問題一覧
1
「男性こそ本質(形相)であり、よりよい存在である。男性は原理を体現しており、何かをできる能力を持つ。それに対して女性は、単なる材料(質量)で、何もできない無能力の存在である」と説いた、一番最初に女性差別的な理論を提唱した哲学者は誰?
アリストテレス
2
長年ヨーロッパに大きな影響を与えていた宗教は?
キリスト教
3
「神が天地と様々な動植物を作った後、自分に似せたアダム(男)とそれからイヴ(女)を作った。女性は誘惑に弱いのでイヴは神の命令に背き木の実を食べてしまい、それをアダムにも勧め食べさせた。このことを(1)と言い、神は女性に対し「出産の苦しみ」と男性により支配されることを命じ、男性は生きるために労働することを命じた」といった哲学者は(2)である。
1,原罪, 2,アウグスティヌス
4
キリスト教の思想一色に染まっていたヨーロッパで広がった「ギリシア・ローマの文化を復興しよう!」「キリスト教の神を中心とする中世の社会や思想から人々を開放し、新しい人間のあり方を提示しよう!」という動きをなんという?
ルネサンス
5
中世ヨーロッパには「神が世界を決めている」という社会規範があった。 この時代、(1)は「人間の尊厳について」という文章の中で、人間の(2)を尊重した。彼によれば、人間は自分の生き方を自由に選ぶ能力をもっており、自由な意思によって神のような存在にも動物のような存在にもなることができる。そして、この自由な意思のうちに、人間の尊厳がある。 このように、ルネサンスの人文主義者は、中世のように神を中心とするのではない(3)を唱えるようになったのである。
1,ピコ=デラ=ミランドラ, 2,自由意志, 3,人間中心主義
6
腐敗した教会に怒った(1)は1517年に(2)をかかげて、教会のあり方を批判し、純粋な信仰を復活させようとした。 彼の考えでは、信仰によって神をむすばれるには、聖書のみをよりどころにするべきであり((3))、神と人間をむすぶとされる司祭は必要ではない。人間は教会から自立しており、神のもとでは(4)である。いってみれば、神を信じる者はすべて司祭((5))。さらに、職業にも聖俗の区別はなくすべての職業は神から与えられた使命である((6))。
1,ルター, 2,95か条の論題, 3,聖書中心主義, 4,万人祭司説, 5,職業召命観
7
新旧のキリスト教徒による宗教戦争の時代にあって、(1)は両者の対立が自己への(2)や相手への(3)からうまれると考え、自己反省をすすめ、寛容を溶いた。(1)は「無知の知」を唱えた(4)を師としており、主著『エセー』では(5)を標語として掲げている。
1,モンテーニュ, 2,不遜, 3,偏見, 4,ソクラテス, 5,私は何を知っているのか?
8
(1)は人間を(2)とよんだ。人間は葦(草)のように弱いが、広大な宇宙をとらえるほどの思考力をもっており、それゆえに尊い。また、人間を(3)ととらえた。人間は悲惨と偉大、虚無と無限の間をさまよう中間的存在である。人間は自らの悲惨さから目を背け(4)しようとするが、人間がそうした限界状態から脱するためには神への信仰が必要だと(1)は考えている。
1,パスカル, 2,考える葦, 3,中間者, 4,気晴らし
9
(1)は新しい学問が求めなければならないのは、自然を支配して人類の生活を改善するための力となるような知識であると考えて(2)と唱えた。 (1)は偏見や先入観を(3)とよび、4つの種類に分けた。 ①(4)の(3)……人間という(4)に共通する、人間の本性から生じる偏見。 ②(5)の(3)……(5)にいる人が独りよがりの考えを持ってしまうように個人の性格や環境から生じる偏見。 ③(6)の(3)……人々が(6)でかわされる噂を真実と思い込むように、言葉があいまいに使われることから生じる偏見。 ④(7)の(3)……人々が(7)で見る芝居を現実のものと感じてしまうように、誤った学説や理論を信じることから生じる偏見。
1,ベーコン, 2,知は力なり, 3,イドラ, 4,種族, 5,洞窟, 6,市場, 7,劇場
10
