問題一覧
1
救急業務実施基準について 消防長又は( ① )は、( ② )が発生した旨の通報を受けたとき又は( ② )が発生したことを知ったときは、当該事故の( ③ )、( ④ )及び( ⑤ )等を確かめ、直ちに所要の救急隊を出動させなければならない。
①消防署長, ②救急事故, ③発生場所, ④傷病者の数, ⑤傷病の程度
2
救急業務実施基準における消防長の業務として、誤っているものはどれか。
救急活動の記録
3
多数傷病者発生事故の最先着隊救急隊の活動として、誤っているものはどれか。
重傷傷病者の搬送
4
救急隊長の責務として、適当でないものはどれか。
傷病者の症状、予後の見込み等についての判断の家族等への伝達
5
人口が20万人の市町村に配置する救急自動車の基準台数はどれか。
7台
6
高規格救急自動車に求められる構造・機能として誤っているものはどれか。
十分な冷房機能を有すること。
7
救急業務実施基準の救急活動のうち、誤っているのはどれか。
傷病者が死亡していると思われる場合は、死亡確認のため医師を要請し、医師が死亡していると判断した場合、これを搬送しないものとする。
8
救急事故の分類のうち「急病」に当てはまらないものはどれか。
シンナー中毒
9
消毒液の特徴として、正しいものはどれか。 a次亜塩素酸ナトリウムは金属を腐食させる。 bクレゾール石けん液は結核菌には無効である。 c塩化ベンザルコニウムは真菌に無効である。 d消毒液エタノールの最も効果的な濃度は70%である。 eクレゾール石けん液と塩化ベンザルコニウムの併用は殺菌力を低減する。
a、d、e
10
消毒液について、誤っているものはどれか。
次亜塩素酸ナトリウムは金属器具に使用できる。
11
理想的条件下において胸骨圧迫が行われた場合、確保できる脳血流は正常時のどれくらいか。
約30%
12
バイタルサインについて、誤っているものはどれか。
呼吸音
13
交感神経の興奮による反応はどれか。
血糖上昇
14
次のうち呼吸器の役割と機能について、正しいのはどれか。 a 肺の栄養血管は肺動脈である。 b 肺で酸素と二酸化炭素のガス交換を外呼吸という。 c 延髄にある呼吸中枢によりコントロールされる。 d 横隔膜の収縮と外肋間筋の収縮で吸気が起きる。 e 右主気管支は左に比べ正中線に対する角度が深い。
b、c、d
15
次の呼吸パターンのうち、最も生命に危険が切迫していることを示すものはどれか。
吸気時に下顎を動かして空気を飲み込むような呼吸で顎の動きのみであり胸郭はほとんど動かない(下顎呼吸)
16
意識レベルの評価のうち、誤っているものはどれか。
痛み刺激に対して、払いのけるような動作をする場合は「200」と評価する。
17
JCSについて正しいのはどれか。
JCS30:痛み刺激を加えつつ呼びかけを繰り返すとかろうじて開眼する。
18
嘔吐をきっかけとして、吐血をきたすのはどれか。
マロリーワイス症候群
19
熱傷についての記述のうち、誤っているものはどれか。
Artzの基準で、Ⅱ度20%以上は重症である。
20
成人の両下肢の熱傷面積として正しいのはどれか。
36%
21
気道熱傷の観察要点で、誤っているものはどれか。
受傷後すぐに呼吸困難が現れる。
22
傷病者の顔色は重要な観察事項であるが、次のうち誤っているものはどれか。
顔色が蒼白の場合は、皮膚の血管が拡張しているためである。
23
出血はその色によって出血箇所が判断できるとされているが、誤っているものはどれか。
胃潰瘍からの出血は鮮紅色である。
24
次のうち、正しい組み合わせはどれか。
回転性めまい→良性発作性頭位めまい
25
急性心疾患の症状として、誤っているものはどれか。
頭痛
26
20歳男性。2日前から37〜38℃の発熱があり、嘔気と心窩部痛を訴えていた。本日、腹痛が右下腹部に限局されてきて嘔吐を伴うようになり救急要請した。最も疑うべき疾患は何か。
