問題一覧
1
次は、巡回連絡に関する記述であるが、妥当でないのはどれか。
夜間における単身居住の女性宅への巡回連絡を行う必要があったので、男性巡査と女性巡査部長の2名で実施した。女性の幹部が同行しているので幹部の承認を得る必要はない。
2
次は、地域警察官の相談受理について説明したものであるが、妥当でないものはどれか。
相談者が、主管課に直接相談を希望しており、主管課が直ちに対応する場合は、必ず相談受理票を作成して速やかに引き継ぐとともに、相談内容受付表を作成し、地域課長に報告する。
3
次は、被害者等の個人情報に配慮した捜査書類作成要領について記載したものであるが、妥当でないものはどれか。
交番相談員は、警察官が不在で、乗り物盗の被害届を代書する際、 集約報告書を作成して、 被害届と一緒に警察官に引き継がなければならない。
4
次は、微罪処分に関する記述であるが、妥当でないものはどれか。
被疑者が公務員、教員(専門学校、塾の講師は除く)、保育士、法曹関係者、医師、税理士、新聞記者、銀行員(信用組合、信用金庫を含む)、警備員(要職、現金輸送従事者)の場合、清廉性が求められる職業に就いていることから、微罪処分になじまない。
5
次は、酒に酔って公衆に迷惑をかける行為の防止等に関する法律(いわゆる「めい規法」、以下「本法」という。)について述べたものであるが、妥当でないものはどれか。
「公衆」とは、不特定かつ多数人のことをいうので、公衆の一員と認められる状態であっても、1人しかいない場合には公衆とはいえない。 例えば、 飲食店の客室に従業員以外に1名の客しかいない状況は、ここでいう「公衆」 には当たらない。
6
次は、 万引き事件に関する記述であるが、 捜査手続として妥当でないものはどれか。
18歳の被疑者を取り扱った場合は、令和4年4月1日に施行された改正少年法により成年年齢が引き下げられたことから、 要件を満たせば、 特定少年として微罪処分することができる。
7
次は、地域課における事件処理等に関する記述であるが、妥当でないものはどれか。
地域課で処理する窃盗事件の被疑者に対して、複数回任意出頭を求めて取り調べた場合は、同一事実に関する取調べであったとしても、その都度被疑者取扱簿を作成してその状況を明らかにしておかなければならない。
8
次は、司法警察職員捜査書類簡易書式例(以下「簡易書式例」という。)について述べたものであるが、妥当でないものはどれか。
公務執行妨害罪は、 簡易書式例の対象事件ではないので、 その手段が簡単であり、かつ、被害が軽微な事件の場合でも、簡易書式例を用いて実況見分調書を作成することはできない。
9
次は、酒に酔って公衆に迷惑をかける行為の防止等に関する法律(略称「めい規法」。以下「本法」という。)について記述したものであるが、妥当でないものはどれか。
本法第5条第2項にいう「制止」 とは、 警察官が単に口頭で「やめなさい」 と声を掛ける行為も該当する。
10
次は、地域警察における事件管理についての一部改正について (令和4年2月28日通達乙 (地 指, 搜2) 第6号。以下「通達」という。)に定められた事件管理要領等について説明したものであるが、妥当でないものはどれか。
地域課で処理する事件に係る捜査書類を訂正等の理由により、 保管場所から出し入れする場合は、 警部以上の地域警察幹部の指揮を受けてから実施する。
11
次は、自転車の窃盗及び占有離脱物横領事件の取扱いについて説明したものであるが、妥当でないものはどれか。
日本語を理解できない外国人が自転車の窃盗の被疑者であった場合、 微罪処分の要件を満たしていたとしても、外事事件に該当するため、微罪処分をすることができない。
12
次は、 万引き事件の処理について記載したものであるが、妥当でないものはどれか。
万引き事件の被害品については、 基本書式例・ 簡易書式例対象事件の別を問わず、 写真撮影すれば押収の必要はない。
13
次は、東京都水上安全条例に関する記述であるが、妥当でないものはどれか。
本条例第14条は、 危険操縦の禁止について規定したものであるが、本条例違反が成立するには、他の船舶に衝突や接触するなどの具体的な危険の発生を必要とする。
14
次は、軽犯罪法について説明したものであるが、妥当でないものはどれか。
第31号(業務妨害の罪) の「妨害する」とは、業務の円滑な遂行に支障を来させることをいうが、妨害の結果、 その業務の遂行がいくらかでも困難になるという実害が発生したことまでは要しないと解されている。
15
次は、微罪処分について説明したものであるが、妥当でないものはどれか。
外国人が被疑者であっても、要件を充足していれば微罪処分を行うことは可能であるが、観光目的等で短期滞在の外国人が被疑者の場合は、微罪処分の要件具備されている場合でも微罪処分することはできない。
16
次は、司法警察職員捜査書類簡易書式例適用対象事件に関する記述であるが、妥当でないものはどれか。
犯行が単純であり、かつ、証拠の明らかな遺失物等横領事件のうち、 金員を対象とするものについては、費消先の裏付け捜査が必要となるため、偶発的犯行であっても簡易書式例により送致することはできない。
17
次は、警ら用無線自動車等に関する記述であるが、妥当でないものはどれか (複数)。