(1)は経験(観察や実験)によって知識を得るという新しい学問の方法(2)を唱えた。このように、経験を知識の源泉とみなす考え方は(3)とよばれる。 一方、(4)は感覚的な経験よりも、理性を重んじ、理性を知識の源泉とみなした。このような考えは(5)とよばれる。 (4)は普遍的に妥当する、つまりいつどんなときも正しい、絶対に誠実な心理を得るために、すべてを疑うという方法をとり、感覚や学問、身体の存在さえも疑った。これを(6)という。 しかし、(4)はすべてを疑わしいと考えている間もそう考えているわたしは存在しなければならないことに気づいた。この「考えるわたし」は疑いえないものであり(7)こそ、絶対的に確実な心理である。 そして(4)は数学の公式のようなわかりやすい心理をもとにして、(8)によって知識を得るという新しい学問の方法((5))を唱えた。
1,ベーコン, 2,帰納法, 3,経験論, 4,デカルト, 5,演繹法, 6,方法的懐疑, 7,われ思う、ゆえにわれあり, 8,理性
11
以下の事例は帰納法?演繹法? ①すべてのカラスは黒い。だから、アフリカにいるカラスも黒いだろう。 ②家の近くにいるカラスも学校の近くにいるカラスも黒い。だからすべてのカラスは黒い。 ③ピーマンは苦い。ゴーヤも苦い。だから野菜はみんな嫌い。 ④野菜は苦い。トマトは野菜。だからトマトも苦いに違いない。 ⑤△△人の✕✕さんはいじわるだ。だから△△人はみんないじわるだろう。 ⑥女は甘いものが好きだ。▢▢さんは女だ。だから▢▢さんは甘いものが好きだろう。 ⑦保育士は優しい。保育士の多くは女だ。しかし〇〇先生は男の保育士だ。だから〇〇先生は優しくないだろう。 ⑧おばあちゃんは頭がかたい。おじいちゃんも頑固だ。だから高齢者はみんな頑固だ。
帰納法……②③⑤⑧ 演繹法……①④⑥⑦
12
デカルトは精神と物体(身体)を独立したものととらえ、両者を「それ自体で存在する者」とみなした。精神と物体を独立した存在とする立場は()とよばれる。
物心二元論
13
帰納法と演繹法の限界を超えようとしたのが(1)。 (1)は、人間の認識能力そのものを批判的に検討し、理性が認識できることとできないことを明らかにする必要があると考えた。そしてこの試みを「批判」とよび、みずからの哲学を(2)と名付けた。このような(1)の立場は(3)といわれる。 ・ではどのように人はものを認識するのか? (1)は、他人は直観、つまり(4)と思考、つまり(5)によって認識が成立すると論じた。 ・ではどのように感性と(5)がつくられるのか? 直観(感性)「これは椅子っぽいな」は、時間や空間(いま、教室空間)に影響を受ける。 思考((5))は「座れる形をしているしな」と原因と結果から考える。 「椅子があるから『椅子がある』と思っている」のか、「『椅子がある』と思っているから椅子がある」のか? (1)は、「椅子があるから『椅子がある』と思っている」((6)が(7)に従う)のではなく、「『椅子がある』と思っているから椅子がある」((7)が(6)に従う)とした。これはこれまでの考え方を大きく変えるものだったため、(8)と名付けた。
1,カント, 2,批判哲学, 3,批判主義, 4,感覚, 5,悟性, 6,認識, 7,対象, 8,コペルニクス的転回
14
カントは、人間が認識するものを(1)とよび、現象の背後にある(2)は知りえないと論じた。目で見て認識できる能力としての理性を(3)とよんだ。一方で、神や霊魂、自由など認識できないものは実践にかかわる能力としての理性(4)によって探求されるべきであると考えた。
1,現象, 2,物自体, 3,理論理性, 4,実践理性
15
以下の中でどれが自由? 朝起きたけどもっと寝たい…… ①でも遅刻してはいけないから起きる! ②でも先生に叱られたくないから遅刻してはいけない! ③遅刻するけど寝る! また、カントは、人間としてなすべきことを義務としておこなう意思のことを()とよぶ。
①, 善意志
16
カントによれば、「何をするか(結果)」よりも「なぜするのか(動機)」の方が重要である。自分の利益を考えて人助けをするのではなく、自然な愛情から他人を助けなければならない。このことを(1)という。 ・例えばスマホをなくした人に対して ①お礼をもらおうとしてスマホを一緒に探す→人格を(2)としてのみ扱う ②スマホを落とした人の人間性を尊重して無条件にスマホを探す→人格を(3)として尊重しあう カントは人格に最高の価値をおく(4)であり、人々が人格として尊重しあう理想の社会を(5)と名付けた。さらに、国家を一つの人格をみなし、国家がたがいを尊重し、連盟することで(6)が実現すると考えた。
