問題一覧
1
右旋性とは、偏光の進行方向に向き合って見る時、偏光面を右に回転する性質である。
○
2
施光の性質は、偏光の進行方向に向き合って、偏光面を左に回転するものを左旋性、右に回転するものを右旋性とし、偏光面を回転する角度を示す数字の前に、それぞれ左旋性は記号を+を、右旋性は-を付けて示す
×
3
ブドウ糖は無色なので、可視部の光では旋光度を測定できない
×
4
旋光度の測定には、通例、光線としてナトリウムスペクトルのD線が用いられる
〇
5
旋光度は、赤外線の波長領域で通常測定される
×
6
化合物の比旋光度を算出する時、必ずしも分子量がわかっている必要は無い
〇
7
Lートリプトファンの比旋光度の決定にはその分子量が必要となる
×
8
層長(セル長)は通常10mmである
×
9
比旋光度は、濃度を100w/v%に換算した時の旋光度の値である
〇
10
比旋光度は、示性値として用いられるが、濃度との間に比例関係がないため、医薬品の定量に用いられない
×
11
旋光度は光学活性物質の純度試験や定量に利用される
〇
12
旋光度測定法は、日本薬局方医薬品「果糖注射液」中の果糖の定量法として用いられる
〇
13
Lートリプトファン(分子量204.23、比旋光度[α]^20D:ー30.0°〜ー33.0°)0.25gを正確に量り、水20mLを加え加湿して溶かし、冷後水を加えて正確に25mLとし、層長100mmのセルを用いて測定すると、旋光度はー0.30°〜ー0.33°になる
〇
14
物質が旋光性を持つためには、分子の中に少なくとも1個の不斉炭素がなければならない
×
15
日本薬局方ブドウ糖注射液のブドウ糖(C6H12O6)約4gに対応する容量を量り、アンモニア試液0.2mL及び水を加えて正確に100mLとし、よく振り混ぜて30分間放置した後、旋光度測定法により20±1℃、層長100mmで旋光度αDを測定する ブドウ糖(C6H12O6)の量(mg)=αD×1895.4
右旋性とは、偏光の進行方向に向き合って見る時、偏光面を右に回転する性質である, アンモニアを加える理由は、ブドウ糖の変旋光を平衡状態にして安定した旋光度を得るためである
16
旋光度は測定波長により変化する
〇
17
旋光度は測定に用いる光の波長に関係しない
×
18
旋光分散とは、旋光度が波長により変化する現象を示す
〇
19
旋光分散には、コットン効果が表れる
〇
20
旋光分散から、タンパク質のαヘリックスの含量が得られる
〇
21
円偏光二色性測定法は、ナトリウムのD線を光源として測定する
×
22
円偏光二色性測定法について、旋光性は左右円偏光に対する屈折率の差に起因する
〇
23
円二色性スペクトルは、左円偏光の光と右円偏光の光の試料溶液中でのモル吸光係数の差を波長の関数として示したものである
〇
24
円二色性は左右円偏光の吸光係数の差に起因する
〇
25
αヘリックスやβシートなどの二次構造は、円偏光二色性測定法により観測できる
〇
26
円二色性スペクトル法により、タンパク質の一次構造を決定することができる
×
27
円偏光二色性測定法について、CDスペクトルから光学活性物質の絶対配置に関する情報が得られる
〇
28
円二色性測定法では、分子の不斉性に関する情報が得られる
〇
29
円二色性測定法では、非破壊的で測走後に試料の回収が可能である
〇
30
熱重量測定(TG)では、温度に対する試料の重量変化を測定する
〇
31
熱質量測定法(TG)では、結晶試料の温度上昇にともなって現れる融解ピークから融点を求めることが出来る
×
32
熱質量測定法(TG)では、試料の温度上昇にともなって起こる融解や多形転移などの相変化を検出することが出来る
×
33
TGは、医薬品中の付着水や結晶水の定量に用いることが出来る
〇
34
示差走査熱量測定法(DSC)では、試料と基準物質を加熱あるいは冷却した時に生じる両者間の温度差(吸熱または発熱)を測定する
