皮膚疾患

皮膚疾患
22問 • 1年前
  • tomo
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    問題一覧

  • 1

    ・肝斑の照射可否 ・主に〜代女性 ・色味の特徴 ・境界(明瞭or不明瞭)な()性のものが多い。 ・()に好発し()性であることが多い。口唇周囲、額、もみあげ前部などにも発生。 ・肝斑の原因 ・経時的変動(濃くなったり薄くなったり)(ありorなし)

    ・照射不可 ・30〜50代 ・黄褐色〜濃褐色(少し赤みを帯びていることも多い) ・不明瞭なびまん性 ・頬、両側性 ・慢性的な皮膚の炎症や摩擦などの機械的刺激、紫外線、乾燥、女性ホルモンの変動(ピル、妊娠) ・経時的変動あり

  • 2

    肝斑の対応について 色の濃い典型的な肝斑の診断は比較的容易かも知れませんが、 ① 色が薄い ②日光性色素斑、ADM、雀卵斑(そばかす)、PIHなどが合併 ③しっかりお化粧しているような場合は判断が難しいこともあります。 以下に対応例を示します。 (全職種共通)他院で肝斑があると言われた。肝斑治療中。 →肝斑は避けて下さい(肝斑への照射は原則禁忌です) (全職種共通)肝斑が濃くなってもいいから照射して欲しい。 一肝斑の回避を推奨して下さい(強い要望がある時は医師に相談を) (医師向け)これってシミですか?肝斑ですか?と質問された。 →可能であればメイクオフしてもらい、視診をお願いします

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  • 3

    <色素性疾患の照射における基本ルール> ・肝斑以外の隆起のないメラニン色素性疾患は、蓄熱式であれば照射可能 ・色素斑の照射に伴うリスク説明を行う *副反応(紅斑、疼痛など)が正常部に比べて出やすい *熱傷リスクが通常よりも高くなる *上記リスクの低減目的で出力を下げて照射した場合は、その部分の脱毛効果が弱くなることがある

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  • 4

    シミ・アザを照射する際の注意点 1.大原則として、アザの照射のご要望があった際は、副反応(疼痛や紅斑)や合併症(熱傷など)のリスクが通常よりも高くなることを説明し、了承のうえで照射する。 2.熱破壊式でアザを照射する際は、まずアザの辺縁部をテスト照射してから1~数分ほど観察し、強い赤み(紅斑)が生じた場合はフルエンスを下げる。毛孔一致性の通常見られるエンドポイントであればフルエンスを下げる必要はない。大きいアザについてはショット数に応じて強い紅斑が生じる場合があるので、常に観察を怠らない。 3.蓄熱式でアザを照射する場合は、アザの部分に強い紅斑・疼痛が生じた際はフルエンスを下げて続行する。なお、XLL・XLハンドピースで2J/cm?までフルエンスを下げてもアザ部分の熱さや痛みが強い場合は避けることも考慮する。パス数は規定パス数を目指すが、エンドポイントが出た場合はこの限りではない。 4.シミやアザの照射または回避についてのカルテ記載を行う(照射出力も併記する。必要に応じて写真を添付する。)

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  • 5

    日光性色素斑(老人性色素斑) 照射(可or不可) 濃いものは熱破壊式ではフルエンスを下げるか避ける ・最もありふれた、いわゆる“シミ” ・露光部に発症しやすい。顔の(外側or内側)に多い(腕など全身にも) ・数mm~数cm径、(定形or不定形)、ランダムに分布 ・()色。色調の変動は小さいが徐々に濃くなる ・主にUVによる表皮の障害。ゆっくりと増大。 一肥厚したものは脂漏性角化症と呼ばれる ・自覚症状なし ・病理:基底層およびその上層のメラニン顆粒の増加、表皮の肥厚

    照射可能 顔の外側に多い 不定形 黄褐色

  • 6

    ADM (後天性真皮メラノサイトーシス:Acquired Dermal Melanocytosis) 照射(可or不可) 熱破壊式の場合は濃さによっては避けることも検討 ・()に好発する“アザ” ・頬骨頂部(右図赤点線)、眼瞼、前額外側など(主に両側性) ・()代後半以降に発症、色調の変動は(大きいor小さい) ・(大or小)斑性(3mm~5mm径)、びまん性 ・()色~()色(ただし茶色の強い非典型例あり) ・自覚症状なし ・病理:真皮上層のメラノサイト増多

