問題一覧
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1. エックス線を発見した科学者は誰か。正しいものを一つ選べ。
レントゲン
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2. 国内におけるエックス線の工業分野への実用化はいつ頃か。正しいものを一つ選べ。
1930年代
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3. 次の文は欠陥の定義について述べたものである。正しいものを一つ選べ。
規格、仕様書などで規定された判断基準を超え、不合格となるきずを欠陥という。
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4. イリジウム192のエネルギー (MeV)は次のうちどれか。正しいものを一つ選べ。
0.317、0.47、 0.60
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5. 次の文はX線のエネルギーと物質(鉄)の相互作用について述べたものである。正しいものをーつ選べ。
電子対生成は、X線のエネルギーが1.02MeVを超えると生じ、10Mevを超えると主要な相互作用となる。
6
6.次の文はコンプトン効果について述べたものである。正しいものを一つ選べ。
X線の光子が自由電子と作用(衝突)し、エネルギーの一部を電子に与えて原子の外に飛び出させ、光子はエネルギーを失って散乱する。この現象をコンプトン効果といい、原子の外に飛び出した電子を反跳電子という。
7
7. 次の文は、X線の性質について述べたものである。正しいものを一つ選べ。
硬いX線とは波長が短く透過力が強い。
8
8. 次の文はX線発生装置の管電流について述べたものである。正しいものを一つ選べ。
管電流を増減してもエックス線の波長は変わらない。
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9. 次の文は半価層について述べたものである。正しいものを一つ選べ。
半価層が分かるとX線の線質が分かる。
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10. 次の文の[ア][イ]に入る正しい組合せを一つ選べ。 母材の厚さ15.0mm、余盛の高さ3.0mmの鋼溶接部を撮影した。このとき散乱比力が母材部で2.0、余盛部で3.5であり、減弱係数μが4.62 cm-1とすると、X線に対する試験体の半価層は[T]mmである。また、母材部においてx線フィルムに到達する線量は、余盛部に到達する線量の[イ]倍である。
[ア]1.5 [イ]2.7
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11.次の文の[ア][イ]に入る正しい組合せを一つ選べ。 母材厚さ20.0 mm,余盛高さ4.0 mmの鋼溶接部を撮影した。母材部及び溶接部では、散乱比nがそれぞれ2.0及び3.0、透過厚さによる線質の変化はなく、半価層を2.0 mmと仮定する。このとき、母材部においてx線フィルムに到達する線量は、溶接部に到達する線量の【ア】倍である。この場合、JIS Z 3104で規定する像質A級の濃度範囲1.3以上4.0以下となる条件を満足【イ】。なお、使用するX線フィルムの特性曲線から、濃度1.3を得る露出量の4.5倍で濃度が4.0となる。
[ア]3.0 [イ]する
12
12. 次の文は、白色X線(制動X線)の実効エネルギーについて述べたものである。正しいものを一つ選べ。
同一半価層を有する単色X線のエネルギーである。
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13. 次の文のうち正しいものを一つ選べ。
減弱係数は、半価層に反比例する。
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14. 次の文は、特性X線の特徴について述べたものである。正しいものを一つ選べ。
原子が励起状態から安定状態になるときに発生し、元素によって決まる幾つかの一定のエネルギーからなる線スペクトルである。
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15. 次の文は、主なy線源の半減期について述べたものである。正しいものを一つ選べ。
192Irの半減期は74日である。
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16. y線源192Irにより試験体の透過写真を撮影した。37日後に同じ試験体を同じ撮影配置で同じ写 真濃度にするために必要な照射時間について正しいものを一つ選べ。
最初の照射時間の1.4倍とする。
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17. 細いX線束が厚いアルミニウム板を透過したときの線量率をE0とする。厚さ6.0mmのアルミニウム板でしゃへいしたところ線量率がE0の1/4に減少した。このX線に対する1/10価層(cm)と減弱係数μ(cm-1)の組合せについて、次のうち正しいものを一つ選べ。
1/10価層:1.0、減弱係数:2.3
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18. X線の線量率について正しいものを一つ選べ。
線量率は距離の2乗に反比例する。
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19. 極厚肉の鋼溶接部、極厚肉の鋳鋼品及びコンクリートに対して蛍光増感紙と組合せて放射線透過試験を行う場合、使用する工業用x線フィルムとして最も適するものを次のうちから一つ選べ。
フジ IX300
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20. 次の文はX線フィルムの取り扱いについて述べたものである。正しいものを一つ選べ。
圧力に弱いので折り曲げたりせず慎重に扱うべきである。