問題一覧
1
以下のスポーツ外傷・障害とその関連要因の組み合わせで誤っているのはどれか。
正中神経損傷 ― Carrying angle の増大
2
ビタミンについて正しいのはどれか。2 つ選べ。
ビタミンB2 が不足していると口角炎や口内炎が生じやすい。, ビタミンB12 は造血機能に関与する。
3
旅行者下痢症とその対応について誤っているのはどれか。
軽症では食物繊維の多いものを食べさせる。
4
試合に向けた食事について誤っているのはどれか。2 つ選べ。
食物繊維を多く含む食品を摂取する。, 1 日2 試合以上行う場合は、試合直後のたんぱく質の単独補給によりグリコーゲンを回復させる。
5
顔面骨骨折とその症状について誤っているのはどれか。２つ選べ。
上顎骨骨折 ― 開口障害, 眼窩骨折 ― 顔面神経麻痺
6
月経について誤っているのはどれか。2 つ選べ。
正常月経周期は22〜32 日である。, 続発性無月経は60 日以上月経がない状態を示す。
7
アスリートがサプリメントを栄養補助食品として利用する場面として適切でないのはどれか。
心身の回復とリフレッシュを目的とした場合。
8
肘関節の外傷・障害について正しいのはどれか。2 つ選べ。
成長期にみられる内側上顆炎の発症要因は成人と異なる。, 離断性骨軟骨炎は変形性関節症に進行しやすい。
9
オーバートレーニング症候群について誤っているのはどれか。2 つ選べ。
副交感神経緊張型の特徴として安静時心拍数の増加があげられる。, 副交感神経緊張型の特徴として運動時最大血中乳酸濃度の増加があげられる。
10
鉄欠乏性貧血の原因として正しいのはどれか。
鉄の吸収阻害因子の過剰摂取
11
運動と呼吸について正しいのはどれか。2 つ選べ。
無酸素性作業閾値は乳酸性作業閾値の運動強度とほぼ一致する。, 酸素摂取量は、1 回拍出量、心拍数、動静脈酸素較差の積である。
12
大腿部の肉ばなれについて正しいのはどれか。2 つ選べ。
紡錘状筋よりも羽状筋に生じやすい。, 大腿直筋の肉ばなれは、股関節伸展位、膝関節屈曲位で生じやすい。
13
頚部の構造と機能について誤っているのはどれか。2 つ選べ。
第5 頚椎の棘突起は他と比較して大きく、体表から良く触れることができる。, 第7 頚椎の下から出る神経根は C7 神経根である。
14
貧血について正しいのはどれか。
赤血球の産生が低下することが原因の１つである。
15
分岐鎖アミノ酸として正しいのはどれか。2 つ選べ。
イソロイシン, バリン
16
筋線維タイプについて正しいのはどれか。
1 つの運動単位を構成する筋線維のタイプはすべて同一である。
17
膝前十字靭帯損傷について正しいのはどれか。
受傷後には膝関節内に血腫が貯留することが多い。
18
時差への対応について正しいのはどれか。2 つ選べ。
現地時間との同調がうまくいかないと、睡眠障害、身体疲労、食欲減退などが生じやすい。, 機内対策として、時計を到着先の時間に合わせ、睡眠と食事における調整準備を始める。
19
サプリメントが必要となる状況として適切でないのはどれか。
指導者やスタッフが使用を勧めたとき。
20
過換気症候群について誤っているのはどれか。
動脈血炭酸ガス分圧が増加した状態である。
21
膝関節の運動として誤っているのはどれか。2 つ選べ。
大腿脛骨間の滑りと転がり運動は、膝屈曲位ほど転がりの割合が大きい。, Q-angle が大きいほど、膝伸展筋力が膝蓋骨を内側偏位させるベクトルが増大する。
22
鉄欠乏性貧血の対策と食事指導について正しいのはどれか。2 つ選べ。
鉄の排泄量と摂取推奨量はどちらも男性より女性の方が高い。, 非ヘム鉄よりもヘム鉄のほうが吸収されやすい。
23
肩甲上腕関節の構造について、図に示すA～D の筋の名称の組み合わせとして正しいのは どれか。
A 棘上筋 B 棘下筋 C 小円筋 D 肩甲下筋
24
頚椎の外傷・障害について誤っているのはどれか。2 つ選べ。
脱臼や骨折がなく神経症状が生じるものを頚椎捻挫という。, C5 神経根が障害された場合、上腕三頭筋の筋力が低下しやすい。
25
競技大会において計量を行う競技として誤っているのはどれか。
フィギュアスケート
26
持久的トレーニングの説明で正しいのはどれか。2 つ選べ。
ファルトレクトレーニングは、野外の自然環境の地形を利用して実施する。, Long Slow Distance トレーニングは、積極的休養の手段として用いられることもある。
