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臨床分析学(中間)
  • ゆうき

  • 問題数 30 • 7/3/2023

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    問題一覧

  • 1

    光の散乱に関する記述のうち誤っているのはどれか。2つ選べ。

    入射光によって物質が励起され、入射光の振動数と異なる振動数の散乱光が放出される現象をレイリー散乱とよぶ。, 物質の粒子径が入射光の波長に比べて非常に小さい場合、入射光と同じ振動数の光を散乱する現象をラマン散乱とよぶ。

  • 2

    薬学における分析化学の応用の一つとして、治療薬物モニタリングTDMが挙げられる。TDMが有用とされる薬物の特徴として正しいのはどれか。2つ選べ。

    至適投与量の個人差が大きい。, 血中濃度の有効域と中毒域が隣接している。

  • 3

    検体検査に分類されないものはどれか。1つ選べ。

    超音波検査

  • 4

    赤外吸収スペクトル測定法に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。

    赤外吸収スペクトル測定法は、液体と固体の試料に適用できるが、気体の試料には適用できない。

  • 5

    核磁気共鳴スペクトルに関する記述のうち、誤っているのはどれか。2つ選べ。

    プロトン間のスピン-スピン結合定数は、外部磁場の強さには影響される。, 化学シフトの値は、外部磁場の強さに依存する。

  • 6

    臨床判断値に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。

    診断閾値、治療閾値、予防医学閾値の3つに大別される。

  • 7

    オメプラゾール腸溶錠は、オメプラゾールの R 体と S 体の混合物である。その有効性は R 体と S 体で異なるため、その血中濃度を R 体と S 体とに分別して定量することによって有用な情報が得られる。血中濃度測定における液-液抽出法による血液の前処理と HPLC による分別定量法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    液-液抽出では、試料の pH を塩基性にすると抽出率が向上する。, HPLC では、光学活性物質や特定の高分子によって修飾した固定相を用いることによって R 体と S 体を分離できる。

  • 8

    ヘキソキナーゼ(HK)-UV法による血糖値測定に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    ATPの存在下、試料中のグルコースはHKの触媒作用によりG6PとADPになる。, 本法の検出部として、蛍光光度法が利用できる。

  • 9

    グルコースオキシダーゼ(GOD)-ペルオキシダーゼ(POD)法による血糖値測定に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    試料中のグルコースは、GODの触媒作用によりグルコン酸と過酸化水素 になる。, 過酸化水素、4-アミノアンチピリン、フェノールの存在下でPODを作用させると、キノン色素が生成する。

  • 10

    分析化学の役割と活用に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。

    治療薬物モニタリングは、血中濃度の有効域の広い薬物の薬物療法の一般化を目的として行われる薬物の定量である。

  • 11

    誤差の取り扱いに関する次の記述のうち、誤っているのはどれか。2つ選べ。

    繰り返し測定すると一定の方向に同じ程度に生じる誤差を偶然誤差という。, 繰り返し測定すると方向も大きさも不定に生じる誤差を系統誤差という。

  • 12

    簡易計測で用いられるドライケミストリーに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    試験紙法での定量は、紫外可視吸光度測定法に基づき、発色後の試験紙に当てた光の反射光を測定する。, ドライケミストリーを利用する代表的な体外用診断医薬品として、新型コロナウイルス抗原検査キットがある。

  • 13

    抗凝固剤として使用されるヘパリンの作用機序として正しいのはどれか。1つ選べ。

    アンチトロンビンⅢと結合し、活性を増強する。

  • 14

    γ-グルタミル-3-カルボキシ-p-ニトロアニリド法を利用したγ-GTP(γ-グルタミルトランスペプチダーゼ)の活性測定に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    γ-GTP活性によって、γ-グルタミル-3-カルボキシ-p-ニトロアニリド(γ-Glu-3C-pNA)から5-アミノ-2-ニトロ安息香酸が生成する。, 検体中のγ-GTP活性が低いほど、測定して得られる吸光度の値は小さくなる。

  • 15

    ビューレット法とブロモクレゾールパープル(BCP)法を利用したアルブミン対グロブリン比の定量に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    総蛋白濃度からアルブミン濃度を差引けば、グロブリン濃度が求められ、アルブミン濃度とグロブリン濃度の比がアルブミン・グロブリン比となる。, 検体中のアルブミン濃度が大きいほど、測定して得られる吸光度の値は大きくなる。

