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生体機能代行装置学Ⅲ
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    問題一覧

  • 1

    人工心肺装置の用いる血液ポンプで誤っているのはどれか。 

    ローラポンプは遠心ポンプよりも血液損傷が軽度である。, 遠心ポンプはチューブ圧閉度の調節が必要である。

  • 2

    人工心肺用ローラポンプチューブの圧閉鎖調節で誤っているのはどれか。

    滴下速度は 30~50 滴/分とする。

  • 3

    遠心ポンプで正しいのはどれか

    低回転時には逆流が生じることがある。, 血液損傷はローラポンプよりも軽度である。 , 回転数が同じでも流量は後負荷によって変化する。

  • 4

    人工心肺装置に用いる血液ポンプで正しいのはどれか。

    遠心ポンプで駆出される血液量は後負荷が高いほど減少する。

  • 5

    遠心ポンプについて正しいのはどれか。 

    同一回転数でも冷却時には流量が低下する。 , ポンプ回転中に送血回路をクランプしても回路破裂しない。

  • 6

    遠心ポンプについて正しいのはどれか。 

    離脱前の低流量時には回転数による流量制御が困難である。, 冷却時に流量を維持するには回転数をあげる必要がある。 , 人工心肺停止時には送血回路を鉗子で遮断し血液逆流を防ぐ