27
成長期に特徴的なスポーツ外傷・障害とその主な要因の組み合わせで誤っているのはどれか。
足部外脛骨障害 ― 前脛骨筋のタイトネス
28
運動量（横軸）と上気道炎のリスク（縦軸）の関係を示すモデルについて正しいのはどれか。
C
29
アスリートのエネルギー消費について正しいのはどれか。2 つ選べ。
食事誘発性熱生産は、食物を咀嚼、消化、吸収、運搬するために必要なエネルギー量である。, 1 日の総エネルギー消費量は基礎代謝量、食事誘発性熱生産、身体活動によるエネルギー消費の3 つに分類できる。
30
整形外科的メディカルチェックについて誤っているのはどれか。
アライメント、全身関節弛緩性テスト、骨密度検査は全ての対象者の必須検査項目としなければならない。
31
熱中症の予防として誤っているのはどれか。
運動前後の体重変化は 4%以内におさまるように水分補給を行うのがよい。
32
スプリントトレーニングによる適応について正しいのはどれか。2 つ選べ。
解糖系能力が向上する。, 激運動中のATP 再合成能力が向上する。
33
食事制限、脱水およびその両方の弊害について正しいのはどれか。
肝グリコーゲンの減少
34
回転運動の力学について正しいのはどれか。2 つ選べ。
モーメントアームとは、力の作用線と直交する回転軸からの線（垂線）の長さである。, 慣性モーメントの大きさは、質量が回転軸のまわりにどのように分布しているかに影響を受ける。
35
目の損傷と主な原因の組み合わせとして誤っているのはどれか。
眼窩底粉砕骨折 ― 眼窩より面積の小さい物の衝突
36
腰椎・仙椎・骨盤の運動と筋について正しいのはどれか。2 つ選べ。
Th12 から S1 までの前後屈の全可動域は約 90°で、そのうち約40%をL4 からS1 までの２椎間で受け持っている。, 体幹側方部では腹筋群が互いに重なり腹圧の維持・上昇に寄与している。
37
スポーツと栄養について誤っているのはどれか。
競泳100m は非乳酸性のハイパワー系に分類される。
38
外出血の止血法について誤っているのはどれか。2 つ選べ。
止血帯法は四肢だけでなく体幹にも用いることができる。, 止血帯は皮膚を締め付けやすいように幅3cm 以内のものを用意する。
39
マルファン症候群について誤っているのはどれか。
体型的特徴として恥骨足底間距離が恥骨頭頂間距離より短いことがあげられる。
40
鼻の損傷について正しいのはどれか。2 つ選べ。
鼻出血の好発部位はキーゼルバッハ部である。, 鼻骨骨折や鼻中隔骨折はスポーツにおける顔面骨折において最も多くみられる。
41
膝関節の運動について正しいのはどれか。
ハムストリングスや腓腹筋、膝窩筋は膝屈曲に関与する。
42
運動による心臓血管系への影響について誤っているのはどれか。2 つ選べ。
生理的左室肥大では、トレーニングを中止してもその形態は維持される。, 有酸素系若年競技者は左室心筋重量が低い。
43
行動変容を促す認知行動介入における目標設定技法について誤っているのはどれか。
「優勝する」など競技における成功を目標に設定する。
44
頭蓋骨骨折について正しいのはどれか。2 つ選べ。
合併症としては、急性硬膜外出血がある。, 単純な線状骨折の場合、治癒後の競技復帰は可能である。
45
アイソメトリックトレーニングの特徴として正しいのはどれか。
トレーニングが行われる関節角度以外での筋力向上効果は小さい。
46
耳の外傷について正しいのはどれか。2 つ選べ。
耳出血がある場合は、頭蓋底骨折も疑う。, 内耳損傷は、大きな音響によっても生じる。
47
漸進性の原則として正しいのはどれか。
体力・競技力の発達程度に応じて、運動ストレスの質と量を徐々に高めるようにすること。
48
骨・軟骨について誤っているのはどれか。
関節軟骨に栄養を供給しているのは血液である。
49
運動と循環について正しいのはどれか。2 つ選べ。
運動強度が高まると心拍数はほぼ直線的に増加する。, 持久的競技者は、一般成人と比べて安静時の1 回拍出量が多い。
50
血液感染症について正しいのはどれか。
HIV の感染力は、B 型肝炎ウイルスの1/100 程度である。
51
ピリオダイゼーションについて正しいのはどれか。2 つ選べ。