1,動機説, 2,手段, 3,目的, 4,人格主義, 5,目的の国, 6,永遠平和
17
(1)は、「自由は個人の心の問題ではない!歴史や社会の問題だ!私たちの心には(2)という普遍的なもの(例えば「自由に生きたい」など)が貫いており、それを現実の世界のうちに実現していく、つまり(3)していくことが大事なのだ!精神が自己の理想を実現することこそ、真の自由である。(4)のだ!」という風に説いた。
1,ヘーゲル, 2,絶対精神, 3,自己外化, 4,世界史は自由の意識の進歩である
18
ヘーゲルは、歴史の法則として(1)という考え方を説いた。歴史には(2)、(3)、(4)という3つの段階がある。まず(2)があらわれるが、そこには自信を否定するものが含まれている。やがて、それらが自身と対立。矛盾するもの((3))としてあらわれる。そして両者の対立・矛盾を克服するために両者を(5)した、より高次の(2)があらわれる。 ※(2)~(4)は漢字で
1,弁証性, 2,正, 3,反, 4,合, 5,止揚
19
ヘーゲルの唱えた弁証性において、正、反、合それぞれの別名を答えよ。
1,テーゼ, 2,アンチテーゼ, 3,ジンテーゼ
20
ヨーロッパ社会では王が支配する封建社会から解放されることに成功したが、産業革命が進行し、資本主義(お金持ちがえらいという考え方)が広まるにつれ、貧富の差が拡大した。労働者層が安い給料で長時間労働を強いられる、非人道的な生活をよぎなくされ始めた。この状態を(1)という。 この状態から脱却するためには、「今、ここに存在する真の自己の中にある本来の主体的な自己は何か」「自分は何をしたいのか」ということを根本から考えようという考え方を(2)という。
1,人間疎外, 2,実存主義
21
自分とはどんな生き方をしているか 自分というのは、だれにとっても一番身近な存在だ。人が何を考えているかはよくわからないし、どんな生い立ちなのかもわからない。でも、自分のことなら当然よくわかっている。そのはずなのに、改めて自分と向き合おうとすると、どうもよくわからない。「ここにいる自分」ははっきりと実感できるのに、それをとらえようとしても、どうにもつかみ所がない。「自分とは何か」という問いをめぐってあれこれ思い悩む。これが(1)をめぐる葛藤だ。 ~中略~ この行き詰まりを脱するひとつの手段として、僕が提案してきたのが、自己というものを実体現するのをやめることだ。自分というものをこの身体おもちここにいるものとみなすのではなく、たとえば「自分とはひとつの生き方である」とみなす。そうすると、自分を振り返るということが、非常に具体的になり、やりやすくなる。そこでは、「自分とは何か」という問いは、(2)という問いに形を変える。
1,アイデンティティ, 2,自分はどう生きたか
22
(1)は、「大切なのは、だれにとっても通用する客観的心理ではなく私にとっての(2)を見いだし、それのために私が生き、そして死にたいと思うような(3)(理想)を見いだすことなのだ。」という風に説いた。
1,キルケゴール, 2,主体的心理, 3,イデー
23
キルケゴールによると、人間が自己の本来的なあり方を取り戻すためには3つの段階がある。 ①(1)……「あれも、これも」と快楽を追求することで人生を充実させようとする。しかしこれでは欲望や享楽の奴隷となり、自己を見失ってしまう。 ②(2)……「あれか、これか」を決断することで、享楽を捨て、自己の良心に従って義務をはたそうとする。しかし、義務をはたしきれない無力さに直面し、挫折してしまう。 ③(3)……(4)として神のまえにたち、かけがえのない独自な存在としての本来的自己を回復し、絶望から解放される。神との関わりを失うことは自己を失うことで(5)だ。
1,美的存在, 2,倫理的実存, 3,宗教的実存, 4,単独者, 5,死に至る病
24
