68感染症の病原体に関するうち、正しいものを選べ。
①病原体には、原虫、真菌、細菌、ウイルスなどがあげられるが、寄生虫は病原体に含まれない。
②牛海綿状脳症(BSE)を引き起こす「異常プリオン」は、タンパク質の一種なので病原体とはいえない。
③感染とは、病原体が宿主の体内に侵入して、増減あるいは発育することである。
④どのような病原体も肉眼で見ることはできない。
⑤ワクチン接種により、どのような感染症もその発症を100%防ぐことができる。③
69
寄生虫に関するうち、正しいものを選べ。
①寄生虫のうち、原虫(原生動物)を微生物として取り扱うこともある。
②内部寄生虫には、原虫類と蠕虫類のほか、毛包虫も含まれる。
③原虫は、宿主体内に侵入するが、体内では増殖しない。
④蠕虫の吸虫類には、住血吸虫、サナダムシなどが含まれる。
⑤蠕虫の線虫類には、犬糸状虫(フィラリア)は含まれない。①
70
細菌の特性に関するうち、正しいものを選べ。
①細菌は単細胞の真核生物で、明瞭な核を持つ。
②細菌は一般に細胞壁を持たない。
③細菌は、宿主を構成する細胞の外では2分裂で増殖できない。
④細菌は、グラム染色法により青色に染まる「グラム陽性」菌と赤色に染まる「グラム陰性」菌に大別される。
⑤多くの細菌には、抗菌剤の投与による増殖抑制効果が認められない。④
71
マイコプラズマの特性に関するうち、正しいものを選べ。
①マイコプラズマは、細胞壁を欠く原核生物で、一般に細菌より小さい。
②マイコプラズマは、細菌と同様の形式で増殖するが、寒天培地上ではコロニーを形成しない。③マイコプラズマは、単独感染で強力なびょうげんせいを示し、抗菌剤は無効である。
④マイコプラズマは、種特異性が弱く、犬と猫のマイコプラズマを識別することはできない。
⑤マイコプラズマの感染経路は、節足動物媒介感染が主である。①
72
リッチケアに関するうち、正しいものを選べ。
①リッチケアは、一般に細菌より大きく、光学顕微鏡下で見ることができる。
②リッチケアは、偏性細胞内寄生性で、2分裂しない。
③リッチケアは、人工栄養培地では増殖できない。
④リッチケアには、抗菌剤の投与による増殖抑制効果は認められない。
⑤リッチケアは、オウム病の病原体である。③
73
クラミジアに関するうち、正しいものを選べ。
①クラミジアは、 偏性細胞内寄生性細菌で、2分裂では増殖しない。
②クラミジアは、 増殖に伴い菌体が形態変化する。
③クラミジアは、リケッチアと類似しており、抗菌剤により増殖は抑制されない。
④つつが虫病の病原体は、クラミジア・シッタシである。
⑤クラミジアは、自然界に広く分布し、特に鳥類では顕性感染での保有が多い②
74
ウイルスに関するうち、正しいものを選べ。
①ウイルスは、 DNAとRNA の2つの核酸を保有し、2分裂増殖する。
② ウイルスは、 宿主細胞内の細胞質内か核内で増殖 (複製)する。
③ウイルスには、 自己代謝機構があるので、 人工栄養培地でも増殖する。
④ウイルスには、 抗菌剤が有効である。
⑤ウイルスは、 動物だけでなく植物にも感染するが、細菌には感染しない。②
75
感染症の発生に関するうち、正しいものを1つ選べ。
①感染の成立には、 感染源、伝播経路および宿主の3つの要因が必要である。
②病原体を保有しているが外観は健康にみえる保菌動物は、病原体を体外に排出することは ない。
③感染経路には、接触感染、 飲食物感染、嫌介動物感染などがあるが、母子感染はこれに合ま
れない。
④感染が起きて発症し、 症状があらわれる感染が不顕性感染で、感染症の大半を占める。
⑤感染が長期間持続する場合を急性感染、短期間で終了する場合を持続感染という。①
76
免疫に関するうち、正しいものを選べ。
①微生物が宿主に対して示す攻撃反応を免疫と呼ぶ。
②自然免疫とは、もともと動物が保有する特異的防御機構である。
③獲得免疫とは、 感染によって得られる免疫で、侵入病原体に対して非特異的な防御機構であ
る。
④細胞性免疫には、 細胞傷害性T細胞とナチュラルキラー細胞が関与している。
⑤白血球が作り出す物質「サイトカイン」は、免接反応を一方的に促進する。④
77
ワクチンに関するうち、正しいものを1つ選べ。
①天然痘の撲滅に貢献したエドワード·ジェンナーの免疫手法は、現在のワクチン・予防接種の原理とは異なる。
②ワクチンは、病原性を弱毒化した生ワクチンと不活性化したワクチンに大別される。
③不活化ワクチンの投与では、液性免疫と細胞性免疫の両者が誘導される。
④生ワクチンは、自然感染と同様に宿主動物に免疫の記憶を植え付けることができるが、液性
免疫と細胞性免疫の両方を誘導することはできない。
⑤遺伝子組換えワクチンは、 世界的にまだ使用されていない。②
78
ワクチンに関するうち、正しいものを選べ。
①犬と猫の予防接種には、獣医師の健康診断は不要であり、誰でも接種できる。
②生ワクチンの接種後、必ず軽い発病がみられるが、 すぐ治るので心配はいらない。
③ワクチン接種の副反応として、 アレルギー性の全身反応が頻繁に起きる。
④犬ジステンパーウイルスのワクチンには、日本では不活化ワクチンが用いられている。
⑤猫コロナウイルス感染症(猫伝染性腹膜炎<FIP>)のワクチンは、わが国ではまだ使用
されていない。⑤
79
犬と猫の新生子期の疾予防に関するうち、正しいものを選べ。
①新生子は寒さにさらされると、新生子心肺機能不全症候群といわれる症状を起こすことがあ
るので、生後5日齢頃までは、 特に室温管理に気をつける必要がある。
②犬も猫も生まれた直後から、体温は 38~ 39℃と人より高い。
③犬や猫の移行抗体は、胎盤移行と母乳(初乳)移行がそれぞれ、約50%の割合を占めている。
④新生子の感染症では、 発熱と下痢が必ずみられる。
⑤犬も猫も生後1週間経つと音に反応するようになる。①
80
犬と猫の新生子期の疾病予防に関するうち、正しいものを選べ。
①犬に寄生する犬回虫と犬小回虫の感染経路は、いずれも経口感染のみである。
②猫に寄生する回虫は、 猫回虫のみで、犬小回虫は寄生しない。
③子犬に犬鉤虫の寄生があると、タール状の下痢が続くことがある
④幽門狭窄は、新生子期の大や猫によくみられる先天性疾病の一種であるが、犬ではチワワや
ビーグル、 猫ではベルシャに遺伝的素因があるといわれている。
⑤新生子期の犬や猫にみられる右大動脈弓遺残症は、 子犬や子猫にみられる巨大食道症(アカ
ラジア)とは無関係といわれている。③
81
犬と猫の幼年期および少年期の疾病予防に関する次のうち、正しいものを選べ。
①子犬や子猫に複数の感染症を一度に予防するための多価ワクチン(混合ワクチン)を接種す
ることは、 日本ではあまり行われていない。
②犬、猫の先天性心疾患は、 生後2週間以内に必ず発症する。
③小型犬では、 特に犬歯や切歯の乳歯が残ることが多いが、自然に抜けるのを待っていればよい。
④日本では、「狂犬病予防法」により生後 30 日を経過した犬を取得した者は 、 取得後 30 日以
内に 畜犬登録を行い、毎年1回狂犬病予防注射を受けることが義務づけられている。
⑤検便は、 顕徴鏡で寄生卵・ 細菌の検査をするほかに、 糞便の形状や色などを検査する。⑤
82
犬と猫の青年期および成年期の疾病予防に関するうち、正しいものを選べ。
①雌犬の不妊手術は、最初の発情期の前に行うのがよい。
②雌犬は、不妊手術をすることにより、 高齢期に起こりやすい子宮蓄膿症の発生率を抑えるこ
とになるが、乳腺の腫瘍の発生率はむしろ高くなる。
③猫は、犬より子宮の疾病は多いが、 乳腺の腫瘍の悪性率はきわめ高い。
④猫免疫不全ウイルス(FIV) 感染症のワクチンは、日本ではまだ販表されていない。
⑤成年期に発症しやすい疾病は、 歯周病をはじめとして、 犬と猫で大きな違いtない。①
83
犬と猫の高齢期の疾病予防に関するうち、正しいものを選べ。
①犬よりも猫のほうが老化現象の兆候が早く現れる。
②高齢の犬や猫は、環境の変化をできるだけ多くするとよい。
③犬も高齢期になると、 人の高齢者にみられるような認知機能不全症が認められることがある。
④犬は、長期間寝たきりになっても、全身が毛におおわれているので味ずれを起こさない。
⑤高齢期に発症しやすい疾病は、 糖尿病をはじめとして 、 犬と猫で大きな違いはない。③
84
犬の心臓の疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
①犬には、生まれつき心臓の太い血管や弁などの構造に異常があるために心機能障害が生じる
心疾患がある。
②左右の心房の間には、心房中隔という壁があり、ここに穴があいている場合を心室中隔欠損
症という。
③動脈管開存症は、先天性心疾患で、 重症の場合には右心不全を起こす。
④心臓弁膜症の代表である僧帽弁閉鎖不全症は、若齢の大型犬に多くみられる。
⑤心筋症は、小型犬に多くみられ、心臓の筋肉が薄くなったり、厚くなったりして、ポンプと
してのパワーがなくなる疾病である。①
85
犬の心臓の疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
①犬糸状虫症は、犬糸状虫の成虫が心臓や肺動脈に寄生することによって起こる疾病である。
②大糸状虫は、ミクロフィラリアをもった犬と接触することによって感染する。
③犬糸状虫の虫体が三尖弁付近に移動すると、急性腎不全を起こす。
④血液中に犬糸状虫のミクロフィラリアが検出されなければ、大糸状虫に感染していないと診断
できる。
⑤犬糸状虫症の予防薬は、蚊の生息期間に限って投与する。①
86
犬の呼吸器の疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
