遺伝及び遺伝子病の基礎

遺伝及び遺伝子病の基礎
27問 • 1年前
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  • 1

    遺伝子・遺伝とは何か 犬の染色体は〇本、(〇対+XXまたはXY) 〇染色体:1~38番までの番号が振られている、性染色体以外の染色体 性染色体:性別を決定する染色体でXとYの2種類 メス:XX  オス:XY

    78, 38, 常

  • 2

    遺伝子病とは何か 本来の遺伝子(正しい並び) ATGC ↓突然変異 〇:本来の並びに対してGの部分が変わってしま重複 〇:Gがなくなる 重複(挿入):Gが二つ横並びに重複して並んでいる こういった変異が起こった個体を繁殖に使うことによって次世代に影響してくる

    置換, 欠失

  • 3

    遺伝子病の種類 〇遺伝子病:一つの遺伝子変異によって引き起こされる病気→変異箇所が明らかになっていれば検査可能 〇遺伝子病:複数の遺伝子異変や環境要因によって引き起こされる病気→遺伝子検査不可

    単一, 多因子

  • 4

    メンデルの法則 ①優勢の法則 A型の遺伝子A O型の遺伝子O AとOは〇の関係 AはOに対して〇(顕性)※特徴として現れる方 OはAに対して〇(潜性)※Oは2本もたないとOになれない

    対立遺伝子, 優性, 劣性

  • 5

    メンデルの法則 分離の法則 両親どちらもAOの遺伝子型の場合、生まれてくる子供はA型が〇%、O型が〇%

    75, 25

  • 6

    単一遺伝子病 原因となる遺伝子変異が〇染色体上にある場合 →劣性遺伝する場合は〇遺伝子病 →優性遺伝する場合は〇遺伝子病 原因となる遺伝子変異が〇染色体上にある場合 →〇遺伝子病

    常染色体劣性, 常染色体優性, 伴性

  • 7

    単一遺伝子病 劣性遺伝と優性遺伝で〇の意味合いが異なる ・常染色体劣性遺伝病の場合、病気の遺伝子が劣性 →〇のみ発症する可能性がある キャリアは発症しないが、キャリア同士で交配した場合は〇%の確率でアフェが生まれる

    キャリア, アフェクテッド, 25

  • 8

    常染色体優性遺伝子病 =病気の遺伝子が優性(キャリアも発症する可能性がある) 繁殖にはノーマルのみを使用する キャリア同士で交配した場合、〇%の確率で発症個体が生まれる ノーマルとキャリアで交配した場合、〇%の確率で生まれる

    75, 50

  • 9

    〇遺伝子病 病気の原因となる遺伝子が性染色体上にある場合の遺伝子病 血友病の場合 雌の場合、X染色体同士は劣性遺伝の為キャリアでは発症しない オスの場合X染色体を1本しか持たないため、それが病気の遺伝子だった場合は発症する ※性別は発症の有無に関わって来る

    伴性

  • 10

    多因子遺伝子病 ・原因が複数ある事から遺伝子検査は〇 ・発症個体が出た場合はその両親の掛け合わせはやめる、繁殖ラインから外す等の後々の対応しかできない ・販売した子のその後を追い、その後の繁殖に活かす

    できない

  • 11

    犬の主な遺伝子病 遺伝子病はどれも治療法がなく、完治することはない。 発症した際は進行を遅らせたり、ケアをすることが必要になる。 NCL(〇) 常染色体〇遺伝子病 ボーダーに多い 本来分解されるはずの物質が分解されずに体内に蓄積し、細胞の機能が破綻する〇の一種 運動障害、視覚障害、光や音に対して過剰な反応を示す、てんかん発作などの症状が見られ、末期には起立困難、嚥下障害を起こして死亡売る 1歳以降に発症、多くは2歳までに死亡

