が示唆されるか。

    自己抗体の存在

  • 40

    PEG処理を行ったところ測定値が低下した。この結果から最も妥当と考えられる推定は何か。

    自己抗体(自己免疫的複合体など)の存在の可能性

  • 41

    次の中で、異抗抗体(ヘテロフィル抗体)存在の可能性を直接示唆する試験の組合せはどれか。(複数選択可)

    免疫グロブリン吸収試験, プロテインA、G処理による影響の確認

  • 42

    基準範囲(reference range)とは何を意味するか?

    一定の基準を満たす健常者の95%区間で、検査値を判読するための目安(ものさし)である

  • 43

    基準範囲に関する記述として正しいものはどれか?(1つ選べ)

    基準を満たす健常者より求めているため、その5%は異常となる

  • 44

    基準範囲の注意点として当てはまるものをすべて選べ。

    潜在病態(例:代謝症候群、軽症糖尿病、貧血、アルコール性肝障害、アレルギー性疾患など)を完全には除外できない, 個人の基準範囲は狭く、集団の基準範囲内でも個人としては異常である場合がある, 広い意味では基準範囲に臨床判断値などを含むややあいまいな用語である

  • 45

    基準範囲を求める際に用いられる健常者割合は次のうちどれか?

    95%

  • 46

    次のうち、基準範囲について最も適切な説明はどれか?(1つ選べ)

    基準範囲は検査値を判読するための目安であり、範囲内であっても必ずしも個人にとって正常とは限らない

  • 47

    基準範囲とは何か、最も適切な説明を選びなさい。

    健常者から一定の条件で選んだ個体(基準個体)から測定された検査値の分布の中央95%の区間である。

  • 48

    臨床判断値に含まれるものをすべて選びなさい。

    診断閾値(カットオフ値または病態識別値), 治療閾値(治療介入の必要性を示す限界値), 予防医学的閾値(発症リスクが高く予防的対応が必要とみなす判断値)

  • 49

    診断閾値(カットオフ値、病態識別値)の主な目的はどれか。

    疾患群と非疾患群を判別するための目安となる判断値である。

  • 50

    予防医学的閾値の説明として正しいものを選びなさい。

    特定疾患の発症リスクが高いと予想され、予防的対応が必要とみなす判断値である。

  • 51

    治療閾値とはどのような値か、適切な説明を選びなさい。

    治療介入の必要性を示す限界値である。

  • 52

    JCCLS共用基準範囲が公表される以前の問題点は何でしたか?

    測定値の施設間差が大きかった(各検査室でそれぞれ設定基準がバラバラだった)

  • 53

    共用基準範囲が作成・公表された背景として正しいものをすべて選んでください(複数回答可)。

    精度管理・標準化が進み、施設間の測定値差が減少した, 多施設のデータを集めて基準範囲を設定した

  • 54

    JCCLS共用基準範囲は何項目を対象として公表されていますか?

    40項目

  • 55

    基準範囲を設定する際の「正規分布に変換してから中央95%を求め、逆変換する」という手順で用いられる変換方法として適切なものはどれか。

    べき乗変換や対数変換などの正規化変換を行う

  • 56

    一次除外基準(ゆるめ)に該当して除外されるBMIの基準値はいくつか。

    BMI≧28

  • 57

    一次除外基準で除外される飲酒量(エタノール換算)の閾値はどれか。

    エタノール換算≧75g/日

  • 58

    一次除外基準に含まれる喫煙の基準はどれか。

    喫煙 > 20本/日

  • 59

    共用基準範囲を決めるための採血前の注意事項として当てはまるものをすべて選べ。

    採血前3日以内に通常でない強い運動・筋肉労作を控える, 前夜の過労、過度のストレス、過度の飲食、飲酒を控える, 採血前10時間以上絶食する, 午前7〜10時に20分以上座位安静後に採血する

