問題一覧
1
細胞膜を構成する成分に関する記述である。誤っているのはどれか。
リン脂質は,疎水性の脂肪酸部分を外側に出している。
2
イオンチャネル型受容体のうち,ニコチン性受容体に( ) が結合することで、ナトリウムイオンの流入が促進される。
アセチルコリン
3
メープルシロップ尿症は、( ) の遺伝子の異常により,メープルシロップに似た体臭がする。
分枝ケト酸脱水素酵素
4
DNAのなかで,転写を促進する調節領域を( )という。( )に結合する調節タンパク質をアクチベーターという。
エンハンサー
5
基質以外の物質が酵素に結合することで、酵素の立体構造が変化し、活性が変化することがある。このような酵素を( )という。
アロステリック酵素
6
血管が修復されると,フィブリンを分解して血ぺいなどを溶かす( )という仕組みがはたらく。
線溶
7
DNAヘリカーゼが進み,ある程度1本鎖の部分が長くなると、DNAヘリカーゼが進む方向とは逆の向きに短いDNAの断片を合成する。合成された短いDNA断片は( )と呼ばれる。
フラグメント
8
解糖系では,1モルのグルコースから(①)モルのATPが生成するが,(②)モルのATPが消費されるため,結果として(③)モルのATPが生成することになる。筋肉の細胞で,グリコーゲンからグルコース6-リン酸を経て解糖系に入る場合は,ヘキソキナーゼが関与しないので,(④)モルのATPが産生される。 ①~④に入る数値として,正しいのを選べ。
4,2,2,3
9
細菌は,細菌自身のDNAのほかに,( )と呼ばれる独立して増殖する小さな環状のDNAを持つ。
プラスミド
10
遺伝情報は、原則としてDNA→RNA→タンパク質へと一方向に伝えられる。この遺伝情報の流れに関する原則は、( )と呼ばれる。
セントラルドグマ
11
エピジェネチック修飾として,誤っているのはどれか。
DNAポリメラーゼの活性化
12
ピルビン酸は,( )によって酸化的に脱炭酸され,さらにCoAと結合して,アセチルCoAに変えられる。
ピルビン酸脱水素酵素
13
フルクトースは,肝臓で( )によってフルクトース6-リン酸になる。
フルクトキナーゼ
14
スプライシングは,転写によって生成したmRNA前駆体から( )が取り除かれる過程のことである。
イントロン
15
タンパク質の合成の場である細胞小器官は何か。
リボソーム
16
構造性RNAの一つで,転写・翻訳に係り,アミノ酸からなるたんぱく質をコードしているのはどれか。
mRNA
17
ミトコンドリアは,外膜と内膜の二重構造を有し,内膜は( )と呼ばれる「ひだ状」になっている。
クリステ
18
接着結合は,隣り合う細胞どうしを( )という糖タンパク質どうしが連結している。
カドヘリン
19
ATP合成に働く酵素の遺伝子のように,細胞の生存に必要な遺伝子は常に転写されている。遺伝子の中にはどの細胞でも常に発現しているものがあり、このような遺伝子を( )という。
ハウスキーピング遺伝子
20
甲状腺ホルモン量が十分量に達すると,甲状腺ホルモン自体が( ),( )に働きかけて,甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン,甲状腺刺激ホルモンの分泌を抑制する。
視床下部, 下垂体前葉
21
空腹時にはたらく転写調節因子として,最も適当なのはどれか。
CREB
22
著明な高カイロミクロン血症を呈するものに、()ならびに( ) がある。()に入る語句として正しいものを2つ選べ
リポたんぱく質リパーゼ(LPL) 欠損症, アポリポタンパク質CII欠損症
23
tRNAの3′末端にアミノ酸が結合する。このアミノ酸が結合したtRNAは( )と呼ばれる。
アミノアシルtRNA
24