    神経セロイドリポフスチン症, 劣性, ライソゾーム

  • 12

    単一遺伝子病 補足好中球症候群(〇) 常染色体〇遺伝子病 ボーダーに多い 発症すると骨髄でつくられた好中球が血液中に移行できず、通常では感染しないような細菌に感染しやすくなり、最終的に死に至る 同胎の子に比べて体が小さい、成長が遅いなどの特徴がみられ、歩行困難や下痢、骨密度の低下による骨折などの症状が起こる 生後2週間から7ヵ月齢までには兆候が見られ、多くは4ヵ月齢までに死亡する

    TNS, 劣性

  • 13

    単一遺伝子病 〇 常染色体〇遺伝子病 〇によく見られる NCLと同じライソゾーム病の一種 発症すると5,6ヶ月頃に歩行以上を示し始め、脳をはじめとする全身の臓器に異常をきたし、15ヵ月齢までに死亡する →売主と買主間のトラブルが多い

    GM1ガングリオシドーシス, 劣性, 柴犬

  • 14

    単一遺伝子病 〇/〇(英語) 常染色体〇遺伝子病 多くの犬種で発症が確認されているが、特にコーギー、シェパードに多い 後肢の麻痺から始まり前肢まで麻痺が進むと歩行困難、最終的には呼吸困難となり死亡する 〇歳前後で発症し、2~3年かけて症状が進行する 歩行器の使用や寝たきりになった際の体勢の転換、食事の補助など飼い主によるケアが必要となる

    変性性脊髄症, DM, 8

  • 15

    単一遺伝子病 〇/〇(英語) 常染色体〇遺伝子病 特に〇、プードル、ヨークシャーとうでも見られる 徐々に網膜が委縮、変性し数ヶ月から数年で失明する 水晶体や緑内障を発症し、痛みを伴う事もある 原因となる遺伝子変異が複数存在し、犬種によって発症時期も異なる 発症した場合、段差や溝に注意する、家具の配置を変えない等の拝領が必要

    進行性網膜萎縮症, PRA, ダックスフンド

  • 16

    その他の犬の単一遺伝子病 フォンウィルブランド病:怪我や手術の際に出血が止まりにくくなる病気、コーギーやドーベルマンに多く見られる 運動誘発性虚脱:激しい運動をした後に虚脱を起こす病気、ラブやコーギーに多い 〇/〇(英語):ほとんどは軽度の視覚障害だが、重症化すると眼底出血や網膜剥離を起こし失明することもある、コリー系の犬種に多い

    コリーアイ, CEA

  • 17

    犬の主な他因子遺伝子病 〇 股関節のゆるみや変形により、歩行や立ち上げる際に異常尾が起こる病気。痛みにより歩行困難となる場合もある 成長期の大型犬に多く見られる 遺伝的要因(70%)、肥満や運動の過不足が原因とされている 繁殖用犬の股関節をレントゲンで確認し、問題のない個体同士で交配することで発症個体を減らせる →ヨーロッパでは股関節の状態をA~Eの5段階で評価し、Cは繁殖非推奨、D,Eは繁殖禁止と規定され発症個体が減少

    股関節形成不全

  • 18

    多因子遺伝子病 〇(〇) 膝蓋骨(膝のお皿)が正常な位置から外れることで歩行異常を示す病気 小型犬に多く見られる 遺伝的要因が多いが、肥満や滑りやすい床での生活などの環境要因が症状を進行させる 症状によって4段階のグレードに分かれている 交配前にチェックし、問題のない個体やグレードの低い個体で繁殖を行う

    膝蓋骨脱臼, パテラ

  • 19

    〇 食道の動きが悪くなり、大きく広がってしまうことにより、食後にすぐ吐き出してしまう病気 先天性の場合、離乳食を開始氏が歳に症状が現れ、栄養が取れずに痩せたり誤嚥性肺炎を起こす可能性がある