①花粉が飛散する時期でも、犬は人と違ってアレルギー性鼻炎を起こすことはない。
②気管虚脱とは、 C字型をした気管軟骨が扁平になって内控が細くなり、 呼吸困難を示す疾病
である。
③肺水腫とは、胸腔に水分がたまってしまう疾病である。
④気管支炎や肺炎は、 細菌感染によって起こるもので、ウイルスが関与することはない。
⑤横隔膜へルニアは、先天性の疾患であり、 交通事故や犬同士のケンカで起こることはない。②
87
犬の消化器の疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
①口腔の上顎側にある洗濯板のような形状をした部分を軟口蓋という。
②高齢の犬であっても、口腔内に悪性の腫瘍がみられることはほとんどない。
③鶏の骨は、 オヤツとしては不適切であり、避けるべきである。
④胃拡張・胃捻転症候群は、食後数時間以内に起こることが多く、小型犬に起こりやすい疾病
である。
⑤排便回数が1日に3~4回以上で鮮血が混じると、小腸性の腸炎が考えられる。③
88
犬の肝臓の疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
①犬伝染性肝炎は、犬アデノウイルスI型が原因となるウイルス性疾患である。
②抗けいれん薬や鎮痛薬などによって薬物性(中毒性)肝炎が起こることはない。
③胃や小賜から吸収した血中の成分は、通常、肝静脈という血管を介して肝臓に運ばれる。
④肝硬変になって組織が線維化した肝臓は、治療によって短期間で元に戻すことができる。
⑤肝臓の腫瘍は、原発性の肝癌や胆管癌だけで、ほかの器官で発生した癌が転移することはない。①
89
犬の泌尿器の疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
①腎機能の約75%以上が損なわれ、腎機能が低下することを腎不全という
②腎不全には、 腎臓の機能低下が数選間から数カ月以上かけて徐々に起こる急性腎不全と、さら
に数年以上かけて起こる慢性腎不全がある。
③尿結石は、 膀胱内だけに存在し、 腎臓、 尿管、 尿道内にみられることはない。
④ダルメシアンで遺伝的に多く認められる結石は、リン酸マグネシウムアンモニウムである。
⑤膀胱炎は、腎臓から尿管を伝わり下行性に細菌や真菌が侵入して炎症を起こすことが原因と
なる。①
90
犬の生殖器の疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
①未経産で高齢の離犬が子宮蓄膿症になることは少ない。
②前立験が肥大する疾病を前立腺肥大症といい、 高齢の去勢犬に多くみられる。
③1カ月齢を過ぎても精菓が陰嚢まで降りてこないものを停留精巣(陰睾) という。
④停留精巣(陰睾) は先天性、遺伝性の疾病であるため、繁殖には適さない。
⑤6カ月齢を過ぎでも精果が腹腔内にある場合には、投薬治療を検討する。④
91
犬の骨・関節の疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
① 股関節形成不全の意因には、遺伝性素因が指摘されている。
②股関節形成不全は、 小型犬に多くみられる。
③膝蓋骨脱臼は、中型・大型犬に多く、 小型犬ではまれに超こる。
④股関節、藤関節、 肩関節、 肘関節が骨関節炎になることは少ない。
⑤免介在性関節炎が、足根関節、膝関節、肘関節、 手根関節に起こることはほとんどない。①
92
犬の内分泌・代謝性の疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
①副腎皮質機能売進症とは、副腎皮質から分泌されるホルモンの産生低下によって起こる疾病
である。
② 甲状験ホルモンの分総低下により細胞の 代謝機能が低下し全身に影響 を与える疾病を、 甲状
腺機能充進症という。
③コルチゾルやアルドステロンの産生低下によって引き起こされる 疾病を甲状腺機能低下症と
いう。
④甲状腺機能低下症では、元気消失、無気カ、肥満、 皮膚の肥厚がみられたり、 皮膚の色素沈
着が充進したりする。
⑤糖家病は 、 肝臓から分泌されるインスリンが減少、または作用が低下することによって起こ
る疾病である。④
93
犬の皮膚の疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
①犬のアトピー性皮膚炎は、アレルゲンに過敏に反応して起こる皮膚炎で、 脱毛や皮膚の発赤
は認められるが、かゆみの程度は軽い。
②食物アレルギー性皮膚炎は、食物中のある成分に対して起こる皮膚炎で、かゆみの程度は軽い。
③ノミアレルギーになっ った犬でも、 ノミが1 回刺岐しただけでは、ノミアレギー性皮膚炎が
起こることはない。
④ 皮膚糸状菌症は、犬から人にも感染することがある。
⑤膿皮症は、 外部寄生虫が原因となる皮膚炎である。④
94
犬の血液の疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
①ダニが葉介するバベシア原虫の寄生により、赤血球が破壊されて起こる貧血を再生不良性貧血
という。
②貧血はその原因によって、出血性貧血、 溶血性貧血、再生不良性貧血に分けられる。
③貧血が進むと口腔粘膜や結膜が白くなり 、 呼吸、心拍、 脈拍が遅くなる。
④白血病は、血管の中で腫瘍細胞が増殖する疾病である。
⑤血管から出血すると、その穴に多くの白血球が栓をし、その周囲にフィプリンが析出して止
血が行われる。②
95
犬の感覚器の疾病および脳神経の疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
①白内障は、眼球の表層をおおっている透明な膜である角膜が白く混満することにより起こる。
②緑内障は、眼房水の排出が促進さきれることにより眼圧が異常に下がって、 視力の低下が起こ
る疾病である。
③内耳炎では、前庭器官が侵されるので、運動失調や斜顕、眼振などが起こる。
④全身性けいれんが起きた場合には、体を揺すったり、大声で呼びかけたりして、意識の回復
に努める。
⑤推間板へルニアは、 軽症の場合でも 動くのを嫌がり、段差や階殿を上り下りしないなどの症
状がみられるが、自然に治るので、 治療する必要はない。③
96
犬の感染症とその予防に関するうち、正しいものを1つ選べ。
①狂犬病は、犬、猫、キツネ、コウモリ、アライグマなどに感染するウイルス性の疾病であり、
人に感染することはない。
②犬ジステンパーは、細菌によって起こる死亡率の高い疾病である。
③犬パルボウイルス感染症は、主に咳や鼻汁といった呼吸器疾患の症状を示す。
④犬コロナウイルス感染症は、犬バルボウイルス感染症よりも症状は重い。
⑤犬伝染性気管一気管支炎は、 ケンネルコフともいわれ、ペットショップや犬の繁殖場などで
ときどきみられる咳を主症状とする感染症である。⑤
97
犬の寄生虫症とその予防に関するうち、正しいものを1つ選べ。
①犬回虫、 犬小回虫は、 犬特有の寄生虫であるので、その成熟卵が人に感染することはない。
②鞭虫は、 成熟卵の 経口摂取によって人にも感染する。
③瓜実条虫症は、 犬がその虫卵を直接口から摂取することで感染する。
④糞線虫は、雄のみが大陽に寄生する。
⑤ コクシジウムは、大腸の粘膜内に寄生する線虫である。②
98
猫の心臓の疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
①猫の心臓の 疾病は、犬に比べて発生率は低いといわれている。
②猫には、犬のような動脈管開存症や心房中隔欠損症、心室中隔欠損症などの先天性心疾患は
みられない。
③猫では、拡張型心筋症が多くみられるが、 遺伝性疾患とはいえない。
④心筋症の症状は、 頻脈や呼吸困難などが観察されるだけで、 後肢の痛みや冷感、麻痺などみ
られることはない。
⑤猫には、犬糸状虫は感染しない。①
99
猫の呼吸器の疾病とその予防に関するうち、正しいものを1つ選べ。
①気管、 気管支、肺の炎症を上部気道炎という。
②猫へルベスウイルスや猫カリシウイルスなどが一度感染すると保菌者になり、 再び上部気道
炎を発症することがある。
③猫のぜんそくは、 アレルギー性の口腔疾患で、アレルギーの原因は食べ物である。
④膿胸は、肺の中に膿性の液体が貯留する疾病で、犬よりも猫に多い。
⑤乳線腫瘍や乳がんが肺に転移して、 肺腫瘍が起こることはない。 ②
100
猫の消化器の疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
①ロ内炎は、外傷や薬物の刺激あるいは慢性賢疾患などが原因となることはあるが、細菌やウイルスなどの感染が原因となることはない。
②猫汎白血球減少症は、白血球の 疾病なので、駆吐や下痢を伴う急性胃腸炎は起こらない。
③猫が毛づくろいで飲みこんだ毛は、胃の中で消化されるので、胃の中で塊(毛球)になることはない。
④腸閉塞は、軽い便秘のようなものとは異なり、 緊急手術が必要となる疾病である。
⑤便秘や神経障害、 腫瘍などで結腸に大量の糞便が停滞し、結腸が異常に拡大してしまう疾病を巨大糞便症という。④
101
描の泌尿器の疾病とその予防に関するうち、正しいものを1つ選べ。
①猫では、猫下部尿路疾患により尿路が閉塞する腎前性腎不全が多く認められる。
②結石が膀胱粘膜を傷つけることによって勝脱炎になることはない。
③猫下部尿路疾患は、雌雄いずれにも認められるが、雌の尿道のほうが細くて長いために発症
しやすく、症状も重篤である。
④猫の尿石症では、リン酸マグネシウムアンモニウムとシュウ酸カルシウムが多い。
⑤結石が膀胱内にあると血尿や頻尿がみられるが、排尿時に疼痛を示すことはない。④
