問題一覧
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問1 次の文中の□内に入れるAの数値及びBの語句の組合せとして、 正しいものは(1)~(5)のうちどれか。 「標準大気圧の下で、質量1kgの水の温度を1K(1°C)だけ高めるために必要な熱量は約(A)kJであるから、水の(B)は約(A)kJ/(kg・K)である。」
A 4.2 B 比熱
2
問2 ボイラーの容量及び効率に関するAからDまでの記述で、正しいもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。 A 蒸気の発生に要する熱量は、蒸気圧力、蒸気温度及び給水温度によって異なる。 B 換算蒸発量は、実際に給水から所要蒸気を発生させるために要した熱量を、0°Cの水を蒸発させて、100°Cの飽和蒸気とする場合の熱量で除したものである。 C 蒸気ボイラーの容量(能力)は、最大連続負荷の状態で、1時間に消費する燃料量で示される。 D ボイラー効率を算定するとき、燃料の発熱量は、一般に低発熱量を用いる。
A,D
3
問3 ボイラーの水循環について、誤っているものは次のうちどれか。
丸ボイラーは、伝熱面の多くがボイラー水中に設けられ、水の対流が困難なので、水循環の系路を構成する必要がある。
4
問4 ボイラーに使用される次の管類のうち、伝熱管に分類されないものはどれか。
主蒸気管
5
問5 鋳鉄製ボイラーについて、誤っているものは次のうちどれか。
蒸気ボイラーの場合、その使用圧力は1MPa以下に限られる。
6
問6 ボイラーに使用される計測器について、誤っているものは次のうちどれか。
ブルドン管圧力計は、断面が真円形の管をU字状に曲げたブルドン管に圧力が加わると、圧力の大きさに応じて円弧が広がることを利用している。
7
問7 ボイラーの自動制御について、誤っているものは次のうちどれか。
比例動作による制御は、オフセットが現れた場合にオフセットがなくなるように動作する制御である。
8
問8 ボイラーの給水系統装置について、誤っているものは次のうちどれか。
給水弁と給水逆止め弁をボイラーに取り付ける場合は、ボイラーに近い側に給水逆止め弁を取り付ける。
9
問9 ボイラーのエコノマイザなどについて、誤っているものは次のうちどれか。
エコノマイザ管は、エコノマイザに給水するための給水管である。
10
問10 温水ボイラー及び蒸気ボイラーの附属品について、誤っているものは次のうちどれか。
逃がし弁は、暖房用蒸気ボイラーで、発生蒸気の圧力と使用箇所での蒸気圧力の差が大きいときの調節弁として用いられる。
11
問11 ボイラーに給水するディフューザポンプの取扱いについて、誤っているものは次のうちどれか。
グランドパッキンシール式の軸については、運転中、水漏れが生じた場合はグランドボルトを増締めし、漏れを完全に止める。
12
問12 ボイラーのスートブローについて、誤っているものは次のうちどれか。
スートブローは、安定した燃焼状態を保持するため、一般に最大負荷の50%以下で行う。
13
問13 次のうち、ボイラー給水の脱酸素剤として使用される薬剤のみの組合せはどれか。
亜硫酸ナトリウム タンニン
14
問14 ボイラー水の吹出しについて、誤っているものは次のうちどれか。
吹出し弁が直列に2個設けられている場合は、第二吹出し弁を先に開き、 次に第一吹出し弁を開いて吹出しを行う。
15
問15 ボイラーにおけるキャリオーバの害として、誤っているものは次のうちどれか。
脱気器内の蒸気温度が上昇し、脱気器の破損や汚損を起こす。
16
問16 ボイラー水位が水面計以下にあると気付いたときの措置に関するAからDまでの記述で、正しいもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。 A 燃料の供給を止めて、燃焼を停止する。 B 炉内、煙道の換気を行う。 C 換気が完了したら、煙道ダンパは閉止しておく。 D 炉筒煙管ボイラーでは、水面が煙管のある位置より低下した場合は、徐々に給水を行い煙管を冷却する。
A,B
17
問17 ボイラーの内面清掃の目的として、適切でないものは次のうちどれか。
灰の堆積による通風障害を防止する。
18
問18 単純軟化法によるボイラー補給水の軟化装置について、誤っているものは次のうちどれか。
軟化装置による処理水の残留硬度は、貫流点を超えると著しく減少する。
19
問19 ボイラーのばね安全弁及び逃がし弁の調整及び試験について、誤っているものは次のうちどれか。
安全弁が設定圧力になっても作動しない場合は、直ちにボイラーの圧力を設定圧力の80%程度まで下げ、調整ボルトを締めて再度、試験する。
20
問20 ボイラーの点火前の点検・準備について、誤っているものは次のうちどれか。
水位を上下して水位検出器の機能を試験し、給水ポンプが設定水位の上限において、正確に起動することを確認する。
21
問21 次の文中の□内に入れるA及びBの語句の組合せとして、正しいものは(1)~(5)のうちどれか。 「液体燃料を加熱すると(A)が発生し、これに小火炎を近づけると瞬間的に光を放って燃え始める。この光を放って燃える最低の温度を(B)という。」
蒸気 引火点
22
問22 ボイラーの油バーナについて、適切でないものは次のうちどれか。
ガンタイプバーナは、ファンと空気噴霧式バーナを組み合わせたもので、燃焼量の調節範囲が広い。
23
問23 ボイラーにおける燃料の燃焼について、誤っているものは次のうちどれか。
一定量の燃料を完全燃焼させるときに、燃焼速度が遅いと狭い燃焼室でも良い。
24
問24 重油の性質について、誤っているものは次のうちどれか。
重油の密度は、温度が上昇すると増加する。
25