    照射可能 両頬(頬骨頂部) 10代、小さい 小斑性 灰色〜灰褐色

  • 7

    雀斑について ・発症年齢()歳〜 ・好発部位 ・色味は ・大きさ径〜mm ・境界(明瞭or不明瞭)で、比較的サイズの揃った小斑が(均一or不均一)に分布 ・遺伝性(多いor少ない)

    ・3歳〜 ・顔の中央部(鼻)から頬頂部にかけて、びまん性に散在 ・黄褐色 ・1〜3mm ・境界明瞭、均一に分布 ・多い

  • 8

    PIH (炎症後色素沈着) 照射(可or不可) ◆熱破壊式の場合は濃さによってはフルエンスを下げるか避ける ◆()がある場合は炎症と炎症後紅斑(PIE)の鑑別を行い、PIEであれば照射可 (主に発生からの経過時間や自覚症状の有無で鑑別) ・()色調 ・熱傷、外傷、皮膚炎、尋常性ざなどの炎症治癒後に出現 ()も顔の慢性刺激(弱い炎症)によるPIHの一種

    ・可能 ・発赤 ・褐色調 ・肝斑

  • 9

    PIH(炎症後色素沈着;Post-Inflammatory Hyperpigmentation) 尋常性ざ(ニキビ)によるPIH ・PIHは炎症反応回復後に生じる褐色斑。 ●表皮の炎症により様々なサイトカインが放出され、表皮のメラニン色素の増加をもたらすと考えられている。 ・ 時間経過とともに改善するが、PIE(炎症後紅斑)よりも自然軽快に時間がかかると言われている。

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  • 10

    PIE(炎症後紅斑;Post-Inflammatory Erythema) 尋常性ざ(ニキビ)によるPIE ・ PIEは炎症反応回復期に生じる、真皮層の毛細血管拡張が原因の紅斑。 ・時間経過とともに改善する。

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  • 11

    日光性色素は境界(明瞭or不明瞭)でそれらが隣接していても斑と斑の間に「正常な皮膚の隙間」があることが多い。一方、肝斑は濃い斑同士の隙間がわかりづらく境界(明瞭or不明瞭)で、色素斑に連続性があることが多い。

    明瞭 不明瞭

  • 12

    扁平母斑(茶あざ) 照射(可or不可) *熱破壊式:色調(濃さ)によってはフルエンスを下げる。 *蓄熱式:原則として避ける必要なし。濃さによってはフルエンスを下げることを検討する。 ・色:盛り上がりのない()色 ・部位:手のひら、足の裏を除いてどこにでも ・原因:皮膚の色をつくるメラニンが皮膚の浅いところ(表皮内)に増えてできる。 ・出生時、もしくは生後比較的早期に出現し()期に病変がはっきりしてきます。 ・健常人の()%にみられる ・平坦で隆起がない。色調や形状は様々。 ※副反応(疼痛や紅斑)や合併症(熱傷など)のリスクが通常よりも高くなることを了承のうえ照射可。

    照射可能 茶色 乳児期 10%

  • 13

    血管腫(赤あざ) 平坦な病変や隆起の小さなものは照射可 *どの機械であれ原則として避ける必要なし *ただし、稀にレーザーの衝撃により一部の毛細血管が破壊され紫斑が生じる可能性があるため、紫斑形成のリスクを説明し了承された上で照射を行う。 ・色:生まれた時から存在する平坦な赤あざ。 ・赤い皮膚病変には血管腫以外にも毛細血管拡張や皮下出血など様々なものがあります。 血管腫も厳密には血管腫・血管奇形に分類されます。その全てを正確に診断することは難しいため、生まれつきある盛り上がりのない平坦なもの(主に単純性血管腫)であれば照射可能としてください。 ・加齢とともに生じる老人性血管腫も照射可能。 ・隆起性病変は避けるのが原則。ただし、多発していて避けづらい場合は紫斑形成りスク了承のうえ照射も可

