問題一覧
1
(102-12) ω6系列(n-6系列)の脂肪酸はどれか。1つ選べ。
4
2
(103-12) コレステロールの構造はどれか。1つ選べ。
1
3
(105-12) セルロースの構造として正しいのはどれか。1つ選べ。
5
4
(105-13) 副腎髄質ホルモンの生合成過程において、アドレナリンの前駆体として利用されるのはどれか。1つ選べ。
1
5
(108-13) アポトーシス細胞の細胞表面に露出してマクロファージによる貪食を促すホスファチジルセリンはどれか。1つ選べ。
5
6
(109-116) プリオン病では、プリオンタンパク質(PrP)の感染性を有した異常型が蓄積する。プリオンタンパク質の特徴として、正常型であるPrPcと異常型であるPrPscが相互作用(会合)すると、正常型から異常型へと変換されることが知られている。図1はNMRにより解析されたPrPcの立体構造、図2はPrPscの仮想の立体構造をそれぞれ安定な二次構造をわかりやすくリボン図で描いている。なお、図中には示されていないが、PrPcのC末端にはGPIアンカーが付加されている。 図3は、PrPの遺伝子配列から予想される翻訳産物をアミノ酸の一文字表記で示している。アミノ酸配列のうち、プロリン残基は黒点(●)で、グリシン残基は2重下線で示している。 以下の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
図2に示すPrPscは、図1に示すPrPcに比べてβシート構造が多い。, 図3に示すPrPに点在するプロリンはその環状構造ひより二次構造の形成とその規則性に影響を与えている。
7
(109-13) 核内受容体のリガンドの前駆体となるビタミンはどれか。1つ選べ。
レチノール
8
(107-114) 薬物Aに感受性のある培養細胞を用いて、その細胞内の代謝調節タンパク質Bについて調べることにした。 操作の流れを図1に示す。培地に薬物Aを添加して細胞を1時間培養した後、培地を除去してから細胞を回収した。細胞を破砕し、低速度の遠心操作で核画分を分離回収した。さらに高速度の遠心操作で、核を除いた細胞の膜画分を分離回収した。また、対照として、培地に薬物Aを添加しなかった細胞についても同様の操作を行った。 ドデシル硫酸ナトリウムを用いたポリアクリルアミド電気泳動(SDS-PAGE)にて、核画分及び膜画分中のタンパク質を分離し、タンパク質Bに対するポリクロナール抗体を用いてウエスタンプロットを行った。SDS-PAGEは、還元剤(2-メルカプトエタノール)を添加した条件と添加しない条件の2通りの方法で行ったところ、図2に示す結果を得た。 以上の実験とその結果から推測される記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
タンパク質Bは、分子間ジスルフィド結合を持つ。, タンパク質Bから生じた約30kDaのタンパク質は、核内に移行する。
9
(108-114) 二次元電気泳動は、等電点電気泳動とSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS-PAGE)を組み合わせたもので、ある生体試料中の多種多様なタンパク質をそれぞれ固有の等電点と分子量の違いを利用して分離ふる方法である。図1と図2は、二次元電気泳動の概要と実験結果を示したものである。 図1 等電点電気泳動:pH4〜10の連続的なpH勾配を形成させた棒状のゲルを準備する。このゲルを用いて電気泳動すると、試料中の各タンパク質はそれぞれの等電点の位置までゲル中を移動する。 (注:実際にはこの段階ではゲルは染色しないためタンパク質は見えないが、図1の下段では電気泳動後にタンパク質が等電点で分離しているイメージを示した。) 図2 SDS-PAGE:等電点電気泳動により試料中のタンパク質を
あ, い
10
(104-12) 末梢組織から肝臓へのコレステロールの輸送を主として担う血漿リポタンパク質はどれか。1つ選べ。
高密度リポタンパク質(HDL)
11
(108-116) リソソーム及びプロテアソームに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
プロテアソームは、巨大な筒状のプロテアーゼ複合体であり、ポリユビキチン化されたタンパク質を選択的に分解する。, プロテアソームは、キラーT細胞へ提示されるウイルス由来のタンパク質の分解に関わる。
12
(106-14) Michaelis-Mentenの速度論に従う酵素について、至適温度における気質濃度[S]と反応初速度vの関係、及び、この酵素のミカエリス定数Kmと最大反応速度Vmaxを示したグラフとして正しいのはどれか。1つ選べ。
1
13
(109-115) ペニシリン耐性の黄色ブドウ球菌が発現するβ-ラクタマーゼを精製し、反応速度論的解析を行った。β-ラクタマーゼの反応は以下のミカエリス・メンテン式に従うものとする。 v=(Vmax × [S])/(Km +[S]) 異なる濃度のペニシリンを含む10mLの反応液中に1ngのβ-ラクタマーゼを加え、反応生成物の量を測定したところ、ペニシリン([S])と1分間に生じる反応生成物の量(v)の関係は図1のようになった。また、ペニシリン濃度の逆数(1/[S])と1分間に生じた反応生成物量の逆数(1/v)をプロットしたところ、図2のうようになり、回帰直線の式は 1/v=75.0×1/[S]+15.0 であった。 以下の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。なお、測定中のペニシリン濃度の低下は無視できるものとする。
この酵素のVmaxの値は0.067nmol/mL・min(有効数字)である。, この反応系に競合阻害薬を加えて実験した場合、見かけ上のKmは5.0μmol/Lより大きくなる。
14
(109-111) 解糖系では、下の図1のように、D-グルコースがD-フルクトース1,6-ビスリン酸へと変換されたのちに、2分子のピルビン酸へと分解される。 また、図2のように、D-フルクトース 1,6-ビスリン酸は、アルドラーゼによって、代謝物AとBへ変換される。この反応はアルドール反応の逆反応である。 さらに、図3のように、代謝物AとBは細胞質中で酵素的に相互変換可能であり、代謝物Bはさらに代謝物Cを経て、ピルビン酸まで変換される。
解なし
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(107-113) 糖新生に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
糖新生の中間体であるホスホエノールピルビン酸の生成には、GTPが必要である。, グルカゴン刺激により、PEPCK遺伝子の発現が亢進する。
16
(109-114) ケトン体に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
グルコースに代わるエネルギー源となる。, 主に肝臓で作られて、血流を介して各組織に運ばれる。
17
(109-14) 血漿リポタンパク質のうち、その組成に占めるコレステロールの割合が最も高く、肝臓から全身の組織へのコレステロール輸送を主として担うのはどれか。1つ選べ。
低密度リポタンパク質(LDL)
18
(107-12) 尿素回路の代謝中間体であるオルニチンはどれか。1つ選べ。
1
19
(108-14) サイクリックAMP(cAMP)の結合により活性化されるリン酸化酵素はどれか。1つ選べ。
プロテインキナーゼA
20
(108-120) HbA1cに関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
HbA1cの生成はグルコース濃度に依存する。, HbA1c値は、赤血球寿命の影響を受ける。