衛生薬学F 記述問題
問題一覧
1
・監視化学物質とは,難分解性かつ高蓄積性であることが判明した化学物質であり,これに指定されると製造・輸入の実績数量や詳細用途などの届出,および取扱事業者に対する情報伝達の努力義務が求められる。 ・監視化学物質のうち,ヒトまたは高次捕食動物への長期毒性が確認されたものは,第一種特定化学物質に指定され,製造・輸入,使用などが原則禁止される。
2
・シトクロムP450の作用によってエポキシ体となり,その後,モノ水酸化体やメチルスルホン体などに代謝される。 ・エポキシ体からモノ水酸化体へと代謝されたものは,さらにジオール体に代謝される。 ・エポキシ体からメチルスルフィド体へと代謝されたものは,さらにメチルスルフォキシド体,メチルスルホン体へと順次代謝される。
3
・安全データシートは,第一種指定化学物質および第二種指定化学物質において,添付が義務付けられている。このシートには化学物質の名称,事業所名,化学物質の性状,取扱法,危険性や有害性,安全対策,緊急時の対策などが記載されている。 ・安全データシートは,対象となる化学物質やそれを含む製品を取扱う全ての事業者に対して提供することが義務付けられている。
4
・アセトアミノフェンは,肝において,シトクロムP450による代謝を受け,反応性の高いN-アセチル-p-ベンゾキノンイミン(NAPQI)となる。 ・NAPQI はグルタチオン抱合を受けた後,メルカプツール酸抱合体として尿中に排泄される。 ・アセトアミノフェンを大量に摂取すると肝のグルタチオンが枯渇するため,生成された NAPQIが生体の高分子成分(特に蛋白質)と結合し,結果として肝細胞に毒性を示す。
5
・システイン残基が多く含まれている重金属イオンと結合する分子量6,500前後の蛋白質であるが,芳香族アミノ酸残基をほとんど含まないため,280 nmに吸収極大を示さない。 ・重金属のイオンとしての挙動を封じ込めることにより,重金属の毒作用を抑える。 ・重金属イオンによって腎や肝において産生が誘導され,水銀のメタロチオネインは腎,カドミウムのメタロチオネインは肝と腎に蓄積する。
6
・悪臭物質のうち,吉草酸や酪酸などの炭化水素は,従属栄養性の微生物によって酸化分解,すなわち代謝・分解され,エネルギー源および炭素源として利用される。 ・悪臭物質のうち,アンモニアなどの窒素化合物,硫化水素などの硫黄化合物は,特定の独立栄養細菌によって酸化され,エネルギー源として利用される。
7
・多環式芳香族化合物(ベンゾ[a]ピレンなど)は,P450によってエポキシド化される。この中間代謝産物が強い発がん作用を示す。 ・殺虫剤などに利用される有機リン系農薬(パラチオンなど)は,酸化的脱硫反応によって,中間代謝産物オキソン体を生成する。このオキソン体にはアセチルコリンエステラーゼの働きを阻害する作用があり,結果的に縮瞳や気管支分泌亢進などの神経症状がひき起こされる。 ・四塩化炭素はP450によって、細胞膜脂質の過酸化作用を有するラジカルとなり、肝細胞の障害を引き起こす。
8
生産者 :無機物をもとに有機物を合成する独立栄養性の生物であり,緑色植物や植物プランクトンなどが該当する。 消費者:直接あるいは間接的に生産者,もしくは生産者によって生産された有機物を栄養源とする従属栄養性の生物であり,ヒトや動物などが該当する。 第1次消費者から高次消費者まで多層構造をしており,ヒトは最高次の消費者である。 分解者:有機物を無機物にまで分解する従属栄養性の微生物のことであり,細菌などが該当する。
9
バイオハザードマークは,形状によって色分けを行うことが推奨されている。すなわち,血液等液状のものは赤色,ガーゼ等の固形物は橙色,注射針等の鋭利なものは黄色となる。また黒色のみの場合には,文字で形状を表示する。
10
・化学構造がエストロゲン(女性ホルモン)やアンドロゲン(男性ホルモン)と類似しているため,エストロゲン様作用あるいは抗アンドロゲン作用を発揮する。 ・脂溶性が高い低分子化合物であるため,体内では分解され難く,食物連鎖を介して高度に濃縮される。