    みる

  • 14

    太田母斑 照射(可or不可) 熱破壊式の場合は当てられる? ・()色~()色(青・紫・褐色が混在することが多い) ・()の片側の頬骨、眼瞼、前額部外側、鼻、耳介など。両側性もある。 ・表皮基底層〜真皮層のメラノサイトの増加@三叉神経1,2枝領域 (メラニンが真皮浅層にあると褐色調。真皮層になるにつれ青色を呈する) ・自然消退(するorしない)。加齢に伴い緩徐に(拡大or縮小)。 ・出生時(早発型)または思春期・妊娠・閉経等のホルモンバランス変化で発症(遅発型)

    可能 濃さによっては避けることも検討 濃青〜褐色 顔面 しない、拡大

  • 15

    乾癬(かんせん) 照射(可or不可)(炎症性紅斑・鱗付着部は避ける) ・()色の鱗が付着した紅斑が生じる炎症性疾患。 ・好発部位は頭、肘、膝蓋、腰臀部、下腿、爪など。 ・()を伴うことが多い。

    不可 銀白色 掻痒

  • 16

    乾癬について 尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症、滴状乾癬に分類(乾癬の9割が()) *原因:遺伝素因+環境因子(()との関連が強く示唆されている。男女比(:)) *治療:外用(ステロイド、ビタミンD3、免疫抑制剤等)、光線療法、内服(ビタミンA誘導体、免疫抑制剤など)、生物学的製剤など。難治性で慢性に経過する炎症性疾患。

    尋常性乾癬 メタボリックシンドローム 2:1

  • 17

    蒙古斑/異所性蒙古斑(青あざ) 照射可 *熱破壊式:可否は? *蓄熱式:原則としてどう?濃さによってはフルエンスを下げることを検討する。 ※蓄熱式で蒙古斑を照射中に紅斑や疼痛等が強く生じた場合はフルエンスを下げる(例:XLL・XL ハンドピースの場合は4→3→2J/cm?のように。パス数は規定パス数を目指す) ※メディオスターで、例えばXLL・XLハンドピースで2J/cm?までフルエンスを下げても副反応が強いようであれば、その時点で例外的に避けることを検討します。 ・色:()がかった()色(青色〜灰青色)で、単一色(褐色斑が混在しない)。 ・好発部位:体幹部の(表or背)面(顔面、四肢、体幹の表面、頸部等にも発生する)。 ・原因:真皮中層~下層のメラノサイトの増加。 ・()以外に発生する蒙古斑を異所性蒙古斑という。 ・通常、蒙古斑は()歳頃までに自然に消える。

    熱破壊:色調(濃さ)によってはフルエンスを下げるか避ける。 蓄熱式:原則として避ける必要なし。 青、灰色 背面 臀部 7歳

  • 18

    脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう) *熱破壊式:照射(可or不可) *蓄熱式:原則として避ける必要(ありorなし)。濃さによってはフルエンスを下げることを検討する。 ハンドピースを密着できない場合は避ける。 ・日光性色素斑が肥厚/隆起してきたものと考えてよい。皮膚良性腫瘍。 ・中年以降の顔面、四肢体幹、頭部など。男女問わず。 ・扁平な肥厚性~隆起性。()色〜()色。表面は()していることが多い。 ・径:数mm~2cm(細かい病変は尋常性の対応法に準じる) ・自覚症状なし ・問診:加齢とともにシミが厚くなり乾燥(角化)も強くなってきましたか?

    熱破壊は照射不可 蓄熱は避ける必要なし 褐色〜黒褐色 ザラザラ

  • 19

    尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい) 扁平疣贅(へんぺいゆうぜい) 照射(可or不可) ・()感染によるイボ ・顔の好発部位はこめかみ周辺や頬。頭部や手指手背にも生じやすい。 ・小丘疹として初発し増大。数mm~数cm大で平坦~丸みがある。小型の病変は表面は()なものもあるが、増大に伴って()になる。 ・自覚症状はほぼない ・多くは多発性→小さいものが多発して避けづらい場合はリスクア承のうえ照射可 ※照射による病変新生リスクの説明が必要。 ※HPV感染による疾患でありレーザー照射が発症の根本的な原因ではありません

    不可 HPV(ヒトパピローマウイルス) ツルツル(平滑) カサカサ~ザラザラ(粗造)