102
猫の生殖器の疾病とその予防に関するうち、正しいものを1つ選べ。
①子宮内膜に炎症が起こるものを子宮蓄濃症という。
②子宮蓄膜症は、若齢の未経産の猫でよくみられる。
③子宮蓄膿症では、元気消失、食欲不振、嘔吐、下痢、多飲、多尿なとどの症状を示す。
④子宮蓄膿症で子宮頸管が開いている場合でも、膝から膿が排出されることはない。
⑤子宮蓄膿症が進行しても、死に至ることはない。③
103
猫の内分泌・代謝性の疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
①甲状腺機能亢進症は、幼齢の猫で多くみられる。
②猫の糖尿病は、犬とは異なり、インスリンの分泌が低下する 1型糖尿病だけがみられる。
③猫は、ストレスや過度の興奮にり血糖値が上昇することはない。
④近年、猫の高齢化と食生活の変化に伴い、糖尿病の猫が増加傾向にある。
⑤黄色脂肪症は、脂肪の酸化を抑えるビタミンDの不足が原因となる。④
104
猫の感染症とその予防に関するうち、王しいものを1つ選べ。
①猫ウイルス性鼻気管炎は、 猫カリシウイルスの感染によって起こる。
②猫汎白血球減少症は、猫白血病ウイルスの感染により起こる。
③猫伝染性腹膜炎(FIP) は、細菌による感染症で、 ケンカによる外傷からうつることがある。
④猫免疲不全ウイルス感染症は、 猫同士のケンカによって感染することが多く、感染するとす
ぐに発症して、数日で死に至るのが普通である。
⑤猫白血病ウイルスは、 感染猫の睡波中に多く含まれるため、 咬傷やグルーミングなどによる
接触感条でうつる。⑤
105
猫の寄生虫症とその予防に関するうち、正しいものを1つ選べ。
①猫回虫は、回虫卵の経口摂取により感染するが、母猫から子猫への乳汁感染はない。
②爪実条虫は、ノミが媒介し、猫がノミを摂取することで感染が成立する。
③猫に犬糸状虫が感染すると症状が急性に起こるが、死に至ることはない。
④トキソプラズマ症の原因であるトキソプラズマは、人に感染することはない。
⑤猫の外部寄生虫には、ノミ、 ヒゼンダニ、 ツメダニ、ハジラミなどがあるが、犬や人に感染
することはない。②
106
ウサギの疾病とその予防に関するうち、正しいものを1つ選べ。
①換毛期に頻繁にブラッシングを行うことで、 胃毛球症は完全に予防できる。
②切歯は伸び続けるが、 臼歯は伸びないので 、不正咬合はウサギでは切歯にのみ起こる。
③ウサギは、 カルシウムの尿石ができやすい。
④雌ウサギには、子宮筋腫が多発するが、子宮がんはほとんどみられない。
⑤消化管鬱滞の予防のために、 でんぶん質の食物をなるべく多く与えるとよい。③
107
ハムスターの疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
①ハムスターの消化管寄生虫は、人に感惑染するものはない.。
②ハムスターの頬袋には炎症、脱出 、腫瘍などがみられることがある。
③ハムスターは、切歯の不正咬合になることはない。
④ハムスターにみられる皮膚病には、 細菌や真菌の感染によるものはない。
⑤ハムスターには、子宮の疾病が多いが、子宮蓄膿症はみられない。②
108
モルモットの疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
①モルモットでは、下痢の原国は はすべて食事管理の誤りによるものである。
②モルモットの不正咬合は、切歯にのみ起こり、 臼歯には起こらない。
③モルモットでは、 ビタミンC欠乏症により歯肉炎がみられることがある。
④モルモットは、たんぱく質の過剰摂取により皮膚疾患になるので、食物中の粗たんぱくを
15%以下に抑えなくてはならない。
⑤モルモットには、 膀胱炎が多いが、尿石症はみられない。
③
109
フェレットの疾病とその予防に関するうち、正しいものを1つ選べ。
①フェレットは犬ジステンパーにかかるが、自然に治癒するためワクチン接種の必要はない。
②人のインフルエンザウイルスがフェレットに感染することがあるが、フェレットから人への
感染はない。
③フェレットは、犬糸状虫症(フィラリア症) にかかりやすいが、犬より心臓が大きいため予
防する必要はない。
④フェレットの消化管内異物による消化管閉塞の初期症状は、下痢であることが多い。
⑤フェレットの広範囲にわたる左右対称の脱毛は、副腎腫瘍による脱毛の可能性が高いので、
受診する必要がある。⑤
110
鳥類の疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
①ストレス性の毛引き症では、 必ず説毛部が赤くただれて激しいかゆみがみもれる。
②卵秘(卵づまり) は、重症の場合、死亡することもある。
③腱はずれは、 高齢のセキセイインコに多くみられる。
④トリコモナス症をはじめとする消化管内寄生虫症は、特に高齢の個体に多くみられる。
⑤ワクモは、 ダニの一種であり、 鳥に寄生するが一般に無症状である。②
111
爬虫類の疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
①トカゲは、たんぱく資の摂取が不足すると痛風になりやすい。
②変温動物である爬虫類は、さまざまな外気温に適応することができるため、温度管理は必要
ない。b
③ヒーターやスボットライトは、低温火傷の原因になるので、いかなる場合でも使用すべきで
はない。
④カメやトカゲでは紫外線が必要で、これが不足すると脂肪代謝に悪影響がみられる。
⑤カメでは、ビタミンやミネラルが不足すると甲羅や骨に悪影響が及ぶ代謝性骨疾患が起こる。⑤
112
衛生害虫に関するうち、正しいものを1つ選べ。
①衛生害虫となる節足動物に昆虫類とダニ類は含まれるが、クモ類は含まれない。
②ダニ類の中で動物から吸血するものは、 衛生害虫となるが、 環境中に発生してアレルギーの
原因となるものは、衛生害虫に含まれない。
③ノミの卵と幼虫は、動物の周囲環境で生活しているため、 動物に寄生しているノミの成虫だ
けを駆除すればよい。
④直接的な害がなく人に不快感を与えるだけでは、衛生害虫による被害とはいえない。
⑤マダニは、通常は草むらなどにひそみ、動物に寄生するチャンスを狙っている。⑤
113
衛生害虫に関するうち、正しいものを1つ選べ。
①衛生害虫の防除には、環境の整備は効果がなく、殺虫剤を用いた化学的防除が最も重要な対
策である。
②犬や猫のノミ、マダニ類の防除を目的として、フィプロニル、イミダクロプリド、アミトラ
ズ、セラメクチンなども用いられている。
③ピレスロイド剤は、比較的値段が安く、殺虫有効時間も長いが、人や動物に対する毒性はや
や高い。
④衛生害虫の防除に薬剤をむやみに使うことで問題となるのは、環境を汚染することであり、
衛生害虫が薬剤に対する抵抗性を持つようになることは、問題に含まれない。
⑤有機リン剤は、効き目がなくなるのが早く、環境を汚染する危険性が少ないことから、家庭
用の殺虫剤の主成分となっている。②
114
人と動物の共通感染症に関するうち、正しいものを選べ。
①共通感染症とは、哺乳類と人との間でのみを伝播する感染症のことである。
②共道感染症の増加要因としては、愛玩物飼養頭数の増加が主で、環境変化や人口数は関与しない。
③共通感染症では、不顕性感染が多く、ほかの個体への感発源にはならない。
④エボラ出血熱は、再興感染症である。
⑤共通感染症の病原体の特色は、動物において一般的に病原性はそれほど強くない場合が多いことである。⑤
115
「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に関するうち、一類感染症でないものを1つ選べ。
①エボラ出血熱
②ペスト
③マールプブルグ病
④結核
⑤ラッサ熱④
117
次の①〜⑤のうち、主な感染経路が経気道感染である人と動物の共通感染症を1つ選べ。
①E型肝炎
②野兎病
③犬ブルセラ病
④オウム 病
⑤レプトスビラ病④
116
人と動物の共通感染症に関するうち、正しいものを選べ。
①腎症候性出血熱の病原体は、細菌である。
②ペストの病原体は、ウイルスである。
③猫ひっかき病の病原体は、ウイルスである。
④トキソプラズマ症の病原体は、原虫である。
⑤エキノコックス症の病原体は、真菌である。④
118
次のうち、人と動物のウイルス性共通感染症に関する「疾病名」「主な自然宿主」
「主な感染経路」の相互関係を適切に示しているものの組み合わせとして、 正しいものを選べ。
<疾病名> <主な自然宿主> <主な感染経路>
①ウエストナイル熱 野鳥、ウマ 蚊の刺咬感染
②日本脳炎 犬、猫 咬傷・搔傷
③腎症候性出血熱 齧歯目 蚊の刺咬感染
④Bウイルス感染症 マカク属サル 感染動物の肉・汚染水系感染
⑤E型肝炎 シカ、ブタ、イノシシ 咬傷・掻傷・飛沫感染①
119
①〜⑤のうち、 人と動物の細菌・原虫性共通感染症にする「疾病名」「主な自然宿主」
「主な感染経路」 の相互関係を適切に示しているもの組み合わせとして、正しいものを選べ。
<疾病名> <主な自然宿主> <主な感染経路>
①ブルセラ症 犬、ウシ、ブタ、ヒツジ 経気動感染
②パスツレラ症 犬、猫 咬傷・経気動感染
③オウム病(クラミジア) ウシ、ブタ 接触・経口感染
④サルモネラ症 齧歯目、爬虫類、家畜,鳥類 咬傷感染
⑤トキソプラズマ症 猫、ブタ、ヒツジ 経気動感染②
120
狂犬病に関するうち、正しいものを選べ。
①病原体は、狂犬病ウイルスである。
②感受性動物は犬だけで、人は含まれない。
③感染様式は、 咬傷(直接感築)が主で、 胎盤感染(垂直感染) は起こらない。
④感染した動物の血液や唾液には、 ウイルスは分泌されない。
