問題一覧
1
recアッセイはDNA組み換え修復酵素欠損株を用いる。
◯
2
recアッセイにおいて枯草菌のDNA組み換え修復酵素欠損株は、野生株と比較して遺伝毒性物質に耐性があり死ににくい。
×
3
染色体異常試験には大腸菌を用いる。
×
4
染色体異常試験はin vivoでの試験は行われない。
×
5
小核試験では赤血球を検体に用いると判定しやすい。
◯
6
小核試験は被験物質を処置した動物の骨髄細胞を用いる場合もある。
◯
7
Ames試験では、ネズミチフス菌のヒスチジン要求性変異株を用いる。
◯
8
Ames試験はDNA損傷した細胞が増殖能を失うことを確認する試験である。
×
9
Ames試験では一次発がん性物質を調べるためにS 9mixを処理した被験物質を使用する。
×
10
HPRT試験は被験物質によってHPRT遺伝子が欠乏し、トリフルオロチミジンに対して耐性を獲得した細胞が増殖することを利用した試験である。
×
11
HPRT試験はチャイニーズハムスター細胞株を用いる。
◯
12
HPRT試験は変異原性物質を確認する試験である。
◯
13
TK試験では、マウスリンパ腫を用いる。
◯
14
TK試験では被験物質によって6-TGに耐性を獲得した際を検出する。
×
15
トランスジェニックマウス・ラット変異原性試験は被験物質がどの組織に特に変異原性を示すかを確認することができる。
◯
16
トランスジェニックマウス・ラット変異原性試験では、突然変異のレポーター遺伝子を組み込んだλファージDNAを動物の受精卵に導入して樹立した個体を用いる。
◯
17
スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)はスーパーオキシドアニオンを水に変換する。
×
18
銅と亜鉛を含むCu/Zn-SODは、ミトコンドリアに局在する。
×
19
カタラーゼは過酸化水素を酸素と水に変換する酵素で活性中心に鉄をもつ。
◯
20
グルタチオンペルオキシダーゼは、グルタチオン存在下で過酸化水素を水に還元する反応を触媒する。
◯
21
グルタチオンレダクターぜは、スーパーオキシドアニオンを過酸化水素と酸素に変換する。
×
22
一酸化炭素とヘム鉄の結合力は酸素とヘム鉄の結合力より弱い。
×
23
メタノールはALDH、ADHの順に代謝される。
×
24
メタノールは代謝されて酢酸になる。
×
25
メタノール中毒時にはADHを阻害するホメピゾールを投与する。
◯
26
水銀元素は水溶性が高い。
×
27
無機水銀は1価と2価があり、1価の方が毒性が強い。
×
28
メチル水銀は血液脳関門を通過しにくい。
×
29
鉛の毒性は-SH基への結合により起こる。
◯
30
無機ヒ素は3価と5価の化合物があり、3価の方が毒性が強い。
◯
31
ヒ素中毒にはバルを用いる。
◯
32
カドミウムは中枢神経障害を引き起こす。
×
33
カドミウムの生体内解毒機能としてメタロチオネインがある。
◯
34
硫化水素は家庭用洗剤などを混合することで容易に発生する。
◯
35
硫化水素はHS-となり、ミトコンドリアのチトクロームcオキシダーゼのFe3+と親和性が高く、細胞呼吸を阻害することで毒性を発揮する。
◯
36
硫化水素中毒時には亜硝酸アミルや亜硝酸ナトリウムを投与する。
◯
37
シアン化合物はバラ科の植物の種子にアミグダリンとして含まれる。
◯
38
シアン化カリウムを経口摂取すると胃酸と反応して無毒化される。
×
39
シアン化水素からCN-が遊離し、これがミトコンドリアのチトクロームcオキシダーゼのFe2+と親和性が高く、細胞呼吸を阻害することで毒性を発揮する。
×
40
シアン化合物中毒時には、ヒドロキソコバラミンを投与する。
