百人一首

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100問 • 2026-09-14
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    問題一覧

  • 1

    秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ

    わが衣手は 露にぬれつつ

  • 2

    春過ぎて 夏来にけらし 白妙の

    衣ほすてふ 天の香具山

  • 3

    あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の

    ながながし夜を ひとりかも寝む

  • 4

    田子の浦に うち出でて見れば 白妙の

    富士の高嶺に 雪はふりつつ

  • 5

    奥山に もみぢふみわけ 鳴く鹿の

    声聞くときぞ 秋は悲しき

  • 6

    かささぎの 渡せる橋に おく霜の

    白きを見れば 夜ぞふけにける

  • 7

    天の原 ふりさけ見れば 春日なる

    三笠の山に 出でし月かも

  • 8

    わが庵は 都のたつみ しかぞすむ

    世をうぢ山と 人はいふなり

  • 9

    花の色は うつりにけりな いたづらに

    わが身よにふる ながめせしまに

  • 10

    これやこの 行くも帰るも 別れては

    知るも知らぬも 逢坂の関

  • 11

    わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと

    人には告げよ あまのつり舟

  • 12

    天つ風 雲のかよひ路 吹きとぢよ

    をとめの姿 しばしとどめむ

  • 13

    つくばねの 峰よりおつる みなの川

    こひぞつもりて 淵となりぬる

  • 14

    みちのくの しのぶもぢずり 誰ゆゑに

    乱れそめにし われならなくに

  • 15

    君がため 春の野に出でて 若菜つむ

    わが衣手に 雪は降りつつ

  • 16

    たち別れ いなばの山の 峰に生ふる

    まつとし聞かば いま帰りこむ

  • 17

    ちはやぶる 神代もきかず 竜田川

    からくれなゐに 水くくるとは

  • 18

    すみの江の 岸に寄る波 よるさへや

    夢のかよひ路 人目避くらむ

  • 19

    難波潟 短き芦の ふしの間も

    逢はでこの世を 過ぐしてよとや

  • 20

    わびぬれば いまはたおなじ 難波なる

    みをつくしても あはむとぞ思ふ

  • 21

    いま来むと いひしばかりに 長月の

    ありあけの月を 待ち出でつるかな

  • 22

    吹くからに 秋の草木の しをるれば

    むべ山風を 嵐といふらむ

  • 23

    月見れば ちぢに物こそ 悲しけれ

    わが身ひとつの 秋にはあらねど

  • 24

    このたびは ぬさもとりあへず 手向山

    もみぢのにしき 神のまにまに

  • 25

    なにしおはば 逢坂山の さねかづら

    人に知られで くるよしもがな

  • 26

    小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば

    いまひとたびの みゆき待たなむ

  • 27

    みかの原 わきて流るる いづみ川

    いつ見きとてか 恋しかるらむ

  • 28

    山里は 冬ぞさびしさ まさりける

    人めも草も かれぬと思へば

  • 29

    心あてに 折らばや折らむ 初霜の

    おきまどはせる 白菊の花

  • 30

    有明の つれなく見えし 別れより

    あかつきばかり 憂きものはなし

  • 31

    朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに

    吉野の里に 降れる白雪

  • 32

    山川に 風のかけたる しがらみは

    流れもあへぬ もみぢなりけり

  • 33

    ひさかたの 光のどけき 春の日に

    しづ心なく 花の散るらむ

  • 34

    誰をかも 知る人にせむ 高砂の

    松も昔の 友ならなくに

  • 35

    人はいさ 心もしらず ふるさとは

    花ぞ昔の 香ににほひける

  • 36

    夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを

    雲のいづこに 月宿るらむ

  • 37

    白露に 風の吹きしく 秋の野は

    つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける

  • 38

    忘らるる 身をば思はず ちかひてし

    人の命の 惜しくもあるかな

  • 39

    浅茅生の 小野の篠原 しのぶれど

    あまりてなどか 人の恋しき

  • 40

    しのぶれど 色に出でにけり わが恋は

    物や思ふと 人のとふまで

  • 41

    恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり

    人しれずこそ 思ひそめしか

  • 42

    契りきな かたみに袖を しぼりつつ

    末の松山 波こさじとは

  • 43

    あひみての 後の心に くらぶれば

    昔は物を 思はざりけり

  • 44

    逢ふことの たえてしなくば なかなかに

    人をも身をも 恨みざらまし

  • 45

    あはれとも いふべき人は 思ほえで

    身のいたづらに なりぬべきかな

  • 46

    由良のとを わたる舟人 かぢをたえ

    ゆくへもしらぬ 恋の道かな

  • 47

    八重葎 しげれる宿の さびしきに

    人こそ見えね 秋は来にけり

  • 48

    風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ

    くだけて物を 思ふころかな

  • 49

    みかきもり 衛士のたく火の 夜はもえ

