問題一覧
1
組織染色法には病変の全体像が把握できる一般染色法がある
ヘマトキシリン・エオジン染色
2
出生前にすでに発症している異常、原因が成立している疾患、血友病、進行性筋ジストロフィー、フェニルケトン尿症などの遺伝性疾患と奇形、先天性風疹症候群、先天性梅毒などの非遺伝性先天性疾患ががあることをいう。
先天性疾患
3
一定の臓器や組織に携帯的な変化が認められる疾患であり、胃がん、肝炎、十二指腸潰瘍などがある疾患をなんというか?
器質性疾患
4
相互に関係の深い疾患が同一個体に発生した場合、最初に発生した疾患をなんというか?
原発性疾患
5
病的状態の変化をいい、腫瘍、外傷、感染症など、細胞傷害(退行性病変、代謝傷害)、循環障害、進行性病変、(病的増殖)、炎症、免疫異常、腫瘍、先天性異常に分類されることをいう
病変
6
病人が自分で感じている症状、倦怠、疼痛、熱感、咳、嘔吐、悪心、めまい、など自分で感じる症状をなんというか
自覚症状
7
複数症状を呈し、一つにまとまった概念、もしくは疾病を意味するもの
症候群
8
疾病経過は、発病初期、進行期、最盛期、消退期、回復期と分けられる。その経過時間によって急性、亜急性、慢性に分類され、急性は1〜2ヶ月で回復する。一番最初の発病初期前に起こる、病体前の期をなんという。
潜伏期
9
正常に発育した組織や臓器がなんらかの原因で容積や細胞数を減少させる。消耗性色素(黄褐色リポフスチン)沈着が心筋細胞、肝細胞、骨格筋に見られるようになる。この現象をなんというか?
萎縮
10
身長減少、脳、心臓、肝臓、筋肉、皮膚などの縮小、心臓や肝臓ではリポフスチン沈着が見られる
老人性萎縮
11
胸腺のように若い時から進行する萎縮をなんというか
退縮
12
動脈硬化性萎縮と圧迫性萎縮の二つにある萎縮をなんというか?
貧血性萎縮
13
無偽性萎縮、神経性萎縮、内分泌性萎縮をなんというか
廃用性萎縮
14
細胞が外からの障害を受ける、もしくは内的代謝異常により、正常と異なる形態を示すことをなんというか?
変性
15
顆粒変性、空腔変性、水手変性、硝子変性、アミロイド変性、デンプン変性があるのはどのような変性をいうか?
蛋白質変性
16
急性感染症、中毒、酸素欠乏などの際の肝腎心での変性をなんという?
混濁腫脹
17
全身性ではリウマチ、結核などの慢性疾患、癌などに続発する。心、肺、消化管、肝、腎、脾、甲状腺、舌などに好発する変性です。脾臓のリンパ濾胞に沈着するサゴ脾や赤脾髄に広く沈着するベーコン脾がある。局所では、アルツハイマー病の脳には老人斑の中心部や腎不全の長期透析の手根管症候群に見られる。
アミロイド変性
18
膠原繊維変性で、膠原病、結節性多発動脈炎、全身性エリトマトーデスや悪性高血圧などに見られる
フィブリノイド変性 フィブリン様変性
19
この障害には糖尿病、糖原病、ムコ多糖体沈着症などがある
糖代謝
20
高脂血症、脂肪肝、リピドーシス、ガングリオシドーシス、胆石、アテローム硬化、ニーマンピック病などがある
脂質代謝障害
21
フェニルケトン尿症、アミロイドーシス、α1アンチトリプシン欠損症などがある代謝障害は何か?
タンパク質代謝障害
22
ヘモジデローシス、ヘモクロマトーシスがある代謝異常は何か?
鉄
23
浮腫、脱水、低ナトリウム血症、高カリウム血症、高カルシウム血症などの代謝異常をなんという。
水・電解質代謝異常
24
溶血性貧血、新生児黄疸、胎児赤芽球症(Rは不適合輸血)血液型具適合輸血、遺伝性球状赤血球、自己免疫性溶血性貧血による黄疸をなんという。
溶血性黄疸
25
痛風が起こる代謝異常は?
尿酸代謝異常
26
細胞機能低下による臓器機能低下。臓器は萎縮し重量が減少。実質細胞数が減り、繊維や脂肪細胞などが実質細胞に置き換わる。中枢神経では進行の急速なものとして、アルツハイマー型認知症と脳血管性認知症がある。この変化をなんというか?