急性虫垂炎
27
傷病者の瞳孔反応の観察は意識障害の程度の判断に重要であるが、この場合の対光反応の説明で、誤っているものはどれか。
瞳孔の観察は、上下眼瞼を開いて片方ずつ見る。
28
頭部外傷により次のような症状を呈している場合、最も重症と判断されるものはどれか。
受傷時からずっと意識不明の状態が継続している者。
29
脈拍についての記述で、誤っているものはどれか。
徐脈とは、徐々に弱くなっていくものをいう。
30
以下の項目に関して、誤っているものはどれか。
熱性けいれん時は、舌を噛まないように口腔内に割り箸やタオルを入れる。
31
次のうち用手的気道確保でないものを選べ。
経鼻エアウェイ
32
次の病態の応急処置に関して、誤っているものはどれか。
頭部外傷の傷病者を搬送する際は、酸素を頭蓋内に多く送り込むために、下肢をやや挙上させ、頭部を下げる。
33
次の応急処置の中で誤っているものはどれか。
切断指については、そのまま生食水に浸しつつ、医療機関まで傷病者と共に搬送する。
34
次のうち、止血帯法が有効なのはどれか。
橈骨動脈損傷
35
次の応急処置で、不適切であると思われる処置はどれか。
頭部外傷で意識障害をきたしている傷病者に耳出血があり、出血が持続していたため耳部にガーゼを詰め止血し搬送した。
36
熱中症において、冷却材が効果的な体表面の部位はどれか。
腋窩
37
次のうち適切な心肺蘇生について、誤っているものはどれか。
圧迫解除時は完全に胸郭を元に戻すため手を胸壁から離す。
38
心肺蘇生実施上の注意で、誤っているものを選べ。
10分〜20分心肺蘇生を実施して、蘇生の徴候が見られないときは、そのリズムをいろいろ変化させてみる必要がある。
39
創傷に対する応急処置で誤っているものはどれか。
創傷内の異物が突き刺さっている場合は、速やかに取り除く必要がある。
40
救急事故現場で応急処置を行う際の留意事項で、誤っているものはどれか。
意識障害のある傷病者は、止血、固定等の必要な応急処置を行なった後、気道確保をして搬送する。
41
放射線障害の人体影響の分類で、早期影響に分類されるものの組み合わせはどれか。
血球数減少、下痢、脱毛、皮膚の紅潮
42
放射線について、記述のうち誤っているのはどれか。
γ線は紙を透過しない。
43
化学兵器として合成されたサリンに関する記述で、誤っているものはどれか。 a.神経剤に分類され、神経の情報伝達を遮蔽する作用があるあ。 b.毒性が極めて高く、少量でも死傷にいたる。 c.常温では気体であり、拡散性が強い。 d.気化した時の比重が、空気より軽い。 e.主な症状は、縮瞳、呼吸困難、痙攣等である。
c、d
44
呼吸の生理と呼吸機能についての組み合わせで、誤っているものはどれか。 a.肺活量とは吸気量と残気量を足したものである。 b.機能的残気量は呼気予備量から引いたものである。 c.全肺気量とは肺活量と残気量を足したものである。 d.吸気予備量は吸気量から1回換気量を引いたものである。 e.健常人男性の胸腔容積は約6,300mlである。
a、b
45
傷病者の体位管理について、誤っているものはどれか。
ファーラー位は妊婦搬送に用いる体位であり、胎児に与える影響が少ない体位である。
46
救急活動現場で行う体位管理について、最も妥当と思われるものはどれか。
胸部の不快感を訴え、胸を押さえたまま起坐となっている、発汗、呼吸がやや速い傷病者を起坐位とし搬送を開始した。
47
出血性ショックの徴候として、次のうち誤っているものはどれか。
奇脈
48
呼吸器の構造と機能について、正しい組み合わせを選べ。 a.右主気管支は、左に比べて太く短く正中線に対する角度が小さいため、異物は右主気管支に入りやすい。 b.喉頭は、生体防御司るリンパ組織が発達していて、扁桃輪を形成している。 c.咽頭は、発音機能と気道の一部をなし、気管に食物の進入を防ぐ機能をもっている。 d.鼻腔は、板状の鼻中隔で左右に分離され、鼻前庭に続く部分は粘膜で覆われている。 e.左肺は右肺より大きく、左肺は上・中・下の3葉、右肺は上・下の2葉である。