⑤人における潜伏期間は1〜3日といわれており、 症状は「前駆期」「急性神経症状期 」「昏睡
期」と推移する。①
121
腎症候性出血熱に関するうち、正しいものを選べ。
①病原体は、主にマールブルグウイルスである。
②感受性動物は、主にドブネズミなどの齧歯目で、人には感染しない。
③感染したネズミの睡液や糞尿には、 ウイルスは排出されない。
④感染様式は、 感染ネズミによる咬傷や排出ウイルスの吸入が主である。
⑤予防対策としては、 齧歯目の愛玩動物にワクチン接種が義務づけられている。④
122
日本脳炎に関するうち、正しいものを選べ。
①病原体はラブドウイルスで、感染様式は節足動物媒介性である。
②感染性動物は、多くの哺乳類と鳥類だけで、トカゲとヘビには感染しない。
③ダニが媒介体となり、 感受性動物との間で感染環を形成している。
④日本では夏季に発生し、南部から北部へ移行する。
⑤予防対策として、 ワクチン接種のみが重要である。④
123
ウエストナイル熱に関するうち、正しいものを選べ。
①病原体は、コクシエラ・バーネティである。
②鳥類とノミとの間で感染環が形成されている。
③感受性動物は、多くの島類(野鳥) で、犬や猫などの哺乳類にも感受性がある。
④鳥類では、ウイルス血症を起こし、人ではほとんどが不顕性感染で、 脳炎を併発することは
ない。
⑤日本では、毎年夏季に発生があり、輸入感染症として重要視されている。③
124
炭疽に関するうち、正しいものを選べ。
①病原体は炭疽菌で、栄養が十分にあるなど環境条件が良くなると芽砲を形成する。
②炭疽の病原体が形成する芽胞は、温度、乾燥、消毒剤などに抵抗性で、長期間生存する。
③ブタが最も感受性が高く、 草食動物では抵抗性が強い。
④感染様式は、 皮膚からの接触感染で、経口感染や呼吸器感染はみられない。
⑤動物では世界各地で発生していて、 日本でも全国各地で発生している。②
125
k猫ひっかき病に関するうち、正しいものを選べ。
①病原体は、パスツレラ属菌で、 感受性動物は猫である。
② 感染様式では、猫ノミによる吸血感染と感染猫からの創傷感染が主である。
③日本では、 飼い猫の約9割以上が本菌に感染していることが報告されている。
④本菌は、 病原性が強いことから、 感染猫の多くは重篤な臨床症状を呈する。
⑤予防法として 、主に犬や猫への外傷の消毒とワクチン接種があげられる。②
126
犬ブルセラ症に関するうち、 正しいものを選べ。
①病原体は、犬ブルセラ菌である。
②病原体は 、尿からのみ排出され、 乳汁 、 流産胎鬼、 胎盤からは排出されない。
③本症は、東アジア地域においてのみ発生がみられ、 日本では飼い大や野犬の約半数 が感染
ている。
④人が感染すると、下痢、嘔吐 、関節痛を呈し、 本症の 特徴であるリンバ節の腫脹を示す。
⑤犬の感染では、 重篤な臨床症状を呈するが、尿から 病原体は排出されない。①
127
野兎病に関するうち、正しいものを選べ。
①感受性動物は、人を含めた哺乳動物で、 偶蹄類が最も感受性が高い。
②感染様式は、 接触感染や節足動物媒介感染が主であるが、呼吸器感染も起こり得る。
③自然界では、 野生のウサギや偶蹄類とマダニ間で感染環を形成し、 吸血によって感染する。
④保菌動物の死体が感染源になることはない。
⑤本菌のワクチンは開発されていない。②
128
レプトスピラ症に関するうち、正しいものを選べ。
①病原体はレプトスビラ・インテロガンスで、 血清型は単一である。
②人への主要感染源となる動物は、齧歯目、 犬、 ウシ、ブタなどである。
③感染動物の体表に付着した菌による接触感染は起こらない。
④病原体の顕性感染率が高く、 腎不全や髄膜炎などの重篤な局所性の疾病を併発する。
⑤予防には、主な感染源となるネズミの駆除が重要で、ワクチン接種は効果がない。②
129
包虫症(エキノコックス症) に関するうち、正しいものを選べ。
①病原体は、寄生虫の多包条虫と単包条虫で、日本で問題となるのは単包条虫である。
②一般に病原体の卵の発育には、中間宿主が必要で終宿主は必要でない。
③日本では、キタキッネが主な 終宿主で、 エゾヤチネズミが主な中間宿主になっている。
④人への伝播は、キタキッネや犬の血液や睡液による感染である。
⑤感受性動物のイヌ科動物や齧歯目では不顕性感染だが、人では包虫の増殖に伴い発病に至る。③
130
動物の適正な飼養・管理に関するうち、正しいものを選べ。
①犬の祖先はオオカミといわれ、 家畜化されたのはウシ、ウマなどと同じで、農耕時代に入ってからである。
②ベットとして飼養される動物には、 野生の習性や生理を強く残し持った種がみられるが、犬はその代表的な例である。
③飼養を始めたら、 その 動物が寿命をまっとうするまで飼養するという基本的な態度(終生飼養の原則)が必要である。
④猫も、 犬と同じような過程で、家畜化をされていった動物である。
⑤ペットも元は野生動物であることから、逸走しても自然のなかで自力で生きることができる③
131
「ペットロス」に関するうち、もっとも妥当なものを選べ。
①近年、ペットの褒失に伴う心身の不調が注目されるようになったのは、ペットを「家族の一
員」と捉えるなど、人との関係性が変化したことが主な理由であると考えられている。
② キューブラー・ロスが提唱した「喪失の5段階説」によれば、第一段階では、なぜ死ななけ
ればならなかったのかという怒りを周囲に向けるという心理状態になる。
③ペットの喪失に伴う悲しみに上手に向き合い、 克服するには、 普段からペットの死をタプー
視する気持ちを持つこと、 弔うことや思い出を 形に残すことなどがある。
④動物観が異なることから、欧米では、ベットの喪失により心身の不調が起こることはない。
⑤ペットの死がいの火葬は、すべての地方自治体において無料で引き受けけており、飼い主は、
合同火葬または個別火葬のどちらかを選択できる仕組みとなっている。①
132
「地域猫」に関するうち、もっとも妥当なものを選べ。
①地域猫とは、マンションなどの集合住宅の敷地内において、 関係住民によって共同で所有・
飼育している猫のことである。
②地域猫活動のねらいは、「できるだけ生存の機会を与える」「人への迷惑を防止する」「これ
上増え過ぎないようにする」といったことであると考えられている。
③地域猫活動の中では、TNA という行為が行われていたが、 最近は、TNRという行為だけが
行われるようになった。TNRとは、 猫を保護し、 譲渡するという活動である。
④地域猫活動またはこれに類した活動は、 以前は全国各地で行われていたが、 最近は、 ほとん
ど行われなくなってきた。
⑤地域猫活動またはこれに類した活動により、 野良猫の頭数や野良猫による迷惑間題が飛躍的
に 解消さ れており、 頭数の削減効果がみられなかった事例はないとの報告がされている。②
133
「多頭飼育の規制条例などの条例制定」に関するうち、正しいもの選べ。
①2012 (平成24) 年の法改正により「条例により多頭飼育の届出をさせることができる」といっ
た趣旨の一文が「動物の愛護及び管理に関する法律」に追加されたが、 この追加により、 多
頭飼育の届出規制を条例でつくることができるようになった。
②地方公共団体は、 国の下部機関ではなく国と対等な関係にあることから、地域のことは地方
公共団体の創意工夫と責任に 任せる仕組みが基本になっている。
③「動物の愛護及び管理に関する法律」を補完する目的で、 より厳しい親制となる数慣基華な
どを定める条例は「横出し条例」になる。
④地方公共団体が行う事務のうち、 自治事務とは、 法律などに基づいて地方公共団体が処理す
ることとされた事務のことである。
⑤地方分権一括法により、地方自治体は、法律に矛盾したり、法律に反するものでも条例を定めることができるとされている。②
134
ペットの問題行動の予防と対処に関するうち、正しいものを1つ選べ。
①子犬同士で遊べなくても、人が代わりに遊んであげることにより社会性を身につけナることが
できる。
②作業犬種などの特殊な犬種であっても、一般家庭でペットとして飼う場合には運動量を多く
する必要がなくなる。
③猫は捕食行動を真似た遊びを好むので、噛みつきの抑制を教えることは難しい。
④保護犬は保護された理由が何であっても愛情をかければ飼いやすくなる性格の犬ばかりであ
る。
⑤猫用トイレの砂は、ニオイをなくさないようにするため、ひと月に1回、半分を捨てて交換
するとよい。③
135
「災害時対策」に関するうち、正しいものを選べ。
①環境省によれば、同伴避難とは、災害発生時に「ペットと一緒により安全な場所に移動する
避難行動」であるとされている。
②環境省の「人とペットの災害対策ガイドライン」によれば、災害時に行政機関が行うペット
への対策とは、被災者となった飼い主がペットをできる限り適切に飼養できるように支援するなどといったように、あくまでも「被災者を救護する」ことが目的であるとされている。
③「自助、共助、公助」災害対策のキーワードになっているが、「共助」はボランティアの支援
などにより被災者の生活や行動を助けることであり、「公助」は、寄付金の募集により経済的に
被災者を助けること ことであるとされている③り適切に飼養できるように支接す
④支援物資を送るときに気をつけなければならないことには、さまざまなニーズに対応できるよういろいろな種鎮の物資をーつにまとめて送ることや、支援物資の中に寄付金を入れて送ることなどがある。
⑤被災ペットの保護施設などでボランティアをする場合には、「頼まれたことを黙々とこなす」
「里子に徹する」という消極的な心構えは依頼者側の負担になる。また、独自の支授活動を
する場合は、自主的な判断のもとで行動し、行政機関や現地の獣医師会とは進携する必要は