(1)は、「生きる意味とか目的とかそんなのどうでもいいって思うよね?その気持ち、わかるよ。(2)は神を信じればいいって言ったけど、(3)。人は本来より強いものになろうとする(4)を持っているけどキリスト教はそれを抑圧してきたね。その背後には強者に対して弱者が抱く怨み、つまり(5)が隠れているんだよ。例えば「あいつは俺より強いけど、あいつは天罰を受けるに違いない」みたいなそういう考え方ね。そういう考え方を(6)というんだけど、それがヨーロッパに(7)。つまり「頑張っても意味がないよ」という考え方をもたらしたんだ。(4)をもって主体的なあり方を(8)というよ。(8)は意味も目的もなく永遠に繰り返す(9)の世界を肯定ししかもそれを愛すること((10))ができるよ。「この世界に意味なんてない」という現実に直面しつつも、そこから目をそらすのではなく、積極的に受け入れ、今後どう生きたいか考えることが大事なんだ。」という風に説いた。
1,ニーチェ, 2,キルケゴール, 3,神は死んだ, 4,力への意志, 5,ルサンチマン, 6,奴隷道徳, 7,ニヒリズム, 8,超人, 9,永劫回帰, 10,運命愛
25
(1)は、「人間は、死・苦悩・闘争・罪のように、乗り越えることのできない壁、つまり(2)に直面すると、本当の自分に出会えるのだ。人間は挫折を経験すると「自分ってちっぽけな存在なんだなあ」と思い知らされるけれど、同時に有限な自己を支える(3)((4))の存在にも気づかされる。そして、自分と同じく「自分とは何か」を追求する他者とたがいに高めあい連帯する(5)によって本来の自己に出会うことができるのだ。」という風に説いた。
1,ヤスパース, 2,限界状況, 3,超越者, 4,包括者, 5,実存的交わり
26
(1)は、「人間は、過去によって「今の自分」が決められている存在だけど、未来をきりひらくことは自由だ。人間はいつかは死ぬ。つまり人間は(2)といえるのだ。しかし、人間は死への不安からのがれるために、他人のことに関心を向け、世間に埋没する。こうして自分らしさが失われた(3)になってしまう。本来はみずからの存在に関心を持ち、その意味を問う(4)としての人間になるべきなのだ。」という風に説いた。
1,ハイデガー, 2,世界ー内ー存在, 3,ダス・マン, 4,現存在
27
(1)は、人間の本質はあらかじめ決まっているのではなく、どう生きるかによって自分の本質が作られるのだ、と言った。このことを難しい言葉で表現すると(2)。 モノは存在理由が先にある(ハサミは切るため、紙は書くため、など)ので自由ではないが、人間は自分の存在理由を自由に作ることができる。何になろうが何をやろうがその人の自由である。しかし、その分自分の行動の責任は自分でとらないといけない。このことを(3)と表現した。
1,サルトル, 2,実存が本質に先立つ, 3,人間は自由の刑に処せられている
28
サルトルは、自分の生き方を自分で選ぶということは、自分の存在に対してのみならず全人類に対しても責任を負うことであると述べる。なぜなら、私たちは一人で生きているのではなく、他者との関係の中で生きているからである。サルトルは社会に関わることを()と呼んだ。
アンガージュマン
29
(1)は、「「働く」っていやだなって思っていない?「労働」というのは本来は自然に働きかけて物をつくり、そこに自己の働きを見いだすすばらしい営みなんだよ。それが(2)(かけがえのない普遍的な存在)としての人間の本来のあり方でもあるんだ。でも資本主義の社会では、労働の生産物は、労働者のものではなく、土地や工場などの生産手段をもつ(3)のものになってしまった。だから、生産物は労働者にとって遠い存在となってしまう。つまり、労働者は自分の労働の生産物から(4)されるんだ。さらに、資本主義の社会では、労働は人間らしさを奪う。労働者は自分の生産物や労働から(4)されているため、生産物や労働に自己を見いだすことができず、その結果、人間性からも(4)される。そして、人間性が失われると、人間同士が対立する。それゆえ、労働者はほかの人間からも(4)される。そして孤立する。私は、こうした状況を(5)とよんだ。そして、労働者がそこから解放されるには、資本主義から社会主義へ移行する以外に道はないと思うんだ。」という風に説いた。
1,マルクス, 2,類的存在, 3,資本家, 4,疎外, 5,人間疎外
30
資本主義の国の政府は、社会主義の国が次々にできてしまったことに危機感を持ち、労働者による革命が起きないようにするために、国が借金をして公共事業をして労働者を雇い、景気をよくしようとした。これは(1)の考え。日本もそのような政策を採用し、労働者の不満が高まらないようにした。しかしそしたら国の借金が増えてしまった。そこでイギリスのサッチャー首相、アメリカのレーガン大統領、日本の中曽根首相、小泉首相らは経済競争を自由化し、社会保障への支出を減らし、日本では派遣労働もOKになり非正規雇用者が増えた。この政策の背後にある考え方を(2)という。
