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学年末 古典単語

学年末 古典単語
75問 • 1年前
  • ななみ
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    問題一覧

  • 1

    かぐや姫ののたまふやうに違はず作り出でつ。(のたまふ)

    おっしゃる

  • 2

    御鷹の失せたるよし奏したまふ時に、帝、ものものたまはせず。(のたまはせ)

    御鷹がいなくなっことを奏上しなさる時に、帝は、ものもおっしゃらない。(おっしゃら)

  • 3

    などかくは仰せらるる。(仰せ)

    なぜこのようにおっしゃるのか。(おっしゃる)

  • 4

    官も賜はむと仰せ給ひき。(仰せ)

    官職も下さろうとおっしゃった。(おっしゃっ)

  • 5

    「天人の五衰の悲しみは、人間にも候ひけるものかな」とぞ仰せける。(仰せ)

    「天人の五衰の悲しみは、人間にもあったのですねえ」とおっしゃった。(おっしゃっ)

  • 6

    きこしめす人、涙を流し給はぬなし。(きこしめす)

    お聞きになる人で、涙をお流しにならない人はいない。(お聞きになる)

  • 7

    物も聞こし召さず、御遊びなどもなかりけり。(聞こし召さず)

    何も召し上がらずら管弦の遊びなどもなさらなかった。(召し上がら)

  • 8

    早う御文も御覧ぜよ。(御覧ぜよ)

    早くお手紙をご覧になってください。(ご覧になってください)

  • 9

    いかに殿ばら、殊勝のことは御覧じとがめずや。(御覧じとがめ)

    なんと皆さん、すばらしいことをお見とがめにならないのですか。(お見とがめになら)

  • 10

    供の者どもに問ひ給へば、「知らず」と申す。(申す)

    供の者たちに尋ねなさったところ、「知らない」と申し上げる。(申し上げる)

  • 11

    刀どもを抜きかけてぞ守り申しける。(申し)

    刀などを抜きかけてお守り申し上げた。(お守り申し上げ)

  • 12

    いと切に聞こえさすべきことありて、殿より人なむ参りたると、聞こえ給へ。(聞こえさす/聞こえ)

    本当にぜひ申し上げなければならないことがあって、御殿から人が参ったと、申し上げてください。(申し上げ/申し上げ)

  • 13

    御文も聞こえたまはず。(聞こえ)

    お手紙も差し上げなさらない。(差し上げ)

  • 14

    ここには、かく久しく遊びきこえて、慣らひたてまつれり。(きこえ)

    ここでは、このように長い間楽しく過ごし申し上げて、なれ親しみ申し上げました。(申し上げ)

  • 15

    竹の中におはするにて知りぬ。(おはする)

    竹の中にいらっしゃるのでわかった。(いらっしゃる)

  • 16

    今日しも端におはしましけるかな。(おはしまし)

    今日に限って端近なところにいらっしゃいましたね。(いらっしゃい)

  • 17

    「くらもちの皇子おはしたり」と告ぐ。(おはし)

    「くらもちの皇子がいらっしゃった」と告げる。(いらっしゃっ)

  • 18

    惟喬の親王、例の狩りしにおはします供に、馬の頭なる翁つかうまつれり。(おはします)

    惟喬の親王が、いつものように狩りしにいらっしゃる供に、右馬頭である翁がお仕えしている。(いらっしゃる)

  • 19

    聞きしにも過ぎて、尊くこそおはしけれ。(おはし)

    聞いていた以上に、尊いご様子でいらっしゃった。(でいらっしゃっ)

  • 20

    上もきこしめて、興ぜさせおはしましつ。(おはしまし)

    天皇もお聞きになって、おもしろがっていらっしゃった。(ていらっしゃっ)

  • 21

    もの馴れのさまや、と君は思す。(思す)

    もの馴れたものだ、と君はお思いになる。(お思いになる)

  • 22

    帝、なほめでたく思しめさるること、せき止めがたし。(思しめさ)

    帝は、やはりすばらしいとお思いになることは、止めることができない。(お思いになる)

  • 23

    あはれ、死ぬともおぼし出づべきことのなきなむ、いと悲しかりける。(おぼし)

    ああ、死んだとしてもお思い出しになるだろうことがないのが、ひどく悲しいことだ。(お思い出しになる)

  • 24

    使ひに禄たまへりけり。(ためへ)