ない。②
68感染症の病原体に関するうち、正しいものを選べ。
①病原体には、原虫、真菌、細菌、ウイルスなどがあげられるが、寄生虫は病原体に含まれない。
②牛海綿状脳症(BSE)を引き起こす「異常プリオン」は、タンパク質の一種なので病原体とはいえない。
③感染とは、病原体が宿主の体内に侵入して、増減あるいは発育することである。
④どのような病原体も肉眼で見ることはできない。
⑤ワクチン接種により、どのような感染症もその発症を100%防ぐことができる。③
69
寄生虫に関するうち、正しいものを選べ。
①寄生虫のうち、原虫(原生動物)を微生物として取り扱うこともある。
②内部寄生虫には、原虫類と蠕虫類のほか、毛包虫も含まれる。
③原虫は、宿主体内に侵入するが、体内では増殖しない。
④蠕虫の吸虫類には、住血吸虫、サナダムシなどが含まれる。
⑤蠕虫の線虫類には、犬糸状虫(フィラリア)は含まれない。①
70
細菌の特性に関するうち、正しいものを選べ。
①細菌は単細胞の真核生物で、明瞭な核を持つ。
②細菌は一般に細胞壁を持たない。
③細菌は、宿主を構成する細胞の外では2分裂で増殖できない。
④細菌は、グラム染色法により青色に染まる「グラム陽性」菌と赤色に染まる「グラム陰性」菌に大別される。
⑤多くの細菌には、抗菌剤の投与による増殖抑制効果が認められない。④
71
マイコプラズマの特性に関するうち、正しいものを選べ。
①マイコプラズマは、細胞壁を欠く原核生物で、一般に細菌より小さい。
②マイコプラズマは、細菌と同様の形式で増殖するが、寒天培地上ではコロニーを形成しない。③マイコプラズマは、単独感染で強力なびょうげんせいを示し、抗菌剤は無効である。
④マイコプラズマは、種特異性が弱く、犬と猫のマイコプラズマを識別することはできない。
⑤マイコプラズマの感染経路は、節足動物媒介感染が主である。①
72
リッチケアに関するうち、正しいものを選べ。
①リッチケアは、一般に細菌より大きく、光学顕微鏡下で見ることができる。
②リッチケアは、偏性細胞内寄生性で、2分裂しない。
③リッチケアは、人工栄養培地では増殖できない。
④リッチケアには、抗菌剤の投与による増殖抑制効果は認められない。
⑤リッチケアは、オウム病の病原体である。③
73
クラミジアに関するうち、正しいものを選べ。
①クラミジアは、 偏性細胞内寄生性細菌で、2分裂では増殖しない。
②クラミジアは、 増殖に伴い菌体が形態変化する。
③クラミジアは、リケッチアと類似しており、抗菌剤により増殖は抑制されない。
④つつが虫病の病原体は、クラミジア・シッタシである。
⑤クラミジアは、自然界に広く分布し、特に鳥類では顕性感染での保有が多い②
74
ウイルスに関するうち、正しいものを選べ。
①ウイルスは、 DNAとRNA の2つの核酸を保有し、2分裂増殖する。
② ウイルスは、 宿主細胞内の細胞質内か核内で増殖 (複製)する。
③ウイルスには、 自己代謝機構があるので、 人工栄養培地でも増殖する。
④ウイルスには、 抗菌剤が有効である。
⑤ウイルスは、 動物だけでなく植物にも感染するが、細菌には感染しない。②
75
感染症の発生に関するうち、正しいものを1つ選べ。
①感染の成立には、 感染源、伝播経路および宿主の3つの要因が必要である。
②病原体を保有しているが外観は健康にみえる保菌動物は、病原体を体外に排出することは ない。
③感染経路には、接触感染、 飲食物感染、嫌介動物感染などがあるが、母子感染はこれに合ま
れない。
④感染が起きて発症し、 症状があらわれる感染が不顕性感染で、感染症の大半を占める。
⑤感染が長期間持続する場合を急性感染、短期間で終了する場合を持続感染という。①
76
免疫に関するうち、正しいものを選べ。
①微生物が宿主に対して示す攻撃反応を免疫と呼ぶ。
②自然免疫とは、もともと動物が保有する特異的防御機構である。
③獲得免疫とは、 感染によって得られる免疫で、侵入病原体に対して非特異的な防御機構であ
る。
④細胞性免疫には、 細胞傷害性T細胞とナチュラルキラー細胞が関与している。
⑤白血球が作り出す物質「サイトカイン」は、免接反応を一方的に促進する。④
77
ワクチンに関するうち、正しいものを1つ選べ。
①天然痘の撲滅に貢献したエドワード·ジェンナーの免疫手法は、現在のワクチン・予防接種の原理とは異なる。
②ワクチンは、病原性を弱毒化した生ワクチンと不活性化したワクチンに大別される。
③不活化ワクチンの投与では、液性免疫と細胞性免疫の両者が誘導される。
④生ワクチンは、自然感染と同様に宿主動物に免疫の記憶を植え付けることができるが、液性
免疫と細胞性免疫の両方を誘導することはできない。
⑤遺伝子組換えワクチンは、 世界的にまだ使用されていない。②
78
ワクチンに関するうち、正しいものを選べ。
①犬と猫の予防接種には、獣医師の健康診断は不要であり、誰でも接種できる。
②生ワクチンの接種後、必ず軽い発病がみられるが、 すぐ治るので心配はいらない。
③ワクチン接種の副反応として、 アレルギー性の全身反応が頻繁に起きる。
④犬ジステンパーウイルスのワクチンには、日本では不活化ワクチンが用いられている。
⑤猫コロナウイルス感染症(猫伝染性腹膜炎<FIP>)のワクチンは、わが国ではまだ使用
されていない。⑤
79
犬と猫の新生子期の疾予防に関するうち、正しいものを選べ。
①新生子は寒さにさらされると、新生子心肺機能不全症候群といわれる症状を起こすことがあ
るので、生後5日齢頃までは、 特に室温管理に気をつける必要がある。
②犬も猫も生まれた直後から、体温は 38~ 39℃と人より高い。
③犬や猫の移行抗体は、胎盤移行と母乳(初乳)移行がそれぞれ、約50%の割合を占めている。
④新生子の感染症では、 発熱と下痢が必ずみられる。
⑤犬も猫も生後1週間経つと音に反応するようになる。①
80
犬と猫の新生子期の疾病予防に関するうち、正しいものを選べ。
①犬に寄生する犬回虫と犬小回虫の感染経路は、いずれも経口感染のみである。
②猫に寄生する回虫は、 猫回虫のみで、犬小回虫は寄生しない。
③子犬に犬鉤虫の寄生があると、タール状の下痢が続くことがある
④幽門狭窄は、新生子期の大や猫によくみられる先天性疾病の一種であるが、犬ではチワワや
ビーグル、 猫ではベルシャに遺伝的素因があるといわれている。
⑤新生子期の犬や猫にみられる右大動脈弓遺残症は、 子犬や子猫にみられる巨大食道症(アカ
ラジア)とは無関係といわれている。③
81
犬と猫の幼年期および少年期の疾病予防に関する次のうち、正しいものを選べ。
①子犬や子猫に複数の感染症を一度に予防するための多価ワクチン(混合ワクチン)を接種す
ることは、 日本ではあまり行われていない。
②犬、猫の先天性心疾患は、 生後2週間以内に必ず発症する。
③小型犬では、 特に犬歯や切歯の乳歯が残ることが多いが、自然に抜けるのを待っていればよい。
④日本では、「狂犬病予防法」により生後 30 日を経過した犬を取得した者は 、 取得後 30 日以
内に 畜犬登録を行い、毎年1回狂犬病予防注射を受けることが義務づけられている。
⑤検便は、 顕徴鏡で寄生卵・ 細菌の検査をするほかに、 糞便の形状や色などを検査する。⑤
82
犬と猫の青年期および成年期の疾病予防に関するうち、正しいものを選べ。
①雌犬の不妊手術は、最初の発情期の前に行うのがよい。
②雌犬は、不妊手術をすることにより、 高齢期に起こりやすい子宮蓄膿症の発生率を抑えるこ
とになるが、乳腺の腫瘍の発生率はむしろ高くなる。
③猫は、犬より子宮の疾病は多いが、 乳腺の腫瘍の悪性率はきわめ高い。
④猫免疫不全ウイルス(FIV) 感染症のワクチンは、日本ではまだ販表されていない。
⑤成年期に発症しやすい疾病は、 歯周病をはじめとして、 犬と猫で大きな違いtない。①
83
犬と猫の高齢期の疾病予防に関するうち、正しいものを選べ。
①犬よりも猫のほうが老化現象の兆候が早く現れる。
②高齢の犬や猫は、環境の変化をできるだけ多くするとよい。
③犬も高齢期になると、 人の高齢者にみられるような認知機能不全症が認められることがある。
④犬は、長期間寝たきりになっても、全身が毛におおわれているので味ずれを起こさない。
⑤高齢期に発症しやすい疾病は、 糖尿病をはじめとして 、 犬と猫で大きな違いはない。③
84
犬の心臓の疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
①犬には、生まれつき心臓の太い血管や弁などの構造に異常があるために心機能障害が生じる
心疾患がある。
②左右の心房の間には、心房中隔という壁があり、ここに穴があいている場合を心室中隔欠損
症という。
③動脈管開存症は、先天性心疾患で、 重症の場合には右心不全を起こす。
④心臓弁膜症の代表である僧帽弁閉鎖不全症は、若齢の大型犬に多くみられる。
⑤心筋症は、小型犬に多くみられ、心臓の筋肉が薄くなったり、厚くなったりして、ポンプと
してのパワーがなくなる疾病である。①
85
犬の心臓の疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
①犬糸状虫症は、犬糸状虫の成虫が心臓や肺動脈に寄生することによって起こる疾病である。
②大糸状虫は、ミクロフィラリアをもった犬と接触することによって感染する。
③犬糸状虫の虫体が三尖弁付近に移動すると、急性腎不全を起こす。
④血液中に犬糸状虫のミクロフィラリアが検出されなければ、大糸状虫に感染していないと診断
できる。
⑤犬糸状虫症の予防薬は、蚊の生息期間に限って投与する。①
86
犬の呼吸器の疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