  • 20

    扁平疣費は(〜)代女性に多くみられる。 ・脂漏性角化症との鑑別が難しいこともあるが、薄いシミが濃く肥厚してきた場合は脂漏性角化症の可能性が高い。 ・扁平疣費が自然消退する際は掻痒や発赤などの炎症を生じ、落屑を経て治癒する

    20〜40

  • 21

    伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ:俗称:水いぼ) 照射(可or不可)(マージンを取って皮疹を避けて下さい) ・伝染性軟属腫ウイルス感染によるイボ。小児に好発する。 ・直径2~5mmの表面平滑で光沢があり、正常皮膚色~淡紅色のドーム状に 隆起した小結節。中心陥凹(臍)を有することが特徴。 ・単発~多発。癒合して大型化することもある。 ・つまむと乳白色の粥状物が圧出される。軽度の掻痒を伴う。 ・成人では、患児からの接触感染や性感染症(STD)としての発症例が多い。 下腹部・陰部・大腿部に好発するが、他の部位にも発症し得る。 アトピー性皮膚炎や易感染状態の患者では発症しやすい。 汚染されたタオルなどを介して感染することもある。 ・接触感染対策(手袋着用、手洗い)が重要。※粥状物が皮膚に付着すると感染します。

    不可

  • 22

    アトピー性皮膚炎 避ける:湿疹(=皮膚炎)、皮(=かさぶた)、表皮剥離、搔把痕 照射可:色素沈着、乾燥 ①色素沈着(PIH)について ・熱破壊式では出力を下げて照射する。 ②乾燥を伴う皮疹について ・乾燥はフルエンスを調整しながら照射は可能だが、強い乾燥部は避けることも検討する。 ・鱗(りんせつ)が多く付着している皮疹は炎症を伴っていることが多いため避ける。 (鱗層:角質が細かくはがれてフケのように表皮に付着したもの。鱗が剥がれ落ちたものが落暦。) 苔癬化(たいせんか)には炎症が残っていることも多く、炎症悪化や熱傷等のリスクも高いため原則避ける。ただし、明らかな炎症がなければリスク了承のうえ照射も可能。 長期間苔癬化している皮膚は脱毛していることも多いため詳しく観察してください。 (苔癬化:慢性的な搔把により表皮の肥厚と硬化が生じ皮溝と皮丘が目立った状態)

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  • 1

    ・肝斑の照射可否 ・主に〜代女性 ・色味の特徴 ・境界(明瞭or不明瞭)な()性のものが多い。 ・()に好発し()性であることが多い。口唇周囲、額、もみあげ前部などにも発生。 ・肝斑の原因 ・経時的変動(濃くなったり薄くなったり)(ありorなし)

    ・照射不可 ・30〜50代 ・黄褐色〜濃褐色(少し赤みを帯びていることも多い) ・不明瞭なびまん性 ・頬、両側性 ・慢性的な皮膚の炎症や摩擦などの機械的刺激、紫外線、乾燥、女性ホルモンの変動(ピル、妊娠) ・経時的変動あり

  • 2

    肝斑の対応について 色の濃い典型的な肝斑の診断は比較的容易かも知れませんが、 ① 色が薄い ②日光性色素斑、ADM、雀卵斑(そばかす)、PIHなどが合併 ③しっかりお化粧しているような場合は判断が難しいこともあります。 以下に対応例を示します。 (全職種共通)他院で肝斑があると言われた。肝斑治療中。 →肝斑は避けて下さい(肝斑への照射は原則禁忌です) (全職種共通)肝斑が濃くなってもいいから照射して欲しい。 一肝斑の回避を推奨して下さい(強い要望がある時は医師に相談を) (医師向け)これってシミですか?肝斑ですか?と質問された。 →可能であればメイクオフしてもらい、視診をお願いします

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  • 3

    <色素性疾患の照射における基本ルール> ・肝斑以外の隆起のないメラニン色素性疾患は、蓄熱式であれば照射可能 ・色素斑の照射に伴うリスク説明を行う *副反応(紅斑、疼痛など)が正常部に比べて出やすい *熱傷リスクが通常よりも高くなる *上記リスクの低減目的で出力を下げて照射した場合は、その部分の脱毛効果が弱くなることがある