問25 ボイラーにおける石炭燃焼と比べた重油燃焼の特徴に関するAからD までの記述で、正しいもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。 A 完全燃焼させるときに、より多くの過剰空気量を必要とする。 B ボイラーの負荷変動に対して、応答性が優れている。 C 燃焼温度が高いため、ボイラーの局部過熱及び炉壁の損傷を起こしやすい。 D クリンカの発生が少ない。
B,C,D
26
問26 燃料の分析及び性質について、誤っているものは次のうちどれか。
高発熱量は、水蒸気の顕熱を含んだ発熱量で、真発熱量ともいう。
27
問27 重油燃焼によるボイラー及び附属設備の低温腐食の抑制方法に関するAからDまでの記述で、誤っているもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。 A 高空気比で燃焼させ、燃焼ガス中のSO2からSO3への転換率を下げる。 B 重油に添加剤を加え、燃焼ガスの露点を上げる。 C 給水温度を上昇させて、エコノマイザの伝熱面の温度を高く保つ。 D 蒸気式空気予熱器を用いて、ガス式空気予熱器の伝熱面の温度が低くなり過ぎないようにする。
A,B
28
問28 ボイラー用ガスバーナについて、誤っているものは次のうちどれか。
マルチスパッドガスバーナは、リング状の管の内側に多数のガス噴射孔を有し、空気流の外側からガスを内側に向かって噴射する。
29
問29 ボイラーの燃焼における一次空気及び二次空気について、誤っているものは次のうちどれか。
微粉炭バーナ燃焼における二次空気は、微粉炭と予混合してバーナに送入される。
30
問30 ボイラーの通風に関して、誤っているものは次のうちどれか。
平衡通風は、燃焼ガスの外部への漏れ出しがないが、誘引通風より大きな動力を必要とする。
31
問31 ボイラー(移動式ボイラー及び小型ボイラーを除く。)に関する次の文中の□内に入れるAからCまでの語句の組合せとして、法令に定められているものは(1)~(5)のうちどれか。 「ボイラーを設置した者は、所轄労働基準監督署長が検査の必要がないと認めたものを除き、1ボイラー、2ボイラー室、3ボイラー及びその(A)の配置状況、4ボイラーの(B)並びに燃焼室及び煙道の構造について、(C)検査を受けなければならない。」
A 配管 B 据付基礎 C 落成
32
問32 次の文中の□内に入れるA及びBの数値の組合せとして、法令に 定められているものは(1)~(5)のうちどれか。 「鋳鉄製温水ボイラー(小型ボイラーを除く。)で圧力が(A)MPaを超えるものには、温水温度が(B)°Cを超えないように温水温度自動制御装置を設けなければならない。」
A 0.3 B 120
33
問33 ボイラー(移動式ボイラー、屋外式ボイラー及び小型ボイラーを除く。)を設置するボイラー室について、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
伝熱面積が3m2の蒸気ボイラーは、ボイラー室に設置しなければならない。
34
問34 ボイラーの伝熱面積の算定方法として、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
炉筒煙管ボイラーの煙管の伝熱面積は、煙管の外径側で算定する。
35
問35 ボイラーの取扱いの作業について、法令上、ボイラー取扱作業主任者として二級ボイラー技士を選任できるボイラーは、次のうちどれか。ただし、他にボイラーはないものとする。
最大電力設備容量が400kWの電気ボイラー
36
問36 鋳鉄製ボイラー(小型ボイラーを除く。)の附属品について、次の文中の□内に入れるAからCまでの語句の組合せとして、法令に定められているものは(1)~(5)のうちどれか。 「(A)ボイラーには、ボイラーの(B)付近における(A)の(C)を表示する(C)計を取り付けなければならない。」
A 温水 B 出口 C 温度
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問37 ボイラー(小型ボイラーを除く。)の次の部分又は設備を変更しようとするとき、法令上、ボイラー変更届を所轄労働基準監督署長に提出する必要のないものはどれか。ただし、計画届の免除認定を受けていない場合とする。
空気予熱器
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問38 鋼製ボイラー(貫流ボイラー及び小型ボイラーを除く。)の安全弁について、 法令に定められていないものは次のうちどれか。
水の温度が100°Cを超える温水ボイラーには、安全弁を備えなければならない。
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問39 ボイラー(移動式ボイラー及び小型ボイラーを除く。)について、次の文中の□内に入れるAからCまでの語句の組合せとして、法令上、正しいものは(1)~(5)のうちどれか。 「(A)並びにボイラー(B)の(C)及び氏名をボイラー室その他のボイラー設置場所の見やすい箇所に掲示しなければならない。」
A ボイラー検査証 B 取扱作業主任者 C 資格
40
問40 ボイラー(小型ボイラーを除く。)の附属品の管理のため行わなければならない事項に関するAからDまでの記述で、法令に定められているもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。 A 圧力計の目もりには、ボイラーの常用圧力を示す位置に、見やすい表示をすること。 B 蒸気ボイラーの最高水位は、ガラス水面計又はこれに接近した位置に、現在水位と比較することができるように表示すること。 C 燃焼ガスに触れる給水管、吹出管及び水面測定装置の連絡管は、耐熱材料で防護すること。 D 温水ボイラーの返り管については、凍結しないように保温その他の措置を講ずること。
C,D