暗記メーカー
ログイン
病態・薬物治療学2 再試験用
  • 問題数 94 • 8/29/2024

    記憶度

    完璧

    14

    覚えた

    35

    うろ覚え

    0

    苦手

    0

    未解答

    0

    アカウント登録して、解答結果を保存しよう

    問題一覧

  • 1

    緑内障の病態に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    原発開放隅角緑内障は、線維柱体の異常な原因でシュレム管からの眼房水排出が妨げられている。, 閉塞隅角緑内障の急性発作時には、眼痛とともに頭痛や悪心嘔吐をともなった視力低下が起こる。

  • 2

    原発閉塞隅角緑内障の発症機序として、正しいのはどれか。2つ選べ。

    虹彩の根本が折れ曲がり、隅角が狭くなり眼房水の流れが悪くなる。, 虹彩が水晶体に接触して隅角が狭くなり眼房水の流れが悪くなる。

  • 3

    原発閉塞隅角緑内障の発症機序名を2つ書きなさい。

    相対的瞳孔ブロック、プラトー虹彩

  • 4

    続発緑内障の主な原因として正しいのはどれか。2つ選べ。

    ぶどう膜炎, 糖尿病網膜症

  • 5

    以下の薬物のうち、ぶどう膜強膜流出路からの排出を促進するのはどれか。

    タフルプロスト, ブナゾシン塩酸塩, オミデネパグプロスト

  • 6

    以下の薬物のうち、シュレム管排出を促進するのはどれか。

    ピロカルピン塩酸塩, リパスジル塩酸塩, ジスチグミン臭化物

  • 7

    以下の薬物のうち、眼房水産生を抑制するのはどれか。

    ベタキソロール塩酸塩, ドルゾラミド塩酸塩, ジピベフリン塩酸塩, ブリモニジン酒石酸塩

  • 8

    開放隅角緑内障の第一選択薬はどれか。

    ベタキソロール塩酸塩, タフルプロスト, オミデネパグプロスト

  • 9

    閉塞隅角緑内障に禁忌の薬物はどれか。

    ジピベフリン塩酸塩

  • 10

    ラタノプロスト点眼液は、薬理作用の観点から生じやすい副作用がある。その副作用はどれか。

    まつ毛多毛, 虹彩色素沈着

  • 11

    白内障の治療薬を2つ書きなさい。

    ピレノキシン、グルタチオン

  • 12

    白内障の病態に関する記述のうち、正しいのはどれか。

    クリスタリンの不溶化による水晶体の白濁が原因である。, 副腎皮質ステロイド薬の長期服用により発症することがある。

  • 13

    加齢黄斑変性の病態及び治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。

    ブルッフ膜内に蓄積した軟性ドルーゼンにより新生血管が生じる。, 滲出型の発症が多く、網膜浮腫や網膜剥離を起こす。, 黄斑部に新生血管が見られる病変には、光線力学療法が有効である。

  • 14

    服用中は間質性肺炎の発症に注意する必要のある薬物を1つ挙げよ。

    メトトレキサート

  • 15

    間質性肺炎の患者の血中で増加するⅡ型肺胞上皮細胞に由来する物質を挙げよ。

    KL-6

  • 16

    間質性肺炎の患者の胸部X線像で観察されるのは何か。

    すりガラス状陰影

  • 17

    COPDの長期管理に用いられる吸入薬の組み合わせとして正しいのはどれか。

    抗コリン薬とアドレナリンβ2受容体作動薬

  • 18

    消化性潰瘍の治療に用いられる薬物を1つ記せ。

    ランソプラゾール

  • 19

    メニエール病の病態とその治療に関する記述のうち,正しいのはどれか。2つ選べ。

    蝸牛管の内リンパ水腫が原因でめまい、耳鳴り、難聴が発症する。, 急性期めまい発作時は、炭酸水素ナトリウムの点滴静注を行う。

  • 20

    中耳炎に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    急性中耳炎は小児に好発し、耳漏と耳痛が主症状である。, 慢性中耳炎の主な原因菌は黄色ブドウ球菌である。

  • 21

    副鼻腔炎の病態とその治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    急性副鼻腔炎は、上気道感染に引き続き発症することが多い。, 慢性副鼻腔炎の治療にはクラリスロマイシンの少量長期投与が有効である。