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  • 4

    シミ・アザを照射する際の注意点 1.大原則として、アザの照射のご要望があった際は、副反応(疼痛や紅斑)や合併症(熱傷など)のリスクが通常よりも高くなることを説明し、了承のうえで照射する。 2.熱破壊式でアザを照射する際は、まずアザの辺縁部をテスト照射してから1~数分ほど観察し、強い赤み(紅斑)が生じた場合はフルエンスを下げる。毛孔一致性の通常見られるエンドポイントであればフルエンスを下げる必要はない。大きいアザについてはショット数に応じて強い紅斑が生じる場合があるので、常に観察を怠らない。 3.蓄熱式でアザを照射する場合は、アザの部分に強い紅斑・疼痛が生じた際はフルエンスを下げて続行する。なお、XLL・XLハンドピースで2J/cm?までフルエンスを下げてもアザ部分の熱さや痛みが強い場合は避けることも考慮する。パス数は規定パス数を目指すが、エンドポイントが出た場合はこの限りではない。 4.シミやアザの照射または回避についてのカルテ記載を行う(照射出力も併記する。必要に応じて写真を添付する。)

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  • 5

    日光性色素斑(老人性色素斑) 照射(可or不可) 濃いものは熱破壊式ではフルエンスを下げるか避ける ・最もありふれた、いわゆる“シミ” ・露光部に発症しやすい。顔の(外側or内側)に多い(腕など全身にも) ・数mm~数cm径、(定形or不定形)、ランダムに分布 ・()色。色調の変動は小さいが徐々に濃くなる ・主にUVによる表皮の障害。ゆっくりと増大。 一肥厚したものは脂漏性角化症と呼ばれる ・自覚症状なし ・病理:基底層およびその上層のメラニン顆粒の増加、表皮の肥厚

    照射可能 顔の外側に多い 不定形 黄褐色

  • 6

    ADM (後天性真皮メラノサイトーシス:Acquired Dermal Melanocytosis) 照射(可or不可) 熱破壊式の場合は濃さによっては避けることも検討 ・()に好発する“アザ” ・頬骨頂部(右図赤点線)、眼瞼、前額外側など(主に両側性) ・()代後半以降に発症、色調の変動は(大きいor小さい) ・(大or小)斑性(3mm~5mm径)、びまん性 ・()色~()色(ただし茶色の強い非典型例あり) ・自覚症状なし ・病理:真皮上層のメラノサイト増多

    照射可能 両頬(頬骨頂部) 10代、小さい 小斑性 灰色〜灰褐色

  • 7

    雀斑について ・発症年齢()歳〜 ・好発部位 ・色味は ・大きさ径〜mm ・境界(明瞭or不明瞭)で、比較的サイズの揃った小斑が(均一or不均一)に分布 ・遺伝性(多いor少ない)

    ・3歳〜 ・顔の中央部(鼻)から頬頂部にかけて、びまん性に散在 ・黄褐色 ・1〜3mm ・境界明瞭、均一に分布 ・多い

  • 8

    PIH (炎症後色素沈着) 照射(可or不可) ◆熱破壊式の場合は濃さによってはフルエンスを下げるか避ける ◆()がある場合は炎症と炎症後紅斑(PIE)の鑑別を行い、PIEであれば照射可 (主に発生からの経過時間や自覚症状の有無で鑑別) ・()色調 ・熱傷、外傷、皮膚炎、尋常性ざなどの炎症治癒後に出現 ()も顔の慢性刺激(弱い炎症)によるPIHの一種

    ・可能 ・発赤 ・褐色調 ・肝斑

  • 9

    PIH(炎症後色素沈着;Post-Inflammatory Hyperpigmentation) 尋常性ざ(ニキビ)によるPIH ・PIHは炎症反応回復後に生じる褐色斑。 ●表皮の炎症により様々なサイトカインが放出され、表皮のメラニン色素の増加をもたらすと考えられている。 ・ 時間経過とともに改善するが、PIE(炎症後紅斑)よりも自然軽快に時間がかかると言われている。

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  • 10

    PIE(炎症後紅斑;Post-Inflammatory Erythema) 尋常性ざ(ニキビ)によるPIE ・ PIEは炎症反応回復期に生じる、真皮層の毛細血管拡張が原因の紅斑。 ・時間経過とともに改善する。

    見て

  • 11

    日光性色素は境界(明瞭or不明瞭)でそれらが隣接していても斑と斑の間に「正常な皮膚の隙間」があることが多い。一方、肝斑は濃い斑同士の隙間がわかりづらく境界(明瞭or不明瞭)で、色素斑に連続性があることが多い。

