問題一覧
1
図は、位相同期ループ(PLL)を用いた発振器の原理的な構成例を示したものである。[ ]内に入れるべき字句を選べ。
電圧制御発振器
2
次の記述は、無線通信機器に使用されている基本的なDSP(デジタルシグナルプロセッサ( Digital Signal Processor))を用いたデジタル信号処理について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。 (1)デジタル信号処理では、例えば音声のアナログ信号を[ A ]デジタル信号に変換してDSPと呼ばれるデジタル信号処理専用のプロセッサに取り込む。 (2)DSPは、信号を[ B ]することにより、デジタルフィルタ等が実現できる。
A: AーD変換器 B:演算処理
3
次の記述は、SSB(J3E)波の発生方法について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。 (1)フィルタ法では、まず、平衡変調器や[ A ]を用いて、抑圧搬送波両側波帯を発生させ、次に、いずれか一方の側波帯のみを取り出す。 (2)図は、移相法によるSSB変調器の構成例を示したものである。この方法は、フィルタ法に必要となる急峻な[ B ]が不要な反面、信号波の全域にわたり平坦な位相特性を有する π / 2 移相器が必要である。デジタル信号処理の発展に伴うデジタル移相器の実現により、この方法が実現化されている。
A:リング変調器 B:帯域フィルタ(BPF)
4
図は、通常用いられる論理回路およびその名称の組合せを示したものであるが、このうち正しいものを選べ。ただし、正論理とし、AおよびBを入力、Mを出力とする。
ア, ウ, エ
5
NOR回路の真理値表として、正しいものを選べ。ただし、論理は正論理とする。
1
6
NAND回路の真理値表として、正しいものを選べ。ただし、論理は正論理とする。
3
7
次に示す論理回路の名称と真理値表の組み合わせとして正しいものを全て選べ。ただし、論理は正論理とする。
ア, エ
8
図に示す各論理回路に X=1、Y=0 の入力を加えた場合、各論理回路の出力 F の正しい組み合わせを選べ。ただし、論理は正論理とする。
A:0 B:1 C:0
9
次の図は、論理回路とその入力に A=0、B=1を加えたときの出力 Xの組合せを示したものであるが、このうち正しいものを全て選べ。ただし、正論理とする。
ア, ウ, オ
10
次の図は、論理回路と論理式の組合せを示したものである。このうち正しいものを全て選べ。
ア, ウ, オ
11
次の記述は、送信機に用いられる周波数逓倍器について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。 周波数逓倍器には、一般にひずみの大きい[ A ]増幅回路が用いられ、その出力に含まれる[ B ]成分を取り出すことにより、基本周波数の整数倍の周波数を得る。
A:C級 B:高調波
12
次の記述は、AM(A3E)送信機の動作等について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。 (1)緩衝増幅器は、発振器に負荷の変動の影響を与えず、発振周波数を安定にするよう、水晶発振器の出力と次の結合をできるだけ[ A ]にするために用いられる増幅器で、通常A級で動作させる。 (2)高電力変調方式は、低電力変調方式に比べて変調器出力が[ B ]、また、終段の電力増幅器は効率の良い[ C ]で動作させることができる。
A:疎 B:大きく C:C級
13
AM(A3E)送信機において、無変調時の搬送波電力が200[W]、変調、信号が単一正弦波で変調度70[%]のときの、振幅変調(A3E)波の平均電力の値として、最も近いものを選べ。
249[W]
14
電力増幅器において、高周波出力電力が180[W]で直流供給電力が7.5[A]のときの直流供給電圧の値として正しいものを選べ。ただし、電力増幅器の電力効率は80[%]とする。
30[V]
15
次の記述は、図に示すπ形アンテナ結合回路の調整方法について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。なお、同じ記号の[ ]内には、同じ字句が入るものとする。 (1)初めに、可変コンデンサ 𝑉𝐶₂ の静電容量を[ A ]にする。次に可変コンデンサ 𝑉𝐶₁を調整して、終段電力増幅器のコレクタ電流を示す直流電流計 M₁ の指示値が[ B ]となるようにする。 (2)次に、 𝑉𝐶₂ の静電容量をわずかに[ C ]させると、アンテナ電流を示す高周波電流計 M₂ の指示値が増加し、M₁の指示値も変化するので、𝑉𝐶₁ を調整し直して M₁ の指示値が[ B ]となるようにする。 (3)(2)の操作を繰り返しながら、M₂ の指示値が所要の値となるように調整する。
A:最大 B:最小 C:減少
