問題一覧
1
【制限行為能力者】 1 AはBから絵画を購入したいと(本件契約)。しかしBは未成年で成年後見人Cがいると判明。AはDに絵画を売りたい。その場合、Aは誰に対し、一ヶ月以上の期間を定めて、どのような催告をして、どのような結果を得ればいいのか? 【解答例】 ( )に対し、本件契約を( )するかどうかを( )すべき旨の催告をし、( )しない旨の( )を得る
C, 追認, 確答, 追認, 確答
2
虚偽表示における第三者とは? 2 ( )及びその( )以外の者であって、その( )の( )につき、法律上( )を有するに至った者。
当事者, 一般承継人, 表示, 目的, 利害関係
3
3 土地が値上がりすると噂を聞いて土地を買ったが噂はデタラメだった。どのような要件なら取り消せる? ( )が、( )の( )とされていることの表示があり、( )がないときに取り消しができる。
動機, 法律行為, 基礎, 重過失
4
4 AとBの土地売買(本件契約)。Aに恨みのあるCがAを騙して、AはBに売る。1年後、騙されたと気付いたAは意思表示を取り消せるか? 【解答例】 Bが( )を知り、又は( )ができたときに限り、Aは契約を取り消すことができる。
詐欺の事実, 知ること
5
【無権代理】 5 AはCの代理人と偽り、Bと売買契約(本件契約)。Cは知らなかった。BもAが代理人だと信じていた。この時、BはAにどのような要件(どのようなことがなかったときにおいて)、どのような請求ができるか? Aに( )があり、Cが( )しなかったときは、( )または( )を請求できる。
行為能力, 追認, 履行, 損害賠償
6
【即時取得】 6 AはBの土地を所有の意思・平然・公然と所有。占有期間は10年未満。その後Cに売却。CはBの物と知っていた。まもなく8年。Bが土地明渡しを求めてきた。Cはどのような要件で即時取得を主張できるか。 ( )が占有開始時に( )であり、かつ、( )と( )の占有期間が合わせて( )年に達していること。
A, 善意無過失, A, C, 10
7
【不動産物件変動の対抗要件】 7 XはAから建物購入。未登記。そこにはYが賃貸で借りて住んでいる。賃貸契約はすでに終了済み。XはYに明け渡しを求められるか? できる。民法177条によれば登記は必要。判例は、「( )とは、当事者及びその( )以外の者で、( )の( )を主張する( )を有する者」と解されている。
第三者, 包括承継人, 登記, 欠缺, 正当な利益
8
8 Aの物件をBが購入。未登記。CがBの恨みを晴らすためAをそそのかしC自身に売却させる(二重売買)。登記済み。その後、CがDにその物件を売却。移転登記済み。BはDに取得を主張することができるか? →Cは背信的悪意者。つづいて、Dは背信的悪意者と評価されない限りは無理とされる。それはどのような理由に基づくものか。「背信的悪意者は」に続けて、背信的悪意者の意義を踏まえつつ、Cが無権利者ではない理由を答えよ 【解答例】 ( )、( )の( )を主張する ( )を有しない者であって、AC間の売買は( )だから。
信義則上, 登記, 欠缺, 正当な利益, 有効
9
【成年被後見人との取引】 9 AとBの建物売買契約。後日、Bが成年被後見人と判明。Aはいつ取り消されるか分からない状況を脱するためにどうすればよいか? Bの( )に対して、( )の期間を定めて( )するか否かを( )するよう( )する。
成年後見人, 一ヶ月以上, 追認, 確答, 催告
10
【取消しと追認】 10 15歳のAは父母に相談なく、同級生Bからゲームソフトを5000円で買うという契約を行った。後日、Bがゲームソフトを持っていくとAは留守だったので、Aの父母にゲームソフトを渡し、5000円を支払ってもらった。その後、Aはゲームソフトに飽きたため、未成年を理由に売買契約を取り消したいと考えている。けど、それは許されない。何故か? ( )の( )がゲームソフトの( )を支払っており、( )したものとみなされるから。
