問題一覧
1
らい菌の学名はどれか
Mycobacterium leprae
2
ノカルジア属を検出するのに適切な染色法はどれか
キ二ヨン染色
3
ジフテリア菌を検出するのに適切な染色法はどれか
ナイセル染色
4
発育に二酸化炭素が必須な細菌はどれか
Neisseria gonorrhoeae
5
運動性がないのはどれか
Shigella flexneri
6
湿った寒天培地上で遊走(スウォーミング)するのはどれか
Proteus mirabilis
7
赤色色素「プロジギオシン」を産生する細菌はどれか
Serratia marcescens
8
オキシダーゼ陽性菌はどれか
Plesiomonas shigelloides
9
Staphylococcus aureusについて誤っているのはどれか
グラム陰性菌である
10
Streptococcus pyogenesが産生する毒素はどれか
発赤毒素
11
衛生現象が見られるのはどれか
Haemophilus influenzae
12
DNA分解酵素(DNase)検査で陽性となるのはどれか
Serratia marcescens
13
Pseudomonas aeruginosaが産生するのはどれか
ピオシアニン
14
抗酸菌染色のチール・ネールゼン法では菌体は何色に染色されるか
赤色に染まる
15
扁平上皮上にグラム不定の桿菌が数多く乗ったClue cellと関連する細菌はどれか
Gardnerella vaginalis
16
Bacilus anthracisについて正しいのはどれか
レチシナーゼテスト陽性である
17
目的とする検出菌と選択分離培地の組み合わせで正しいのはどれか
Yersinia enterocoliticaーーCIN寒天培地
18
Streptococcus pnuemoniaeの性状として正しいのはどれか
オプトヒンに感性である
19
10%NaCl加ペプトン水で発育するVibrio属菌はどれか
Vibrio alginolyticus
20
Acinetobacter baumanniiについて誤っているのはどれか
運動性がある
21
Mycobacterium属で迅速発育菌群はどれか
Mycobacterium abscessus
22
Mycobacterium属でⅠ群(光発色菌群)はどれか
Mycobacterium marinum
23
Mycobacterium属で結核菌群はどれか
Mycobacterium bovis
24
Mycobasteriun tuberculosisについて誤っているのはどれか
芽胞を形成する
25
Helicobacter pyloriについて誤っているのはどれか
大腸がんと関連がある
26
腸内細菌科でリジン脱炭酸試験、インドールテストおよび運動性がすべて陽性であった。考えられるのはどれか
Escherichia coli
27
一類感染症はどれか
ペスト
28
ヒトのみを宿主とするのはどれか
Neiserria gonorrhoeae
29
Q熱の病原菌はどれか
Coxiella burnetii
30
TCBS寒天培地で黄色コロニーを形成するVibrio属菌はどれか。二つ選べ
Vibrio mimicus, Viblio cholerae
31
MRSAの判定に用いる薬剤はどれか。二つ選べ
バンコマイシン, セフォキシチン
32
多剤耐性結核菌(MDR-TB)の判定に用いる薬剤はどれか。二つ選べ
リファンピシン, イソニアジド
33
IPA反応が陽性となるのはどれか。二つ選べ
Morganella morganii, Providencia rettgeri
34
非結核性抗酸菌群でMACと総称されるのはどれか。二つ選べ
Mycobacterium avium, Mycobacterium intracellulare
35
腸内細菌の共通性状(腸内細菌の定義)を五つあげよ
通性嫌気性のグラム陰性桿菌で無芽胞菌である, ブドウ糖を発酵的に分解して酸を産生する, 普通寒天培地によく発育する, 硝酸塩を亜硝酸塩に還元する, オキシダーゼテスト陰性である
36
感染部位は小腸。旅行者下痢症の主な原因菌で、生体内の増殖で腸管毒(エンテロトキシン)を産生し、水様性の下痢を起こす。ひどい場合はコレラ様の下痢となる。菌株により異なるがコレラ毒素に似た易熱性の毒素(LT)や耐熱性の毒素(ST)を産生。感染成立にはLT・ST以外に定着因子としての線毛(CFA)が必要。主な血清型は06:H16、027:H7など EHEC:腸管出血性大腸菌、EPEC:腸管病原性大腸菌、EIEC:腸管組織侵入性大腸菌、ETEC:腸管毒素原性大腸菌、EAEC:腸管凝集付着性大腸菌
ETEC
37
感染部位は大腸。主な症状は粘血便や膿粘血便を伴う下痢で赤痢様の大腸炎を起こす。生化学的性状が赤痢菌に類似している菌株が多い。主な血清型は028ac、0112ac、0124、025、028など EHEC:腸管出血性大腸菌、EPEC:腸管病原性大腸菌、EIEC:腸管組織侵入性大腸菌、ETEC:腸管毒素原性大腸菌、EAEC:腸管凝集付着性大腸菌
EIEC
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感染部位は大腸。本菌が産生する毒素はベロ毒素または志賀毒素とも呼ばれる。この大腸菌による感染症は感染症法で三類感染症に分類されている。軽症例では水様性の下痢、重症例では鮮血を伴う下痢・腹痛を起こす。一部の患者(主に小児)ではベロ毒素により、急性脳症や溶血性尿毒症候群(HUS)などを合併する。主な血清型は0157:H7、026、0111など EHEC:腸管出血性大腸菌、EPEC:腸管病原性大腸菌、EIEC:腸管組織侵入性大腸菌、ETEC:腸管毒素原性大腸菌、EAEC:腸管凝集付着性大腸菌
EHEC
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感染部位は小腸。エンテロトキシンやベロ毒素は産生しないが腸管上皮細胞に定着し傷害することで水様性の下痢を起こす。病原因子としてeae遺伝子、外膜蛋白など。おもな血清型は055、0111、0128など。病原血清型大腸菌とも呼ばれる EHEC:腸管出血性大腸菌、EPEC:腸管病原性大腸菌、EIEC:腸管組織侵入性大腸菌、ETEC:腸管毒素原性大腸菌、EAEC:腸管凝集付着性大腸菌
EPEC
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感染部位は小腸。小腸に定着し、粘液を含む水様性の下痢を含む水様性の下痢を起こす。自然凝集・血球凝集を起こさせる特殊な線毛を有し、病原因子として耐熱性エンテロトキシンEAST1を産生。おもな血清型は015:H18、044:H18、086:H-、0125:H9など EHEC:腸管出血性大腸菌、EPEC:腸管病原性大腸菌、EIEC:腸管組織侵入性大腸菌、ETEC:腸管毒素原性大腸菌、EAEC:腸管凝集付着性大腸菌
EAEC