土地家屋調査士

土地家屋調査士
100問 • 1年前
  • やまいたさん
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    問題一覧

  • 1

    A,B及びCが甲建物の持分を3分の1ずつ共有している場合判例の趣旨に照らし正しいか。 Dが甲建物を権原なく占有している場合には、Aは、Dに対し、単独で甲建物の明渡しを請求することができる。 H17-1

  • 2

    A,B及びCが甲建物の持分を3分の1ずつ共有している場合判例の趣旨に照らし正しいか。 AがB及びCの了解を得ることなく単独で甲建物を占有している場合には、B及びCは、Aに対し、直ちに甲建物の明渡しを請求することができる。 H17−1

  • 3

    A,B及びCが甲建物の持分を3分の1ずつ共有している場合判例の趣旨に照らし正しいか。 A、B及びCがEに対して甲建物を賃貸した場合において、Eが賃料を長期にわたって支払わないときは、Aは、単独でEとの賃貸借契約を解除することができる。 H17-1

  • 4

    A,B及びCが甲建物の持分を3分の1ずつ共有している場合判例の趣旨に照らし正しいか。 Aは、Fに対する債務を担保するため、甲建物の自己の持分について抵当権を設定することができる。H17-1

  • 5

    A,B及びCが甲建物の持分を3分の1ずつ共有している場合に判例の趣旨に照らし正しいか。 AがB及びCの了解を得ることなくGに対して甲建物を賃貸している場合には、B及びCは、Gに対し、直ちに甲建物の明渡しを請求することができる。H17-1

  • 6

    意思表示に関して正しいか。 AB間でAがBに土地を売り渡す契約を締結したが、Aが真意では売り渡すつもりがなかった場合において、BがAの真意を知っていたときは、当該契約は、無効である。H17-2

  • 7

    意思表示に関して正しいか。 AB間でAがBに土地を売り渡す契約を締結したが、当該契約がAとBとが通謀して行った虚偽のものであった場合において、Cが当該契約の有効性を過失なく信じてBから当該土地を買い受けたときは、Aは、Cに対し、当該契約が無効であることを主張することができない。H17-2

  • 8

    意思表示に関して正しいか。 AB間でAがBに土地を売り渡す契約を締結したが、Aの意思表示について法律行為の要素に錯誤があった場合において、Aに重大な過失があったときは、Aはその意思表示の取消を主張することができない。H17-2

  • 9

    意思表示に関して正しいか。 AB間でAがBに土地を売り渡す契約を締結したが、Aの意思表示がBの詐欺によるものであった場合には、Aは、当該意思表示を取り消すことができる。H17-2

  • 10

    意思表示に関して正しいか。 AB間でAがBに土地を売り渡す契約を締結したが、Aの意思表示がBの強迫によるものであった場合において、Cが、Bから当該土地を買い受け、かつ、強迫の事実について善意であるときは、Aは、Cが買い受けた後、Bに対する意思表示を取り消しても、当該取消しをCに対抗することができない。H17-2

  • 11

    次の対話は、甲建物の賃借人をA、所有者兼賃貸人をBとした場合の甲建物等の所有権の取得に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。     教授; AがBの同意を得ないで甲建物の一室にエアコンを設置した場合には、エアコンの所有権の帰属はどうなりますか。   学生;ア AがBの同意を得ていないので、Bが所有権を取得します。H17-3

  • 12

    次の対話は、甲建物の賃借人をA、所有者兼賃貸人をBとした場合の甲建物等の所有権の取得に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。 教授; では、AがBの同意を得ないで甲建物に改装をした結果、改装前に1,000万円であった甲建物の価値が改装後に3,000万円となった場合には、甲建物の所有権の帰属は、どうなりますか。   学生;イ AがBの同意を得ていなくても、改装によって甲建物の価値が倍以上に増加していますから、甲建物の所有権は、Aに帰属します。H17-3

  • 13

    次の対話は、甲建物の賃借人をA、所有者兼賃貸人をBとした場合の甲建物等の所有権の取得に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。 教授; AがBの同意を得てAが提供した材料を用いて出窓を増築した場合において、AB間に所有権の取得について特約がないときは、出窓の所有権の帰属は、どうなりますか。   学生;ウ 出窓には独立性が認められないので、AがBの同意を得ていても、出窓の所有権は、Bに帰属します。H17−3

  • 14

    次の対話は、甲建物の賃借人をA、所有者兼賃貸人をBとした場合の甲建物等の所有権の取得に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。 教授; AがBの同意を得て、平屋の甲建物の2階として、独立した玄関口があり、かつ、1階とは内部で通じていない居宅を増築した場合において、AB間に所有権の取得について特約がないときは、甲建物の2階部分の所有権の帰属は、どうなりますか。   学生;エ 甲建物の2階部分が独立性を有し、区分所有権の対象となる場合には、Aがその所有権を取得します。H17-3

  • 15

    次の対話は、甲建物の賃借人をA、所有者兼賃貸人をBとした場合の甲建物等の所有権の取得に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。 教授; ところで、Aが増築した部分の所有権をBが取得することとなる場合に、Aは、Bに対し、金銭の支払いを請求することができますか。   学生;オ その場合であっても、Aは、当該部分を継続して使用することができますので、Bに対して金銭の支払いを請求することはできません。H17-3

  • 16

    Aは、Bから、B所有の甲土地を売却することについての代理権の授与を受け、Cとの間で、甲土地を1億円で売り渡す旨の売買契約(以下「本件契約」という。)を締結した。この場合、判例の趣旨に照らし正しいか。 Bの代理人として本件契約を締結したAが未成年者であった場合、Bは代理権を授与した時にAが未成年であったことを知らなかったときは、本件契約を取り消すことができる。H18-1

  • 17

    Aは、Bから、B所有の甲土地を売却することについての代理権の授与を受け、Cとの間で、甲土地を1億円で売り渡す旨の売買契約(以下「本件契約」という。)を締結した。この場合、判例の趣旨に照らし正しいか。 AがBの代理人であることを示さずに、B本人であると名乗って本件契約を締結した場合、AをB本人であると過失なく信じたCは、本件契約を取り消すことができる。 H18-1

  • 18

    Aは、Bから、B所有の甲土地を売却することについての代理権の授与を受け、Cとの間で、甲土地を1億円で売り渡す旨の売買契約(以下「本件契約」という。)を締結した。この場合、判例の趣旨に照らし正しいか。 Aは、Bから、B所有の甲土地を売却することについての代理権の授与を受け、Cとの間で、甲土地を1億円で売り渡す旨の売買契約(以下「本件契約」という。)を締結した。この場合、判例の趣旨に照らし正しいか。

  • 19

    Aは、Bから、B所有の甲土地を売却することについての代理権の授与を受け、Cとの間で、甲土地を1億円で売り渡す旨の売買契約(以下「本件契約」という。)を締結した。この場合、判例の趣旨に照らし正しいか。 Aが甲土地の代金を着服する意図を持ってBの代理人として本件契約を締結し、その代金を自ら消費した場合、Bは、CがAの意図を本件契約締結時に過失なく知らなかったとしても、Cに対し、本件契約の無効を主張することができる。H18-1

  • 20

    Aは、Bから、B所有の甲土地を売却することについての代理権の授与を受け、Cとの間で、甲土地を1億円で売り渡す旨の売買契約(以下「本件契約」という。)を締結した。この場合に判例の趣旨に照らし正しいか。 Cが、Bから虚偽の事実を告げられたために、実際には3,000万円足らずの甲土地の地価を1億円は下らないと誤信して本件契約を締結した場合、Cは、Bの代理人として本件契約を締結したAがBの欺網行為を過失なく知らなかったとしても、本件契約を取り消すことができる。H18-1

  • 21

    次の対話は、建物に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。   教授: 物には不動産と動産とがありますが、建築中の建物は、どのように扱われますか。   学生:ア 土地の定着物ですから不動産に当たりますが、基礎工事の段階では土地の一部と扱われるのに対し、屋根や壁ができて建物とみられる段階に至ると、土地とは別の不動産と扱われます。  

  • 22

    次の対話は、建物に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。 教授: 一棟の建物の一部について取得時効は成立しますか。   学生:イ 一棟の土地の一部について取得時効が認められるのと同様に、一棟の建物の一部についても、その部分が区分建物としての独立性を備えているか否かにかかわらず、取得時効の成立が認められます。

  • 23

    次の対話は、建物に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。 教授: 賃貸物件として使用されている建物に抵当権が設定された場合、抵当権者は、建物の賃料から優先弁済を受けることができますか。   学生:ウ 賃料債権も物上代位の対象になりますから、抵当権者は、被担保債権の債務不履行後に、賃料債権に対する物上代位権を行使することによって賃料から優先弁済を受けることができます。H18-2

  • 24

    次の対話は、建物に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。 教授: 借地上の建物に設定されていた抵当権が実行されて、買受人が建物の所有権を取得した場合、借地権はどうなりますか。   学生:エ 借地権は建物の所有権とは別個の権利ですので、借地権は買受人に移転しません。 H18-2

  • 25

    次の対話は、建物に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。 教授: 建物の所有者が移築を目的として当該建物を解体した場合には、その建物に設定されていた抵当権はどうなりますか。   学生:オ 解体された建物は不動産でなくなりますから、当該建物に設定されていた抵当権は消滅することになります。

  • 26

    相続が関係する物権変動に関する記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいか(なお、DはBに対する関係で背信的悪意者に当たらないものとする。)。 Aがその所有する土地をBに譲渡したが、その旨の登記をしないまま死亡し、Aを相続したCがその土地について相続登記をしてこれをDに譲渡し、その旨を登記した場合、Bは、Dに対し、土地所有権の取得を対抗することができる。  H18-3

  • 27

    相続が関係する物権変動に関する記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいか(なお、DはBに対する関係で背信的悪意者に当たらないものとする。)。 Aが死亡し、BとCがAを共同相続したが、Cが、Aの所有していた土地について、勝手に、Cが単独で取得する旨の相続登記をしてこれをDに譲渡し、その旨の登記をした場合、Bは、Dに対し、相続分に応じた土地持分の取得を対抗することができる。 H18-3