  • 22

    車の運転や危険作業などに従事する患者に対する処方薬として、適切な抗ヒスタミン薬はどれか。2つ選べ。

    デスロラタジン, フェキソフェナジン

  • 23

    急性副鼻腔炎の主な原因菌を3つ書きなさい。

    インフルエンザ菌、肺炎球菌、モラクセラ・カタラーリス

  • 24

    アレルギー性鼻炎及び花粉症とその治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    通年性アレルギー性鼻炎では、気管支喘息を合併することが多い。, 季節性アレルギー性鼻炎では、鼻鏡検査で鼻粘膜の発赤腫張が見られる。

  • 25

    アレルギー性結膜炎の病態とその治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    春季カタルは、上眼瞼に石垣状乳頭増殖が見られる眼瞼型が多い。, 春季カタルは、アトピー体質の男児に好発する。

  • 26

    流行性角結膜炎の病態とその治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    アデノウイルス56型が原因ウイルスで、小児の感染が多い。, 小児では、症状が強いと偽膜性結膜炎を生じる。

  • 27

    結膜炎の鑑別について正しい組み合わせはどれか。

    細菌性結膜炎・・・膿性眼脂、濾胞(-)、耳前リンパ節腫張(-)

  • 28

    乳幼児期、学童期、高齢者における細菌性結膜炎の主な原因菌をそれぞれ1つずつ書きなさい。

    インフルエンザ菌、肺炎球菌、黄色ブドウ球菌

  • 29

    加齢黄斑変性の治療に関する記述のうち、ただしいのはどれか。2つ選べ。

    アフリベルセプトは、VGEF-A以外のVEGF-BやPIGFにも結合し、VEGF受容体への結合を阻害する。, ベルテポルフィンは、光線過敏反応があるため治療後は直射日光に肌が当たらないようにする必要がある。

  • 30

    加齢黄斑変性にの病態に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    軟性ドルーゼンの蓄積が原因で発症する。, 男性に多く発症し、喫煙が危険因子の1つになっている。

  • 31

    点眼薬の使い方に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    防腐剤が含まれる点眼薬を服用する際、ソフトコンタクトレンズを装着している場合は、コンタクトレンズを外してから点眼する。, 2剤以上併用する場合は、点眼の間隔を少なくとも5分以上あける。

  • 32

    気管支喘息患者に禁忌となっている緑内障治療薬はどれか。2つ選べ。

    カルテオロール塩酸塩, チモロールマレイン酸塩

  • 33

    眼房水産生を抑制する治療薬はどれか。2つ選べ。

    アセタゾラミド, チモロールマレイン酸

  • 34

    緑内障の治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    開放隅角緑内障治療の第一選択薬は、プロスタグランジン製剤である。, 閉塞隅角緑内障の急性発作時は、眼圧降下後に相対的瞳孔ブロックが原因の場合はレーザー虹彩切開術を行う。

  • 35

    緑内障の病態に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    原発開放隅角緑内障のほとんどが正常減圧緑内障である。, 初期の視野障害として、弓状暗点が生じる。

  • 36

    閉塞隅角緑内障の原因となる相対的瞳孔ブロックとプラトー虹彩をそれぞれ簡単に説明しなさい。

    虹彩が水晶体に接触して房水の流れが悪くなる、虹彩根部が屈曲して線維柱帯を塞いでいる

  • 37

    59歳男性。B型肝炎ウイルス(HBs抗原)陽性であったが症状もなく長年放置していた。腹部膨満と下肢のむくみがあり家族に連れられ近医を受診したところ、非代償性肝硬変と診断され、入院となった。 この患者に出現している合併症の治療に適切な治療薬はどれか。 2つ選べ。

    スピロノラクトン, フロセミド

  • 38

    59歳男性。B型肝炎ウイルス(HBs抗原)陽性であったが症状もなく長年放置していた。腹部膨満と下肢のむくみがあり家族に連れられ近医を受診したところ、非代償性肝硬変と診断され、入院となった。 この患者に起こる検査値の変動として正しいのはどれか。2つ選べ。

