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問題一覧
1
次の文章の空欄に適切な言葉を補って下さい。 民法には13種類の契約が定められているが、これらの契約のことを【⠀】契約あるいは有名契約という。
典型
2
次の条文の空欄に適切な語句を入れて下さい。 契約は、契約の内容を示してその締結を申し入れる意思表示(以下、「申込み」という。)に対して相手方が【⠀】したときに成立する。
承諾
3
次の中から、民法523条2項に基づいて、承諾の期限を定めた申込みがその効力を失う要件を選んで下さい(複数選択可)。 問題 3 回答 a. 申込者が承諾の期限を定めて申込みをしたこと b. 承諾の通知が申込者が設定した承諾期間内になかったこと c. 契約に関する対話(交渉)が継続していること d. 申込者が承諾期間内に承諾の通知を受けなかったこと e. 申込者が申し込んでから相当の期間が経過したこと
a, d
4
次の文章が正しい場合には○を、間違っている場合には×を選んで下さい。 承諾の期間の定めがあったにもかかわらず、その期間に遅れて承諾の意思表示がなされた場合には、その期間に遅れた承諾の意思表示を新たな申込みとみなして、それに対して承諾することで契約を成立させることができる。
○
5
次の文章の空欄に適切な語句を補って下さい。 定型取引を行うことについて合意をした者が、定型約款を契約内容とする旨の合意をしたか、定型約款準備者がその定型約款を契約内容とする旨を相手方に【⠀】したときには、定型約款の個別の条項についても合意したものとみなされる。このように、定型約款の規定が契約内容となる条件を、定型約款の【⠀】要件と言う。
表示, 組入
6
次の文章の空欄に適切な語句を補って下さい。 定型約款の条項が、相手方の権利を制限あるいは義務を加重するものであって、民法1条2項の基本原則すなわち【⠀】則に反して相手方の利益を一方的に害する場合については、その条項については【⠀】しなかったものとみなされる。
信義, 合意
7
次の文章の空欄にあてはまる正しい言葉を、空欄のマークをクリックして、選択して下さい。 わが国の民法では、贈与契約は、【⠀】、【⠀】、【⠀】という法律的性質を有する契約とされている(民法549条)。
無償, 片務, 諾成
8
次の文章が正しい場合には○を、間違っている場合には×を選んで下さい。 書面によらない贈与は、贈与者だけが、その贈与契約を解除することができる。
×
9
次の文章の空欄にあてはまる正しい語句を、空欄のマークをクリックして、選択して下さい。 民法551条1項は、「贈与者は、贈与の目的である物又は権利を、贈与の目的として特定した時の状態で引き渡し、又は移転することを約したものと【⠀】」と規定する。これは、贈与者は贈与した物や権利の品質に問題があった場合に、その法律的責任を【⠀】という意味である。
推定する, 負わない
10
次の文章の空欄にあてはまる正しい言葉を、①については、空欄に適切な語句を補充してください。②についても、空欄に適切な語句を補充して下さい。 民法は贈与契約においても、売買契約においても、贈与者は売主が所有権を有していない他人の物を贈与したり、売買したりすることを①【⠀】。他人の権利を売買の目的としたときは、売主は、その権利を②【⠀】して買主に移転する義務を負う。
認めている, 取得
11
【判例復習課題】最高裁昭和60年11月29日判決に関する次の文章について、適切な語句を選択肢の中から選んで下さい。 最高裁昭和60年11月29日判決は、贈与契約の書面というためにはどのような条件(要件)が必要なのかを判断した事案です。判決は、最高裁【⠀】法廷で昭和60年11月29日に出されていて、その裁判長裁判官は【⠀】裁判官です。この最高裁判決の原審は名古屋高判昭和57年5月24日ですが、最高裁は上告人による上告を【⠀】しており、名古屋高裁の判断をそのまま適切だと判断したことになります。
第二小, 牧圭次, 棄却
12
【判例復習課題】贈与契約が書面でなされた場合には、その契約を解除することは認められませんが、その書面の要件について最高裁が判例で示した法理として正しいものを選んで下さい。 問題 6 回答 a. 書面は、受贈者に直接渡される必要がある b. 書面には贈与がなされたことを確実に看取しうる程度の記載がある必要がある c. 書面は「贈与契約」という契約名称で作成されている必要がある d. 書面は贈与契約の贈与者と受贈者の間で作成されている必要がある