老化
27
細胞組織の死。消化管粘膜や膵組織菜緒では自己融解することをなんというか
壊死
28
組織の軟化、融解、液化、脳梗塞では脳軟化症と呼ばれる壊死をさす。これをなんという
融解壊死
29
腎、脾臓、心筋など貧血性梗塞、結核や梅毒などの結核結節の乾酪壊死などに見られる壊死は何か?
凝固壊死
30
組織は軟化、融解、液化し脳梗塞では脳軟化症と呼ばれる壊死とはなんという壊死か?
融解壊死
31
壊死組織が2次的に細菌感染や乾燥の影響により腐敗性変化を起こしたもので、乾燥壊疽と質性壊疽がある
壊疽
32
水分蒸発、乾燥、縮小(ミイラ化)した壊疽で糖尿病における四肢末端にも起こる
乾燥壊疽
33
腐敗菌感染、融解、軟化、ガス壊疽で肺壊疽、壊疽性虫垂炎、壊疽性胆嚢炎の総称とは
湿性壊疽
34
壊死巣の転機は貪食細胞による貪食と分画、被包化ともう一つは何か?
瘢痕
35
計画された細胞死をいう。
アポトーシス
36
死の判定、3微候をあげよ・・心停止、呼吸停止
瞳孔反射消失
37
脳死は脳全体の機能が不可逆的に失われた状態。判定基準は5つある。昏睡、瞳孔散大、平坦な脳波、自発呼吸停止ともう一つは?
脳幹反射消失
38
局所に静脈血が増加した状態をなんというのか?
うっ血
39
局所に流入する血液量が減少または停止した状態をいう。蒼白、温度低下する。この状態のことをなんという?
虚血
40
血管外に赤血球が出ることをいう。
出血
41
消化管から出血した血液を口から吐き出すこと
吐血
42
消化管から出血した血液が黄門から排泄することを
下血
43
伴性劣性遺伝疾患で男性に発症、深部出血特に関節出血が特徴的な出血
血友病
44
血液に融解しない物質が血液によって運ばれ、小血管を閉塞した状態
塞栓症
45
塞栓症で最も多いのは・・・
血栓
46
空気や窒素ガスが血管内に流入して起こるのは・・・
空気塞栓
47
脂肪組織の挫滅、長幹骨骨折などでおこる塞栓は
脂肪塞栓
48
血栓や塞栓による動脈閉鎖をいう
梗塞
49
組織間液やリンパ液が組織間隙や体腔内に過剰に蓄積した状態。
水腫
50
体内水分量が減少した状態をいう
脱水症
51
本能性と原因が特定される二次性のものがある。
高血圧症
52
病的侵襲に対する生体反応の増殖敵変化をいい、肥大、再生、化生、肉芽組織などあある
進行性病変
53
組織や臓器がその固有の型や構造を保ちつつ容積を増すことを
肥大
54
細胞数が増加することによって容積が増加するのは
過形成
55
妊娠子宮、スポーツ心臓、労働者の骨格筋肥大を
労働肥大
56
進行性筋ジストロフィーの腓腹筋などに見られる
仮性肥大
57
巨人症、先端巨大症などに見られるのは
内分泌肥大
58
歯の欠損すると代側の切歯が延長する現象を
補腔肥大
59
線毛上皮、円柱上皮、移行上皮が化生する。化生とは、いったん形成された生物の器官が、全く異なった形状・機能のものに変わること。
扁平上皮化生
60
胃粘膜上皮はどのような化生を行う?
腸上皮化生
61
ライソソームによる融解、マクロファージによる貪食など?
排除
62
肉芽組織が形成され、取り込み、繊維化にすることをなんというか?
器質化
63
瘢痕化して皮膜に包み込まれることは?