16
次の記述は、DSB(A3E)通信方式と比べたときの、SSB(J3E)通信方式の特徴について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句を選べ。 (1)送話のときだけ電波が発射され、[ ア ]が抑圧されているためにビート妨害が生じない。 (2)占有周波数帯幅は、ほぼ[ イ ]倍であり、[ ウ ]の影響が少ない。 (3)100[%]変調をかけたDSB送信機出力の、片側の側波帯と等しい電力をSSB送信機で送り出すとすれば、SSB送信機出力は、DSBの搬送波電力の[ エ ]倍、すなわち、全DSB送信機出力の[ オ ]倍の値で済む。
搬送波, 1 / 2, 選択性フェージング, 1 / 4, 1 / 6
17
次の回路のうち、SSB(J3E)送信機に一般的に用いられるものを選べ。
平衡変調回路
18
SSB(J3E)送信機のALC回路の働きについての記述として正しいものを選べ。
電力増幅器に一定レベル以上の入力電圧が加わったとき、増幅器の増幅度を自動的に下げる。
19
図は、SSB(J3E)送信機の原理的な構成例を示したものである[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。
A:帯域フィルタ(BPF) B:周波数混合器 C:電力増幅器
20
図は、間接FM方式のFM(F3E)送信機の原理的構成例を示したものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。
A:IDC回路 B:位相変調器 C:電力増幅器
21
図は、直接周波数変調方式を用いたFM(F3E)送信機の構成例を示したものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。
A:電圧制御発振器(VCO) B:低域フィルタ(LPF)
22
FM(F3E)送信機に用いられるIDC回路の働きについての記述として正しいものを選べ。
最大周波数偏移が規定値以内となるようにする。
23
次の記述は、送信機に用いられる各種回路について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。 (1)自励発振器等の発振周波数の安定度を良好にするために用いられる回路を[ A ]という。 (2)間接FM方式のFM(F3E)送信機において、入力信号が大きくなっても最大周波数偏移が規定値以下となるように制御する回路を[ B ]回路という。
A:AFC B:IDC
24
次の記述は、アマチュア衛星について述べたものである。このうち誤っているものを選べ。
現在打ち上げられているアマチュア衛星は、すべて静止衛星である。
25
次の記述は、トランジスタを用いた送信機において発生することのある自己発振や寄生振動を防止する方法について述べたものであるが、正しいものを全て選べ。
高周波用トランジスタは、なるべく電極間容量の小さいものを選ぶ。, トランジスタ電力増幅器のコレクタまたはベースの電極の近くに直列に、コイルと抵抗の並列回路を挿入する。, 高周波回路の配線をなるべく短くする。
26
次の記述は、BCI等を防止するために送信機側で行う寄生振動防止対策について述べたものである。このうち誤っているものを選べ。
トランジスタは、なるべく電極間容量の大きいものを選ぶ。
27
図は、AM(A1A)送信機で、電けん操作をしたときの送信波の異常波形とその原因の組合せを示したものである。このうち正しいものを全て選べ。
イ, ウ, オ
28
次の記述は、アマチュア無線局の電波障害に関する対策について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。 (1)電信(A1A)送信機の電源操作においては、[ A ]が生じないようにする。 (2)高調波が放射されないよう、送信機と給電線の間に[ B ]を挿入する。 (3)電灯線(低圧配電線)へ電波が漏れないよう、電源の入力部に[ C ]を挿入する。
A:キークリック B:低域フィルタ(LPF) C:ACラインフィルタ
29
図に示すように、FM(F3E)送信機とアンテナの間に挿入する高調波除去用フィルタの特性として適切なものを選べ。ただし、送信電波の搬送波の周波数を 𝑓₀ 、送信出力に含まれる第2高調波の周波数を 𝑓₂ 、第3高調波の周波数を 𝑓₃ とする。
遮断周波数が 𝑓₀ より高く、𝑓₂ より低い低域フィルタ(LPF)
30
次の記述は、アマチュア局の電波による電波障害の原因と対策について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。 (1)ラジオ受信機および電子機器などの被障害機器に、アマチュア局の送信電波による電波障害が発生することがある。その主な原因として、アマチュア局の送信機から発射された電波の基本波と不要輻射(スプリアス)によるものがある。 電波障害の原因が基本波の場合は、[ A ]側の対策が有効であり、電波障害の原因が不要輻射の場合は[ B ]側の対策が有効である。 (2)一方、被障害機器などがアマチュア局など無線局の電波による電磁界の影響を、どの程度のレベルまで受けても電波障害を起こさない能力を持っているかを表す指標を一般[ C ]という。
