問題一覧
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1 生産形態に関する記述として、適切でないものはどれか。 イ 見込生産では、製品の差別化により市場での優位を得るなど、需要の獲得を図るための活 動が重要である。 ロ 受注生産では、受注後速やかに、工程の生産性を高めつつ顧客の希望する製品を生産する ための日程計画を立てることが、納期の維持の上から重要である。 ハ 見込生産では、製造された製品は検査の後に製品在庫として保管され、これが販売の変動 に対して生産を平滑化するためのバッファの役割をする。 二 受注生産では、受注によって品質、仕様、数量及び納期が決まると、設計を行い、生産計 画が立てられる。 ホ 見込生産では、市場の需要の発生に基づいて生産計画が立てられた後、生産が開始され、 出荷される。
ホ
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2 トヨタ生産方式に代表される、かんばん方式に関連する用語として、適切でないものはどれか。 イ アンドン ロ ジャストインタイム ハ 自働化 ニ タイムバケット ホ 生産の平準化
ニ
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3 日本産業規格 (JIS) Z8141 における、生産計画に関する記述中の( )内に当てはまる語 句として、正しいものはどれか。 ( )とは、製品を生産するに当たり、その製品の設計情報を用いて、必要作業、工程順序、 作業順序及び作業条件を決める活動をいう。 イ 基準生産計画 ロ 大日程計画 ハ 手順計画 二 工数計画 ホ 負荷計画
ハ
4
4 次のうち、日程計画の作成や作業の指示のために使われる一般的な手法や図表として、適切 でないものはどれか。 イ 流動数分析図 ロ アローダイヤグラム ハ ガントチャート 二 工程別余力表 ホ 特性要因図
ホ
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5 現品管理の業務に関する記述として、適切でないものはどれか。 イ 現品の紛失などによる数量の不足の確認 ロ 現品の計数や受渡しの容易化 ハ 現品の運搬や保管の容易化 二 現品の不具合の内容の分析 ホ 棚卸しによる現品の確認
ニ
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6 進度管理に関する記述として、適切でないものはどれか。 イ 進度の調査結果は、ガントチャート式進度表などにまとめられる。 ロ 進度管理は、受注してから設計、生産計画、生産完了に至る活動全体の進み具合を管理す るものである。 ハ 進度管理の目的の一つに、納期を確保することがある。 二 進度管理の重点は、日程計画に基づいて指示されたとおりに生産が実行されるよう、作業 の進行状況を把握して調整することである。 ホ 進度管理には、作業管理板などが使われる。
ロ
7
7 余力管理に関する記述中の( )内に当てはまる語句の組合せとして、適切なものはどれか。 余力管理は、人員や (①) の能力と負荷を調整して、手待時間をなくすことと、進度の(②) を図る業務であり、作業を負荷と能力の (③) という面から見る。 ① ② ③ イ 生産方法 具現化 調整 口 機械設備 適正化 バランス ハ 材料 可視化 最適化 二 機械設備 具現化 差異 ホ 生産方法 可視化 バランス
ロ
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8 在庫管理に関する記述として、適切でないものはどれか。 イ 定量発注方式では、発注時点間の間隔(発注間隔)は、対象品目の使用速度の変化などに よって変動する。 ロ ABC分析におけるA区分では、一般に、定期発注方式がとられる。 ハ 単価が安くて納期が短く、消費量が安定している品目の在庫管理には、ダブルビン方式(複 棚法)が適している。 二 大物部品や単価が高いもの、需要の変動が大きい重点管理品目、特殊品、引当品などにつ いては、定量発注方式が適している。 ホ 定期発注方式は、将来の需要量を予測し、当期末の在庫量をフィードバックすることによっ て発注量を算定する。
ニ