  • 16

    ヘモグロビンA1c(HbA1c)の国際標準化に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。ただし、 NGSPはNational Glycohemoglobin Standardization Program、JDSはJapan Diabetes Societyの略称とする。

    JDS値とNGSP値はほぼ等しいので、臨床上の問題はほとんどなかった。

  • 17

    臨床検査の標準化において「記述された不確かさで、記述された標準、通常は国家標準又は国際標準に対して、切れ目のない比較の連鎖によって関連づけできるという、特性値の性質」と定義されている用語はどれか。1つ選べ。

    トレーサビリティ

  • 18

    低分子量の薬物分析を行う際の生体試料の前処理に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    水溶液中のタンパク質を不溶化し除去するために添加する酸として、トリクロロ酢酸、過塩素酸などが適している。, 水溶液中の目的物質を有機層に抽出するための有機溶媒として、ヘキサンや酢酸エチルなどが用いられる。

  • 19

    医薬品分析法のバリデーションに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    「範囲」は、分析法が適切な精度、真度及び直線性を与える試料中の分析対象物の上限及び下限の濃度(量)の間隔のことである。, 「特異性」は、試料中に共存すると考えられる物質の存在下で、分析対象物を正確に測定する能力のことである。

  • 20

    試料前処理のために、日本薬局方に従って水/アセトニトリル混液(3:2, v/v)を調製した。この操作として正しいものはどれか。1つ選べ。

    別々のメスシリンダーに精製水30 mL と アセトニトリル 20 mL をとり、両者を混合した。

  • 21

    酵素法による総コレステロールの定量に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    遊離コレステロールにコレステロールオキシダーゼを作用させるとコレステロールは酸化される。, 検体中の遊離コレステロールの濃度が大きいほど、測定して得られる吸光度の値は大きくなる。

  • 22

    テトラメチルシラン(基準核)の1Hが400 MHzで共鳴したとき、ある有機化合物の1Hは400.0008 MHzで共鳴した。この1Hの化学シフトδを求めよ。ただし、δR=0とする。

    2.0 ppm

  • 23

    ALT(アラニンアミノ基転移酵素)の活性測定に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    ALTによって生成したピルビン酸にLDHを作用させる反応には、NAD+/ NADHが共役する。, ALT活性によって、アラニンとαケトグルタル酸からピルビン酸とグルタミン酸が生成する。

  • 24

    酵素法によるグリコアルブミン(GA)の測定法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    糖化アルブミンにプロテアーゼを作用させると、糖化アミノ酸が生成する。, 糖化アミノ酸にケトアミンオキシダーゼ(KAOD)を作用させるとH2O2が生成する。

  • 25

    電流測定を利用したグルコースセンサに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    酸素検知型のグルコースセンサでは、GODによって消費した酸素を計測する。, 過酸化水素検知型のグルコースセンサでは、作用電極に酸化電位を印加し、酸化電流を計測する。

  • 26

    ある有機化合物のプロトンの共鳴周波数が100 MHzであるとき、核磁気共鳴に必要な電磁波の波長に最も近い値はどれか。1つ選べ。ただし、電磁波の速度は3.0×108 m/sとする。

    3.0 m

  • 27

    蛍光光度法を利用した血中グルコース測定に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    レザズリンにジアホラーゼを作用させる反応には、NAD+/ NADHが共役する。, NAD+ の還元によって生成するNADHは、蛍光特性を示す。

  • 28

    x(エックスバー)-R管理図法での管理範囲の設定には、管理用試料の20日間程度の測定値を利用した3 シグマ法を用いることが多い。20日間の測定値の標準偏差が0.15 mg/dL、平均が4.95 mg/dLだったとき、下方管理限界(mg/dL)はどれか。1つ選べ。

    4.50

  • 29

    へリコパクター・ピロリ菌の感染診断には尿素呼気試験法が用いられる。この方法は、13Cで標識した尿素を服用し、ピロリ菌が持つウレアーゼ活性で生じる呼気中の二酸化炭素を赤外吸収スペクトル法で検出するものである。これに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    赤外線は紫外線よりも長波長である。, 13CO2 の逆対称伸縮振動は 12CO2 と比べ低い波数側に検出される。

  • 30

    採血直後の全血を氷温で3時間保存すると、経時的に血漿中カリウムイオン濃度が増加する。この理由として適切なものはどれか。2つ選べ。

    赤血球内のK+が細胞外へ漏出するため。, 赤血球膜のNa+-K+ ATPaseが抑制されるため。