A:被障害機器 B:送信機 C:イミュニティ
31
次のうち、スーパーヘテロダイン受信機における高周波増幅器の働きの記述として、誤っているものを選べ。
衝撃性(パルス性)雑音の抑圧
32
次の記述は、スーパーヘテロダイン方式のAM(A3E)受信機の中間周波増幅器について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句を選べ。 (1)中間周波増幅器は周波数混合器で作られた中間周波数の信号を増幅するとともに、[ ア ]妨害を除去する働きをする。 (2)中間周波増幅器の通過帯域幅が受信電波の占有周波数帯幅と比べて極端に[ イ ]場合には、必要としない周波数帯域まで増幅されるので[ ウ ]度が悪くなる。また、通過帯域幅が極端に[ エ ]場合には、必要とする周波数帯域の一部が増幅されないので[ オ ]が悪くなる。
近接周波数, 広い, 選択, 狭い, 忠実度
33
次の記述は、図に示すSSB (J3E)受信機の各部の動作について述べたものである。このうち誤っているものを選べ。
第2局部発振器は、中間周波数455 [kHz]の2倍の周波数910[kHz]を発振する。
34
次の記述は、SSB (J3E)用スーパーヘテロダイン受信機について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組み合わせを選べ。 (1)J3E電波は、搬送波が[ A ]されているので、受信機で復調するためには、搬送波に相当する周波数を発振する復調用局部発振器が必要である。 (2)受信機の周波数変換部における[ B ]がずれると、ひずみが生じ音声出力の明りょう度が悪くなるので、調整のため[ C ]が用いられる。
A:抑圧 B:局部発振周波数 C:クラリファイヤ(またはRIT)
35
図は、SSB (J3E)受信機の構成例を示したものである。中間周波増幅器の出力信号の周波数として正しいものを選べ。ただし、アンテナの受信波、第1局部発振器、第2局部発振器およびスピーカからの出力信号の周波数を、それぞれ3600[kHz]、3145[kHz]、453.5[kHz]および1.5[kHz]とする。
455.0 [kHz]
36
図に示すスーパーヘテロダイン A1A 受信機の構成例において、受信周波数 𝑓ʀ が、7.1[MHz]のときの影像周波数の値として正しいものを選べ。ただし、中間周波数 𝑓ɪ は455[kHz]とし、局部発振器の発振周波数 𝑓ᴌ は受信周波数 𝑓ʀ より高いものとする。
8.010 [MHz]
37
スーパーヘテロダイン受信機において、受信周波数433.1[MHz]を局部発振周波数 𝑓ʟ[MHz]と共に周波数混合器に加えて、中間周波数10.7[MHz]を得るとき、局部発振周波数 𝑓ʟ[MHz]および影像周波数 𝑓ᴜ[MHz]の組合せとして正しいものを選べ。
𝑓ʟ:443.8 𝑓ᴜ:454.5
38
次の記述は、スーパーヘテロダイン受信機の影像(イメージ)周波数混信とその対策について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。 (1)中間周波数が455[kHz]の受信機において、局部発振器の発振周波数が受信周波数より高いときの影像周波数は、受信周波数より910[kHz][ A ]。 (2)影像周波数混信を軽減するには、[ B ]増幅器の同調回路の選択度を向上させる。また、中間周波数を[ C ]選んで、受信周波数と影像周波数との差が大きくならないようにする。
A:高い B:高周波 C:高く
39
次の記述は、受信機の付属回路について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。 AM(A3E)受信機で電信(A1A)電波を受信すると、[ A ]音しか得られない。このため、AM(A3E)受信機に[ B ]を付加し、その出力を中間周波数信号と共に検波器に加えて検波すれば、電信の[ C ]受信時に可聴音が得られる。
A:クリック B:BFO C:マーク
40
次の記述は、FM(F3E)受信機に用いられる各種回路について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。 (1)復調器出力における信号対雑音比(S / N)の改善やひずみの低減のため、受信されたFM波の振幅変動を除去して一定の振幅とする回路を[ A ]回路という。 (2)復調された信号波において、送信側で強調された高い周波数の成分を減衰させるとともに、高い周波数成分の雑音も減衰させ、周波数特性とS / N を改善するための回路を[ B ]回路という。 (3)FM受信機では入力波がなくなると、復調器出力に大きな雑音が現れるので、自動的に低周波増幅器の動作を止めて、雑音を消去する回路を[ C ]回路という。