  • 60

    潜在異常値除外法で除外基準項目に含まれる臨床化学検査の例として正しいものを選べ。

    ALT(GPT), HDL-C, CRP, グルコース

  • 61

    設定基準2(設定基準1は除外基準項目とした臨床検査項目のうち基準範囲を外れる項目数が2個以上ある個体のデータを除外)で追加除外される条件はどれか。

    BMI≧26, 飲酒量(エタノール換算)≧25g/日

  • 62

    設定基準3で新たに除外の対象となるCBC関連の指標はどれか。

    MCV≦85 fL

  • 63

    設定基準4は「潜在異常値除外法を、設定基準1の除外基準項目にCBC項目も加えて適用する」である。これが正しいかどうか。

    正しい

  • 64

    一次除外基準に含まれる以下の項目のうち、該当するものをすべて選べ:妊娠・分娩後、術後、急性疾患での入院、定期的な薬物治療。

    妊娠中または分娩後1年以内, 術後, 急性疾患で入院後2週以内, 定期的な薬物治療を受けていること

  • 65

    「診断間値(カットオフ値または病態識別値)」の定義として正しいものはどれか。

    特定の疾患や病態があると診断するための検査の限界値で、その疾患に特異性が高い検査に対して設定される値

  • 66

    診断間値(カットオフ値)は通常どのような方法で決められるか。

    症例対照研究で疾患群と非疾患群の検査値の分布を比較し、偽陰性・偽陽性率を考慮して決定する

  • 67

    診断閾値はどのような検査に対して設定されることが一般的か。

    疾患に対する特異性が高い検査

  • 68

    診断閾値で「代表的な検査項目」に挙げられていないものはどれか。

    CRP(C反応性タンパク)

  • 69

    本文で示されている感染マーカーとして正しいものを全て選んでください(複数回答可)。

    HBsAg, HCV抗体

  • 70

    臨床判断値(治療閾値)について最も適切な説明はどれか。

    治療介入の必要性を示す限界値で、臨床医学の経験則や症例集積研究で定まる

  • 71

    次の臨床状況と代表的な臨床判断値の組み合わせとして正しいものを6つ選べ。

    透析導入 — クレアチニン値, 心・筋障害 — K(カリウム)値、Ca(カルシウム)値, 交換輸血 — ビリルビン値, 感染リスク — 好中球数, 出血 — 血小板数, 肝性脳症 — アンモニア値

  • 72

    緊急検査で好中球数の低下が臨床判断値として示す主な意味は何か。

    感染リスクの増加(免疫能低下)

  • 73

    臨床判断値(予防医学的閾値)の説明として最も適切なものはどれか。

    特定の疾患(生活習慣病など)についてリスクが高いと予想され、予防医学として一定の対応が必要と判断される検査値の基準である。

  • 74

    次のうち、本文で臨床判断値の例として挙げられている検査項目をすべて選べ(複数選択)。

    ALT, γ-GT, HDL-C, LDL-C, TG, 尿酸

  • 75

    臨床判断値はどのように設定されることが多いか。最も適切な記述を選べ。

    コホート研究などで検査値と発症率の関係を解析し、その結果を踏まえて臨床医や疫学研究者が設定する。

  • 76

    臨床判断値(カットオフ値)が基準範囲のような一般性を持たない主な理由はどれか?

    設定した疾患に対して有効であり、他の疾患では別の閾値が必要になるため

  • 77

    検査の利用状況によってカットオフ値が変化することがある。影響を与える要因として正しいものをすべて選べ。

    対象疾患の有病率, 偽陰性・偽陽性がもたらすコスト(臨床的・社会的影響)

  • 78

    検査結果に影響する採血前の変動要因として、本文に示されているものはどれか。正しいものをすべて選べ。

    年齢・性別, 食事・体位, ストレス

  • 79

    動脈硬化性疾患予防ガイドラインでのトリグリセリド(TG)の臨床判断値は何mg/dL未満ですか?

    150 mg/dL未満

  • 80

    糖尿病診療ガイドラインでの空腹時血糖の診断基準は何mg/dL以上ですか?

    126 mg/dL以上

  • 81

    共用基準範囲によると、男性のTGの範囲はどれですか?

    40-234 mg/dL

  • 82

    高尿酸血症・痛風の治療ガイドラインで異常とされる尿酸値は何mg/dLを超えることですか?