①花粉が飛散する時期でも、犬は人と違ってアレルギー性鼻炎を起こすことはない。
②気管虚脱とは、 C字型をした気管軟骨が扁平になって内控が細くなり、 呼吸困難を示す疾病
である。
③肺水腫とは、胸腔に水分がたまってしまう疾病である。
④気管支炎や肺炎は、 細菌感染によって起こるもので、ウイルスが関与することはない。
⑤横隔膜へルニアは、先天性の疾患であり、 交通事故や犬同士のケンカで起こることはない。②
87
犬の消化器の疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
①口腔の上顎側にある洗濯板のような形状をした部分を軟口蓋という。
②高齢の犬であっても、口腔内に悪性の腫瘍がみられることはほとんどない。
③鶏の骨は、 オヤツとしては不適切であり、避けるべきである。
④胃拡張・胃捻転症候群は、食後数時間以内に起こることが多く、小型犬に起こりやすい疾病
である。
⑤排便回数が1日に3~4回以上で鮮血が混じると、小腸性の腸炎が考えられる。③
88
犬の肝臓の疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
①犬伝染性肝炎は、犬アデノウイルスI型が原因となるウイルス性疾患である。
②抗けいれん薬や鎮痛薬などによって薬物性(中毒性)肝炎が起こることはない。
③胃や小賜から吸収した血中の成分は、通常、肝静脈という血管を介して肝臓に運ばれる。
④肝硬変になって組織が線維化した肝臓は、治療によって短期間で元に戻すことができる。
⑤肝臓の腫瘍は、原発性の肝癌や胆管癌だけで、ほかの器官で発生した癌が転移することはない。①
89
犬の泌尿器の疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
①腎機能の約75%以上が損なわれ、腎機能が低下することを腎不全という
②腎不全には、 腎臓の機能低下が数選間から数カ月以上かけて徐々に起こる急性腎不全と、さら
に数年以上かけて起こる慢性腎不全がある。
③尿結石は、 膀胱内だけに存在し、 腎臓、 尿管、 尿道内にみられることはない。
④ダルメシアンで遺伝的に多く認められる結石は、リン酸マグネシウムアンモニウムである。
⑤膀胱炎は、腎臓から尿管を伝わり下行性に細菌や真菌が侵入して炎症を起こすことが原因と
なる。①
90
犬の生殖器の疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
①未経産で高齢の離犬が子宮蓄膿症になることは少ない。
②前立験が肥大する疾病を前立腺肥大症といい、 高齢の去勢犬に多くみられる。
③1カ月齢を過ぎても精菓が陰嚢まで降りてこないものを停留精巣(陰睾) という。
④停留精巣(陰睾) は先天性、遺伝性の疾病であるため、繁殖には適さない。
⑤6カ月齢を過ぎでも精果が腹腔内にある場合には、投薬治療を検討する。④
91
犬の骨・関節の疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
① 股関節形成不全の意因には、遺伝性素因が指摘されている。
②股関節形成不全は、 小型犬に多くみられる。
③膝蓋骨脱臼は、中型・大型犬に多く、 小型犬ではまれに超こる。
④股関節、藤関節、 肩関節、 肘関節が骨関節炎になることは少ない。
⑤免介在性関節炎が、足根関節、膝関節、肘関節、 手根関節に起こることはほとんどない。①
92
犬の内分泌・代謝性の疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
①副腎皮質機能売進症とは、副腎皮質から分泌されるホルモンの産生低下によって起こる疾病
である。
② 甲状験ホルモンの分総低下により細胞の 代謝機能が低下し全身に影響 を与える疾病を、 甲状
腺機能充進症という。
③コルチゾルやアルドステロンの産生低下によって引き起こされる 疾病を甲状腺機能低下症と
いう。
④甲状腺機能低下症では、元気消失、無気カ、肥満、 皮膚の肥厚がみられたり、 皮膚の色素沈
着が充進したりする。
⑤糖家病は 、 肝臓から分泌されるインスリンが減少、または作用が低下することによって起こ
る疾病である。④
93
犬の皮膚の疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
①犬のアトピー性皮膚炎は、アレルゲンに過敏に反応して起こる皮膚炎で、 脱毛や皮膚の発赤
は認められるが、かゆみの程度は軽い。
②食物アレルギー性皮膚炎は、食物中のある成分に対して起こる皮膚炎で、かゆみの程度は軽い。
③ノミアレルギーになっ った犬でも、 ノミが1 回刺岐しただけでは、ノミアレギー性皮膚炎が
起こることはない。
④ 皮膚糸状菌症は、犬から人にも感染することがある。
⑤膿皮症は、 外部寄生虫が原因となる皮膚炎である。④
94
犬の血液の疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
①ダニが葉介するバベシア原虫の寄生により、赤血球が破壊されて起こる貧血を再生不良性貧血
という。
②貧血はその原因によって、出血性貧血、 溶血性貧血、再生不良性貧血に分けられる。
③貧血が進むと口腔粘膜や結膜が白くなり 、 呼吸、心拍、 脈拍が遅くなる。
④白血病は、血管の中で腫瘍細胞が増殖する疾病である。
⑤血管から出血すると、その穴に多くの白血球が栓をし、その周囲にフィプリンが析出して止
血が行われる。②
95
犬の感覚器の疾病および脳神経の疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
①白内障は、眼球の表層をおおっている透明な膜である角膜が白く混満することにより起こる。
②緑内障は、眼房水の排出が促進さきれることにより眼圧が異常に下がって、 視力の低下が起こ
る疾病である。
③内耳炎では、前庭器官が侵されるので、運動失調や斜顕、眼振などが起こる。
④全身性けいれんが起きた場合には、体を揺すったり、大声で呼びかけたりして、意識の回復
に努める。
⑤推間板へルニアは、 軽症の場合でも 動くのを嫌がり、段差や階殿を上り下りしないなどの症
状がみられるが、自然に治るので、 治療する必要はない。③
96
犬の感染症とその予防に関するうち、正しいものを1つ選べ。
①狂犬病は、犬、猫、キツネ、コウモリ、アライグマなどに感染するウイルス性の疾病であり、
人に感染することはない。
②犬ジステンパーは、細菌によって起こる死亡率の高い疾病である。
③犬パルボウイルス感染症は、主に咳や鼻汁といった呼吸器疾患の症状を示す。
④犬コロナウイルス感染症は、犬バルボウイルス感染症よりも症状は重い。
⑤犬伝染性気管一気管支炎は、 ケンネルコフともいわれ、ペットショップや犬の繁殖場などで
ときどきみられる咳を主症状とする感染症である。⑤
97
犬の寄生虫症とその予防に関するうち、正しいものを1つ選べ。
①犬回虫、 犬小回虫は、 犬特有の寄生虫であるので、その成熟卵が人に感染することはない。
②鞭虫は、 成熟卵の 経口摂取によって人にも感染する。
③瓜実条虫症は、 犬がその虫卵を直接口から摂取することで感染する。
④糞線虫は、雄のみが大陽に寄生する。
⑤ コクシジウムは、大腸の粘膜内に寄生する線虫である。②
98
猫の心臓の疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
①猫の心臓の 疾病は、犬に比べて発生率は低いといわれている。
②猫には、犬のような動脈管開存症や心房中隔欠損症、心室中隔欠損症などの先天性心疾患は
みられない。
③猫では、拡張型心筋症が多くみられるが、 遺伝性疾患とはいえない。
④心筋症の症状は、 頻脈や呼吸困難などが観察されるだけで、 後肢の痛みや冷感、麻痺などみ
られることはない。
⑤猫には、犬糸状虫は感染しない。①
99
猫の呼吸器の疾病とその予防に関するうち、正しいものを1つ選べ。
①気管、 気管支、肺の炎症を上部気道炎という。
②猫へルベスウイルスや猫カリシウイルスなどが一度感染すると保菌者になり、 再び上部気道
炎を発症することがある。
③猫のぜんそくは、 アレルギー性の口腔疾患で、アレルギーの原因は食べ物である。
④膿胸は、肺の中に膿性の液体が貯留する疾病で、犬よりも猫に多い。
⑤乳線腫瘍や乳がんが肺に転移して、 肺腫瘍が起こることはない。 ②
100
猫の消化器の疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
①ロ内炎は、外傷や薬物の刺激あるいは慢性賢疾患などが原因となることはあるが、細菌やウイルスなどの感染が原因となることはない。
②猫汎白血球減少症は、白血球の 疾病なので、駆吐や下痢を伴う急性胃腸炎は起こらない。
③猫が毛づくろいで飲みこんだ毛は、胃の中で消化されるので、胃の中で塊(毛球)になることはない。
④腸閉塞は、軽い便秘のようなものとは異なり、 緊急手術が必要となる疾病である。
⑤便秘や神経障害、 腫瘍などで結腸に大量の糞便が停滞し、結腸が異常に拡大してしまう疾病を巨大糞便症という。④
101
描の泌尿器の疾病とその予防に関するうち、正しいものを1つ選べ。
①猫では、猫下部尿路疾患により尿路が閉塞する腎前性腎不全が多く認められる。
②結石が膀胱粘膜を傷つけることによって勝脱炎になることはない。
③猫下部尿路疾患は、雌雄いずれにも認められるが、雌の尿道のほうが細くて長いために発症
しやすく、症状も重篤である。
④猫の尿石症では、リン酸マグネシウムアンモニウムとシュウ酸カルシウムが多い。