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9 作業の標準化に関する記述として、適切でないものはどれか。 イ 標準化の対象には、生産活動の4要素(要員、設備、材料及び方法)が含まれている。 ロ 必要とする作業員の技能は、作業標準として設定すべきである。 ハ 標準化の効果として、製品やサービスの品質保証、コスト低減などを進め、顧客満足度を 高めることが期待できる。 二 作業方法の標準化の効果として、作業の日程計画や実績評価の資料に利用することが期待 できる。 ホ 標準作業方法を決定する前に、標準時間を設定する必要がある。
ホ
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10 作業の分析手法に関する記述として、適切なものはどれか。 イ ワークサンプリング法は、連続観測法の一つである。 ロ 事務帳票の流れの改善には、連合作業分析が有効である。 ハ PTS法は、直接的な時間研究の一手法である。 ニ サーブリッグ分析は、作業時間を詳細に記録することによって行われる。 ホ 流れ線図は、レイアウト図上に工程経路を展開したものである。
ホ
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11 作業分析における時間研究に関する記述として、適切でないものはどれか。 イ 時間研究の実施手順は、対象とする作業の種類や測定時間の利用目的により異なる。 ロ 時間研究は、生産活動の計画と統制の基本的尺度として活用する。 ハ 時間研究は、作業能率を改善するための手法である。 二 時間研究は、納期遅延率の算出に活用される。 ホ 時間研究の目的は、作業の改善と標準化、標準時間の設定が主である。
ニ
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12 アイディア発想の技法の一つであるプレーン・ストーミングの基本ルールとして、適切でないものはどれか。 イ アイディアの表現は、参加メンバーにわかりやすくて単純にしなければならない。 ロ 他人のアイディアを部分的に変えたり、複数のアイディアを結合したりして、アイディア をさらに発展させる。 ハ 他人から出されたアイディアを、評価したり批判したりしてはならない。 ニ 自由で奇抜なアイディア、技術的・経済的に困難と思われるアイディア、理想的なアイディ アなども望まれる。 ホ アイディアを数多く出すことが大切であり、参加メンバーの積極的な発言を重視する。
イ
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13 日本産業規格(JIS) Q9001 (品質マネジメントシステム-要求事項)に関する、記述中の( ) 内に当てはまる語句の組合せとして、正しいものはどれか。 苦情から生じたものを含め、不適合が発生した場合、組織は、次の事項を行わなければならない。 a) その不適合に対処し、該当する場合には、必ず、次の事項を行う。 1) その不適合を管理し、修正するための処置をとる。 2) その不適合によって起こった結果に対処する。 b) その不適合が再発又は他のところで発生しないようにするため、次の事項によって、その 不適合の (①) を (②) するための処置をとる必要性を評価する。 1) その不適合をレビューし、分析する。 2) その不適合の (①) を明確にする。 3) 類似の不適合の有無、又はそれが発生する可能性を明確にする。 c) 必要な処置を実施する。 d) とった全ての是正処置の有効性をレビューする。 e) 必要な場合には、計画の策定段階で決定したリスク及び機会を更新する。 f) 必要な場合には、品質マネジメントシステムの変更を行う。 組織は、次に示す事項の証拠として、(③)した情報を保持しなければならない。 a) 不適合の性質及びそれに対してとったあらゆる処置 b) 是正処置の結果 ① ② ③ イ 原因 改良 面一化 口 結果 除去 文書化 ハ 原因 除去 文書化 二 結果 改良 文書化 ホ 結果 改良 面一化
ハ