b
13
以下の文章は同時履行の抗弁権が認められるための条件、つまりは「要件」に関する問題です。空欄に適切な言葉を条文の表現で補って下さい。 同時履行の抗弁権の要件は、(1)双務契約から生じた債権債務であること、(2)相手方の債務が【⠀】にあること、(3)相手方が債務の履行をしないこと、です。
履行期
14
次の文章が正しい場合には○を、間違っている場合には×を選んで下さい。 双務契約の債務の一方が、債務不履行などによって損害賠償債務に変化した場合に、損害賠償の金額がもともとの債務の支払金額との間で金額的な違いが生じていたとしても、その両債務の関係で同時履行の抗弁権が認められる。
○
15
次の文章の空欄に適切な語句を補って下さい。 民法533条でも、民法536条の危険負担でも、契約当事者の一方からの債務の履行請求がなされても、その反対当事者(533条では相手方と表現され、536条では債権者とされている)は、自己の債務の履行を拒むことができる。こうした請求を拒むことができるという性質を有する権利のことを【⠀】権という。
抗弁
16
次の文章の空欄に適切な語句を補う、あるいは適切な語句を選択して下さい。 双務契約で、債権発生後に債務者の責めに帰すべからざる事由で給付が不可能になった場合、その給付が不可能になった危険を誰が負担するのかが問題になる。これを危険負担と言うが、現行の民法は、【⠀】主義をとっている(民法536条)。この結果、仮に家屋の売買契約締結後、両当事者の責任がない事由でその家屋が焼失して引渡しが不能になった場合には、買主はその家屋の代金を売主が請求したとしても、その支払いを拒むことが【⠀】。
債務者, できる
17
次の文章が正しい場合には○を、間違っている場合には×を選んで下さい。 AとBの二当事者間の契約により、第三者Cに対してある給付をすることを約束することができる。これを第三者のためにする契約という。その場合、その第三者C(受益者)が受益の意思表示をすれば、債権者A(要約者)を介することなく、債務者B(諾約者)に対して直接にその給付を請求する権利を有することになる。
○
18
次の文章が正しい場合には○を、間違っている場合には×を選んで下さい。 契約に適合した目的物が給付されなかった場合の追完請求権は、債務不履行とは異なる責任なので、追完請求権を行使できる場合には、民法415条に定められている債務不履行を理由とする損害賠償を請求することはできない。
×
19
次の文章の空欄に適切な語句を補うとともに、適切な語句を選択して下さい。 民法における買主の追完請求権とは、売買契約に基づいて引き渡された目的物が、種類、【⠀】又は数量に関して契約の内容に適合しない場合に、目的物の修補、代替物の引渡し又は不足分の引渡しによる履行の追完を求めることができる権利のことを言う。この規定は、請負契約などの【⠀】契約にも準用されており、注文者は追完請求権を請負人に主張することが【⠀】。
品質, 有償, できる
20
次の文章の空欄に適切な語句を補って下さい。 買主は相当の期間を定めて履行の追完の【⠀】をし、その期間内に追完がなされない場合に、その不適合の【⠀】に応じて代金の減額を請求できる。
催告, 程度
21
次の文章が正しい場合には○を、間違っている場合には×を選んで下さい。 履行の追完請求権で問題となる目的物の修補と代替物の引渡しのいずれを主張するかは、買主が選択することができる。買主が選択した追完請求の方法を売主は拒むことができない。
×
22
次に記載されているものの中で、債務不履行の効果として間違っているものをひとつ選択して下さい。 問題 1 1つ選択してください: a. 損害賠償 b. 強制履行(強制執行) c. 契約の取消し d. 契約の解除
c
23
次の条文の空欄に適切な語句を補って下さい。 民法545条は、解除の効果として、契約の各当事者は、その相手方を【⠀】に復させる義務があるとする。その点から、解除権には契約時に遡ってその効果が否定されるとする【⠀】効があると解されている。こうした考え方の学説を解除の直接効果説という。
原状回復, 遡及
24
