645年、中大兄皇子が蘇我倉山田石川麻呂や中臣鎌足の協力を得て、王族中心の中央集権国家を目指し蘇我蝦夷・入鹿を滅ぼした戦いとは何か。

646年(大化2年正月)に出された豪族の田荘、部曲を廃止し公地公民制への移行を目指した政策方針とは何か。

天智天皇の没後、息子の大友皇子と弟の大海人皇子との間で皇位継承を巡り勃発した戦いとは何か。

701年に完成した大宝律令では誰によって完成されたか。〇〇と〇〇、という記述方式で2名答えよ。

6歳以上の男女に口分田を与え租税を課すことを定めた法令は何か。

藤原不比等の息子4兄弟(藤原武智麻呂・房前・宇合・麻呂)が左大臣長屋王を自死に追い込んだ事件とは何か。

藤原4兄弟が天然痘により死亡した後、皇族出身で権力を握った人物は誰か。

聖武天皇が741年に出した、政治情勢や飢饉、疫病などの社会的不安のもと、仏教の持つ鎮護国家思想によって国家の安定をはかるために出されたものは何か。

743年に近江の紫香楽宮で出された宣旨とは何か。

聖武天皇の娘である孝謙天皇の時代に勢力を伸ばした藤原仲麻呂を、橘諸兄の子である奈良麻呂が倒そうとし逆に滅ぼされた事件とは何か。

藤原仲麻呂は淳仁天皇を擁立するとなんという名に改名したか。

恵美押勝は後ろ盾であった光明皇太后が死去すると孤立を深め、孝謙太上天皇が僧の道鏡を寵愛し淳仁天皇と対立すると、危機感を募らせ挙兵したものの、太上天皇側に先制され滅ぼされた事件とは何か。

恵美押勝の乱で淳仁天皇は淡路廃帝となったが、孝謙太上天皇は重祚して何天皇になったか。

769年、称徳天皇が宇佐神宮の信託によって道鏡に皇位を譲ろうとしたが和気清麻呂に阻止された事件とは何か。

藤原式家の藤原百川らが謀って、長く続いた天武天皇皇統に変わり迎えられた天智天皇の孫である天皇の名前は誰か。

竪穴住居に変わり普及した平地式の住居を何というか。

8世紀の律令政治のころの結婚のしきたりとして、男性が女性の家に通うことを何というか。

722(養老6年)に政府が人口増加による口分田の不足を補い税の増収を図るために出した指針とは何か。

新たに灌漑施設を設けて未開地の開墾を行なった場合は三世代の間、旧来の灌漑施設を利用して開墾した場合は本人一世代のみの間で田地の保有を認めるという、民間の開墾地を拡大させる目的でつくられた法令は何か。

