問題一覧
1
世代をまたいで受け継がれた生活文化
伝承
2
伝承は( )では伝えられない
文字
3
生活文化を記述するため( )を行う
聞き書き
4
祭礼・年中行事などは( )による記録も行う
観察
5
民俗学の文献・論文では、調査対象の地域を( )と表記してきた
ムラ
6
ムラの区別
行政村と自然村
7
宮崎県椎葉村の村長中瀬淳が伝えていた狩猟伝承を記す、1909年
後狩詞記
8
佐々木喜善の語る岩手県遠野の民話を記す、1910年
遠野物語
9
カタツムリの地方呼称(方言)の周圏的な分布を明らかにする、1930年
蝸牛考
10
遠方で一致する呼称が中央の呼称よりも古いものと見なす
方言周圏論
11
正月に家々を訪れる年神はもともと先祖であったという仮説、1946年
先祖の話
12
風の地域名称や漂着物から南方から日本列島に至る、学生時代、伊良湖岬(愛知県)でヤシの実を拾った原体験(島崎藤村の詩)、1961年
海上の道
13
比較による地域差から時代的な変遷を推論した方法
重出立証法
14
海上や天上から来訪する神々
まれびと
15
渋沢敬三が設立
アチックミューゼアム
16
五来重は( )をキーワードに、庶民の間の民俗として伝承された仏教、仏教民俗を研究する
仏教の民俗化
17
五来重が仏教と習合した葬送儀礼の様相を明らかにする、1992年
葬と供養
18
一年中水が抜けない、地域により田下駄や田舟を使う
湿田
19
現在の水田は必要ないときには水を抜く
乾田
20
稲の種を直接田に播く
直播
21
現在の水田は明治末以降現代に至るまで盛んに行われる( )の結果
耕地整理・土地改良事業
22
沖積平野の場合、多数のムラで組織される( )が発達する
水利組織や番水・水番などの水利慣行
23
本田準備、耕起では( )を用いて田の土を起こす
鍬、鋤、犁
24
江戸時代に( )が普及=深耕に向く、田の荒耕しに使う
備中鍬
25
田植え、明治時代半ば過ぎから( )が全国的に奨励され、普及
正条植
26
灌漑・排水に使われる
足踏式水車
27
稲刈りと乾燥は、鎌によって稲を刈り取り、( )に掛けて乾燥する
ハサ
28
脱穀は、( )や( )で種籾を落とす
千歯、足踏式脱穀機
29
野菜・油揚げ・きのこ・いもがらなどを醤油で味付けしたものを飯にまぜる
かて飯
30
( )に雑穀・イモが多いからこそ、白飯の高盛や餅は( )になる
日常食、儀礼食
31
そばの古い形
そばがき
32
サツマイモ・ジャガイモの普及以前の主食
サトイモ
33
海中に網を張るために用いる
浮子、アバとも
34
旋網の一種で、小型から大型まで種々あり、大型の魚群を一網打尽にする漁業は資源管理の問題も起こしている方法
巻網
35
主に幔幕状に張る片網、網目にかけて獲る方法、網目の大きさでかかる魚が異なる
刺網
36
複雑な構成を持つ大型定置網、魚の通り道に垣網を張って身網(袋網)の中へ誘導する方法
建網
37
一本の幹縄に鈎をつけた枝糸を多量に取り付けて流し、一定時間放置して引き上げる方法
延縄
38
潜水漁、素潜りの潜水で貝類を獲る、女性を( )、男性を( )と表記する
海女、海士
39
捕鯨から加工・販売まで行う大規模な漁撈組織
鯨組
40
日本近海でツチクジラなど小型鯨類を捕獲
沿岸捕鯨
41
河川や湖沼において行われる漁業の総称
内水面漁業
42
内水面漁業は多くの場合( )となる
半農半漁の生業複合
43
船に祀り込める神、新造した船の船下し直前に込める
船霊
44
特に西日本で石を御神体とすることが多く見られ、独特の信仰がある
エビス信仰
45
漁業神としてのエビス信仰の特徴は寄ってくるものに対する信仰にある
寄神
46
海上の現在地や港の位置を知る技術に関わる山が、仰の対象となる
山アテ
47
港近くの高台から雲行き、風向きを見る( )と呼ばれるような場所に寺社が置かれる
日和山
48
水を司る神と観念されるため、龍神やこれを関わる蛇・弁天などの仰がある
龍神信仰、弁天信仰
49
古代の『延喜式』などに見られる( )の山は、一般的に人里に近く笠を伏せたような低い独立峰
神奈備
50
燃料・肥料の採取に用いられる山林
サトヤマ
51
林業・焼畑・狩猟・炭焼きなどの生業の場
オクヤマ
52
オクヤマにいる間に使用する日常とは異なる語彙
山言葉
53
筏(いかだ)を十四連つなぎ先頭に楫を操作する人、最後尾に竿を操作する人が乗り流す
筏流し
54