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14 品質に関する記述中の( )内に当てはまる語句の組合せとして、適切なものはどれか。 品質とは、「品物又はサービスが、(①)を満たしているかどうかを決定するための (②)の 対象となる固有の性質・性能の (③)」 であると考えることができる。最近では、品物の質の みでなく、サービスも含めて、広い意味での品質も考えられている。 ① ② ③ イ 性能 評価 一部 口 性質 評価 一部 ハ 使用目的 評価 全体 二 性能 満足度 一部 ホ 使用目的 満足度 全体
ハ
15
15 平均値が10(mm)、標準偏差が2 (mm) の正規分布に従うと考えられている製品を製造す る工程において、8(mm) 以下になる割合と 14 (mm) 以上になる割合を合算した値として、 適切なものはどれか。 イ 約2% ロ 約5% ハ 約10% 二 約18% ホ 役32%
ニ
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16 製品Aの寸法の規格は、9.90~10.10mmと定められている。最近、客先からコスト低減の 希望が強くなったので、製品Aを工程からランダムに100個取り出し、その寸法を測定して、 検討を行った。ヒストグラムの形状は、おおむね正規分布に近いように思われる。また、平 均値は10.00mm、標準偏差は0.02mmであった。この工程の状況判断として、適切なものはどれか。 イ この工程は、このままでよい。 ロ この工程では、寸法を小さくするような調整が必要である。 ハ この工程では、精度を上げる、すなわち、ばらつきを小さくする必要がある。 ニ この工程では、精度が若干落ちても、製造コストの低減や作業性の向上に努めた方がよい。 ホ この工程の状況判断は、追加データを加味した検討の後まで、保留する。
ニ
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17 毎日、顧客から指定された数量 (200~300個で、毎日変動する)の機械部品を、1ロット として納入している。最近、この部品の不適合品率 (規格に合わない不良品の比率)が問題 となっているので、管理図を用いて解析したいが、そのときに用いる管理図の種類として、適切なものはどれか。 イ c管理図 ロ X-R管理図 ハ p管理図 二 np管理図 ホ X管理図
ハ
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18 抜取検査に関する記述として、適切なものはどれか。 イ 合格としたい低い不適合品率(不良品率) のロットが不合格となる確率を、消費者危険と いう。 ロ 不合格としたい高い不適合品率(不良品率) のロットが合格となる確率を、生産者危険と いう。 ハ ロットの不適合品率(不良品率)とその合格の確立との関係を示す曲線を、OC曲線という。 二 合格判定個数に等しいか、それ以上の不適合品の個数(不良個数)が出たロットは、不合 格となる。 ホ OC曲線の傾きが緩やかなほど、識別力が高いことを意味する。
ハ
19
19 原価企画のプロセスに関する記述として、適切でないものはどれか。 イ 開発段階から、販売価格の予想を立てる。 口 予想販売価格から目標利益額を差し引いて、目標原価を設定する。 ハ 目標原価を達成するよう、設計変更を繰り返す。 二 原価の見積りは、製造段階において行う。 ホ 目標原価の達成状況を勘案しつつ、標準原価を設定する。
ニ
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20 製造原価の構成要素を発生形態別に分類したとき、経費に含まれないものはどれか。 イ 外注加工費 ロ 減価償却費 八 水道光熱費 二 販売費 ホ 旅費交通費
ニ
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21 損益分岐点の生産量を求める次式の( )内に当てはまる語句の組合せとして、適切なものはどれか。 損益分岐点の生産量=(①)/販売価格ー( ② ) ① ② イ 限界利益 単位変動費 口 固定費 製造原価 ハ 固定費 単位変動費 二 単位変動費 限界利益 ホ 売上高 総原価
ハ
