問題一覧
1
高熱を1~3日ごとに繰り返す
間欠熱
2
熱発作を不定期に反復する
回帰熱
3
日差が1℃以内の高熱の持続
繋留熱
4
日差が1℃以上の高熱の持続
弛緩熱
5
長期の不定熱が持続
波状熱
6
数日間の間隔をおいて2回の発熱
二峰熱
7
数日間の発熱
単純熱
8
濁音
筋肉のように空気を含まない臓器
9
清音
気体を含んだ器官に発生する有響音
10
満音
不規則で低調、健康な肺で認められる音
11
鼓音
比較的高調で清澄な音、ガス貯留など
12
破壺音
肺の空洞表面を叩く、肺濁音部との境界など
13
EDTA-2K
Caキレート, 血液塗抹標本
14
ヘパリン
抗トロンビン作用・抗トロンボプラスチン作用, 血液生化学検査
15
クエン酸ナトリウム
Caキレート, 血液凝固・線溶系検査
16
シュウ酸アンモニウム
Caキレート, 血球算定
17
再生性貧血
失血性貧血, 溶血性貧血
18
再生性貧血にみられる血液像
ハウエル・ジョリー小体, 網状赤血球, 多染性赤血球、大小不同
19
急性炎症
未成熟好中球<成熟好中球 ⇒ 再生性左方移動, 未成熟好中球>成熟好中球 ⇒ 変性左方移動
20
慢性炎症
左方移動は軽度あるいは認められない, 成熟好中球を主体とする総白血球数の増加
21
類白血病反応
著しい左方移動, 総白血球数が50,000/µlを超える
22
高張性脱水
水分の喪失はあるが、電解質の喪失はほとんどない, 水分は内液⇒外液へ移動
23
低張性脱水
電解質のみ喪失, 水分は外液⇒内液へ移動
24
等張性脱水
水と電解質喪失, 水分の移動なし
25
小腸性下痢
便の量が増加, 脂肪便を呈する
26
大腸性下痢
血便を呈する, しぶりの症状を呈する, 粘血便を呈する
27
猫の栄養学上の特異性
犬と比べてタンパク質要求量が多い, 犬に比べてアラキドン酸合成能力が低い, アルギニン要求量が多いため、不足を生じやすい
28
消失半減期
血中薬物濃度が半減するまでに要する時間
29
定常状態
投与を繰り返すことで血中濃度の変動が一定範囲に収まった状態
30
トラフ値
定常状態に達した後、次の薬物投与前の最低血中濃度
31
薬剤耐性株の出現を抑制するには
抗菌剤の Cmax/MPCまたはAUC/MPCを高くする必要がある
32
β ‐ラクタム系抗菌剤の殺菌作用は
時間依存性である
33
アミノグリコシド系抗菌剤は
濃度依存性である
34
フルオロキノロン系抗菌剤は
濃度依存性である
35
急速適応受容体 (RAR)が多く存在する気道
喉頭, 気管, 主気管支
36
吸気時間のみの延長が認められた場合に疑われる呼吸器疾患として最も適切なもの
上気道疾患
37
吸気困難
上気道疾患の可能性
38
呼気困難
末梢気道~肺実質疾患の可能性
39
吸気呼気困難
中枢気道疾患の可能性
40
浅速呼吸
肺間質及び胸腔内疾患の可能性
41
ストライダー
喉頭~気管の異常, 開口時にもあり、興奮時に大
42
高調スターター
鼻腔内の異常, 開口時になし、安静時に大
43
低調スターター
鼻咽頭内の異常, 開口時になし、安静時に大
44
中枢気道症状の詳細な確認
乾性持続性咳, 吸気・呼気両相性異常呼吸音, 吸気呼気困難
45
末梢気道・肺実質症状の詳細な確認
頻呼吸, 安静時もチアノーゼ, 呼気努力, 慢性咳(2か月以上続く)
46
レ ッチング (空嘔吐)を伴う発咳が認められやすい気道の疾患部位
喉頭, 末梢気道
47
末梢気道・肺実質における疾患の症状について誤っているもの
呼吸数の低下
48
PCO2が上昇
呼吸性アシドーシス
49
HCO3 -上昇
代謝性アルカローシス
50
呼吸性アシドーシス
上・下気道の閉塞, 肺実質疾患, 代謝性アルカローシスに対する代償反応
51
呼吸性アルカローシス
肺間質疾患, 代謝性アシドーシスに対する代償反応
52
pH7.4以下
アシドーシス
53
Ⅱ型呼吸不全の要因として誤っているもの
肺間質疾患
54
I型呼吸不全
酸素を取り込めない but 二酸化炭素は出せる, 拡散障害, 換気/血液不均等, シャント
55
原発性気管虚脱
吸気・呼気共に、胸郭前口部気管で気管軟骨輪の扁平化, 小型犬で好発, 発症年齢は若齢期と中年齢期
56
動的頚部気管虚脱
上気道疾患を伴うことにより発症する, 吸気時に頚部~胸郭前口部の扁平化が生じる, 気管軟骨の扁平化は認めない, 膜性壁の陥入
57
気管・気管支軟化症
呼気時に胸腔内気管及び気管支の扁平化が生じる, 気管軟骨の扁平化は認めない, 膜性壁の陥入, 慢性咳
58
気管形成不全
気管全域の直径が先天的に狭小化, 一般に短頭犬種で認められる, 重症度は呼吸器又は心血管系の合併症の有無に大きく依存, X線検査:頚部及び胸部の気管の狭窄化
59
犬伝染性気管気管支炎
一般的には急性咳, ワクチン接種歴, 細菌培養検査は意義が低い
60
犬の慢性気管支炎
中年齢以上の小型犬種で最もよく見られる, 肥満犬で多い, 2か月以上継続する慢性咳(ターミナルレッチ伴う), 重症例では呼気努力, 治療には抗炎症薬を用いる
61
猫の気管支疾患(喘息)
原因は特定の抗原吸入によるⅠ型アレルギー反応である, 治療にはステロイ ドの投与を行う, X線検査では肺過膨張がみられやすい, 気管支肺胞洗浄により好酸球の増多がみられる
62
気管支拡張症
気管支の慢性的で不可逆的な拡張, 基礎疾患により二次性に発生, X線検査で円柱状・嚢状の気管支拡張がみられる