問題一覧
1
人は、その場その場の地位にふさわしい( )を身につけていく。このような学習過程を( )という。
役割, 社会化
2
( )は、他者の反応を通じて自己が形成される様子を、鏡を例に説明した。
クーリー
3
( A )によれば、一般化された他者の態度を身につけることによって、人は状況に応じて自由に振る舞える。一方、( B )は、社会生活における自己の内なる闘いに注目した。
A:ミード B:フロイト
4
( ) テンニースは、社会は本質意志に基づく基礎社会から選択意志に基づく派生社会へ変化すると考えた。 ( ) 第一次集団は、学校、会社、組合などのように、特定の利害関心に基づいて組織された集団である。 ( ) インフォーマル・グループは、その内部において、短期の目的達成のため、あまり親密ではない対面的接触が多く見られる。 [出所]第22回社会福祉士試験問題 問題17, 18を一部改変
①:× ②:× ③:×
5
近代の組織類型の一つとしてヴェーバー(Weber, M)が取り上げた「官僚制」の特色に関する次の記述のうち、適切でないものを一つ選びなさい。
秘密主義である。
6
日本の自殺率は、世界的にみて低い水準にある。 「はい」か「いいえ」で答える問題です。選択肢は書き換えないでください。
いいえ
7
日本の若い層において自殺は死因1位である。
はい
8
デュケルムは社会を個人に還元できるものと考えた。
いいえ
9
社会のつながりが強い中で生じる自殺をデュケルムはアミノー的自殺と名付けた。
いいえ
10
授業では「1000人実態調査」の結果として「自殺の危機経路」を紹介した。この調査結果であげられた「自殺の10因子」を下から選びなさい。
身体疾患, うつ病, 職場環境の変化, 職場の人間関係, 過労, 失業, 生活苦, 負債, 事業不振, 家族の不和
11
理念型や価値自由など、学問のやり方について重要な考えを述べてきたことでもよく知られるウェーバーは、現代社会の大きな特徴である ( ) の起源として、プロテスタンティズムのなかの、カルヴィニズムの教義の中心を占める ( )に着目した。
資本主義, 予定説
12
この考え方は、当時、多くの人に共鳴され、やがて、 ( )という新しいライフスタイルを生み出した。 このようなウェーバーのものの見方は、「利害が人をつくり、歴史を動かす」とする ( )の唯物史観とは異なり、理念の働きにも目を配るものである。
現世内禁欲, マルクス
13
豊川信用金庫の取り付け騒ぎは、「ある状況が起こりそうだと考えて、人がふるまうと、そう思わなければ起こらなかったはずの状況が、実際に起こってしまう」こと、すなわち( )の好例である。
予言の自己成就
14
マートンは、ある行為や社会事象が全体社会や他の事象に及ぼす働き、すなわち ( )を、その働きが「正か負」「想定の範囲内か範囲外か」によって4つに分けた。
機能
15
人は、よりどころとする集団、すなわち( ) によって、自らの境遇や自己に対する評価が異なってくる。ここから、自分に対してよい評価をしてくれる、すなわち肯定的な ( )をしてくれる人を周囲にもっておくことは、自身が落ち込んでしまわないためのよい方策といえる。
準拠集団, ラベリング
16
人類の歴史は技術の進歩によって飛躍的に変化してきた.現在は,
第四次
17
産業革命期にある.過去にないほどの速さで技術が進歩している.それによって世の中は大きく変わるとされている.
シンギュラリティ
18
シンギュラリティに早晩達すると多くの人々が考えている.約
5
19
新井紀子は、自分達の研究から得たことをもとに、どのようなことを提案しているか。適当な意見を以下から1つ選びなさい。
人間はAIよりうまくできることを一生懸命伸ばすべきである。
20
ダーレンドルフは、与えられた役割を忠実に遂行する人をホモ・( )と呼んだ。 人は与えられた役割をただ遂行するだけなく、各人がそれなりのアレンジを加えて演じる。こうした個人や社会のありようを、ゴフマンは ( )と呼んだ。 ゴフマンの関心は、人と人が出会う場の構造の解明にあった。このような、人と人が出会う場の構造のことをゴフマンは ( )と言った。ゴフマンが明らかにしたのは、自他の体面を何よりも尊重しようとする人びとの姿であった。それは、ある種、儀礼とも、宗教的ともいえるものであった。
ソシオロジクス, ドラマツルギー, 相互作用秩序
21
人と人が出会う場において共有されている暗黙のルールが破られると不安、狼狽等が生ずる。それはとても居心地が悪いものであるので、人々はその場を修復しようとする。ミルズは、人びとが表明するそうした修復の形式として ( )に着目した。一方、ライマンとスコットは非難されるべき行為をした者が、自らはその行為の責任を負うものでないと釈明したり(これを( )という)、行為の責任は認めても、その行為の価値を主張したりする(これを( )という)様子を考察した。こうした社会的相互作用のルールを人びとの内面にも目配りし解明すべきとする立場を、パーソンズやマートンらの機能学派に対して、意味学派という。