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22 製造段階における原価低減活動に関する記述として、適切でないものはどれか。 イ QC七つ道具等のQC手法を活用する原価低減活動を行う。 ロ VE手法を活用する原価低減活動を行う。 ハ 5Sを徹底する原価低減活動を行う。 二 作業研究による合理的な作業方法を設定する原価低減活動を行う。 ホ ムリ・ムダ・ムラの排除によって原価低減活動を行う。
ロ
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23 労働安全衛生法関係法令における、労働者の危険を防止する措置に関する記述中の( )内 に当てはまる語句の組合せとして、正しいものはどれか。 事業者は、次の危険を防止するため必要な措置を講じなければならない。 一 (①)、器具その他の設備による危険 二 爆発性の物、(②)の物、引火性の物等による危険 三 (③) 熱その他のエネルギーによる危険 ① ② ③ イ 乗り物 腐食性 電気 口 機械 発火性 電気 ハ 機械 腐食性 ガス 二 乗り物 腐食性 放射線 ホ ロボット 発火性 ガス
ロ
24
24 労働安全衛生法関係法令に基づく安全衛生教育に関する記述として、正しいものはどれか。 イ 作業内容の変更時の教育は、変更後の業務が危険又は有害な業務に該当しなければ、省略 することができる。 ロ事業者は、特別教育の科目の全部又は一部について十分な知識及び技能を有すると認めら れる者は、当該科目の特別教育を省略することができる。 ハ 事業者は、同一業種の他企業の労働者を中途採用したときは、その知識・技能の程度によ らず他企業での経験を尊重し、雇入れ時の安全衛生教育を省略することができる。 二 特別教育を行ったときは、受講者に受講修了証を発行しているので、受講記録の作成や保 存を省略することができる。 ホ 政令で定める就業制限業務に係る免許所持者や技能講習修了者に対しては、安全衛生水準の向上のための定期教育を省略することができる。
ロ
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25 事故や災害が派生したときの第一次措置 (緊急時の措置)として、適切でないものはどれか。 イ 被災者の救急処置 ロ 二次災害の防止措置 ハ 関係者への連絡や上司への報告 二 災害発生現場における災害調査 ホ 機械・装置の緊急停止
ニ
26
26 環境基本法の「事業者の責務」に関する記述中の( )内に当てはまる語句の組合せとして、 正しいものはどれか。 事業者は、基本理念にのっとり、その事業活動を行うに当たっては、これに伴って生ずる(①)、 汚水、(②)等の処理その他の公害を防止し、又は自然環境を適正に保全するために必要な措 置を講ずる責務を有する。 また、その事業活動に係る製品その他の物が使用され又は (③) されることによる環境への 負荷の低減に資するように努めるとともに、(④) その他の環境への負荷の低減に資する原材料、 役務等を利用するように努めなければならない。 ① ② ③ ④ イ 大気の汚染 騒音問題 リサイクル 減量化 ロ ばい煙 廃棄物 廃棄 再生資源 ハ 窒素酸化物 騒音問題 廃棄 減量化 ニ ばい煙 廃棄物 リサイクル 再生資源 ホ ばい煙 土壌汚染 廃棄 減量化
ロ
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27 公害防止組織に関する記述として、誤っているものはどれか。 イ 公害防止組織の整備が義務付けられる特定工場は、製造業 (物品の加工業を含む)、電気 供給業、ガス供給業及び熱供給業のいずれかに属しており、ばい煙発生施設等特定の公害 発生施設を設置している工場である。 ロ 常時使用する従業員数が20人以下の特定工場の場合、公害防止統括者の選任は義務付け られていない。 ハ 公害防止統括者には、国家資格が必要である。 二 一定の規模以上の特定工場には、公害防止主任管理者の選任が義務付けられている。 ホ 公害防止管理者は、公害発生施設の区分ごとに、それぞれ選任しなければならない。
ハ
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28 教育訓練のニーズを明確にするために、示す必要がないものはどれか。 イ 問題の中身 ロ 対象者の現在の能力 ハ 教育訓練の修了時に求められる能力 二 教育訓練の必要量 ホ 教育訓練の担当者