⑤結石が膀胱内にあると血尿や頻尿がみられるが、排尿時に疼痛を示すことはない。④
102
猫の生殖器の疾病とその予防に関するうち、正しいものを1つ選べ。
①子宮内膜に炎症が起こるものを子宮蓄濃症という。
②子宮蓄膜症は、若齢の未経産の猫でよくみられる。
③子宮蓄膿症では、元気消失、食欲不振、嘔吐、下痢、多飲、多尿なとどの症状を示す。
④子宮蓄膿症で子宮頸管が開いている場合でも、膝から膿が排出されることはない。
⑤子宮蓄膿症が進行しても、死に至ることはない。③
103
猫の内分泌・代謝性の疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
①甲状腺機能亢進症は、幼齢の猫で多くみられる。
②猫の糖尿病は、犬とは異なり、インスリンの分泌が低下する 1型糖尿病だけがみられる。
③猫は、ストレスや過度の興奮にり血糖値が上昇することはない。
④近年、猫の高齢化と食生活の変化に伴い、糖尿病の猫が増加傾向にある。
⑤黄色脂肪症は、脂肪の酸化を抑えるビタミンDの不足が原因となる。④
104
猫の感染症とその予防に関するうち、王しいものを1つ選べ。
①猫ウイルス性鼻気管炎は、 猫カリシウイルスの感染によって起こる。
②猫汎白血球減少症は、猫白血病ウイルスの感染により起こる。
③猫伝染性腹膜炎(FIP) は、細菌による感染症で、 ケンカによる外傷からうつることがある。
④猫免疲不全ウイルス感染症は、 猫同士のケンカによって感染することが多く、感染するとす
ぐに発症して、数日で死に至るのが普通である。
⑤猫白血病ウイルスは、 感染猫の睡波中に多く含まれるため、 咬傷やグルーミングなどによる
接触感条でうつる。⑤
105
猫の寄生虫症とその予防に関するうち、正しいものを1つ選べ。
①猫回虫は、回虫卵の経口摂取により感染するが、母猫から子猫への乳汁感染はない。
②爪実条虫は、ノミが媒介し、猫がノミを摂取することで感染が成立する。
③猫に犬糸状虫が感染すると症状が急性に起こるが、死に至ることはない。
④トキソプラズマ症の原因であるトキソプラズマは、人に感染することはない。
⑤猫の外部寄生虫には、ノミ、 ヒゼンダニ、 ツメダニ、ハジラミなどがあるが、犬や人に感染
することはない。②
106
ウサギの疾病とその予防に関するうち、正しいものを1つ選べ。
①換毛期に頻繁にブラッシングを行うことで、 胃毛球症は完全に予防できる。
②切歯は伸び続けるが、 臼歯は伸びないので 、不正咬合はウサギでは切歯にのみ起こる。
③ウサギは、 カルシウムの尿石ができやすい。
④雌ウサギには、子宮筋腫が多発するが、子宮がんはほとんどみられない。
⑤消化管鬱滞の予防のために、 でんぶん質の食物をなるべく多く与えるとよい。③
107
ハムスターの疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
①ハムスターの消化管寄生虫は、人に感惑染するものはない.。
②ハムスターの頬袋には炎症、脱出 、腫瘍などがみられることがある。
③ハムスターは、切歯の不正咬合になることはない。
④ハムスターにみられる皮膚病には、 細菌や真菌の感染によるものはない。
⑤ハムスターには、子宮の疾病が多いが、子宮蓄膿症はみられない。②
108
モルモットの疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
①モルモットでは、下痢の原国は はすべて食事管理の誤りによるものである。
②モルモットの不正咬合は、切歯にのみ起こり、 臼歯には起こらない。
③モルモットでは、 ビタミンC欠乏症により歯肉炎がみられることがある。
④モルモットは、たんぱく質の過剰摂取により皮膚疾患になるので、食物中の粗たんぱくを
15%以下に抑えなくてはならない。
⑤モルモットには、 膀胱炎が多いが、尿石症はみられない。
③
109
フェレットの疾病とその予防に関するうち、正しいものを1つ選べ。
①フェレットは犬ジステンパーにかかるが、自然に治癒するためワクチン接種の必要はない。
②人のインフルエンザウイルスがフェレットに感染することがあるが、フェレットから人への
感染はない。
③フェレットは、犬糸状虫症(フィラリア症) にかかりやすいが、犬より心臓が大きいため予
防する必要はない。
④フェレットの消化管内異物による消化管閉塞の初期症状は、下痢であることが多い。
⑤フェレットの広範囲にわたる左右対称の脱毛は、副腎腫瘍による脱毛の可能性が高いので、
受診する必要がある。⑤
110
鳥類の疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
①ストレス性の毛引き症では、 必ず説毛部が赤くただれて激しいかゆみがみもれる。
②卵秘(卵づまり) は、重症の場合、死亡することもある。
③腱はずれは、 高齢のセキセイインコに多くみられる。
④トリコモナス症をはじめとする消化管内寄生虫症は、特に高齢の個体に多くみられる。
⑤ワクモは、 ダニの一種であり、 鳥に寄生するが一般に無症状である。②
111
爬虫類の疾病とその予防に関するうち、正しいものを選べ。
①トカゲは、たんぱく資の摂取が不足すると痛風になりやすい。
②変温動物である爬虫類は、さまざまな外気温に適応することができるため、温度管理は必要
ない。b
③ヒーターやスボットライトは、低温火傷の原因になるので、いかなる場合でも使用すべきで
はない。
④カメやトカゲでは紫外線が必要で、これが不足すると脂肪代謝に悪影響がみられる。
⑤カメでは、ビタミンやミネラルが不足すると甲羅や骨に悪影響が及ぶ代謝性骨疾患が起こる。⑤
112
衛生害虫に関するうち、正しいものを1つ選べ。
①衛生害虫となる節足動物に昆虫類とダニ類は含まれるが、クモ類は含まれない。
②ダニ類の中で動物から吸血するものは、 衛生害虫となるが、 環境中に発生してアレルギーの
原因となるものは、衛生害虫に含まれない。
③ノミの卵と幼虫は、動物の周囲環境で生活しているため、 動物に寄生しているノミの成虫だ
けを駆除すればよい。
④直接的な害がなく人に不快感を与えるだけでは、衛生害虫による被害とはいえない。
⑤マダニは、通常は草むらなどにひそみ、動物に寄生するチャンスを狙っている。⑤
113
衛生害虫に関するうち、正しいものを1つ選べ。
①衛生害虫の防除には、環境の整備は効果がなく、殺虫剤を用いた化学的防除が最も重要な対
策である。
②犬や猫のノミ、マダニ類の防除を目的として、フィプロニル、イミダクロプリド、アミトラ
ズ、セラメクチンなども用いられている。
③ピレスロイド剤は、比較的値段が安く、殺虫有効時間も長いが、人や動物に対する毒性はや
や高い。
④衛生害虫の防除に薬剤をむやみに使うことで問題となるのは、環境を汚染することであり、
衛生害虫が薬剤に対する抵抗性を持つようになることは、問題に含まれない。
⑤有機リン剤は、効き目がなくなるのが早く、環境を汚染する危険性が少ないことから、家庭
用の殺虫剤の主成分となっている。②
114
人と動物の共通感染症に関するうち、正しいものを選べ。
①共通感染症とは、哺乳類と人との間でのみを伝播する感染症のことである。
②共道感染症の増加要因としては、愛玩物飼養頭数の増加が主で、環境変化や人口数は関与しない。
③共通感染症では、不顕性感染が多く、ほかの個体への感発源にはならない。
④エボラ出血熱は、再興感染症である。
⑤共通感染症の病原体の特色は、動物において一般的に病原性はそれほど強くない場合が多いことである。⑤
115
「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に関するうち、一類感染症でないものを1つ選べ。
①エボラ出血熱
②ペスト
③マールプブルグ病
④結核
⑤ラッサ熱④
117
次の①〜⑤のうち、主な感染経路が経気道感染である人と動物の共通感染症を1つ選べ。
①E型肝炎
②野兎病
③犬ブルセラ病
④オウム 病
⑤レプトスビラ病④
116
人と動物の共通感染症に関するうち、正しいものを選べ。
①腎症候性出血熱の病原体は、細菌である。
②ペストの病原体は、ウイルスである。
③猫ひっかき病の病原体は、ウイルスである。
④トキソプラズマ症の病原体は、原虫である。
⑤エキノコックス症の病原体は、真菌である。④
118
次のうち、人と動物のウイルス性共通感染症に関する「疾病名」「主な自然宿主」
「主な感染経路」の相互関係を適切に示しているものの組み合わせとして、 正しいものを選べ。
<疾病名> <主な自然宿主> <主な感染経路>
①ウエストナイル熱 野鳥、ウマ 蚊の刺咬感染
②日本脳炎 犬、猫 咬傷・搔傷
③腎症候性出血熱 齧歯目 蚊の刺咬感染
④Bウイルス感染症 マカク属サル 感染動物の肉・汚染水系感染
⑤E型肝炎 シカ、ブタ、イノシシ 咬傷・掻傷・飛沫感染①
119
①〜⑤のうち、 人と動物の細菌・原虫性共通感染症にする「疾病名」「主な自然宿主」
「主な感染経路」 の相互関係を適切に示しているもの組み合わせとして、正しいものを選べ。
<疾病名> <主な自然宿主> <主な感染経路>
①ブルセラ症 犬、ウシ、ブタ、ヒツジ 経気動感染
②パスツレラ症 犬、猫 咬傷・経気動感染
③オウム病(クラミジア) ウシ、ブタ 接触・経口感染
④サルモネラ症 齧歯目、爬虫類、家畜,鳥類 咬傷感染
⑤トキソプラズマ症 猫、ブタ、ヒツジ 経気動感染②
120
狂犬病に関するうち、正しいものを選べ。
①病原体は、狂犬病ウイルスである。
②感受性動物は犬だけで、人は含まれない。
③感染様式は、 咬傷(直接感築)が主で、 胎盤感染(垂直感染) は起こらない。
④感染した動物の血液や唾液には、 ウイルスは分泌されない。