a、d
49
食道において食物の通りにくい部位はどれか。 a.食道起始部 b.気管分岐部 c.食道裂孔部 d.食道中央部 e.食道終焉部
a、b、c
50
3歳女児。意識レベルの低下があるとのことで、母親から救急要請があった。傷病者の意識はJCS100、眼球は左側への偏視を認めた。母親からはよく分からないが、遊んでいてソファーから落ちたのではないかとのことであった。顔面には皮下出血があり、着衣の下には多数の打撲痕や小さな熱傷の痕が認められた。誤っているのはどれか。
搬送前にできるだけ詳しく受傷機転を聞きだす。
51
次の記述のうち、誤っているのはどれか。
体格の大きな成人は膨張したエアバックにより頸椎損傷を起こしやすい。
52
車が正面衝突した場合に発生する特徴的な外傷として、正しいのはどれか。 a.ドアによる肋骨骨折 b.エアバックによる胸髄損傷 c.ダッシュボードによる腰椎骨折 d.ハンドルによる心タンポナーデ e.2点式シートベルトによる小腸損傷
d、e
53
電撃症の記述で、誤っているのはどれか。
交流電流は一方向に進む。
54
爆傷について配慮すべきこと及び発生機序について、誤っているのはどれか。
爆傷の発生機序は3つの段階に分けられる。
55
電極パッドの装着時の対応として、誤っているのはどれか。
貼付薬剤があったが剥がすことなく電極パッドを装着した。
56
多数傷病者発生時の対応について、誤っているものはどれか。
応急救護所の設置は、迅速な救護のため災害現場直近とし、二次災害の危険性を考慮する必要はない。
57
二次トリアージ(生理学的解剖学的評価法)における解剖学的評価で、区分Ⅰ(緊急治療群)とならないのはどれか。
両側下腿骨骨折
58
多数傷病者発生時の救助・救急活動要領として先着中隊長の実施するべき処置のうち、妥当でないものはどれか。
現場救護所の設置準備
59
「応急手当の普及啓発活動の推進に関する実施要綱」に記載されていることについて、次のうち誤っているものはどれか。
上級救命講習の認定については、資格認定日から3年で失効するものとする。
60
救急蘇生法の指針2015(市民用)による成人に対する胸骨圧迫要領として、正しいのはどれか。
胸骨圧迫のリズムは、1分間に100〜120回である。
61
心的外傷後ストレス症候群(PTSD)について、正しくないものはどれか。
ストレスを受けた直後のみに生じる反応である。
62
新型インフルエンザについて、次のうち誤っているものはどれか。
新型インフルエンザ発生後、パンデミックワクチンは1週間ほどで製造できるので、インフルエンザ対策は短期間の対策のみでよい。
63
特定在宅療法継続中の傷病者の処置について、正しいものはどれか。
人工呼吸器が作動していない場合は、手動によるバッグ又は簡易人工呼吸器を使用する。
64
口頭指導に関する実施基準で指導項目とされていないものはどれか。
熱中症の手当
65
事故種別及び傷病者の症状など必要により関係機関に通報する場合の組み合わせで、最も適当なものはどれか。
交通事故ーー警察署
66
妨害行為発生時の行動として、誤っているのはどれか。
被害が軽微な場合は、警察官を要請することなく救急活動を継続する。
67
道路運送車両の保安基準に定める緊急自動車の基準で、誤っているものはどれか。
隊員3名以上及び傷病者1名以上を収容し、かつ第11条第1項に定めるものを積載できる構造のもの
68
「救急事故等報告要領」に示されている死傷者の分類の内容について、誤っているものはどれか。
重症とは、傷病の程度が二週間の入院加療を必要とするもの以上のものいう。
69
救急業務実施基準に定める救急活動票に記載する事項として、誤っているのはどれか。
発生時刻