ホ
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29 TWI-JI(仕事の教え方)に関する記述として、適切なものはどれか。 イ 職場の未経験者だけでなく、その作業に初めて就く実務経験者への指導に際しても、作業 分解を適用できる。 ロ 作業分解シートは、習う人に見せるために作るものである。 ハ 間違えるおそれのある箇所は、急所として全て挙げておかなければならない。 二 作業のやり方は常に変わるものであるので、教える必要が生じてもその都度、作業分解を 行う必要はない。 ホ 作業の主なステップは、できるだけ細かく分けて取り上げなければならない。
イ
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30 TWI-JM(改善の仕方)の「第3段階-新方法に展開する」の細目として、適切でないも のはどれか。 イ 不要な細目を取り去る ロ 必要な細目を簡単にする ハ 他人の力も借りて考える 二 新方法の細目を記録する ホ 新方法を上司に納得させる
ホ
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31 TWIJR (人の扱い方) における 「言い分や気持ちのつかみ方」として、適切でないもの はどれか。 イ 話のポイントを憶測する。 口 重要であると思っていることを話す気にさせる。 ハ 話をさえぎらない。 二 言い争いをしない。 ホ 話を独り占めしない。
イ
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32 教育訓練の方法に関する記述中の( )内に当てはまる語句の組合せとして、適切なものは どれか。 労働者一人ひとりが職場で発生する問題を自ら解決するためには、知識、技能及び態度が備 わっている必要がある。一般に、態度の指導を行うには、まず、なぜそうしなければならない かという (①)を理解させ、次に、望ましい (②) を継続する (③) を確認させ、そして、(④) の中でそれを発揮するのを (⑤) させることが必要である。 ① ② ③ ④ ⑤ イ 必要性 生活態度 習慣 職務 習慣化 口 規則 生活態度 方法 職務 義務化 ハ 必要性 態度 習慣 生活 習慣化 二 規則 態度 方法 生活 義務化 ホ 必要性 態度 方法 職務 習慣化
ホ
33
33 日本産業規格(JIS) Z8141(生産管理用語)に関する記述中の( )内に当てはまる語句として、 適切なものはどれか。 ( )とは、設備の計画、設計、製作、調達・運用、保全を経て廃却又は再利用までを含め た全ての段階及び期間を通じての経済性の管理を行うことをいう。 イ 生産管理 口 生産保全 ハ ライフサイクル管理 二 設備保全 ホ 設備管理
ハ
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34 設備効率に関する記述として、誤っているものはどれか。 イ 設備総合効率は、時間稼働率に性能稼働率を乗じた値である。 ロ 性能稼働率は、速度ロスの度合いを評価するときに用いられる。 ハ 性能稼働率は、正味稼働率に速度稼働率を乗じた値である。 二 時間稼働率は、停止ロス (停止時間)の度合いを評価するのに用いられる。 ホ 時間稼働率は、稼働時間(負荷時間ー停止時間)を負荷時間で除した値である。
イ
35
35 生産ラインを制御する電源の点検に関する記述として、適切でないものはどれか。 イ 過電流とは、過負荷電流と短絡電流をいう。 ロ 過負荷電流とは、機器の定格電流や電線の許容電流をある程度超過し、その継続時間を合 わせたとき、機器又は電線の損傷防止上、自動遮断を必要とする電流をいう。 ハ 短絡電流とは、電路の線間が抵抗の大きい状態で接触が生じたことにより、その部分を通 じて流れる小さな電流をいう。 二 地路電流とは、地路によって電路の外部に流出し、火災や人の感電などの事故を引き起こ すおそれのある電流をいう。 ホ 漏えい電流とは、電路以外に流れる電流であって、電路の絶縁体の内部及び表面並びに空 間を通じて線間又は大地との間に流れる電流をいう。
ハ
36