次の条文の空欄に適切な語句を補って下さい。 債務不履行による契約の解除が認められるためには、原則として、相当期間の【⠀】をする必要がある。この意味は、債務者に、債務の履行を促し、再度の履行をする機会を付与することである。したがって、債権者が解除の意思表示は、相当期間が経過後にその効果が生ずることになる。これは民法540条に基づく【⠀】解除権である。一方、債務不履行に至らない場合、例えば契約の相手方が信用不安に陥った場合に契約を解除することを契約書で定めることは可能で、それを約定解除権という。
催告, 法定
25
次の中で、民法で相当期間の催告がなくても契約の解除が認められている場合を選択して下さい(複数選択可)。 1つまたはそれ以上選択してください: a. 契約の性質によって、特定の日時で履行しなければ契約目的が達成できない契約で、その日時を過ぎた場合 542条1項4号です。 b. 債務の全部が履行不能な場合 542条1項1号です。 c. 履行の程度が軽微である場合 d. 履行期に金銭債務の返還ができなかった場合 e. 債務が履行されたが、その履行が不完全な場合
a, b
26
次の文章の空欄に適切な語句を補って下さい。 消費貸借契約は、借りた物を借主が消費し、その後に、種類、品質及び【⠀】の同じ物を貸主に返還することを約する契約のことを言う。書面によらない消費貸借契約の契約成立に関する法的な性質は、物を受け取ることによって契約が成立する【⠀】契約である。
数量, 要物
27
次の文章が正しい場合には○を、間違っている場合には×を選んで下さい。 書面による消費貸借契約は諾成契約であるが、例えば金銭消費貸借契約が書面でなされた場合には当然に利息が付加され、有償契約となる。
×
28
次の事実で、その合意の性質が消費貸借契約に該当しないものをすべて選んで下さい。 問題 3 1つまたはそれ以上選択してください: a. おじさんの家の部屋をただで使わせてもらうこと これは使用貸借契約です。 b. 金融機関から50万円の融資をうけること c. 友だちから昼飯代500円を借りること d. 友だちからデート用の洋服を1日借りること お金を払うなら賃貸借、ただなら使用貸借契約です。 e. お隣から缶ビール3缶を借りてくること
a, d
29
次の条文の空欄に適切な語句を補って下さい。 契約終了時に借りた物そのものを返す貸借型契約としては、賃貸借契約と使用貸借契約がある。賃貸借契約が有償契約であるのに対して、使用貸借契約は【⠀】契約である。双方とも合意で契約が成立する【⠀】契約である。なお、書面によらない使用貸借契約は借用物を受領するまで契約を【⠀】することができる(593条の2)。
無償, 諾成, 解除
30
次の文章の空欄に適切な語句を補って下さい。 例えば、居住のための借りた家屋で喫茶店を営業することは、契約で定めた目的で使用、収益すべき義務である【⠀】義務に反する行為で、契約解除の原因となり得る。また、家屋の賃貸借契約に関して、大家さんに承諾を得ない無断転貸の場合にも民法では契約を解除できるとされている(民法612条2項)。もっとも、夏期講習に京都に来た弟に2週間ほどアパートを使わせたが、大家さんに承諾を得ていなかった場合には、それが賃貸人の信頼を【⠀】しない程度であると評価されるならば、契約解除は認められない。
用法遵守, 破壊
31
次の条文は借地借家法の建物賃貸借の対抗力を規定したものです。その空欄に適切な語句を補って下さい。 建物の賃貸借は、その登記がなくても、建物の【⠀】があったときは、その後その建物について物権を取得した者に対し、その効力を生ずる。
引渡し
32
次の文章の空欄に適切な語句を補って下さい。 契約期間の満了後に、例えば賃借人が賃借物を継続して使用していて、賃貸人も異議を述べなかった場合に、同一条件で賃貸借契約をしたものと推定することを、【⠀】という。
法定更新
33
次の文章の空欄に適切な語句を補って下さい。なお、二つの空欄には同じ言葉が入ります。いずれの空欄にも語句を書いて下さい。 例えば、民法では、賃貸人の承諾を得ないで無断で転貸借がなされたならば、それは賃貸借契約を解除することができるとされている。もっとも、判例では、無断転貸借が賃貸人と賃借人の【⠀】を損なう程度にまで至らないと判断される場合には、民法の条文があるにもかかわらず、契約解除を認めない。この法理のことを、【⠀】破壊の法理という。
信頼関係, 信頼関係
34
次の文章の空欄に適切な語句を補って下さい。なお、条文に記載されている文言は、記載通りの言葉を入れて下さい。 不動産賃貸借の対抗要件は民法では賃借権の登記ですが(民法605条)、実際に賃借権が登記されることは稀で、それは機能していません。そこで、借地借家法では、借地権については借地上の建物の【⠀】が(借地借家法10条)、建物の賃貸借はその建物の【⠀】が(借地借家法31条)、対抗要件と規定されている。
