問題一覧
1
近世初期の俳人で、俳諧の独立を試みた貞門俳諧の指導者は?
松永貞徳
2
自由奔放な句風の、談林俳諧の指導者は?
西山宗因
3
制限時間内に多数の作品を詠む矢数俳諧を得意とし、談林派からのちに浮世草子作家に転身したのは?
井原西鶴
4
芭蕉が敬愛していた人物として、室町時代の連歌師飯尾宗祇と、もう1人平安時代末期の歌人はだれ?
西行
5
芭蕉の『甲子吟行』とも呼ばれる紀行文は?
野ざらし紀行
6
門人曽良と東北を回り大垣に至る旅をつづった紀行文は?
奥の細道
7
芭蕉7部集の中で、「さび、しをり、細み」の境地を最もよく表す句集は?
猿蓑
8
芭蕉7部集の中で「軽み」の境地を最もよく表す句集は?
炭俵
9
生前の芭蕉の言説をまとめた服部土芳の著書は?
三冊子
10
生前の芭蕉の言説をまとめた、向井去来の著書は?
去来抄
11
画家としても有名で、絵画的、古典趣味豊かな俳諧を生み出した、『新花摘』の作者は?
与謝蕪村
12
俳文『鶉衣』を書いた天明期の俳人は?
横井也有
13
文化、文政期に、大胆に俗語を使った生活感豊かな俳諧を生み、俳文集『おらが春』で有名な俳人は?
小林一茶
14
「ぬす人をとらへてみればわが子なり」などの、前句付から独立した文芸を撰者の名前にちなんでなんと言うか?
川柳
15
中世から近世にかけての小説のジャンルである3つを時代順に正しく並べたものは?
お伽草子→仮名草子→浮世草子
16
西鶴の好色物で、主人公世之介の7歳から60歳に至る54年間の遊興生活を描いた作品は?
好色一代男
17
西鶴の町人物で、大晦日の借金取り立てをめぐる町人たちの悲喜劇を描いたのは?
世間胸算用
18
絵が中心の小説が草双紙といわれたのに対し、文章中心の本をなんと言うか?
読本
19
中国小説や日本の古典を材に得た『雨月物語』などの怪異小説を著した前期読本作家は?
上田秋成
20
『南総里見八犬伝』を書いた後期読本の代表的作家は?
滝沢馬琴
21
『椿説弓張月』や『南総里見八犬伝』の貫かれている儒教的な思想をなんと言うか?
勧善懲悪
22
弥次郎兵衛お喜多八の東海道中の滑稽談を描いた『東海道中膝栗毛』の作者は?
十返舎一九
23
銭湯や髪結床に集まる人々の会話をもとに庶民生活を描いた『浮世風呂』『浮世床』の作者は?
式亭三馬
24
儒学者新井白石の自伝的随筆は?
折たく柴の記
25
寛政の改革を行った人物で、随筆『花月草紙』をまとめたのは?
松平定信
26
元禄時代に活躍し「元禄の三文人」と称されるのは、井原西鶴、松尾芭蕉ともう1人は?
近松門左衛門
27
遊女お初と手代徳兵衛の心中事件を題材にした近松門左衛門の浄瑠璃作品は?
曽根崎心中
28
近松の浄瑠璃の中で『冥途の飛脚』『心中天の網島』など当時の事件に取材した作品群を何物というか?
世話物
29
穂積以貫の『難波土産』にまとめられた近松門左衛門の演劇観をなんと言うか?
虚実皮膜の論
30
文化、文政期の歌舞伎作者で『東海道四谷怪談』を書いたのは?
鶴屋南北
31
怪盗が主人公の白浪物を得意とする江戸歌舞伎の集大成者で、明治にかけて活躍したのは?
河竹黙阿弥
32
実証的な古典研究の基礎を固め、『万葉代匠記』を著した国学者は?
契沖
33
本居宣長の師で『万葉考』『冠辞考』を著し、万葉調の「ますらをぶり」の歌を詠んだ国学者は?
賀茂真淵
34
『古事記伝』『源氏物語玉の小櫛』などの著作で国学を大成したのは?
本居宣長
35
『源氏物語玉の小櫛』でもなどの著作で本居宣長は『源氏物語』の主題は何であると考察したか?
もののあはれ
36
本居宣長が著した『古事記』研究の本は何か?
古事記伝
37
本居宣長が晩年まで書き続けた随筆は?
玉勝間
38
万葉の歌風を重んじた県居派に対し、古今集を範とする香川景樹中心の歌人の集まりは何派?
桂園派