    使いにごほうびをお与えになった。(お与えになっ)

  • 25

    かぐや姫、いといたく泣きたまふ。(たまふ)

    かぐや姫は、たいそうひどくお泣になる。(お泣になる)

  • 26

    中納言も、「まだこそ見たまへね」とて見たまふ。(たまへ)

    中納言も、「まだ見ておりません」といってご覧になる。(ておりませ)

  • 27

    これをなむ、身にとりては面歌と思ひたまふる。(たまふる)

    これを、私としては代表歌だと思っております。(ております)

  • 28

    後涼殿にもとよりさぶらひ給ふ更衣の曹司を、ほかに移させ給ひて、上局に賜はす。(賜はす)

    後涼殿に、以前からお仕えなさっている更衣の部屋を、他の場所へお移しになって、控えの部屋としてお与えになる。(お与えになる)

  • 29

    忠岑も禄にたまはりなどしけり。(たまはり)

    忠岑もほうびの品をいただきなどした。(いただき)

  • 30

    かしこき仰せ言をたびたびうけたまはりながら、みづからはえなん思ひ給へ立つまじき。(うけたまはり)

    恐れ多いお言葉をたびたびお受けしながら、私自身は思い立つことができませんでした。(お受けし)

  • 31

    定めて習ひあることに侍らむ。ちと承らばや。(承ら)

    きっといわれがあることでございましょう。少しお聞きしたい。(お聞きし)

  • 32

    簾少し上げて、花奉るめり。(奉る)

    簾を少し巻き上げて、花を差し上げるようだ。(差し上げる)

  • 33

    かぐや姫をやしなひたてまつること二十余年になりぬ。(たてまつる)

    かぐや姫を教養し申し上げることは二十余年になった。(申し上げる)

  • 34

    帝は赤色の御衣奉れり。(奉れ)

    帝は赤色の御衣をお召しになっている。(お召しになっ)

  • 35

    壺なる御薬たてまつれ。穢き所の物きこしめしたれば、御心地悪しからむものぞ。(たてまつれ)

    壺に入っているお薬を召し上がれ。穢い地上の物を召し上がったので、ご気分が悪いことでしょう。(召し上がれ)

  • 36

    宿直人にて侍らむ。(侍ら)

    宿直の番人としてお仕えしよう。(お仕えし)

  • 37

    おのがもとにめでたき琴侍り。(侍り)

    私の手もとにすばらしい七絃の琴があります。(あります)

  • 38

    御気色悪しくはべりき。(はべり)

    ご機嫌が悪うございました。(ございまし)

  • 39

    故宮にさぶらひし小舎人童なりけり。(さぶらひ)

    亡き宮様にお仕えしていた小舎人童であった。(お仕えし)

  • 40

    「さること候ひき」と申す。(候ひ)

    「そういうことがありました」と申し上げる。(ありまし)

  • 41

    大原山のおく、寂光院と申す所こそ閑にさぶらへ。(さぶらへ)

    大原山の奥、寂光院と申します所は静かでございます。(ございます)

  • 42

    その郎等を召すに、跡をくらみて失せぬ。(召す)

    その家来をお呼び寄せになると、行方をくらませて消えてしまった。(お呼び寄せになる)

  • 43

    箸とって召すよししけり。(召す)

    箸を取って召し上がるふりをした。(召し上がる)

  • 44

    帝ばかりは御衣を召す。残りは皆裸なり。(召す)

    天皇だけがお着物をお召しになる。残りの者は皆裸である。(お召しになる)

  • 45

    主上をはじめ奉りて、人々皆御舟に召す。(召す)

    主上をはじめとして、人々はみなお舟にお乗りになる。(お乗りになる)

  • 46

    ここに侍りながら、御とぶらひにもまうでざりける。(まうで)

    ここにおりながら、お見舞いにも参上しなかった。(参上し)

  • 47

    その秋、住吉に詣で給ふ。(詣で)

    その秋、住吉大社にご参詣になる。(参詣)

  • 48

    四月に内裏へ参り給ふ。(参り)

    四月に宮中に参上しなさる。(参上し)

  • 49

    親王に、馬の頭、大御酒参る。(参る)

    親王に、右馬頭が、お酒を差し上げる。(差し上げる)

  • 50

    加持などまゐるほど、日高くさしあがりぬ。(まゐる)