  • 7

    遠心ポンプについて正しいのはどれか。 

    同じ回転数でも流量は後負荷によって変化する。

  • 8

    人工心肺送血ポンプとしてローラポンプと比較した遠心ポンプの特性で正しいのはどれか。 

    送血回路閉塞時の回路破裂の危険がない。, 過度の陰圧発生がない。

  • 9

    人工心肺送血ポンプにおけるローラポンプと遠心ポンプの比較で正しいのはどれか。 

    ローラポンプは回転数による流量制御が容易である。 , 遠心ポンプは流量計を必要とする。 , 遠心ポンプは⾧期補助循環に適している。

  • 10

    血液ポンプのうち拍動流型はどれか。

    サック型 , ダイヤフラム型

  • 11

    人工心肺における遠心ポンプについて正しいのはどれか。  

    ローラポンプに比べて血流損傷が少ない。 , 回路閉塞時に回路破裂の心配がない。

  • 12

    膜型人工肺で正しいのはどれか。  

    中空糸型の外部灌流型では血液の流れに乱流が形成される。

  • 13

    膜型人工肺で誤っているのはどれか。 

    複合膜は⾧時間使用すると血漿成分の漏出がある。

  • 14

    中空糸多孔質膜を用いた膜型肺について正しいのはどれか。  

    外部灌流型は内部灌流よりも圧損が小さい。 , 外部灌流型は血液が外部、ガスが内部を通る。

  • 15

    中空糸型膜型人工肺について正しいのはどれか。 

    PaO₂と独立した PaCO₂の制御が可能である。

  • 16

    膜型人工肺について正しいのはどれか。 

    送入ガス流量を増やすと Paco₂は低下する。

  • 17

    人工肺に用いられるポリプロピレン多孔質膜について正しいのはどれか。  

    物質移動係数はシリコン均質膜よりも高い。

  • 18

    膜型人工肺について正しいのはどれか。 

    外部灌流型は内部灌流型よりも血流に乱流が生じやすい。

  • 19

    膜型人工肺について正しいのはどれか。 

    均質膜では血液は酸素ガスと直接接触することはない。

  • 20

    膜型人工肺について正しいのはどれか。  

    中空糸膜が主に使用される。 , 多孔質膜が均質膜より多く使用される。 , 外部灌流型が内部灌流型より多く使用される。

  • 21

    外部灌流型膜型肺について誤っているのはどれか。 

    血液の流れは層流になる。

  • 22

    人工心肺による体外循環で正しいのはどれか。  

    血中遊離ヘモグロビンが増加する。 , 体温の低下によって血液粘稠度は上昇する。

  • 23

    成人の人工心肺操作条件で適切でないのはどれか。 

    中心静脈圧:20mmHg

  • 24

    人工心肺中の操作で誤っているのはどれか。  

    大動脈遮断解除時は一時的に送血量を増加させる。

  • 25

    人工心肺を用いた体外循環で正しいのはどれか。

    血液希釈によって膠質浸透圧は低下する。 , プロタミンはヘパリン初期投与量の 1~1.5 倍を投与する。

  • 26

    人工心肺による体外循環で誤っているのはどれか

    血糖値が低下する。

  • 27

    人工心肺の操作で誤っているのはどれか

    至適灌流量で体外循環を開始する。

  • 28

    完全体外循環中の灌流条件で適切でないのはどれか。  

    ヘモグロビン値:5g/dL

  • 29

    成人の中等度低体温での人工心肺操作条件で適切でないのはどれか。

    送血流量 ―――――――――― 120mL/min/kg , 中心動脈圧 ――――――――― 20mmHg, ヘモグロビン ―――――――― 6.0g/dL

  • 30

    人工心肺装置について誤っている組合わせはどれか。 

    冠灌流回路 ――――― 心内圧の低減 , ベント回路 ―――― 心筋保護液の注入

  • 31

    人工心肺の適正灌流について誤っているのはどれか。 

    側副血行路の多い右左短絡疾患では灌流量を少なめにする。 , 低体温体外循環では常温体外循環よりも灌流量を多くする。

  • 32

    人工心肺について正しいのはどれか。 

    吸引からの戻りが多い場合は脱血量よりも送血流量を増やす。

  • 33

    人工心肺による体外循環中の混合静脈酸素飽和度(SvO2)について誤っているのはどれか。 

    80%は低心拍出量状態を意味する。

  • 34

    人工心肺による体外循環で灌流圧低下を引き起こすのはどれか。 

    大動脈遮断解除 , 大動脈解離

  • 35

    人工心肺装置について誤っている組み合わせはどれか。  

    遠心ポンプ ――― 心腔内出血回収 , 血液濃縮器 ――― 余剰赤血球除去

  • 36

    人工心肺による体外循環中の操作について誤っているのはどれか。

    ACT(activated clotting time)を 200~300 秒に維持する。 , 復温時の送血温と脱血温の差を 10℃以上に維持する。 , プロタミンはヘパリン初期投与量の 3~5 倍を投与する。

