問題一覧
1
(薬物動態) 薬物は生体内で ( 1 )、( 2 )、( 3 )、( 4 ) という4つのプロセスをふみます。 それぞれの頭文字をとり、( 5 ) と言います。
吸収, 分布, 代謝, 排泄, ADME
2
(薬物が小腸から吸収されるしくみ) 薬物は( 1 )を直接通過あるいは ( 2 )を通過して( 3 )細胞に入る。 そのあと、( 4 )固有層 ↓ ( 4 )下組織の毛細血管 ↓ ( 5 )脈 ↓ ( 6 ) 脈
細胞膜, 細孔, 小腸上皮, 粘膜, 静, 門
3
(薬物の分布) 薬物は( 1 )を通過し、( 2 )を通って作用部位に到達する。(分布) そこで、( 3 )に結合したり、 直接( 4 )したりすることで 薬理作用を発揮する。
毛細血管, 間質, 受容体, 浸透
4
(代謝の流れ) 異物または薬物は、 第一相反応で( 1 )性を高め、 第二相反応で生体内の( 2 )と結合し ( 3 )から( 4 )へと排泄される。
水溶, 分子, 腎臓, 尿中
5
(尿中排泄) (糸球体と尿細管における薬物排泄) 腎血流にのって運ばれてきた薬物は、 ( 1 )でろ過されたり、 血液中から( 2 )へと分泌されたりすることで( 2 )中に排泄される。 一方、( 2 )に排泄された薬物は、 ( 3 )されて体内に戻ることもある。 これらのバランスで薬物排泄量が決定する。
糸球体, 尿細管, 再吸収
6
腸管などから吸収された薬物は、 血液を介して肝臓に達する。 そこで、( 1 )に移行し、 小腸に排泄されることを( 2 )という。 ( 1 )中に排泄された薬物が、 ( 3 )から吸収されて( 4 )に戻り、 再び( 1 )中に排泄されるという 薬物の循環を( 5 )という
胆汁, 胆汁排泄, 腸管, 肝臓, 腸肝循環
7
肝臓で( 1 )体となった薬物は、 胆汁とともに( 2 )に吸収される。 排泄された( 1 )体は( 3 )されて ( 4 )体となり、再び小腸から吸収される。 腸肝循環が繰り返される。 また、脂溶性の高い薬物は( 1 )反応を 受けずに腸肝循環が繰り返されるものもある。
抱合, 小腸, 脱抱合, 非抱合
8
(静脈内投与について) (長所) ・血中濃度の上昇が( 1 ) ・初回通過効果を( 2 ) ・生物学的利用能が( 3 ) ・( 4 )の胃を通過する必要がない (短所) ・痛みをともなう ・感染のリスク ・家庭での投与は難しい
すみやか, 受けない, 高い, 強酸性下
9
(経口投与について) (長所) ・簡便である ・痛みを伴わない ・感染のリスクが少ない (短所) ・( 1 )を受ける ・( 2 )の胃を通過する必要がある ・( 3 )からの吸収が必要であるため 血中濃度の上昇は一般的に( 4 ) である
初回通過効果, 強酸性下, 消化管, 緩やか
10
(皮内投与について) (長所) ・犬の( )検査時に行われる
アレルギー
11
(皮下投与について) (長所) ・血管の少ない( 1 )組織に 取りこまれるため、 血中濃度の立ち上がりが( 2 )である (短所) ・( 3 )のある薬物は投与不可である ・家庭での投与が難しい
脂肪, 緩やか, 刺激性
12
(筋肉内投与について) (長所) ・( 1 )性の薬物の投与が可能である (短所) ・血液化学検査値( 2 )に 影響を与える可能性がある ・( 3 )出血を起こす可能性がある ・痛みをともなう ・家庭での投与は難しい
脂溶, クレアチニンキナーゼ, 筋肉内
13
(経皮投与について) (長所) ・簡便である ・痛みをともなわない ・( 1 )作用する ・( 2 )を受けない ・( 3 )の胃を通過する必要がない (短所) ・投与できるのは、( 4 )性の高い 薬物のみである ・( 5 )刺激や炎症を惹起(起こす)する 可能性がある
長時間, 初回通過効果, 強酸性下, 脂溶, 皮膚
14
(舌下投与について) (長所) ・( 1 )を受けない
初回通過効果
15
(経直腸投与【坐薬】について) (長所) ・( 1 )を受けない ・( 2 )投与できない症例(若齢、嘔吐) でも使用できる (短所) ・( 3 )性のある薬物は投与不可である
初回通過効果, 経口, 粘膜刺激
16
(吸入について) (長所) ・簡便である ・( 1 )などに直接投与することが できる (短所) ・特殊な( 2 )や特殊な( 3 )器具が 必要である ・飲み込んで( 4 )から吸収される 可能性がある
細気管支, 剤形, 投与, 消化管
17
(動脈内投与について) (長所) ・腫瘍に( 1 )を局所的に投与すること ができる (短所) ・( 2 )ができるなど重篤な問題が 生じる可能性がある
抗がん剤, 血栓
18
薬物の血中濃度が一番早くピークに 達するのは何投与か。
静脈内投与
19
(初回通過効果について) 薬物は、消化管などから吸収されると ( 1 )という血管に入る。 この( 1 )は( 2 )とつながっているため、吸収された薬物は( 2 )に入り そこにある( 3 )によって代謝され、 これによって薬物の効力が失われてしまう。 このように全身にいきわたる前に薬物が代謝されてしまうことを( 4 )という。