登記, 引渡し
35
次の文章の空欄に適切な語句または数字を補って下さい。なお、数字は半角で記入して下さい。また、条文を確認して条文の表現で解答を記入して下さい。 期間の定めがある賃貸借契約で、その契約期間内に賃貸人による解約申入れが認められるためには、契約書などで契約期間内に解約をする権利が【⠀】されていることが必要である(民法618条)。借家に関しては、賃借人からの解約申入れは申入れ時から3ヶ月の経過で、賃貸人からの解約申入れは、その時から【⠀】ヶ月が経過することで、契約が終了することになる(借地借家法27条)。もっとも、賃貸人からの建物の賃貸借契約の解約申入れには、賃貸人が建物の使用を必要とする事情や立退料の支払いなどを総合考慮した【⠀】事由が必要である(借地借家法28条)。
留保, 6, 正当
36
次の文章の空欄に、民法の請負に関する条文を参照して、正しい語句を補って下さい。 請負とは、当事者の一方(請負人)がある仕事を完成させ、条文では相手方と表現されている【⠀】者がその仕事の【⠀】に対して報酬(請負代金)を支払うことを内容とする双務、有償、諾成の契約である。
注文, 結果
37
次の中で、その契約の性質が請負契約に該当しないものを二つ選んで下さい。 問題 2 1つまたはそれ以上選択してください: a. 弁護士に訴訟を依頼する契約 b. 洋服を仕立てる契約 c. 注文した住宅を建築してもらう契約 d. コンサートで音楽の演奏をする契約 e. 建売住宅を購入する契約 f. 理髪店で散髪をする契約
a, e
38
次の文章が正しい場合には○を、間違っている場合には×を選んで下さい。 請負契約の義務内容は仕事の完成なので、請負人は元請人としてその仕事を下請人に委ねても仕事が完成できる場合には、それが問題にはならない。
○
39
次の文章の空欄に、条文を参照して、適切な語句を補って下さい。 受任者は、委任の本旨に従い、善良な【⠀】の注意をもって、委任事務を処理しなければならない。
管理者
40
次の中から、準委任契約に該当する契約をひとつ、選択して下さい。その他の契約は委任契約です。 問題 5 回答 a. 弁護士に訴訟を委任する契約 b. 医師に病気の治療を依頼する契約 c. 高齢者が金融機関に財産管理を委託する契約 d. 不動産業者に自己の土地を売却することを委託する契約
b
41
次の貸借型契約のうち、その基本的な性質が「無償」であるものを選んで下さい(複数選択可)。 a. 賃貸借契約 b. 使用貸借契約く C.消費貸借契約く
b, c
42
次の文章の空欄にあてはまる適切な語句を選んで下さい。 民法589条1項によれば、消費貸借契約の貸主は、【⠀】がなければ借主に対して利息を請求することができないとされている。
特約
43
次の中でその契約の性質が「諸成契約」ではないものを選んでく下さい。 a. 書面による使用貸借契約 b. 書面による賃貸借契約 c. 書面によらない消費貸借契約 d. 書面によらない使用貸借契約 e.書面による消費貸借契約
c
44
次の文章が正しい場合には〇を、間違っている場合にはxを選んで下さい。 建物の賃貸借契約では、民法の特別法である借地借家法が適用される。
○
45
借地借家法によれば、建物の賃貸借の対抗要件は次のいずれだと規定されていますか。正しいものを選んで下さい。 a. 書面 b. 引渡し C.登記 d. 家主の承諾
b
46
次の文章の空欄に適切な語句を補って下さい。 建物の賃貸借契約では、例えば賃借人が用法遵守義務に違反した場合(民法616条による594条の準用)や賃貸人の【⠀】を得ることなく建物を転貸した場合(民法612条)には、貸主は契約の解除をすることができると民法では規定されている。もっとも、用法遵守義務や転質があったとしても、その違反の程度が貸主との【⠀】関係を破壊するに至らない場合には、貸主は契約の解除をすることができないとする判例理論が確立している。
承諾, 信頼
47
建物の賃貸借契約では、契約期間中に賃貸人が解約の申入れをした場合、その契約が終了するのは解約の申入れからどれだけの期間が経過してからになりますか。以下の中から正しいものを選んで下さい。 a. 12ヶ月 b. 3ヶ月 C. 1ヶ月 d.6ヶ月