    血清アルブミン濃度の低下, プロトロンビン時間の延長

  • 39

    肝性脳症とその治療に関する記述のうち正しいのはどれか。2つ選べ。

    リーバクトは、分岐鎖アミノ酸のみを含む製剤で、食事が十分に取れる低アルブミン血症患者に投与する。, 肝性脳症は、血中アンモニアの上昇が原因で起こる意識障害である。

  • 40

    肝硬変の3大死因を3つ書きなさい。

    肝細胞がん、消化管出血、肝不全

  • 41

    肝硬変の病態とその治療に関する記述のうち、ただしいのはどれか。2つ選べ。

    肝硬変の原因で最も多いのは、C型肝炎ウイルス感染である。, 非代償期になると門脈圧が亢進し、著しい血小板数の減少が見られる。

  • 42

    結膜炎の病態に関する記述のうち、正しいのはどれか。3つ選べ。

    細菌性結膜炎は、学童期における原因として肺炎球菌が最も多い。, 流行性角結膜炎は、小児では偽膜性結膜炎を生じることがある。, 春季カタルは、上眼瞼に石垣状乳頭増殖を認める。

  • 43

    結膜炎の治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    流行性角結膜炎の治療では、2次感染防止のためにマクロライド系抗菌薬を投与する。, 春季カタルの軽症例では、抗アレルギー点眼薬とシクロスポリン点眼薬を併用する。

  • 44

    3大ぶどう膜炎を3つ書きなさい。

    サルコイドーシス、Vogt-小柳-原田病、ベーチェット病

  • 45

    ブドウ膜炎の病態および治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    感染性ブドウ膜炎の原因は、ウイルスが最も多い。, 非感染性ブドウ膜炎の治療には、抗TNF-α抗体製剤が使われる。

  • 46

    アレルギー性鼻炎に関する記述のうち、正しいのはどれか。4つ選べ。

    アレルギー性鼻炎は、Ⅰ型アレルギー反応で起こる。, アレルギー性鼻炎では、鼻汁中に好酸球が増加する。, RIST検査は、血液中のIgE抗体を検出する。, 通年性アレルギー性鼻炎は、気管支喘息を合併することが多い。

  • 47

    アレルギー性鼻炎治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    花粉症の初期療法として、クロモグリク酸ナトリウムを花粉飛散の2週間前から服用する。, 第二世代ヒスタミンH1受容体拮抗薬は、鎮静作用及び抗コリン作用が弱い。

  • 48

    副鼻腔炎の病態及びその治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。3つ選べ。

    急性副鼻腔炎は、上気道感染から引き続き起こり、上顎洞に炎症を生じることが多い。, 慢性副鼻腔炎の治療には、マクロライド系抗菌薬の常用量の半量を3〜6ヶ月投与するマクロライド少量長期療法が有効である。, 好酸球性副鼻腔炎は、鼻茸を両側の鼻腔内に多発的に生じる。

  • 49

    胃・十二指腸潰瘍の塗料に用いられる薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。

    スクラルファートは、胃潰瘍部位に結合することで、ペプシンによる自己消化から粘膜組織を保護する。, ラニチジンは、胃の壁細胞に存在するヒスタミンH2受容体を遮断することで、プロトンポンプの活性化を抑制する。

  • 50

    H+,K+-ATP ase を不可逆的に阻害し、胃酸分泌を抑制するのはどれか。

    エソメプラゾール

  • 51

    プロトンポンプ阻害薬と併用禁忌の医薬品はどれか。

    アタザナビル硫酸塩カプセル

  • 52

    一般用医薬品に配合される成分のうち、透析療法を受けている人が使用を避ける必要があるのはどれか。

    アルジオキサ

  • 53

    胃・十二指腸潰瘍治療薬に関する記述のうち、ただしいのはどれか。2つ選べ。

    ボノプラザンは、K+と競合してH+,K+-ATPaseを可逆的に阻害することで、胃酸分泌抑制作用を示す。, ミソプロストールは、プロスタノイドEP受容体を刺激することで、胃酸分泌抑制作用と胃粘液分泌促進作用を示す。