A:リミタ B:プレエンファシス C:AGC
41
FM(F3E)受信機に用いられる振幅制限器の働きについての記述として正しいものを選べ。
受信した電波の振幅の変動を除去し、振幅を一定にする。
42
次の記述は、FM(F3E)受信機に用いられる振幅制限器について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。 (1)FM受信機では、中間周波増幅器と[ A ]との間に、振幅制限器を挿入して、この段までに入ってくる雑音、混信その他による[ B ]成分を除去し、中間周波信号の振幅を一定に保つようにする。 (2)振幅制限器は、ある電圧[ C ]の入力に対しては出力電圧が一定になるような特性を持つ回路であり、これを用いることにより、受信機出力の信号対雑音比(S / N)の改善や復調された信号波のひずみを低減することができる。
A:周波数弁別器 B:AM C:以上
43
次の記述は、FM (F3E)受信機に用いられる周波数弁別器について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。 周波数弁別器は、FM(F3E)波の[ A ]の変化から信号波を取り出す回路であり、比検波器や[ B ]がある。
A:周波数 B:フォスターシーリー回路
44
次の記述は、FM (F3E)受信機に用いられる周波数弁別器について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。 周波数弁別器は、FM (F3E)波の[ A ]の変化から信号波を取り出す回路であり、フォスターシーリー回路や[ B ]などがある。周波数弁別器の入力周波数 - 出力電圧特性は[ C ]である。
A:周波数 B:比検波器 C:図1
45
希望する電波を受信しているとき、近接周波数の強力な電波により受信機の感度が低下した。この現象に該当する名称を選べ。
感度抑圧(感度抑圧効果)
46
次の記述は、受信機で発生する相互変調による混信について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。 ある周波数の電波を受信しているとき、受信機に希望波以外の二つ以上の強力な不要波が混入すると、回路の[ A ]により、不要波の周波数の[ B ]の和または差の周波数成分が生じ、これらの周波数の中に受信周波数の他、受信機の[ C ]や影像周波数に合ったものがあるとき混信を生じることがある。
A:非直線性 B:整数倍 C:中間周波数
47
次の記述は、スーパーヘテロダイン受信機の周波数変換部に生ずるトラッキングエラー(単一調整誤差)について述べたものである。このうち誤っているものを選べ。
トラッキングエラーを小さくするための単一調整は、通常、受信周波数帯域の中心周波数で行えばよい。
48
次の記述は、正弦波交流の電圧または電流について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。 (1)正弦波交流の電圧または電流の大きさは、一般に[ A ]で表される。 (2)正弦波交流の瞬時値のうちで最も大きな値を最大値といい、平均値は、最大値の[ B ]倍になり、実効値は最大値の[ C ]倍になる。
A:実効値 B:2 / π C:1 / √2
49
図に示す電源用整流回路の名称として正しいものを選べ。
単相全波整流回路
50
次の記述は、図に示す電源回路において、コンデンサ C₁ が短絡(ショート)した後に起こる可能性のある現象について述べたものである。このうち正しいものを全て選べ。
電源変圧器 T が加熱する。, 整流用ダイオード D が破損する。
51
図に示す電源用整流回路の名称として正しいものを選べ。
単相全波倍電圧整流回路
52
図に示す電源の整流回路の特徴として正しいものを選べ。ただし、交流入力は実効値が 𝐸[V]の正弦波とし、回路は理想的に動作するものとする。
全波整流回路で、出力電圧の最大値は、約2√ 2𝐸 [V]である。
53
図に示す電源の整流回路の特徴として正しいものを選べ。ただし、交流入力は実効値が 𝐸[V]の正弦波とし、回路は理想的に動作するものとする。
半波整流回路で、出力電圧の最大値は、約2√ 2𝐸 [V]である。
54
図に示す整流回路において、電源電圧 𝐸 が実効値30[V]の正弦波交流であるとき、負荷にかかる脈流電圧の平均値として最も近いものを選べ。ただし、D₁ からD₄ までのダイオードの特性は、理想的なものとする。
27[V]
55
