問題一覧
1
<夏は夜がいい。 間夜でもたくさんのが飛び交っている。) また、 ただひとつふたつなど、 ほのかにうちひかりて行くも(をかし)。
すばらしい
2
笛をいと(をかしく)吹き澄まして、過ぎぬなり。
すばらしく
3
妻 「(をかし)」と思ひて、笑ひてやみにけり。
滑稽だ
4
<静縁法師が鴨長一明に自作の歌についての評価を聞いた。> 「(よろしく)侍り。」
悪くはない
5
<光源氏が三歳のとき、母である桐壺の更衣がしくなった。>(よろしき)事にだに、かかる別れの悲しからぬはなきわざなるを、 ましてあはれに言ふかひなし。
普通の
6
(ありがたき)もの身にほめらるる婿 。
めったにない
7
「さ候へばこそ、世に(有り難き)ものには侍りけれ」とていよいよ秘蔵しけり。
すばらしい
8
①家居の(つきづきしく)、あらまほしきこそ、 仮の宿りとは思へど、興あるものなれ。
似つかわしく
9
[春宮は]あてに(なまめかしく)おはします
上品
10
<光源氏は四十歳のお祝いをお迎えになるが、>(なまめかしく)、 人の親げなくおはしますを、
若々しく
11
藤の花は、しなひ長く、色濃く咲きたる、いと(めでたし)。
すばらしい
12
1日の装束(うるはしく)したる人の、 太刀带きて笏取り、
きちんと
13
[枇杷殿は]あまり御心(うるはしく)すなほにて へつらひ飾りたる 小国には負はぬ御相なり。
高貴な
14
(やむごとなき)人のかくれ給へるもあまた聞こゆ。
高貴な
15
この大臣の御おほいと(やむごとなき)に、
並々でない
16
(春宮は) 十一になりたまへど、ほどより大きに(大人しう)きよらにて
大人びていて
17
上人なほゆかしがりて、(おとなしく)物知りぬべき顔したる神官を呼びて、
思慮分別があり
18
(おとなしく)、もどきぬべくあらぬ人のいひ聞かするを、
主だっていて
19
[天香具山は]年ごろ(ゆかしう)思ひたりし所なりければ、
見たいと
20
山路来て何や(ゆかし)すみれ草
心ひかれる
21
[村上天皇は](なつかしう)なまめきたる方は、 延喜にはまさり申させ たまへり。
親しみ深く
22
(はづかしき)人の、歌の本末問ひたるに、ふとおぼえたる、我ながらう れし
立派な
23
<身分が高く教養がある人の住まいというものは、> うちある調度も昔覚えてやすらかなるこそ、(心にくし)と見ゆれ 。
奥ゆかしい
24
(うつくしき)もの。瓜にかきたるちごの顔。
かわいい
25
<男は新しい妻河内に持った。もとからの妻は河内に出かける男を こころよく送り出す。 疑念を抱いた男は出かけるふりをして庭の植え 込みに身を隠す。 妻は男の向かったであろう遠く険しい山の方を見つめ、男の身を案じる歌を詠んだのだった。> (男は) 限りなく(かなし)とおもひて、河内へも行かずなりにけり。
いとしい
26
[赤ちゃんが]かい付きて寝たる、いと(らうたし)。
かわいらしく
27
[女房は]髪ゆるるかに、いと長く、(めやすき)人なめり。
感じがよい
28
ただ文字 一つに、(あやしう)、あてにもいやしうもなるは、いかなるにかあらむ
不思議に
29
(あやし)の身には得がたき物にて、
身分が低い
30
(あやしき)舟どもに柴刈り積み、
粗末な
31
帝 、(さうざうし)とや思し召しけむ、 殿上に出でさおはしまして、
もの足りない
32
<勝負に負けたほうが 必ず仕返ししようとぴりぴりしているのもお もしろいが、> いと(つれなく)なにとも思ひたらぬさまにて、たゆめ過ぐすも、またをかし。
平然として
33
昔、をとこ(つれなかり)ける女にいひやりける
冷淡だっ
34
文ことば(なめき)人ごそいとにくけれ。
無礼な
35
夜いたくふけて、門をいたう(おどろおどろしう)たたけば、
大げさに
36
いと(おどろおどろしく)かきたれ雨の降る夜、
気味悪く
37
<新しい妻を得た男は全家財道具を運び出した。もとからの妻は言う。> 今日よりは(うき)世の中をいかでわたらむ。
つらい
38
女君は、暑く(むつかし)とて、御髪すまして
うっとうしい
39
<光源氏は女 (=夕顔) をある荒れ果てた院に連れていった。> 奥の方は暗うもの(むつかし)と、女は思ひたれば、
気味が悪い
40
(すさまじき)もの。昼ほゆる犬、春の網代
興ざめな
41
冬の夜の月は、昔より(すさまじき)物のにひかれて侍りけるに、
殺風景な