◯
41
シアン化合物中毒時、ヒドロキソコバラミンを投与することで、CN-は生体に無害なビタミンB1へ変換される。
×
42
モルヒネは体内酵素によってコデインとなり代謝される。
×
43
コデインは第Ⅱ相反応によってのみ代謝される。
×
44
アセトアミノフェンは非常に安全な鎮痛剤であり、多量に投与してもほとんど毒性は問題にならない。
×
45
農薬であるパラコートを摂取した場合、肺障害を起こす。従って急速な酸素吸入を行うことが最適な処置方法である。
×
46
グリホサートは植物のアミノ酸合成経路であるシキミ酸経路の酵素を阻害する。
◯
47
ジクロルボスは代謝活性化を受けてAChEを阻害する。
×
48
パラチオンに暴露され、AChEが阻害されても時間の経過と共に回復する。
×
49
マラチオン中毒時には2-PAMは無効である。
×
50
メソミルやフェニトロチオンの中毒時に硫酸アトロピンは無効である。
◯
51
カルバリン中毒時には2-PAMは無効である。
◯
52
令和三年度における乱用薬物検挙件数は、麻薬および向精神薬取締法で規制されている薬物が一番多い。
×
53
メタンフェタミン、アンフェタミン、3.4-メチレンジオキシメタンフェタミン(MDMA)は、すべて覚せい剤取締法で規制される。
×
54
アンフェタミンは精神依存性はあるが身体依存性は低い。
◯
55
メタンフェタミンは尿中未変化体がほとんど検出されない。
×
56
大麻の成分であるモルヒネは、グルクロン酸抱合により代謝される。
×
57
メスカリン、MDMA、LDSは幻覚作用を示す。
◯
58
サイロシビンとサイロシンはコカインから合成された麻薬で幻覚作用を示さない。
×
59
コカインは尿中から未変化体が50%程度検出される。
×
60
ジヒドロコデインは、ジヒドロモルヒネに代謝される。
◯
61
ヘロインの代謝中間体としてコデインが生成され、一部モルヒネへ変換される。
×
62
Ames試験は復帰突然変異試験である
○
63
131Iは、甲状腺がんの治療に利用される
○
64
実効半減期は生物学的半減期と物理学的半減期の差で表される
×
65
能動輸送では生体エネルギーを必要とする
○
66
吸収経路に関わらず肝初回通過効果を受ける
×
67
一般に酸性物質はα1-酸性糖タンパク質に結合する
×
68
乳汁排泄では塩基性物質よりも酸性物質の方が乳汁に移行しやすい。
×
69
口腔粘膜から吸収される薬物は肝初回通過効果を回避できるが、小腸と比較して口腔の粘膜が非常に厚いため、速やかな吸収が期待できない。
×
70
肺からの薬物吸収は一般に一型肺胞上皮細胞を介した単純拡散によるものである。
○
71
鼻粘膜は主に吸収を担う多列絨毛上皮細胞が密に密着していることからバリアー機能が高く、一般に薬物吸収は不良である。
×
72
坐剤の適用は即効性は期待できるものの経口投与時と同程度に肝初回通過効果を受ける
×
73
血液脳関門を介した薬物の脳内移行については水溶性が高い薬物ほど脳へ移行しやすい
×
74
分子量5000以上の薬物は皮下注射すると分子量が大きいため血管内皮細胞の間隙を通過しにくく、一部はリンパ管系に移行する
○
75
経口投与では一般に薬物は血管系へ移行するが脂溶性ビタミンのビタミンAなどはリンパ管系に移行する
○
76
グルクロン酸抱合を受ける化合物は、必ずOH基またはNH2基を有している。
×
77
グルクロン酸抱合はUDP-α-D-グルクロン酸を補酵素とする。
○
78
UDP-グルクロン酸転移酵素に酵素誘導は起こらない
×
79
グルクロン酸抱合により、化学物質が代謝的活性化を受けることはない
×
80
UDP-グルクロン酸転移酵素は小胞体膜に存在する。
○