d
48
次の文章の空欄に適切な語句を補って下さい。また、適切な語句を選択して下さい。 建物の賃貸人が賃貸借の解約の申入れをした場合、あるいは期間の定めのある建物賃貸借契約の更新を拒絶する場合には、賃貸人や賃借人が建物の使用を必要とする事情の他、従前の経緯、賃借人による建物の明渡しの条件や引換えに渡される財産上の給付(いわゆる立退料)などを総合的に考慮して、【⠀】の事由があると認められなければ、解約の申入れや更新拒絶は認められない。これは【⠀】法という法律に定められている。
正当, 借地借家
49
次の文章が正しい場合には○を、間違っている場合には×を選択して下さい。 請負契約は、請負人が仕事を完成させるまでは、契約当事者はいずれの者も契約を解除することができる。
×
50
次の文章が正しい場合には○を、間違っている場合には×を選択して下さい。 委任契約は、契約終了前であればいつでも契約を解除することができるが、やむを得ない事由がある場合を除いて、損害を賠償することが必要である。
○
51
次の文章の空欄に適切な語句を記入して下さい。 請負契約の目的物に不具合があった場合、請負契約は【⠀】契約であるので売買契約について規定されている契約目的適合責任に関する追完請求権(民法562条)などの条文が【⠀】され、注文者は請負人に契約目的に適合した種類、品質及び数量の履行を求めることができる。もっとも、注文者が提供した材料または【⠀】によって不具合が生じた場合には、その主張ができない(民法616条)。なお、この追完請求権などは、注文者が目的物の不具合を知ってから1年以内に主張しなければならない。
有償, 準用, 指図
52
次の文章の空欄部分に正しい語句を選択して下さい。 民法では、無償の寄託契約の受寄者の注意義務は【⠀】とされている。一方で、無償の委任契約の受任者の注意義務は、【⠀】である。
自己の財産に対するのと同一の注意義務, 善良なる管理者の注意義務
53
次の条文の空欄に適切な語句を補って下さい。 第697条(事務管理) 【⠀】なく他人のために事務の管理を始めた者(以下この章において「管理者」という。)は、その事務の性質に従い、最も本人の利益に適合する方法によって、その事務の管理(以下「事務管理」という。)をしなければならない。
義務
54
次の文章が正しい場合には○を、間違っている場合には×を選んで下さい。 事務管理は親切心からする行為であるので、管理者は本人の意思を知っているときでも、管理者は自分の判断に基づいて、できる範囲で事務を行えばそれで足りると解されている。
×
55
次の中で、民法の事務管理が成立する要件として適切でないものをひとつ選んで下さい。 1つ選択してください: a. 法律上の義務のない事務であること b. 本人の意思及び利益に適合すること c. 他人の事務の管理であること d. 他人のためにする意思(事務管理意思)があること e. 事務の管理に必要な費用を支出したこと
e
56
次の条文の空欄に適切な語句を補って下さい。 第709条(不法行為による損害賠償) 故意又は【⠀】によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。
過失
57
次の中で、民法709条に基づく不法行為が成立する要件ではないものをひとつ選んで下さい。 問題 2 1つ選択してください: a. 被害者に損害が発生したこと b. 加害者が他人の権利又は法律上の利益を侵害したこと c. 加害者に故意または過失があること d. 債務の本旨に従った履行がないこと e. 加害者の行為と損害の間に因果関係があること
d
58
次の文章の空欄に適切な語句を補って下さい。 過失とは、不注意な心理状態ではなく、【⠀】的な注意義務違反であって、具体的には「結果発生の【⠀】可能性がありながら、それを回避する行為をおこなわなかった結果回避義務違反」と定義されている。
客観, 予見
59
次の文章の空欄に適切な語句を補って下さい。 加害者の行為と損害の発生の間に因果関係があることが、不法行為による損害賠償が認められるための要件になっています。その因果関係の立証は被害者がする必要がありますが、それは高度の【⠀】性を証明することであり、その程度は、【⠀】人が疑を差し挟まない程度に真実性の確信を持ちうるものであることだと解されています。
蓋然, 通常
60