    明瞭 不明瞭

  • 12

    扁平母斑(茶あざ) 照射(可or不可) *熱破壊式:色調(濃さ)によってはフルエンスを下げる。 *蓄熱式:原則として避ける必要なし。濃さによってはフルエンスを下げることを検討する。 ・色:盛り上がりのない()色 ・部位:手のひら、足の裏を除いてどこにでも ・原因:皮膚の色をつくるメラニンが皮膚の浅いところ(表皮内)に増えてできる。 ・出生時、もしくは生後比較的早期に出現し()期に病変がはっきりしてきます。 ・健常人の()%にみられる ・平坦で隆起がない。色調や形状は様々。 ※副反応(疼痛や紅斑)や合併症(熱傷など)のリスクが通常よりも高くなることを了承のうえ照射可。

    照射可能 茶色 乳児期 10%

  • 13

    血管腫(赤あざ) 平坦な病変や隆起の小さなものは照射可 *どの機械であれ原則として避ける必要なし *ただし、稀にレーザーの衝撃により一部の毛細血管が破壊され紫斑が生じる可能性があるため、紫斑形成のリスクを説明し了承された上で照射を行う。 ・色:生まれた時から存在する平坦な赤あざ。 ・赤い皮膚病変には血管腫以外にも毛細血管拡張や皮下出血など様々なものがあります。 血管腫も厳密には血管腫・血管奇形に分類されます。その全てを正確に診断することは難しいため、生まれつきある盛り上がりのない平坦なもの(主に単純性血管腫)であれば照射可能としてください。 ・加齢とともに生じる老人性血管腫も照射可能。 ・隆起性病変は避けるのが原則。ただし、多発していて避けづらい場合は紫斑形成りスク了承のうえ照射も可

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  • 14

    太田母斑 照射(可or不可) 熱破壊式の場合は当てられる? ・()色~()色(青・紫・褐色が混在することが多い) ・()の片側の頬骨、眼瞼、前額部外側、鼻、耳介など。両側性もある。 ・表皮基底層〜真皮層のメラノサイトの増加@三叉神経1,2枝領域 (メラニンが真皮浅層にあると褐色調。真皮層になるにつれ青色を呈する) ・自然消退(するorしない)。加齢に伴い緩徐に(拡大or縮小)。 ・出生時(早発型)または思春期・妊娠・閉経等のホルモンバランス変化で発症(遅発型)

    可能 濃さによっては避けることも検討 濃青〜褐色 顔面 しない、拡大

  • 15

    乾癬(かんせん) 照射(可or不可)(炎症性紅斑・鱗付着部は避ける) ・()色の鱗が付着した紅斑が生じる炎症性疾患。 ・好発部位は頭、肘、膝蓋、腰臀部、下腿、爪など。 ・()を伴うことが多い。

    不可 銀白色 掻痒

  • 16

    乾癬について 尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症、滴状乾癬に分類(乾癬の9割が()) *原因:遺伝素因+環境因子(()との関連が強く示唆されている。男女比(:)) *治療:外用(ステロイド、ビタミンD3、免疫抑制剤等)、光線療法、内服(ビタミンA誘導体、免疫抑制剤など)、生物学的製剤など。難治性で慢性に経過する炎症性疾患。

    尋常性乾癬 メタボリックシンドローム 2:1

  • 17

    蒙古斑/異所性蒙古斑(青あざ) 照射可 *熱破壊式:可否は? *蓄熱式:原則としてどう?濃さによってはフルエンスを下げることを検討する。 ※蓄熱式で蒙古斑を照射中に紅斑や疼痛等が強く生じた場合はフルエンスを下げる(例:XLL・XL ハンドピースの場合は4→3→2J/cm?のように。パス数は規定パス数を目指す) ※メディオスターで、例えばXLL・XLハンドピースで2J/cm?までフルエンスを下げても副反応が強いようであれば、その時点で例外的に避けることを検討します。 ・色:()がかった()色(青色〜灰青色)で、単一色(褐色斑が混在しない)。 ・好発部位:体幹部の(表or背)面(顔面、四肢、体幹の表面、頸部等にも発生する)。 ・原因:真皮中層~下層のメラノサイトの増加。 ・()以外に発生する蒙古斑を異所性蒙古斑という。 ・通常、蒙古斑は()歳頃までに自然に消える。