    祈祷などし申し上げるうちに、日も高く昇った。(し申し上げる)

  • 51

    大御酒まゐり、御遊びなどし給ふ。(まゐり)

    お酒を召し上がり、楽器の演奏などをなさる。(召し上がり)

  • 52

    薬の壺に御文添へて参らす。(参らす)

    薬が入った壺にお手紙を添えて差し上げる。(差し上げる)

  • 53

    「かかる人こそは世におはしましけれ」と、驚かるるまでぞ、まもり参らする。(参らする)

    「このような方が世にいらっしゃったのだ」と、自然とはっとした気持ちになるまで、お見つめ申し上げる。(お見つめ申し上げる)

  • 54

    憶良らは今はまからむ子泣くらむ。(まから)

    憶良めはもう退出しよう。子どもが泣いているだろう。(退出し)

  • 55

    「追ひてなむまかるべき」とをものせよ。(まかる)

    「後を追って参るつもりだ」と言いなさい。(参る)

  • 56

    今井の四郎兼平生年三十三にまかりなる。(まかり)

    今井の四郎兼平は年齢は三十三になり申す。(申す)

  • 57

    藤壺の宮、なやみ給ふことありて、まかで給へり。(まかで)

    藤壺の宮は、ご病気のことがあって、退出しなさった。(退出し)

  • 58

    それより大殿にまかで給へり。(まかで)

    そこから退出して大臣家に行きなさった。(退出して 行き)

  • 59

    二千人の人を、竹取が家につかはす。(つかはす)

    二千人の人を、竹取の翁の家におやりになる。(おやりになる)

  • 60

    御身に馴れたるどもをつかはす。(つかはす)

    着慣れた何着かの衣服をお与えになる。(お与えになる)

  • 61

    藤袴を詠みて人につかはしける。(つかはし)

    ふじばかまの花を詠んで人に贈った(贈っ)

  • 62

    帝、箏の御琴をぞいみじうあそばしける。(あそばし)

    帝は、お琴をたいそう上手に演奏なさった。(演奏なさっ)

  • 63

    和歌もあそばしけるにこそ。古今にも、あまた侍るめるは。(あそばし)

    藤原良房は和歌もよくお詠みになった。『古今和歌集』にも、たくさん入っているようですよ。(お詠みになっ)

  • 64

    御硯召し寄せて、みづから御返事あそばされけり。(あそばさ)

    お硯を取り寄せなさって、ご自身でお返事をなさった。(なさっ)

  • 65

    昔、二条の后に仕うまつる男ありけり。(仕うまつる)

    昔、二条の后にお仕え申し上げる男がいた。(お仕え申し上げる)

  • 66

    このはたおりをば聞くや。一首つかうまつれ。(つかうまつれ)

    このきりぎりすの声を聞いたか。一首詠み申し上げよ。(詠み申し上げよ)

  • 67

    はや、この皇子にあひつかうまつり給へ。(つかうまつり)

    早く、この皇子に結婚し申し上げなさい。(申し上げ)

  • 68

    親王、大殿ごもらで明かしたまうてけり。(大殿ごもら)

    親王は、おやすみにならないで夜を明かしておしまいになった。(おやすみになら)

  • 69

    御心あきらかに、よく人をしろしめせり。(しろしめせ)

    ご聡明で、よく人をご存知であった。(ご存知であっ)

  • 70

    天皇の、天の下しろしめすこと、四つの時、九返りになむなりぬる。(しろしめす)

    天皇が、天下をお治めになることは、四季が、九回になった。(お治めになる)

  • 71

    おほやけも行幸せしめたまふ。(行幸)

    天皇もお出かけなさいます。(お出かけ)

  • 72

    中宮は御車にたてまつて行咎あり。(行咎)

    中宮はお車にお乗りになってお出かけになる。(お出かけ)

  • 73

    法皇夜を籠めて大原の奥へぞ御幸なる。(御幸)

    法皇は夜が明けきらぬうちに大原の奥へお出かけなさる。(お出かけ)

  • 74

    かぐや姫をえ戦ひ止めずなりぬること、こまごまと奏す。(奏す)

    かぐや姫を戦って止めることができなくなったことを、細かく(天皇に)申し上げる。((天皇に)申し上げる)

  • 75

    よきにし奏し給へ、啓し給へ。(啓し)

    よろしく天皇に申し上げてください、(皇后にも)申し上げてください。((皇后にも)申し上げ)