門脈, 肝臓, 消化酵素, 初回通過効果
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(消化管から吸収された薬物の経路) 消化管から吸収された薬物は、 ( 1 )から( 2 )に入り、そこで代謝を受ける。 薬物は全身に送り出される前に代謝されてしまうことになる。 ( 3 )投与や( 4 )薬による投与では 薬物は( 1 )に入らずに全身に分布していく。 そのため( 2 )での代謝を受けにくい。
門脈, 肝臓, 静脈内, 坐
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投与した動物の半数が死ぬ用量をなんというか。
半数致死量
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( 1 )が低い ↓ 少量で動物が死んでしまうことを意味している。 したがって、LD50値が低ければ低いほど ( 2 )性が強いということになる。
半数致死量, 毒
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(処方・治療の略語一覧) (投与経路) IC( 1 )内 IM( 2 )内 IP( 3 )内 IV( 4 )内 PO( 5 ) SC/SQ( 6 ) IR/SUPP( 7 )内【( 8 )薬】 Ivinf( 9 ) CRI( 10 ) DIV/IVD( 11 )
心腔, 筋肉, 腹腔, 静脈, 経口, 皮下, 直腸, 坐, 静脈点滴, 持続定量点滴, 点滴静脈注射
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(薬物代謝) 薬物は( 1 )性なので そのままでは( 2 )に溶けない。 ↓ ( 3 )(-OH)を付加することなどに より、水に溶けやすくする。 このように、薬物を生体内で変換することを( 4 )という。
脂溶, 尿, 水塩基, 薬物代謝
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(代謝の流れ) 異物または薬物(脂溶性物質) ↓( 1 )反応 水酸化代謝物など ↓( 2 )反応 抱合代謝物 ↓ 排泄 ・( 1 )反応 薬物の構造を( 3 ) 変換して 水溶性を高める ・( 2 )反応 代謝物と生体内の分子を ( 4 )させて 水溶性を高める ↓ ( 5 )反応
第一相, 第二相, 直接, 結合, 抱合
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(糸球体でのろ過) 糸球体と( 1 )との間には圧力差があり その圧力で血液成分は( 2 )される ( 3 )分子の薬物はここで( 2 )されて( 4 )中に移行する しかし、( 5 )に結合している薬物は 大きいためろ過されない すなわち薬物の( 6 )は 糸球体のろ過能に影響を与える
ボーマン嚢, ろ過, 低, 尿, 蛋白質, 蛋白質結合性
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(尿細管分泌と再吸収) 薬物は、( 1 )中から直接( 2 )に 分泌されることによって排泄される。 ( 2 )では、( 3 )でろ過された水やイオン類、ブドウ糖、アミノ酸などを活発に( 4 )して体内に戻す。 多くの薬物も( 2 )で( 4 )される。 ( 4 )できなかった薬物が( 5 )に 排泄される。
血液, 尿細管, 糸球体, 再吸収, 尿中
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(薬物の胆汁排泄) ( 1 )は、薬物代謝や糖、脂質などの 代謝および貯蔵を担っているだけでなく ( 2 )の合成・分泌機能を有している。 ( 2 )は、胆汁酸やコレステロール、 ビリルビンなどが溶解した茶褐色の液体である。 多くの薬物がこの( 2 )に移行し、 ( 3 )内に排泄される。
肝臓, 胆汁, 腸管
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(腸肝循環) ( 1 )中に排泄された薬物が ( 2 )から吸収されて( 3 )に戻り 再び( 1 )中に排泄されるという循環 のことを腸肝循環という。
胆汁, 腸管, 肝臓
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腸肝循環を受ける薬物の多くは、 長時間にわたり( )が持続する。
血中濃度
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(腸肝循環) ( 1 )反応によって( 2 )性を高めた 代謝物( 3 )が生成される薬物がある。 このような( 3 )は、胆汁とともに 消化管に排泄されると、腸内細菌などにより抱合が解除( 4 )されて、 もとの薬物に変化する。 この( 4 )化された薬物は消化管から 再び吸収され、( 5 )で ( 1 )反応が起こる。 この( 3 )が再び胆汁とともに消化管に 排泄される。
抱合, 水溶, 抱合体, 脱抱合, 肝臓