問題一覧
1
デバイス患者における自動車運転は何によって規定されている?
道路交通法
2
デバイス植込み患者において、自動車運転は と に分けられる
原則許可, 原則禁止
3
デバイス植込み患者の運転における、原則許可の条件 2つ
CRT-P植込み後に失神が無い 運転に支障をきたすのがあきらかでない
4
デバイス患者における原則禁止の条件 3つ
ICD、CRT-D植込み患者 不整脈による失神の既往 失神の可能性があるが、デバイスの植込みをしていない患者
5
デバイス患者による運転において、原則禁止の条件に当てはまるものは、 の有無に関わらず、原則禁止となる
免許センターへの出頭
6
運転免許更新の際や警察署、免許センターでの、質問票に虚偽報告をした場合の罰則
1年以下の懲役、もしくは30万以下の罰金
7
二次予防のためにデバイス植込みを行ったものの、運転制限期間
6ヶ月
8
一次予防のためのデバイス植込み患者における運転制限期間
7日間
9
ICD適切作動(ATPも含む)を伴った患者の運転制限期間
3ヶ月
10
ICD不適切作動(失神あり)の場合の運転制限期間
なし(運転禁止)
11
ICDの電池、リード交換後の運転制限期間
7日
12
ICD交換後(失神あり)の運転制限期間
3ヶ月
13
デバイス植込み患者における、中型、大型、第2種免許の運転制限期間
なし(運転禁止)
14
運転制限期間中にあると運転再開を許可できないもの 3つ
ICD作動 意識消失 医師による制限
15
飛行機のパイロットにおける、ICD、CRT-D植込み患者の取り扱い
不適格
16
鉄道運転士のICD、CRT-D植込み患者の取り扱い
各社の社内規定に従う
17
バス運転手におけるCRT-D、ICD植込み患者の取り扱い
不適格
18
ICD、CRT-D植込み患者のバイク運転の取り扱い
自動車運転に準じて判断する
19
ICD、CRT-D植込み患者の船舶運転における取り扱い
医師による身体検査証明書の提出が必要
20
デバイスの遠隔モニタリングの患者側のメリット 4つ
不整脈やリード、デバイスの不具合を早期診断できる 入院期間の短縮 予後改善 外来回数削減による経済的負担、外来待ち時間の削減
21
デバイス遠隔モニタリングにおける、医療側のメリット 3つ
対面診療削減による業務軽減 入院回避及び入院期間の短縮 デバイスの設定変更や治療方針の検討
22
デバイス遠隔モニタリングシステムにおいて、データはどこに保存されるか
メーカーのサーバ
23
デバイス遠隔モニタリングシステムにおいて、データは中継機を使用してサーバに送られるが、どのような回線を用いるか 2つ
電話回線 3G回線
24
デバイス遠隔モニタリングシステムにおいて、データを送信する際の様式2つ
定期送信 アラート送信
25
デバイス遠隔モニタリング患者のエビデンスⅠの条件 2つ
年一回以上の定期診察があり、プログラマーによるチェックを行う患者 院内ワークフローを用いたCIED患者
26
デバイス遠隔モニタリングにおけるエビデンスⅡaの条件
全てのCIED患者
27
デバイス遠隔モニタリングによる指導を行った際、管理料の請求の条件 2つ
月1回請求できる 最大で11ヶ月請求できる
28
ペースメーカの管理料は何点?
300点
29
着用型ICDの管理料
360点
30
ICD、CRT-Dの管理料
520点
31
ペースメーカ患者の遠隔モニタリング管理料
260点
32
ICD、CRT-Dの遠隔モニタリング管理料
480点
33
外部からの電磁界によるセンシング回路の損傷、誤作動を誘発することをなんと言う
電磁干渉
34
人体に電流が直接流れることによって起こる電磁干渉
伝導電流
35
IH調理器や大型モーターによる電磁干渉をなんと言う
変動磁界
36
人体が高電圧の交流磁界にさらされた時の電磁干渉(高圧電線周囲等)
交流高圧電界
37
10ガウス以上の磁力がリードやデバイスに流れる電磁干渉
静磁界
38
プログラマの周波数と一致した電磁波を受けた場合の電磁干渉
高周波電磁波
39
電磁干渉による異常を疑う場合の対処法 3つ
使用している機器の停止 機器との距離をはなす デバイスチェックを行う
40
デバイスや回路に異常を生じた場合に基本機能用の設定値に自動で切り替わる機能をなんという?