問題一覧
1
・監視化学物質とは,難分解性かつ高蓄積性であることが判明した化学物質であり,これに指定されると製造・輸入の実績数量や詳細用途などの届出,および取扱事業者に対する情報伝達の努力義務が求められる。 ・監視化学物質のうち,ヒトまたは高次捕食動物への長期毒性が確認されたものは,第一種特定化学物質に指定され,製造・輸入,使用などが原則禁止される。
2
・シトクロムP450の作用によってエポキシ体となり,その後,モノ水酸化体やメチルスルホン体などに代謝される。 ・エポキシ体からモノ水酸化体へと代謝されたものは,さらにジオール体に代謝される。 ・エポキシ体からメチルスルフィド体へと代謝されたものは,さらにメチルスルフォキシド体,メチルスルホン体へと順次代謝される。
3
・安全データシートは,第一種指定化学物質および第二種指定化学物質において,添付が義務付けられている。このシートには化学物質の名称,事業所名,化学物質の性状,取扱法,危険性や有害性,安全対策,緊急時の対策などが記載されている。 ・安全データシートは,対象となる化学物質やそれを含む製品を取扱う全ての事業者に対して提供することが義務付けられている。
4
・アセトアミノフェンは,肝において,シトクロムP450による代謝を受け,反応性の高いN-アセチル-p-ベンゾキノンイミン(NAPQI)となる。 ・NAPQI はグルタチオン抱合を受けた後,メルカプツール酸抱合体として尿中に排泄される。 ・アセトアミノフェンを大量に摂取すると肝のグルタチオンが枯渇するため,生成された NAPQIが生体の高分子成分(特に蛋白質)と結合し,結果として肝細胞に毒性を示す。
5
・システイン残基が多く含まれている重金属イオンと結合する分子量6,500前後の蛋白質であるが,芳香族アミノ酸残基をほとんど含まないため,280 nmに吸収極大を示さない。 ・重金属のイオンとしての挙動を封じ込めることにより,重金属の毒作用を抑える。 ・重金属イオンによって腎や肝において産生が誘導され,水銀のメタロチオネインは腎,カドミウムのメタロチオネインは肝と腎に蓄積する。
6
・悪臭物質のうち,吉草酸や酪酸などの炭化水素は,従属栄養性の微生物によって酸化分解,すなわち代謝・分解され,エネルギー源および炭素源として利用される。 ・悪臭物質のうち,アンモニアなどの窒素化合物,硫化水素などの硫黄化合物は,特定の独立栄養細菌によって酸化され,エネルギー源として利用される。
7
・多環式芳香族化合物(ベンゾ[a]ピレンなど)は,P450によってエポキシド化される。この中間代謝産物が強い発がん作用を示す。 ・殺虫剤などに利用される有機リン系農薬(パラチオンなど)は,酸化的脱硫反応によって,中間代謝産物オキソン体を生成する。このオキソン体にはアセチルコリンエステラーゼの働きを阻害する作用があり,結果的に縮瞳や気管支分泌亢進などの神経症状がひき起こされる。 ・四塩化炭素はP450によって、細胞膜脂質の過酸化作用を有するラジカルとなり、肝細胞の障害を引き起こす。
8
生産者 :無機物をもとに有機物を合成する独立栄養性の生物であり,緑色植物や植物プランクトンなどが該当する。 消費者:直接あるいは間接的に生産者,もしくは生産者によって生産された有機物を栄養源とする従属栄養性の生物であり,ヒトや動物などが該当する。 第1次消費者から高次消費者まで多層構造をしており,ヒトは最高次の消費者である。 分解者:有機物を無機物にまで分解する従属栄養性の微生物のことであり,細菌などが該当する。
9
バイオハザードマークは,形状によって色分けを行うことが推奨されている。すなわち,血液等液状のものは赤色,ガーゼ等の固形物は橙色,注射針等の鋭利なものは黄色となる。また黒色のみの場合には,文字で形状を表示する。
10
・化学構造がエストロゲン(女性ホルモン)やアンドロゲン(男性ホルモン)と類似しているため,エストロゲン様作用あるいは抗アンドロゲン作用を発揮する。 ・脂溶性が高い低分子化合物であるため,体内では分解され難く,食物連鎖を介して高度に濃縮される。