1,ケインズ, 2,新自由主義
31
マルクス主義者たちが明らかにしたように、近代の思想(「自由に経済活動して儲けることが大事だ!」)に導かれてつくりだされた社会はかえって人間を管理し抑圧する装置になっている。つまり、自由に経済活動しよう!自由に幸せな生活をつくろう!とみんな思って、人を雇い自由に競争しながら経済活動を行っているのに、資本家に搾取され不自由な生活を送るはめになっている。それはなぜか? (1)や(2)は、その原因を、自己批判の働きを失って、主観的な目的(金儲け)を達成するためだけの手段・道具となってしまった理性((3))に求め、これを強く批判した。
1,ホルクハイマー, 2,アドルノ, 3,道具的理性
32
(1)は、(2)(権力で労働者階級を押さえ、外国に対しては侵略政策をとる独裁制。第二次世界大戦のイタリアやドイツなど)を潜在的に(表立って、というわけではなく本人も無自覚なうちに)支える人間の性格として、硬直した思考により権威に無批判に服従する(3)を明らかにした。
1,フロム, 2,ファシズム, 3,権威主義的パーソナリティ
33
(1)は、対等な立場での自由な対話や討議、つまり(2)を通じて、合意と公共性の形成をはかることを目指した。このことを(3)と呼ぶ。彼によれば、相互の相違を乗り越えて合意を目指そうとする場合にも、理性の働きが認められる。このような理性を(4)とよぶ。
1,ハーバーマス, 2,コミュニケーション的行為, 3,コミュニケーション的合理性, 4,対話的理性
34
(1)は、ハイデガーの言う通り、人は「自分はいつか死ぬ」と思えば自分らしさがわかるようになるはず。他者が私を見つめる時((2))、私に他者を受け入れる(3)が生ずると主張した。
1,レヴィナス, 2,他者の顔, 3,倫理的な責任
35
アメリカの哲学者(1)は(2)の代表的な思想家である。彼は何よりも個人の自由を重視し、個人を他の人々あるいは社会のための手段としてはならないと主張する。これは所有についてもいえる。彼によれば、個人にはその正当な所有物(例:アパート)に関して絶対的な権限があり、この権限を国家は侵すべきではなく、国家の役割は小さい(3)をめざす。 これに対し、(4)は、不遇な人々の福祉を行う(5)をめざす。 以上2つの考え方に対して、(6)は共同体において共有される(7)を優先する(8)の立場を示した。 ※(2)、(4)、(8)はカタカナで
1,ノージック, 2,リバタリアニズム, 3,最小国家, 4,リベラリズム, 5,拡張国家, 6,マッキンタイア, 7,共通善, 8,コミュニタリアリズム
36
リバタリアニズム、リベラリズム、コミュニタリアリズムをそれぞれ日本語で答えよ。
1,自由至上主義, 2,自由主義, 3,共同体主義
37
アメリカのハーバード大学ではもともと白人学生が多かったため、黒人枠がつくられた。このような、不平等を是正するための取り組みを何という?
アファーマティブアクション
38
「実力も運のうち」という本を書いた、過去の過ちに対する補償、多様性の確保などを主張した人は誰?
マイケル・サンデル
39
(1)は(2)を唱えた。その内容は2つある。 ①基本的な自由(衣食住、お金など)はみんなに平等に配分されなければいけない ②不平等を改善するための不平等ならあり
1,ロールズ, 2,正義論
40
インド出身の(1)は(2)を改善するために資源を配分するべきだと言った。
1,セン, 2,潜在能力
41
1949年、(1)は実存主義の立場から「第二の性」という本を書いた。「(2)」の言葉が有名となった。
1,ボーヴォワール, 2,人は女に生まれるのではない、女になるのだ
42
社会や男性自身に害を及ぼすような男らしさを(1)という。また、女性及び同性愛を排除することによって成立する、男性間の緊密な結びつきや関係性を(2)という。
1,有害な男らしさ, 2,ホモソーシャル
43
1980年代以降に起こった、「女性の権利主張ばかりうるさいんですけど?男性も大変なんですけど?」といった第3波フェミニズムを何という?
バックフラッシュ