⑤人における潜伏期間は1〜3日といわれており、 症状は「前駆期」「急性神経症状期 」「昏睡
期」と推移する。①
121
腎症候性出血熱に関するうち、正しいものを選べ。
①病原体は、主にマールブルグウイルスである。
②感受性動物は、主にドブネズミなどの齧歯目で、人には感染しない。
③感染したネズミの睡液や糞尿には、 ウイルスは排出されない。
④感染様式は、 感染ネズミによる咬傷や排出ウイルスの吸入が主である。
⑤予防対策としては、 齧歯目の愛玩動物にワクチン接種が義務づけられている。④
122
日本脳炎に関するうち、正しいものを選べ。
①病原体はラブドウイルスで、感染様式は節足動物媒介性である。
②感染性動物は、多くの哺乳類と鳥類だけで、トカゲとヘビには感染しない。
③ダニが媒介体となり、 感受性動物との間で感染環を形成している。
④日本では夏季に発生し、南部から北部へ移行する。
⑤予防対策として、 ワクチン接種のみが重要である。④
123
ウエストナイル熱に関するうち、正しいものを選べ。
①病原体は、コクシエラ・バーネティである。
②鳥類とノミとの間で感染環が形成されている。
③感受性動物は、多くの島類(野鳥) で、犬や猫などの哺乳類にも感受性がある。
④鳥類では、ウイルス血症を起こし、人ではほとんどが不顕性感染で、 脳炎を併発することは
ない。
⑤日本では、毎年夏季に発生があり、輸入感染症として重要視されている。③
124
炭疽に関するうち、正しいものを選べ。
①病原体は炭疽菌で、栄養が十分にあるなど環境条件が良くなると芽砲を形成する。
②炭疽の病原体が形成する芽胞は、温度、乾燥、消毒剤などに抵抗性で、長期間生存する。
③ブタが最も感受性が高く、 草食動物では抵抗性が強い。
④感染様式は、 皮膚からの接触感染で、経口感染や呼吸器感染はみられない。
⑤動物では世界各地で発生していて、 日本でも全国各地で発生している。②
125
k猫ひっかき病に関するうち、正しいものを選べ。
①病原体は、パスツレラ属菌で、 感受性動物は猫である。
② 感染様式では、猫ノミによる吸血感染と感染猫からの創傷感染が主である。
③日本では、 飼い猫の約9割以上が本菌に感染していることが報告されている。
④本菌は、 病原性が強いことから、 感染猫の多くは重篤な臨床症状を呈する。
⑤予防法として 、主に犬や猫への外傷の消毒とワクチン接種があげられる。②
126
犬ブルセラ症に関するうち、 正しいものを選べ。
①病原体は、犬ブルセラ菌である。
②病原体は 、尿からのみ排出され、 乳汁 、 流産胎鬼、 胎盤からは排出されない。
③本症は、東アジア地域においてのみ発生がみられ、 日本では飼い大や野犬の約半数 が感染
ている。
④人が感染すると、下痢、嘔吐 、関節痛を呈し、 本症の 特徴であるリンバ節の腫脹を示す。
⑤犬の感染では、 重篤な臨床症状を呈するが、尿から 病原体は排出されない。①
127
野兎病に関するうち、正しいものを選べ。
①感受性動物は、人を含めた哺乳動物で、 偶蹄類が最も感受性が高い。
②感染様式は、 接触感染や節足動物媒介感染が主であるが、呼吸器感染も起こり得る。
③自然界では、 野生のウサギや偶蹄類とマダニ間で感染環を形成し、 吸血によって感染する。
④保菌動物の死体が感染源になることはない。
⑤本菌のワクチンは開発されていない。②
128
レプトスピラ症に関するうち、正しいものを選べ。
①病原体はレプトスビラ・インテロガンスで、 血清型は単一である。
②人への主要感染源となる動物は、齧歯目、 犬、 ウシ、ブタなどである。
③感染動物の体表に付着した菌による接触感染は起こらない。
④病原体の顕性感染率が高く、 腎不全や髄膜炎などの重篤な局所性の疾病を併発する。
⑤予防には、主な感染源となるネズミの駆除が重要で、ワクチン接種は効果がない。②
129
包虫症(エキノコックス症) に関するうち、正しいものを選べ。
①病原体は、寄生虫の多包条虫と単包条虫で、日本で問題となるのは単包条虫である。
②一般に病原体の卵の発育には、中間宿主が必要で終宿主は必要でない。
③日本では、キタキッネが主な 終宿主で、 エゾヤチネズミが主な中間宿主になっている。
④人への伝播は、キタキッネや犬の血液や睡液による感染である。
⑤感受性動物のイヌ科動物や齧歯目では不顕性感染だが、人では包虫の増殖に伴い発病に至る。③
130
動物の適正な飼養・管理に関するうち、正しいものを選べ。
①犬の祖先はオオカミといわれ、 家畜化されたのはウシ、ウマなどと同じで、農耕時代に入ってからである。
②ベットとして飼養される動物には、 野生の習性や生理を強く残し持った種がみられるが、犬はその代表的な例である。
③飼養を始めたら、 その 動物が寿命をまっとうするまで飼養するという基本的な態度(終生飼養の原則)が必要である。
④猫も、 犬と同じような過程で、家畜化をされていった動物である。
⑤ペットも元は野生動物であることから、逸走しても自然のなかで自力で生きることができる③
131
「ペットロス」に関するうち、もっとも妥当なものを選べ。
①近年、ペットの褒失に伴う心身の不調が注目されるようになったのは、ペットを「家族の一
員」と捉えるなど、人との関係性が変化したことが主な理由であると考えられている。
② キューブラー・ロスが提唱した「喪失の5段階説」によれば、第一段階では、なぜ死ななけ
ればならなかったのかという怒りを周囲に向けるという心理状態になる。
③ペットの喪失に伴う悲しみに上手に向き合い、 克服するには、 普段からペットの死をタプー
視する気持ちを持つこと、 弔うことや思い出を 形に残すことなどがある。
④動物観が異なることから、欧米では、ベットの喪失により心身の不調が起こることはない。
⑤ペットの死がいの火葬は、すべての地方自治体において無料で引き受けけており、飼い主は、
合同火葬または個別火葬のどちらかを選択できる仕組みとなっている。①
132
「地域猫」に関するうち、もっとも妥当なものを選べ。
①地域猫とは、マンションなどの集合住宅の敷地内において、 関係住民によって共同で所有・
飼育している猫のことである。
②地域猫活動のねらいは、「できるだけ生存の機会を与える」「人への迷惑を防止する」「これ
上増え過ぎないようにする」といったことであると考えられている。
③地域猫活動の中では、TNA という行為が行われていたが、 最近は、TNRという行為だけが
行われるようになった。TNRとは、 猫を保護し、 譲渡するという活動である。
④地域猫活動またはこれに類した活動は、 以前は全国各地で行われていたが、 最近は、 ほとん
ど行われなくなってきた。
⑤地域猫活動またはこれに類した活動により、 野良猫の頭数や野良猫による迷惑間題が飛躍的
に 解消さ れており、 頭数の削減効果がみられなかった事例はないとの報告がされている。②
133
「多頭飼育の規制条例などの条例制定」に関するうち、正しいもの選べ。
①2012 (平成24) 年の法改正により「条例により多頭飼育の届出をさせることができる」といっ
た趣旨の一文が「動物の愛護及び管理に関する法律」に追加されたが、 この追加により、 多
頭飼育の届出規制を条例でつくることができるようになった。
②地方公共団体は、 国の下部機関ではなく国と対等な関係にあることから、地域のことは地方
公共団体の創意工夫と責任に 任せる仕組みが基本になっている。
③「動物の愛護及び管理に関する法律」を補完する目的で、 より厳しい親制となる数慣基華な
どを定める条例は「横出し条例」になる。
④地方公共団体が行う事務のうち、 自治事務とは、 法律などに基づいて地方公共団体が処理す
ることとされた事務のことである。
⑤地方分権一括法により、地方自治体は、法律に矛盾したり、法律に反するものでも条例を定めることができるとされている。②
134
ペットの問題行動の予防と対処に関するうち、正しいものを1つ選べ。
①子犬同士で遊べなくても、人が代わりに遊んであげることにより社会性を身につけナることが
できる。
②作業犬種などの特殊な犬種であっても、一般家庭でペットとして飼う場合には運動量を多く
する必要がなくなる。
③猫は捕食行動を真似た遊びを好むので、噛みつきの抑制を教えることは難しい。
④保護犬は保護された理由が何であっても愛情をかければ飼いやすくなる性格の犬ばかりであ
る。
⑤猫用トイレの砂は、ニオイをなくさないようにするため、ひと月に1回、半分を捨てて交換
するとよい。③
135
「災害時対策」に関するうち、正しいものを選べ。
①環境省によれば、同伴避難とは、災害発生時に「ペットと一緒により安全な場所に移動する
避難行動」であるとされている。
②環境省の「人とペットの災害対策ガイドライン」によれば、災害時に行政機関が行うペット
への対策とは、被災者となった飼い主がペットをできる限り適切に飼養できるように支援するなどといったように、あくまでも「被災者を救護する」ことが目的であるとされている。
③「自助、共助、公助」災害対策のキーワードになっているが、「共助」はボランティアの支援
などにより被災者の生活や行動を助けることであり、「公助」は、寄付金の募集により経済的に
被災者を助けること ことであるとされている③り適切に飼養できるように支接す
④支援物資を送るときに気をつけなければならないことには、さまざまなニーズに対応できるよういろいろな種鎮の物資をーつにまとめて送ることや、支援物資の中に寄付金を入れて送ることなどがある。
⑤被災ペットの保護施設などでボランティアをする場合には、「頼まれたことを黙々とこなす」
「里子に徹する」という消極的な心構えは依頼者側の負担になる。また、独自の支授活動を
する場合は、自主的な判断のもとで行動し、行政機関や現地の獣医師会とは進携する必要は
ない。②