    巨大食道症

  • 20

    〇 体内で作られた毒素(アンモニア)を肝臓へと運ぶ欠陥がある門脈と、肝臓との間に異常な血管(シャント血管)ができることで 毒素が肝臓へ送られずに体中に回ってしまい、ふらつきやけいれんなどの症状を引き起こす病気 マルチーズ、チワワなどで多く見られる 遺伝的要因が考えられており、生まれつきこの病気を持つ個体は兄弟犬と比較して体が小さく成長も遅い 血管を閉鎖する手術で完治が可能

    門脈体循環シャント

  • 21

    〇 脳の中にある脳脊髄液が過剰にたまることで圧力が上昇し、脳そのものが圧迫されけいれんや歩行異常、視覚異常などの様々な神経症状を引き起こす病気 チワワやトイプーなどの小型犬やパグなどの短頭種で多く見られる 先天的な奇形が原因とされ、この病気の子は生まれつき頭が大きく膨らんでいる、身体が小さい、外斜視であるなどの特徴を持つ

    水頭症

  • 22

    〇 陰嚢内に精巣が収まらず、腹腔内や鼠径部の皮下にとどまってしまっている状態 繁殖には適さない

    潜在精巣

  • 23

    多因子遺伝子病 〇 犬や猫が持つ、第三のまぶたである瞬膜の根元にある線が飛び出した状態で結膜炎を発症することもある ビーグル、チワワなどに多い 〇 へその緒がつながっていた部分の穴が閉じず、その穴から腹腔内の脂肪や内臓の一部が外へ飛び出してしまう病気 痛みもなく健康上の問題を起こすこともなく、成長に伴って自然に閉じる事もあるため生後半年ほどは様子を見る事が多い

    チェリーアイ, さいヘルニア

  • 24

    〇ヘルニア 鼠径部にある筋肉の隙間である鼠経管と呼ばれる穴から、腹腔内の脂肪や内臓の一部が飛び出てしまう病気 小型犬に多く見られる 生まれつき鼠径部の筋肉が薄く弱い為起こる先天性のものが多い 脱出した臓器が戻らなくなると腸閉塞や尿道管閉さに繋がるため手術が必要 妊娠や出産による腹圧の上昇によって発症、悪化させる可能性があるため注意が必要

    鼠経

  • 25

    〇(大腿骨頭壊死症) 股関節を形成する大腿骨(太ももの骨)の骨頭への血流が不足し、骨頭の変形や壊死が起こる病気で痛みによる歩行異常がみられる 生後3~13ヶ月の成長期の小型犬での発症が多い 遺伝的要因が考えられているが成長期に発症する事から性ホルモンの影響や骨格の成長過程であること、関節の構造なども発症原因として考えられている 骨頭を切除する手術が行われる

    レッグペルテス病

  • 26

    遺伝子病検査の注意点 ・何の病気のどのタイプ(型)かを理解して検査を受ける また、飼い主や交配相手のブリーダーに説明できるように ・あくまでその遺伝子変異が〇の証明でしかない →同じような症状を示す他の病気を発症する可能性はある PRAがノーマルであっても別の原因で失明する可能性あり 目の病気になる事はないなどの説明はトラブルの原因になる可能性があるので避ける 予防できるものは予防し、少しでもその可能性を下げる事が遺伝子検査の目的である

    原因でない事

  • 27

    ★ポイント ・〇は変異箇所が明らかになっていれば検査が可能 →繁殖に使う全頭の遺伝子病検査を行い、掛け合わせによって遺伝子病をふさげる 〇遺伝:ノーマル同士、もしくはノーマル×キャリアの交配で発症個体が生まれないようにできる 〇遺伝:発症個体を生まないためには〇同士の交配が必須 ・〇は遺伝子検査ができないため、発症個体が出てからの対応となる →発症個体を出した両親の掛け合わせをやめる、発症個体に共通する祖先を繁殖から除外する ・遺伝子病検査を受ける際は病気の種類やタイプを理解し、誤った説明をしないようにする