A, 父母, 対価, 追認
11
【動産の即時取得】 11 Aの指輪がBに盗まれ、Bから事情の知らない宝石店Cに売却された。Dは宝石店Cから50万円でその指輪を買う。Dも善意無過失。1年6ヶ月後、Aは指輪がDのもとにあると知り、取り戻したいと思っている。Aはそれができるのか?必要または関係する要件に言及せよ。 【解答例】 ( )から( )以内に、Dに指輪の( )の( )を弁償すれば、Aは、指輪の返還を( )。
盗難時, 2年, 代価, 50万円, 請求できる
12
民法㉒【占有権】 12 他主占有が自己占有に変わる2つの場合とは?1つは、他主占有者が自己に占有させた者に対して所有の意思があることを表示した場合。もう1つは何か? 【解答例】 ( )が、( )により更に ( )をもって( )を始めた場合である。
他主占有者, 新たな権原, 所有の意思, 占有
13
【共有物】 13 Aは木造2階建ての別荘をBら4名と共有している。築40年のせいか、古くなっており、Aは、建替えか、修繕・改良(以下、修繕等)を考えている。では、建替えと修繕等それぞれ共有者5名との間でどのようなことが必要か?なお、修繕等は「変更」や「保存行為」には該当しない。「建替えには」につづけ。 【解答例】 ( )の( )が必要で、修繕等には各共有者の( )の( )の( )での決定が必要である。
各共有者全員, 同意, 持分, 価格, 過半数
14
【留置権】 14 AはBから借りて居住していた借家のトイレが壊れたので、実費修理して、Bに費用返還を求めたが、Bは応じなかった。その後、借家契約が終わり、Bから立ち退きを求められた。Aは借家に居住する方法がある。それは、Aはどのような権利で、どのような要件で、いつまで住めるか? Aは( )を主張し、( )を支払えば、Bが( )を( )するまで、借家に居住できる。
留置権, 賃料相当額, 費用全額, 返還
15
【抵当権の性質】 15 AがBに対して有する資金債権の担保として、Bの甲建物に抵当権を設定。その後、Bは債務不履行。そして、その後甲は火災で焼失。Bの保険会社Cから火災保険金債権が発生した。Aは、この保険金に優先弁済権を行使したい。そのためには、どのような法的手段によって何をしなければならないのか? 抵当権に基づく( )の行使として、Bへの( )に( )をしなければならない。
物上代位権, 保険金払渡前, 差押え
16
【法定地上権】 16 1番抵当権設定時には法定地上権の成立要件を満たしていなかったが、2番抵当権設定時にそれを満たすようになった場合はどうなるのか? ( )については、( )は成立しないが、( )については、( )は成立する。
土地抵当, 法定地上権, 建物抵当, 法定地上権
17
【抵当権の消滅】 17 Aの抵当権がある甲土地を所有者Bから買い受けたCは、このAの抵当権を消滅させたい。消滅のパターンとして、被担保債権または抵当権の消滅時効のほかに、Cが、Bの債権者であるAに被担保債権額の全部をBのために弁済することが考えられる。そのほか、あと2つある。それは何か? 【解答例】 ( )が( )の請求に応じて( )に( )をした場合と、( )が( )に対し( )をした場合。
C, A, A, 代価弁済, C, A, 抵当権消滅請求
18
【請負契約】 18 Aの土地上に住宅を建築する建築請負契約を工務店Bとした。その後6ヶ月たち、Aは代金支払いと引きかえに、住宅の引き渡しを受けた。 が、直後、雨漏りが3箇所生じていると判明。AはそれをBに通知した。この場合、AがBに対し、権利行使ができる根拠を示した上で、AのBに対する修補請求以外の3つの権利行使の方法を答えよ。 ( )を根拠に、( )、( )、( )をすることができる。
担保責任, 報酬の減額請求, 損害賠償の請求, 契約の解除
19