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    問題一覧

  • 1

    かぐや姫ののたまふやうに違はず作り出でつ。(のたまふ)

    おっしゃる

  • 2

    御鷹の失せたるよし奏したまふ時に、帝、ものものたまはせず。(のたまはせ)

    御鷹がいなくなっことを奏上しなさる時に、帝は、ものもおっしゃらない。(おっしゃら)

  • 3

    などかくは仰せらるる。(仰せ)

    なぜこのようにおっしゃるのか。(おっしゃる)

  • 4

    官も賜はむと仰せ給ひき。(仰せ)

    官職も下さろうとおっしゃった。(おっしゃっ)

  • 5

    「天人の五衰の悲しみは、人間にも候ひけるものかな」とぞ仰せける。(仰せ)

    「天人の五衰の悲しみは、人間にもあったのですねえ」とおっしゃった。(おっしゃっ)

  • 6

    きこしめす人、涙を流し給はぬなし。(きこしめす)

    お聞きになる人で、涙をお流しにならない人はいない。(お聞きになる)

  • 7

    物も聞こし召さず、御遊びなどもなかりけり。(聞こし召さず)

    何も召し上がらずら管弦の遊びなどもなさらなかった。(召し上がら)

  • 8

    早う御文も御覧ぜよ。(御覧ぜよ)

    早くお手紙をご覧になってください。(ご覧になってください)

  • 9

    いかに殿ばら、殊勝のことは御覧じとがめずや。(御覧じとがめ)

    なんと皆さん、すばらしいことをお見とがめにならないのですか。(お見とがめになら)

  • 10

    供の者どもに問ひ給へば、「知らず」と申す。(申す)

    供の者たちに尋ねなさったところ、「知らない」と申し上げる。(申し上げる)

  • 11

    刀どもを抜きかけてぞ守り申しける。(申し)

    刀などを抜きかけてお守り申し上げた。(お守り申し上げ)

  • 12

    いと切に聞こえさすべきことありて、殿より人なむ参りたると、聞こえ給へ。(聞こえさす/聞こえ)

    本当にぜひ申し上げなければならないことがあって、御殿から人が参ったと、申し上げてください。(申し上げ/申し上げ)

  • 13

    御文も聞こえたまはず。(聞こえ)

    お手紙も差し上げなさらない。(差し上げ)

  • 14

    ここには、かく久しく遊びきこえて、慣らひたてまつれり。(きこえ)

    ここでは、このように長い間楽しく過ごし申し上げて、なれ親しみ申し上げました。(申し上げ)

  • 15

    竹の中におはするにて知りぬ。(おはする)

    竹の中にいらっしゃるのでわかった。(いらっしゃる)

  • 16

    今日しも端におはしましけるかな。(おはしまし)

    今日に限って端近なところにいらっしゃいましたね。(いらっしゃい)

  • 17

    「くらもちの皇子おはしたり」と告ぐ。(おはし)

    「くらもちの皇子がいらっしゃった」と告げる。(いらっしゃっ)

  • 18

    惟喬の親王、例の狩りしにおはします供に、馬の頭なる翁つかうまつれり。(おはします)

    惟喬の親王が、いつものように狩りしにいらっしゃる供に、右馬頭である翁がお仕えしている。(いらっしゃる)

  • 19

    聞きしにも過ぎて、尊くこそおはしけれ。(おはし)

    聞いていた以上に、尊いご様子でいらっしゃった。(でいらっしゃっ)

  • 20

    上もきこしめて、興ぜさせおはしましつ。(おはしまし)

    天皇もお聞きになって、おもしろがっていらっしゃった。(ていらっしゃっ)

  • 21

    もの馴れのさまや、と君は思す。(思す)

    もの馴れたものだ、と君はお思いになる。(お思いになる)

  • 22

    帝、なほめでたく思しめさるること、せき止めがたし。(思しめさ)

    帝は、やはりすばらしいとお思いになることは、止めることができない。(お思いになる)

  • 23

    あはれ、死ぬともおぼし出づべきことのなきなむ、いと悲しかりける。(おぼし)

    ああ、死んだとしてもお思い出しになるだろうことがないのが、ひどく悲しいことだ。(お思い出しになる)

  • 24

    使ひに禄たまへりけり。(ためへ)

    使いにごほうびをお与えになった。(お与えになっ)