次の中から、「逸失利益(得べかりし利益)」として損害賠償の対象となり得るものをひとつ選んで下さい。 問題 1 1つ選択してください: a. 死亡した被害者が、生きていたならば得ることができたであろう給与 b. 事故によって生じた精神的なショックに対応する慰謝料 c. 事故のため期末試験が受けられなかったため留年せざるを得なくなった場合に支払った1年分の授業料 d. 不法行為で被った被害の治療のために利用した交通機関の費用
a
61
次の文章が正しい場合には○を、間違っている場合には×を選んで下さい。 使用者責任の「事業の執行」について第三者に加えた損害という要件は、外形からその行為が事業に該当するか否かを判断するという外形標準説が通説、判例となっている。したがって、業務終了後に私用で会社の車(社用車)を使って事故をおこした場合にも、事業執行性は認められ、民法715条の適用があるとするのが最高裁の考え方である。
○
62
次の文章の空欄に適切な語句を補って下さい。 民法715条の使用者責任は、「利益の存するところ、損失もまた存する」という【⠀】責任の考え方を基本に定められている。したがって、民法715条3項は使用者に【⠀】者に対する求償権を認めているが、最高裁は、この求償権の範囲は信義則によって制限されるとして、求償権の行使を限定的にしか認めていない(最高裁昭和51年7月8日判決)。
報償, 被用
63
次のうち、占有者が土地工作物責任(民法717条)に基づく損害賠償責任を負う要件として、間違っているものをひとつ選んで下さい。なお、被害者をX、土地工作物の占有者をY、土地工作物をAと記載します。 問題 4 1つ選択してください: a. Aが土地工作物であること b. Xの権利または法益が侵害され、損害が生じたこと c. Yが不法行為時にAを占有していたこと d. Aの設置、保存について瑕疵があったこと e. Yが必要な注意を怠ったこと
e
64
次の条文の空欄に適切な語句を補って下さい。 土地工作物責任(民法717条)の要件である「設置、保存の瑕疵」とは、「工作物が、その種類に応じて、通常予想される危険に対し、通常有すべき【⠀】性を欠いていること」をいう。
安全
65
次の文章が正しい場合には○を、間違っている場合には×を選んで下さい。 民法719条が定める共同不法行為は、加害者に主観的な意思の連絡(共謀)がなくても、客観的関連共同性が認められれば成立すると通説、判例では解されている。
○
66
民法で、定型約款による契約が、その約款に規定された個別の条項について合意したものとみなされる条件(組み入れ要件)とはされていないものを選んで下さい。 問題 1 回答 a. 定型約款の内容を相手方に表示していること b. 定型約款による契約をした者が定型約款を契約の内容とする旨を合意していること c. 定型約款の内容が約款を準備したものから事前に相手方に表示されていること
c
67
次の文章の空欄に適切な語句を補って下さい。 ほとんどの契約は、申込みと【⠀】という意思表示の合致によって成立します。こうした契約のことを諾成契約と言います。民法では諾成契約以外に、【⠀】契約といって、物の交付があって初めて契約として成立するものがあります。その典型例としては,【⠀】によらない消費貸借契約がある。なお、金銭消費貸借契約では【⠀】がなければ、利息を請求することができない。
承諾, 要物, 書面, 特約
68
次の契約の中で、役務提供型契約との性質を有しない契約を選んで下さい。(複数選択) 問題 3 回答 a. 贈与契約 b. 寄託契約 c. 請負契約 d. 和解契約 e. 委任契約
a, d
69
次の文章の空欄に適切な語句を補って下さい。 不動産の賃貸借契約では、民法の他に、その特別法である借地借家法の適用が重要である。例えば、建物賃貸借契約に関しては、建物の【⠀】があったときには、その建物について新たに物権を取得した者にその借家権を主張することができる(借地借家法31条1項)。こうした新たに権利を取得した第三者に権利を主張できる権限のことを第三者に対する【⠀】力と言う。また、期間の定めがある建物賃貸借について賃貸人が更新を拒絶する場合には、【⠀】事由が必要とされる(同法28条)。
引渡し, 対抗, 正当
70
次の中で、民法の不法行為(民法709条)の成立要件ではないものを選んで下さい。 問題 5 回答 a. 被害者に損害が発生したこと b. 加害行為と損害との間に因果関係があること c. 加害者の行為で被害者の権利又は法律的利益が侵害されたこと d. 加害行為と損害との間に関連共同性があること e. 加害者に故意または過失があること