    7.0 mg/dL超過

  • 83

    次のうち、共用基準範囲の上限がガイドラインの臨床判断値より高く設定されている項目をすべて選んでください。

    TG(男性), 尿酸(男性)

  • 84

    精度管理とは、( )、( )、( )を含む領域の管理を指す。また総合精度管理とは、精度管理の部分の他に( )、( )、( )を含む領域の管理を指す。 精度保証とは、総合精度管理の領域に加えて、( )、( )を含む。 精度保証と組織マネジメントを合わせて( )と呼ぶ。 【用語】 品質保証、検体処理、検査結果の解釈・アドバイスサービス、検体処理、結果報告、検査項目の選択と依頼、検査値のチェック、検査・分析、検査・検体受付、検体採取・前処理・搬送

    検体処理, 検査・分析, 検査値のチェック, 検体採取・前処理・搬送, 検査・検体受付, 結果報告, 検査項目の選択と依頼, 検査結果の解釈・アドバイスサービス, 品質保証

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    問題一覧

  • 1

    日臨技施設認証制度の旧と新の年はそれぞれ何年ですか?

    旧:2010年、新:2022年

  • 2

    「精度保証+組織マネジメント」が新制度で何に統合・変更されましたか?

    品質保証

  • 3

    次のうち「精度保証(QA)」に含まれる項目をすべて選んでください。(複数回答)

    検査項目の選択と依頼, 検体採取·前処理· 搬送, 検査·検体受付, 検体処理, 検査·分析, 検査値のチェック, 結果報告, 検査結果の解釈, アドバイスサービス

  • 4

    次のうち「総合精度管理」に含まれる項目をすべて選んでください。(複数回答)

    検体採取·前処理· 搬送, 検査·検体受付, 検体処理, 検査·分析, 検査値のチェック, 結果報告

  • 5

    次のうち「精度管理」に含まれる項目をすべて選んでください。(複数回答)

    検体処理, 検査·分析, 検査値のチェック

  • 6

    個別データ管理(リアルタイム精度管理)の主な目的は何ですか?

    主に検査過誤の検出に用いる

  • 7

    「極端値チェック(上下限チェック、限界値チェック)」とは何を目的とした管理法ですか?

    極端な外れ値を検出して個別データを管理する最も簡単な手法

  • 8

    極端値(異常値)が発生する原因として当てはまるものをすべて選んでください。

    分析エラー, 不適切なサンプリング(採血等の問題), 患者病態の変化

  • 9

    極端値チェックに含まれるチェック項目として正しいものを選んでください(複数選択可)。

    分析上の直接測定範囲(ダイナミックレンジ)に対するチェック, 出現頻度の低い異常値のチェック, パニック値(緊急異常値、critical value)のチェック

  • 10

    「パニック値(緊急異常値、critical value)」の説明として最も適切なものはどれですか?

    日常検査でめったに遭遇しない極端な高値・低値で、それが臨床的に重篤な病態に直結する値

  • 11

    個別データの管理として「最も簡単な手法」はどれですか?

    極端値チェック(上下限チェック、限界値チェック)

  • 12

    分析装置と試薬性能に基づいて上下限を設定する際に、本文で挙げられている考慮すべき要素をすべて選びなさい。

    正確さ, 再現精度, プロゾーン現象

  • 13

    施設内の各測定値の出現頻度を調べて上下限値を設定する方法について、本文で示されている設定例として正しいものはどれか。

    出現頻度の0.5%(両側1.0%)など、検査室の運用に合わせて設定する

  • 14

    出現頻度に基づく上下限値設定に関する注意点として、本文で述べられているものはどれか。

    機械的なチェックにならない範囲で設定する

  • 15

    測定範囲内でも病態の異常と関連するレベルを設定するチェックは何と呼ばれ、どのように決定されるか。適切な組み合わせを選びなさい。(複数選択可)

    限界値チェック(異常値), 臨床と協議して決定する, 入院・外来別や診療科別に設定が必要な場合がある

  • 16

    限界値チェック(異常値)を設定する際に考慮すべき事項として、本文に明記されているものをすべて選びなさい。

    臨床的に異常と関連するレベルを設定する, 入院・外来別や診療科別での設定の必要性を考慮する

  • 17

    項目間チェック(相関性のチェック)とは何ですか?

    患者データの項目間の相関性を利用し、相関のある2項目間の比または差を指標として事前に定めた限界値と比較する検査法で、複数項目でも実施可能である。

  • 18

    項目間チェックで用いる指標はどれですか?

    相関のある項目間の比(比率)または差を指標とし、事前に定めた限界値と比較すること。

  • 19

    前回値チェック(前回値チエック)とはどのような方法か?