動機の表明, 弁解, 正当化
22
日本の基幹統計である ( )によれば、現在の日本における居住と生計をともにする者たちからなる集団、すなわち「世帯」の構成比の推移を見ることで日本の家族の変化を読み取ることができる。1950年以降の日本の家族の特徴について正しいものを以下から1つ選びなさい。 ( )
国勢調査, 現在、最も多いのは単独世帯である。
23
家族と法律の関係についての説明として誤っているものを1つ選びなさい。
見合い結婚と恋愛結婚の割合は1960年代に逆転し現在、前者が後者を上回る。
24
子世代からみた家族を( )という。 非親族・性別分業・子中心などを特徴とする家族を( )といい、戦後における先進諸国の社会政策の前提となった。現在は少子高齢化や低成長を特徴とする( )の時期にあるとされ、各国の社会政策は大きな変革を迫られている。
定位家族, 近代家族, 第2の近代
25
名古屋圏は、戦後から( )年半ばまでは名古屋市が、それ以降は名古屋市以外の人口増加により成長してきた。現在、名古屋圏は「第( )の都市化」の段階にある。 人びとが共同して生活している( ) は、村落と都市に二分できる。都市は、( ) 空間で、互いに( )大勢の人びとが、第( )次産業以外の仕事に従事し、( ) で交流しながら生活する。
1970, 3, 集落, 狭い, よく知らない, 結節機関
26
ジンメルが述べた下線部(h)の特徴として正しいものを、1つ選びなさい。
人びとは、冷静に、事務的にふるまうようになる。このことにより、人びとは、大量で多様な刺激に圧倒されなくてすむが、人・モノの本質や独自性に関心を払わなくなっていく。
27
シカゴ学派は、20世紀初頭のアメリカで行われた「徹底したフィールド研究による経験的調査」を特徴とする研究スタイルを総称する。ここでは、対象世界を、その一員となって内部から調査するという、いわゆる( )と(後に)呼ばれる調査技法の実践や、都市空間を視覚的に捉える( )モデルの開発がなされた。
参与観察, 同心円
28
社会学者( )は、シカゴの都市中心部であるインナーシティの( )がなぜ広がっているかを( )と統計資料を活用して調査した。 上記1.の研究より以前、このテーマに対する見方は、主に( )層が支持する文化原因派と、主に( )層が支持するとする構造原因派が対立していた。これに対して、彼は、( )が変化したことにより、( )状態の人が生じた事実に着目する。
ウィルソン, 貧困, 聞き取り(インタビュー), 保守, 革新, 産業構造, 職なし
29
彼が最も深刻だと考えるのは、そうした人の集住地域では「見本が失われ」、その地域が外の社会から「孤立する」ことであった。こうした事態の進行を食い止めるため、彼は、人種に重点を置く政策ではなく、人種の如何を問わず、恵まれた人も積極的に参加できるプログラム(たとえば教育制度や雇用制度)をつくることで、本当に不利な立場に置かれた人々を支える政策、いわゆる( )を提唱した。映画「代理人」の結末は、このような分裂した社会を統合することは、実は双方の世界の住人にとって望ましい、というメッセージを含んでいる。
隠れたアジェンダ
30
社会学者の( )は,ある組織において中心的な役目を果たしている人だけでなく,他の組織の人と緩やかな関わりをもつ人の役目に着目した。 日本には、( )という3重のセーフティネットがある。このうち三つ目は,「最後のセーフティネット」といわれる。こうした仕組みは正規雇用労働を前提としていた。非正規雇用労働者の増加を背景に、現在、この仕組みはうまく機能していない。湯浅はこうした現状を( )にたとえた。
バート, 雇用、社会保険、公的扶助, すべり台
31
愛知派遣村の支援現場では( )が,相談者と相談員を橋渡しする役目を担っていた。 支援を求めている人のところに支援者から出向くことを( )という。
市民ボランティア, アウトリーチ
32
人びとの相互作用の濃度がうすい「集まり」の特徴を、ゴフマンは( )と呼んだ。
儀礼的無関心
33
用語と具体例との組み合わせとして適切でないものを1つ選びなさい。
モッブ ― タバコによる副流煙被害を防ぐため、繁華街での禁煙を定める条例制定を求め、署名活動をする。
34
マスメディアからの情報や影響は、 ( )を介して個々の受け手に限定的、間接的に伝わる。これをコミュニケーションの二段階説という。 スメルサーは、未組織集合体や様々な社会運動などの( )が発生する構造と過程を明らかにした。 構造的誘発性、構造的ストレーン、一般化された信念、きっかけ要因、動員がそろっても、 ( )が効果的に作動するとある種の行動は不発に終わる。
オピニオンリーダー, 集合行動, 社会統制
35
正しい文章を1つ選びなさい。
社会調査を通じて、社会の規則的なパターンを説明することができる。