①他動連動 (passive) ・自らの筋を使わないで運動を行うこと ・他者が行う「徒手的他動運動」と機械や器具を用 いて行う「機械的他動運動」がある ② 自動運動（active） ・自らの意思で筋を収縮させ行う随意運動 ③ 自動介助運動（active passive） ・自らの意思で筋を収縮させて行う随意運動の補助 として他動的な運動も同時に行う ④ 抵抗運動 (resistive) ・筋肉に抵抗（レジスタンス）をかける動作を繰り 返し行う運動

利点･･･特別な器具や場所も必要でなく、簡単にでき る。 注意点･･･持続的筋収縮のため全力で行うと筋中の血 管が圧迫され血流が阻止され、心臓が圧迫 され血圧が上昇しやすく充分な注意が必要 遠心性収縮は筋繊維のダメージによる筋肉痛が強く出るためダメージが大きく、その分だけ回復にかかる時間が長い

リラクセーション 関節可動域･･･ストレッチング 筋力・筋持久力 協調性 バランス･･･バランス練習 呼吸循環器系の持久力 基本動作の獲得

意識障害や麻痺があっても実施できる運動。 急性期や重度の患者に多く用いられる。 目的 ・関節可動域の改善と維持 ・拘縮の発生予防 ・関節運動感覚の刺激 ・血液循環や栄養状態の改善

MMTにおいて段階4以上の場合、抵抗運動が 用いられる。徒手抵抗や重錘，コムチューブなどの負荷を利用する。 自動運転の目的、効果 1. 関節拘縮の発生予防 2. スムーズな関節運動の促進 3．筋力の維持・回復 4.筋収縮の再教育 5.関節運動感覚の刺激 6．末梢血液灌流の促進

MMTにおいて段階2の場合（重力に抗して十分な 関節運動が困難な筋カレベル），運動の一部を徒 手や器械などで介助して行う自動介助運動が用いられる. 目的 ・可能な限りの自動運動による筋力回復 ・関節運動感覚の刺激 ・関節可動域の維持 ・血液循環や栄養状態の改善

1．関節運動の有無による分類 a. 静的収縮（static contraction） b.動的収縮（kinetic contraction） 2筋線維長の変化による分類 a. 等尺性収縮（isometric contraction） b.同時性収縮（co-contraction） c.求心性収縮（concentric contraction） d. 遠心性収縮（eccentric contraction） 3関節運動の角速度による分類 a. 等速性収縮（isokinetic contraction） 4筋線維のタイプによる分類

・主動作筋と拮抗筋が同時に収縮する ・関節運動は伴わない、もしくは、非常に遅い運動 ・等尺性収縮に似ている ・関節運動のコントロール、協調性の改善 ・スクワット動作がよく用いられる ・CKCで同時収縮が起こりやすい

筋固定位運動（マッスルセッティング） リズム固定運動（リズミックスタビライゼーション） 保持・手技（ホールドリラックス)

・関節構築学的因子→ 主に骨 ・軟部組織性因子→主に筋，腱，皮膚 • 疼痛性因子 ・その他→ 主に性などの筋緊張異

1. 他動ROM運動（passive） 意識障害・麻痺・疼痛・筋力低下などにより、自動介助運動ができない場合に行う 2． 自動介助ROM運動（active passive） 筋力が弱く、全可動域にわたって自動運動ができない場合，疼痛がある場合に行う 3. 自動ROM運動（active） 可動域・筋力・運動感覚などの維持や循環の改善などを目的に行う