デバイスリセット
41
デバイスリセットがおこると、どのようなペーシングがされるか
決められた下限レートでVVIモードでペーシング
42
外部信号によるデバイスの誤作動を防ぐ機能をなんという?
ノイズリバージョン
43
ノイズリバージョンではノイズを感知した時にどんなペーシングをするか
下限レートで非同期モード(AOO、VOO、DOO)
44
デバイス植込み患者は常に を携帯し、紛失した際は を依頼する
ペースメーカ手帳, 再発行
45
ペースメーカ手帳を使用する状況 4つ
フォローアップ病院以外の受診 事故や緊急時 金属ゲートでの検査 海外渡航
46
ペースメーカ手帳の記載内容として正しいものを答えよ
デバイスやリードに関する情報, 植込みを行った病院の情報, フォローアップ病院の情報, 設定値の情報, 交換の情報, 外国語での表記, 患者本人の情報, 自己管理記録, MRIの適用, 安全上の注意事項
47
医療機器トラッキング制度では、植込み当時以降に不具合が出た場合、情報提供がされるが、情報提供元と情報提供先をそれぞれ答えよ
情報提供元 販売メーカー 情報提供先 医師、患者
48
医療トラッキング制度では利用するかどうかは であり、使用する時は が必要となる
任意, 同意
49
デバイス植込み患者のデータは に保管され、 及び で守秘義務が課される
販売元, 薬事法, 個人情報保護法
50
医療機器トラッキング制度の対象となるデバイス 5つ
ペースメーカとリード ICDとリード 植込み型補助心臓 人工弁及び弁輪 人工血管
51
デバイス患者におけるMRI検査でデバイスが受ける影響 4つ
発熱による焼灼 意図しない刺激 不適切なペーシング抑制(オーバーセンシング) デバイスリセット
52
デバイス植込み患者でMRI検査しても良い条件 施設側 5つ
放射線科、循環器内科、循環器外科を標榜している 条件付きMRI対応デバイスの説明書に記載されている条件 MRI技術者が配置され、装置の精度、安全管理が可能である デバイスの診療経験があり、管理が行える デバイス患者のMRI検査を行うための研修を受けている
53
デバイス植込み患者でMRI検査しても良い条件 患者側 6つ
・デバイス本体、リードがMRI対応のもの ・デバイス、リード植込み後6週間が経過している ・デバイス本体が胸部に植込まれている ・使用していないリードやその他金属が体内にない場合 ・デバイスデータが許容範囲内 ・条件付きMRI対応カードと手帳の提示ができる
54
条件付きMRI対応カードの発行はどこが行うか
デバイスの製造元
55
条件付きMRI対応カードの記載内容 4つ
患者氏名 植込み施設 デバイス機種名 リード植込み日
56
MRI検査を行う際、自己脈がある場合の設定
ペーシングOFFモードにする(spike on Tを防ぐ)
57
MRI検査時に非同期モードにする事で発生するICD、CRT-Dのリスク
センシングできないため、ショック作動やATPが出来ない
58
電磁波の環境調査は からの要請、 からの要請で が に環境調査を依頼できる
産業医, 患者本人, 主治医, デバイス製造元
59
難治性不整脈によるICD、ペースメーカの植込みは障害認定の程度は何級になるか
3級
60
重症心不全患者におけるCRT、CRT-Dの植込みは障害認定で何級になるか
2級
61
就学における、学校内での適切な措置、指導は の責任のもと、 が行う
学校長, 学校医
62
カテコラミン誘発性VT患者は で行動し、 での通学は禁止とする
複数人, 自転車
63
CRT植込み患者の通学は 、 による通学に限定する
公共交通機関, 自家用車
64
デバイス患者が就学する場合、 は基礎疾患と心機能を、考慮し を作成し、運動制限する
主治医, 学校生活管理指導表
65
デバイス植込み患者のうち、運動に際してどのような時に注意が必要か 3つ
胸部に衝撃が加わる運動 リードの過伸長の起こる運動 デバイスを腹部に植込みしている時