被包
64
提供者(ドナー)のグラフトを本人または他者に移し替えることをなんという
移植
65
同じ個体内で行われ拒絶反応がない移植
自己移植
66
遺伝子の異なる人と人の間で行われ、拒絶反応が起こる移植を
異系移植
67
同じ種に属する個体間(親子、兄弟、日本人と白人)で行われる移植
同種移植
68
動物の種類が異なる間で行われ、拒絶反応が強い移植とは
異種移植
69
ドナーから移植されたグラフとを外来性異物と認識して排除しようとする免疫応答をいう
拒絶反応
70
免疫抑制剤などで移植片を拒絶できない状態で移植された免疫細胞(リンパ球)が生着、宿主組織に対して移植免疫反応を起こす。骨髄移植などの際に、皮疹、下痢、肝臓機能障害を起こすことをなんというか
GVHD
71
病的刺激を受けた整体防御または、修復的局所反応である。原因は物理的因子、科学的因子、生物的因子、アレルギー反応がある
炎症
72
炎症の5大微候とは
血管拡張による発赤・発熱、内因性発痛、PHの変化による疼痛、血管透過性亢進による腫脹、肉芽形成による機能障害
73
貪食作用があり白血球の45〜65%を占める細胞は?
好中球
74
1型アレルギー反応や寄生虫疾患で多く、白血球の0~8%を占める
好酸球
75
貪食作用があり白血球の5%を占める細胞
マクロファージ
76
T、B細胞、NK細胞、に分かれB細胞は抗体を酸性する形質細胞隣液性免疫を担当する。白血球の30%を占める
リンパ球
77
発熱や発赤は見られない、疼痛、腫脹も軽度であるが、肉芽組織形成や繊維化が起こる炎症をいう
慢性炎症
78
滲出物の性状により漿液性炎、カタル性炎、繊維素性炎、化膿性炎、出血性炎に別れる
滲出性炎
79
上気道ジフテリア、乾燥胸膜炎、大葉性肺炎などがある
繊維素性炎
80
膿腫、蜂巣炎、蓄膿などがある
化膿性炎
81
繊維芽細胞、リンパ球、マクロファージの増殖を主体とした炎症
増殖性炎
82
肉芽種の形成を特徴とする炎症、特殊な微生物によって生じる炎症を特異性炎という
肉芽種性炎
83
トレポネーマ・パリズム(スピロテータ)による性感染症
梅毒
84
ライ菌による感染症で皮膚粘膜、リンパ節、抹消神経、内臓などが侵さられる
ハンセン病
85
全身臓器、眼、皮膚、神経など全身に炎症が生じ、乾酪壊死を認めない類上皮細胞肉芽種ができる原因不明の病気
サルコイドーシス
86
抗原結合する物質をいう。抗体には5種類あり、形質細胞により産生される
免疫グロブリン
87
抗体の70%を占め、新生児の防御機構となる
IgG
88
初期の感染防御に関与する
IgM
89
1型アレルギー反応の主役
IgE
90
抗体が中心となって活躍する免疫システム
液性免疫
91
抗原に対して好中球やマクロファージなどが応答する免疫反応
自然免疫
92
免疫機構欠如による障害によって、難治性に反復罹患する
免疫不全
93
生まれつき免疫機構に異常を有し、ブルトン型無γグロブリン症、ディジョージ症候群、スイス型無γグロブリン症、重症複合性免疫不全、IgA単独欠損症などがある。
先天性免疫不全
94
薬剤や放射線、ウイルス感染などが原因により免疫機能が障害されるもので、エイズ、リンパ腫、ホジキン病、サルコイドーシス、胸腺腫、自己免疫疾患、ネフローゼなどがある
後天性免疫不全
95
抗体産生や免疫反応が非自己に対してだけでなく、自己に対して起こり、自己の組織、細胞を破壊する、関節リウマチ、多発性筋炎、皮膚筋炎、SLE、免疫性溶血性貧血などがある
自己免疫疾患
96
過剰な免疫反応によって細胞組織が障害される現象をいう。反応は抗原の再暴露によって繰り返される
アレルギー
97
細胞障害型、グッドパスチャー症候群、溶血性貧血、白血球減少症、血小板減少性紫斑病、胎児赤芽球症、不適合輸血など
Ⅱ型アレルギー
98
免疫複合型、血清病、糸球体腎炎、SLE、関節リュウマチ、アルサス反応などがある
Ⅲ型アレルギー
99
即時型、アナフラキシー型。肥満細胞、IgEが関与。花粉症、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹など
Ⅰ型アレルギー
100
遅延型過敏症。T細胞、サイトカイン、マクロファージが関与。ツベルクリン反応、結核症、接触性皮膚炎、橋本病、移植拒絶反応など
Ⅳ型アレルギー