〇
35
DSCは、医薬品の純度測定や結晶多形の確認に利用される
〇
36
熱分析法は、化合物の結晶多形と溶媒和結晶の区別に有効である
〇
37
熱分析法では、通例基準物質として熱分析用αーアルミナが用いられるが、これは通常の測定温度範囲内で熱変化しないことによる
〇
38
結晶多形とは、同じ化学構造を持つ物質が異なる結晶構造を取りうる現象である
〇
39
晶癖は、結晶多形の1種である
×
40
結晶形の違いは医薬品のバイオアベイラビリティに影響を与えることがある。結晶多形の存在を確認する方法について正しい組み合わせ
赤外吸収スペクトル法、熱分析法、X線回折法
41
重量分析法は、ほかの分析法に比べ精度が低い
×
42
局方に収載される重量分析法は、揮発重量法、沈殿重量法、抽出重量法の3つである
×
43
強熱減量試験法は、加熱・乾燥させ、試料に含まれる水分や揮発性物質を除き、重量の減少を測定する方法である
×
44
強熱残分試験法は、高温で加熱・乾燥させ、揮発せず残った試料の質量を測定する方法である
〇
45
熱分析法は、試料を強熱し、揮発せずに残留する物質の量を測定する方法である
×
46
恒量とは、試料物質を3時間乾燥・強熱し、前後の秤量差が試料質量の0.1%以下であること
×
47
重量分析において目的物質の量またはそれを計算するための基礎となる量を恒量という
〇
48
最もエネルギーが低い電磁波を用いるもの
核電気共鳴スペクトル測定法
49
核磁気共鳴スペクトルの測定には、赤外線より波長の短いラジオ波領域の電磁波が用いられる
×
50
核磁気共鳴スペクトルの測定には、一般にラジオ波領域の電磁波が用いられる
〇
51
核電気共鳴スペクトル測定法では、紫外線領域の電磁波を利用している
×
52
分子中の各プロトンの低エネルギーのスピン状態を高エネルギー状態に遷移させるラジオ波の周波数(v)は画像の式(γ=磁気回転比、H0=外部磁場の強さ、δ=遮へい定数)で与えられる
〇
53
プロトンのスピン(I)は1である
×
54
核磁気共鳴法の対象となる核種として主にプロトンを用いるのは、その原子量が最も小さいためである
×
55
19Fを利用して有機化合物中にあるフッ素の核磁気共鳴スペクトルを測定できる
〇
56
プロトンの磁気緩和時間からの情報は、臨床で使われるMRI(磁気共鳴イメージング)に利用されている
〇
57
通例、溶媒として有機溶媒を用いた場合は、内部基準物質としてテトラメチルシラン(TMS)を用いる
〇
58
テトラメチルシランのメチルプロトンは、ベンゼンの芳香原プロトンに比べて磁気的遮蔽が少ない
×
59
ベンゼンの水素は、π電子による遮蔽効果を受ける
×
60
一般に、シグナルの面積強度はプロトンの数に比例する
〇
61
隣に等価なプロトンがn個存在すると、一般にシグナルは(n+1)本に分裂する
〇
62
一般に化学シフトは、ppm単位で表し、スピン-スピン結合定数はヘルツ(Hz)単位で表す
〇
63
プロトン間のスピン-スピン結合定数は、外部磁場の強さには影響されない
〇
64
プロトン間のスピン-スピン結合定数は、外部磁場の強さに影響を受ける
×
65
測定溶液中に重水を添加することによって、OHやNHなどの活性水素のシグナルを消失または移動させることが出来る
〇
66
測定溶媒中に重水を添加することにより、アルケンに結合している水素のシグナルを消失または移動させることが出来る
×
67
電子スピン共鳴スペクトル測定法は、NMRと原理は同じである
×
68
電子スピン共鳴スペクトル測定法で用いる電磁波は、ラジオ波である
×
69
電子スピン共鳴スペクトル測定法では、非共有電子対が観測対象である
×
70
電子スピン共鳴スペクトル測定法は、フリーラジカルを測定できる
〇
71
通例、溶媒として有機溶媒を用いた場合は、内部基準物質としてテトラメチルシラン(TMS)を用いる
〇