トレーニング計画を目的別に期分けして、トレーニング量などを変化させることである。, マクロサイクル、メゾサイクル、ミクロサイクルに分けられる。
52
皮膚感染症について正しいのはどれか。
風疹は全身性のウイルス感染症である。
53
肩関節前方脱臼について誤っているのはどれか。2 つ選べ。
転倒して体側よりも前方へ手をついた場合に好発する。, 通常の単純 X 線（前後像）検査において所見がみられる例が多い。
54
筋力とテコの作用について正しいのはどれか。2 つ選べ。
筋骨格系では第3 種のテコが多い。, 肘関節屈曲の運動は第 3 種のテコである。
55
皮膚疾患について正しいのはどれか。2 つ選べ。
水疱ができる前の赤くなって腫れや痛みが出た段階で保護をする。, 胼胝は痛みが強くないうちに角層を削る。
56
脊柱の構について正しいのはどれか。
加齢に伴って髄核の水分含有量が減少すると椎間孔が狭小化する。
57
胸部外傷について誤っているのはどれか。2 つ選べ。
気胸は胸腔内に漏れた空気により胸腔内圧が低下する。, 気胸・血胸では呼吸は障害されるが、循環は比較的正常である。
58
過換気症候群について正しいのはどれか。2 つ選べ。
不安や緊張などにより過換気が増長される。, 一般的に器質的疾患がない場合をいう。
59
脊髄及びその損傷について正しいのはどれか。2 つ選べ。
脊柱管狭窄症では脊髄損傷のリスクが高くなる。, 脊髄損傷の受傷直後はショック状態となり弛緩性麻痺が起こる。
60
中枢神経系の構と役割について誤っているのはどれか。
大脳皮質運動野は第4 野と呼ばれ、中心溝の後方に位置する。
61
脳振とうについて誤っているのはどれか。
ほとんどの場合、意識消失を伴う。
62
手関節、手指関節の構、運動について誤っているのはどれか。2 つ選べ。
手関節の運動は、橈骨手根関節と尺骨手根関節から主に構成される。, 正中神経は主に小指を除く四指の背側の感覚を支配している。
63
高齢者に特徴的なスポーツ外傷・障害とその主な要因の組み合わせで誤っているのはどれか。2 つ選べ。
内反膝 ― 大腿骨外側顆関節軟骨の摩耗, 骨粗鬆症 ― 骨密度が若年成人の80％未満
64
糖尿病患者における運動禁忌の症例について誤っているのはどれか。
内服薬やインスリンを使用している者
65
試合前の食事について正しいのはどれか。2 つ選べ。
グリコーゲンローディング法により、筋肉中のグリコーゲン量は2〜3 倍に増加する。, グリコーゲンを蓄えるほど体水分量も増加して、体重が増加することを考慮する。
66
カテコールアミンの作用について正しいのはどれか。2 つ選べ。
心拍出量の増加, 血中グルコース濃度の上昇
67
海外遠征時の感染症について正しいのはどれか。2 つ選べ。
狂犬病は、狂犬病ウイルスに感染した動物に咬まれることで感染する。, 破傷風の予防にはワクチンが有効である。
68
裂離骨折が生じやすい部位とその原因となる筋の関係で誤っているのはどれか。
第5 中足骨 ― 長腓骨筋
69
運動の表し方について正しいのはどれか。2 つ選べ。
垂直軸を中心に水平面で生じる運動を回旋という。, 水平面は横断面とも呼ばれる。
70
肩関節の外傷について正しいのはどれか。2 つ選べ。
10 歳代の外傷性肩関節前方脱臼は反復性に移行することが多い。, 腱板損傷は棘上筋腱と棘下筋腱に生じることが多い。
71
喫煙と生体反応・運動能力について誤っているのはどれか。2 つ選べ。
COHb の増大は、組織への酸素運搬能力を増加させる。, 喫煙は運動時血圧を低下させる。
72
スポーツ外傷・障害について正しいのはどれか。2 つ選べ。
スポーツ障害の主な病態は筋、腱、靭帯、骨、滑膜などの慢性炎症性変化である。, Sever 病はスポーツ障害に含まれる。
73
骨格筋の運動制御を行う遠心性の神経線維として正しいのはどれか。2 つ選べ。
αニューロン, γニューロン
74
様々な状況における栄養ケアとして適切でないのはどれか。2 つ選べ。
体力強化合宿中は、摂取エネルギー量を減少させることにより体重減少を行い、身体の動きを良くすることを目指す。, オフ期はトレーニング期の感覚で食べる量を決定すると、過小な摂取となる可能性がある。
75
肘関節の運動について誤っているのはどれか。2 つ選べ。
肘関節の参考可動域は 0~120°である。, 上腕二頭筋は肘関節屈曲と前腕回内に作用する。
76