    単一遺伝子病, 劣性, 優性, ノーマル, 多因子遺伝子病

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  • 1

    遺伝子・遺伝とは何か 犬の染色体は〇本、(〇対+XXまたはXY) 〇染色体:1~38番までの番号が振られている、性染色体以外の染色体 性染色体:性別を決定する染色体でXとYの2種類 メス:XX  オス:XY

    78, 38, 常

  • 2

    遺伝子病とは何か 本来の遺伝子(正しい並び) ATGC ↓突然変異 〇:本来の並びに対してGの部分が変わってしま重複 〇:Gがなくなる 重複(挿入):Gが二つ横並びに重複して並んでいる こういった変異が起こった個体を繁殖に使うことによって次世代に影響してくる

    置換, 欠失

  • 3

    遺伝子病の種類 〇遺伝子病:一つの遺伝子変異によって引き起こされる病気→変異箇所が明らかになっていれば検査可能 〇遺伝子病:複数の遺伝子異変や環境要因によって引き起こされる病気→遺伝子検査不可

    単一, 多因子

  • 4

    メンデルの法則 ①優勢の法則 A型の遺伝子A O型の遺伝子O AとOは〇の関係 AはOに対して〇(顕性)※特徴として現れる方 OはAに対して〇(潜性)※Oは2本もたないとOになれない

    対立遺伝子, 優性, 劣性

  • 5

    メンデルの法則 分離の法則 両親どちらもAOの遺伝子型の場合、生まれてくる子供はA型が〇%、O型が〇%

    75, 25

  • 6

    単一遺伝子病 原因となる遺伝子変異が〇染色体上にある場合 →劣性遺伝する場合は〇遺伝子病 →優性遺伝する場合は〇遺伝子病 原因となる遺伝子変異が〇染色体上にある場合 →〇遺伝子病

    常染色体劣性, 常染色体優性, 伴性

  • 7

    単一遺伝子病 劣性遺伝と優性遺伝で〇の意味合いが異なる ・常染色体劣性遺伝病の場合、病気の遺伝子が劣性 →〇のみ発症する可能性がある キャリアは発症しないが、キャリア同士で交配した場合は〇%の確率でアフェが生まれる

    キャリア, アフェクテッド, 25

  • 8

    常染色体優性遺伝子病 =病気の遺伝子が優性(キャリアも発症する可能性がある) 繁殖にはノーマルのみを使用する キャリア同士で交配した場合、〇%の確率で発症個体が生まれる ノーマルとキャリアで交配した場合、〇%の確率で生まれる

    75, 50

  • 9

    〇遺伝子病 病気の原因となる遺伝子が性染色体上にある場合の遺伝子病 血友病の場合 雌の場合、X染色体同士は劣性遺伝の為キャリアでは発症しない オスの場合X染色体を1本しか持たないため、それが病気の遺伝子だった場合は発症する ※性別は発症の有無に関わって来る

    伴性

  • 10

    多因子遺伝子病 ・原因が複数ある事から遺伝子検査は〇 ・発症個体が出た場合はその両親の掛け合わせはやめる、繁殖ラインから外す等の後々の対応しかできない ・販売した子のその後を追い、その後の繁殖に活かす

    できない

  • 11

    犬の主な遺伝子病 遺伝子病はどれも治療法がなく、完治することはない。 発症した際は進行を遅らせたり、ケアをすることが必要になる。 NCL(〇) 常染色体〇遺伝子病 ボーダーに多い 本来分解されるはずの物質が分解されずに体内に蓄積し、細胞の機能が破綻する〇の一種 運動障害、視覚障害、光や音に対して過剰な反応を示す、てんかん発作などの症状が見られ、末期には起立困難、嚥下障害を起こして死亡売る 1歳以降に発症、多くは2歳までに死亡

