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東大対策 論述(古代)
5問 • 5ヶ月前
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  • 1

    紀元前6世紀から紀元前4世紀にかけて、ユーラシア大陸の各地で、その後の世界に大きな影響を与える思想や社会制度が成立した。ある地域では、都市の発展と商業活動の活発化を背景に、従来の貴族政治から市民が参加する政治体制へと移行する動きが見られた。また、別の地域では、民族間の争いや社会の混乱を経験する中で、既存の身分制度や支配者の権威を問い直し、個人の救済を説く新たな宗教が生まれた。さらに、群雄が割拠する地域では、富国強兵を目指して有能な人材が登用され、多様な政治・哲学思想が花開いた。またある地域では、民族的苦難を乗り越えた者達が新たな一神教を成立した。これらの思想や宗教の形成について、指定された語句を全て使い、300字程度で説明せよ。 指定語句〔プラトン、ユダヤ教、儒家、仏教〕

    西アジアでは、ヘブライ人が新バビロニアによるバビロン捕囚を経験したが、アケメネス朝期に解放され、神殿再興を果たしユダヤ教を確立した。インドではヴァルナ制を否定するジャイナ教や仏教が生まれた。これはバラモンの権威に不満を持つクシャトリヤやヴァイシャに受容され、その権威は揺らいだ。中国では、戦国時代に各国が競って人材を集め、現実政治への処方箋を示すために、周を理想とし徳治を説く儒家や法治を説く法家などの諸子百家が現れた。ギリシアでは、ペルシア戦争の後に民主政が完成に向かったが、ペロポネソス戦争期の混乱を経て、プラトンは哲人政治を説き、民主政を批判した。(277字)

  • 2

    前4世紀ごろ、アレクサンドロスの東方遠征により一時大帝国が築かれたが、大王の死で東西融合の夢は途絶えた。しかし前4~前3世紀頃は、世界各地に目を向ければ、ある半島や地域を統一しようとする勢力が複数存在した。それらの諸勢力について、その統治の特徴にも触れながら、180字以内で説明せよ。 指定語句〔分割統治、仏教、郡県制〕

    共和制ローマは、3世紀にはタレントゥムを攻略、イタリア半島統一を果たした。ギリシア植民地に対しては分割統治を行い、諸都市の団結・反抗を防いだ。インドでは、大王の東方遠征に刺激されマウリヤ朝が誕生し、アショーカ王の時代には仏教が政治理念として利用され、第3回仏典結集も行われた。中国では、法家が政治を行い、郡県制をしいた秦が斉を滅ぼし、中国を統一した。(175字)

  • 3

    かつて東西両方に存在した2つの大国について、対外戦争や国内の混乱、改革の挫折にも注意して、前3世紀~後1世紀までの動きを250字以内で説明せよ。 指定語句〔ポエニ戦争、グラックス兄弟、呉楚七国の乱、武帝〕

    共和政ローマは前3世紀にポエニ戦争を開始し、西地中海を制圧した。しかし、安価な穀物の流入や奴隷労働を利用した大土地所有制により中小農民が没落。グラックス兄弟はこれに対し改革を試みるが失敗し、以後、平民派と閥族派の争いやスパルタクスの反乱が続いた。やがて第1回三頭政治によって混乱は収束した。中国では秦が統一を果たすも、陳勝・呉広の乱で滅び、前漢が成立。高祖は匈奴に敗れ、景帝時代には呉楚七国の乱が起きたが、武帝の時代には最盛期を迎えた。武帝は四方に対外遠征を行ったが、晩年には匈奴に敗北した。(247字)

  • 4

    1世紀、東西に安定政権が誕生し、それに伴い本格的な東西交易が開始された。また、その交易に陸路や海路から介入する勢力も現れ、繁栄した。そこでは新たな文化や宗教も誕生し、ある王はそれを保護・奨励した。しかし2世紀後半に東西の大国が滅亡へ向かい、東西交易も不振になると、それらの勢力も衰退を余儀なくされた。以上を踏まえ、1~2世紀の世界の諸相について、モノ・文化・宗教の交流にも注意して360字以内で説明せよ。 指定語句〔元首政、香辛料、「絹の道」、仏典結集、パルティア、「漢委奴国王」、ゲルマン人〕

    ローマ帝国ではオクタウィアヌスが元首政を開始し、五賢帝時代に最盛期を迎えた。南インドのサータヴァーハナ朝は海路でローマと季節風貿易を行い、香辛料や宝石を輸出し金貨を輸入した。北インドのクシャーナ朝は「絹の道」の要衝を占め、パルティアとともに絹や香料を中継して繁栄した。クシャーナ朝ではガンダーラ様式が成立し、大乗仏教が誕生、カニシカ王はサンスクリット語で仏典結集を行った。中国では光武帝が後漢を建て、倭国の使者に「漢委奴国王」の印を与えた。班超の西域経営により「絹の道」が整備され、仏教や美術が伝来した。2世紀後半、後漢は党錮の禁や黄巾の乱で内乱が続き、ローマもゲルマン人の侵入と内政不安で衰退した。東西の交易路は寸断され、クシャーナ朝やパルティアも衰退へ向かった。(333字)

  • 5

    3~4世紀になると、東西の大国は衰退・滅亡し、混乱期へ突入した。インドや西アジアでは、その影響を受け衰退した勢力に代わり、復古主義的王朝が繁栄し、文化的・宗教的特徴も見られた。これらを踏まえ、この時代の世界の諸相について、250字以内で説明せよ。 指定語句〔ディオクレティアヌス帝、ゾロアスター教、グプタ様式、門閥貴族〕