66
就労の際に、デバイス植込みしていることを根拠に解雇や不当な扱いをしてはならないことを示した法律 2つ
労働基準法 労働契約法
67
身体障害者手帳の交付を行うのは? 3つ
都道府県知事 中核市長 指定都市市長
68
デバイス植込み患者の障害は何級があるか
1、3、4級
69
身体障害の認定基準のうち、1級の定義 2つ
自己の日常生活が極端に制限されるもの メッツ2未満
70
心臓機能障害の3級の定義 2つ
家庭内での日常生活が著しく制限される メッツ2〜4
71
心臓機能障害4級の定義 2つ
社会での日常生活が著しく制限される メッツ4以上
72
身体障害の再認定までの期間
3年以内
73
障害年金の受給要件 4つ
・公的年金加入中に初診日がある ・一定の障害状態である ・初診日の前々月までの加入期間のうち2/3以上年金を納めているか免除されている ・初診日が65歳未満で、初診日の前々月までの1年間で未納期間がないこと
74
洞頻脈時のICD不適切作動の原因 2つ
不適切な頻拍検出ゾーン 不適切なオンセット設定
75
洞頻脈時のICD不適切作動の対処法 4つ
・洞頻脈の抑制 ・頻拍検出ゾーンの引き上げ ・頻脈検出から治療までの時間延長 ・オンセット設定の見直し
76
AF時のICD不適切作動の原因 3つ
・不適切な頻拍ゾーン ・不適切なセンシング設定 ・不適切なスタビリティ設定
77
AF時のICD不適切作動の対処法 4つ
・薬物治療によるレートコントロール ・カテーテルアブレーションによる治療 ・頻拍検出ゾーンの引き上げ ・スタビリティ設定の見直し
78
T波オーバーセンシングでのICD不適切作動の原因 3つ
・R波の低下 ・QT延長 ・高いT波
79
ペースメーカーにおけるT波オーバーセンシングの対処法 3つ
・センシング感度を鈍くする ・センシング極性の変更 ・センシングフィルタ設定の変更
80
ICDリードの損傷によるデメリット2つ
・ノイズの混入 ・ショック治療ができなくなる
81
リードの完全断裂と部分断裂での変化をそれぞれ答えよ
完全断裂 インピーダンスの上昇 部分断裂 ノイズの混入
82
デバイス関連の急性合併症として、正しいものを選べ
気胸、血胸, 心穿孔, 不整脈, 空気塞栓, リード損傷, 動静脈瘻, 静脈穿孔
83
デバイス挿入後の慢性合併症
ペーシング閾値の上昇, リード断線, アレルギー反応, 血栓塞栓症, 皮膚圧迫壊死
84
ルーズピンに伴うペーシング不全の際、すぐに再手術ができない場合 や を行う
テンポラリ挿入, 経皮的ペーシング
85
オーバーセンシングの原因 3つ
筋電図やノイズの混入 T波オーバーセンシング リードの接触
86
ICDにおけるアンダーセンシングの原因 2つ
心臓起電力の低下 Pafに伴う波高の低下
87
心房イベントを心室リードでセンシングすることをなんと言う?
クロストーク
88
クロストークの原因 2つ
高い心房出力 高い心室センシング
89
心室イベントを心房で感知することをなんという?
FFRWS
90
FFRWSのtypeⅠとⅡの対処法
typeⅠ PVABを延長する typeⅡ 心房センシング感度を鈍くする、心室センシング感度を高くする
91
RNRVASの原因 3つ
AV delayが長い PVARPが長い 早い下限レート
92
デバイス感染での診断に必要な検査 5つ
症状の臨床診断 TEE等の疣贅の検出 PET検査 標識白血球シンチグラフィック 血液検査データ
93
リード抜去後に提出する細菌検査検体 3つ
リード及びデバイス本体 血培2セット ポケット部のぬぐい液
94
デバイス感染の治療 2つ
リードを含むデバイスの完全抜去 7〜10日の抗菌薬投与
95
デバイス植込み前 前から抗菌薬の投与を行う
30〜60分前
96
CRTにおける有効ペーシング率の基準値
92〜98%
97
ペースメーカーにおける横隔膜刺激の対処法 3つ
リード極性の変更 電極位置の変更 ペーシング出力を下げる