電源装置の電圧変動率 ε を表す式として、正しいものを選べ。ただし、無負荷の場合の出力電圧を𝐸₀[V]および定格負荷を接続したときの出力電圧を𝐸ʟ[V]とする。
ε = {( 𝐸₀ - 𝐸ʟ ) / 𝐸ʟ } × 100[%]
56
図に示す整流回路において、交流電源電圧 V が実効値12[V]の正弦波交流電圧であるとき、電気的特性が同一の各ダイオード D に加わる逆電圧の最大値として最も近いものを選べ。ただし、交流電源電圧を加える前に、コンデンサには電荷が蓄えられていなかったものとし、整流回路は理想的に動作するものとする。
17[V]
57
電源回路において、定格負荷時の出力電圧が12.5[V]、無負荷時の出力電圧が14.0[V]であった。この回路の電圧変動率の値として最も近いものを選べ。
12[%]
58
次の記述は、蓄電池について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句を選べ。 (1)鉛蓄電池は陽極に二酸化鉛、陰極に鉛を用い、電解液に[ ア ]を用いている。 (2)蓄電池に、電気エネルギーを蓄積すること[ イ ]といい、蓄電池から電気エネルギーを取り出すことを[ ウ ]という。 (3)蓄電池から取り出し得る電気量を、蓄電池の[ エ ]といい、一般に、その単位を[ オ ]で表す。
希硫酸, 充電, 放電, 容量, [Ah]
59
次の記述は、鉛蓄電池の容量について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。 (1)鉛蓄電池の容量は、通常、放電電流の大きさと[ A ]の積で表される。 (2)負荷に供給する電圧および電流に応じて複数の電池を接続して用いることがある。電圧が 𝐸[V]、内部抵抗が 𝑟[Ω]で容量の等しい鉛蓄電池2個を図に示すように直列に接続したとき、端子 ab から見た[ B ]の値はそれぞれ2倍になり、[ C ]の値は1個のときと同じである。
A:放電時間 B:電圧と内部抵抗 C:容量
60
次の記述は、鉛蓄電池の容量について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句を選べ。 (1)鉛蓄電池の容量は、通常、放電電流の大きさと[ ア ]の積で表され、[ イ ]時間率の値を用いることが多い。 (2)負荷に供給する電圧および電流に応じて複数の電池を接続して用いることがある。電圧が 𝐸[V]、内部抵抗が 𝑟[Ω]で容量の等しい鉛蓄電池2個を図に示すように直列に接続したとき、端子 ab から見た電圧は[ ウ ][V]、内部抵抗は[ エ ][Ω]であり、(1)の時間率で表した合成容量は[ オ ]。
放電時間, 10, 2𝐸, 2𝑟, 1個のときと同じである
61
次の記述は、鉛蓄電池の容量について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句を選べ。 (1)鉛蓄電池の容量は、通常、放電電流の大きさと放電[ ア ]の積で表され、[ イ ]時間率の値を用いることが多い。 (2)図に示すように、電圧が 𝐸[V]、内部抵抗が 𝑟[Ω]で容量の等しい鉛蓄電池2個を並列に接続したとき、端子 ab から見た電圧は[ ウ ][V]、内部抵抗は[ エ ][Ω]であり、(1)の時間率で表した合成容量は1個のとき[ オ ]。
時間, 10, 𝐸, 𝑟 / 2, の約2倍になる
62
次の記述は、蓄電池の浮動充電(フローティング)方式について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。 浮動充電方式は、整流装置に蓄電池および負荷を[ A ]に接続する方式であり、負荷に電力を供給しながら、蓄電池の[ B ]を補う程度の小電力で充電し、常に蓄電池を完全充電にしておくようにする。この方式では、出力電圧の変動が少なく、また、出力電圧の[ C ]含有率も非常に小さい。
A:並列 B:自己放電 C:リプル
63
次の記述は、図に示す電源回路について述べたものである。この打ち誤っているものを選べ。ただし、回路は正常に動作しているものとする。
負荷を流れる電流が増加しても、Dz を流れる電流は変化しない。
64
次の表は、電源に用いられる回路等の分類と、これに対応する名称を示したものである。[ ]内に入れるべき字句を選べ。
変圧回路, スイッチング電源回路, 平滑回路, 1次電池, 2次電池
65
周波数が1.9[MHz]の電源を、ループの直径が1.0[m]、巻数 𝑁 が、100の円形ループアンテナで受信したとき、このアンテナの実効高の値として、最も近いものを選べ。ただし、ループの面積をA [m²]、電波の波長を λ [m]とすると、ループアンテナの実効高 𝒉𝑒 は次式で表されるものとする。
3.1 [m]
66