緊急走行時において高速自動車国道の本線車道における最高速度は120km/h、一般道路等における最高速度は100km/hである。, 犯罪の予防、鎮圧及び捜査、被疑者の逮捕、交通の取締り、 警備活動その他警察活動のための警察職員が使用中の車両は、 駐停車禁止場所及び法定駐車禁止場所の対象から除外される。, 緊急自動車の特例を受けるものとして、通行禁止道路通行、 安全地帯や立入禁止部分への侵入、歩道通行、 左側追越し、 キープレフトの原則除外、 進路変更禁止場所での進路変更等の特例があるが、 車間距離の保持や徐行場所での徐行等については緊急自動車の特例は認められず、遵守しなければならない。
18
次は、泥酔者等の保護取扱いに関する記述であるが、妥当でないものはどれか。
本署において保護した泥酔者等が、 暴行事件の被疑者であった場合は、速やかに捜査手続に移行するため、 保護を継続したまま取調べを実施することができる。
19
次は、地域警察官の行う事件処理等に関する記述であるが、 正しいものはどれか。
軽犯罪法第1条第32号 (田畑等侵入の罪) における 「入ることを禁じた場所」とは、所有者や管理者等の立入禁止の意思が客観的に表示されていると認められる場所をいい、その立入禁止の方法は、 立札、 貼札等の書面、 柵や垣根等の方法によるものでも、例えば、番人を置き、その都度呼び止めるというような口頭によるものでもよい。
20
次は、緊急配備等に関する記述であるが、妥当でないものはどれか。
緊急配備対象事件の1つに 「集団的暴力事件のうち重要なもの」が挙げられるが、 この 「集団的暴力事件」には、暴力団の対立抗争事件その他組織を背景とした暴力事件は含まれるが、極左暴力集団によるテロ、 ゲリラ事件は含まれない。
21
次は、巡回連絡に関する記述であるが、妥当でないものはどれか。
巡回連絡を実施する際は、個人情報の紛失防止のため、巡回連絡簿そのものは持参せず、事前に訪問経過システムにて訪問対象世帯のみを出力した訪問経過表を持参して行う。
22
次は、地域警察における事件管理に関する記述であるが、 正しいものはどれか。
地域課が処理する事件については、 「原則として3か月以内に事件を処理するものとする。」となっているが、 微罪処分の処理期間についても、捜査過程は送致事件と変わりないことから、原則3か月以内に処理すればよい。
23
次は、公衆接遇弁償費の取扱いについて説明したものであるが、妥当でないものはどれか。
取扱主管者は、交番等において公衆接遇弁償費取扱いの適正を期するため、 担当幹部の巡視の際に、 現金等の保管場所、関係書類の記帳及び拾得金の立替状況、 保管現金の突合等について確認させること。 また、 毎年1回以上、期日を決めて関係簿冊を提出させ、関係簿冊の残額と保管現金が合致しているか等、 取扱いの状況を検査し、その適正を期すること。
24
次は、地域警察官が行った活動について記載したものであるが、誤りはどれか。
街頭活動中、 (特例) 特定小型原動機付自転車(電動キックボード等) に乗車し赤信号無視をした男を現認したことから停止させ、身分証等の提示を求めたものの何も所持していなかった。 しかし、本件は運転免許証を保有せずに運転できる車両での交通違反であったことから、 男が供述した住所及び氏名等により、交通反則切符を作成し交付した。
25
次は、110番処理簿に関する記述であるが、妥当なものはどれか。
ピーフォンで入力した迷い子・迷い人に関する人定事項は、登録することにより通信指令端末に反映することができる。
26
次は、泥酔者等の保護取扱いに関する記述であるが、妥当でないものはどれか。
めい規法第4条第1項違反の被疑者に対し、 保護措置を優先させて保護室に収容する場合であっても、犯罪を立証する上で飲酒状況を明らかにする必要があることから、保護室内で飲酒検知を実施することは可能である。
27
警視庁緊急配備規程に定められたものであるが、妥当でないものはどれか。
緊急配備等の発令及び解除は、 地域部長又は警察署長が行うものとする。 ただし、警察署長が行う発令及び解除は、キロ圏配備、自署配備に限るものとする。
28
次は地域警察活動に関する内容であるが、妥当でないものを選びなさい。
車両進入禁止の標識と自転車を除くという補助標識がある道路に、 特定小型原動機付自転車が進入してきた場合、 通行禁止違反として、 反則切符を作成し告知できる。
29
次は、地域警察における事件管理について説明したものであるが、誤っているものはどれか。
捜査主任官に指名されている地域係長が人事異動となる場合は、 捜査主任官引継書に 担当する事件の未送致事件一覧表等を添付し、 一件書類及び証拠物件とともに、地域課 長の点検を受け、署長に報告した後、 在籍する地域課課長代理又は地域係長に捜査主任 官の職務を引き継ぐものであるが、 捜査主任官に指名されていない地域係長が人事異動 となる場合は、捜査主任官引継書による地域課長等への報告を省略することができる。
30
次は交番勤務における留意事項であるが、妥当でないものを選びなさい。
執務資料や、部内向けの非公開資料 (手配写真を含む。)については、勤務員が常時確認することができるよう待機室等のロッカー等に掲示すること。
31
次は、泥酔者等の保護取扱いに関する記述であるが、妥当でないものはどれか。
泥酔者等を保護する際、 相手が所持品検査を拒んだ場合は、凶器や危険物を所持している疑いがあり、又は身元確認のため必要があったとしても、強制的に行うことはできない。