低温環境について正しいのはどれか。
抗利尿ホルモンの分泌が減るため尿量が増加する。
77
月経障害について正しいのはどれか。
月経前に体重がやや増加することを指導者やトレーナーが理解しておく。
78
子どものスポーツ指導として誤っているのはどれか。
「基本動作づくり」よりも「基礎体力づくり」を優先させる。
79
慣性モーメントについて誤っているのはどれか。2 つ選べ。
慣性モーメントが大きいほど物体は回転しやすい。, 物体の質量に回転軸からその質量中心までの距離の 4 乗を掛けたものとして計算される。
80
胸椎、上肢の構造と機能について誤っているのはどれか。2 つ選べ。
第1 から第12 肋骨は肋軟骨を介して胸骨に連結する。, 肋骨角付近には腰腸肋筋、胸最長筋が付着し、脊柱の伸展運動の作用点となっている。
81
負荷の原理の説明として誤っているのはどれか。2 つ選べ。
競技パフォーマンスに現れるトレーニングの効果は、トレーニングと同じ筋の活動状態の下で最も顕著に現れる。, トレーニングによって獲得した効果は、トレーニングの中止あるいは運動ストレスの与え方として規則性がなくなれば、やがて消失する。
82
アスリートにおける骨障害や骨密度の低下を引き起こす要因について正しいのはどれか。2 つ選べ。
無月経や稀発月経, ステロイドの過剰投与や長期投与
83
気管支喘息について正しいのはどれか。2 つ選べ。
理学的治療法として、鼻呼吸は有効である。, 運動誘発性気管支攣縮は、換気量が大きく、かつ冷たく乾燥した空気を吸入することにより発症しやすい。
84
脂溶性ビタミンに分類されるものとして誤っているのはどれか。
ビタミンC
85
de Quervain 病について正しいのはどれか。2 つ選べ。
手関節背側第1 コンパートメントを通る筋の狭窄性腱鞘炎である。, Finkelstein test が陽性になることが多い。
86
肩甲上腕関節の安定性に寄与するものとして誤っているのはどれか。
関節内の陽圧
87
高齢者の加齢変化として正しいのはどれか。
身体活動水準が異なっても、加齢による最大心拍数の低下は同程度である。
88
足部の過剰骨について誤っているのはどれか。2 つ選べ。
三角骨は長腓骨筋腱の種子骨とも考えられる。, 三角骨、外脛骨ともに片側性の場合が多い。
89
オーバートレーニング症候群について誤っているのはどれか。
運動の実施により生じた生理的な疲労が、十分に回復の過程を取られることなく、積み重ねられた結果として起こる急性疲労の状態である。
90
ドーピングについて誤っているのはどれか。2 つ選べ
禁止物質を所持するだけではドーピングにはならない。, 世界アンチ・ドーピング機構の国際基準は4 年に1 度改訂される。
91
歩行動作のバイオメカニクスについて正しいのはどれか。2 つ選べ。
歩行運動には反射が関与している。, 歩行中の重心は、立脚期に支持脚側に寄りながら上昇し、頂点に達してから下降する。
92
リスフラン関節を起点に近位方向に骨をたどった順序として正しいのはどれか。
内側楔状骨 ― 舟状骨 ― 距骨
93
身体活動がもたらす心理学的恩恵について誤っているのはどれか。
重度の抑うつ状態を改善させる。
94
運動負荷試験の相対的禁忌として正しいのはどれか。2 つ選べ。
頻脈性上室性不整脈, 心室期外収縮
95
腰椎椎間板ヘルニアについて正しいのはどれか。2 つ選べ。
神経根の圧迫による症状が多い。, 急性の症状は運動によって増悪し、臥位安静で軽減することが多い。
96
海外遠征時の問題への対応について誤っているのはどれか。
航空機内では肺塞栓予防のため、利尿作用のあるコーヒーを多く飲む。
97
下腿部の外傷について正しいのはどれか。2 つ選べ。
腓腹筋肉ばなれは陸上や野球など様々な種目で発生する。, アキレス腱断裂は受傷後の疼痛が少なく歩行可能な例もあるため、見逃され陳旧化することがある。
98
糖尿病について正しいのはどれか。2 つ選べ
高血糖になると口渇が生じ、多飲となる。, 1 型の治療にはインスリン注射が不可欠である。
99
リラクセーション技法について正しいのはどれか。
動作法では、対人交流過程と動作制御過程が同時に生じる。
100
アスリートにおけるグリコーゲンの補給と回復のための食事について誤っているのはどれか。
グリコーゲンの貯蔵量が多い場合、運動時の体たんぱく質の分解が多くなる。