  • 54

    ラフチジンの胃酸分泌抑制作用に関わる機序はどれか。

    ヒスタミンH2受容体遮断

  • 55

    K+と競合してH+,K +ーATPaseを可逆的に阻害し、胃酸分泌を抑制するのはどれか。

    ボノプラザン

  • 56

    インドメタシンの副作用である消化性潰瘍の発症機序として正しいのはどれか。2つ選べ。

    胃粘膜血流の低下, 胃粘膜分泌の抑制

  • 57

    ヘリコバクター・ピロリの除菌治療に用いられない薬物はどれか。

    ファモチジン

  • 58

    25歳女性。身長153cm、体重40kg。19歳のときにクローン病と診断され、メサラジンとアザチオプリンによる併用療法を実施していたが、効果不十分のため1年前よりアダリブマブ(遺伝子組換え)皮下注が追加となった。2週間前より、発熱、腹痛及び下痢があり検査目的で入院となった。内視鏡検査の結果、症状が悪化していることが分かり、アダリムマブが以下の処方1に変更されるとともに、処方2が追加された。 (処方1) ウステキヌマブ(遺伝子組換え)130mg 1日1回 2バイアル 生理食塩液250mL 点滴静注 1回分 (処方2) エレンタール配合内容剤80g 1回1袋(1日3袋)朝昼夕 7日分 この患者に対する服薬指導の内容として、適切なのはどれか。2つ選べ。

    メサラジンと処方1の薬剤との相互作用による重篤な副作用がないこと。, 処方2の薬剤は腸への負担が少ないこと。

  • 59

    25歳女性。身長153cm、体重40kg。19歳のときにクローン病と診断され、メサラジンとアザチオプリンによる併用療法を実施していたが、効果不十分のため1年前よりアダリブマブ(遺伝子組換え)皮下注が追加となった。2週間前より、発熱、腹痛及び下痢があり検査目的で入院となった。内視鏡検査の結果、症状が悪化していることが分かり、アダリムマブが以下の処方1に変更されるとともに、処方2が追加された。 (処方1) ウステキヌマブ(遺伝子組換え)130mg 1日1回 2バイアル 生理食塩液250mL 点滴静注 1回分 (処方2) エレンタール配合内容剤80g 1回1袋(1日3袋)朝昼夕 7日分 クローン病の症状寛解を目的とした薬物の作用機序のうち、今回までに処方されてきたのとは異なるのはどれか。2つ選べ。

    リンパ球表面に発現するα4β7インテグリンに結合することで、リンパ球の腸管粘膜への浸潤を阻害する。, 細胞内でグルココルチコイド受容体に結合し、核内移行して遺伝子転写を調節することで、抗炎症作用を示す。

  • 60

    クローン病に関する記述として正しいのはどれか。2つ選べ。

    増悪期に、CRP値の上昇が認められる。, 特徴的な内視鏡検査所見として、敷石状潰瘍がある。

  • 61

    クローン病の病態と治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    潰瘍病変は、縦走潰瘍や敷石状が特徴的所見である。, 合併症として、腸管の瘻孔や狭窄のおそれがある。

  • 62

    クローン病に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    緩解と増悪を繰り返す。, 好発年齢は10歳代後半から20歳代である。

  • 63

    26歳女性。身長155cm、体重42kg。アレルギー性鼻炎に対して処方1の薬剤を服用している。今回、下血があり外来受診したところ、潰瘍性大腸炎(直腸炎型)の診断を受けた。なお、重症度分類では軽症であった。医師は、患者からこれまで薬を飲み忘れることが多かったとの訴えがあったため、メサラジンの処方にあたり、本患者に適切な製剤について、医薬品情報管理室に問い合わせた。薬剤師は、アドヒアランスを考慮して処方2を提案した。 (処方1) ロラタジン錠10mg 1回1錠(1日1錠)1日1回夕食後 14日後 (処方2) リアルダ錠1200mg 1回2錠(1日2錠)1日1回夕食後 14日後 (注)1錠中にメサラジン1200mgを含有する。また、以下の添加物を含有する。 〔添加物〕 カルメロースナトリウム、アルナウバロウ、ステアリン酸、含水二酸化ケイ素、デンプングリコール酸ナトリウム、タルク、ステアリン酸マグネシウム、メタクリル酸コポリマーL、メタクリル酸コポリマーS、クエン酸トリエチル、酸化チタン、三二酸化鉄、マクロゴール6000 処方2を提案するにあたり、医師に説明する内容のうち、適切なのはどれか。2つ選べ。