【不在者の財産管理】 19 ABは5年前に婚姻。未成年の子C。B所有の家に住む。しかし、Aが2年前に行方不明。Aは銀行に1000万円の1年の定期貯金と500万円の投資信託をもつ。Bは、Aの財産管理権はない。他に管理人もない。Bはどこに対して、どのような申立てをすればよいか。 (解答) Bは、( )に対して、Aの( )の( )について( )を命ずるよう( )をすればよい。
家庭裁判所, 財産, 管理, 必要な処分, 申立て
20
【失踪宣告取消】 20 AとBは結婚し、C18歳の子がいる。A行方不明になり、失踪宣告を申立て認められた。BはPに相続したAのマンションを500万円で売却し登記。Cも相続した500万円をギャンブルに浪費。その後、Aが生存しており、失踪宣告が取消しに。この時、BP間の売買契約によりマンションの所有権がPに帰属する場合とはどのような場合か。また、Cが500万円全額をAに返還しなくてよい場合とはどのような場合か。その場合、どの限度で返還か。 (解答) BPとも( )で契約した場合である。また、Cが( )の場合は、( )の限度で返還すればよい。
善意, 善意, 現存利益
21
【注文者・占有者・所有者の責任】 21 Aが所有する甲家屋は、Bが貸借人として居住していたところ、甲家屋の2階部分の外壁が突然崩落。付近通行人Cが負傷する。甲家屋の外壁の設置または管理に瑕疵があったとき、誰がCに損害賠償を負うか。必要に応じたう場合分けをしながら答えよ。 (解答) ( )が責任を負うが、Bが( )の( )を防止するのに( )をしているときは、 ( )が責任を負う。
B, 損害, 発生, 必要な注意, A
22
【表見代理と使用者責任】 22 作家Yの秘書Aは、Y名義で5万円以下の日用品を購入権限しかなかったが、無断で50万の事務機器をXから購入。XはAに権限あると思ってた。XはYに請求すると、それを拒絶。不当と考えたXはYに対し、支払の請求、及びそれに代わる請求を検討した。Xは、どのような根拠にて、いかなる請求を、すればよいか。「Xは、Yに対して、」に続けて、考えられる請求2つを答えよ。 (解答) ( )の行為の( )による ( )または( )による ( )をすればよい。
権限外, 表見代理, 代金支払請求, 使用者責任, 損害賠償請求
23
【意志能力】 23 Aは物忘れがあり、診断を受けたところアルツハイマーの初期と診断された。医師から徐々にに減退していくと言われた。Aは、近くの公証役場で公正証書遺言を作成。その後、認知症が酷くなり、後見開始の審判が確定した。そして、翌年Aは死亡した。Aの公正証書遺言の効力は有効か無効か、理由も含めて答えよ。 (解答) Aが( )を作成した時に、Aに ( )が認められるから、( )は有効である。
公正証書遺言, 意志能力, 公正証書遺言
24
【心裡留保】 24 Aは、甲土地を売るつもりがないのに、Bに2000万で売る意思表示をした。Bは、Aの真意を知っていたが、安価だし、儲けたいので、承諾し移転登記もした。その後、Cが、それを3000万で買いたいと言ったので、承諾し移転登記も済ませた。しかし、Aはまだ甲土地に住み続けていたので、Cは、所有権に基づき、引渡し請求した。Cの請求が認められる場合とは、どのような場合か。 (解答) Aの申込みの( )がAの( )ことについて、Cが( )場合である。
意思表示, 真意でない, 知らなかった
25
【錯誤】 25(特に重要) Bは、AからA所有の地盤の良い公正証書土地を買うつもりでいた。しかし、地盤の悪い甲土地と勘違いし、乙土地を購入してしまった。この錯誤については、Bには重大な過失がある。 しかし、Bが重大な過失があっても取り消せる場合がある。それはAがどういう場合のときか。 ( )が( )の( )を知り、又は( )により知らない場合、あるいは( )も( )に陥っていた場合。
A, B, 錯誤, 重過失, A, 同一の錯誤