  • 28

    平成18年度 問題3 相続が関係する物権変動に関する記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいか(なお、DはBに対する関係で背信的悪意者に当たらないものとする。)。 Aが死亡した後、その法定相続人であるBとCのうちCが適法に相続を放棄したが、Aの所有していた土地について、この放棄を前提とする相続登記がされる前に、Cの債権者Dが代位によりBとCを共同相続人とする相続登記をし、C名義の土地持分を差し押さえた場合、Bは、Dに対し、当該土地持分の取得を対抗することができる。

  • 29

    平成18年度 問題3 相続が関係する物権変動に関する記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいか(なお、DはBに対する関係で背信的悪意者に当たらないものとする。)。 Aがその所有する土地をBに遺贈する旨の遺言をした後に死亡したが、Bがこれに基づく登記をしない間に、Aを相続したCの債権者Dが代位によりその土地について相続登記をしてこれを差し押さえた場合、Bは、Dに対し、土地所有権の取得を対抗することができる。

  • 30

    平成18年度 問題3 相続が関係する物権変動に関する記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいか(なお、DはBに対する関係で背信的悪意者に当たらないものとする。)。 Aが死亡し、その共同相続人であるBとCとの間でAの所有していた土地をBが単独で相続する旨の遺産分割協議が成立したが、その土地について、Bが遺産分割協議を前提とする相続登記をする前に、CがBとCを共同相続人とする相続登記をし、C名義の土地持分をDに譲渡し、その旨の登記をした場合、Bは、Dに対し、当該土地持分の取得を対抗することができる。

  • 31

    2007(平成19)年度 問題1 次の対話は、法律行為の条件に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。 教授: 今日は、法律行為の条件について聞きたいと思います。Aが、Bとの間で、Bが来年の7月に開催される大会に優勝した場合には、Bに対し、来年の4月分からさかのぼって奨学金を給付するとの合意をしたとしましょう。その後、Bが実際に優勝した場合には、Bは4月分から奨学金を請求することができますか。   学生:ア これは、条件の成就により奨学金の給付という契約の効力を発生させるものですので、停止条件に該当しますが、停止条件の付された法律行為は停止条件が成就したときからその効力を生ずるものですので、Bは4月分から奨学金を請求することはできません。

  • 32

    2007(平成19)年度 問題1 次の対話は、法律行為の条件に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。 教授: 当事者が停止条件を付して契約を締結したが、実際には、停止条件とした事実が既に発生していたとします。この契約の効力はどうなりますか。   学生:イ そのような場合には、その条件は付されなかったのと同様に扱われ、有効であることになります。

  • 33

    2007(平成19)年度 問題1(民法・総則・条件) 次の対話は、法律行為の条件に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。   教授: ある土地の所有者Cが、隣接地の所有者Dの知らないうちに両土地間の境界線をCに有利に移設してくれれば、Eに対して50万円を贈与する旨の契約をEとの間で締結したとします。この契約の効力はどうなりますか。   学生:ウ 契約に付された条件は不法なものですから、その条件は付されなかったのと同様に扱われ、有効であることになります。

  • 34

    2007(平成19)年度 問題1(民法・総則・条件) 次の対話は、法律行為の条件に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。 教授: ある動産の所有者が、5年後にGに対してその動産を贈与するが、Fの気が変わった場合にはいつでも契約は効力を失うとの条件を付して書面により贈与契約を締結したとします。この契約の効力はどうなりますか。   学生:エ これは、Fの意思のみに係る条件を付したものですので、契約自体が無効となります。

  • 35

    2007(平成19)年度 問題1(民法・総則・条件) 次の対話は、法律行為の条件に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。 教授: HがIとの間で、契約日から7日以内に動産の修理を完了した場合には、Iに対して所定の修理代金に加えて割増しで修理代金を支払うとの内容の契約を締結したとします。この場合において、HがIの修理道具をわざと損壊し、そのため、5日以内に修理作業を完了することが可能であったのに、修理作業の完了が10日後に遅延してしまったときには、どうなりますか。   学生:オ この場合には、Hは故意に条件の成就を妨害しています。したがって、Iは、条件が成就したものとみなしてHに対して割増分の修理代金の支払をも請求することができます。

  • 36

    2007(平成19)年度 問題2(民法・物権・物権変動) 判例の趣旨に照らしAがCに対して不動産又は動産の所有権を主張することができるか。 Aは、Bにだまされて自己所有の不動産をBに売ったが、Bの詐欺に気付き、Bに対して売買契約を取り消すとの意思表示をした。しかし、取消しまでの間に、Bが善意のCに当該不動産を売ってしまっていた。

    主張できない

  • 37

    2007(平成19)年度 問題2(民法・物権・物権変動) 判例の趣旨に照らしAがCに対して不動産又は動産の所有権を主張することができるか。 Aは、Bに強迫されて自己所有の不動産をBに売ったが、強迫状態を脱し、Bに対して売買契約を取り消すとの意思表示をした。しかし、取消しまでの間にBが善意のCに当該不動産を売ってしまっていた。

    主張できる

  • 38

    2007(平成19)年度 問題2(民法・物権・物権変動) 判例の趣旨に照らしAがCに対して不動産又は動産の所有権を主張することができるか。 Aは、自己所有の不動産の登記がBの名義になっていることを知りながら、この状態を事実上容認し、長期間放置していた。Bは当該不動産の登記がBの名義になっていることを利用して、善意のCに当該不動産を売ってしまった。

    主張できない

  • 39

    2007(平成19)年度 問題2(民法・物権・物権変動) 判例の趣旨に照らしAがDに対して不動産又は動産の所有権を主張することができるか。 Aは、B所有の不動産をBから購入したがいまだ所有権の移転の登記を経由していなかった。Cは、この事情を十分に知りつつ専らAを害する目的で、当該不動産をBから購入して所有権の移転の登記を完了し、さらに、善意のDに当該不動産を転売し、Dへの所有権の移転の登記をした。

    主張できない

  • 40

    2007(平成19)年度 問題2(民法・物権・物権変動) 判例の趣旨に照らしAがCに対して不動産又は動産の所有権を主張することができるか。   Aは、B所有の動産をBから買ったが、後日持ち帰ることにして、当該動産をBに保管してもらっていた。しかし、Bは、善意のCにも当該動産を売ってしまい、Cの依頼を受けてCのために当該動産を保管していた。

    主張できる

  • 41

    2007(平成19)年度 問題3(民法・物権・占有訴権) 占有訴権に関して判例の趣旨に照らし正しいか。   Aが占有する土地に隣接地の樹木が倒れてくるおそれがある場合には、Aは、隣接地の所有者であるBに対し、占有保全の訴えにより、樹木が倒れないようにするための予防措置を講ずるとともに損害賠償の担保を供与することを請求することができる。

  • 42

    2007(平成19)年度 問題3(民法・物権・占有訴権) 占有訴権に関して判例の趣旨に照らし正しいか。 AがBに無断でBの所有する土地上に建物を建築して占有している場合において、Bが当該建物を解体するために重機を当該土地に持ち込もうとしているときは、Aは、Bに対し、占有保全の訴えにより、建物の解体の予防を請求することができる。

  • 43

    2007(平成19)年度 問題3(民法・物権・占有訴権) 占有訴権に関して判例の趣旨に照らし正しいか。   建物の賃貸借契約が終了したにもかかわらず、賃借人Aが建物の占有を継続する場合には、賃貸人Bは、Aに対し、占有回収の訴えにより、建物の返還を請求することがっできる。

  • 44

    2007(平成19)年度 問題3(民法・物権・占有訴権) 占有訴権に関して判例の趣旨に照らし正しいか。   Aが占有する建物の占有をBが奪い、その後、これをCに貸与した場合であっても、Aは、なおBに対し、占有回収の訴えにより、建物の返還を請求することができる。

  • 45

    2007(平成19)年度 問題3(民法・物権・占有訴権) 占有訴権に関して判例の趣旨に照らし正しいか。 Aが自宅の庭先に置いていた自転車をBが盗んで乗り回し、その後、これをCに売り渡した場合には、Aは、Cが占有を始めた時から1年以内であれば、占有回収の訴えにより、自転車の返還を請求することができる。

  • 46

    2008(平成20)年度 問題1(民法・物権・質権) 不動産質に関して正しいか。 質権者は、被担保債権の全部の弁済を受けるまでは、質権の目的である不動産の全部についてその権利を行使することができる。

  • 47

    2008(平成20)年度 問題1(民法・物権・質権) 不動産質に関して正しいか。 質権者は、質権設定者の承諾を得なければ、質権の目的である不動産について転質をすることができない。

  • 48

    2008(平成20)年度 問題1(民法・物権・質権) 不動産質に関して正しいか。 質権者は、質権設定者の承諾を得なければ、質権の目的である不動産の使用及び収益をすることができない。

  • 49

    2008(平成20)年度 問題1(民法・物権・質権) 不動産質に関して正しいか。 同一の不動産について数個の質権が設定されたときは、その質権の順位は、登記の前後による。

  • 50

    2008(平成20)年度 問題1(民法・物権・質権) 不動産質に関して正しいか。 質権は、金銭以外の物の引渡請求権を被担保債権として、設定することができる。

  • 51

    2008(平成20)年度 問題2(民法・物権・不動産の物権変動) 不動産物権変動に関して正しいか。 A所有の甲土地をBが時効取得した後その旨が登記される前に、Aは甲土地をCに売却しその旨の登記がされた。この場合に、Bは、Cに対して甲土地の所有権取得を対抗することができない

  • 52

    2008(平成20)年度 問題2(民法・物権・不動産の物権変動) 不動産物権変動に関して正しいか。 A所有の甲土地がAからBに贈与されたが、その旨の登記がされる前にAは死亡した。その後、Aの唯一の相続人であるCは、甲土地をDに売却して、その旨の登記がされた。この場合に、Bは、Dに対して、甲土地の所有権取得を対抗することができる。