  • 37

    大動脈遮断解除後、心筋温 37℃、完全体外循環、左心ベント下の心筋酸素消費量が最も高い状態はどれ か。

    心室細動

  • 38

    人工心肺による体外循環において送血流量を上げるべきなのはどれか。 

    復温時

  • 39

    成人の人工心肺操作条件で適切ではないのはどれか。 

    中心静脈圧:20mmHg

  • 40

    慢性腎不全による維持透析患者における人工心肺管理で正しいのはどれか。 

    灌流圧は高めになることが多い。

  • 41

    乳幼児の人工心肺を用いた体外循環で成人と比較して正しいのはどれか。

    目標灌流圧が低い。 , 体液バランスの不均衡が生じやすい。

  • 42

    乳児の人工心肺を用いた体外循環で成人と比較して正しいのはどれか。

    無血充填時の希釈率が高くなる。 , 体表面積当たりの至適灌流量が多い。

  • 43

    乳児の人工心肺について正しいのはどれか

    チアノーゼ性心疾患では非チアノーゼ性より灌流量を多く設定する。

  • 44

    人工心肺時の血液希釈で正しいのはどれか。

    溶血量が軽減する。 , 組織血液を良好にする

  • 45

    人工心肺による体外循環について正しいのはどれか。

    血小板数が低下する。 , インスリン分泌が減少する。 , 炎症性サイトカインが放出される。

  • 46

    人工心肺による体外循環について正しいのはどれか。  

    低体温によって組織への酸素の移行は低下する。

  • 47

    人工心肺による体外循環中の変化について正しいのはどれか。 

    血中アドレナリン値は上昇する。

  • 48

    人工心肺中の限外濾過による血液濃縮器について正しいのはどれか。  

    内部灌流型の装置である。 , 排出液の Na、K 濃度は細胞外液型である。

  • 49

    人工心肺による体外循環中に血中濃度が低下するのはどれか。 

    ナトリウム , カリウム

  • 50

    体外循環における血液希釈の目的として正しいのはどれか。 

    輸血量の減少, 溶血の軽減

  • 51

    人工心肺による体外循環中の変化として正しいのはどれか。 

    血中カルシウム濃度の低下, 炎症性サイトカインの放出 , 血中バソプレシン濃度の上昇

  • 52

    低体温体外循環の影響で正しいのはどれか。  

    酸素消費量低下 , カテコラミン活性低下

  • 53

    人工心肺使用時に血中カリウム濃度の上昇につながるのはどれか。  

    赤血球液充填, 代謝性アシドーシス

  • 54

    人工心肺を用いた体外循環中の血中電解質について正しいのはどれか。

    インスリン使用時には低カリウムになりやすい。 , 保存血を使用すると低カルシウムになりやすい。 , 低ナトリウムになりやすい。

  • 55

    人工心肺を用いた体外循環中に血中濃度が低下するのはどれか。

    カルシウム

  • 56

    カリウムについて正しいのはどれか。 

    インスリンはカリウムを細胞内に移動させる。 , 低カリウム血症では不整脈が出やすくなる。

  • 57

    人工心肺中の血液への影響について正しいのはどれか。  

    送血ポンプは溶血の原因になる。 , T細胞やNK細胞の活性が低下する。

  • 58

    人工心肺中の血液希釈について正しいのはどれか。  

    充填量の大きい人工心肺ほど希釈率は高くなる。 , 希釈率が高いほど末梢循環抵抗が減少する。

  • 59

    人工心肺における体外循環で使用される薬剤について誤っている組合せはどれか。 

    重炭酸ナトリウム ―― アルカローシスの補正

  • 60

    人工心肺時のヘパリン及びプロタミンについて正しいのはどれか。 

    プロタミン投与時にみられる血圧低下は血管拡張作用による。

  • 61

    人工心肺による体外循環時に使用される薬剤について誤っている組合せはどれか。 

    乳酸化リンゲル ―――― 膠質浸透圧の保持, 炭酸水素ナトリウム ―― アルカローシスの補正

  • 62

    人工心肺を用いた開心術中の抗凝固対策で正しいのはどれか。

    ヘパリンコーティング回路を用いる場合も ACT は 400 秒以上を保つ。

  • 63

    心筋保護について正しいのはどれか。 

    阻血時間の延⾧を目的としている。, 血液を併用した心筋保護液がある。 , 逆行性注入は冠静脈洞から行われる。

  • 64

    人工心肺を用いた開心術中の心筋保護について正しいのはどれか。 

    細胞内液型心筋保護液のナトリウム濃度は細胞外液型より低い。 , 逆流性冠灌流の場合には冠静脈洞から注入する。