エンドサイトーシスでは,細胞膜によって包み込まれた高分子化合物が細胞質基質へ移動し,( )といったものを形成する。( )は,リソソームと融合して分解される。
エンドソーム
25
グルカゴンがグルカゴン受容体(Gタンパク質共役型受容体)に結合すると、ATPをサイクリックAMP(CAMP)に変換する( ) が活性化され、細胞内のcAMP量が増加する。
アデニル酸シクラーゼ
26
遺伝子の転写開始部位の近くにはプロモーターと呼ばれる転写の開始を決定する領域があり、そこに( )と呼ばれるタンパク質が結合する。( )が結合した部位をRNA ポリメラーゼが認識し,RNA ポリメラーゼがDNA に結合することでRNA の合成が始まる。
基本転写因子
27
糖質の代謝経路における生成物の組合せである。誤っているのはどれか。
ペントースリン酸回路 ・・・ 乳酸
28
核内で合成されたRNAなどが核外に出ていく場所のことを何というか。
核膜孔
29
プロモーター周辺には、遺伝子の発現を調節する( )が結合できる領域があり、そこに( )が結合したり、はずれたりすることでその遺伝子の発現が調節される。
調節タンパク質
30
tRNA によって運ばれたアミノ酸は、できつつあるタンパク質(ペプチド鎖)の末尾のアミノ酸と( )という酵素によって連結される。( )はリボソームの大サブユニットにある。
ぺプチジルトランスフェラーゼ
31
家族性高コレステロール血症は( ) 受容体の遺伝子変異による( )の異化の障害が原因とされる。
LDL
32
Kmの値が小さい酵素ほど,基質との親和性が( )。
高い
33
通常,1個の体細胞には大きさと形が同じ染色体が2本ずつある。この対になる染色体を( )という。
相同染色体
34
神経細胞の長く伸びた突起の末端は、わずかなすき間をおいて他のニューロンの樹状突起や細胞体などと接している。この部分は( )と呼ばれる。
シナプス
35
遺伝子組換え表示制度における義務表示をすべて選べ。
使用している大豆は,遺伝子組換えのものと分けて管理していません。, 使用しているトウモロコシは,遺伝子組換えのものです。
36
ピリミジン塩基として,誤っているのはどれか。
アデニン
37
細胞膜を介した物質の透過に関する記述である。誤っているのはどれか。
単純拡散は,担体(トランスポーター)を必要とする。
38
筒型のタンパク質であるコネクソンが隣り合う細胞膜部分を貫いたトンネル状構造で存在している結合を( )という。
ギャップ結合
39
( )は、ATPがもつ3つのリン酸のうち、端の1つのリン酸を他の分子に転移させる酵素である。
キナーゼ
40
血中レプチン濃度は体脂肪量に(ア)しており、肥満者はレプチン作用不足の状態にあると考えられている。このことを、(イ)という。 アとイにてはまる語句の無見合わせはどれか。
比例ーーーレプチン抵抗性
41
血漿、間質液(組織間液)および細胞内液に存在する電解質として、最も濃度の高い陽イオンの組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。血漿,間質液(細胞間液),細胞内液の順に書いてある。
ナトリウム ―― ナトリウム ―― カリウム
42
能動輸送で細胞内に取り込まれる栄養素として,誤っているのはどれか。
ビタミンA
43
タンパク質を構成するアミノ酸のうち、()・()・( )の3つのアミノ酸は、 側鎖の水酸基(一OH)にリン酸 が結合できる。()にてはまる3つを選べ。
セリン, チロシン, トレオニン
44
( )は,細胞内から細胞外へ物質を送り出す輸送をいう。
エキソサイトーシス
45
1つのDNAから2つのDNAがつくられる過程を( )と呼ぶ。
複製
46
補酵素とその関与する反応の組合せである。正しいのはどれか。
ピリドキサールリン酸 ・・・ アミノ基転移反応
47