1 / 4波長垂直接地アンテナの放射電力を108[W]とするために、アンテナに供給する電流の値として最も近いものを選べ。ただし、熱損失となるアンテナ導体などの抵抗分は無視するものとする。
1.7 [A]
67
半波長ダイポールアンテナの放射電力を150[W]とするために、アンテナに供給する電流の値として最も近いものを選べ。ただし、熱損失となるアンテナ導体などの抵抗分は無視するものとする。
1.4 [A]
68
固有波長で共振したときの半波長ダイポールアンテナの電流分布を示す図として正しいものを選べ。
2
69
半波長ダイポールアンテナについての記述として、誤っているものを選べ。
電流分布は中央部で最小となる。
70
次の記述は、半波長ダイポールアンテナについて述べたものである。このうち正しいものを全て選べ。
使用周波数で共振しているときの電流分布は、アンテナの両端で電流が最小になる。, 半波長ダイポールアンテナの実効長は、使用する電波の波長を λ[m]とすれば λ / π[m]で表すことができる。
71
長さが2.6[m]の1 / 4 波長垂直接地アンテナを用いて周波数が21[MHz]の電波を放射するとき、この周波数でアンテナを共振させるために一般的に用いられる方法として正しいものを選べ。ただし、アンテナの短縮率は無視するものとする。
アンテナにコイルを直列に接続する。
72
長さが8.5[m]の1 / 4 波長垂直接地アンテナを用いて周波数が10[MHz]の電波を放射するとき、この周波数でアンテナを共振させるために一般的に用いられる方法として正しいものを選べ。ただし、アンテナの短縮率は無視するものとする。
アンテナにコンデンサを直列に接続する。
73
次の記述は、折返し半波長ダイポールアンテナについて述べたものである。このうち正しいものを全て選べ。
給電点インピーダンスは、約292[Ω]である。, 一般に半波長ダイポールアンテナに比べ、広帯域である。, 大地に水平に設置されたときの水平面内の指向性は、半波長ダイポールアンテナとほぼ同様な8字特性である。
74
次の記述は、折返し半波長ダイポールアンテナについて述べたものである。[ ]内に入れるべき字句を選べ。 (1)二線式の折返し半波長ダイポールアンテナの給電点インピーダンスは、約[ ア ][Ω]であり、特性インピーダンスが比較的[ イ ]給電線に[ ウ ]しやすい。 (2)アンテナの折返し導体の本数を多くしたり、また、その導体を[ エ ]することにより、周波数特性は半波長ダイポールアンテナに比べてやや[ オ ]となる。
292, 大きな, 整合, 太く, 広域帯
75
次の記述は、図に示す素子の太さが均一な折返し半波長ダイポールアンテナについて述べたものである。[ ]内に入れるべき字句を選べ。 (1)給電点インピーダンスは、約[ ア ][Ω]である。 (2)利得は、半波長ダイポールアンテナ[ イ ]である。 (3)帯域は、一般に半波長ダイポールアンテナに比べ、[ ウ ]である。 (4)実効長は、使用する電波の波長を λ[m]とすれば[ エ ][m]で表すことができる。 (5)大地に[ オ ]に設置されたときの水平面内の指向性は、半波長ダイポールアンテナとほぼ同様な8字特性である。
292, とほぼ同じ, 広域帯, 2λ / π, 水平
76
次の記述は、図に示す周波数 7[MHz]および14[MHz]の2バンド用のトラップ付き半波長ダイポールアンテナについて述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。 (1)アンテナを14[MHz]で励振したときは、𝐿𝐶 回路(トラップ)が共振してインピーダンスが[ A ]なり、アンテナエレメントの②の部分は、電気的に切り離された状態となり、①の部分が半波長ダイポールアンテナとして動作する。 (2)アンテナを7[MHz]で励振したときは、𝐿𝐶 回路が[ B ]リアクタンスとして働くので、アンテナエレメントの①と②の間に[ C ]が入ったことと等価になり、アンテナエレメントの①および②の部分が半波長ダイポールアンテナとして動作する。
A:高く B:誘導性 C:延長コイル
77
次の記述は、図に示すブラウンアンテナ(グランドプレーンアンテナ)について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句を選べ。なお、同じ記号の[ ]内には、同じ字句が入るものとする。 (1)ブラウンアンテナは、一般に同軸給電線の中心導体を[ ア ]波長だけ垂直に延ばして放射素子とし、大地の代わりとなる長さが[ ア ]波長の[ イ ]を、同軸給電線の外部導体に放射状に付けたものである。 (2)放射電波は[ ウ ]偏波で、水平面内の指向特性は[ エ ]である。 (3)給電点のインピーダンスは、[ イ ]が外部導体に直角のときは約[ オ ][Ω]である。
1 / 4, 地線, 垂直, 全方向性(無指向性), 21
78