  • 65

    心筋保護について正しいのはどれか。 

    細胞内液型心筋保護液中の Na 濃度は細胞外液型より低い。 , 逆行性心筋保護では右室の心筋保護液灌流が不十分となりやすい。

  • 66

    人工心肺中に脱血回路の酸素飽和度が低下した。原因として考えられないのはどれか。 

    体温の低下

  • 67

    人工心肺による体外循環中の空気塞栓の原因でないのはどれか。 

    膜型肺における血漿漏出

  • 68

    人工心肺中の空気塞栓の原因で誤っているのはどれか。 

    膜型肺における血漿漏出

  • 69

    人工心肺中のトラブルとその対応との組合せで正しいのはどれか。

    脱血カニューレの脱落 ――――――― 送血ポンプの停止 , 膜型人工肺における wet lung ―――― 人工肺の交換

  • 70

    人工心肺中の溶血と関連するのはどれか。 

    細い送血カニューレ , 細い脱血カニューレ

  • 71

    人工心肺による体外循環中の溶血の直接的原因とならないのはどれか。

    血流希釈

  • 72

    貯血槽の血液レベルが急激に低下した。対応として正しいのはどれか。 

    脱血回路の確認, 貯血槽に乳酸加リンゲル液を急速補液 , 一時的な送血流量低減

  • 73

    体表面積 1.8 ㎡の男性の人工心肺を用いた開心術で、吸引回路からの血液の戻りが全くない完全体外循 環中(膀胱温 32℃)、静脈リザーバに 800ml が貯血されていた。何らかの理由で静脈回路からの脱血が 完全に途絶えた時、リザーバが空になるまでの時間[秒]に最も近いものはどれか。 

    10

  • 74

    人工心肺を用いた体外循環中に生じる大動脈解離について正しいのはどれか。 

    上行大動脈の色調の変化が見られる。 , 脱血不良となる。

  • 75

    体表面積 0.5 ㎡の乳児の人工心肺を用いた開心術で、吸引からの血液の戻りが全くない完全体外循環中 (膀胱温 30℃)、静脈リザーバに 400ml が貯血されていた。何らかの原因で静脈回路からの脱血が完全 に途絶えた時、静脈リザーバが空になるまでの時間[秒]に最も近いのはどれか

    20

  • 76

    PCPS の適応で誤っているのはどれか。 

    高度の大動脈弁閉鎖不全

  • 77

    IABP で正しいのはどれか。 

    高度の大動脈不全症では禁忌である。 , 拡張期圧を上昇させて冠血流量を増加させる。

  • 78

    補助循環について正しいのはどれか。 

    PCPS は PTCA の補助手段として用いられる。 , 補助人工心臓では、連続流型は拍動流型よりを小型のものが多い。

  • 79

    補助循環について正しいのはどれか。 

    補助人工心臓は左房脱血よりも左室脱血タイプが多い。

  • 80

    IABP について正しいのはどれか。  

    人工心肺中に使用することで拍動流が得られる。 , 冠血流量を増加させる効果がある。 , 合併症として動脈主要分枝の血行障害がある。

  • 81

    人工心肺による体外循環の操作で心筋酸素消費量を増加させるのはどれか。 

    アドレナリンの投与

  • 82

    補助人工心臓について誤っているのはどれか。 

    患者の右心機能が低下する左心補助人工心臓の補助流量は増加する。

  • 83

    PCPS について正しいのはどれか。  

    肺塞栓症によるショック時に用いられる。 , 心停止に対する心肺蘇生に用いられる。

  • 84

    補助循環について正しいのはどれか

    体内埋め込み型補助人工心臓では拍動流型よりも連続流型が多い

  • 85

    IABP について正しいのはどれか。

    拡張期に下行大動脈でバルーンを拡張させる。 , 冠動脈血流を増加させる。 , 左室の後負荷を軽減する。

  • 86

    IABP による合併症で誤っているのはどれか。  

    急性心筋梗塞

  • 87

    PCPS 施行時に左手の酸素飽和度が低下した。原因として考えられないものはなにか。

    ACTが 400 秒以上

  • 88

    補助循環について正しいのはどれか。

    補助人工心臓は左房脱血よりも左室脱血タイプが多い。

  • 89

    IABP の適応について正しいのはどれか。 

    人工心肺離脱困難 , 開心術後低心拍出量症候群, 急性心筋梗塞後心室中隔穿孔を合併した心原性ショック

  • 90

    IABP について正しいのはどれか。 

    中等度以上の大動脈弁閉鎖不全症には禁忌である。, 冠動脈灌流量を増加させる。 , 左室後負荷を軽減させる。