  • 53

    2008(平成20)年度 問題2(民法・物権・不動産の物権変動) 不動産物権変動に関して正しいか。 A所有の甲土地がAからBに売却されたが、その旨の登記はされていない。この場合には、Bは権原なく甲土地を占有しているCに対して、甲土地の所有権所得を対抗することができない。

  • 54

    2008(平成20)年度 問題2(民法・物権・不動産の物権変動) 不動産物権変動に関して正しいか。 AとBは甲土地を共有していたところ、Aはその共有持分をCに譲渡したが、その旨の登記はされていない。この場合に、Cは、Bに対して、甲土地の共有持分の取得を対抗することができる。

  • 55

    2008(平成20)年度 問題2(民法・物権・不動産の物権変動) 不動産物権変動に関して正しいか。 A所有の甲土地がAからBに売却されたが、その旨の登記がされる前に、甲土地はAからC、CからDへと順次売却され、その旨の登記がされた。Bに対する関係で、Cは背信的悪意者であるがDは背信的悪意者ではない。この場合に、Bは、Dに対して、甲土地の所有権取得を対抗することができない。

  • 56

    2008(平成20)年度 問題3(民法・総則・無効と取消し) 取り消すことができる法律行為のみを指しているものか。

    取り消すことができる法律行為のみを指している。

  • 57

    2008(平成20)年度 問題3(民法・総則・無効と取消し) 取り消すことができる法律行為のみを指しているものか。 この法律行為は、だれでもその効力がない旨を主張することができる。

    無効な法律行為のみを指している。

  • 58

    2008(平成20)年度 問題3(民法・総則・無効と取消し) 取り消すことができる法律行為のみを指しているものか。 この法律行為は、その効力がない旨の主張をしたときから将来に向かってのみ、効力を失う。

    どちらの法律行為も指していない。

  • 59

    2008(平成20)年度 問題3(民法・総則・無効と取消し) 取り消すことができる法律行為のみを指しているものか。

    どちらの法律行為も指している。

  • 60

    2008(平成20)年度 問題3(民法・総則・無効と取消し) 取り消すことができる法律行為のみを指しているものか。 成年被後見人がした法律行為は、原則としてこの法律行為である。

    取り消すことができる法律行為のみを指している。

  • 61

    2009(平成21)年度 問題1(民法・物権・取得時効と登記) Aは、平成2年1月1日、B所有の甲土地を、自己の所有地であると過失なく信じて占有を開始し、以後、所有の意思をもって、平穏に、かつ、公然と甲土地を占有している。次の対話は、この事例における取得時効と登記に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。 教授: まず、平成10年1月1日に甲土地がBからCに譲渡されたという事例で質問します。この場合において、Aは、平成15年1月1日に、Cに対して甲土地の取得時効を主張することができますか。   学生:ア Aは、所有権の移転の登記をしなくても、Cに対して甲土地の時効取得を主張することができます。

  • 62

    2009(平成21)年度 問題1(民法・物権・取得時効と登記) Aは、平成2年1月1日、B所有の甲土地を、自己の所有地であると過失なく信じて占有を開始し、以後、所有の意思をもって、平穏に、かつ、公然と甲土地を占有している。次の対話は、この事例における取得時効と登記に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。 教授: 次に、CがBから甲土地を譲り受けたのが平成13年1月1日であったという事例で質問します。この場合には、Aは、平成15年1月1日に、Cに対して甲土地の時効取得を主張することができますか。   学生:イ この場合には、Aは、所有権の移転の登記をしなければ、Cに対して時効取得を主張することができません。

  • 63

    2009(平成21)年度 問題1(民法・物権・取得時効と登記) Aは、平成2年1月1日、B所有の甲土地を、自己の所有地であると過失なく信じて占有を開始し、以後、所有の意思をもって、平穏に、かつ、公然と甲土地を占有している。次の対話は、この事例における取得時効と登記に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。 教授: 同じ事例で、Aが、平成15年1月1日に、Bに対して甲土地の時効取得を主張する場合は、どうでしょうか。   学生:ウ この場合も、Aは、所有権の移転の登記をしなければ、Bに対して時効取得を主張することができません。

  • 64

    2009(平成21)年度 問題1(民法・物権・取得時効と登記) Aは、平成2年1月1日、B所有の甲土地を、自己の所有地であると過失なく信じて占有を開始し、以後、所有の意思をもって、平穏に、かつ、公然と甲土地を占有している。次の対話は、この事例における取得時効と登記に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。 教授: 同じ事例で、Aは、平成5年1月1日から10年間の占有に基づいて、平成15年1月1日に、Cに対して甲土地の時効取得を主張することはできますか。   学生:エ そのような主張は許されません。

  • 65

    2009(平成21)年度 問題1(民法・物権・取得時効と登記) Aは、平成2年1月1日、B所有の甲土地を、自己の所有地であると過失なく信じて占有を開始し、以後、所有の意思をもって、平穏に、かつ、公然と甲土地を占有している。次の対話は、この事例における取得時効と登記に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。 教授: では、同じ事例で、Aが、平成2年1月1日から20年が経過するのを待って、その後に、20年間の占有に基づいて、Cに対して甲土地の時効取得を主張することはできますか。   学生:オ Aは、自己の所有地であると過失なく信じて甲土地の占有を開始したので、20年の取得時効を主張することはできません。

  • 66

    2009(平成21)年度 問題2(民法・物権・地上権) 地上権に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 工作物の所有を目的として設定された地上権は、設定後にその工作物が滅失したときは、消滅する。

  • 67

    2009(平成21)年度 問題2(民法・物権・地上権) 地上権に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 地上権を時効によって取得するためには、土地の継続的な使用という外形的事実が存在し、かつ、その使用が地上権行使の意思に基づくものであることが客観的に表現されていることが必要である。

  • 68

    2009(平成21)年度 問題2(民法・物権・地上権) 地上権に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 地上権者は、土地の所有者の承諾を得ないで、地上権を譲渡し、又は地上権を目的とする抵当権を設定することができる。

  • 69

    2009(平成21)年度 問題2(民法・物権・地上権) 地上権に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 地上権者は、設定契約において特段の定めがない場合であっても、土地の所有者に対して地代の支払義務を負い、その場合の地代の額は、当事者の請求により裁判所が定める。

  • 70

    2009(平成21)年度 問題2(民法・物権・地上権) 地上権に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 定期の地代を支払うべき地上権者が、引き続き2年以上地代の支払を怠ったときは、土地の所有者は、地上権の消滅を請求することができる。

  • 71

    2009(平成21)年度 問題3(民法・相続法・遺産分割) 遺産分割に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 遺産分割協議が成立した後であっても、共同相続人全員の合意で分割協議を解除した上で再度分割協議を成立させることができる。

  • 72

    2009(平成21)年度 問題3(民法・相続法・遺産分割) 遺産分割に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 相続財産中の不動産につき、遺産分割により法定相続分と異なる権利を取得した相続人は、登記を経なくても、当該分割後に当該不動産につき権利を取得した第三者に対し、当該分割による権利の取得を対抗することができる。

  • 73

    2009(平成21)年度 問題3(民法・相続法・遺産分割) 遺産分割に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 遺産分割協議が成立したが、相続人Aがこの協議において相続人Bに対して負担した債務を履行しない場合には、Bは、遺産分割協議を解除することができる。

  • 74

    2009(平成21)年度 問題3(民法・相続法・遺産分割) 遺産分割に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 相続放棄をした者は、他の共同相続人の同意があったとしても、遺産分割協議の当事者となることができない。

  • 75

    2009(平成21)年度 問題3(民法・相続法・遺産分割) 遺産分割に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 被相続人が「甲不動産は相続人Cに相続させる。」との遺言をしていた場合であっても、他の相続人が甲不動産を取得することとし、Cは遺産中の他の財産を取得することとする旨の遺産分割をすることとができる。

  • 76

    2010(平成22)年度 問題1(民法・総則・無権代理と相続) Aは、BからB所有の甲不動産を売却する代理権を与えられていないにもかかわらず、その事情について善意無過失のCとの間で、Bの代理人として甲不動産を、1,000万円で売却する旨の売買契約を締結し、Cから売却代金1,000万円を受け取った。判例の趣旨に照らし正しいか。 CがAに対して無権代理行為による損害賠償として1,000万円を請求したところ、Aが死亡してその地位をBが単独で相続した場合には、Bは、無権代理行為の追認を拒絶することにより、無権代理行為による損害賠償責任を免れることができる。

  • 77

    2010(平成22)年度 問題1(民法・総則・無権代理と相続) Aは、BからB所有の甲不動産を売却する代理権を与えられていないにもかかわらず、その事情について善意無過失のCとの間で、Bの代理人として甲不動産を、1,000万円で売却する旨の売買契約を締結し、Cから売却代金1,000万円を受け取った。判例の趣旨に照らし正しいか。 CがBに対し甲不動産の引渡しを求めたところ、BがAの無権代理行為の追認を拒絶した後Bが死亡してその地位をAが単独で相続した場合には、Aは、Cから当該売買契約に基ずく甲不動産の引渡請求をされても、Bの上記追認拒絶の効果を主張してCの請求を拒むことができない。

  • 78

    2010(平成22)年度 問題1(民法・総則・無権代理と相続) Aは、BからB所有の甲不動産を売却する代理権を与えられていないにもかかわらず、その事情について善意無過失のCとの間で、Bの代理人として甲不動産を、1,000万円で売却する旨の売買契約を締結し、Cから売却代金1,000万円を受け取った。判例の趣旨に照らし正しいか。 CがBに対し甲不動産の引渡しを求めたところ、Bが死亡してその地位をAが他の相続人とともに共同で相続した場合には、Aは、Cから当該売買契約に基ずく甲不動産の引渡請求をされたときは、他の相続人とともに無権代理行為の追認を拒絶してCの請求を拒むことができる。