  • 25

    かぐや姫、いといたく泣きたまふ。(たまふ)

    かぐや姫は、たいそうひどくお泣になる。(お泣になる)

  • 26

    中納言も、「まだこそ見たまへね」とて見たまふ。(たまへ)

    中納言も、「まだ見ておりません」といってご覧になる。(ておりませ)

  • 27

    これをなむ、身にとりては面歌と思ひたまふる。(たまふる)

    これを、私としては代表歌だと思っております。(ております)

  • 28

    後涼殿にもとよりさぶらひ給ふ更衣の曹司を、ほかに移させ給ひて、上局に賜はす。(賜はす)

    後涼殿に、以前からお仕えなさっている更衣の部屋を、他の場所へお移しになって、控えの部屋としてお与えになる。(お与えになる)

  • 29

    忠岑も禄にたまはりなどしけり。(たまはり)

    忠岑もほうびの品をいただきなどした。(いただき)

  • 30

    かしこき仰せ言をたびたびうけたまはりながら、みづからはえなん思ひ給へ立つまじき。(うけたまはり)

    恐れ多いお言葉をたびたびお受けしながら、私自身は思い立つことができませんでした。(お受けし)

  • 31

    定めて習ひあることに侍らむ。ちと承らばや。(承ら)

    きっといわれがあることでございましょう。少しお聞きしたい。(お聞きし)

  • 32

    簾少し上げて、花奉るめり。(奉る)

    簾を少し巻き上げて、花を差し上げるようだ。(差し上げる)

  • 33

    かぐや姫をやしなひたてまつること二十余年になりぬ。(たてまつる)

    かぐや姫を教養し申し上げることは二十余年になった。(申し上げる)

  • 34

    帝は赤色の御衣奉れり。(奉れ)

    帝は赤色の御衣をお召しになっている。(お召しになっ)

  • 35

    壺なる御薬たてまつれ。穢き所の物きこしめしたれば、御心地悪しからむものぞ。(たてまつれ)

    壺に入っているお薬を召し上がれ。穢い地上の物を召し上がったので、ご気分が悪いことでしょう。(召し上がれ)

  • 36

    宿直人にて侍らむ。(侍ら)

    宿直の番人としてお仕えしよう。(お仕えし)

  • 37

    おのがもとにめでたき琴侍り。(侍り)

    私の手もとにすばらしい七絃の琴があります。(あります)

  • 38

    御気色悪しくはべりき。(はべり)

    ご機嫌が悪うございました。(ございまし)

  • 39

    故宮にさぶらひし小舎人童なりけり。(さぶらひ)

    亡き宮様にお仕えしていた小舎人童であった。(お仕えし)

  • 40

    「さること候ひき」と申す。(候ひ)

    「そういうことがありました」と申し上げる。(ありまし)

  • 41

    大原山のおく、寂光院と申す所こそ閑にさぶらへ。(さぶらへ)

    大原山の奥、寂光院と申します所は静かでございます。(ございます)

  • 42

    その郎等を召すに、跡をくらみて失せぬ。(召す)

    その家来をお呼び寄せになると、行方をくらませて消えてしまった。(お呼び寄せになる)

  • 43

    箸とって召すよししけり。(召す)

    箸を取って召し上がるふりをした。(召し上がる)

  • 44

    帝ばかりは御衣を召す。残りは皆裸なり。(召す)

    天皇だけがお着物をお召しになる。残りの者は皆裸である。(お召しになる)

  • 45

    主上をはじめ奉りて、人々皆御舟に召す。(召す)

    主上をはじめとして、人々はみなお舟にお乗りになる。(お乗りになる)

  • 46

    ここに侍りながら、御とぶらひにもまうでざりける。(まうで)

    ここにおりながら、お見舞いにも参上しなかった。(参上し)

  • 47

    その秋、住吉に詣で給ふ。(詣で)

    その秋、住吉大社にご参詣になる。(参詣)

  • 48

    四月に内裏へ参り給ふ。(参り)

    四月に宮中に参上しなさる。(参上し)

  • 49

    親王に、馬の頭、大御酒参る。(参る)

    親王に、右馬頭が、お酒を差し上げる。(差し上げる)

  • 50

    加持などまゐるほど、日高くさしあがりぬ。(まゐる)

    祈祷などし申し上げるうちに、日も高く昇った。(し申し上げる)