    熱破壊:色調(濃さ)によってはフルエンスを下げるか避ける。 蓄熱式:原則として避ける必要なし。 青、灰色 背面 臀部 7歳

  • 18

    脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう) *熱破壊式:照射(可or不可) *蓄熱式:原則として避ける必要(ありorなし)。濃さによってはフルエンスを下げることを検討する。 ハンドピースを密着できない場合は避ける。 ・日光性色素斑が肥厚/隆起してきたものと考えてよい。皮膚良性腫瘍。 ・中年以降の顔面、四肢体幹、頭部など。男女問わず。 ・扁平な肥厚性~隆起性。()色〜()色。表面は()していることが多い。 ・径:数mm~2cm(細かい病変は尋常性の対応法に準じる) ・自覚症状なし ・問診:加齢とともにシミが厚くなり乾燥(角化)も強くなってきましたか?

    熱破壊は照射不可 蓄熱は避ける必要なし 褐色〜黒褐色 ザラザラ

  • 19

    尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい) 扁平疣贅(へんぺいゆうぜい) 照射(可or不可) ・()感染によるイボ ・顔の好発部位はこめかみ周辺や頬。頭部や手指手背にも生じやすい。 ・小丘疹として初発し増大。数mm~数cm大で平坦~丸みがある。小型の病変は表面は()なものもあるが、増大に伴って()になる。 ・自覚症状はほぼない ・多くは多発性→小さいものが多発して避けづらい場合はリスクア承のうえ照射可 ※照射による病変新生リスクの説明が必要。 ※HPV感染による疾患でありレーザー照射が発症の根本的な原因ではありません

    不可 HPV(ヒトパピローマウイルス) ツルツル(平滑) カサカサ~ザラザラ(粗造)

  • 20

    扁平疣費は(〜)代女性に多くみられる。 ・脂漏性角化症との鑑別が難しいこともあるが、薄いシミが濃く肥厚してきた場合は脂漏性角化症の可能性が高い。 ・扁平疣費が自然消退する際は掻痒や発赤などの炎症を生じ、落屑を経て治癒する

    20〜40

  • 21

    伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ:俗称:水いぼ) 照射(可or不可)(マージンを取って皮疹を避けて下さい) ・伝染性軟属腫ウイルス感染によるイボ。小児に好発する。 ・直径2~5mmの表面平滑で光沢があり、正常皮膚色~淡紅色のドーム状に 隆起した小結節。中心陥凹(臍)を有することが特徴。 ・単発~多発。癒合して大型化することもある。 ・つまむと乳白色の粥状物が圧出される。軽度の掻痒を伴う。 ・成人では、患児からの接触感染や性感染症(STD)としての発症例が多い。 下腹部・陰部・大腿部に好発するが、他の部位にも発症し得る。 アトピー性皮膚炎や易感染状態の患者では発症しやすい。 汚染されたタオルなどを介して感染することもある。 ・接触感染対策(手袋着用、手洗い)が重要。※粥状物が皮膚に付着すると感染します。

    不可

  • 22

    アトピー性皮膚炎 避ける:湿疹(=皮膚炎)、皮(=かさぶた)、表皮剥離、搔把痕 照射可:色素沈着、乾燥 ①色素沈着(PIH)について ・熱破壊式では出力を下げて照射する。 ②乾燥を伴う皮疹について ・乾燥はフルエンスを調整しながら照射は可能だが、強い乾燥部は避けることも検討する。 ・鱗(りんせつ)が多く付着している皮疹は炎症を伴っていることが多いため避ける。 (鱗層:角質が細かくはがれてフケのように表皮に付着したもの。鱗が剥がれ落ちたものが落暦。) 苔癬化(たいせんか)には炎症が残っていることも多く、炎症悪化や熱傷等のリスクも高いため原則避ける。ただし、明らかな炎症がなければリスク了承のうえ照射も可能。 長期間苔癬化している皮膚は脱毛していることも多いため詳しく観察してください。 (苔癬化:慢性的な搔把により表皮の肥厚と硬化が生じ皮溝と皮丘が目立った状態)

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