d
71
次の中で、契約不適合責任を説明するものとして不適切なものを選んで下さい。(複数選択) 問題 6 回答 a. 追完請求権の方法は、買主が選択できる。但し、買主に不相当な負担をかけない場合には売主が異なる方法による追完をすることができる。 b. 契約不適合の場合の追完請求権には、目的物の修補、代替物の引渡しあるいは数量不足の場合には不足分の引渡しのいずれかを請求できる。 c. 英訳の不適合が追完請求によって補完された場合には、買主は売主に対して損害賠償の請求をすることはできない。 d. 目的物の契約不適合が買主の責めに帰すべき事由による場合には追完請求権を行使することはできない。 e. 代金減額請求権は、その前提として売主に対して履行の追完を求めなければならない。 f. 契約不適合責任は、種類、品質、数量のいずれかに契約不適合がある場合に認められる。 g. 契約不適合責任は売買契約に定められているため、他の契約に適用されることはない。
c, g
72
次の文章の空欄に適切な語句を補って下さい。 不利得とは、【⠀】上の原因なく他人の財産又は労務によって得た利益であって、そのために他人に損失を及ぼしているもののことを言う(民法703条)。
法律
73
次の中で、民法703条の不利得の要件として適切でないものをひとつ選んで下さい。 a.損害が発生したこと b. 受益に法律上の原因がないこと C. 受益の存在 d. 損失の存在 e. 受益と損失に因果関係があること
a
74
次の文章の空欄に適切な語句を補って下さい。 不当利得を通説は類型的に考えているが、そのうち、利得が権限を有しない者に帰属している場合を【⠀】利得、給付の原因となった法律関係が存在しないあるいは存在しなくなったために給付の保持に法律上の原因がなくなった場合を給付利得と言う。
侵害
75
次の文章の空欄に適切な語句を補って下さい。 例えば、売主Aと買主Bが100万円の代金でダイヤの指輪の売買契約を締結し、その債務がともに履行された後に、錯誤を理由に売買契約が取り消された場合、売主AはBに給付したダイヤの指輪の返還を、法的には、不利得返還請求権あるいは所有権に基づく【⠀】的返還請求権によってすることができる。一方、買主BはAに対して、支払い済みの100万円を不当利得返還請求権に基づいて返還を求めることができる。民法はこうした当事者の義務のことを、【⠀】義務と表現している。
物権, 原状回復
76
次の文章の空欄に適切な語句を補うか、あるいは適切な語句を選択して下さい。 例えば、代金100万円の指輪の売買契約が締結され、その代金債務と目的物引渡債務がともに履行された後に、錯誤を理由としてその契約が取り消されたとする。この場合、取り消された売買契約は、契約締結時に遡って【⠀】となる(取消権の遡及効・民法121条)。その結果、代金や指輪を保持するについての法律上の権限がなくなるため、事者間には不利得返還義務が生ずる。もっとも、無効の効果として、民法は【⠀】義務を定めている(民法121条の2)。これは、不利得の特則と考えることができ、121条の2は703条との関係で優先適用【⠀】ことになる。
無効, 原状回復, できる
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Xが空き地として所有する甲土地にYが自らの自動車を 1か月間にわたって駐車し、それによって、本来は支払うべきであった期間に対応する周辺駐車場の代金の相場である4万円の支払を免れた場合に関する説明として、正しいものを選んで下さい。(複数選択可) a. Yは駐車した空き地がXの所有地であることを知っていたときは、支払を免れた4万円に利息を付して、✕に返還する必要がある。 b.XはYに対して、損失が明確でないとしても、Xが支払を免れた4万円を、不当利得として返還の請求をすることができる。 C.XはYに対して、甲土地から自動く車をどけるように請求できるが、それは所有権に基づく物権的妨害排除請求権の行使にあたる。 d. XはYが支払を免れた4万円の駐車代金は、Y がXの土地の使用によって得たものであるので、不法行為に基づく損害として賠償請求できる。 e. YはXが甲土地を空き地として利用していなかったことを、Xから不当利得の返還を請求された際に抗弁として主張できる。
a, b, c