遺伝子組換え技術では,DNAの特定の塩基配列を認識して,その部分を切断する( )酵素を用いる。
制限
48
( )では,眼球運動が強く,筋緊張の低下,呼吸・血圧・脈拍の変動が起こる。夢はこの時期に見る
レム睡眠
49
( )は,骨格筋,心筋の細胞に所在する酵素であり,血液中に多く検出されれば,心筋梗塞などの可能性が疑われる。
クレアチニンキナーゼ
50
大豆に含まれる()は、エストロゲン受容体に結合して、エストロゲン様の作用を示す。
イソフラボン
51
DNAポリメラーゼは,( )の方向に進む。
5'→3'
52
血液の成分に関する記述である。誤っているのはどれか。
1mm3(体積)における血小板の数は,赤血球よりも多い。
53
副腎皮質から( )が分泌されると、血管壁の収縮、近位細尿管での水・ナトリウムの再吸収亢進を引き起こす。
アルドステロン
54
ADPがリン酸化され、ATPが生成される反応は,( )リン酸化という。
基質レベルの
55
メチオニン代謝物であるホモシステインが血中に蓄積すると,その重合物である( ) が尿中に排出される。
ホモシスチン
56
核内に受容体をもつ細胞間信号伝達物質(シグナル伝達物質)として、誤っているのはどれか。
セロトニン
57
補因子を必要とする酵素において,タンパク質の本体部分を( )と呼ぶ。
アポ酵素
58
腎近位細尿管には,グルコースの再吸収を担う( )が発現しており,これを選択的に阻害することでグルコースの再吸収を抑えることができる。
SGLT2
59
寒い時は( ア )神経を通して立毛筋や皮膚の血管が( イ )する。アとイに当てはまるのはどれか。ア,イの順に書いてある。
交感 ――――― 収縮
60
脂溶性ホルモンと水溶性ホルモンに関する記述である。誤っているのはどれか。
脂溶性ホルモンの半減期は,水溶性ホルモンより短い。
61
酵素の活性部位とは別のところに 阻害物質が結合することにより酵素活性が阻害される様式は,( )である。
非競争的阻害
62
栄養素の吸収に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
ジペプチドは,H+と共に吸収される。
63
細胞膜を自由に通過できないものはどれか。
インスリン
64
興奮性の神経伝達物質でないのはどれか。
GABA
65
ゲノム編集技術では,最終製品に外来遺伝子を( )。
残さない
66
DNAポリメラーゼは、1本鎖のDNAを鋳型として相補的なDNAを合成できるが、ゼロから新生鎖を合成することはできない。そこで、複製の開始時には、まず短い(10塩基程度)のRNAを合成し、その3′末端がDNAポリメラーゼの合成開始点となる。この短いRNA配列は( )と呼ばれる。
プライマー
67
小胞体の作用として,誤っているのはどれか。
分解すべきタンパク質とそうでないタンパク質を見分けている。
68
断続的に短いDNA断片を合成し、後でつなぎ合わされるDNA鎖を( )と呼ぶ。
ラギング鎖
69
骨格筋や脂肪細胞で発現している担体(トランスポーター)であり,血中インスリン濃度が低い時には,細胞内の小胞に隔離されており,インスリンが細胞膜上のインスリン受容体に結合するとトランスロケーションによって細胞膜へ挿入されるのは何か。
GLUT4
70
加水分解酵素として,誤っているのはどれか。
アミノトランスフェラーゼ
71
新規に合成された多くのタンパク質は、切断により加工されることが知られている。この過程は( )と呼ばれる。
プロセシング
72
DNAの複製は、( )という酵素によって二重らせん構造の一部がほどかれて始まる。
DNAヘリカーゼ
73
開始コドンのAUGが( )をコードしていることから、合成中のすべてのタンパク質はN末端に( )をもっている。
メチオニン
74