  • 79

    2010(平成22)年度 問題1(民法・総則・無権代理と相続) Aは、BからB所有の甲不動産を売却する代理権を与えられていないにもかかわらず、その事情について善意無過失のCとの間で、Bの代理人として甲不動産を、1,000万円で売却する旨の売買契約を締結し、Cから売却代金1,000万円を受け取った。判例の趣旨に照らし正しいか。 CがBに対し甲不動産の引渡しを求めたところ、Bが死亡してその地位をAが単独で相続した場合には、AはCから当該売買契約に基ずく甲不動産の引渡請求をされたときは、無権代理行為の追認を拒絶してCの請求を拒むことができない。

  • 80

    2010(平成22)年度 問題1(民法・総則・無権代理と相続) Aは、BからB所有の甲不動産を売却する代理権を与えられていないにもかかわらず、その事情について善意無過失のCとの間で、Bの代理人として甲不動産を、1,000万円で売却する旨の売買契約を締結し、Cから売却代金1,000万円を受け取った。判例の趣旨に照らし正しいか。 CがBに対し甲不動産の引渡しを求めたところ、Aが死亡してその地位をB及びAB間の子Dが共同で相続した後Bが死亡してその地位をDが単独で相続した場合には、Dは、Cから当該売買契約に基ずく甲不動産の引渡請求をされたときは、無権代理行為の追認を拒絶してCの請求を拒むことができない。

  • 81

    2010(平成22)年度 問題2(民法・物権・不動産の物権変動) 判例の趣旨に照らしAがBに対して土地の所有権を主張することができるか。 Cが所有する土地をAに売却したが、所有権の移転の登記をしないうちに、Bが権原がないのにその土地を占拠した。

    所有権を主張することができる。

  • 82

    2010(平成22)年度 問題2(民法・物権・不動産の物権変動) 判例の趣旨に照らしAがBに対して土地の所有権を主張することができるか。 Cが所有する土地をAに売却したが、所有権の移転の登記をしないうちにCの一般債権者Bがその土地についてその土地について仮差押えをした。

    所有権を主張することができない。

  • 83

    2010(平成22)年度 問題2(民法・物権・不動産の物権変動) 判例の趣旨に照らしAがBに対して土地の所有権を主張することができるか。 Bが所有する土地をCに売却したが所有権の移転の登記をしないうちに、CがAにその土地を売却した。

    所有権を主張することができる。

  • 84

    2010(平成22)年度 問題2(民法・物権・不動産の物権変動) 判例の趣旨に照らしAがBに対して土地の所有権を主張することができるか。 Bが所有する土地をCに売却して所有権の移転の登記をし、CがAにその土地を売却したがその所有権の移転の登記をする前に、BがCの代金未払を理由にBC間の売買契約を解除した。

    所有権を主張することができない。

  • 85

    2010(平成22)年度 問題2(民法・物権・不動産の物権変動) 判例の趣旨に照らしAがBに対して土地の所有権を主張することができるか。 未成年者Aは、法定代理人Cの同意を得ないで、A所有の土地をDに売却し、Dは、Aが未成年者でDへの売却についてCの同意を得ていないことを知らないBに対し、その土地を売却した。その後、CがAのDに対する売買の意思表示を取り消した。

    所有権を主張することができる。

  • 86

    2010(平成22)年度 問題3(民法・物権・袋地所有者の囲繞地通行権) 公道に至るための他の土地の通行権に関して判例の趣旨に照らし正しいか。 なお、甲土地、乙土地及び丙土地の位置関係は、下図のとおりであり、甲土地から公道に出るためには、乙土地を通行するより丙土地を通行する方が損害が少ないものとする。 Dが丙土地を所有している場合において、Aが所有する一筆の土地を甲土地と乙土地に分筆して、甲土地をBに譲渡し、その後、乙土地をCに譲渡したときは、Bは、乙土地について通行権を主張することができる。 

  • 87

    2010(平成22)年度 問題3(民法・物権・袋地所有者の囲繞地通行権) 公道に至るための他の土地の通行権に関して判例の趣旨に照らし正しいか。 なお、甲土地、乙土地及び丙土地の位置関係は、下図のとおりであり、甲土地から公道に出るためには、乙土地を通行するより丙土地を通行する方が損害が少ないものとする。 Bが丙土地を所有している場合において、必要があるときは、甲土地を所有するAは、Bが所有する丙土地に公道に至るための通路を開設することができるが、甲土地の地上権者であるCは、丙土地に公道に至るための通路を開設することができない。

  • 88

    2010(平成22)年度 問題3(民法・物権・袋地所有者の囲繞地通行権) 公道に至るための他の土地の通行権に関して判例の趣旨に照らし正しいか。 なお、甲土地、乙土地及び丙土地の位置関係は、下図のとおりであり、甲土地から公道に出るためには、乙土地を通行するより丙土地を通行する方が損害が少ないものとする。 Cが丙土地を所有している場合において、Aが所有する一筆の土地を甲土地と乙土地に分筆して、乙土地をBに譲渡したときは、Aは、乙土地について通行権を主張することができない。

  • 89

    2010(平成22)年度 問題3(民法・物権・袋地所有者の囲繞地通行権) 公道に至るための他の土地の通行権に関して判例の趣旨に照らし正しいか。 なお、甲土地、乙土地及び丙土地の位置関係は、下図のとおりであり、甲土地から公道に出るためには、乙土地を通行するより丙土地を通行する方が損害が少ないものとする。 Cが乙土地及び丙土地を所有している場合において、所有者であるAから甲土地を譲り受けたBが甲土地についてAから所有権の移転の登記を得ていないときは、Bは、乙土地及び丙土地のいずれについても通行権を主張することができない。

  • 90

    2010(平成22)年度 問題3(民法・物権・袋地所有者の囲繞地通行権) 公道に至るための他の土地の通行権に関して判例の趣旨に照らし正しいか。 なお、甲土地、乙土地及び丙土地の位置関係は、下図のとおりであり、甲土地から公道に出るためには、乙土地を通行するより丙土地を通行する方が損害が少ないものとする。 Cが丙土地を所有し、Aがその所有に係る甲土地及び乙土地のうち乙土地について抵当権を設定していた場合において、当該抵当権の実行としての競売による競落により、Bが乙土地を取得したときは、Aは、乙土地について通行権を主張することができる。

  • 91

    2011(平成23)年度 問題1(民法・総則・意思表示) 意思表示に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 Aが、Bに強迫されて、A所有の甲土地をBに売り渡して所有権の移転の登記をし、さらに、Bが事情を知らないCに甲土地を転売して所有権の移転の登記をした場合には、Aがその後にAB間の売買契約を強迫を理由として取り消したとしても、Aは、Cに対して甲土地の所有権を主張することはできない。

  • 92

    2011(平成23)年度 問題1(民法・総則・意思表示) 意思表示に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 AとBが通謀して、A所有の甲土地をBに仮装譲渡して所有権の移転の登記をし、さらに、Bが仮装譲渡の事実を知らないCに甲土地を転売し、その後、CがC仮装譲渡の事実を知っているDに甲土地を転売した場合には、Aは、Dに対して甲土地の所有権を主張することはできない。

  • 93

    2011(平成23)年度 問題1(民法・総則・意思表示) 意思表示に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 Aが、A所有の甲土地を売り渡すつもりで、錯誤によりA所有の乙土地をBに対して売り渡した場合には、Aに重大な過失があるときであっても、Bは、当該売買契約の無効を主張することができる。

  • 94

    2011(平成23)年度 問題1(民法・総則・意思表示) 意思表示に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 Aが、Bにだまされて、A所有の甲土地をCに売却した場合には、CがBによるAに対する詐欺を知らなかったときであっても、Aは、AC間の売買契約を取り消すことができる。

  • 95

    2011(平成23)年度 問題1(民法・総則・意思表示) 意思表示に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 Aが、A所有の甲土地を売却するに当たり、Bにその代理権を与えていたところ、Bが、売買代金を着服する意図で、甲土地をCに売却した場合において、Cが、Bの着服の意図を知らなくても、その意図を知ることができたときは、Aは、当該売買契約の無効を主張することができる。

  • 96

    2011(平成23)年度 問題2(民法・総則・時効の援用) 時効の援用に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 AのBに対する売買代金債務を連帯保証したCは、Aの売買代金債務について消滅時効が完成した後にBから連帯保証債務の履行を求められた場合にはAの売買代金債務についての消滅時効が完成する前に自らの連帯保証債務を承認していたときであっても、Aの売買代金債務についての消滅時効を援用してBからの請求を拒むことができる。

  • 97

    2011(平成23)年度 問題2(民法・総則・時効の援用) 時効の援用に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 Aを抵当権者として先順位の抵当権が設定されている不動産の後順位の抵当権者であるBは、Aの先順位の抵当権の被担保債権について消滅時効が完成した場合であっても、その消滅時効を援用することができない。

  • 98

    2011(平成23)年度 問題2(民法・総則・時効の援用) 時効の援用に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 甲土地上に乙建物を所有しているAから乙建物を賃借しているBが、甲土地の所有者であるCから、所有権に基づき乙建物から退去して甲土地を明け渡すよう求められた場合において、Aの占有による甲土地の所有権の取得時効が完成しているときは、Bは、その取得時効を援用してCからの請求を拒むことができる。

  • 99

    2011(平成23)年度 問題2(民法・総則・時効の援用) 時効の援用に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 被相続人Aの占有により甲土地の取得時効が完成していた場合には、Aの共同相続人の一人であるBは、甲土地の全部について取得時効を援用することができる。

  • 100

    2011(平成23)年度 問題2(民法・総則・時効の援用) 時効の援用に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 Aに対する貸金債務を承認したBが、Aから貸金返還請求を受けた場合には、Bは、その承認の際に、その貸金債務について消滅時効が完成していることを知らなかったときであっても、貸金債務の消滅時効を援用してAからの請求を拒むことができない。