戦後、スギの植休が強力に推進されるが放置され問題になっている理由
外材増加、価格下落
55
山林が放置されるとどうなるか
土砂災害に弱くなる
56
山中に( )を作り、周辺の木材を伐採して製炭を行っていた
炭焼小屋
57
ウバメガシを原料とする( )は白炭の一種、赤外線放射が顕著
備長炭
58
轆轤(ろくろ)を用いて食器の木地(塗る前の状態まで仕上げたもの)を生産した人々
木地屋
59
自由伐採可の伝承を支えたのが、近世期の木地屋独自の支配体制と( )であった
木地屋文書
60
木地屋文書には小野宮( )が近江国小倉で木地屋をしたとするものがある=( )
惟喬親王、職祖
61
狩猟の猟期
冬
62
大きな風切り音を立てる猟具を投げつけ、雪穴に逃げだウサギを手づかみで生け捕る方法、ボウキレナゲ、シュウタンウチと言われた
威嚇猟
63
シカ・イノシシはともに罠猟・銃猟で捕獲される、銃猟では( )も使う
猟犬
64
イノシシがぬかるんだ地面に体をこすりつける習性=( )、これを行うところ=( )
ヌタをうつ、ヌタ場
65
冬季は専らクマ猟に従事する( )が生業として成り立つ
マタギ
66
クマの胆のうを使った薬
熊の胆
67
クマを頂上(尾根)に追い上げ待ちかまえた射手が銃で射殺する方法
巻狩
68
イノシシ・シカ・クマなど様々な解体の儀礼
チマツリ、ケマツリ
69
唱え言は( )を中心に広められた、鹿食免といわれた
諏訪大社
70
狩猟の由来伝承、仏教由来の唱え言から、狩猟儀礼の伝播・伝承に( )の行者が関わっていたことが推測される
修験道
71
年中行事の日は、日付もしくは( )により定められる
十干十二支
72
新暦に則ってそれまでどおりの日付で行事を行う
新暦
73
新暦の日付によらず、旧暦のままで行事を行う
旧暦
74
それまでの日付から1か月遅らせて、新暦の日付で行う
月遅れ
75
月の出まで共同飲食をする
月待
76
庚中の日の夜に青面金剛などの掛け軸を祀り日の出まで飲食する
日待
77
正月行事の中心は、元来( )を迎え祀ることにあった
年神、歳徳神
78
西日本ではブリ、東日本ではサケが食されている。現在ではおせち料理の一部に入れられていることも多い。
年取り魚
79
米・餅が中心に見える正月儀礼にあって、( )を伝える地域がある、サトイモ・ヤマイモなどを用いる
餅なし正月
80
畑作地帯で儀礼食としてイモが重視されたことを示す事例と捉えられたきっかけの書籍
坪井洋文、イモと日本人
81
農耕・養蚕が成功する様子を表現したもの
予祝
82
農耕に限らず、望ましい現象と似たことを行う呪術
類感呪術
83
成木責めなど( )と呼ぶ祈願の方法
強請祈願
84
粥占など、年頭にあたり一年間の豊凶を見る
年占
85
松飾りや注連(しめ)を集めて焼くこと
左義長
86
苗代の水口に木や竹を立て、焼米を供えて田の神を迎える
水口祭り
87
初田植えをする着飾った若い女性
早乙女
88
飾り付けた牛で代かきをした後、早乙女がササラでリズムを取り歌を歌いながらする田植え
花田植
89
田からとった苗を荒神やかまど神に供えること
サナブリ
90
労働力が必要な田植え・稲刈りの際は、賃金を介さずに労働力を交換する( )が広く行われた。
ユイ
91
人形送りのときに虫の依り代として、ムラの境まで送り川に流す人形を、西日本を中心では( )と呼ぶ
サネモリ
92
子どもたちがワラデッポウという藁の束で地面を叩くモグラ打ちなどと呼ばれる行事が伴う
十日夜
93
子どもたちが藁束などで地面をついて回り、イノコモチをもらう行事を伴う
亥の日
94
石川県の奥能登地方など、家の主人が田の神を迎え、料理や風呂で歓待する行事
アエノコト
95
同年齢の若者たちが集まって過ごしたり、共同生活を送る場所
若者宿
96
同年齢の若者たちが中学を卒業すると( )を頼み、その家を( )とする( )として共同生活を送る。
寝屋親、寝屋、寝屋子
97
伊豆半島以西の漁村で、当人同士が婚姻を希望しても親の反対でかなわない場合、若者仲間が娘を連れ出して、親に婚姻を迫る風習
嫁盗み
98
子どもたちのうち長男から順に分家して、最後に残った末子が相続するなどの相続方法
末子相続
99
親が長男にあとを譲ったのち、次・三男や女子を連れて分家をくりかえし、最後に親と同居した子が親のあとをつぐこと
隠居分家
100
年齢に応じて自分が所属する集団が上の世代の集団へ移っていく仕組み
年齢階梯制