( )系は,プロテアソームが翻訳後修飾の1つであるユビキチン化タンパク質を選別して分解する。
ユビキチン・プロテアソーム
75
解糖系の律速酵素として,誤っているのはどれか。
グリコーゲンホスホリラーゼ
76
唾液アミラーゼ,ペプシン,トリプシンの至適pHの組合せとして,正しいのはどれか。
唾液アミラーゼ(7),ペプシン(2),トリプシン(8)
77
小胞体のうち,リボソームが付着していない領域のことを( )という。
滑面小胞体
78
DNAの遺伝情報を写し取ったmRNAの連続した塩基3個ずつの配列を( )という。
コドン
79
多くの真核生物の mRNA は、 3 ′末端に アデニンヌクレオチド (AMP)が連続で 200塩基並んだ( )をもっている。( )はmRNA の安定化に関与している。
ポリA尾部(ポリA鎖)
80
生体の情報伝達に関する記述である。正しいのはどれか。
副交感神経終末の伝達物質はアセチルコリンである。
81
Kmとは何か
ミカエリス定数
82
DNAの塩基の相補的な関係として,正しいのはどれか。2つ選べ。
アデニンとチミン, グアニンとシトシン
83
タンパク質を構成するアミノ酸のうち,その残基がリン酸化を受けるものとして,誤っているのはどれか。
アラニン
84
( )は,局所ホルモンが血液中を通らず組織液などを介してその細胞の周辺で局所的な作用を発揮する細胞間のコミュニケーションである。
パラクリン
85
AUGの組合せの場合は,アミノ酸の( )を指定するとともに,開始コドンとしてもはたらく。
メチオニン
86
DNAにヒストンが巻き付いたビーズ上の基本構造は( )と呼ばれる。
ヌクレオソーム
87
( )は、DNAの塩基配列の変化を伴わずに、遺伝情報が変化する現象である。
エピジェネティクス
88
ヒトの体内時計は,脳の( )に主時計が存在し,肝臓や小腸などの末梢組織には末梢時計が存在している。基本的に,主時計が末梢時計を制御して,同調させている。
視交叉上核
89
細胞から自己の細胞質の一部を取り込む小胞をつくり,これをリソソームから供給される酵素によって分解する現象は( )と呼ばれる。
オートファジー
90
糖尿病の場合は,血中にケトン体が増加するため,血液中のpHが( )に傾く。
酸性
91
ペプチドホルモンとして,誤っているのはどれか。
チロキシン
92
遺伝子の発現に関する記述として,誤っているのはどれか。
肝臓では,分枝アミノ酸アミノ基転移酵素をコードするDNA領域が転写される。
93
5’の炭素原子にリン酸が結合し、ヌクレオチドどうしが結合するときには、このリン酸が別のヌクレオチドの3’の炭素原子と結合する。この結合は( )と呼ばれる。
ホスホジエステル結合
94
DNAポリメラーゼはどの酵素に分類されるか
合成酵素
95
( )は、グリコーゲンの合成または分解に関与する酵素の欠損によって引き起こされ、低血糖や、異常な量のグリコーゲン(またはその中間代謝産物)の組織への沈着を引き起こす。
糖原病
96
細胞周期のチェック機構において、もしDNA損傷が大きすぎて修復不能と判断されれば、細胞は( ) と呼ばれる細胞死を起こす。
アポトーシス
97
ゴルジ体などから分離した小胞が細胞膜と融合し,細胞外へ放出されることを( )という。
エキソサイトーシス
98
細胞膜に受容体をもつ細胞間信号伝達物質(シグナル伝達物質)として、誤っているのはどれか。
甲状腺ホルモン
99
物質の細胞膜の透過とチャネル,担体(輸送タンパク質),ポンプの組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
アミノ酸 ・・・担体
100
フェニルケトン尿症は、( ) の遺伝子の異常によって、体内にフェニルアラニンが蓄積し,主として脳に障害が出る。
フェニルアラニン水酸化酵素