  • 問題一覧

  • 1

    A,B及びCが甲建物の持分を3分の1ずつ共有している場合判例の趣旨に照らし正しいか。 Dが甲建物を権原なく占有している場合には、Aは、Dに対し、単独で甲建物の明渡しを請求することができる。 H17-1

  • 2

    A,B及びCが甲建物の持分を3分の1ずつ共有している場合判例の趣旨に照らし正しいか。 AがB及びCの了解を得ることなく単独で甲建物を占有している場合には、B及びCは、Aに対し、直ちに甲建物の明渡しを請求することができる。 H17−1

  • 3

    A,B及びCが甲建物の持分を3分の1ずつ共有している場合判例の趣旨に照らし正しいか。 A、B及びCがEに対して甲建物を賃貸した場合において、Eが賃料を長期にわたって支払わないときは、Aは、単独でEとの賃貸借契約を解除することができる。 H17-1

  • 4

    A,B及びCが甲建物の持分を3分の1ずつ共有している場合判例の趣旨に照らし正しいか。 Aは、Fに対する債務を担保するため、甲建物の自己の持分について抵当権を設定することができる。H17-1

  • 5

    A,B及びCが甲建物の持分を3分の1ずつ共有している場合に判例の趣旨に照らし正しいか。 AがB及びCの了解を得ることなくGに対して甲建物を賃貸している場合には、B及びCは、Gに対し、直ちに甲建物の明渡しを請求することができる。H17-1

  • 6

    意思表示に関して正しいか。 AB間でAがBに土地を売り渡す契約を締結したが、Aが真意では売り渡すつもりがなかった場合において、BがAの真意を知っていたときは、当該契約は、無効である。H17-2

  • 7

    意思表示に関して正しいか。 AB間でAがBに土地を売り渡す契約を締結したが、当該契約がAとBとが通謀して行った虚偽のものであった場合において、Cが当該契約の有効性を過失なく信じてBから当該土地を買い受けたときは、Aは、Cに対し、当該契約が無効であることを主張することができない。H17-2

  • 8

    意思表示に関して正しいか。 AB間でAがBに土地を売り渡す契約を締結したが、Aの意思表示について法律行為の要素に錯誤があった場合において、Aに重大な過失があったときは、Aはその意思表示の取消を主張することができない。H17-2

  • 9

    意思表示に関して正しいか。 AB間でAがBに土地を売り渡す契約を締結したが、Aの意思表示がBの詐欺によるものであった場合には、Aは、当該意思表示を取り消すことができる。H17-2

  • 10

    意思表示に関して正しいか。 AB間でAがBに土地を売り渡す契約を締結したが、Aの意思表示がBの強迫によるものであった場合において、Cが、Bから当該土地を買い受け、かつ、強迫の事実について善意であるときは、Aは、Cが買い受けた後、Bに対する意思表示を取り消しても、当該取消しをCに対抗することができない。H17-2

  • 11

    次の対話は、甲建物の賃借人をA、所有者兼賃貸人をBとした場合の甲建物等の所有権の取得に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。     教授; AがBの同意を得ないで甲建物の一室にエアコンを設置した場合には、エアコンの所有権の帰属はどうなりますか。   学生;ア AがBの同意を得ていないので、Bが所有権を取得します。H17-3

  • 12

    次の対話は、甲建物の賃借人をA、所有者兼賃貸人をBとした場合の甲建物等の所有権の取得に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。 教授; では、AがBの同意を得ないで甲建物に改装をした結果、改装前に1,000万円であった甲建物の価値が改装後に3,000万円となった場合には、甲建物の所有権の帰属は、どうなりますか。   学生;イ AがBの同意を得ていなくても、改装によって甲建物の価値が倍以上に増加していますから、甲建物の所有権は、Aに帰属します。H17-3

  • 13

    次の対話は、甲建物の賃借人をA、所有者兼賃貸人をBとした場合の甲建物等の所有権の取得に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。 教授; AがBの同意を得てAが提供した材料を用いて出窓を増築した場合において、AB間に所有権の取得について特約がないときは、出窓の所有権の帰属は、どうなりますか。   学生;ウ 出窓には独立性が認められないので、AがBの同意を得ていても、出窓の所有権は、Bに帰属します。H17−3

  • 14

    次の対話は、甲建物の賃借人をA、所有者兼賃貸人をBとした場合の甲建物等の所有権の取得に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。 教授; AがBの同意を得て、平屋の甲建物の2階として、独立した玄関口があり、かつ、1階とは内部で通じていない居宅を増築した場合において、AB間に所有権の取得について特約がないときは、甲建物の2階部分の所有権の帰属は、どうなりますか。   学生;エ 甲建物の2階部分が独立性を有し、区分所有権の対象となる場合には、Aがその所有権を取得します。H17-3

  • 15

    次の対話は、甲建物の賃借人をA、所有者兼賃貸人をBとした場合の甲建物等の所有権の取得に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。 教授; ところで、Aが増築した部分の所有権をBが取得することとなる場合に、Aは、Bに対し、金銭の支払いを請求することができますか。   学生;オ その場合であっても、Aは、当該部分を継続して使用することができますので、Bに対して金銭の支払いを請求することはできません。H17-3

  • 16

    Aは、Bから、B所有の甲土地を売却することについての代理権の授与を受け、Cとの間で、甲土地を1億円で売り渡す旨の売買契約(以下「本件契約」という。)を締結した。この場合、判例の趣旨に照らし正しいか。 Bの代理人として本件契約を締結したAが未成年者であった場合、Bは代理権を授与した時にAが未成年であったことを知らなかったときは、本件契約を取り消すことができる。H18-1

  • 17

    Aは、Bから、B所有の甲土地を売却することについての代理権の授与を受け、Cとの間で、甲土地を1億円で売り渡す旨の売買契約(以下「本件契約」という。)を締結した。この場合、判例の趣旨に照らし正しいか。 AがBの代理人であることを示さずに、B本人であると名乗って本件契約を締結した場合、AをB本人であると過失なく信じたCは、本件契約を取り消すことができる。 H18-1

  • 18

    Aは、Bから、B所有の甲土地を売却することについての代理権の授与を受け、Cとの間で、甲土地を1億円で売り渡す旨の売買契約(以下「本件契約」という。)を締結した。この場合、判例の趣旨に照らし正しいか。 Aは、Bから、B所有の甲土地を売却することについての代理権の授与を受け、Cとの間で、甲土地を1億円で売り渡す旨の売買契約(以下「本件契約」という。)を締結した。この場合、判例の趣旨に照らし正しいか。

  • 19

    Aは、Bから、B所有の甲土地を売却することについての代理権の授与を受け、Cとの間で、甲土地を1億円で売り渡す旨の売買契約(以下「本件契約」という。)を締結した。この場合、判例の趣旨に照らし正しいか。 Aが甲土地の代金を着服する意図を持ってBの代理人として本件契約を締結し、その代金を自ら消費した場合、Bは、CがAの意図を本件契約締結時に過失なく知らなかったとしても、Cに対し、本件契約の無効を主張することができる。H18-1

  • 20

    Aは、Bから、B所有の甲土地を売却することについての代理権の授与を受け、Cとの間で、甲土地を1億円で売り渡す旨の売買契約(以下「本件契約」という。)を締結した。この場合に判例の趣旨に照らし正しいか。 Cが、Bから虚偽の事実を告げられたために、実際には3,000万円足らずの甲土地の地価を1億円は下らないと誤信して本件契約を締結した場合、Cは、Bの代理人として本件契約を締結したAがBの欺網行為を過失なく知らなかったとしても、本件契約を取り消すことができる。H18-1

  • 21

    次の対話は、建物に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。   教授: 物には不動産と動産とがありますが、建築中の建物は、どのように扱われますか。   学生:ア 土地の定着物ですから不動産に当たりますが、基礎工事の段階では土地の一部と扱われるのに対し、屋根や壁ができて建物とみられる段階に至ると、土地とは別の不動産と扱われます。  

  • 22

    次の対話は、建物に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。 教授: 一棟の建物の一部について取得時効は成立しますか。   学生:イ 一棟の土地の一部について取得時効が認められるのと同様に、一棟の建物の一部についても、その部分が区分建物としての独立性を備えているか否かにかかわらず、取得時効の成立が認められます。

  • 23

    次の対話は、建物に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。 教授: 賃貸物件として使用されている建物に抵当権が設定された場合、抵当権者は、建物の賃料から優先弁済を受けることができますか。   学生:ウ 賃料債権も物上代位の対象になりますから、抵当権者は、被担保債権の債務不履行後に、賃料債権に対する物上代位権を行使することによって賃料から優先弁済を受けることができます。H18-2

  • 24

    次の対話は、建物に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。 教授: 借地上の建物に設定されていた抵当権が実行されて、買受人が建物の所有権を取得した場合、借地権はどうなりますか。   学生:エ 借地権は建物の所有権とは別個の権利ですので、借地権は買受人に移転しません。 H18-2

  • 25

    次の対話は、建物に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。 教授: 建物の所有者が移築を目的として当該建物を解体した場合には、その建物に設定されていた抵当権はどうなりますか。   学生:オ 解体された建物は不動産でなくなりますから、当該建物に設定されていた抵当権は消滅することになります。

  • 26

    相続が関係する物権変動に関する記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいか(なお、DはBに対する関係で背信的悪意者に当たらないものとする。)。 Aがその所有する土地をBに譲渡したが、その旨の登記をしないまま死亡し、Aを相続したCがその土地について相続登記をしてこれをDに譲渡し、その旨を登記した場合、Bは、Dに対し、土地所有権の取得を対抗することができる。  H18-3

  • 27

    相続が関係する物権変動に関する記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいか(なお、DはBに対する関係で背信的悪意者に当たらないものとする。)。 Aが死亡し、BとCがAを共同相続したが、Cが、Aの所有していた土地について、勝手に、Cが単独で取得する旨の相続登記をしてこれをDに譲渡し、その旨の登記をした場合、Bは、Dに対し、相続分に応じた土地持分の取得を対抗することができる。 H18-3