    再生不良性貧血を起こすことがある。, 定期的に大腸がん検査を行う。

  • 64

    45歳男性。体重45kg。10年前に全結腸型潰瘍性大腸炎と診断され、寛解・再燃を繰り返した後、メサラジン1500mg/日、アザチオプリン50mg/日で寛解維持されていた。2ヶ月前より大腸炎が再燃し、上の処方で効果不十分であったため、以下の処方にて寛解導入することになった。 (処方1) タクロリムスカプセル1mg 1回1カプセル(1日2カプセル) 1日2回 朝夕食後3日分 (処方2) アダリムマブ(遺伝子組換え)皮下注80mgペン0.8mL 1回160mg 2本(1回分) 薬剤師のこの患者への説明として、適切なのはどれか。2つ選べ。

    処方1の薬剤は血中濃度を測定しながら服用カプセル数を調節します。, 処方1の薬剤は腎障害が起こりやすいので、尿量の減少などがあれば薬剤師に相談してください。

  • 65

    45歳男性。体重45kg。10年前に全結腸型潰瘍性大腸炎と診断され、寛解・再燃を繰り返した後、メサラジン1500mg/日、アザチオプリン50mg/日で寛解維持されていた。2ヶ月前より大腸炎が再燃し、上の処方で効果不十分であったため、以下の処方にて寛解導入することになった。 (処方1) タクロリムスカプセル1mg 1回1カプセル(1日2カプセル) 1日2回 朝夕食後3日分 (処方2) アダリムマブ(遺伝子組換え)皮下注80mgペン0.8mL 1回160mg 2本(1回分) 処方1及び2のいずれかの薬物に期待される効果の機序はどれか。2つ選べ。

    TNF-αに結合して、TNF-αとその受容体の結合を阻害する。, カルシニューリンを阻害して、T細胞におけるIL-2などのサイトカイン産生を抑制する。

  • 66

    63歳男性。1日6回以上の下痢、強い腹痛、発熱37.5℃以上、鮮血便を認めたため大腸内視鏡検査を実施したところ、消化管潰瘍の所見を認め潰瘍性大腸炎と診断された。初期治療に用いる薬剤として最も適切なのはどれか。

    プレドニゾロン錠

  • 67

    潰瘍性大腸炎の病態に説明として正しいのはどれか。

    症状は再燃と寛解を繰り返す。

  • 68

    26歳男性。1日数回の下痢を繰り返し、また、血便が出ていたので近医を受診した。検査の結果、潰瘍性大腸炎と診断され、メサラジン錠を用いた治療を開始した。2年後、出血性下痢の増加と腹痛を認めるようになり、薬物はメサラジン錠とプレドニゾロン錠の併用に変更になった。この患者の病態と薬学的管理について適切なのはどれか。3つ選べ。

    感染症にかかりやすい。, メサラジンの副作用として、消化器症状に気をつける。, 定期的に大腸がんの検査を受ける。

  • 69

    潰瘍性大腸炎に関する記述のうち、正しいのはどれか。3つ選べ。

    長期経過例では、しばしば大腸癌を合併する。, 病理組織学的には、病変が筋層や漿膜に及ぶことはほとんどない。, 長期間にわたる持続又は反復する粘液便、血便を主症状とする。

  • 70

    大腸疾患とその治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    クローン病の病変は非連続的で、いわゆる飛び石病変を示す。, 潰瘍性大腸炎は、粘膜や粘膜下層を侵す疾患である。

  • 71

    潰瘍性大腸炎とその治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    副作用防止の点から、下部大腸の潰瘍性大腸炎の治療に副腎皮質ステロイド薬が注腸されることがある。, 潰瘍性大腸炎では慢性の血便が認められる。