次の記述は、図に示すアンテナ a 及び b について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。 (1)グランドプレーン(ブラウン)アンテナは、[ A ]である。 (2)アンテナ b の水平面内指向性は、[ B ]である。 (3)アンテナ a と b の給電点のインピーダンスは、[ C ]。
A: b B:全方向性(無指向性) C:異なる
79
次の記述は、図に示すアンテナ a 及び b について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。 (1)スリーブアンテナは、[ A ]である。 (2)アンテナ b の水平面内指向性は、[ B ]である。 (3)アンテナ a と b の給電点のインピーダンスは、[ C ]。
A:b B:全方向性(無指向性) C:異なる
80
次の記述は、垂直偏波で用いるコリニアアレーアンテナについて述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。 (1)原理的に、放射素子として[ A ]アンテナを垂直方向の一直線上に等間隔に多段接続した構造のアンテナである。 (2)垂直面内では鋭いビーム特性を持ち、水平面内の指向性は、[ B ]である。
A:垂直半波長ダイポールアンテナ B:全方向性
81
図に示すような、放射器および反射器ともにおよそ1波長の長さの導線をほぼ 1 / 4 波長の長さずつ折り曲げ、一片の長さが約 1 / 4 波長の正方形のループとし、2つのループの面を平行に配置した構造のアンテナの名称として正しいものを選べ。ただし、反射器の導線の長さは1波長よりわずかに長く、図中の λ は使用電波の波長を示す。
キュビカルクワッドアンテナ
82
次の記述は、図に示す八木アンテナ(八木・宇田アンテナ)について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。 (1)電波は、放射器から見て[ A ]の方向に強く放射される。 (2)給電点インピーダンスは、導波器や反射器と放射器との間隔により変化するが、おおむね、単独の半波長ダイポールアンテナより[ B ]なる。 (3)放射器を折返し半波長ダイポールアンテナに変えると、給電点インピーダンスは、変更前より[ C ]なる。
A:導波器 B:低く C:高く
83
周波数18[MHz]で用いる八木アンテナ(八木・宇田アンテナ)の放射器の長さ 𝑙 として、最も近いものを選べ。ただし、短縮率は3[%]とする。
8.1 [m]
84
送信点 A から半波長ダイポールアンテナに対する相対利得6[db]の八木アンテナ(八木・宇田アンテナ) に20[W]の電力を供給し電波を送信したとき、最大放射方向の受信点 B で電界強度 𝐸₀ [V / m]が得られた。次に A から半波長ダイポールアンテナで送信したとき、最大放射方向の B で同じ電界強度 𝐸₀ [V / m]を得るために必要な供給電力の値として、最も近いものを選べ。ただし、アンテナに損失は無いものとし、log₁₀2 ≒ 0.3とする。
80 [W]
85
直線偏波の八木アンテナ(八木・宇田アンテナ)を2本使って、アマチュア衛星通信に用いる円偏波アンテナを実現する方法として正しいものを選べ。
2本の八木アンテナを図2のようにそれぞれのエレメント(素子)が互いに直角となるように配置して、90度の位相差をもたせてそれぞれのアンテナに給電する。
86
次の記述は、接地アンテナの放射効率を改善する方法について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。 (1)アンテナ素子の導体傾向を小さくし、支持物等による誘電体損失を[ A ]する。 (2)アンテナの実効高を高くし、放射抵抗をできるだけ[ B ]する。 (3)導電率のなるべく[ C ]土地にアンテナを設置し、接地抵抗をできるだけ小さくする。
A:小さく B:大きく C:大きい
87
次の記述は、給電線に必要な電気的条件について述べたものである。このうち正しいものを全て選べ。
絶縁耐力が大きいこと。, 導体の抵抗損が少ないこと。, 外部から雑音または誘導を受けにくいこと。
88
次の記述は、給電線に必要な電気的条件について述べたものである。このうち誤っているものを選べ。
外部から誘導を受け易いこと。
89
次の記述は、給電線の VSWR について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句を選べ。 VSWR とは[ ア ]のことである。給電線上に[ イ ]が生ずる場合、電圧の最大のところと最小のところができる。この時の最小電圧を V₁ 、最大電圧を V₂ とすると、VSWRは、[ ウ ]で表される。給電線にその[ エ ]と等しい負荷を接続すると、給電線の VSWR の値が[ オ ]になる。