  • 28

    平成18年度 問題3 相続が関係する物権変動に関する記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいか(なお、DはBに対する関係で背信的悪意者に当たらないものとする。)。 Aが死亡した後、その法定相続人であるBとCのうちCが適法に相続を放棄したが、Aの所有していた土地について、この放棄を前提とする相続登記がされる前に、Cの債権者Dが代位によりBとCを共同相続人とする相続登記をし、C名義の土地持分を差し押さえた場合、Bは、Dに対し、当該土地持分の取得を対抗することができる。

  • 29

    平成18年度 問題3 相続が関係する物権変動に関する記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいか(なお、DはBに対する関係で背信的悪意者に当たらないものとする。)。 Aがその所有する土地をBに遺贈する旨の遺言をした後に死亡したが、Bがこれに基づく登記をしない間に、Aを相続したCの債権者Dが代位によりその土地について相続登記をしてこれを差し押さえた場合、Bは、Dに対し、土地所有権の取得を対抗することができる。

  • 30

    平成18年度 問題3 相続が関係する物権変動に関する記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいか(なお、DはBに対する関係で背信的悪意者に当たらないものとする。)。 Aが死亡し、その共同相続人であるBとCとの間でAの所有していた土地をBが単独で相続する旨の遺産分割協議が成立したが、その土地について、Bが遺産分割協議を前提とする相続登記をする前に、CがBとCを共同相続人とする相続登記をし、C名義の土地持分をDに譲渡し、その旨の登記をした場合、Bは、Dに対し、当該土地持分の取得を対抗することができる。

  • 31

    2007(平成19)年度 問題1 次の対話は、法律行為の条件に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。 教授: 今日は、法律行為の条件について聞きたいと思います。Aが、Bとの間で、Bが来年の7月に開催される大会に優勝した場合には、Bに対し、来年の4月分からさかのぼって奨学金を給付するとの合意をしたとしましょう。その後、Bが実際に優勝した場合には、Bは4月分から奨学金を請求することができますか。   学生:ア これは、条件の成就により奨学金の給付という契約の効力を発生させるものですので、停止条件に該当しますが、停止条件の付された法律行為は停止条件が成就したときからその効力を生ずるものですので、Bは4月分から奨学金を請求することはできません。

  • 32

    2007(平成19)年度 問題1 次の対話は、法律行為の条件に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。 教授: 当事者が停止条件を付して契約を締結したが、実際には、停止条件とした事実が既に発生していたとします。この契約の効力はどうなりますか。   学生:イ そのような場合には、その条件は付されなかったのと同様に扱われ、有効であることになります。

  • 33

    2007(平成19)年度 問題1(民法・総則・条件) 次の対話は、法律行為の条件に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。   教授: ある土地の所有者Cが、隣接地の所有者Dの知らないうちに両土地間の境界線をCに有利に移設してくれれば、Eに対して50万円を贈与する旨の契約をEとの間で締結したとします。この契約の効力はどうなりますか。   学生:ウ 契約に付された条件は不法なものですから、その条件は付されなかったのと同様に扱われ、有効であることになります。

  • 34

    2007(平成19)年度 問題1(民法・総則・条件) 次の対話は、法律行為の条件に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。 教授: ある動産の所有者が、5年後にGに対してその動産を贈与するが、Fの気が変わった場合にはいつでも契約は効力を失うとの条件を付して書面により贈与契約を締結したとします。この契約の効力はどうなりますか。   学生:エ これは、Fの意思のみに係る条件を付したものですので、契約自体が無効となります。

  • 35

    2007(平成19)年度 問題1(民法・総則・条件) 次の対話は、法律行為の条件に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。 教授: HがIとの間で、契約日から7日以内に動産の修理を完了した場合には、Iに対して所定の修理代金に加えて割増しで修理代金を支払うとの内容の契約を締結したとします。この場合において、HがIの修理道具をわざと損壊し、そのため、5日以内に修理作業を完了することが可能であったのに、修理作業の完了が10日後に遅延してしまったときには、どうなりますか。   学生:オ この場合には、Hは故意に条件の成就を妨害しています。したがって、Iは、条件が成就したものとみなしてHに対して割増分の修理代金の支払をも請求することができます。

  • 36

    2007(平成19)年度 問題2(民法・物権・物権変動) 判例の趣旨に照らしAがCに対して不動産又は動産の所有権を主張することができるか。 Aは、Bにだまされて自己所有の不動産をBに売ったが、Bの詐欺に気付き、Bに対して売買契約を取り消すとの意思表示をした。しかし、取消しまでの間に、Bが善意のCに当該不動産を売ってしまっていた。

    主張できない

  • 37

    2007(平成19)年度 問題2(民法・物権・物権変動) 判例の趣旨に照らしAがCに対して不動産又は動産の所有権を主張することができるか。 Aは、Bに強迫されて自己所有の不動産をBに売ったが、強迫状態を脱し、Bに対して売買契約を取り消すとの意思表示をした。しかし、取消しまでの間にBが善意のCに当該不動産を売ってしまっていた。

    主張できる

  • 38

    2007(平成19)年度 問題2(民法・物権・物権変動) 判例の趣旨に照らしAがCに対して不動産又は動産の所有権を主張することができるか。 Aは、自己所有の不動産の登記がBの名義になっていることを知りながら、この状態を事実上容認し、長期間放置していた。Bは当該不動産の登記がBの名義になっていることを利用して、善意のCに当該不動産を売ってしまった。

    主張できない

  • 39

    2007(平成19)年度 問題2(民法・物権・物権変動) 判例の趣旨に照らしAがDに対して不動産又は動産の所有権を主張することができるか。 Aは、B所有の不動産をBから購入したがいまだ所有権の移転の登記を経由していなかった。Cは、この事情を十分に知りつつ専らAを害する目的で、当該不動産をBから購入して所有権の移転の登記を完了し、さらに、善意のDに当該不動産を転売し、Dへの所有権の移転の登記をした。

    主張できない

  • 40

    2007(平成19)年度 問題2(民法・物権・物権変動) 判例の趣旨に照らしAがCに対して不動産又は動産の所有権を主張することができるか。   Aは、B所有の動産をBから買ったが、後日持ち帰ることにして、当該動産をBに保管してもらっていた。しかし、Bは、善意のCにも当該動産を売ってしまい、Cの依頼を受けてCのために当該動産を保管していた。

    主張できる

  • 41

    2007(平成19)年度 問題3(民法・物権・占有訴権) 占有訴権に関して判例の趣旨に照らし正しいか。   Aが占有する土地に隣接地の樹木が倒れてくるおそれがある場合には、Aは、隣接地の所有者であるBに対し、占有保全の訴えにより、樹木が倒れないようにするための予防措置を講ずるとともに損害賠償の担保を供与することを請求することができる。

  • 42

    2007(平成19)年度 問題3(民法・物権・占有訴権) 占有訴権に関して判例の趣旨に照らし正しいか。 AがBに無断でBの所有する土地上に建物を建築して占有している場合において、Bが当該建物を解体するために重機を当該土地に持ち込もうとしているときは、Aは、Bに対し、占有保全の訴えにより、建物の解体の予防を請求することができる。

  • 43

    2007(平成19)年度 問題3(民法・物権・占有訴権) 占有訴権に関して判例の趣旨に照らし正しいか。   建物の賃貸借契約が終了したにもかかわらず、賃借人Aが建物の占有を継続する場合には、賃貸人Bは、Aに対し、占有回収の訴えにより、建物の返還を請求することがっできる。

  • 44

    2007(平成19)年度 問題3(民法・物権・占有訴権) 占有訴権に関して判例の趣旨に照らし正しいか。   Aが占有する建物の占有をBが奪い、その後、これをCに貸与した場合であっても、Aは、なおBに対し、占有回収の訴えにより、建物の返還を請求することができる。

  • 45

    2007(平成19)年度 問題3(民法・物権・占有訴権) 占有訴権に関して判例の趣旨に照らし正しいか。 Aが自宅の庭先に置いていた自転車をBが盗んで乗り回し、その後、これをCに売り渡した場合には、Aは、Cが占有を始めた時から1年以内であれば、占有回収の訴えにより、自転車の返還を請求することができる。

  • 46

    2008(平成20)年度 問題1(民法・物権・質権) 不動産質に関して正しいか。 質権者は、被担保債権の全部の弁済を受けるまでは、質権の目的である不動産の全部についてその権利を行使することができる。

  • 47

    2008(平成20)年度 問題1(民法・物権・質権) 不動産質に関して正しいか。 質権者は、質権設定者の承諾を得なければ、質権の目的である不動産について転質をすることができない。

  • 48

    2008(平成20)年度 問題1(民法・物権・質権) 不動産質に関して正しいか。 質権者は、質権設定者の承諾を得なければ、質権の目的である不動産の使用及び収益をすることができない。

  • 49

    2008(平成20)年度 問題1(民法・物権・質権) 不動産質に関して正しいか。 同一の不動産について数個の質権が設定されたときは、その質権の順位は、登記の前後による。

  • 50

    2008(平成20)年度 問題1(民法・物権・質権) 不動産質に関して正しいか。 質権は、金銭以外の物の引渡請求権を被担保債権として、設定することができる。

  • 51

    2008(平成20)年度 問題2(民法・物権・不動産の物権変動) 不動産物権変動に関して正しいか。 A所有の甲土地をBが時効取得した後その旨が登記される前に、Aは甲土地をCに売却しその旨の登記がされた。この場合に、Bは、Cに対して甲土地の所有権取得を対抗することができない

  • 52

    2008(平成20)年度 問題2(民法・物権・不動産の物権変動) 不動産物権変動に関して正しいか。 A所有の甲土地がAからBに贈与されたが、その旨の登記がされる前にAは死亡した。その後、Aの唯一の相続人であるCは、甲土地をDに売却して、その旨の登記がされた。この場合に、Bは、Dに対して、甲土地の所有権取得を対抗することができる。

