問題一覧
1
乗り掛かった船
いったん関わった以上、中止するわけにはいかない。
2
情けは人のためならず
人に親切にしておけばいつかは自分に良い報いが廻って来る。
3
岡目八目
第三者の方が当事者よりも物事の是非がよく分かる
4
無い袖は振れぬ
なんとかしたくても、無いものはどうしようもない
5
船頭多くして船山に登る
指図をするものが多いと統一が取れず、間違った方向に物事が進んでいく
6
立て板に水
よどみなくすらすると話す
7
転ばぬ先の杖
失敗しないように前もってじゅうぶん用意しておく
8
焼け石に水
少しばかりの援助では効果が上がらない
9
背水の陣
一歩も退けないという立場で事に当たる
10
溺れる者はわらをもつかむ
とても困った時は、どんなに頼りにならないものでもすがろうとするものだ
11
小田原評定
相談が長引いてなかなか決まらない
12
紺屋の明後日
約束の期間が当てにならない
13
紺屋の白袴
人のことばかりに忙しく、自分の事を疎かにする。自分の技量を自分のためには使わない。
14
二足の草鞋をはく
一人の人が両立しがたい二つの職業をもっている。
15
仏を作って魂入れず
苦心して仕上げても肝心の仕上げができていない
16
寄らば大樹の陰
頼るのならば、より勢力のある者の方が良い。
17
雨後の筍
似たようなものが次々に現れる
18
三つ子の魂百まで
幼い時の性格は年をとっても変わらない。
19
対岸の火事
他人には重要なことでも自分には何の関係もない。
20
弘法にも筆の誤り
どんなに優れた人でもときには誤りを犯す
21
十日の菊六日町のあやめ
時機に遅れて、役に立たない
22
長い物には巻かれろ
権力や勢力のあるものは従った方が得である
23
盗人を見て縄をなう
あらかじめ準備をしないで、いざという時に間に合わず慌てる。
24
青菜に塩
元気がなくしおれる。
25
木に竹をつぐ
調和が取れずまた筋道が通らない
26
無くて七癖
人は誰でも多少の癖をもっている
27
柳に雪折れ無し
柔軟なものは堅固なものより、かえってよく物事に耐える。
28
枯れ木も山のにぎわい
つまらないものでもないよりはある方がましだ
29
出る杭は打たれる
目立つものは他の人からにくまれる
30
無用の長物
あっても役に立たず、かえって邪魔になるもの。
31
毒を食らわば皿まで
一度悪事に手を出した以上は、とことんまでやってしまう
32
案ずるよりも産むが易し
心配するよりも実行した方が案外たやすいものだ。
33
他人の飯を食う
他人の間でもまれて、実社会の経験を積む
34
覆水盆に返らず
一度してしまったことは取り返しがつかない。
35
三人寄れば文殊の知恵
3人も集まって知恵を出し合えば良い考えが生まれる
36
袖振り合うも他生の縁
袖が触れ合うほどのちょっとした関係も、深い縁に基づくものである。
37
帯に短し襷に長し
中途半端で何の役にもたたない
38
子はかすがい
子どもは夫婦の仲を取り持つ
39
人の褌で角力をとる
他人のものを利用して自分の利益を図る
40
棚からぼたもち
思いがけない幸運が舞い込む
41
雨降って地固まる
もめごとがあった後、かえってよい状態になる。
42
重箱のすみを楊枝でほじくる
非常に細かいことまでいちいちくちくるさく言う
43
人の噂も七十五日
世間の噂は長く続かずいつしか消えてしまうものである
44
触らぬ神に祟りなし
かかわりをもたなければわざわいを招くことはない
45
元の木阿弥
一度よくなった物が、再び元の状態に戻ってしまう。
46
百聞は一見にしかず
何回も聞くより、実際に自分の目で見る方が良い
47
灯台もと暗し
身近なことはかえって気づきにくい
48
仏の顔も三度
どんなに温和な人でも何度もひどいことをされると最後には怒り出す。
49
肝胆相照らす
互いに打ち解けて親しく付き合う
50
塗炭の苦しみ
泥にまみれて炭火で焼かれるような苦痛や境遇
51
寝た子を起こす
やっとおさまった事 態をむしかえし、また問題を起こす。
52
釈迦に説法
知り尽くしている人にお教えをとくことは愚かな事だ
53
悪銭身につかず
不正に得た金は無駄に使われ残らない。
54
象牙の塔
塔芸術を愛し谷世間から逃れ る孤高の態度。また、学者の現実離れした閉鎖的な世界。
55
住めば都
どんなところでも住み慣れれば良い土地だと思えるようになる
56
旅の恥はかきすて
旅先では長くそこに留まるわけではないので、恥ずかしい行いもその場限りだ。
57
気が置けない
気遣いの必要が無く打ち解けることが出来る
58
江戸の仇を長崎で打つ
意外で筋違いなことで昔の恨みの仕返しをする
59
貧すれば鈍する
貧乏をすると鈍くなり、心がさもしくなりがちだ
60
命あっての物種
命が1番大切だ。
61
泣く子と地頭には勝てぬ
子供や権力者と争ってもかなわない
62
親の光は七光
親の名声や地位が子供にも及ぶ
63
待てば海路の日和あり
ゆっくり待っていればよい機会がめぐってくる。
64
漁夫の利
2者が争ってるうちに第三者が労せず利益をさらいとる
65
人を呪わば穴二つ
人を呪うと、自分も悪い報いを受けることになる
66
朱に交われば赤くなる
人は付き合う相手によって良くも悪くもなる
67
習うより慣れろ
多えられるよりも、 実際に体験する方が自分の身につく。
68
憎まれっ子世にはばかる
人から嫌われるような人が世間で幅をきかせる。
69
梨の礫
返事や連絡がない
70
月夜に提灯
不必要なこと
71
暖簾に腕押し
少しも手ごたえがなく、張合いがない。
72
敵は本能寺にあり
本当の目的は別のところにある
73
餅は餅屋
物事にはそれぞれの専門家がいる。
74
ひいきの引き倒し
ひいきをしすぎてかえってその人を不利に追い込む
75
判官びいき
不遇な人や立場の弱い人に同情し、応援し味方する。
76
庇を貸して母屋を取られる
恩をあだで返される
77
怪我の功名
失敗や過失が以外にいい結果をもたらす
78
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い
あるものが嫌いだと、それに関係するすべてが嫌いになる。
79
昔取った杵柄
柄過去につけた自のある技術は後々まで衰えない。
80
火のないところに煙は立たぬ
噂がたつのは何かしらの根拠があるからだ。
81
笛吹けども踊らず
準備して誘っても、誰もそれに応じようとしない。
82
清水の舞台から飛び降りる
思い切って大きな決断をする
83
石の上にも三年
つらくても辛抱していれば報われる。
84
焼けぼっくいに火がつく
過去にあった関係は元に戻りやすい
85
ミイラ取りがミイラになる
人を連れ戻しに行った人がそのまま戻らない。 説得しようとして逆に説得される。
86
生兵法は大怪我のもと
生半可な知識や技術で事に当たると、かえって大失敗をする。