  • 72

    グリコピロニウム臭化物・インダカテロールマレイン酸塩の処方目的を簡潔に述べよ。

    呼吸機能の安定化

  • 73

    カルボシステインの処方目的を簡潔に述べよ。

    喀痰排泄の促進

  • 74

    サルブタモール硫酸塩エアゾール100μgの処方目的を簡潔に述べよ。

    急性増悪期の呼吸機能の改善

  • 75

    67歳男性。慢性閉塞性肺疾患と診断されて、下記の薬物が処方された。 (処方1) グリコピロニウム臭化物(63μg)・インダカテロールマレイン酸(143μg)吸入用カプセル 全28カプセル 1日1カプセル (1日1回)専用吸入器にて朝吸入 (処方2) カルボシステイン錠 250mg 1回2錠(1日3回)毎食後28日分 (処方3) サルブタモール硫酸塩エアゾール100μg 1日2吸入 苦しい時 薬剤を交付する前に、患者に確認すべき合併症を1つ挙げよ。

    前立腺肥大症

  • 76

    誤っている部分を訂正せよ。 胃食道逆流症は、幽門筋の収縮力が低下して、胃酸を含む内容物が食道に逆流することにより生じる。

    下部食道括約筋

  • 77

    誤っている部分を訂正せよ。 アトピー型気管支喘息では、抗原特異的IgEを介して抗原が結合して、B細胞が脱顆粒することにより、即時的反応が生じる。

    肥満細胞

  • 78

    誤っている部分を訂正せよ。 潰瘍性大腸炎の特徴的な症候に、タール便がある。

    粘血便

  • 79

    誤っている部分を訂正せよ。 スクラルファートの継続的な服用により、消化性潰瘍を生じる。

    アスピリン

  • 80

    誤っている部分を訂正せよ。 間質性肺炎では、一秒率が低下する。

    肺活量

  • 81

    誤っている部分を訂正せよ。 ブレオマイシンは、特発性肺線維症の治療薬である。

    ニンテダニブ

  • 82

    ウメクリジニウムの気管支収縮抑制作用の機序はどれか。

    アセチルコリンM3受容体遮断

  • 83

    呼吸器系に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    気道分泌液は、リゾチームなどの抗菌性物質や免疫グロブリンAを含んでおり、細菌感染を防ぐ役割をもつ。, 血中酸素分圧の低下は、頸動脈小体の化学受容器を刺激し、呼吸運動を促進する。

  • 84

    尿路感染症の記述のうち、正しいのはどれか。3つ選べ。

    男性高齢者では、前立腺肥大症が尿路感染症の原因となることがある。, 単純性尿路感染症の発症は、女性に多い。, 慢性腎盂腎炎は、尿路系に基礎疾患のある小児や高齢者に多い。

  • 85

    閉経前の急性膀胱炎患者に対する第一選択薬はどれか。

    ニューキノロン系抗菌薬

  • 86

    非淋菌性尿道炎に無効な抗菌薬はどれか。

    セフェム系抗菌薬

  • 87

    過活動膀胱の診断で必須の症状はどれか。

    尿意切迫感

  • 88

    過活動膀胱の病態とその治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    過活動膀胱のほとんどは、非神経因性が原因で発症している。, ミラベクロンは、β3受容体を刺激して過活動膀胱を改善する。

  • 89

    前立腺肥大症の病態と治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。3つ選べ。

    初期症状は、夜間頻尿が現れる。, 過活動膀胱を合併することがある。, デュタスタリド投与前に、前立腺がんの検査が必要である。

  • 90

    起立性低血圧を起こしやすい前立腺肥大症治療薬はどれか。

    プラゾシン

  • 91

    加齢黄斑変性の病態及び治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。

    ブルッフ膜内に蓄積した軟性ドルーゼンにより新生血管が生じる。, 滲出型の発症が多く、網膜浮腫や網膜剥離を起こす。, 黄斑部に新生血管が見られる病変には、光線力学療法が有効である。

  • 92

    肝炎の病態に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    慢性肝炎の原因のほとんどは、C型肝炎ウイルスである。, B型肝炎ウイルスは、成人感染の場合、そのほとんどが不顕性感染を示す。

  • 93

    肝炎治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    インターフェロン製剤は、C型肝炎ウイルスの遺伝子型1bに対して非常に効きにくい。, エンテカビルは、空腹時に服用すると吸収が良い。

  • 94

    劇症肝炎に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    急性肝炎発症後、8週間以内に昏睡Ⅱ度以上の肝性昏睡を来す急性肝不全である。, 急性肝炎発症後、肝性脳症が出現するまでの時間が遅いほど予後が悪い。