  • 53

    2008(平成20)年度 問題2(民法・物権・不動産の物権変動) 不動産物権変動に関して正しいか。 A所有の甲土地がAからBに売却されたが、その旨の登記はされていない。この場合には、Bは権原なく甲土地を占有しているCに対して、甲土地の所有権所得を対抗することができない。

  • 54

    2008(平成20)年度 問題2(民法・物権・不動産の物権変動) 不動産物権変動に関して正しいか。 AとBは甲土地を共有していたところ、Aはその共有持分をCに譲渡したが、その旨の登記はされていない。この場合に、Cは、Bに対して、甲土地の共有持分の取得を対抗することができる。

  • 55

    2008(平成20)年度 問題2(民法・物権・不動産の物権変動) 不動産物権変動に関して正しいか。 A所有の甲土地がAからBに売却されたが、その旨の登記がされる前に、甲土地はAからC、CからDへと順次売却され、その旨の登記がされた。Bに対する関係で、Cは背信的悪意者であるがDは背信的悪意者ではない。この場合に、Bは、Dに対して、甲土地の所有権取得を対抗することができない。

  • 56

    2008(平成20)年度 問題3(民法・総則・無効と取消し) 取り消すことができる法律行為のみを指しているものか。

    取り消すことができる法律行為のみを指している。

  • 57

    2008(平成20)年度 問題3(民法・総則・無効と取消し) 取り消すことができる法律行為のみを指しているものか。 この法律行為は、だれでもその効力がない旨を主張することができる。

    無効な法律行為のみを指している。

  • 58

    2008(平成20)年度 問題3(民法・総則・無効と取消し) 取り消すことができる法律行為のみを指しているものか。 この法律行為は、その効力がない旨の主張をしたときから将来に向かってのみ、効力を失う。

    どちらの法律行為も指していない。

  • 59

    2008(平成20)年度 問題3(民法・総則・無効と取消し) 取り消すことができる法律行為のみを指しているものか。

    どちらの法律行為も指している。

  • 60

    2008(平成20)年度 問題3(民法・総則・無効と取消し) 取り消すことができる法律行為のみを指しているものか。 成年被後見人がした法律行為は、原則としてこの法律行為である。

    取り消すことができる法律行為のみを指している。

  • 61

    2009(平成21)年度 問題1(民法・物権・取得時効と登記) Aは、平成2年1月1日、B所有の甲土地を、自己の所有地であると過失なく信じて占有を開始し、以後、所有の意思をもって、平穏に、かつ、公然と甲土地を占有している。次の対話は、この事例における取得時効と登記に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。 教授: まず、平成10年1月1日に甲土地がBからCに譲渡されたという事例で質問します。この場合において、Aは、平成15年1月1日に、Cに対して甲土地の取得時効を主張することができますか。   学生:ア Aは、所有権の移転の登記をしなくても、Cに対して甲土地の時効取得を主張することができます。

  • 62

    2009(平成21)年度 問題1(民法・物権・取得時効と登記) Aは、平成2年1月1日、B所有の甲土地を、自己の所有地であると過失なく信じて占有を開始し、以後、所有の意思をもって、平穏に、かつ、公然と甲土地を占有している。次の対話は、この事例における取得時効と登記に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。 教授: 次に、CがBから甲土地を譲り受けたのが平成13年1月1日であったという事例で質問します。この場合には、Aは、平成15年1月1日に、Cに対して甲土地の時効取得を主張することができますか。   学生:イ この場合には、Aは、所有権の移転の登記をしなければ、Cに対して時効取得を主張することができません。

  • 63

    2009(平成21)年度 問題1(民法・物権・取得時効と登記) Aは、平成2年1月1日、B所有の甲土地を、自己の所有地であると過失なく信じて占有を開始し、以後、所有の意思をもって、平穏に、かつ、公然と甲土地を占有している。次の対話は、この事例における取得時効と登記に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。 教授: 同じ事例で、Aが、平成15年1月1日に、Bに対して甲土地の時効取得を主張する場合は、どうでしょうか。   学生:ウ この場合も、Aは、所有権の移転の登記をしなければ、Bに対して時効取得を主張することができません。

  • 64

    2009(平成21)年度 問題1(民法・物権・取得時効と登記) Aは、平成2年1月1日、B所有の甲土地を、自己の所有地であると過失なく信じて占有を開始し、以後、所有の意思をもって、平穏に、かつ、公然と甲土地を占有している。次の対話は、この事例における取得時効と登記に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。 教授: 同じ事例で、Aは、平成5年1月1日から10年間の占有に基づいて、平成15年1月1日に、Cに対して甲土地の時効取得を主張することはできますか。   学生:エ そのような主張は許されません。

  • 65

    2009(平成21)年度 問題1(民法・物権・取得時効と登記) Aは、平成2年1月1日、B所有の甲土地を、自己の所有地であると過失なく信じて占有を開始し、以後、所有の意思をもって、平穏に、かつ、公然と甲土地を占有している。次の対話は、この事例における取得時効と登記に関する教授と学生との対話である。教授の質問に対する学生の解答のうち、判例の趣旨に照らし正しいか。 教授: では、同じ事例で、Aが、平成2年1月1日から20年が経過するのを待って、その後に、20年間の占有に基づいて、Cに対して甲土地の時効取得を主張することはできますか。   学生:オ Aは、自己の所有地であると過失なく信じて甲土地の占有を開始したので、20年の取得時効を主張することはできません。

  • 66

    2009(平成21)年度 問題2(民法・物権・地上権) 地上権に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 工作物の所有を目的として設定された地上権は、設定後にその工作物が滅失したときは、消滅する。

  • 67

    2009(平成21)年度 問題2(民法・物権・地上権) 地上権に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 地上権を時効によって取得するためには、土地の継続的な使用という外形的事実が存在し、かつ、その使用が地上権行使の意思に基づくものであることが客観的に表現されていることが必要である。

  • 68

    2009(平成21)年度 問題2(民法・物権・地上権) 地上権に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 地上権者は、土地の所有者の承諾を得ないで、地上権を譲渡し、又は地上権を目的とする抵当権を設定することができる。

  • 69

    2009(平成21)年度 問題2(民法・物権・地上権) 地上権に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 地上権者は、設定契約において特段の定めがない場合であっても、土地の所有者に対して地代の支払義務を負い、その場合の地代の額は、当事者の請求により裁判所が定める。

  • 70

    2009(平成21)年度 問題2(民法・物権・地上権) 地上権に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 定期の地代を支払うべき地上権者が、引き続き2年以上地代の支払を怠ったときは、土地の所有者は、地上権の消滅を請求することができる。

  • 71

    2009(平成21)年度 問題3(民法・相続法・遺産分割) 遺産分割に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 遺産分割協議が成立した後であっても、共同相続人全員の合意で分割協議を解除した上で再度分割協議を成立させることができる。

  • 72

    2009(平成21)年度 問題3(民法・相続法・遺産分割) 遺産分割に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 相続財産中の不動産につき、遺産分割により法定相続分と異なる権利を取得した相続人は、登記を経なくても、当該分割後に当該不動産につき権利を取得した第三者に対し、当該分割による権利の取得を対抗することができる。

  • 73

    2009(平成21)年度 問題3(民法・相続法・遺産分割) 遺産分割に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 遺産分割協議が成立したが、相続人Aがこの協議において相続人Bに対して負担した債務を履行しない場合には、Bは、遺産分割協議を解除することができる。

  • 74

    2009(平成21)年度 問題3(民法・相続法・遺産分割) 遺産分割に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 相続放棄をした者は、他の共同相続人の同意があったとしても、遺産分割協議の当事者となることができない。

  • 75

    2009(平成21)年度 問題3(民法・相続法・遺産分割) 遺産分割に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 被相続人が「甲不動産は相続人Cに相続させる。」との遺言をしていた場合であっても、他の相続人が甲不動産を取得することとし、Cは遺産中の他の財産を取得することとする旨の遺産分割をすることとができる。

  • 76

    2010(平成22)年度 問題1(民法・総則・無権代理と相続) Aは、BからB所有の甲不動産を売却する代理権を与えられていないにもかかわらず、その事情について善意無過失のCとの間で、Bの代理人として甲不動産を、1,000万円で売却する旨の売買契約を締結し、Cから売却代金1,000万円を受け取った。判例の趣旨に照らし正しいか。 CがAに対して無権代理行為による損害賠償として1,000万円を請求したところ、Aが死亡してその地位をBが単独で相続した場合には、Bは、無権代理行為の追認を拒絶することにより、無権代理行為による損害賠償責任を免れることができる。

  • 77

    2010(平成22)年度 問題1(民法・総則・無権代理と相続) Aは、BからB所有の甲不動産を売却する代理権を与えられていないにもかかわらず、その事情について善意無過失のCとの間で、Bの代理人として甲不動産を、1,000万円で売却する旨の売買契約を締結し、Cから売却代金1,000万円を受け取った。判例の趣旨に照らし正しいか。 CがBに対し甲不動産の引渡しを求めたところ、BがAの無権代理行為の追認を拒絶した後Bが死亡してその地位をAが単独で相続した場合には、Aは、Cから当該売買契約に基ずく甲不動産の引渡請求をされても、Bの上記追認拒絶の効果を主張してCの請求を拒むことができない。

  • 78

    2010(平成22)年度 問題1(民法・総則・無権代理と相続) Aは、BからB所有の甲不動産を売却する代理権を与えられていないにもかかわらず、その事情について善意無過失のCとの間で、Bの代理人として甲不動産を、1,000万円で売却する旨の売買契約を締結し、Cから売却代金1,000万円を受け取った。判例の趣旨に照らし正しいか。 CがBに対し甲不動産の引渡しを求めたところ、Bが死亡してその地位をAが他の相続人とともに共同で相続した場合には、Aは、Cから当該売買契約に基ずく甲不動産の引渡請求をされたときは、他の相続人とともに無権代理行為の追認を拒絶してCの請求を拒むことができる。