    同一検査項目の測定値を過去データと比較して異常を検出する方法

  • 20

    前回値チェックにおいて限界値を決めるために行う手法として適切なものはどれか?

    前回値と今回値の分布図を作成し、信頼楕円や回帰直線により差のヒストグラムを作成して限界値を決定する

  • 21

    多変量デルタチェックについて正しいものをすべて選びなさい(複数回答可)。

    多項目データを用いて過去の値と比較する方法である, 検体取り違いの検出に優れている, 患者データの蓄積と大量の計算を迅速に処理するためにコンピュータの利用が必要である

  • 22

    多変量デルタチェックで利用するべき検査項目の特徴として最も適切なのはどれか?

    個体間変動に比べ個体内変動が小さい項目

  • 23

    累積デルタ(CDC)チェックの主な目的は何ですか?

    検体取り違いを検出する

  • 24

    CDCチェックについて正しい記述をすべて選んでください。

    検体取り違いを検出する目的で開発された方法である, チェックする項目がすべて揃わなくても計算ができる, 個体内変動が小さい項目を組み合わせると高い検出率が得られる

  • 25

    CDCで用いられる項目として適切なものをすべて選んでください。

    ChE, コレステロール, ALB, 尿酸, Cre, vグロブリン

  • 26

    出現実績ゾーン分析法は何に基づいて行われる手法ですか?

    過去の大量の検査データ

  • 27

    出現実績ゾーン分析法で行われるチェックに含まれないものはどれですか?

    ランダムサンプリングチェック

  • 28

    出現実績ゾーン分析法で細かく設定できる条件として正しいものを選んでください。

    測定間隔の設定, 入院・外来別の設定

  • 29

    異常データの発生要因として大きく分類される項目を3つ挙げよ。

    分析上の問題, 分析装置の問題, 患者試料に由来

  • 30

    試薬・標準液・管理試料に起因する異常の原因として該当するものをすべて選べ。

    試薬のエアー吸引, 試薬の劣化, クロスコンタミネーション, 標準液の溶解不備(融解不備), 標準液の濃度設定ミス(濃縮・濃度設定), 管理試料の劣化

  • 31

    分析装置の問題に該当するものをすべて選べ。

    サンプル・試薬プローブの汚れや液面検知不良, 分注・境杵機構の汚れ・曲がり・位置不良, 希釈・反応セルの汚れや傷, 恒温槽の汚れや温度異常, 測光機構のノイズやランプ劣化, セル洗浄機構の汚れ・詰まり・ライン気泡

  • 32

    次のうち「患者試料に由来しない」ものはどれか。

    測光機構のランプ劣化

  • 33

    検体取り扱い上の問題に含まれるものをすべて選べ。

    遠心分離不良, 保管不適切(温度・時間管理不良), フィブリン析出

  • 34

    免疫化学検査法で、ヘテロフィル抗体などの干渉抗体の存在を確認するために測定値が低下するかどうかを調べる確認試験はどれか。

    免疫グロブリン吸収試験

  • 35

    希釈しても測定値が直線性を示さない場合、何が疑われるか。

    干渉物質の存在

  • 36

    以下のうち、測定値の低下が「自己抗体(自己免疫的干渉)」の存在を示唆する処理はどれか。(複数選択)

    添加回収試験(低回収率), PEG処理での測定値低下

  • 37

    対象物質の分子量分布を確認するために用いられる方法はどれか。

    HPLCなどのゲル遠過法

  • 38

    短時間〜長期間にわたる値の変化を追って、非特異反応かどうかを判断する確認法はどれか。

    タイムコースの確認

  • 39

    「添加回収試験」で低回収率が得られた場合、どのような干渉が示唆されるか。

    自己抗体の存在

  • 40

    PEG処理を行ったところ測定値が低下した。この結果から最も妥当と考えられる推定は何か。

    自己抗体(自己免疫的複合体など)の存在の可能性

  • 41

    次の中で、異抗抗体(ヘテロフィル抗体)存在の可能性を直接示唆する試験の組合せはどれか。(複数選択可)

    免疫グロブリン吸収試験, プロテインA、G処理による影響の確認

  • 42

    基準範囲(reference range)とは何を意味するか?