    神経セロイドリポフスチン症, 劣性, ライソゾーム

  • 12

    単一遺伝子病 補足好中球症候群(〇) 常染色体〇遺伝子病 ボーダーに多い 発症すると骨髄でつくられた好中球が血液中に移行できず、通常では感染しないような細菌に感染しやすくなり、最終的に死に至る 同胎の子に比べて体が小さい、成長が遅いなどの特徴がみられ、歩行困難や下痢、骨密度の低下による骨折などの症状が起こる 生後2週間から7ヵ月齢までには兆候が見られ、多くは4ヵ月齢までに死亡する

    TNS, 劣性

  • 13

    単一遺伝子病 〇 常染色体〇遺伝子病 〇によく見られる NCLと同じライソゾーム病の一種 発症すると5,6ヶ月頃に歩行以上を示し始め、脳をはじめとする全身の臓器に異常をきたし、15ヵ月齢までに死亡する →売主と買主間のトラブルが多い

    GM1ガングリオシドーシス, 劣性, 柴犬

  • 14

    単一遺伝子病 〇/〇(英語) 常染色体〇遺伝子病 多くの犬種で発症が確認されているが、特にコーギー、シェパードに多い 後肢の麻痺から始まり前肢まで麻痺が進むと歩行困難、最終的には呼吸困難となり死亡する 〇歳前後で発症し、2~3年かけて症状が進行する 歩行器の使用や寝たきりになった際の体勢の転換、食事の補助など飼い主によるケアが必要となる

    変性性脊髄症, DM, 8

  • 15

    単一遺伝子病 〇/〇(英語) 常染色体〇遺伝子病 特に〇、プードル、ヨークシャーとうでも見られる 徐々に網膜が委縮、変性し数ヶ月から数年で失明する 水晶体や緑内障を発症し、痛みを伴う事もある 原因となる遺伝子変異が複数存在し、犬種によって発症時期も異なる 発症した場合、段差や溝に注意する、家具の配置を変えない等の拝領が必要

    進行性網膜萎縮症, PRA, ダックスフンド

  • 16

    その他の犬の単一遺伝子病 フォンウィルブランド病:怪我や手術の際に出血が止まりにくくなる病気、コーギーやドーベルマンに多く見られる 運動誘発性虚脱:激しい運動をした後に虚脱を起こす病気、ラブやコーギーに多い 〇/〇(英語):ほとんどは軽度の視覚障害だが、重症化すると眼底出血や網膜剥離を起こし失明することもある、コリー系の犬種に多い

    コリーアイ, CEA

  • 17

    犬の主な他因子遺伝子病 〇 股関節のゆるみや変形により、歩行や立ち上げる際に異常尾が起こる病気。痛みにより歩行困難となる場合もある 成長期の大型犬に多く見られる 遺伝的要因(70%)、肥満や運動の過不足が原因とされている 繁殖用犬の股関節をレントゲンで確認し、問題のない個体同士で交配することで発症個体を減らせる →ヨーロッパでは股関節の状態をA~Eの5段階で評価し、Cは繁殖非推奨、D,Eは繁殖禁止と規定され発症個体が減少

    股関節形成不全

  • 18

    多因子遺伝子病 〇(〇) 膝蓋骨(膝のお皿)が正常な位置から外れることで歩行異常を示す病気 小型犬に多く見られる 遺伝的要因が多いが、肥満や滑りやすい床での生活などの環境要因が症状を進行させる 症状によって4段階のグレードに分かれている 交配前にチェックし、問題のない個体やグレードの低い個体で繁殖を行う

    膝蓋骨脱臼, パテラ

  • 19

    〇 食道の動きが悪くなり、大きく広がってしまうことにより、食後にすぐ吐き出してしまう病気 先天性の場合、離乳食を開始氏が歳に症状が現れ、栄養が取れずに痩せたり誤嚥性肺炎を起こす可能性がある