  • 79

    2010(平成22)年度 問題1(民法・総則・無権代理と相続) Aは、BからB所有の甲不動産を売却する代理権を与えられていないにもかかわらず、その事情について善意無過失のCとの間で、Bの代理人として甲不動産を、1,000万円で売却する旨の売買契約を締結し、Cから売却代金1,000万円を受け取った。判例の趣旨に照らし正しいか。 CがBに対し甲不動産の引渡しを求めたところ、Bが死亡してその地位をAが単独で相続した場合には、AはCから当該売買契約に基ずく甲不動産の引渡請求をされたときは、無権代理行為の追認を拒絶してCの請求を拒むことができない。

  • 80

    2010(平成22)年度 問題1(民法・総則・無権代理と相続) Aは、BからB所有の甲不動産を売却する代理権を与えられていないにもかかわらず、その事情について善意無過失のCとの間で、Bの代理人として甲不動産を、1,000万円で売却する旨の売買契約を締結し、Cから売却代金1,000万円を受け取った。判例の趣旨に照らし正しいか。 CがBに対し甲不動産の引渡しを求めたところ、Aが死亡してその地位をB及びAB間の子Dが共同で相続した後Bが死亡してその地位をDが単独で相続した場合には、Dは、Cから当該売買契約に基ずく甲不動産の引渡請求をされたときは、無権代理行為の追認を拒絶してCの請求を拒むことができない。

  • 81

    2010(平成22)年度 問題2(民法・物権・不動産の物権変動) 判例の趣旨に照らしAがBに対して土地の所有権を主張することができるか。 Cが所有する土地をAに売却したが、所有権の移転の登記をしないうちに、Bが権原がないのにその土地を占拠した。

    所有権を主張することができる。

  • 82

    2010(平成22)年度 問題2(民法・物権・不動産の物権変動) 判例の趣旨に照らしAがBに対して土地の所有権を主張することができるか。 Cが所有する土地をAに売却したが、所有権の移転の登記をしないうちにCの一般債権者Bがその土地についてその土地について仮差押えをした。

    所有権を主張することができない。

  • 83

    2010(平成22)年度 問題2(民法・物権・不動産の物権変動) 判例の趣旨に照らしAがBに対して土地の所有権を主張することができるか。 Bが所有する土地をCに売却したが所有権の移転の登記をしないうちに、CがAにその土地を売却した。

    所有権を主張することができる。

  • 84

    2010(平成22)年度 問題2(民法・物権・不動産の物権変動) 判例の趣旨に照らしAがBに対して土地の所有権を主張することができるか。 Bが所有する土地をCに売却して所有権の移転の登記をし、CがAにその土地を売却したがその所有権の移転の登記をする前に、BがCの代金未払を理由にBC間の売買契約を解除した。

    所有権を主張することができない。

  • 85

    2010(平成22)年度 問題2(民法・物権・不動産の物権変動) 判例の趣旨に照らしAがBに対して土地の所有権を主張することができるか。 未成年者Aは、法定代理人Cの同意を得ないで、A所有の土地をDに売却し、Dは、Aが未成年者でDへの売却についてCの同意を得ていないことを知らないBに対し、その土地を売却した。その後、CがAのDに対する売買の意思表示を取り消した。

    所有権を主張することができる。

  • 86

    2010(平成22)年度 問題3(民法・物権・袋地所有者の囲繞地通行権) 公道に至るための他の土地の通行権に関して判例の趣旨に照らし正しいか。 なお、甲土地、乙土地及び丙土地の位置関係は、下図のとおりであり、甲土地から公道に出るためには、乙土地を通行するより丙土地を通行する方が損害が少ないものとする。 Dが丙土地を所有している場合において、Aが所有する一筆の土地を甲土地と乙土地に分筆して、甲土地をBに譲渡し、その後、乙土地をCに譲渡したときは、Bは、乙土地について通行権を主張することができる。 

  • 87

    2010(平成22)年度 問題3(民法・物権・袋地所有者の囲繞地通行権) 公道に至るための他の土地の通行権に関して判例の趣旨に照らし正しいか。 なお、甲土地、乙土地及び丙土地の位置関係は、下図のとおりであり、甲土地から公道に出るためには、乙土地を通行するより丙土地を通行する方が損害が少ないものとする。 Bが丙土地を所有している場合において、必要があるときは、甲土地を所有するAは、Bが所有する丙土地に公道に至るための通路を開設することができるが、甲土地の地上権者であるCは、丙土地に公道に至るための通路を開設することができない。

  • 88

    2010(平成22)年度 問題3(民法・物権・袋地所有者の囲繞地通行権) 公道に至るための他の土地の通行権に関して判例の趣旨に照らし正しいか。 なお、甲土地、乙土地及び丙土地の位置関係は、下図のとおりであり、甲土地から公道に出るためには、乙土地を通行するより丙土地を通行する方が損害が少ないものとする。 Cが丙土地を所有している場合において、Aが所有する一筆の土地を甲土地と乙土地に分筆して、乙土地をBに譲渡したときは、Aは、乙土地について通行権を主張することができない。

  • 89

    2010(平成22)年度 問題3(民法・物権・袋地所有者の囲繞地通行権) 公道に至るための他の土地の通行権に関して判例の趣旨に照らし正しいか。 なお、甲土地、乙土地及び丙土地の位置関係は、下図のとおりであり、甲土地から公道に出るためには、乙土地を通行するより丙土地を通行する方が損害が少ないものとする。 Cが乙土地及び丙土地を所有している場合において、所有者であるAから甲土地を譲り受けたBが甲土地についてAから所有権の移転の登記を得ていないときは、Bは、乙土地及び丙土地のいずれについても通行権を主張することができない。

  • 90

    2010(平成22)年度 問題3(民法・物権・袋地所有者の囲繞地通行権) 公道に至るための他の土地の通行権に関して判例の趣旨に照らし正しいか。 なお、甲土地、乙土地及び丙土地の位置関係は、下図のとおりであり、甲土地から公道に出るためには、乙土地を通行するより丙土地を通行する方が損害が少ないものとする。 Cが丙土地を所有し、Aがその所有に係る甲土地及び乙土地のうち乙土地について抵当権を設定していた場合において、当該抵当権の実行としての競売による競落により、Bが乙土地を取得したときは、Aは、乙土地について通行権を主張することができる。

  • 91

    2011(平成23)年度 問題1(民法・総則・意思表示) 意思表示に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 Aが、Bに強迫されて、A所有の甲土地をBに売り渡して所有権の移転の登記をし、さらに、Bが事情を知らないCに甲土地を転売して所有権の移転の登記をした場合には、Aがその後にAB間の売買契約を強迫を理由として取り消したとしても、Aは、Cに対して甲土地の所有権を主張することはできない。

  • 92

    2011(平成23)年度 問題1(民法・総則・意思表示) 意思表示に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 AとBが通謀して、A所有の甲土地をBに仮装譲渡して所有権の移転の登記をし、さらに、Bが仮装譲渡の事実を知らないCに甲土地を転売し、その後、CがC仮装譲渡の事実を知っているDに甲土地を転売した場合には、Aは、Dに対して甲土地の所有権を主張することはできない。

  • 93

    2011(平成23)年度 問題1(民法・総則・意思表示) 意思表示に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 Aが、A所有の甲土地を売り渡すつもりで、錯誤によりA所有の乙土地をBに対して売り渡した場合には、Aに重大な過失があるときであっても、Bは、当該売買契約の無効を主張することができる。

  • 94

    2011(平成23)年度 問題1(民法・総則・意思表示) 意思表示に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 Aが、Bにだまされて、A所有の甲土地をCに売却した場合には、CがBによるAに対する詐欺を知らなかったときであっても、Aは、AC間の売買契約を取り消すことができる。

  • 95

    2011(平成23)年度 問題1(民法・総則・意思表示) 意思表示に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 Aが、A所有の甲土地を売却するに当たり、Bにその代理権を与えていたところ、Bが、売買代金を着服する意図で、甲土地をCに売却した場合において、Cが、Bの着服の意図を知らなくても、その意図を知ることができたときは、Aは、当該売買契約の無効を主張することができる。

  • 96

    2011(平成23)年度 問題2(民法・総則・時効の援用) 時効の援用に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 AのBに対する売買代金債務を連帯保証したCは、Aの売買代金債務について消滅時効が完成した後にBから連帯保証債務の履行を求められた場合にはAの売買代金債務についての消滅時効が完成する前に自らの連帯保証債務を承認していたときであっても、Aの売買代金債務についての消滅時効を援用してBからの請求を拒むことができる。

  • 97

    2011(平成23)年度 問題2(民法・総則・時効の援用) 時効の援用に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 Aを抵当権者として先順位の抵当権が設定されている不動産の後順位の抵当権者であるBは、Aの先順位の抵当権の被担保債権について消滅時効が完成した場合であっても、その消滅時効を援用することができない。

  • 98

    2011(平成23)年度 問題2(民法・総則・時効の援用) 時効の援用に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 甲土地上に乙建物を所有しているAから乙建物を賃借しているBが、甲土地の所有者であるCから、所有権に基づき乙建物から退去して甲土地を明け渡すよう求められた場合において、Aの占有による甲土地の所有権の取得時効が完成しているときは、Bは、その取得時効を援用してCからの請求を拒むことができる。

  • 99

    2011(平成23)年度 問題2(民法・総則・時効の援用) 時効の援用に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 被相続人Aの占有により甲土地の取得時効が完成していた場合には、Aの共同相続人の一人であるBは、甲土地の全部について取得時効を援用することができる。

  • 100

    2011(平成23)年度 問題2(民法・総則・時効の援用) 時効の援用に関して、判例の趣旨に照らし正しいか。 Aに対する貸金債務を承認したBが、Aから貸金返還請求を受けた場合には、Bは、その承認の際に、その貸金債務について消滅時効が完成していることを知らなかったときであっても、貸金債務の消滅時効を援用してAからの請求を拒むことができない。