743(天平15)年に政府が開墾した田地の私有を永年にわたって保証することを認めた法律とは？

国司や郡司の協力のもとに、付近の農民や浮浪人らを雇い灌漑施設をつくり、大規模な原野開墾を行なった結果成立した荘園を何というか。

奈良時代の平城京を中心とした中央集権的な国家体制のもとで開かれた高度な貴族文化を、当時の聖武天皇の時代の元号をとって何というか。

天武天皇の時代に始まった国史編纂事業で、奈良時代に完成した書物は何か。

713(和銅6)年に諸国の郷土の産物、山川原野の名の由来、古老の伝承などの筆録が命じられ編纂された地誌とは？

751(天平勝宝)年に貴族や官人に対して漢詩文の教養をつける目的で編纂された現存最古の漢詩集は何か。

759(天平宝字3)年までの歌約4500首、宮廷歌人や貴族のみならず東歌や防人歌を収録した歌集を何というか。

教育機関として官吏養成のため地方につくられたものは何か。

三論、成実、法相、俱舎、華厳、律からなる宗教の学系を何というか。

日本に戒律を伝えた唐の僧侶は誰か。

仏と神は本来同一であるとされる思想を何というか。

木を芯として粘土を塗り固めた像を塑像、では原型の上に麻布を幾重に漆で塗り固めたあとで原型を抜き取る技法でつくられる像を何というか。

釈迦の一生を描いた絵画を何というか。

光仁天皇と高野新笠の子であり、平安王朝の形成に尽力した天皇は誰か。

784(延暦3)年に桓武天皇は平城京から山背国に遷都した。この京を何というか。

長岡京造営を主導した人物が暗殺され、首謀者とされる早良親王(桓武天皇の弟)や旧豪族の大伴氏や佐伯氏らが退けられた。この暗殺された人物は誰か。

光仁天皇の政権下の780(宝亀11)年に、東北で多賀城をおとしいれて焼くなどの暴動に走った人物は誰か。

坂上田村麻呂が802(延暦21)年に築いた城を何というか。

国司の交替に際する事務の引き継ぎの厳粛な監視を目的とした役職は何か。

60日交替で国府の警備や国内の治安維持に当たらせた有力農民などの志願により構成された集団を何というか。

810(弘仁元)年に嵯峨天皇が、平城京への再遷都を望む兄の平成太上天皇と対立したことで二所朝廷と呼ばれる政治的混乱が生じた。嵯峨天皇側が迅速な出兵により勝利したが、太上天皇の寵愛を受けた藤原薬子は自殺し、兄の藤原仲成は射殺された。 この事件を何というか。

藤原冬嗣らが任命された秘書官長としての役職は何か。

嵯峨天皇が設けた平安京内の警察に当たる組織は何か。

嵯峨天皇の法制整備で、社会の変化に応じて出された法令を、律令の規定を補足・修正する格と施行細則の式とに分類・編纂された三台格式を次の内から選べ。

833(天長10)年に令の解釈を公式に統一した、清原夏野らにより編纂された書物は何か。

中国の歴史文学を学ぶ紀伝道が盛んになったことで設けられた、貴族の一族子弟の教育のための機関は何か。

天台宗の開祖最澄の弟子で円仁の門流は何と呼ばれたか。

嵯峨天皇・空海・橘逸勢の能書家を何というか。

摂関政治の9世紀の半ばから天皇家との結びつきを伸ばして勢力を伸ばしたのは藤原家のうち何家か。

大納言伴善男が応天門に放火した罪を左大臣源信に負わせようとしたが発覚し流罪となった事件を何というか。

嵯峨天皇の厚い信任を得て姻戚関係を結んだ藤原冬嗣の子であり、承和の変で北家の優位を確立した人物は誰か。

良房の地位を継承して、陽成天皇を譲位させて光孝天皇を即位させた人物は誰か。

藤原基経が宇多天皇の即位に当たって出した勅書に抗議して888(仁和4)年にこれを撤回させ、これによって自身の関白の政治的地位や北家の勢力を急速に拡大させる要因となった事件を何というか。

