問題一覧
1
繰り返す髄膜炎の鑑別
神経ベーチェット,神経サルコイドーシス,原田病,Mollaret髄膜炎,髄液鼻漏,免疫不全
2
神経ベーチェットのMRI画像の鑑別
①MS,②神経サルコイドーシス,③ADEM,④神経Sweet病,⑤SLE
3
ノイズ(不随意運動)フィルター4つ
①皮質赤核路(上肢伸展)②前庭脊髄路(上下肢伸展)③網様体脊髄路(上下肢伸展)④赤核脊髄路(上肢を屈曲)
4
非造影MRAの撮像法
TOF法とPC法
5
Gd造影剤でNSFなど臓器沈着が起こりやすいのは?
線状キレート
6
診断は?
DAI
7
FIASに特徴的な既視感・未視感は英語で
deja vu, jamais vu
8
figure 4 signでの病巣はどっち?
曲がった方
9
咬舌での病巣はどっち?
咬んだ側
10
てんかん発作が出現した際に最初に考えること
急性症候性発作,機会発作,てんかん症候群で分類
11
PNESはどっち?
強く閉眼している
12
PNESとてんかんの合併は?
ある
13
syncopeの読み方
シンコピー
14
レカネマブとアデュカヌマブの違い
レカネマブはプロトフィブリルに対して、アデュカヌマブはアミロイド線維に対してとターゲットとする物質が異なる
15
レカネマブの特徴的な有害事象
アミロイド関連画像異常(ARIA)
16
CVST(脳静脈血栓症)の治療
急性期:ヘパリン,その後:ワルファリン(INR2-3)
17
CVST(脳静脈血栓症)のワーファリン治療期間
非誘発性は3-6か月,誘発性は12か月(日本のガイドラインでも3か月以上)
18
コロナ後のCVST(脳静脈血栓症)発症期間
呼吸器症状発症後13日程度
19
CVST(脳静脈血栓症)を起こしやすいコロナワクチンの種類は?
バキスゼブリア
20
バキスゼブリア接種後のCVST(脳静脈血栓症)の治療
IVIgが効くかも(ヘパリンや血小板輸血は避ける)
21
オンジェンティス(オピカポン)の投与回数とタイミング
1日1回で眠前(が多い)
22
オンジェンティス(オピカポン)の用量で日本と海外の違い
日本は25mg、海外は50mg
23
IgG4-RDのステロイド治療
寛解導入:経口PSL 0.6 mg/kg/日(2~4週間),2~3カ月で漸減した後,3年を目安に5~7.5 mg/日の維持療法
24
症候性頸動脈狭窄とは
6ヵ月以内の脳梗塞,TIA(transient ischemic attack)を伴う頸動脈狭窄
25
CAS,CEAの適応(末梢動脈疾患ガイドライン2022)
狭窄率50%以上の症候性頸動脈狭窄,狭窄率60%以上の無症候性頸動脈狭窄
26
脳梗塞におけるLDLコントロール
100未満が妥当だが,冠動脈疾患がある場合は70未満
27
D2P,sICHは何の略?
door to puncture, symptomatic intracranial hemorrhage
28
扁桃体を英語で
amygdala
29
笑い発作が多い疾患
視床下部過誤腫
30
てんかん発作時の採血でより有用なのは乳酸?プロラクチン?
プロラクチン
31
てんかん発作時の共同偏視+頸部回旋での病巣
向いた方の逆が病巣
32
血種拡大の予防や機能転帰についてより大事なのは?
1-24時間以内の降圧達成
33
降圧開始1-24時間での降圧目標(sBP>160の場合)
120-139,忍容性があれば120-129
34
雷鳴様頭痛発作を起こす腫瘍
第三脳室コロイド嚢胞がモンロー孔を閉鎖する際に起こるのが有名(かなり危険なサイン)
35
片頭痛の経過
予兆期(視床下部)→前兆期(大脳皮質のspreading depolarization/depression)→頭痛期(三叉神経血管系の活性化)→回復期
36
家族歴が多いものは?
前兆のある片頭痛
37
前兆のある片頭痛での禁忌薬で代表的なもの
ピル(LEP製剤)
38
片頭痛の頻度による分類
CM:頭痛日数が月の半分以上(15)・片頭痛日数が月の1/4以上(8),EM:CM以外
39
トリプタン製剤の服薬タイミング
痛みが生じ始めて15分以内,遅くても1時間以内
40
妊娠希望のある方の片頭痛予防
プロプラノロール,アミトリプチリン
41
CGRP関連抗体薬の適応
月に4日以上の片頭痛がありロメリジン・バルプロ酸・プロプラノロールが使えないor効果不十分
42
妊娠希望のある方のCGRP関連抗体薬の注意点
安全性が不明なため,最終投与から半年以上空けてから妊娠を計画する
43
群発期に頭痛を誘発するのは?