    一定の基準を満たす健常者の95%区間で、検査値を判読するための目安(ものさし)である

  • 43

    基準範囲に関する記述として正しいものはどれか?(1つ選べ)

    基準を満たす健常者より求めているため、その5%は異常となる

  • 44

    基準範囲の注意点として当てはまるものをすべて選べ。

    潜在病態(例:代謝症候群、軽症糖尿病、貧血、アルコール性肝障害、アレルギー性疾患など)を完全には除外できない, 個人の基準範囲は狭く、集団の基準範囲内でも個人としては異常である場合がある, 広い意味では基準範囲に臨床判断値などを含むややあいまいな用語である

  • 45

    基準範囲を求める際に用いられる健常者割合は次のうちどれか?

    95%

  • 46

    次のうち、基準範囲について最も適切な説明はどれか?(1つ選べ)

    基準範囲は検査値を判読するための目安であり、範囲内であっても必ずしも個人にとって正常とは限らない

  • 47

    基準範囲とは何か、最も適切な説明を選びなさい。

    健常者から一定の条件で選んだ個体(基準個体)から測定された検査値の分布の中央95%の区間である。

  • 48

    臨床判断値に含まれるものをすべて選びなさい。

    診断閾値(カットオフ値または病態識別値), 治療閾値(治療介入の必要性を示す限界値), 予防医学的閾値(発症リスクが高く予防的対応が必要とみなす判断値)

  • 49

    診断閾値(カットオフ値、病態識別値)の主な目的はどれか。

    疾患群と非疾患群を判別するための目安となる判断値である。

  • 50

    予防医学的閾値の説明として正しいものを選びなさい。

    特定疾患の発症リスクが高いと予想され、予防的対応が必要とみなす判断値である。

  • 51

    治療閾値とはどのような値か、適切な説明を選びなさい。

    治療介入の必要性を示す限界値である。

  • 52

    JCCLS共用基準範囲が公表される以前の問題点は何でしたか?

    測定値の施設間差が大きかった(各検査室でそれぞれ設定基準がバラバラだった)

  • 53

    共用基準範囲が作成・公表された背景として正しいものをすべて選んでください(複数回答可)。

    精度管理・標準化が進み、施設間の測定値差が減少した, 多施設のデータを集めて基準範囲を設定した

  • 54

    JCCLS共用基準範囲は何項目を対象として公表されていますか?

    40項目

  • 55

    基準範囲を設定する際の「正規分布に変換してから中央95%を求め、逆変換する」という手順で用いられる変換方法として適切なものはどれか。

    べき乗変換や対数変換などの正規化変換を行う

  • 56

    一次除外基準(ゆるめ)に該当して除外されるBMIの基準値はいくつか。

    BMI≧28

  • 57

    一次除外基準で除外される飲酒量(エタノール換算)の閾値はどれか。

    エタノール換算≧75g/日

  • 58

    一次除外基準に含まれる喫煙の基準はどれか。

    喫煙 > 20本/日

  • 59

    共用基準範囲を決めるための採血前の注意事項として当てはまるものをすべて選べ。

    採血前3日以内に通常でない強い運動・筋肉労作を控える, 前夜の過労、過度のストレス、過度の飲食、飲酒を控える, 採血前10時間以上絶食する, 午前7〜10時に20分以上座位安静後に採血する