36 生産設備などの配線設備や電気設備に異常が発生した際に、検出する保護装置とその目的等 の組合せとして、誤っているものはどれか。 イ 配線用遮断器 (保護装置) (目的等) 電路に定格電圧値以上の電圧が加わったことを検出し、電路を遮断する。 口 漏電遮断器 (保護装置) (目的等) 電路や電気設備に地絡が発生したことを検出し、電路を遮断する。 ハ モータブレーカ (保護装置) (目的等) 電動機などの動力回路に定格電流値以上の過電流が流れたことを検出 し、電路を遮断する。 ニ リミッタ (保護装置) (目的等) 電路に定格電流値以上の過電流が流れたことを検出し、電路を遮断す - る電流制限器である。 ホ サーマルリレー (保護装置) (目的等) 回路に設定値以上の電流が流れたことを検出し、電路を制御する熱動 形の制御装置である。
イ
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37 設備診断に関する記述として、適切でないものはどれか。 イ 異常振動の原因究明のためには、振動数、振動値(変位、速度、加速度)及び位相の三つ の基本量を把握することが有効である。 ロ 設備周辺の温度や湿度の急激な変化は、設備内に結露が生じて絶縁不良の原因になること がある。 ハ 簡易診断は、第一次診断とも呼ばれ、設備の状態を迅速に効率良く診断することが条件で あり、短時間で多数の設備の診断が可能である。 二 故障率曲線は、初期故障期間、摩耗故障期間、偶発故障期間の順に表される。 ホ 定期点検は、設備の状態把握と生産活動を推進するための維持管理を目的としている。
ニ
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38 電気機械器具の管理と環境に関する記述として、誤っているものはどれか。 イ 電気機械器具の絶縁部分のトラッキング現象による絶縁破壊は、周囲の環境による影響が 小さい。 ロ 電気機械器具に配線される電線の許容電流は、周囲の温度環境から影響を受ける。 ハ 電気機械器具に使用されている絶縁材は、機器からの発熱によっても絶縁低下の影響を受ける。 二 電気機械器具に配線される電線の許容電流は、電気機械器具の定格出力と関係する。 ホ 定格電圧 200Vの電動機を湿気のある場所で使用する場合、感電保護用として、漏電遮断 器(ELB)を設置する必要がある。
イ
39
39 サルモネラに関する記述として、誤っているものはどれか。 イ サルモネラは、家畜やペットなどのほとんどの動物が保菌している。 ロ 症状としては、下痢、腹痛、おう吐、発熱が特徴である。 ハ 発育に最適のpHは、7前後である。 ニ 45~55℃で最もよく繁殖するので、できるだけこの温度帯を避ける。 ホ 感染原因となる食品は、食肉とその加工品、鶏肉料理、卵などである。
ニ
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40 次亜鉛素酸ナトリウムに関する記述として、誤っているものはどれか。 イ 殺菌作用の主体は、酸化作用を示す次亜鉛素酸である。 ロ 市販の次亜鉛素酸ナトリウム濃厚溶液は、強酸性溶液である。 ハ タンパク質やアミノ酸などの有機物が共存すると、効果が減少する。 二 次亜鉛素酸ナトリウムには、漂白作用がある。 ホ 次亜鉛素酸ナトリウム溶液は、時間の経過とともに有効塩素が消失して効果が減少する。
ロ
41
41 食品衛生法における食品添加物の表示に関して、用途名を併記しなくてもよいものはどれか。 イ サッカリンナトリウム ロ プロピオン酸カルシウム ハ レシチン 二 黄色4号 ホ トコフェロール
ハ
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42 生産管理方式の説明として、適切でないものはどれか。 イ ジャストインタイム生産方式は、需要に応じて生産を行う方式で、後工程引取りシステム ともいう。 ロ 製番管理方式は、製品に関する全ての情報を同時に準備して同一の製造番号を付ける方式 で、大量生産に用いることが多い。 ハ MRP 生産システムは、生産計画情報、部品構成情報及び在庫情報に基づいて資材の必要 量と時期を決め、部品生産計画の立案を行う生産管理体系である。 二 CIMは、生産に関する情報をコンピュータネットワークやデータベースで統括的に制御・ 管理して、最適な生産活動を図る生産システムである。 ホ セル生産方式は、グループで製造すべき多種の部品を類似グループに分けて、各々の製造 工程をセル化したシステムである。