    昼は消えつつ 物をこそ思へ

  • 50

    君がため 惜しからざりし 命さへ

    長くもがなと 思ひけるかな

  • 51

    かくとだに えやはいぶきの さしも草

    さしもしらじな もゆる思ひを

  • 52

    明けぬれば 暮るるものとは 知りながら

    なほ恨めしき 朝ぼらけかな

  • 53

    嘆きつつ ひとりぬる夜の 明くるまは

    いかに久しき ものとかはしる

  • 54

    忘れじの ゆくすゑまでは かたければ

    けふをかぎりの いのちともがな

  • 55

    滝の音は たえて久しく なりぬれど

    名こそ流れて なほ聞こえけれ

  • 56

    あらざらむ この世のほかの 思ひ出に

    今ひとたびの あふこともがな

  • 57

    めぐりあひて 見しやそれとも わかぬまに

    雲がくれにし 夜半の月かな

  • 58

    ありま山 ゐなの笹原 風吹けば

    いでそよ人を 忘れやはする

  • 59

    やすらはで 寝なましものを さ夜ふけて

    かたぶくまでの 月をみしかな

  • 60

    大江山 いく野の道の 遠ければ

    まだふみも見ず 天の橋立

  • 61

    いにしへの 奈良の都の 八重ざくら

    けふ九重に にほひぬるかな

  • 62

    夜をこめて 鳥のそらねは はかるとも

    よに逢坂の 関はゆるさじ

  • 63

    いまはただ 思ひ絶えなむと ばかりを

    人づてならで 言ふよしもがな

  • 64

    朝ぼらけ 宇治の川霧 絶え絶えに

    あらはれわたる 瀬々のあじろ木

  • 65

    恨みわび ほさぬ袖だに あるものを

    恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ

  • 66

    もろともに あはれと思へ 山ざくら

    花よりほかに しる人もなし

  • 67

    春の夜の ゆめばかりなる 手枕に

    かひなくたたむ 名こそをしけれ

  • 68

    心にも あらでうき世に ながらへば

    恋しかるべき 夜半の月かな

  • 69

    あらし吹く 三室の山の もみぢ葉は

    竜田の川の 錦なりけり

  • 70

    さびしさに 宿をたち出でて ながむれば

    いづこもおなじ 秋の夕ぐれ

  • 71

    夕されば 門田の稲葉 おとづれて

    芦のまろやに 秋風ぞ吹く

  • 72

    音にきく たかしの浜の あだ波は

    かけじや袖の ぬれもこそすれ

  • 73

    高砂の 尾上の桜 咲きにけり

    外山の霞 たたずもあらなむ

  • 74

    憂かりける 人を初瀬の 山おろしよ

    はげしかれとは 祈らぬものを

  • 75

    契りおきし させもが露を いのちにて

    あはれ今年の 秋もいぬめり

  • 76

    わたの原 漕ぎ出でて見れば 久方の

    雲ゐにまがふ 沖つ白波

  • 77

    瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の

    われても末に あはむとぞ思ふ

  • 78

    淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に

    幾夜ねざめぬ 須磨の関守

  • 79

    秋風に たなびく雲の たえ間より

    もれ出づる月の 影のさやけさ

  • 80

    長からむ 心もしらず 黒髪の

    みだれて今朝は 物をこそ思へ

  • 81

    ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば

    ただありあけの 月ぞ残れる

  • 82

    思ひわび さても命は あるものを

    憂きにたへぬは 涙なりけり

  • 83

    世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る

    山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる

  • 84

    ながらへば またこのごろや しのばれむ

    憂しと見し世ぞ 今は恋しき

  • 85

    夜もすがら 物思ふころは 明けやらで

    閨のひまさへ つれなかりけり

  • 86

    嘆けとて 月やは物を 思はする

    かこち顔なる わが涙かな

  • 87

    村雨の 露もまだ干ぬ まきの葉に

    霧たちのぼる 秋の夕ぐれ

  • 88

    難波江の 芦のかりねの ひとよゆゑ

    みをつくしてや 恋ひわたるべき

  • 89

    玉のをよ たえなばたえね ながらへば

    忍ぶることの 弱りもぞする

  • 90

    見せばやな 雄島のあまの 袖だにも

    ぬれにぞぬれし 色はかはらず

  • 91

    きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに

    衣かたしき ひとりかも寝む

  • 92

    わが袖は 潮干にみえぬ 沖の石の

    人こそしらね かわくまもなし

  • 93

    世の中は つねにもがもな なぎさ漕ぐ

    あまの小舟の 綱手かなしも

  • 94

    み吉野の 山の秋風 さ夜ふけて

    ふるさと寒く 衣うつなり

  • 95

    おほけなく うき世の民に おほふかな

    わが立つ杣に 墨染の袖

  • 96

    花さそふ 嵐の庭の 雪ならで

    ふりゆくものは わが身なりけり

  • 97

    来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに

    焼くやもしほの 身もこがれつつ

  • 98

    風そよぐ ならの小川の 夕ぐれは

    みそぎぞ夏の しるしなりける

  • 99

    人もをし 人もうらめし あぢきなく

    世を思ふゆゑに 物思ふ身は

  • 100

    ももしきや 古き軒端の しのぶにも

    なほあまりある 昔なりけり