    ローマ帝国では軍人皇帝時代に混乱が続き、ディオクレティアヌス帝は専制君主政を導入し、皇帝崇拝を強化、キリスト教を弾圧した。イランではパルティアに代わりササン朝が成立し、ゾロアスター教が国教とされ、『アヴェスター』が編纂された。インドではクシャーナ朝に代わってグプタ朝が成立し、ヒンドゥー教が重視され、純インド的なグプタ様式の美術が栄えた。中国では三国時代を迎え、魏では九品中正により門閥貴族が上級官僚を独占する体制が生まれた。(213字)

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    西アジアでは、ヘブライ人が新バビロニアによるバビロン捕囚を経験したが、アケメネス朝期に解放され、神殿再興を果たしユダヤ教を確立した。インドではヴァルナ制を否定するジャイナ教や仏教が生まれた。これはバラモンの権威に不満を持つクシャトリヤやヴァイシャに受容され、その権威は揺らいだ。中国では、戦国時代に各国が競って人材を集め、現実政治への処方箋を示すために、周を理想とし徳治を説く儒家や法治を説く法家などの諸子百家が現れた。ギリシアでは、ペルシア戦争の後に民主政が完成に向かったが、ペロポネソス戦争期の混乱を経て、プラトンは哲人政治を説き、民主政を批判した。(277字)

  • 2

    前4世紀ごろ、アレクサンドロスの東方遠征により一時大帝国が築かれたが、大王の死で東西融合の夢は途絶えた。しかし前4~前3世紀頃は、世界各地に目を向ければ、ある半島や地域を統一しようとする勢力が複数存在した。それらの諸勢力について、その統治の特徴にも触れながら、180字以内で説明せよ。 指定語句〔分割統治、仏教、郡県制〕

    共和制ローマは、3世紀にはタレントゥムを攻略、イタリア半島統一を果たした。ギリシア植民地に対しては分割統治を行い、諸都市の団結・反抗を防いだ。インドでは、大王の東方遠征に刺激されマウリヤ朝が誕生し、アショーカ王の時代には仏教が政治理念として利用され、第3回仏典結集も行われた。中国では、法家が政治を行い、郡県制をしいた秦が斉を滅ぼし、中国を統一した。(175字)

  • 3

    かつて東西両方に存在した2つの大国について、対外戦争や国内の混乱、改革の挫折にも注意して、前3世紀~後1世紀までの動きを250字以内で説明せよ。 指定語句〔ポエニ戦争、グラックス兄弟、呉楚七国の乱、武帝〕

    共和政ローマは前3世紀にポエニ戦争を開始し、西地中海を制圧した。しかし、安価な穀物の流入や奴隷労働を利用した大土地所有制により中小農民が没落。グラックス兄弟はこれに対し改革を試みるが失敗し、以後、平民派と閥族派の争いやスパルタクスの反乱が続いた。やがて第1回三頭政治によって混乱は収束した。中国では秦が統一を果たすも、陳勝・呉広の乱で滅び、前漢が成立。高祖は匈奴に敗れ、景帝時代には呉楚七国の乱が起きたが、武帝の時代には最盛期を迎えた。武帝は四方に対外遠征を行ったが、晩年には匈奴に敗北した。(247字)

  • 4

    1世紀、東西に安定政権が誕生し、それに伴い本格的な東西交易が開始された。また、その交易に陸路や海路から介入する勢力も現れ、繁栄した。そこでは新たな文化や宗教も誕生し、ある王はそれを保護・奨励した。しかし2世紀後半に東西の大国が滅亡へ向かい、東西交易も不振になると、それらの勢力も衰退を余儀なくされた。以上を踏まえ、1~2世紀の世界の諸相について、モノ・文化・宗教の交流にも注意して360字以内で説明せよ。 指定語句〔元首政、香辛料、「絹の道」、仏典結集、パルティア、「漢委奴国王」、ゲルマン人〕

    ローマ帝国ではオクタウィアヌスが元首政を開始し、五賢帝時代に最盛期を迎えた。南インドのサータヴァーハナ朝は海路でローマと季節風貿易を行い、香辛料や宝石を輸出し金貨を輸入した。北インドのクシャーナ朝は「絹の道」の要衝を占め、パルティアとともに絹や香料を中継して繁栄した。クシャーナ朝ではガンダーラ様式が成立し、大乗仏教が誕生、カニシカ王はサンスクリット語で仏典結集を行った。中国では光武帝が後漢を建て、倭国の使者に「漢委奴国王」の印を与えた。班超の西域経営により「絹の道」が整備され、仏教や美術が伝来した。2世紀後半、後漢は党錮の禁や黄巾の乱で内乱が続き、ローマもゲルマン人の侵入と内政不安で衰退した。東西の交易路は寸断され、クシャーナ朝やパルティアも衰退へ向かった。(333字)

  • 5

    3~4世紀になると、東西の大国は衰退・滅亡し、混乱期へ突入した。インドや西アジアでは、その影響を受け衰退した勢力に代わり、復古主義的王朝が繁栄し、文化的・宗教的特徴も見られた。これらを踏まえ、この時代の世界の諸相について、250字以内で説明せよ。 指定語句〔ディオクレティアヌス帝、ゾロアスター教、グプタ様式、門閥貴族〕

    ローマ帝国では軍人皇帝時代に混乱が続き、ディオクレティアヌス帝は専制君主政を導入し、皇帝崇拝を強化、キリスト教を弾圧した。イランではパルティアに代わりササン朝が成立し、ゾロアスター教が国教とされ、『アヴェスター』が編纂された。インドではクシャーナ朝に代わってグプタ朝が成立し、ヒンドゥー教が重視され、純インド的なグプタ様式の美術が栄えた。中国では三国時代を迎え、魏では九品中正により門閥貴族が上級官僚を独占する体制が生まれた。(213字)