ロ
43
43 自動生産システム機器の安全に関する記述として、誤っているものはどれか。 イ 横形ミキサでは、アジテータの駆動中に生地の状態確認のためボールを転倒しなければな らない場合、ボールの転倒操作は両手操作制御とする。 ロ 分割機では、危険区域での保守・調整作業時又は清掃作業時において、予期しない起動を 防止するため、制御盤の電源断路器は、エンクロージャの扉が閉じているときだけ電源が 供給されるよう、エンクロージャの扉にインターロックを設ける。 八 安全確認型安全装置は、センサを取り付けて危険な状態を見つけ出し、機械を止めること により安全を確保して、安全運転を保障するシステムである。 ニ ブレッドスライサでは、マルチブレードの入り口ガイドには、インターロック付きのトン ネルガード又はAOPD (能動的光電保護装置)を設ける。 ホ 包装機等、同一機械に複数の作業者が従事するときは、操作盤の停止スイッチの他、補助 作業者の手の届く位置に非常停止スイッチを設ける。
ハ
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44 酵母の耐糖性に関する記述として、誤っているものはどれか。 イ 酵母の基本的な耐糖性要因は、耐浸透圧性である。 ロ 水分含量の少ない酵母は、多いものよりも耐糖性が高い。 ハ タンパク質含量の多い酵母は、少ないものよりも耐糖性が低い。 二 耐糖性が高い酵母は、出芽しにくい。 ホ ショ糖配合の場合、インベルターゼ活性の強い酵母は、耐糖性が高い。
ホ
45
45 パン生地の焼成工程における生地成分の変化に関する記述として、誤っているものはどれか。 イ 粘弾性パン生地は、50~60℃になると、デンプン粒の酵素分解によって流動性のある状 態に変化する。 ロ 焼成時にデンプン粒の外へ拡散して外部周辺の水に溶けた直鎖分子は、パンが冷却すると きにゲル化してパンの老化に重要な役割を果たす。 ハ 60~70℃になっても、大部分のデンプン粒は元の形を保持している。 ニ クラスト直下のデンプン粒は、クラム中心部のデンプン粒よりも糊化程度が小さい。 ホ 焼成段階では、デンプンが糊化してパンの骨格を形成し、グルテンは遅れて固化に参加する。
ニ
46
46 オーブンに関する記述として、誤っているものはどれか。 イ ラックオーブンは、天板の差替えがなく、省力化に役立つ。 ロ トレイオーブンは、コンベアの往路・復路とも使用し、連続焼成を行う。 ハ スパイラルオーブンは、床面積を有効に使える上に熱効率が良く、大型工場に採用されて いる。 ニ トンネルオーブンは、大量生産や連続作業に適している。 ホ リールオーブンは、ピールオーブンに比べ焼きむらが起こりやすい。
ホ
47
47 包装材料とその略称の組合せとして、誤っているものはどれか。 (包装材料) (略称) イ ポリ塩化ビニル PVC ロ ポリスチレン PS ハ ポリエチレン PE 二 二軸延伸ポリプロピレン TPP ホ 無延伸ポリプロピレン CPP
ニ
48
48 油脂に関する記述として、誤っているものはどれか。 イ 飽和脂肪酸の融点は、一般に、不飽和脂肪酸の融点よりも高い。 ロ 油脂の酸敗速度は、その不飽和度が大きいほど速い。 ハ 油脂の比重は、酸化するにつれて大きくなる。 二 油脂の酸価が高いほど、発煙点は高くなる。 ホ 油脂は、重合するにつれて粘度が高くなる。
ニ
49
49 小麦粉に関する記述として、誤っているものはどれか。 イ 小麦粉の灰分量は、製粉歩留り、小麦粉の等級づけ、製パン性の指標として利用されている。 ロ 小麦デンプンの約75%がアミロースであり、残りはアミロペクチンである。 ハ 小麦粉 100g当たりのエネルギーは、約1500kJである。 二 小麦粉中のペントザンは、微量であるが、吸水力が極めて高い。 ホ デンプンは、小麦粉の約70%を占める主要成分である。
ロ
50
50 小麦粉の製パン特性を測定する機器として、適切でないものはどれか。 イ エクステンソグラフ ロ ファーモグラフ ハ ファリノグラフ ニ アミログラフ ホ アルベオグラフ
ロ