電圧定在波比, 定在波, V₂ / V₁, 特性インピーダンス, 1
90
次の記述は、図に示す給電線とアンテナのインピーダンスの整合について述べたものである。このうち正しいものを答えよ。ただし、給電線と送信機側は整合しているものとする。
整合していると、給電線に定在波が生じない。, 効率よく電力をアンテナに供給するためには、給電線とアンテナ等をよく整合させ、反射波を生じないようにする。, 整合していないと定在波が生じるので、給電線の絶縁が破壊することがある。
91
次の記述は、同軸給電線および平行二線式給電線について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句を選べ。 (1)同軸給電線は、中心導体と外部導体とからなり、両導体間に[ ア ]が詰められている[ イ ]形の給電線である。 (2)平行二線式給電線は、太さの等しいニ本の導線を平行にした線路で[ ウ ]形の給電線である。この給電線は構造が簡単であり、同軸給電線に比べ外部からの誘導などの妨害を[ エ ]。 (3)同軸給電線と平行二線式給電線を接続するときは、[ オ ]を用いて平衡不平衡変換を行う。
絶縁物, 不平衡, 平衡, 受けやすい, バラン
92
次の記述は、同軸給電線について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。なお、同じ記号の[ ]内には、同じ字句が入るものとする。 (1)同軸給電線の特性インピーダンスは、内部導体の外径、外部導体の内径および内部導体と外部導体の間の絶縁物の[ A ]を用いて求められる。 (2)特性インピーダンスが50[Ω]と75[Ω]の2種類の同軸給電線があるとき、それぞれの内部導体の外径が等しく絶縁物の[ A ]が同じならば、外部導体の内径は、[ B ][Ω]の同軸給電線の方が小さい。 (3)内部導体と外部導体の間の絶縁物による損失は、周波数が高くなるほど[ C ]なる。
A:比誘電率 B:50 C:大きく
93
次の記述は、給電線とアンテナのインピーダンスの整合について述べたものである。このうち誤っているものを選べ。ただし、給電線と送信機側は整合しているものとする。
整合していないと定在波が生じるので、給電線上の電圧(または電流)分布は、どの場所でも一様になる。
94
次の記述は、電離層について述べたものである。このうち誤っているものを選べ。
通常、E 層の電子密度は F 層の電子密度より高い。
95
次の記述は、最高使用可能周波数(MUF)について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。 (1)ある距離の間で、電波を電離層に対し[ A ]に入射させて通信を行う場合に使用できる最高の周波数を最高使用可能周波数(MUF)という。電離層への入射角を θ 度、電離層の臨海周波数を 𝑓₀ とすれば、MUF =[ B ]で表される。 (2)MUF は、送受信点間の距離および電離層の臨界周波数などにより変化するが、臨界周波数が高いほど、また、送受信点間の距離が[ C ]ほど高くなる。
A:斜め B: 𝑓₀ sec θ C:長い
96
次の記述は、短波(HF)帯の電波伝搬について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。なお、同じ記号の[ ]内には、同じ字句が入るものとする。 (1)地上から上空に向かって、垂直に発射された電波は、その周波数が[ A ]より高いと電離層を突き抜けるが、これより低いと反射して地上に戻ってくる。 (2)使用周波数が、[ A ]よりかなり高くなると、電離層への[ B ]角が小さい間は突き抜け、ある程度[ B ]角が大きくなって初めて反射が起こり、地上に戻るようになる。このように送信点 からある距離までの範囲には、電離層反射波は届かない。この距離を[ C ]という。
A:臨界周波数 B:入射 C:跳躍
97
次の記述は、電離層の特徴について述べたものである。この記述に該当する電離層の名称として正しいものを選べ。 地上から約60〜90[km]付近にあり、昼間に発生するが、夜間は消滅すると言われている。
D 層
98
次の記述は、電離層の特徴について述べたものである。この記述に該当する電離層の名称として正しいものを選べ。 地上から約100[km]付近にあり、電子密度は、年間を通して太陽の南中時(正午)に最大となり、夜間は非常に低下する。
E 層
99
短波(HF)帯の電離層伝搬についての記述として正しいものを選べ。
地上から垂直に電波を発射したとき、電離層で反射されて地上に戻ってくる電波の最高の周波数を臨界周波数という。
100
次の記述は、短波(HF)の電離層伝搬について述べたものである。このうち誤っているものを選べ。
地上から垂直に電波を発射したとき、電離層で反射されて地上に戻ってくる電波の最低の周波数を臨界周波数という。