  • 51

    大御酒まゐり、御遊びなどし給ふ。(まゐり)

    お酒を召し上がり、楽器の演奏などをなさる。(召し上がり)

  • 52

    薬の壺に御文添へて参らす。(参らす)

    薬が入った壺にお手紙を添えて差し上げる。(差し上げる)

  • 53

    「かかる人こそは世におはしましけれ」と、驚かるるまでぞ、まもり参らする。(参らする)

    「このような方が世にいらっしゃったのだ」と、自然とはっとした気持ちになるまで、お見つめ申し上げる。(お見つめ申し上げる)

  • 54

    憶良らは今はまからむ子泣くらむ。(まから)

    憶良めはもう退出しよう。子どもが泣いているだろう。(退出し)

  • 55

    「追ひてなむまかるべき」とをものせよ。(まかる)

    「後を追って参るつもりだ」と言いなさい。(参る)

  • 56

    今井の四郎兼平生年三十三にまかりなる。(まかり)

    今井の四郎兼平は年齢は三十三になり申す。(申す)

  • 57

    藤壺の宮、なやみ給ふことありて、まかで給へり。(まかで)

    藤壺の宮は、ご病気のことがあって、退出しなさった。(退出し)

  • 58

    それより大殿にまかで給へり。(まかで)

    そこから退出して大臣家に行きなさった。(退出して 行き)

  • 59

    二千人の人を、竹取が家につかはす。(つかはす)

    二千人の人を、竹取の翁の家におやりになる。(おやりになる)

  • 60

    御身に馴れたるどもをつかはす。(つかはす)

    着慣れた何着かの衣服をお与えになる。(お与えになる)

  • 61

    藤袴を詠みて人につかはしける。(つかはし)

    ふじばかまの花を詠んで人に贈った(贈っ)

  • 62

    帝、箏の御琴をぞいみじうあそばしける。(あそばし)

    帝は、お琴をたいそう上手に演奏なさった。(演奏なさっ)

  • 63

    和歌もあそばしけるにこそ。古今にも、あまた侍るめるは。(あそばし)

    藤原良房は和歌もよくお詠みになった。『古今和歌集』にも、たくさん入っているようですよ。(お詠みになっ)

  • 64

    御硯召し寄せて、みづから御返事あそばされけり。(あそばさ)

    お硯を取り寄せなさって、ご自身でお返事をなさった。(なさっ)

  • 65

    昔、二条の后に仕うまつる男ありけり。(仕うまつる)

    昔、二条の后にお仕え申し上げる男がいた。(お仕え申し上げる)

  • 66

    このはたおりをば聞くや。一首つかうまつれ。(つかうまつれ)

    このきりぎりすの声を聞いたか。一首詠み申し上げよ。(詠み申し上げよ)

  • 67

    はや、この皇子にあひつかうまつり給へ。(つかうまつり)

    早く、この皇子に結婚し申し上げなさい。(申し上げ)

  • 68

    親王、大殿ごもらで明かしたまうてけり。(大殿ごもら)

    親王は、おやすみにならないで夜を明かしておしまいになった。(おやすみになら)

  • 69

    御心あきらかに、よく人をしろしめせり。(しろしめせ)

    ご聡明で、よく人をご存知であった。(ご存知であっ)

  • 70

    天皇の、天の下しろしめすこと、四つの時、九返りになむなりぬる。(しろしめす)

    天皇が、天下をお治めになることは、四季が、九回になった。(お治めになる)

  • 71

    おほやけも行幸せしめたまふ。(行幸)

    天皇もお出かけなさいます。(お出かけ)

  • 72

    中宮は御車にたてまつて行咎あり。(行咎)

    中宮はお車にお乗りになってお出かけになる。(お出かけ)

  • 73

    法皇夜を籠めて大原の奥へぞ御幸なる。(御幸)

    法皇は夜が明けきらぬうちに大原の奥へお出かけなさる。(お出かけ)

  • 74

    かぐや姫をえ戦ひ止めずなりぬること、こまごまと奏す。(奏す)

    かぐや姫を戦って止めることができなくなったことを、細かく(天皇に)申し上げる。((天皇に)申し上げる)

  • 75

    よきにし奏し給へ、啓し給へ。(啓し)

    よろしく天皇に申し上げてください、(皇后にも)申し上げてください。((皇后にも)申し上げ)