  • 60

    潜在異常値除外法で除外基準項目に含まれる臨床化学検査の例として正しいものを選べ。

    ALT(GPT), HDL-C, CRP, グルコース

  • 61

    設定基準2(設定基準1は除外基準項目とした臨床検査項目のうち基準範囲を外れる項目数が2個以上ある個体のデータを除外)で追加除外される条件はどれか。

    BMI≧26, 飲酒量(エタノール換算)≧25g/日

  • 62

    設定基準3で新たに除外の対象となるCBC関連の指標はどれか。

    MCV≦85 fL

  • 63

    設定基準4は「潜在異常値除外法を、設定基準1の除外基準項目にCBC項目も加えて適用する」である。これが正しいかどうか。

    正しい

  • 64

    一次除外基準に含まれる以下の項目のうち、該当するものをすべて選べ:妊娠・分娩後、術後、急性疾患での入院、定期的な薬物治療。

    妊娠中または分娩後1年以内, 術後, 急性疾患で入院後2週以内, 定期的な薬物治療を受けていること

  • 65

    「診断間値(カットオフ値または病態識別値)」の定義として正しいものはどれか。

    特定の疾患や病態があると診断するための検査の限界値で、その疾患に特異性が高い検査に対して設定される値

  • 66

    診断間値(カットオフ値)は通常どのような方法で決められるか。

    症例対照研究で疾患群と非疾患群の検査値の分布を比較し、偽陰性・偽陽性率を考慮して決定する

  • 67

    診断閾値はどのような検査に対して設定されることが一般的か。

    疾患に対する特異性が高い検査

  • 68

    診断閾値で「代表的な検査項目」に挙げられていないものはどれか。

    CRP(C反応性タンパク)

  • 69

    本文で示されている感染マーカーとして正しいものを全て選んでください(複数回答可)。

    HBsAg, HCV抗体

  • 70

    臨床判断値(治療閾値)について最も適切な説明はどれか。

    治療介入の必要性を示す限界値で、臨床医学の経験則や症例集積研究で定まる

  • 71

    次の臨床状況と代表的な臨床判断値の組み合わせとして正しいものを6つ選べ。

    透析導入 — クレアチニン値, 心・筋障害 — K(カリウム)値、Ca(カルシウム)値, 交換輸血 — ビリルビン値, 感染リスク — 好中球数, 出血 — 血小板数, 肝性脳症 — アンモニア値

  • 72

    緊急検査で好中球数の低下が臨床判断値として示す主な意味は何か。

    感染リスクの増加(免疫能低下)

  • 73

    臨床判断値(予防医学的閾値)の説明として最も適切なものはどれか。

    特定の疾患(生活習慣病など)についてリスクが高いと予想され、予防医学として一定の対応が必要と判断される検査値の基準である。

  • 74

    次のうち、本文で臨床判断値の例として挙げられている検査項目をすべて選べ(複数選択)。

    ALT, γ-GT, HDL-C, LDL-C, TG, 尿酸

  • 75

    臨床判断値はどのように設定されることが多いか。最も適切な記述を選べ。

    コホート研究などで検査値と発症率の関係を解析し、その結果を踏まえて臨床医や疫学研究者が設定する。

  • 76

    臨床判断値(カットオフ値)が基準範囲のような一般性を持たない主な理由はどれか?

    設定した疾患に対して有効であり、他の疾患では別の閾値が必要になるため

  • 77

    検査の利用状況によってカットオフ値が変化することがある。影響を与える要因として正しいものをすべて選べ。

    対象疾患の有病率, 偽陰性・偽陽性がもたらすコスト(臨床的・社会的影響)

  • 78

    検査結果に影響する採血前の変動要因として、本文に示されているものはどれか。正しいものをすべて選べ。

    年齢・性別, 食事・体位, ストレス

  • 79

    動脈硬化性疾患予防ガイドラインでのトリグリセリド(TG)の臨床判断値は何mg/dL未満ですか?

    150 mg/dL未満

  • 80

    糖尿病診療ガイドラインでの空腹時血糖の診断基準は何mg/dL以上ですか?

    126 mg/dL以上

  • 81

    共用基準範囲によると、男性のTGの範囲はどれですか?

    40-234 mg/dL

  • 82

    高尿酸血症・痛風の治療ガイドラインで異常とされる尿酸値は何mg/dLを超えることですか?

    7.0 mg/dL超過

  • 83

    次のうち、共用基準範囲の上限がガイドラインの臨床判断値より高く設定されている項目をすべて選んでください。

    TG(男性), 尿酸(男性)

  • 84

    精度管理とは、( )、( )、( )を含む領域の管理を指す。また総合精度管理とは、精度管理の部分の他に( )、( )、( )を含む領域の管理を指す。 精度保証とは、総合精度管理の領域に加えて、( )、( )を含む。 精度保証と組織マネジメントを合わせて( )と呼ぶ。 【用語】 品質保証、検体処理、検査結果の解釈・アドバイスサービス、検体処理、結果報告、検査項目の選択と依頼、検査値のチェック、検査・分析、検査・検体受付、検体採取・前処理・搬送

    検体処理, 検査・分析, 検査値のチェック, 検体採取・前処理・搬送, 検査・検体受付, 結果報告, 検査項目の選択と依頼, 検査結果の解釈・アドバイスサービス, 品質保証