醍醐天皇と子の村上天皇の時代では摂政と関白が置かれずに親政が行われた。これを何というか。

醍醐天皇の子で左大臣の源高明が左遷され、藤原氏北家の勢力が不動となった事件を何というか。

4人の娘を中宮や皇太子妃として摂関政治を行い、30年にわたって朝廷で権威をふるった人物は誰か。

遣唐使の派遣の中止を提案した人物は誰か。

奈良時代以来日本と親交のあった渤海を10世紀前半に滅ぼした国は何か。

朝鮮半島で10世紀初めにおこり、新羅を滅ぼして半島を統一した国は何か。

9世紀後半から10世紀前半に、貴族社会を中心にそれまで受け入れられてきた大陸文化を踏まえ、日本の風土に合うように洗練された文化を何というか。

905(延喜5)年、紀貫之らによって編集された最初の勅撰和歌集は何か。

神は仏が仮に形をかえてこの世に現れたとする思想は何というか。

始めは早良親王ら政治的敗者を慰める行事として9世紀半ばに始まったが、やがて疫病の流行を防ぐ祭礼となったものは何か。

念仏往生の思想を説いた『往生要集』を著した人物は誰か。

浄土教の教えで、釈迦の死後に正法・象法の世を経て1052(永承7)年より末法の世が来るという説を何というか。

『日本往生極楽記』をつくった人物は誰か。

漆で文様を描き、それに金銀などの金属粉を蒔きつけて模様とする漆器の技法を何というか。

貝殻の真珠の部分を薄く剥いで磨き、種々の形に沿って切って漆器に埋め込む技法で、奄美大島や喜界島などで採れる夜光貝などが用いられたものを何というか。

唐風の書に対して優美な線を表した和様が発達し、小野道風・藤原佐理・藤原行成といった書の名手を何というか。

藤原頼通が建立した阿弥陀堂の伝統的遺構である寺院を何というか。

仏師定朝が完成させた従来の一木造にかわる作像の技法を何というか。

政府が902(延喜2)年に出した違法な土地所有の禁止などを定めた法令は何か。

凶の方角を避けて行動することを何というか。

任国に赴任する国司は交替の際に前任者より一国の財産などを引き継ぐことからやがて何と呼ばれるようになったか。

実務から排除されるようになった国司が赴任せずに国司としての収入のみを受け取るようになった。これを何というか。

私財を出して朝廷儀式の運営や寺社の造営などを請け負い、その代償にとして官職に任命してもらうことを何というか。

11世紀後半になると受領は交替の時以外は任国へと赴かなくなった。この受領が赴任していない状態の国衙を留守所というが、そこに派遣された役職は何か。

10世紀後半には有力農民や地方に土着した国司の子孫たちの中に国衙から臨時雑役などを免除されて一定の領域を開発する者が現れた。11世紀になると彼らは何と呼ばれるようになったか。

開発領主の中で国衙の干渉を免れるために所領を中央集権者に寄進し、権力者を領主と仰ぐ荘園として自ら預所や下司になる者が現れた。この役職名を何というか。

寄進を受けた荘園の領主を何というか。

領家が所有する荘園が更に上級の貴族や皇族に寄進された時、その上級領主を何というか。

寄進を受けて出来た荘園を何というか。

荘園領主の権限を利用して検田使など国衙からの使者の立ち入りを認めない特権をもつ荘園が増えた。この特権を何というか。

国司によって税の免除が認められた荘園を何というか。

政府の出した太政官符や民部省符により税の免除が認められた荘園を何というか。

9世紀から10世紀にかけて地方に土着した国司の子孫や地方豪族は勢力拡大のために武装して各地で紛争が発生した。これを鎮圧するため政府から派遣された押領使や追捕使の中・下級貴族の中には、そのまま在庁官人となって現地に残る者が現れた。彼らは何となったか。

東国に早くから根付いた桓武平氏のうち、下総を拠点にして一族と争いを繰り返し国司とも対立するようになり、939(天慶2)年には反乱に発展し、同国武士の平貞盛・藤原秀郷によって討伐された。この反乱名を当該の人物の名前を用いて答えよ。

武士の実力を知った朝廷や貴族たちは彼らを侍として奉仕させた。9世紀末に宮中の警備を目的として設けられた役職は何か。

1028(長元元)年に上総でおこり、源頼信が鎮圧して源氏の東国進出のきっかけを作った反乱を何というか。

陸奥北部にて国司と争っていた豪族安倍氏を源頼信の子である源頼義が出羽の豪族清原氏の手を借りて滅ぼした戦いを何というか。

陸奥・出羽の両国で大きな力を得た清原氏一族に内紛が起こると、陸奥守であった源義家が介入して藤原(清原)清衡を助けて内紛を制圧した戦いを何というか。

時の摂政・関白を外戚としない後三条天皇が、荘園の増加は公領を圧迫している要因だとして1069(延久元)年に出した法令を何というか。

後三条天皇は荘園整理令を出すと共に枡の大きさを統一した。これは何と称されたか。

延久の荘園整理令では、荘園の所有者から提出された証拠書類と国司の報告を併せて審査した。この中央に設けられたのは何か。

田堵らは名の請負人として立場を確立して何と呼ばれるようになったか。

父の後三条天皇にならい親政を行なったが1086(応徳3)年に幼少の堀河天皇に譲位して、自ら上皇、院として院庁を開いて天皇を後見しながら政治の実権を握る院政の道を開いた人物は誰か。

上皇自身が国の収益を独占する制度を何というか。

1156(保元元)年、鳥羽法皇が死去するとまもなく、兼ねてから皇位継承を巡り対立していた崇徳上皇が源為義・平忠正らの武士を集めたが、鳥羽法皇の立場を継承した後白河天皇が藤原通憲らの進言により平清盛・源義朝(為義の子)らの武士を動員して上皇方を破った。その結果上皇は讃岐に配流、為義らが処刑された戦いを何というか。

院政を始めた後白河上皇の近臣間の対立から、1159(平治元)年に平清盛と結ぶ藤原通憲に反感を抱いた藤原信頼・源義朝が挙兵し自殺に追い込んだが、武力に勝る平清盛に返り討ちにされ滅ぼされ、義朝の子の頼朝が伊豆に流されることとなった戦いを何というか。

平氏の経済的基盤は知行国制度や荘園の他、何によって成り立っていたか。

1177(治承元)年に藤原成親や僧の俊寛らが京都の鹿ヶ谷にて平氏打倒を謀るも失敗した事件を何というか。