飲酒
44
MOHが起きやすいものは?
エルゴタミン, アセトアミノフェン
45
PECARNの読み方
ピカーン
46
小児の頭部外傷で最も多い疾患とその鑑別で苦慮する点
硬膜下血腫、新生児は静脈洞が高吸収に見え、乳児期(6ヶ月-18ヶ月)は生理的にくも膜下腔が拡大する(合併もある)
47
言語中枢は左右どっち?
右利きの96%、左利きの73%は左半球
48
矢印、矢頭は何?
→:鳥距溝、▶︎:頭頂後頭溝
49
錐体尖部が含気を認める確率
33%(4-7%が左右非対称)
50
これは何?
脈絡叢黄色肉芽種
51
これは何?
venous lacunae
52
これは何?
MVNT
53
感覚鈍麻、異常感覚を英語で
nmbness/anesthesia,dysesthesia
54
振動覚の異常になる秒数
尺側茎状突起15s、内果10s
55
ニューロノパチーの原因
① パラネオ(特に抗Hu:肺小細胞癌)②SjS③化学療法(プラチナ製剤)
56
転移性脊髄圧迫の3大原因
前立腺癌、乳癌、肺癌
57
MSなどで体温が上昇することで神経所見が増悪する現象
Uhthoffウ-トフ現象
58
NMOSDで吃逆や嘔吐を繰り返すときの病変部位
延髄(最後野)
59
NMOSDでnarcolepsyが生じるときの病変部位
間脳(視床下部・視床)
60
myelopathy handを3つほど
①finger escape sign②10秒テスト(grip and release test)③delayed opening
61
脊柱管径の測定
Torg-Pavlovト-グパブロフ比
62
GBSの3大合併症
呼吸不全、DVT、自律神経障害
63
関節のポキポキ音の名前と機序
クラッキング、関節に気泡が生じるときに出来る(弾けるときではない)
64
ADEMの診断で必要な要素3つ
①発熱やてんかんでは説明不能②発症3ヶ月以降は症状やMRI病変なし③急性(3ヶ月)に異常MRIあり
65
MSの病態
急性期はT細胞(細胞性免疫)やB細胞(液性免疫)で脱髄、慢性期は慢性活動性ミクログリア由来の炎症や酸化ストレス応答で軸索障害が進む
66
MSの分類3つ
RRMS,PPMS,SPMS
67
MSにおけるDMTの第一選択薬
ベタフェロン, アボネックス, コパキソン, テクフィデラ
68
タイサブリのPMLリスクの患者
抗JCV抗体陽性、免疫抑制剤使用歴、NTZ2年以上使用
69
ALSにおいて,El Escorial基準とAwaji基準の違い
(1)筋電図変化と筋委縮を等価に評価,(2)fasciculationを急性期脱神経所見 としたこと
70
ALSにおいて,Awaji基準とGold Coast診断基準の違い
(1)下位運動ニューロン障害のみでも診断可能
71
ALSにおいて,鑑別疾患を考える注意ポイント
亜急性,左右非対称なLMN,感覚障害,CSFで炎症所見,抗炎症治療で効果あり
72
ALSにおいて,電気生理が必須の理由
(1)萎縮の目立たない筋における脱神経所見を検知する (2)脱髄性ニューロパチーや感覚神経障害を除外
73
ALS患者のCKの平均値と中央値
280 U/L,195 U/L
74
ALSにおいて,手指の筋肉は第1指と第5指どちらが萎縮?
1(split hand徴候)
75
shared dicision makingの4要素
(1)患者-医療者の関係構築 (2)選択肢の情報提供 (3)選択肢の審議 (4)意思決定の実行
76
ALSにおいての薬物療法
リルゾール,エダラボン,モルヒネ,抗痙縮薬
77
ALSに多い認知症型
bvFTD
78
ALSにおいて,TIVの有効性
生存期間が中央値74か月(6-7年)延長した
79
嚥下機能評価の方法
・スクリーニング :RSST(30sで3回以上で正常),NWS,頸部聴診 ・標準的検査 :VF,VE
80
ALSにおいて,胃瘻増設のタイミング
・病前体重の10%以上減少/嚥下機能障害初期徴候あり ・FVC>50%(それ以下の場合はNIV下で行う)