問題一覧
1
負荷偏位検査(前方不安定性)
前方不安定性の評価 患者が多方向の不安定性を有している場合は、前方偏位と後方偏位のいずれもが正常側に対して障害側で大きくなる。
2
肩前方脱臼不安感テスト
前方不安定性の評価 テストが陽性の場合,患者の顔に不安感や警告表情が表れ,これ以上運動を進めることが困難になる.
3
負荷偏位検査 (後方不安定性)
後方不安定性の評価 患者が多方向の不安定性を有している場合は、前方偏位と後方偏位のいずれもが正常側に対して障害側で大きくなる。
4
サルカスサイン(溝徴候)
下方(多方向)不安定性の評価 サルカスサイン(溝徴候)の出現は、肩関節の下方不安定性や肩甲上腕関節の緩みを示 す。
5
ニアーのインピンジメントテスト
インピンジメントの評価 苦痛の表情となればテストは陽性で、棘上筋やときには上腕二頭筋腱の過用障害を示唆するものである。
6
ホーキンス・ケネディテスト
インピンジメントの評価 この運動により烏口鎖骨靭帯の前面と烏口突起に棘上筋が押しつけられる。 疼痛は、棘上筋の腱鞘炎・腱炎、あるいは二次性のインピンジメントの陽性を示す。
7
後内方インピンジメントテスト
インターナルインピンジメントの評価 肩の後方で局所的な疼痛が出現すれば、陽性と判断する。
8
ヤーコムテスト
インピンジメントの評価 この運動により烏口鎖骨靭帯の前面と烏口突起に棘上筋が押しつけられる。 疼痛は、棘上筋の腱鞘炎・腱炎、あるいは二次性のインピンジメントの陽性を示す。
9
クランクテスト(バンカート損傷)
関節唇の病変の評価 コツンという音や軋む音がすれば陽性と判断され、関節唇の断裂を示唆する。
10
前方すべり検査(SLAP損傷)
関節唇の病変の評価 関節唇の断裂があれば、関節唇の上を“ポン”“バリッ”という音を伴って上腕骨頭が滑り、患者は 肩関節の前上方に疼痛を訴える。
11
Speedテスト(上腕二頭筋テスト)
筋・腱の病変の評価 陽性では、結節間溝の圧痛(疼痛)が増強し、上腕二頭筋腱炎を示唆する所見をみ とめる。
12
Yergasonテスト
筋・腱の病変の評価 陽性では、結節間溝の圧痛(疼痛)や腱の結節間溝からの逸脱が認められ、上腕二 頭筋腱炎が示唆される。
13
棘上筋テスト
筋・腱の病変の評価 外転運動に対する抵抗を加え、筋力低下や疼痛の有無をみる。テストが陽性の場合、棘上筋あるいは腱の断裂が示唆される。
14
リフトオフ徴候
筋・腱の病変の評価 この動作ができなければ、肩甲下筋の損傷を示す。 検査中の肩甲骨の異常な動きは、肩甲骨の不安定性を示す。
15
腕落下検査(コッドマンテスト)
筋・腱の病変の評価 陽性テストでは,患者は徐々に上肢を下げることができないか,あるいは激痛を伴っており,肩回旋筋腱板損傷を示唆している.
16
靱帯不安定検査
内反、外反の不安定性を評価 過度の不安定性、弱いエンドフィール、疼痛あり。
17
テニス肘 方法1(Cozenテスト)
外側上顆炎の評価(テニス肘) 上腕骨外側上顆に激痛が起こる
18
テニス肘 方法2(Mill’s テスト)
外側上顆炎の評価(テニス肘) 外側上顆に疼痛が走る
19
上腕骨内側上顆炎(ゴルフ肘)
内側上顆炎の評価(ゴルフ肘) 内側上顆 に疼痛が走る
20
肘でのTinel徴候
感覚神経繊維の再生度合いの評価 尺骨肘頭と上腕骨内側上顆との間に形成される肘部管で尺骨神経を 叩打すると,陽性の場合,神経圧迫部より遠位部の前腕や手の尺骨神経支配領域にチクチク感が起こる