問題一覧
1
入院中の患者のバイタルサインの変化としての記憶としての正しい記載はどれか (1)80歳の男性、最近食事の時にむせることが多くみられるようになった。昨日より発熱したため病院を受診した結果、誤の性肺炎の疑いで入院した。朝の体温は/36.5°Cで食欲がみられたが、夕方には39°Cの高熱を認め、活気なく食欲も低下した。 (2) 胃清湯の診断で入院した54歳の男性。入院後は血圧120/70mmlg、脈拍数58/分、体温36.79 と症状なく経過していた。夕食の時はやや食欲がなかったが全部食べた。しばらくして悪心とともに上腹部痛を訴え、大量の吐血を認めた。体温は136.20で、血圧は(78/48mmlg、 脈拍 数110/分へと変動した。 (3)74歳の男性、糖尿病でインスリン注射治療中であったが、空腹時の血糖値が 240mg/dlコントロール不良であったため入院となった、1週間の入院食事療法の結果、体重が2.5kg減少し、空腹時血糖値が 150mg/dL以下に改善した。 (4)肝臓病で入院した60歳の男性。毎日の食事摂取量の指示は1,800kcalであったが、この1週間の間に食思不振となり食事摂取量は1,200kcalに低下、眼球結膜の黄染を認め、血中ビリルビンが3.2mg/d1と上昇した。 (5)高血圧症で入院加療中の80歳代の男性。朝食後も午前中は元気で会話をしていた。体温は36.4°Cで血圧/142/78mmHg、脈拍(64/分であった。夕方、急に意識がなくなり、呼びかけに返事をせず、疼痛刺激に対する反応が鈍くなった。体温/36.5°C、血圧/220/90mmitg、脈拍数68/分であった。
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2
発熱に関する項目で正しい記述はどれか。3つ
発熱は生体の防衛反応の一つである, 病原菌の増殖を抑制する働きがある, 白血球の機能や免疫応答の機能を促進する
3
通常(安静時)の呼吸において吸気時に主に働く筋はどれか。2つ
横隔膜, 肋間筋
4
咳嗽について正しいのはどれか。
生体の防御機構としての生理的反射である, 吸気後、声帯を閉じ胸腔内圧を高めた後急激に解放する
5
C02ナルコーシスにおける病態で適当なのはどれか、3こ
呼吸中枢からの呼吸刺激の抑制, 高濃度酸素投与により意識障害や呼吸停止, 二酸化炭素に対する中枢化学受容体の感受性の低下
6
肺がんについて関連が深いのはどれか。3こ
扁平上皮癌の腫瘍マーカーとしてCYFRAが有用である, 中心型の肺癌は自覚症状を認めやすい, TNM分類は肺がんの病期を分類し治療方針の決定が行われる
7
上肢より下肢で脈の触れが弱いか、あるいは触れないときに考えられる疾患はどれか
急性大動脈解離, 閉塞性動脈硬化症, 異型大動脈縮窄症(奇異性高血圧)
8
脈拍異常を認めるとき関連が深いのはどれか。
脈がバラバラに不規則に触れる→心房細動, 脈が途切れるように触れる→期外収縮, 左右で脈の触れが異なる(触れない)→ 高安動脈炎
9
血圧測定の記載について正しいのはどれか。
椅子に座った姿勢が望ましい, 測定する場所や環境で変動する
10
高血圧による血管病変と疾患の組み合わせで適当なのはどれか。
冠状動脈ー心筋梗塞, 絹膜細動脈ー眼底出血, 腎動脈ー腎硬化症
11
チアノーゼについて正しいのはどれか。
チアノーゼ症状は皮膚粘膜の毛細血管内還元へモグロビンが5g/d1以上でみられる, 貧血患者では、チアノーゼの症状が出にくい, 肺胞での酸素交換の障害でも出現する
12
中心性チアノーゼの病態として正しいのはどれか。
肺胞での酸素交換の障害, 動脈血の酸素飽和度が低下, 毛細血管内の還元へモグロビンの増加
13
高齢者の便の原因として適当なのはどれか
排便に関連する周辺の筋力低下, 食事摂取量の低下, 便意を感じにくくなる
14
幅吐による気道閉塞を避けるための体位はどれか
Sim's位
15
消化管がんの重症度分類(病分類)に関わる因子の組み合わせで正しいのはどれか
壁進達度, リンパ節転移, 遠隔転移
16
胃・十二指腸潰瘍の記載で正しい組み合わせはどれか。
NSAIDが原因となる, ピロリ菌が原因となる, がん化が最も重要な合併症である
17
腸閉塞の記述で正しいのはどれか。
絞扼性腸閉塞では循環障害による壊死に至る場合がある, 絞性腸閉塞ではショックになることが多い, 立位腹部単純レントゲン撮影で鏡面形成(ニボー)がみられる
18
門脈圧亢進症の側副血行路の発達による症状と考えられる正しい組み合わせはどれか。
脾腫, 食道静脈瘤, Caput medusae
19
正しい記載の組み合わせはどれか。
清瘍性大腸炎には陰窩膿瘍がみられる, クローン病には痔瘻病変が多くみられる, クローン病では敷石状の粘膜がみられる
20
血液中のビリルビンの由来はどれか。一つ選べ。
ヘモグロビン
21
上腹部を診たらどのような疾患を考えるか。正しいものを次のa~eのうちから二つ選べ。
急性虫垂炎, 急性胆囊炎
22
急性腹症について述べた文として正しいものを次のa~eのうちから二つ選べ。
1週間以内に急性発症した腹痛である。, 手術などの迅速な対応が必要な腹部疾患群である。
23
嚥下について述べた文として正しいものを次の a〜eのうちから二つ選べ。
嚥下機能は、喉頭の機能のひとつである。, 嚥下機能とは、口腔内で咀噌された食べ物が食道を経て胃に送り込まれる機能である。
24
嚥下障害を診たらどのような疾患を考えるか。誤っているものを二つ選べ。
大腸癌, 急性心筋梗塞
25
消化管出血及び略血について述べた文として正しいものを二つ選べ。
消化管から出血した血液が大腸から吐出された場合が下血である。, 喀血は気管支または肺からの出血で、咳を伴う。
26
下血を診たらどのような疾患を考えるか。誤っているものを二つ選べ。
急性胆嚢炎, 食道アカラシア
27
腹部膨満・腹部腫瘤について述べた文として誤っているものを二つ選べ。
腹部膨満は診察所見、腹部膨隆は症状である。, 腹水は腸内のガスが異常に増えた状態である
28
体表面から触知する腹部腫瘤を診たらどのような疾患を考えるか。誤っているものを2つ
胆嚢ポリープ, 食道癌
29
未期腎不全の所見と一致しないのはどれか、3こ
低リン血症, 高カルシウム血症, 代謝性アルカローシス
30
腎後性腎不全の原因と一致しないのはどれか。
急性尿細管壞死, 急性糸球体腎炎, 出血性ショック