    巨大食道症

  • 20

    〇 体内で作られた毒素(アンモニア)を肝臓へと運ぶ欠陥がある門脈と、肝臓との間に異常な血管(シャント血管)ができることで 毒素が肝臓へ送られずに体中に回ってしまい、ふらつきやけいれんなどの症状を引き起こす病気 マルチーズ、チワワなどで多く見られる 遺伝的要因が考えられており、生まれつきこの病気を持つ個体は兄弟犬と比較して体が小さく成長も遅い 血管を閉鎖する手術で完治が可能

    門脈体循環シャント

  • 21

    〇 脳の中にある脳脊髄液が過剰にたまることで圧力が上昇し、脳そのものが圧迫されけいれんや歩行異常、視覚異常などの様々な神経症状を引き起こす病気 チワワやトイプーなどの小型犬やパグなどの短頭種で多く見られる 先天的な奇形が原因とされ、この病気の子は生まれつき頭が大きく膨らんでいる、身体が小さい、外斜視であるなどの特徴を持つ

    水頭症

  • 22

    〇 陰嚢内に精巣が収まらず、腹腔内や鼠径部の皮下にとどまってしまっている状態 繁殖には適さない

    潜在精巣

  • 23

    多因子遺伝子病 〇 犬や猫が持つ、第三のまぶたである瞬膜の根元にある線が飛び出した状態で結膜炎を発症することもある ビーグル、チワワなどに多い 〇 へその緒がつながっていた部分の穴が閉じず、その穴から腹腔内の脂肪や内臓の一部が外へ飛び出してしまう病気 痛みもなく健康上の問題を起こすこともなく、成長に伴って自然に閉じる事もあるため生後半年ほどは様子を見る事が多い

    チェリーアイ, さいヘルニア

  • 24

    〇ヘルニア 鼠径部にある筋肉の隙間である鼠経管と呼ばれる穴から、腹腔内の脂肪や内臓の一部が飛び出てしまう病気 小型犬に多く見られる 生まれつき鼠径部の筋肉が薄く弱い為起こる先天性のものが多い 脱出した臓器が戻らなくなると腸閉塞や尿道管閉さに繋がるため手術が必要 妊娠や出産による腹圧の上昇によって発症、悪化させる可能性があるため注意が必要

    鼠経

  • 25

    〇(大腿骨頭壊死症) 股関節を形成する大腿骨(太ももの骨)の骨頭への血流が不足し、骨頭の変形や壊死が起こる病気で痛みによる歩行異常がみられる 生後3~13ヶ月の成長期の小型犬での発症が多い 遺伝的要因が考えられているが成長期に発症する事から性ホルモンの影響や骨格の成長過程であること、関節の構造なども発症原因として考えられている 骨頭を切除する手術が行われる

    レッグペルテス病

  • 26

    遺伝子病検査の注意点 ・何の病気のどのタイプ(型)かを理解して検査を受ける また、飼い主や交配相手のブリーダーに説明できるように ・あくまでその遺伝子変異が〇の証明でしかない →同じような症状を示す他の病気を発症する可能性はある PRAがノーマルであっても別の原因で失明する可能性あり 目の病気になる事はないなどの説明はトラブルの原因になる可能性があるので避ける 予防できるものは予防し、少しでもその可能性を下げる事が遺伝子検査の目的である

    原因でない事

  • 27

    ★ポイント ・〇は変異箇所が明らかになっていれば検査が可能 →繁殖に使う全頭の遺伝子病検査を行い、掛け合わせによって遺伝子病をふさげる 〇遺伝:ノーマル同士、もしくはノーマル×キャリアの交配で発症個体が生まれないようにできる 〇遺伝:発症個体を生まないためには〇同士の交配が必須 ・〇は遺伝子検査ができないため、発症個体が出てからの対応となる →発症個体を出した両親の掛け合わせをやめる、発症個体に共通する祖先を繁殖から除外する ・遺伝子病検査を受ける際は病気の種類やタイプを理解し、誤った説明をしないようにする

    単一遺伝子病, 劣性, 優性, ノーマル, 多因子遺伝子病